JPH08100476A - デッキプレートの斜めエンドクローズ加工方法および加工プレス装置 - Google Patents
デッキプレートの斜めエンドクローズ加工方法および加工プレス装置Info
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- JPH08100476A JPH08100476A JP25976094A JP25976094A JPH08100476A JP H08100476 A JPH08100476 A JP H08100476A JP 25976094 A JP25976094 A JP 25976094A JP 25976094 A JP25976094 A JP 25976094A JP H08100476 A JPH08100476 A JP H08100476A
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Abstract
成されているデッキプレート1に対し、リブの長手方向
端部を圧潰し斜めに切断する加工方法および加工装置を
目的とする。 【構成】各リブ7を圧潰した後に、この圧潰して平坦化
した部位9に沿って斜めにデッキプレート1の切断を行
う方法である。この潰しを行うプレス装置は、3組の上
分割ホルダHuと下分割ホルダHbが平行に(図1紙面
に直角方向に)スライドし、各分割ホルダは姿勢を変え
ずに互いの配列角度を変えるのみで、圧潰を行う部位が
配列される斜めの角度を変えられる。姿勢を変えずに済
むので、圧潰を行うエンクロパンチに隣接してリブ押さ
えを設けられる。
Description
ト床を打設する際の捨て型枠として使用されるデッキプ
レートを加工する技術に関し、特に、デッキプレートの
例えば下側に形成される複数条のリブを端部において潰
すエンドクローズ加工(以下略してエンクロ加工とい
う)方法および加工プレス装置に関する。
ート1は両端を梁3の上に載せ、梁3の上に渡された状
態で、コンクリート床を打設する際の捨て型枠として使
用される。このようなデッキプレート1は、略平面状の
基板5の下側に、補強のためにリブ7が形成される。
をしており、二等辺三角形の頂点位置で折り閉じられ基
板5と一体になっている。このようなリブ7は、両端を
梁3の上に載せるため潰され平坦化されるエンクロ加工
が行われる。梁3の平面配置が、例えば図に示すように
デッキプレート1のリブ7に対し斜めになっていれば、
デッキプレート1も斜めに切断されなければならない。
そして、各リブ7が圧潰され平坦化される部位9も、リ
ブ7毎にずれ斜めに配置されなければならない。
配置しデッキプレート1を斜めに切断する従来技術とし
て、特開平2−213544号公報の技術が存在する。
この技術は、デッキプレート1を斜めに切断した後に各
リブ7を潰して平坦化するものである。また、各リブ7
はプレス装置の上型と下型によって圧潰される。この上
型は、回転可能に設けられ、デッキプレートが切断され
る斜めの角度に対応できるようになっている。
術のようにデッキプレート1を切断した後に各リブ7を
圧潰するという加工方法では、切断が適切に行えない。
即ち、デッキプレート1はリブ7の存在によって立体的
な形状を有し、平面的な、例えば板材を切断する場合に
比べ、切断面の形状にバラツキが生じ、きれいな切断が
行えにくい。
潰された端面がきれいに揃わず、いわゆるひけを生じ
る。即ち、リブ7が圧潰される際に、リブ7の基板5か
ら遠い部位(下方の部位)と近い部位(上方の部位)で
は材料の移動や変位に差があり、一般に基板5から遠い
部位の変位などが大きくなってしまい、前記遠い部位の
端面が後退してしまう。
される部位に近いところで、リブ7が倒れたり開いてし
まったりするのを防止するために、リブ7を押さえる押
さえを設けることが望ましい。しかし、この押さえは、
圧潰を行う上型の近くに設けることができない。
の外に設けられねばならないからである。また、上型と
共に回転する部分に押さえを設けると、回転に伴い押さ
えはリブに対し斜めになってしまうので、正しくリブを
押さえられなくなってしまうからである。
になされたもので、リブが複数条平行に形成されている
デッキプレートと端部の切断が容易で、切断され圧潰さ
れた端面にひけが生じないデッキプレートの斜めエンク
ロ加工方法、およびこの方法のために使用され且つリブ
を圧潰する際にリブの倒れや開きを防止する押さえが圧
潰を行う型の近くに設けられるデッキプレートの斜めエ
ンクロ加工プレス装置を提供することを目的とする。
レートの斜めエンドクローズ加工方法を提供する。 (a)基板にリブが複数条、平行に形成されているデッ
キプレートを用意し、(b)前記リブの長手方向で、各
リブを斜めにずらして圧潰して平坦化し、(c)前記平
坦化された部位に沿って斜めに切断を行なう。
えたデッキプレートの斜めエンドクローズ加工方法を提
供する。 (a)略平面状の基板の下側に、二等辺三角形が頂点位
置で折り閉じられた断面のリブが、複数条、所定間隔で
平行に形成されているデッキプレートを用意し、(b)
前記リブの長手方向端部で、各リブを斜めに直線的にず
らして圧潰して平坦化し、(c)前記平坦化された部位
に沿って斜めにプレス切断を行なう。
えたデッキプレートの斜めエンドクローズ加工プレス装
置である。 (a)基板にリブが複数条平行に形成されているデッキ
プレートに対し、これらリブの長手方向で、各リブを圧
潰して平坦化し、且つ平坦化した部位をリブ毎にずらし
て斜めに配置されるエンクロ加工プレス装置であって、
(b)前記デッキプレートの少なくとも各リブに対応し
て分割されて、上ダイセットに複数が保持され平行にス
ライド可能な各上分割ホルダと、(c)下ダイセットに
複数が保持され平行にスライド可能な各下分割ホルダ
と、(d)前記上分割ホルダおよび下分割ホルダの前記
斜めの角度を設定する角度設定治具と、(e)前記各上
分割ホルダに設けられリブを潰すエンクロパンチと、
(f)前記各下分割ホルダに設けられエンクロパンチに
対応するエンクロダイと、(g)前記各上分割ホルダに
対し、プレス時の力を逃がす事ができるよう吊下されエ
ンクロパンチに隣接しリブを押さえるリブ押さえを有す
る。
えたデッキプレートの斜めエンドクローズ加工プレス装
置である。 (a)基板の下側にリブが複数条平行に形成されている
デッキプレートに対し、これらリブの長手方向で、各リ
ブを圧潰して平坦化し、且つ平坦化した部位をリブ毎に
ずらした斜めに直線的にエンドクローズ加工プレス装置
であって、(b)前記デッキプレートの少なくとも各リ
ブに対応して分割されて、上ダイセットに複数が保持さ
れ平行にスライド可能な各上分割ホルダと、(c)下ダ
イセットに複数が保持され平行にスライド可能な各下分
割ホルダと、(d)前記上分割ホルダおよび下分割ホル
ダをあわせて分割ホルダ対とし各分割ホルダをリンク材
で連結し前記斜めの角度を設定する角度設定治具と、
(e)前記各上分割ホルダに設けられリブを潰すエンク
ロパンチと、(f)前記各下分割ホルダに設けられエン
クロパンチに対応するエンクロダイと、(g)前記各上
分割ホルダに対し、プレス時の力を逃がす事ができる昇
降装置を介して吊下されるショルダブロックと、(h)
前記ショルダブロックに設けられエンクロパンチに隣接
し左右から閉じてリブを押さえるリブ押さえを有する。
のリブが潰されて平坦化された後に、デッキプレートの
切断が行われる。
断されるべき斜めの角度に応じて、角度設定治具によ
り、分割ホルダの相互の配列角度を設定する。その後、
各上分割ホルダに対し吊下されるリブ押さえが閉じてリ
ブを左右から押さえる。その後、下ダイセットに対し上
ダイセットが相対的に下降し、エンクロパンチとエンク
ロダイとの間で、デッキプレートの各リブが圧潰され
る。このとき、上ダイセットからの力は逃がされリブ押
さえには伝わらない。
断されるべき斜めの角度に応じて、角度設定治具によ
り、リンク材を介して各分割ホルダ、即ち上分割ホルダ
と下分割ホルダが相互の配列角度を設定する。その後、
各上分割ホルダに対し吊下されるショルダブロックが昇
降装置により下降され、ショルダブロックに設けられた
リブ押さえが閉じてリブを左右から押さえる。
が相対的に下降し、エンクロパンチとエンクロダイとの
間で、デッキプレートの各リブが潰される。このとき、
上ダイセットからの力を昇降装置が逃がしショルダブロ
ックおよびリブ押さえには伝わらない。
いて説明する。図11は、この実施例で加工されるデッ
キプレート1の使用状態を示す。このデッキプレート1
は、梁3の平面配置に応じた等脚台形平面形状を有し、
略平面の基板5の下側に、3条のリブ7が形成されてい
る。これらのリブ7は、基板5をロール成形により製造
するものであり、好ましくは二等辺三角形の断面をして
いる。
り閉じられている。これらのリブ7は、デッキプレート
1の補強を行うものである。デッキプレート1の長辺側
の一端にはフランジ11が形成されると共に、このフラ
ンジ11の両端は一部に切欠部13が形成され、エンボ
ス加工によりエンボス15が形成される。前記3条のリ
ブ7は、所定の間隔で互いに平行になっている。リブ7
の長手方向端部は潰されて平坦化され、デッキプレート
1の端部が梁3の上に載せやすい形状になっている。
プレート1のリブ7に対して斜めになっているので、デ
ッキプレート1の端部も斜めに切断されねばならず、前
記したようにリブ7が潰されて平坦化される部位9も各
リブ7間で斜めに配置されねばならない。
工プレス装置を図1乃至図9において説明する。まず、
概要を説明する。デッキプレート1の中央に形成される
例えば3条のリブ7と、これらリブ7の外側の部分の合
計5つの部分に対応して、5つに分割した分割ホルダH
が設けられる。 即ち、上ダイセット17には、5つの
上分割ホルダHuが、互いに平行にスライド可能に保持
される。
17に形成されたT字型の溝19に対し、各上分割ホル
ダHuに設けられたガイドブロック21がスライド可能
に嵌合することで行われている。同様に、下ダイセット
23にも5つの下分割ホルダHbが互いに平行にスライ
ド可能な状態で保持される。
3の逆T字型の溝25に対しガイドブロック27がスラ
イド可能に嵌合され、しかも下ダイセット23と下分割
ホルダHbにはフリーベア24(図2図7参照)が設け
られることで行われている。各上分割ホルダHuは各下
分割ホルダHbに対応し、これら上下分割ホルダHu,
Hbは合わせて分割ホルダHとなり、ワークであるデッ
キプレート1に対する加工を行う。
治具31に連結され、各分割ホルダHの相互の配列角度
を設定しする。これにより、デッキプレート1の切断が
行われる斜めの角度(図12一点鎖線参照)、即ち各リ
ブ7が潰されて平坦化される部位9が直線的に斜めに配
置される斜めの角度に対応できる構成となっている。
ンクロパンチ33(図2図8)、エンクロパンチ33に
隣接して設けられるリブ押さえ装置35(図2図7)、
あるいはワークであるデッキプレート1の基板5を押さ
えるワーク押さえ37、39(図2図5図8)などが設
けられる。下分割ホルダHbには、デッキプレート1を
受けるワーク受け41や、前記エンクロパンチ33を受
けるエンクロダイ43などが設けられる。
手方向(図2中左右方向)の両端部には、側面が略コの
字形状を有する一対のガイドブロック45が下向きに設
けられる。これらのガイドブロック45に抱き抱えられ
るようにして、長いショルダブロック47が配置され
る。このショルダブロックは47、上下で互いに平行に
設けられる上および下ダイセット17、23の間で、こ
れら上および下ダイセット17、23に平行に設けられ
る。
7Aが水平にならんで平行に伸び、これら2本のブロッ
ク47Aの両端が、上方に伸びるコの字状のブロック4
7Bで接続されている。このコの字状のブロック47B
の間に前記ガイドブロック45の下端が入り込み、抱き
抱えられた形となっている。ショルダブロック47は上
分割ホルダHuに対し、昇降装置を介して吊下される。
シリンダ49、51、プレス時に加わる衝撃を吸収する
スプリング53、上分割ホルダHuとショルダブロック
47とが離脱するのを防ぐリテーナー(保持具)55及
びガイドポスト50からなる。
さえ装置35が取り付けられている(図2図6)。この
リブ押さえ装置35は、ショルダブロック47に据え付
けられたシリンダ57がピストン59を介してカムドラ
イバ61を図2中左右方向に移動させ、このカムドライ
バ61に接するカムスライダ63を上下動させる。カム
スライダ63には下方に伸びるラックギア65が設けら
れ、このラックギア65はピニオンギア67に噛み合っ
ている。
シャフト69は水平に即ちデッキプレート1のリブ7と
平行な姿勢で、一対のシャフトホルダ71を介してショ
ルダブロック47に取り付けられいる。
キー73を介して、リブ押さえ型75が固定されてい
る。このようなラックギア65、ピニオンギア67、シ
ャフト69、およびリブ押さえ型75などの組は3組設
けられている。そしてこれら3つのリブ押さえ型75
が、シャフト69と共に回動することで、リブ7に対し
左右から閉じて押さえる動作をする構成になっている。
には、ワーク押さえ37(図5)が設けられている。即
ち、この位置でショルダブロック47の下側にはワーク
押さえ37が設けられ、ワーク押さえ37の中央下面に
は、リブ7を跨ぐための四角い切り欠き77が形成さ
れ、デッキプレート1の基板5の平坦な部分を押さえる
構成となっている。このワーク押さえ37が存在するシ
ョルダブロック47の上方には、ガイドブロック79が
設けられ、上分割ホルダHuとの間の力の伝達を可能に
している。
は、隣接して、エンクロパンチ33が設けられる(図2
図8)。即ち、上分割ホルダHuから直接下方に向かっ
て伸びるパンチホルダ81に対し、デッキプレート1の
リブ7を潰して平坦化するエンクロパンチ33が設けら
れている。このエンクロパンチ33と前記リブ押さえ型
75が接する部分の形状は、潰された後のリブ7の形状
を決定するように、円弧を伴う斜面となっている(図
2)。
は、ワーク押さえ39が設けられている。このワーク押
さえ39には、潰されるリブ7の図8中の左右の基板5
を押さえるためのものである。このワーク押さえ39が
設けられるショルダブロック47の位置の上側には、ガ
イドブロック83が設けられ、上分割ホルダHuからの
力の伝達が行える構成となっている。
側には、押さえブロック85が設けられる。即ち、上分
割ホルダHuに対し下方に伸びるホルダ87の下端に押
さえブロック85が設けられ、デッキプレート1のうち
切断して捨てる側のリブ7の上面を押さえ支持してい
る。
ダHbには各々2つのワーク受け41と1つのエンクロ
ダイ43が同一平面状に配置されている(図2図3)。
ワークであるデッキプレート1はこれらの面の上を搬送
されてくる。図中左側のワーク受け41は、前記ワーク
押さえ37とリブ押さえ型75の下面に対向し、エンク
ロダイ43はエンクロパンチ33およびワーク押さえ3
9に対向する。
3に示すように、下ダイセット23のデッキプレートの
装入側の反対側に延長する位置に設けられる。即ち、前
記上分割ホルダHuと下分割ホルダHbが合わされた分
割ホルダHが、フォーク部材88を介してリンク材29
に連結される。各リンク材29は同一平面状で互いに平
行に配置され、他端が回動長板89に連結される。
成された長孔91に対し、前記各リンク材29の他端に
設けられたピン93が挿通されて行われている。回動長
板89は中央位置で回動軸95(図4参照)回りに、前
記水平面内で回動可能となっている。
状態を保ったまま引っ張られあるいは押され、分割ホル
ダHがスライドし姿勢を変えずに、互いの配列角度を変
えることができる構成となっている。各リンク材29の
途中には、リンク材29を固定するためのレバー97が
設けられている。即ち、レバー97を回動すると、リン
ク材29は押さえられ、移動が不可能となる。
ホルダHのうち左右両端の分割ホルダH(図1)には、
デッキプレート1の長辺の一方の側(図11)に形成さ
れるフランジ11の一部を切り欠くための切り欠きパン
チ99および切り欠きダイ101が設けられている。更
には、エンボス加工を行うためのエンボスパンチ103
およびエンボスダイ105が設けられる。
ックには,ホルダブロック107を介してパンチホルダ
109が設けられ、エンボスパンチ103と切り欠きパ
ンチ99を備えている。ホルダブロック107と下分割
ホルダHbとの間にはスプリング111が設けられ、ホ
ルダブロック107が下分割ホルダHbに対し弾性的に
支えられている。また、下分割ホルダHbには切り欠き
ダイ101およびエンボスダイ105が設けられてい
る。
乃至図9において説明したエンクロ加工プレス装置でエ
ンクロ加工が行われたデッキプレート1を切断するため
のプレス切断装置である。即ち、上ダイセット113に
は切断を行う上刃115が設けられる。この上刃115
に隣接してパット117が設けられる。これら上刃11
5とパット117は、両側からバックアップ119、1
21で挟みつけられ支持される。
に対応して下刃125が設けられる。また、搬入されて
くるデッキプレート1を滑らかに搬送するためのレシー
ブロール127、および切断が行われる付近のリブを支
えるサポートブロック129が設けられる。更に、切断
された不要の部分が排除されるためのシュータ131が
取り付けられている。
いたデッキプレートの斜めエンクロ加工方法の手順につ
いて説明する。デッキプレート1はあらかじめロール成
形により例えば3条のリブ7と両端のフランジ11を形
成された状態で、図2の斜めエンクロ加工プレス装置に
対し、図中左方向から搬送されてくる。
の働きでショルダブロック47が所定の位置まで下降す
る。そしてシリンダ57が働きピストン59が伸びると
カムドライバ61が図中左方向に移動し、カムスライダ
63が押されて下方に移動する。これに伴いラックギア
65が下方に移動しピニオンギア67を回転させる。
型75を回動し、閉じさせる。このようにして、リブ押
さえ型75によりリブ7は左右から押さえ込まれる(図
6図7)。このとき既に、ワーク押さえ37、39によ
りデッキプレート1の基板5の平坦な部分がワーク受け
41に対し押さえつけられる。
クロパンチ33がリブ7を潰し平担化する。同時に、切
り欠きパンチ99が下降し切り欠きダイ101との間
で、デッキプレート1のフランジ11の一部が切り欠か
れる。更に、エンボスパンチ103とエンボスダイ10
5の働きで、フランジ11の近くにエンボス加工が行わ
れエンボス15が形成される。
え型が開くと共に、上ダイセットが上昇しエンクロパン
チがデッキプレートから離れる。そして、ワークである
デッキプレートは前記と逆方向に搬出される。
ホルダHは、互いにスライドし、ずれた位置に配列さ
れ、斜めの配列角度を有しているので、エンクロパンチ
33およびエンクロダイ43も各分割ホルダHの間でず
れ、斜めに配列されている。このため、リブ7が潰され
て平担化する部位9(図11図12)は、リブ7毎にず
らされ、斜めに直線的に配置されることになる。
転長板89を回転させることで、容易に変えられる。即
ち、各リンク材29を固定しているレバー97を回動し
て、リンク材29を緩め、回転長板89を所望の角度に
回転させれば、分割ホルダHの相互の配列角度を変えら
れ、ひいては平坦化される部位9の配置角度を変えられ
る。
加工が施された後(図12)に、デッキプレート1は斜
めにエンクロ加工装置から搬出され、次にプレス切断装
置(図10)に搬入される。即ち、図10(A)の右か
ら左方向へ搬入され、平坦化された部位9が上刃115
と下刃125の間に位置合わせされる。
の各刃115、125に対する姿勢を変えることで行
う。上刃115の近くには、可視光線を照射する図示し
ない照射装置が設けられており、切断が行われるべき位
置(図12中一点鎖線で示す)を可視光線によって照射
する。この照射が、リブ7が平坦化された部位9に沿っ
て斜めに行われるよう、デッキプレート1の姿勢を調整
する。その後に上ダイセット113が下降し、これによ
り上刃115と下刃125により、前記可視光線が照射
された位置で切断が行われる。
角度設定治具31により、各分割ホルダHの姿勢を変え
ずに、分割ホルダHの配列角度を変えることができる。
従って従来のように、リブ7を潰すための型が回転する
ということがない。このため、リブ押さえ装置35を回
転範囲の外に設けなければならないということもなく、
リブ押さえ型75はエンクロパンチ33にぎりぎりに隣
接して設けることができる(図1)。
仕上げることができる。 また、リブ押さえ装置35
は、2つのリブ押さえ型75が左右から閉じてリブ7を
押さえる構成となっているので、しっかりリブ7を押さ
えることができ、リブ7を潰す際にリブ7の倒れのみな
らずリブ7が開いてしまうことを防止できる。
動させるのみで、5つの分割ホルダHの相互の配列角度
を容易に変えることができる。そして、分割ホルダHお
よびリブ押さえ型75は姿勢が変わらないので、常に安
定してリブ7を正確に押さえることができる。
ダイセット17に保持され、複数の下分割ホルダHbが
1つの下ダイセット23に保持されているので、一回の
プレス動作即ち上ダイセット17の下降により、1枚の
デッキプレート1のすべてのリブ7を同時に潰すエンク
ロ加工ができる。
割ホルダHには、切り欠きパンチ99および切り欠きダ
イ101のみならずエンボスパンチ103およびエンボ
スダイ105も設けられるので、デッキプレート1のフ
ランジ11の一部の切り欠きやエンボス加工も同時に行
われる。従って、加工効率を高めることができる。ま
た、角度設定治具31の回動長板89は左右に対称に回
転できるので、デッキプレート1が切断される斜めの方
向が、右方向であっても左方向であっても対応してエン
クロ加工を行うことができる。
の潰しを行った後に、プレス切断装置でデッキプレート
1の斜め切断を行うので、切断端面において材料のいわ
ゆるひけを生じることがない。即ち、リブ7の二等辺三
角形の断面即ち平断面が潰された形状において、潰され
た上側の部分と下側の部分がきれいにそろっており、一
方が他方に対してずれる、ひけという現象を生じない。
の切断即ちリブ7の切断を行った後に、リブ7の端部の
潰しを行うと、断面においてリブ7の基板5から遠い位
置と近い位置とでは変位量や材料の流れに差を生じてし
まい、ひけを生じてしまう。しかし、この実施例ではそ
のようなひけを生じない。
合には、潰しの際に切断端面が不安定となり、潰した後
の形状が乱れ製品間で不均一を生じやすい。しかしなが
ら、この実施例によれば、リブ7を潰す際にそのような
不安定さはなく、きれいな形状に潰すことが可能とな
る。
ート1の基板5には小さなエンボス1Aが多数形成され
ているものとして表した(図11図12)が、他の実施
例においてはこのようなエンボス1Aがなく完全に平面
的な形状の基板5を有するデッキプレート1に対して
も、この発明を実施することは可能である。また、以上
の実施例はリブ7が二等辺三角形断面を有するものであ
ったが、他の実施例では必ずしも二等辺三角形ではな
く、他の閉断面形状もしくは、密着断面形状などを有す
るものであっても良い。
る部位9が斜めに直線的に配置されるものであったが、
他の実施例においては直線的ではなく、ある程度カーブ
して配置されるものであっても良い。
ート1の切断は、プレス切断装置(図10)において行
われるものであったが、他の実施例においては他の切断
方法、例えばハンドワーク(ガスプラズマ方式など)ま
たはグラインダーソー、あるいはハンドソーによって行
っても良い。
ッキプレート1の基板5の下側に形成されるものとして
説明したが、他の実施例においては基板5の上側に形成
されるものであっても良いし、両側に形成されるもので
あっても良い。また、以上の実施例においては分割ホル
ダHは5つ設けられるものであったが、他の実施例にお
いては4つ以下、あるいは6つ以上であっても良い。
具31は複数本の平行なリンク材29を、回転長板89
の回動で同時に動かして各分割ホルダHをスライドさせ
るものであったが、他の実施例においては必ずしもこれ
らの機構に限定されず、他のリンク機構などにより複数
の分割ホルダHを同時にスライドさせるものであっても
良い。
を開閉させるためにラックギア65とピニオンギア67
を用いたが、他の実施例においては他の機構を用いてリ
ブ押さえ型75を開閉させることももちろん可能であ
る。
1または2の発明によれば、リブが潰された後にデッキ
プレートの切断が行われるので、切断対象が平面的とな
っており切断が容易である。また切断が後に行われるこ
とで、切断端面にひけはまったく生じない。
プレートが切断されるべき斜めの角度に対応して、各分
割ホルダは、従来の上型のように回転する必要がなく、
姿勢を変えずに配列角度を変えるのみで済む。従って、
上分割ホルダにおいてエンクロパンチに隣接して設けら
れるリブ押さえも、前記回転の邪魔になるというような
ことがなく、しかも回転に伴って姿勢が変わってしまう
ということがないので、リブをエンクロパンチの近くで
正確に押さえることができる。よって、リブを潰すプレ
ス動作に伴いリブが倒れたり開いてしまったりするの
を、より確実に防止できる。
すもので(A)は側面図(B)は正面図である。
用状態を説明する斜視図である。
態を示す底面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 下記の工程を備えたデッキプレートの斜
めエンドクローズ加工方法。 (a)基板にリブが複数条、平行に形成されているデッ
キプレートを用意し、(b)前記リブの長手方向で、各
リブを斜めにずらして圧潰して平坦化し、(c)前記平
坦化された部位に沿って斜めに切断を行なう。 - 【請求項2】 下記の工程を備えたデッキプレートの斜
めエンドクローズ加工方法。 (a)略平面状の基板の下側に、二等辺三角形が頂点位
置で折り閉じられた断面のリブが、複数条、所定間隔で
平行に形成されているデッキプレートを用意し、(b)
前記リブの長手方向端部で、各リブを斜めに直線的にず
らして圧潰して平坦化し、(c)前記平坦化された部位
に沿って斜めにプレス切断を行なう。 - 【請求項3】 下記の部材を備えたデッキプレートの斜
めエンドクローズ加工プレス装置。 (a)基板にリブが複数条平行に形成されているデッキ
プレートに対し、これらリブの長手方向で、各リブを圧
潰して平坦化し、且つ平坦化した部位をリブ毎にずらし
て斜めに配置されるエンクロ加工プレス装置であって、
(b)前記デッキプレートの少なくとも各リブに対応し
て分割されて、上ダイセットに複数が保持され平行にス
ライド可能な各上分割ホルダと、(c)下ダイセットに
複数が保持され平行にスライド可能な各下分割ホルダ
と、(d)前記上分割ホルダおよび下分割ホルダの前記
斜めの角度を設定する角度設定治具と、(e)前記各上
分割ホルダに設けられリブを潰すエンクロパンチと、
(f)前記各下分割ホルダに設けられエンクロパンチに
対応するエンクロダイと、(g)前記各上分割ホルダに
対し、プレス時の力を逃がす事ができるよう吊下されエ
ンクロパンチに隣接しリブを押さえるリブ押さえを有す
る。 - 【請求項4】 下記の部材を備えたデッキプレートの斜
めエンドクローズ加工プレス装置。 (a)基板の下側にリブが複数条平行に形成されている
デッキプレートに対し、これらリブの長手方向で、各リ
ブを圧潰して平坦化し、且つ平坦化した部位をリブ毎に
ずらした斜めに直線的にエンドクローズ加工プレス装置
であって、(b)前記デッキプレートの少なくとも各リ
ブに対応して分割されて、上ダイセットに複数が保持さ
れ平行にスライド可能な各上分割ホルダと、(c)下ダ
イセットに複数が保持され平行にスライド可能な各下分
割ホルダと、(d)前記上分割ホルダおよび下分割ホル
ダをあわせて分割ホルダ対とし各分割ホルダをリンク材
で連結し前記斜めの角度を設定する角度設定治具と、
(e)前記各上分割ホルダに設けられリブを潰すエンク
ロパンチと、(f)前記各下分割ホルダに設けられエン
クロパンチに対応するエンクロダイと、(g)前記各上
分割ホルダに対し、プレス時の力を逃がす事ができる昇
降装置を介して吊下されるショルダブロックと、(h)
前記ショルダブロックに設けられエンクロパンチに隣接
し左右から閉じてリブを押さえるリブ押さえを有する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25976094A JP3552120B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | デッキプレートの斜めエンドクローズ加工方法および加工プレス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP25976094A JP3552120B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | デッキプレートの斜めエンドクローズ加工方法および加工プレス装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08100476A true JPH08100476A (ja) | 1996-04-16 |
JP3552120B2 JP3552120B2 (ja) | 2004-08-11 |
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ID=17338584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP25976094A Expired - Lifetime JP3552120B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | デッキプレートの斜めエンドクローズ加工方法および加工プレス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3552120B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018207337A1 (ja) * | 2017-05-12 | 2018-11-15 | Jfeスチール株式会社 | デッキプレート |
CN111715789A (zh) * | 2020-06-08 | 2020-09-29 | 安徽新拓装备科技有限公司 | 一种汽车内板件支撑架翻边模具 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP25976094A patent/JP3552120B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018207337A1 (ja) * | 2017-05-12 | 2018-11-15 | Jfeスチール株式会社 | デッキプレート |
WO2018207650A1 (ja) * | 2017-05-12 | 2018-11-15 | Jfeスチール株式会社 | デッキプレート及びコンクリート構造体 |
JPWO2018207650A1 (ja) * | 2017-05-12 | 2020-05-14 | Jfeスチール株式会社 | デッキプレート及びコンクリート構造体 |
CN111715789A (zh) * | 2020-06-08 | 2020-09-29 | 安徽新拓装备科技有限公司 | 一种汽车内板件支撑架翻边模具 |
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JP3552120B2 (ja) | 2004-08-11 |
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