JPH0799767A - リニアモータ - Google Patents

リニアモータ

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JPH0799767A
JPH0799767A JP26159093A JP26159093A JPH0799767A JP H0799767 A JPH0799767 A JP H0799767A JP 26159093 A JP26159093 A JP 26159093A JP 26159093 A JP26159093 A JP 26159093A JP H0799767 A JPH0799767 A JP H0799767A
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JP
Japan
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core
teeth
mover
center side
linear motor
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Application number
JP26159093A
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English (en)
Inventor
Ryoji Kaneko
良司 金子
Munekazu Iwatsuki
宗和 岩附
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Moriyama Kogyo KK
Original Assignee
Moriyama Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 推進力の変化を減らすことで滑らかな走行が
得られる。 【構成】 ドライブレール13に移動可能に支持された
可動子200と、可動子200に給電するトロリー19
と、ドライブレール13に配置される固定子100とか
ら構成されるリニアモータMにおいて、可動子200
は、3個の歯部201a〜201cを有するコア201
と、このコア201の歯部201a〜201cに巻かれ
たコイル205〜207とを有し、コア201の両側に
位置する歯部201b,201cより中央側に位置する
歯部201aの磁気抵抗を大きくしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば電動縦型ブラ
インドやカーテン等の駆動源として使用するリニアモー
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電動縦型ブラインドとし
て、回転式モータをハンガーレールの端部に配設し、こ
の回転式モータの駆動力でスラットの移送を行うように
した電動縦型ブラインドを実現することが試みられてい
る。
【0003】一方、特開平4−187112号公報に開
示されるように、カーテンの開閉を自動的に行わせる電
動カーテンの駆動源としてリニアモータを用いるものが
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにリニアモー
タを用いると、駆動源の構成が簡単で小型になり、取付
け作業も簡単になる。また、駆動時の騒音が小さくな
り、家屋等に設置される電動縦型ブラインドやカーテン
等の駆動源として最適である。
【0005】例えば電動縦型ブラインドやカーテン等の
駆動源としてリニアモータを用いる場合には、リニアモ
ータは可動子と、ハンガーレールやカーテンレールに沿
って配置される固定子との間の吸引力及び反発力を利用
して推進力を得ているが、リニアモータは円形のエンド
レスモータを展開した型となっているために、図16及
び図17に示すようなエッジ効果が発生し、走行速度が
変化し、滑らかな動きが実現できなかった。
【0006】即ち、図16に示すようにリニアモータ5
00の固定子501は、ヨーク502に交互に異なる磁
極のマグネット503,504を配置して構成され、一
方、可動子505はコア506の歯部506a,506
bに図示しないコイルを巻いて構成される。この可動子
505のコア506は、中央側の歯部506aが、固定
子501のマグネット503に対向して位置する時に
は、中央側の歯部506aに両側の歯部506bとで生
じる磁束が集まり、中央側の歯部506aの磁束が最大
になる。
【0007】一方、図17に示すように右側の歯部50
6bが、固定子501のマグネット504に対向して位
置する時には、右側の歯部506bに中央側の歯部50
6aと左側の歯部506bとで生じる磁束が集まり、右
側の歯部506bの磁束が最大になる。
【0008】この図16と図17とを比較すると、図1
7に示す右側の歯部506bの磁束が最大になるより、
図16に示すに中央側の歯部506aの磁束が最大にな
る場合が、より大きくなるため、走行位置によって推進
力が不均一となる。
【0009】このように、走行位置によってコアの中央
側の歯部と両側の歯部とで、磁束の最大値が異なり、走
行時に磁束に差があると、推進力が変化する。このた
め、リニアモータの走行速度が変化し、滑らかな動きが
実現できなかった。
【0010】この発明は、かかる課題に鑑みてなされた
もので、推進力の変化を減らして滑らかな走行が得られ
るリニアモータを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、ドライブレールに移動可能
に支持された可動子と、前記可動子に給電するトロリー
と、前記ドライブレールに配置される固定子とから構成
されるリニアモータにおいて、前記可動子は、3個以上
の歯部を有するコアと、このコアの歯部に巻かれたコイ
ルとを有し、前記コアの両側に位置する歯部より中央側
に位置する歯部の磁気抵抗を大きくしたことを特徴とし
ている。
【0012】請求項2記載の発明は、ドライブレールに
移動可能に支持された可動子と、前記可動子に給電する
トロリーと、前記ドライブレールに配置される固定子と
から構成されるリニアモータにおいて、前記可動子は、
5個以上の歯部を有するコアと、このコアの中央側に位
置する歯部にのみ巻かれたコイルとを有することを特徴
としている。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、リニアモータの可動
子が、3個以上の歯部を有するコアと、このコアの歯部
に巻かれたコイルとを有しており、両側に位置する歯部
より中央側に位置する歯部の磁気抵抗を大きくしたか
ら、走行時に中央側の歯部と、両側の歯部との磁束の最
大値の差が小さくなり、推進力の変化を減らして滑らか
な動きとなる。
【0014】また、請求項2記載の発明では、リニアモ
ータの可動子が、5個以上の歯部を有するコアと、この
コアの中央側に位置する歯部にのみ巻かれたコイルとを
有しており、両側に位置するコイルを巻かないダミーの
歯部によって近接する歯部の磁束が大きくなり、走行時
に中央側の歯部同士の磁束の最大値がほぼ均一となり、
推進力の変化を減らして滑らかな動きとなる。
【0015】
【実施例】以下、この発明のリニアモータの実施例を図
面に基づいて説明する。図1は電動縦型ブラインドを示
す正面図、図2は電動縦型ブラインドを示す断面図、図
3はリニアモータの固定子を示す分解斜視図、図4はリ
ニアモータの可動子の平面図、図5はリニアモータの可
動子の底面図、図6は図4のVI−VI線に沿う断面図、図
7は図4のVII−VII線に沿う断面図、図8はコア、コイ
ル及びプリント配線基板の組み付け状態を示す平面図、
図9はコア、コイル及びプリント配線基板の組み付け状
態を示す側面図、図10及び図11は可動子のコアと固
定子のマグネットとの構成を示す図である。
【0016】窓上部の壁面等に取り付けられるハンガー
レール1内には多数のランナー2が移動可能に支持さ
れ、各ランナー2からそれぞれスラット3が吊下支持さ
れている。ハンガーレール1の一端にはチルトケース4
が取り付けられ、そのチルトケース4内には各スラット
3を角度調節するためのステッピングモータ(図示しな
い)が配設されている。
【0017】ハンガーレール1の後方にはハンガーレー
ル1のほぼ全長にわたってガイドレール5が取り付けら
れ、そのガイドレール5には各スラット3をハンガーレ
ール1に沿って移送するための駆動源として動作するリ
ニアモータMが配置されている。
【0018】ガイドレール5及びガイドレール5内に配
設されるリニアモータMの構成を図1及び図2に従って
説明する。ガイドレール5はハンガーフレーム6とドラ
イブレール13とから構成される。
【0019】ハンガーレールlの後側面にはハンガーフ
レーム6が支持されている。すなわち、ハンガーレール
1の後側面の上縁には上方へ突出する突条7が形成さ
れ、ハンガーレール1の後側面の下縁には下方ヘ突出す
る突条8が形成されている。
【0020】ハンガーフレーム6は略アングル状のアル
ミ押し出し型材で構成され、その縦辺の上下両縁部には
互いに対向する凹条9,10が形成されている。凹条
9,10の間隔は、突条7,8の距離より若干大きく設
定されている。そして、突条7,8が凹条9,10に係
合するように、ハンガーフレーム6の長手方向側方から
ハンガーレール1を挿通することにより、ハンガーレー
ル1の後方にハンガーフレーム6が連結される。
【0021】ハンガーフレーム6の横辺の前後両縁部に
は、互いに対向する一対の係止片11,12が形成され
ている。
【0022】ハンガーフレーム6の係止片11,12に
はドライブレール13が吊下支持されている。すなわ
ち、ドライブレール13はアルミ押し出し型材でハンガ
ーレール1側の一辺を開口した溝型に形成され、その上
辺の上面には前後方向に鈎型に突出する一対の吊下片1
4,15が形成されている。両吊下片14,15の間隔
は係止片11,12の距離より若干小さく設定されてい
る。そして、吊下片14,15が係止片11,12に係
合するように、ハンガーフレーム6の長手方向側方から
ドライブレール13を挿通することにより、ドライブレ
ール13がハンガーフレーム6に吊下支持される。
【0023】ドライブレール13の上辺の下面には、鈎
型に突出する一対の第1の保持片16,17が互いに対
向するように形成されている。その第1の保持片16,
17間にはトロリーホルダ18が挿通支持され、そのト
ロリーホルダ18の下面に給電線としての3本のトロリ
ー19がドライブレール13の長手方向に沿って並行に
支持されている。トロリーホルダ18は電気的な絶縁性
を備えた合成樹脂で形成され、トロリー19は銅の薄板
で構成される。なお、トロリー19の一端にはトロリー
19に制御電流を供給する配線コード(図示しない)が
半田付け、またはコネクタにより接続される。
【0024】ドライブレール13の下辺上面には、互い
に対向する方向に突出するとともに、その先端部は上方
に向かって突出する一対の第2の保侍片20,21が形
成されている。
【0025】第2の保持片20,21とドライブレール
13の下辺上面との間には、リニアモータMの長板状の
固定子100を挿通して配置され、この固定子100は
予め所定長さに分割して形成した分割固定子ユニット2
2を複数個連結して構成され、ドライブレール13とほ
ぼ同じ長さになっている。この分割固定子ユニット10
1を構成するヨーク22の上面には多数の円板状のマグ
ネット23a,23bが接着固定されている。そして、
各マグネット23a,23bは、その上面がS極のマグ
ネット23aと、同じく上面がN極のマグネット23b
とが交互に偶数個配列され、各マグネット23a,23
bはドライブレール13の第2の保持片20,21間に
位置している。
【0026】分割固定子ユニット101のヨーク22の
一端にはヨーク22の長手方向に突出する嵌合突部22
aが形成され、ヨーク22の他端には嵌合凹部22bが
形成されている。さらに、ヨーク22の嵌合突部22a
の基部の両側には係止凹部22cが形成され、また嵌合
凹部22bの先端部に係止凸部22dが形成されてい
る。
【0027】この分割固定子ユニット101のヨーク2
2の嵌合凹部22bに、他の分割固定子ユニット101
のヨーク22の嵌合突部22aを係合し、この他の分割
固定子ユニット101のヨーク22の嵌合凹部22b
に、さらに他の分割固定子ユニット101のヨーク22
の嵌合突部22aを係合し、このような連結を繰り返し
てドライブレール13とほぼ同じ長さの固定子100と
する。
【0028】従って、ドライブレール13が長さが異な
っている場合でも、複数本の分割固定子ユニット101
を直列に連結して、ドライブレール13の長さに対応さ
せることにより、ドライブレール13の全長にわたって
マグネット23a,23bを配設することが可能とな
る。
【0029】分割固定子ユニット101の両端に位置す
るマグネット23a,23bは、分割固定子ユニット1
01を直列に連結したとき、その連結部分のマグネット
23a,23bが他の部分の隣り合うマグネット23
a,23bと同一間隔となるように分割固定子ユニット
101のヨーク22上に配置されている。なお、分割固
定子ユニット101のヨーク22は、ドライブレール1
3に対し位置決め固定される。
【0030】さらに、分割固定子ユニット101のヨー
ク22に接着固定された一方の端部のS極のマグネット
23aは係止凹部22cを邪魔しない位置にあり、また
他方の端部のN極のマグネット23bは嵌合凹部22b
の先端部から突出しないようになっており、それぞれS
極のマグネット23aと、N極のマグネット23bが分
割固定子ユニット101のヨーク22によって保護さ
れ、取扱時に障害物と接触して傷が付くことが防止され
る。
【0031】また、分割固定子ユニット101のヨーク
22には、S極のマグネット23aと、N極のマグネッ
ト23bとが交互に偶数個、かつ同数配置され、かつ嵌
合突部22aと嵌合凹部22bを設けているため、分割
固定子ユニット101を1種類設けるだけで、連結方向
が一方向となり、接続方向を考えることなく、順次連結
していくだけで、組み付け間違いがなくドライブレール
13の長さに対応した固定子100を作成できる。
【0032】ドライブレール13内にはリニアモータM
の可動子200が移動可能に配設されている。このリニ
アモータMの可動子200は図2及び図4乃至図11に
示すように、磁性体のコア201、樹脂性のボビン20
2〜204に巻かれたコイル205〜207、プリント
配線基板208、樹脂モールド209からなっている。
コア201は3個の歯部201a〜201cを有してお
り、このコア201の歯部201a〜201cにコイル
205〜207が巻かれたボビン202〜204を組み
付け、これによりコア201の歯部201a〜201c
にコイル205〜207が巻かれる。
【0033】コア201の両側に位置する歯部201
b,201cの先端部は平坦になっているが、中央側に
位置する歯部201aの先端部には凹部201dを形成
して、中央側の歯部201aと固定子100のマグネッ
ト23a,23bとのギャップD1を大きくしている。
また、コア201の中央側の歯部201aに孔部201
eを形成して、両側に位置する歯部201b,201c
より中央側に位置する歯部201aの磁束通路を狭くし
ている。
【0034】このように、コア201の中央側の歯部2
01aと固定子100のマグネット23a,23bとの
ギャップを大きくし、また両側に位置する歯部201
b,201cより中央に位置する歯部201aの磁束通
路を狭くすることで、両側に位置する歯部201b,2
01cより中央側に位置する歯部の磁気抵抗を大きくし
ている。
【0035】従って、図10に示すように、可動子20
0のコア201は、中央側の歯部201aが、固定子1
00のマグネット23bの中央部に対向して位置する時
には、中央側の歯部201aに両側の歯部201b,2
01cを通過して磁束が集まるが、磁気抵抗が両側の歯
部201b,201cより大きいので、この中央側の歯
部201aを通る磁束は、図16中の中央側の歯部50
6aよりも小さくなる。
【0036】一方、図11に示すように右側の歯部20
1cが、固定子100のマグネット23bの中央部に対
向して位置する時には、右側の歯部201cに中央側の
歯部201aと左側の歯部201bとで生じる磁束が集
まり、右側の歯部201cの磁束が最大になる。
【0037】この図10と図11とを比較すると、図1
1に示す右側の歯部201cの磁束と、図10に示す中
央側の歯部201aの磁束とがほぼ均一となる。
【0038】このように、コア201の両側に位置する
歯部201b,201cより中央側に位置する歯部20
1aの磁気抵抗を大きくしたから、走行時に中央側の歯
部201aと、両側の歯部201b,201cとの磁束
の最大値の差が小さくなり、リニアモータMの可動子2
00の推進力の変化を減らして滑らかな動きとなる。
【0039】コア201上にはプリント配線基板208
の孔208aにボビン202〜204に設けた配線引出
部202a〜204aの角部202b〜204bを挿通
して、プリント配線基板208が載置されている。この
配線引出部202a〜204aの角部202b〜204
bをプリント配線基板208に半田付けし、さらに配線
引出部202a〜204aにはそれぞれのコイル205
〜207が半田付けまたは溶接で接続されている。
【0040】図8及び図9に示すコア201、ボビン2
02〜204、コイル205〜207、プリント配線基
板208を組み付けた状態で、プリント配線基板208
の中央部及びコア201の歯部201a〜201cの先
端部を残して全体を樹脂モールド209により一体化し
ている。
【0041】そして、プリント配線基板208には3本
のブラシ210〜212が半田付け400〜402によ
って固定され、各ブラシ210〜212の先端はトロリ
ー19に当接するように上方へ突出されている。また、
樹脂モールド209の下部には支持脚209aが形成さ
れ、この支持脚209aには車輪保持部209bが複数
個形成され、この前後2個ずつの車輪保持部209bに
車輪25が支持されている。この車輪25は可動子20
0の荷重に応じて増減させても良い。
【0042】また、樹脂モールド209の下部の一方に
は、下方へ突出する接続アーム209cが形成されてい
る。
【0043】このリニアモータMの可動子200は支持
脚209aの車輪保持部209bに支持した車輪25で
ドライブレール13の長手方向に沿って回転可能に支持
されている。そして、ドライブレール13の第2の保持
片20の前側と、第2の保持片21の後側には車輪25
を案内するための案内溝27がドライブレール13の長
手方向に沿って形成され、車輪25はその案内溝27に
沿って転動するようになっている。
【0044】従って、可動子200はドライブレール1
3内でドライブレール13の長手方向に移動可能に支持
されている。また、可動子200の前後方向に位置する
各支持脚26の内側には、第2の保持片20,21の先
端部20a,21aが各支持脚209aに近接して立設
され、可動子200の上部の前後方向に位置する支持ガ
イド209eの内側に近接して第1の保持片16,17
が位置し、第2の保持片20,21の先端部20a,2
1a及び第1の保持片16,17が可動子200の脱線
を防止している。
【0045】可動子200の前面にはその先端がハンガ
ーフレーム6より下方へ突出する接続アーム209cが
形成され、その接続アーム209cの先端にはドライブ
フック30の基端が取り付けられている。ドライブフッ
ク30の先端はリードランナー31に連結されている。
従って、可動子24の移動にともなって、リードランナ
ー31がハンガーレール1に沿って移動する。これによ
り、リードランナー31に連結された先頭のランナー2
も一緒に移動する。
【0046】図1及び図2に示すように、ハンガーレー
ル1内において、ハンガーレール1の長手方向ではほぼ
等間隔をおいて複数のチルトガイド32が取り付けられ
ている。チルトガイド32にはチルトレール33が吊下
部材33aを介してハンガーレール1の長手方向に移動
可能に支持され、長手方向ヘの移動にともなってハンガ
ーレール1の前後方向に移動するように支持されてい
る。
【0047】チルトレール33には各ランナー2に回転
可能に支持されたターンアーム34の上端部が移動可能
に、かつ回動可能に支持されている。従って、チルトレ
ール33がハンガーレール1の前後方向に移動される
と、各ターンアーム34が回動されて、各スラット3が
回動されるようになっている。
【0048】チルトレール33はステッピングモータに
よりハンガーレール1の長手方向に沿って往復駆動され
る。従って、ステッピングモータの作動に基づいてチル
トレール33が駆動されると、チルトレール33はチル
トガイド32の作用によりハンガーレール1の前後方向
に移動される。そして、ターンアーム34が回転されて
スラット3が回動される。
【0049】ランナー2は公知のスペーサ35で連結さ
れ、その間隔が一定値以内となるように設定されてい
る。従って、リードランナー31がスラット引出し方向
へ移動されると、後続のランナー2が一定間隔を隔てて
先行するランナー2に追随する。また、リードランナー
31がスラット畳み込み方向へ移動されると、リードラ
ンナー31が後続のランナー2を順次スラット畳み込み
方向へ押し戻すように動作する。
【0050】図1に示すように、チルトケース4には配
線コード36を介して制御装置37が接続され、この制
御装置37には配線コード38を介して操作装置39が
接続されている。なお、制御装置37をコードレスの操
作装置で駆動するようにしてもよい。
【0051】そして、操作装置39の操作によりリニア
モータM及びステッピングモータの動作を制御して、ス
ラット3の引出し及び畳み込み操作と、スラット3の角
度調節操作が可能となっている。
【0052】上記のように構成された電動縦型ブライン
ドでは、操作装置39を適宜操作すると、制御装置37
によりトロリーl9を介して可動子200のコイル20
5〜207に制御電流が供給される。すると、可動子2
00に磁力が発生し、マグネット23a,23bとの間
に吸引力及び反発力が発生して、可動子200がドライ
ブレールl3に沿って移動される。そして、可動子20
0の移動にともなってリードランナー31が移動され
て、スラット3の引出し及び畳み込みが行われる。ま
た、ステッピングモータが作動してチルトレール33が
移動され、各スラット3が角度調節される。
【0053】次に、上記のような電動縦型ブラインドに
おいて、ドライブレール13に対しリニアモータMを取
り付けるための取付け作業を説明する。トロリー19を
ドライブレール13に取着するには、あらかじめトロリ
ー19を取り付けたトロリーホルダ18を第1の保持片
16,17間に挿通する。
【0054】マグネット23a,23bをドライブレー
ルl3に取り付けるには、複数のマグネット23a,2
3bが予め接着固定された複数の分割固定子ユニット1
01を順次連結しながら、第2の保持片20,21間に
挿通して固定子100を配設する。そして、可動子20
0をドライブレールl3内に挿入すれば、トロリー19
と、固定子100との間で可動子200がドライブレー
ルl3に移動可能に支持されて、リニアモータMが構成
される。
【0055】従って、リニアモータMの固定子100を
構成するヨーク22、マグネット23a,23bと、ト
ロリー19及びドライブレール13に対する取付けを極
めて容易に行うことができる。
【0056】図12乃至図15はリニアモータの可動子
の他の実施例を示している。図12の実施例は、コア2
20の両側に位置する歯部220b,220cに対し
て、中央側に位置する歯部220aを短くして、中央側
の歯部220aと固定子100のマグネット23a,2
3bとのギャップD2を大きくしている。
【0057】また、図13の実施例は、コア230の中
央側の歯部230aに切り欠き部230dを形成して、
両側に位置する歯部230b,230cより中央側に位
置する歯部230aの磁束通路を狭くしている。
【0058】さらに、図14の実施例は、コア240に
6個の歯部が形成されており、両側に位置する歯部24
0b,240cに対して、中央側に位置する4個の歯部
240aを段階的に短くして、中央側の歯部240aと
固定子100のマグネット23a,23bとのギャップ
D3を大きくしている。なお、中央側に位置する4個の
歯部240aは、同一に短くしても良い。また、コア2
40の中央側に位置する4個の歯部240aは、段階的
に短くするか、同一に短くするか、あるいはその短くす
る程度は、リニアモータMの磁気回路に応じて設定され
る。
【0059】このように、図12及び図14の実施例で
は、いずれもコア220〜240の両側に位置する歯部
220b〜240b及び220c〜240cより中央側
に位置する歯部220a〜240aの磁気抵抗を大きく
したから、走行時に中央側の歯部220a〜240a
と、両側の歯部220b〜240b及び220c〜24
0cとの磁束の最大値の差が小さくなり、リニアモータ
Mの可動子200の推進力の変化を減らして滑らかな動
きとなる。
【0060】図15はリニアモータの可動子の他の実施
例を示している。この実施例では、コア250は、5個
の歯部を有しており、このコア250の中央側に位置す
る3個の歯部250aにのみコイルが巻かれり、両側の
歯部250b,250cにはコイルが巻かれない。
【0061】このように、両側に位置するコイルを巻か
ないダミーの歯部250b,250cにより、その分だ
け歯部250b,250cに近接する歯部250aの磁
束が大きくなり、3個の歯部250aの磁束がほぼ均一
となり、走行時に中央側の歯部250aの磁束の最大値
の差が小さくなり、推進力の変化を減らして滑らかな動
きとなる。
【0062】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明
は、リニアモータの可動子が、3個以上の歯部を有する
コアと、このコアの歯部に巻かれたコイルとを有してお
り、両側に位置する歯部より中央側に位置する歯部の磁
気抵抗を大きくしたから、走行時に中央側の歯部と、両
側の歯部との磁束の最大値の差が小さくなり、推進力の
変化を減らして滑らかな走行が得られる。
【0063】また、請求項2記載の発明は、リニアモー
タの可動子が、5個以上の歯部を有するコアと、このコ
アの中央側に位置する歯部にのみ巻かれたコイルとを有
しており、両側に位置するコイルを巻かないダミーの歯
部によって近接する歯部の磁束が大きくなり、中央側に
位置する各歯部の磁束の最大値がほぼ均一となり、走行
時の推進力の変化を減らして滑らかな走行が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動縦型ブラインドを示す正面図である。
【図2】電動縦型ブラインドを示す断面図である。
【図3】リニアモータの固定子を示す分解斜視図であ
る。
【図4】リニアモータの可動子の平面図である。
【図5】リニアモータの可動子の底面図である。
【図6】図4のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図4のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】コア、コイル及びプリント配線基板の組み付け
状態を示す平面図である。
【図9】コア、コイル及びプリント配線基板の組み付け
状態を示す側面図である。
【図10】可動子のコアと固定子のマグネットとの構成
を示す図である。
【図11】可動子のコアと固定子のマグネットとの構成
を示す図である。
【図12】リニアモータの可動子の他の実施例を示す図
である。
【図13】リニアモータの可動子の他の実施例を示す図
である。
【図14】リニアモータの可動子の他の実施例を示す図
である。
【図15】リニアモータの可動子の他の実施例を示す図
である。
【図16】従来のリニアモータの可動子を示す図であ
る。
【図17】従来のリニアモータの可動子を示す図であ
る。
【符号の説明】
13 ドライブレール 19 トロリー 100 固定子 200 可動子 201 コア 201a〜201c 歯部 205〜207 コイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライブレールに移動可能に支持された
    可動子と、前記可動子に給電するトロリーと、前記ドラ
    イブレールに配置される固定子とから構成されるリニア
    モータにおいて、前記可動子は、3個以上の歯部を有す
    るコアと、このコアの歯部に巻かれたコイルとを有し、
    前記コアの両側に位置する歯部より中央側に位置する歯
    部の磁気抵抗を大きくしたことを特徴とするリニアモー
    タ。
  2. 【請求項2】 ドライブレールに移動可能に支持された
    可動子と、前記可動子に給電するトロリーと、前記ドラ
    イブレールに配置される固定子とから構成されるリニア
    モータにおいて、前記可動子は、5個以上の歯部を有す
    るコアと、このコアの中央側に位置する歯部にのみ巻か
    れたコイルとを有することを特徴とするリニアモータ。
JP26159093A 1993-09-24 1993-09-24 リニアモータ Pending JPH0799767A (ja)

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