JPH05161338A - リニアモータの永久磁石 - Google Patents
リニアモータの永久磁石Info
- Publication number
- JPH05161338A JPH05161338A JP33980391A JP33980391A JPH05161338A JP H05161338 A JPH05161338 A JP H05161338A JP 33980391 A JP33980391 A JP 33980391A JP 33980391 A JP33980391 A JP 33980391A JP H05161338 A JPH05161338 A JP H05161338A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- linear motor
- mover
- permanent magnet
- poles
- pole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】リニアモータの可動子の重量を軽減させ、かつ
リニアモータのコストダウンを図る。 【構成】リニアモータの可動子７の永久磁石としてＮ極
１ａまたはＳ極１ｂいずれか一方の磁極のみを可動子７
の固塊鉄心２ａ上に、磁極の幅相当の間隔を保って配列
し、これらの磁極と固塊鉄心２ａとの間に磁束が分布す
るので、磁束と固定子との電磁作用により可動子７を推
進させる。この発明によれば、磁極数を半減させるので
可動子７の重量を軽減させ、リニアモータのコストダウ
ンができる。
リニアモータのコストダウンを図る。 【構成】リニアモータの可動子７の永久磁石としてＮ極
１ａまたはＳ極１ｂいずれか一方の磁極のみを可動子７
の固塊鉄心２ａ上に、磁極の幅相当の間隔を保って配列
し、これらの磁極と固塊鉄心２ａとの間に磁束が分布す
るので、磁束と固定子との電磁作用により可動子７を推
進させる。この発明によれば、磁極数を半減させるので
可動子７の重量を軽減させ、リニアモータのコストダウ
ンができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、リニアモータの可動
子に装着する永久磁石に関する。
子に装着する永久磁石に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車の生産工場などでは、部品を搬送
またはハンドリングするオートローダが用いられる。オ
ートローダは部品を搬送させるラインに沿って直線状に
展開され、電機子巻線を備える固定子と、これに対向す
る永久磁石を備え走行可能に構成された可動子とからな
るリニアモータ（リニア同期モータ）を搭載し、部品の
搬送を行う。さらに、固定子の両側にアームを備え、こ
のアームをサーボモータによって上下させるとともに、
アームの先端にハンドを備えて圧縮空気によってハンド
を操作して部品のハンドリングを行っている。リニアモ
ータには回転機に対応してリニア誘導モータ，リニア同
期モータ，リニア直流モータ，リニアパルスモータ等が
ある。リニア同期モータは長電機子型の固定子に交流電
力を供給し、走行子側の永久磁石との間の電磁力で走行
させており、力率および効率をリニア誘導モータより高
くできる。リニアモータの永久磁石には、最近ネオジウ
ム系の永久磁石が開発され、これは従来のアルニコまた
はフェライト系の永久磁石に比べ磁束密度が約３倍であ
り、従来の永久磁石に比べ磁気吸引力が強くかつコンパ
クトにできる。
またはハンドリングするオートローダが用いられる。オ
ートローダは部品を搬送させるラインに沿って直線状に
展開され、電機子巻線を備える固定子と、これに対向す
る永久磁石を備え走行可能に構成された可動子とからな
るリニアモータ（リニア同期モータ）を搭載し、部品の
搬送を行う。さらに、固定子の両側にアームを備え、こ
のアームをサーボモータによって上下させるとともに、
アームの先端にハンドを備えて圧縮空気によってハンド
を操作して部品のハンドリングを行っている。リニアモ
ータには回転機に対応してリニア誘導モータ，リニア同
期モータ，リニア直流モータ，リニアパルスモータ等が
ある。リニア同期モータは長電機子型の固定子に交流電
力を供給し、走行子側の永久磁石との間の電磁力で走行
させており、力率および効率をリニア誘導モータより高
くできる。リニアモータの永久磁石には、最近ネオジウ
ム系の永久磁石が開発され、これは従来のアルニコまた
はフェライト系の永久磁石に比べ磁束密度が約３倍であ
り、従来の永久磁石に比べ磁気吸引力が強くかつコンパ
クトにできる。
【０００３】図２は従来のリニアモータの縦断面図であ
る。リニアモータは固定子１０と可動子７とからなり、
工場内の所定の高さに設置されたローダレール８の一方
の側面に直線状に展開され、固定子鉄心１０ａと電機子
巻線１０ｂとから構成される。ローダレール８の上下に
上部レール９ａと下部レール９ｂとが取り付けてある。
可動子７は、ローダアーム３と、ローダアーム３に配置
された取付板２および固塊鉄心２ａに取り付けられた固
定子１０に対向する永久磁石１と、上部レール９ａと下
部レール９ｂを挟んでローダアーム３に取り付けられ、
可動子７を案内する案内ローラ４と、上部レール９ａの
上を走行するように軸５に支持れれ、ローダアーム３に
取り付けられた複数の走行ローラ６とから構成される。
固定子１０に交流電力を供給すれば可動子７は走行す
る。
る。リニアモータは固定子１０と可動子７とからなり、
工場内の所定の高さに設置されたローダレール８の一方
の側面に直線状に展開され、固定子鉄心１０ａと電機子
巻線１０ｂとから構成される。ローダレール８の上下に
上部レール９ａと下部レール９ｂとが取り付けてある。
可動子７は、ローダアーム３と、ローダアーム３に配置
された取付板２および固塊鉄心２ａに取り付けられた固
定子１０に対向する永久磁石１と、上部レール９ａと下
部レール９ｂを挟んでローダアーム３に取り付けられ、
可動子７を案内する案内ローラ４と、上部レール９ａの
上を走行するように軸５に支持れれ、ローダアーム３に
取り付けられた複数の走行ローラ６とから構成される。
固定子１０に交流電力を供給すれば可動子７は走行す
る。
【０００４】図３は図２のリニアモータの可動子の永久
磁石の配置を示す構成図で、（Ａ）は可動子の断面図、
（Ｂ）は（Ａ）のＢ方向矢視図である。可動子の取付板
２には固塊鉄心２ａが取り付けられ、この固塊鉄心２ａ
に永久磁石であるＮ極１ａとＳ極１ｂとが交互に配列さ
れている。これらのＮ極１ａとＳ極１ｂとの間に磁束が
発生し、リニアモータの固定子１０に通電すると、固定
子１０と永久磁石１との間に電磁力が働く。
磁石の配置を示す構成図で、（Ａ）は可動子の断面図、
（Ｂ）は（Ａ）のＢ方向矢視図である。可動子の取付板
２には固塊鉄心２ａが取り付けられ、この固塊鉄心２ａ
に永久磁石であるＮ極１ａとＳ極１ｂとが交互に配列さ
れている。これらのＮ極１ａとＳ極１ｂとの間に磁束が
発生し、リニアモータの固定子１０に通電すると、固定
子１０と永久磁石１との間に電磁力が働く。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、永久磁石のＮ
極とＳ極とを交互に配置すると、可動子の重量が重くな
り、従って可動子を支持するレールにも大きな荷重がか
かり、リニアモータ全体のコストが高くなるという問題
があった。
極とＳ極とを交互に配置すると、可動子の重量が重くな
り、従って可動子を支持するレールにも大きな荷重がか
かり、リニアモータ全体のコストが高くなるという問題
があった。
【０００６】この発明は、リニアモータの可動子の重量
を軽減させ、かつリニアモータのコストダウンを図った
リニアモータの可動子の永久磁石を提供することを目的
とする。
を軽減させ、かつリニアモータのコストダウンを図った
リニアモータの可動子の永久磁石を提供することを目的
とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】電機子巻線を備え直線状
に展開された固定子と、この固定子に対向する永久磁石
を備え走行可能に構成された可動子とからなるリニアモ
ータの永久磁石において、前記永久磁石としてＮ極また
はＳ極のいずれか一方の磁極のみを前記可動子の固塊鉄
心上に前記磁極の幅相当の間隔を保って配列したことに
よって、上記目的を達成する。
に展開された固定子と、この固定子に対向する永久磁石
を備え走行可能に構成された可動子とからなるリニアモ
ータの永久磁石において、前記永久磁石としてＮ極また
はＳ極のいずれか一方の磁極のみを前記可動子の固塊鉄
心上に前記磁極の幅相当の間隔を保って配列したことに
よって、上記目的を達成する。
【０００８】また、可動子の固塊鉄心上に配列する磁極
はＮ極とすれば、リニアモータの可動子の重量を軽減さ
せる上に好適である。
はＮ極とすれば、リニアモータの可動子の重量を軽減さ
せる上に好適である。
【０００９】さらに、可動子の固塊鉄心上に配列する磁
極はＳ極とすれば、リニアモータの可動子の重量を軽減
させる上に好適である。
極はＳ極とすれば、リニアモータの可動子の重量を軽減
させる上に好適である。
【００１０】
【作用】この発明においては、可動子に配置される永久
磁石として、Ｎ極またはＳ極いずれか一方の磁極のみを
固塊鉄心上に配列し、これらの磁極と固塊鉄心との間に
磁束が分布するので、磁束と固定子との電磁作用により
可動子を推進させる。この発明によれば、従来に比べて
永久磁石の磁極数を半減させ、従って可動子の重量を軽
減させることができる。
磁石として、Ｎ極またはＳ極いずれか一方の磁極のみを
固塊鉄心上に配列し、これらの磁極と固塊鉄心との間に
磁束が分布するので、磁束と固定子との電磁作用により
可動子を推進させる。この発明によれば、従来に比べて
永久磁石の磁極数を半減させ、従って可動子の重量を軽
減させることができる。
【００１１】
【実施例】図１はこの発明の実施例によるリニアモータ
の可動子の永久磁石の配置を示す構成図で、（Ａ）は可
動子の断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ方向矢視図である。
図１（Ａ），図１（Ｂ）において、図２（Ａ），図２
（Ｂ）と同じ部位は同じ符号を付してある。この発明に
おいては、永久磁石としてＮ極１ａのみを固塊鉄心２ａ
の上にＮ極１ａの幅に相当する間隔を保って配列した。
図１（Ａ），図１（Ｂ）の場合は、従来のＳ極１ｂを取
り外した配列となっている。磁束はＮ極１ａからＮ極１
ａの間の固塊鉄心２ａへ分布し、固定子に交流を流す
と、永久磁石であるＮ極１ａ固定子１０との電磁作用に
より、可動子７を走行させる。このとき、可動子７に働
く推進力は従来のＮ極１ａ，Ｓ極１ｂ配列の場合の半分
となる。
の可動子の永久磁石の配置を示す構成図で、（Ａ）は可
動子の断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ方向矢視図である。
図１（Ａ），図１（Ｂ）において、図２（Ａ），図２
（Ｂ）と同じ部位は同じ符号を付してある。この発明に
おいては、永久磁石としてＮ極１ａのみを固塊鉄心２ａ
の上にＮ極１ａの幅に相当する間隔を保って配列した。
図１（Ａ），図１（Ｂ）の場合は、従来のＳ極１ｂを取
り外した配列となっている。磁束はＮ極１ａからＮ極１
ａの間の固塊鉄心２ａへ分布し、固定子に交流を流す
と、永久磁石であるＮ極１ａ固定子１０との電磁作用に
より、可動子７を走行させる。このとき、可動子７に働
く推進力は従来のＮ極１ａ，Ｓ極１ｂ配列の場合の半分
となる。
【００１２】
【発明の効果】この発明によれば、可動子に配置される
永久磁石として、Ｎ極またはＳ極いずれか一方の磁極の
みを、固塊鉄心上に配列したので、永久磁石の数を従来
に比べ半減させ、可動子の重量を軽減できる。従って可
動子は磁極が減るのみならず、固定子側の強度も低減さ
せるので、リニアモータ全体をコストダウンできる。
永久磁石として、Ｎ極またはＳ極いずれか一方の磁極の
みを、固塊鉄心上に配列したので、永久磁石の数を従来
に比べ半減させ、可動子の重量を軽減できる。従って可
動子は磁極が減るのみならず、固定子側の強度も低減さ
せるので、リニアモータ全体をコストダウンできる。
【図１】この発明の実施例による可動子の永久磁石の配
置を示す構成図で、（Ａ）は可動子の断面図、（Ｂ）は
（Ａ）のＢ方向矢視図である。
置を示す構成図で、（Ａ）は可動子の断面図、（Ｂ）は
（Ａ）のＢ方向矢視図である。
【図２】従来のリニアモータの断面図である。
【図３】図２の可動子の永久磁石の配置を示す構成図
で、（Ａ）は可動子の断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ方向
矢視図である。
で、（Ａ）は可動子の断面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ方向
矢視図である。
１ 永久磁石 １ａ Ｎ極 １ｂ Ｓ極 ２ 固塊鉄心 ２ａ 取付板 ７ 可動子 １０ 固定子
Claims (3)
- 【請求項１】電機子巻線を備え直線状に展開された固定
子と、この固定子に対向する永久磁石を備え走行可能に
構成された可動子とからなるリニアモータの永久磁石に
おいて、前記永久磁石としてＮ極またはＳ極のいずれか
一方の磁極のみを前記可動子の固塊鉄心上に前記磁極の
幅相当の間隔を保って配列したことを特徴とするリニア
モータの永久磁石。 - 【請求項２】請求項１記載のリニアモータの永久磁石に
おいて、可動子の固塊鉄心上に配列する磁極は、Ｎ極で
あることを特徴とするリニアモータの永久磁石。 - 【請求項３】請求項１記載のリニアモータの永久磁石に
おいて、可動子の固塊鉄心上に配列する磁極は、Ｓ極で
あることを特徴とするリニアモータの永久磁石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33980391A JPH05161338A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | リニアモータの永久磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33980391A JPH05161338A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | リニアモータの永久磁石 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05161338A true JPH05161338A (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=18330963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33980391A Pending JPH05161338A (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | リニアモータの永久磁石 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05161338A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001314072A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-09 | Yaskawa Electric Corp | 永久磁石形リニアモータ |
| WO2002078154A1 (en) * | 2001-03-24 | 2002-10-03 | Lg Electronics Inc. | Mover assembly of reciprocating motor and fabrication method thereof |
| DE202020106227U1 (de) | 2020-10-30 | 2022-02-01 | Schunk Electronic Solutions Gmbh | Sekundärteil für einen Linearmotor, Linearmotor und Baukasten für einen Linearmotor mit Magnetkörpern und Ersatzkörpern |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP33980391A patent/JPH05161338A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001314072A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-09 | Yaskawa Electric Corp | 永久磁石形リニアモータ |
| JP4491759B2 (ja) * | 2000-04-28 | 2010-06-30 | 株式会社安川電機 | 永久磁石形リニアモータ |
| WO2002078154A1 (en) * | 2001-03-24 | 2002-10-03 | Lg Electronics Inc. | Mover assembly of reciprocating motor and fabrication method thereof |
| US6920682B2 (en) | 2001-03-24 | 2005-07-26 | Lg Electronics Inc. | Mover assembly of reciprocating motor |
| US8049374B2 (en) | 2001-03-24 | 2011-11-01 | Lg Electronics Inc. | Mover assembly of reciprocating motor |
| DE202020106227U1 (de) | 2020-10-30 | 2022-02-01 | Schunk Electronic Solutions Gmbh | Sekundärteil für einen Linearmotor, Linearmotor und Baukasten für einen Linearmotor mit Magnetkörpern und Ersatzkörpern |
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