JPH09183518A - 同期型リニアモータ駆動式スラットコンベヤ - Google Patents
同期型リニアモータ駆動式スラットコンベヤInfo
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- JPH09183518A JPH09183518A JP8000065A JP6596A JPH09183518A JP H09183518 A JPH09183518 A JP H09183518A JP 8000065 A JP8000065 A JP 8000065A JP 6596 A JP6596 A JP 6596A JP H09183518 A JPH09183518 A JP H09183518A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G54/00—Non-mechanical conveyors not otherwise provided for
- B65G54/02—Non-mechanical conveyors not otherwise provided for electrostatic, electric, or magnetic
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- B65G2812/99—Conveyor systems not otherwise provided for
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- Non-Mechanical Conveyors (AREA)
- Linear Motors (AREA)
- Chain Conveyers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スラットを形成する材料に樹脂材料等の非金
属材料を用いることができ、且つ、高い駆動効率を有す
る同期型リニアモータ駆動式スラットコンベヤを提供す
る。 【解決手段】 所定の走行路に沿って循環走行するよう
に等間隔且つ無端状に連結された多数のスラット4の各
々に、スラットの外面に磁極が生じるように着磁された
永久磁石9を設けるとともに、前記走行路近傍の地上側
に前記永久磁石9の磁極に作用する移動磁界を生成して
各スラット4に推力を与える電機子6を定置したもので
ある。
属材料を用いることができ、且つ、高い駆動効率を有す
る同期型リニアモータ駆動式スラットコンベヤを提供す
る。 【解決手段】 所定の走行路に沿って循環走行するよう
に等間隔且つ無端状に連結された多数のスラット4の各
々に、スラットの外面に磁極が生じるように着磁された
永久磁石9を設けるとともに、前記走行路近傍の地上側
に前記永久磁石9の磁極に作用する移動磁界を生成して
各スラット4に推力を与える電機子6を定置したもので
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品の搬送装置や
仕分け装置に用いられる同期型リニアモータ駆動式のス
ラットコンベヤに関する。
仕分け装置に用いられる同期型リニアモータ駆動式のス
ラットコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、物品の搬送装置や仕分け装置に
は、例えば特開平7−61570号公報に記載されてい
るように、誘導型リニアモータによって駆動されるスラ
ットコンベヤを用いているものが開発されている。
は、例えば特開平7−61570号公報に記載されてい
るように、誘導型リニアモータによって駆動されるスラ
ットコンベヤを用いているものが開発されている。
【0003】前記のような誘導型リニアモータ駆動式の
スラットコンベヤは、所定の走行路に沿って循環走行す
るように等間隔且つ無端状に連結された多数のスラット
によって二次側導体が形成されており、また、走行路近
傍の地上側位置において、前記二次側導体となるスラッ
トに対向して推力を与える一次側固定子が定置されてい
る。
スラットコンベヤは、所定の走行路に沿って循環走行す
るように等間隔且つ無端状に連結された多数のスラット
によって二次側導体が形成されており、また、走行路近
傍の地上側位置において、前記二次側導体となるスラッ
トに対向して推力を与える一次側固定子が定置されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような、従来の誘導型リニアモータ駆動式スラットコ
ンベヤでは、一次側鉄心によって生成される移動磁界に
よって二次側導体となるスラットに渦電流を誘起させる
ため、スラットの材料は、アルミニウムもしくは銅のよ
うに、電気抵抗が小さく、且つ、非磁性の金属に限定さ
れており、低騒音且つ製造コストの安い樹脂等で形成し
たスラットが使用できない問題があった。
たような、従来の誘導型リニアモータ駆動式スラットコ
ンベヤでは、一次側鉄心によって生成される移動磁界に
よって二次側導体となるスラットに渦電流を誘起させる
ため、スラットの材料は、アルミニウムもしくは銅のよ
うに、電気抵抗が小さく、且つ、非磁性の金属に限定さ
れており、低騒音且つ製造コストの安い樹脂等で形成し
たスラットが使用できない問題があった。
【0005】特に、スラット上を上流側から搬送されて
くる物品を、プッシャ等の払出装置でスラット上を滑ら
せてスラット側方の仕分けシュートへ払い出す構造の仕
分け装置のスラットコンベヤに用いた場合には、スラッ
トがアルミニウム等の金属であるため、物品の滑りが悪
く、仕分け動作に支障をきたす恐れがあった。
くる物品を、プッシャ等の払出装置でスラット上を滑ら
せてスラット側方の仕分けシュートへ払い出す構造の仕
分け装置のスラットコンベヤに用いた場合には、スラッ
トがアルミニウム等の金属であるため、物品の滑りが悪
く、仕分け動作に支障をきたす恐れがあった。
【0006】また、各スラットが二次側導体の部分を構
成しているため、スラットに生じる渦電流のパターンが
スラットの形状によって制限を受け、推力発生に有効な
渦電流が減少し、電気的損失が大きくなって駆動効率が
低下する問題があった。そこで、本発明は前述したよう
な従来技術の問題を解決し、スラットを形成する材料に
樹脂材料等の非金属材料を用いることができ、且つ、高
い駆動効率を有する同期型リニアモータ駆動式スラット
コンベヤを提供することを目的とする。
成しているため、スラットに生じる渦電流のパターンが
スラットの形状によって制限を受け、推力発生に有効な
渦電流が減少し、電気的損失が大きくなって駆動効率が
低下する問題があった。そこで、本発明は前述したよう
な従来技術の問題を解決し、スラットを形成する材料に
樹脂材料等の非金属材料を用いることができ、且つ、高
い駆動効率を有する同期型リニアモータ駆動式スラット
コンベヤを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的のため、本発明
の同期型リニアモータ駆動式スラットコンベヤは、所定
の走行路に沿って循環走行するように等間隔且つ無端状
に連結された多数のスラットの各々に、スラットの外面
に磁極が生じるように着磁された永久磁石を設けるとと
もに、前記走行路近傍の地上側に前記磁極に作用する移
動磁界を生成して各スラットに推力を与える電機子を定
置したものである。
の同期型リニアモータ駆動式スラットコンベヤは、所定
の走行路に沿って循環走行するように等間隔且つ無端状
に連結された多数のスラットの各々に、スラットの外面
に磁極が生じるように着磁された永久磁石を設けるとと
もに、前記走行路近傍の地上側に前記磁極に作用する移
動磁界を生成して各スラットに推力を与える電機子を定
置したものである。
【0008】その際、各々のスラットの外面に生じる磁
極の極性はスラットの走行方向に連続的に交互に反転す
るように配置するとともに、隣接する異極間の着磁ピッ
チを前記移動磁界で前記電機子の鉄芯表面に生じる異極
間の極ピッチに略等しくすることが望ましい。
極の極性はスラットの走行方向に連続的に交互に反転す
るように配置するとともに、隣接する異極間の着磁ピッ
チを前記移動磁界で前記電機子の鉄芯表面に生じる異極
間の極ピッチに略等しくすることが望ましい。
【0009】
【作用】各々のスラットが電機子の設置されている位置
を通過する際に、電機子の生成する移動磁界がスラット
に設けられている永久磁石の磁極に作用してスラットに
推進力を与え、スラットコンベヤが循環駆動される。そ
の際、各々のスラットの外面に生じる磁極の極性がスラ
ットの走行方向に連続して交互に反転するように配置さ
れ、また、隣接する異極間の着磁ピッチが前記移動磁界
で前記電機子の鉄芯表面に生じる異極間の極ピッチに略
等しくなっている場合には、電機子の鉄芯表面に生じる
移動する磁極の各々が、前記鉄心上を通過する全てのス
ラットの外面の磁極に対して均一な推力を及ぼし、駆動
効率を最大にすることができる。
を通過する際に、電機子の生成する移動磁界がスラット
に設けられている永久磁石の磁極に作用してスラットに
推進力を与え、スラットコンベヤが循環駆動される。そ
の際、各々のスラットの外面に生じる磁極の極性がスラ
ットの走行方向に連続して交互に反転するように配置さ
れ、また、隣接する異極間の着磁ピッチが前記移動磁界
で前記電機子の鉄芯表面に生じる異極間の極ピッチに略
等しくなっている場合には、電機子の鉄芯表面に生じる
移動する磁極の各々が、前記鉄心上を通過する全てのス
ラットの外面の磁極に対して均一な推力を及ぼし、駆動
効率を最大にすることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例につ
いて説明する。図1は、本発明の同期型リニアモータ駆
動式スラットコンベヤの各実施例に共通する概略構造を
示す側面図であって、スラットコンベヤ1は、前後の搬
送端に配置されたガイド輪2とガイド輪3との間に支持
されて垂直面内の走行路を循環走行するように、多数等
間隔で無端状に連結されたスラット4を備えている。
いて説明する。図1は、本発明の同期型リニアモータ駆
動式スラットコンベヤの各実施例に共通する概略構造を
示す側面図であって、スラットコンベヤ1は、前後の搬
送端に配置されたガイド輪2とガイド輪3との間に支持
されて垂直面内の走行路を循環走行するように、多数等
間隔で無端状に連結されたスラット4を備えている。
【0011】前記走行路の上側部分を走行するスラット
4の上面は、ワークWの搬送面5を構成しており、ま
た、それぞれのスラット4には、スラットの外面に磁極
が生じるように着磁された永久磁石が設けられている。
一方、走行路の下側部分を走行するスラット4に対向す
る地上側には、電機子6,7が設置されている。これら
の電機子6,7は、図示していないコイルが周囲に捲回
された珪素鋼板等の鉄芯を有しており、前記コイルに通
電することによって移動磁界が生成され、スラット4の
走行方向に交互に極性が反転した磁極が鉄芯表面に生じ
て、これらの磁極がスラット4の走行方向へ移動するよ
うに構成されている。
4の上面は、ワークWの搬送面5を構成しており、ま
た、それぞれのスラット4には、スラットの外面に磁極
が生じるように着磁された永久磁石が設けられている。
一方、走行路の下側部分を走行するスラット4に対向す
る地上側には、電機子6,7が設置されている。これら
の電機子6,7は、図示していないコイルが周囲に捲回
された珪素鋼板等の鉄芯を有しており、前記コイルに通
電することによって移動磁界が生成され、スラット4の
走行方向に交互に極性が反転した磁極が鉄芯表面に生じ
て、これらの磁極がスラット4の走行方向へ移動するよ
うに構成されている。
【0012】図2は、本発明の同期型リニアモータ駆動
式スラットコンベヤの第1実施例を示すものであって、
前記スラット4内部には中空部8が形成されており、前
記中空部8には、スラット4の外面に磁極を生じるよう
に上下方向に着磁されている永久磁石9が収容されてい
る。
式スラットコンベヤの第1実施例を示すものであって、
前記スラット4内部には中空部8が形成されており、前
記中空部8には、スラット4の外面に磁極を生じるよう
に上下方向に着磁されている永久磁石9が収容されてい
る。
【0013】前記スラット4の材料は、スラット4内部
の永久磁石9の磁束が貫通してスラット外面に磁極を生
じさせることができるものであれば良く、合成樹脂材料
やアルミ等の非磁性の金属材料を用いることができる。
また、永久磁石9の磁極がスラット外面に露出するよう
にしている場合には、鉄系の磁性材料をスラット4に用
いることも可能である。
の永久磁石9の磁束が貫通してスラット外面に磁極を生
じさせることができるものであれば良く、合成樹脂材料
やアルミ等の非磁性の金属材料を用いることができる。
また、永久磁石9の磁極がスラット外面に露出するよう
にしている場合には、鉄系の磁性材料をスラット4に用
いることも可能である。
【0014】同図に示すように、電機子6の鉄芯6Aの
上部には、スラット4の走行方向に配列された多数の櫛
歯状のスロット6Bが形成されており、前記スロット6
B内には、電機子コイルが3相に捲回されている。すな
わち、図中、a,b,cの何れかの文字と、これらの文
字に対応した頭に−を付した文字とは、鉄芯6Aの2つ
おきのスロット6B間を通して捲回されている各相の電
機子コイルを流れる電流を示しており、例えば文字aで
示す一つの相の電流に対して、文字aの頭に−を付した
ものは、同じ位相の反対方向に流れる電流を示してい
る。
上部には、スラット4の走行方向に配列された多数の櫛
歯状のスロット6Bが形成されており、前記スロット6
B内には、電機子コイルが3相に捲回されている。すな
わち、図中、a,b,cの何れかの文字と、これらの文
字に対応した頭に−を付した文字とは、鉄芯6Aの2つ
おきのスロット6B間を通して捲回されている各相の電
機子コイルを流れる電流を示しており、例えば文字aで
示す一つの相の電流に対して、文字aの頭に−を付した
ものは、同じ位相の反対方向に流れる電流を示してい
る。
【0015】前記各スラット4に設けられている永久磁
石9の隣接する異極間のピッチPmは、前記電機子コイ
ルによって生成される移動磁界が、鉄芯6Aのスロット
6B上面に生じさせる移動磁極の隣接する異極間の極ピ
ッチPcに略等しくなるように設定されている。
石9の隣接する異極間のピッチPmは、前記電機子コイ
ルによって生成される移動磁界が、鉄芯6Aのスロット
6B上面に生じさせる移動磁極の隣接する異極間の極ピ
ッチPcに略等しくなるように設定されている。
【0016】前述した構成において、電機子6に三相交
流電源を接続すると、電機子コイルに流れる3相交流の
電流によって、スラット4を走行させる方向に移動磁界
が生成される。この際、それぞれのスラット4の永久磁
石9の磁極に対応した間隔で電機子6上に移動する磁極
が生し、電機子6上を通過する各スラット4に均等な推
力が与えられる。
流電源を接続すると、電機子コイルに流れる3相交流の
電流によって、スラット4を走行させる方向に移動磁界
が生成される。この際、それぞれのスラット4の永久磁
石9の磁極に対応した間隔で電機子6上に移動する磁極
が生し、電機子6上を通過する各スラット4に均等な推
力が与えられる。
【0017】次に、図3は本発明の第2実施例を示すも
のであって、本実施例では、スラット4の中空部8内に
2つの永久磁石9A,9Bが設けられている。前記2つ
の永久磁石9A,9Bは互いに上下逆の極性に着磁され
ており、また、スラット4内での前記2つの永久磁石9
A,9Bの中心間の間隔と、走行方向前後に隣接する前
方のスラット4内の後側の永久磁石9Bと後方のスラッ
ト4内の前側の永久磁石9Aの中心間の間隔とは等し
く、着磁ピッチPmとなっている。
のであって、本実施例では、スラット4の中空部8内に
2つの永久磁石9A,9Bが設けられている。前記2つ
の永久磁石9A,9Bは互いに上下逆の極性に着磁され
ており、また、スラット4内での前記2つの永久磁石9
A,9Bの中心間の間隔と、走行方向前後に隣接する前
方のスラット4内の後側の永久磁石9Bと後方のスラッ
ト4内の前側の永久磁石9Aの中心間の間隔とは等し
く、着磁ピッチPmとなっている。
【0018】一方、電機子6は、前述した第1実施例の
ものと同一構成のものが使用されており、前記電機子コ
イルによって生成される移動磁界が、鉄芯6Aのスロッ
ト6Bの上面に生じさせる移動磁極の隣接する異極間の
極ピッチPcは、前記着磁ピッチPmと略等しく設定さ
れている。したがって、本実施例の場合にも、前述した
実施例のものと同様に、電機子6上を通過する各スラッ
ト4に均等な推力が与えられる。
ものと同一構成のものが使用されており、前記電機子コ
イルによって生成される移動磁界が、鉄芯6Aのスロッ
ト6Bの上面に生じさせる移動磁極の隣接する異極間の
極ピッチPcは、前記着磁ピッチPmと略等しく設定さ
れている。したがって、本実施例の場合にも、前述した
実施例のものと同様に、電機子6上を通過する各スラッ
ト4に均等な推力が与えられる。
【0019】また、図4は、本発明の第3実施例を示す
ものであって、前述した図3に示す実施例と同様に、ス
ラット4の中空部8内に上下の極性を反対にした2つの
永久磁石9A,9Bが配置しているが、この実施例のも
のでは、前記2つの永久磁石9A,9Bの上端間に継鉄
10を配置している。なお、電機子6の構成について
は、前述した各実施例のものと同じである。この実施例
では、永久磁石9A,9Bの上端側が継鉄10によって
連結されているため、永久磁石9A,9Bの内部に生じ
る消磁力が小さくなり、磁力の経時的な低下が抑制され
る。
ものであって、前述した図3に示す実施例と同様に、ス
ラット4の中空部8内に上下の極性を反対にした2つの
永久磁石9A,9Bが配置しているが、この実施例のも
のでは、前記2つの永久磁石9A,9Bの上端間に継鉄
10を配置している。なお、電機子6の構成について
は、前述した各実施例のものと同じである。この実施例
では、永久磁石9A,9Bの上端側が継鉄10によって
連結されているため、永久磁石9A,9Bの内部に生じ
る消磁力が小さくなり、磁力の経時的な低下が抑制され
る。
【0020】さらに、図5は、本発明の第4実施例を示
すものであって、この実施例では、スラット4の前後幅
が狭く、その中空部8内に収容されている永久磁石9の
幅も狭いものが使用されている。前記永久磁石9は、前
述した各実施例に用いられている永久磁石と同様に上下
方向に着磁されているが、その磁極の極性は、隣接する
2つのスラット4毎に着磁ピッチPmで交互に反転して
いる。
すものであって、この実施例では、スラット4の前後幅
が狭く、その中空部8内に収容されている永久磁石9の
幅も狭いものが使用されている。前記永久磁石9は、前
述した各実施例に用いられている永久磁石と同様に上下
方向に着磁されているが、その磁極の極性は、隣接する
2つのスラット4毎に着磁ピッチPmで交互に反転して
いる。
【0021】一方、電機子6側については、前述した各
実施例のものと同一構成であり、その極ピッチPcが前
記着磁ピッチPmと略等しく設定されている。この実施
例の場合には、スラット4の前後幅を狭くできるため、
相互に連結されたスラット4間の屈曲可能な最小半径を
小さくできる。したがって、図1に示すスラットコンベ
ヤ1の両端のガイド輪2,3に小径のものを用いること
ができるため、スラットコンベヤ1の高さを低くするこ
とができる。
実施例のものと同一構成であり、その極ピッチPcが前
記着磁ピッチPmと略等しく設定されている。この実施
例の場合には、スラット4の前後幅を狭くできるため、
相互に連結されたスラット4間の屈曲可能な最小半径を
小さくできる。したがって、図1に示すスラットコンベ
ヤ1の両端のガイド輪2,3に小径のものを用いること
ができるため、スラットコンベヤ1の高さを低くするこ
とができる。
【0022】なお、前述した各実施例を示す図2乃至図
5には、一台の電機子6のみしか図示していないが、図
1のように、2台の電機子6,7、または、それ以上の
台数の電機子をスラット4の走行路に沿って配置するこ
とができる。その場合、スラットコンベヤ1の駆動効率
を最大にするために、各電機子の移動磁界によって生じ
るNまたはSの磁極と、スラット4側の各永久磁石9の
磁極との対応関係がすべての電機子の位置で同じ位相に
揃うように、各電機子を配置する必要がある。
5には、一台の電機子6のみしか図示していないが、図
1のように、2台の電機子6,7、または、それ以上の
台数の電機子をスラット4の走行路に沿って配置するこ
とができる。その場合、スラットコンベヤ1の駆動効率
を最大にするために、各電機子の移動磁界によって生じ
るNまたはSの磁極と、スラット4側の各永久磁石9の
磁極との対応関係がすべての電機子の位置で同じ位相に
揃うように、各電機子を配置する必要がある。
【0023】また、図1では、電機子6,7をスラット
4の表側の面と対向するように、スラット4の走行路の
下側部分(戻り側)に下方から近接して配置している
が、電機子はスラットの裏側の面と対向するように、ス
ラットの走行路の上側部分(搬送側)または下側部分に
近接して配置したり、また、スラットの表側と裏側の両
方の面に対向するように、スラットの走行路に沿って複
数台配置してもよい。
4の表側の面と対向するように、スラット4の走行路の
下側部分(戻り側)に下方から近接して配置している
が、電機子はスラットの裏側の面と対向するように、ス
ラットの走行路の上側部分(搬送側)または下側部分に
近接して配置したり、また、スラットの表側と裏側の両
方の面に対向するように、スラットの走行路に沿って複
数台配置してもよい。
【0024】さらに、本発明の同期型リニアモータ駆動
式スラットコンベヤは、図1に示した垂直面内で循環駆
動される構造の他、スラットどうしを水平面内で屈曲で
きるようにした水平面内で循環する構造のものや、上下
方向に螺旋状に循環するスパイラルコンベヤとして構成
することもできる。
式スラットコンベヤは、図1に示した垂直面内で循環駆
動される構造の他、スラットどうしを水平面内で屈曲で
きるようにした水平面内で循環する構造のものや、上下
方向に螺旋状に循環するスパイラルコンベヤとして構成
することもできる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の同期型リ
ニアモータ駆動式スラットコンベヤによれば、電機子の
生成する移動磁界で生じる移動する磁極が、スラットに
設けられている永久磁石の磁極に吸引力と反発力とを作
用させてスラットを推進させるため、従来の誘導型リニ
アモータ駆動式スラットコンベヤのように、スラットの
形状によって渦電流のパターンが制限されることに起因
する、推力発生に無効な渦電流によるエネルギー損失が
ないので、スラットコンベヤの駆動効率を高めることが
できるとともに、スラットをワークに適合した形状に形
成することが容易となる。
ニアモータ駆動式スラットコンベヤによれば、電機子の
生成する移動磁界で生じる移動する磁極が、スラットに
設けられている永久磁石の磁極に吸引力と反発力とを作
用させてスラットを推進させるため、従来の誘導型リニ
アモータ駆動式スラットコンベヤのように、スラットの
形状によって渦電流のパターンが制限されることに起因
する、推力発生に無効な渦電流によるエネルギー損失が
ないので、スラットコンベヤの駆動効率を高めることが
できるとともに、スラットをワークに適合した形状に形
成することが容易となる。
【0026】また、スラットの材料が電気抵抗の小さい
アルミニウム等の金属に制限されないため、合成樹脂の
ような、運転時に騒音や振動の発生が少なく、且つ製造
コストの安い材料で形成することができ、特に、仕分け
装置のスラットコンベヤに用いる場合には、滑性の高い
合成樹脂でスラットを形成できるため、円滑且つ高速な
動作が可能な仕分け装置を容易に構成することができ
る。
アルミニウム等の金属に制限されないため、合成樹脂の
ような、運転時に騒音や振動の発生が少なく、且つ製造
コストの安い材料で形成することができ、特に、仕分け
装置のスラットコンベヤに用いる場合には、滑性の高い
合成樹脂でスラットを形成できるため、円滑且つ高速な
動作が可能な仕分け装置を容易に構成することができ
る。
【0027】さらに、各々のスラット表面に生じる磁極
の極性が、スラットの走行方向に連続して交互に反転す
るように配置され、また、隣接する異極間の着磁ピッチ
が前記移動磁界で前記電機子の鉄芯表面に生じる異極間
の極ピッチに略等しくなっている場合には、電機子の鉄
芯表面に生じる全ての磁極が前記鉄心上を通過する全て
のスラットの磁極に対してほぼ均一な推力が得られるた
め、駆動効率を最大に高めることができる。
の極性が、スラットの走行方向に連続して交互に反転す
るように配置され、また、隣接する異極間の着磁ピッチ
が前記移動磁界で前記電機子の鉄芯表面に生じる異極間
の極ピッチに略等しくなっている場合には、電機子の鉄
芯表面に生じる全ての磁極が前記鉄心上を通過する全て
のスラットの磁極に対してほぼ均一な推力が得られるた
め、駆動効率を最大に高めることができる。
【図1】 本発明の同期型リニアモータ駆動式スラット
コンベヤの概略構造を示す側面図である。
コンベヤの概略構造を示す側面図である。
【図2】 本発明の同期型リニアモータ駆動式スラット
コンベヤの第1実施例を示す断面図である。
コンベヤの第1実施例を示す断面図である。
【図3】 本発明の同期型リニアモータ駆動式スラット
コンベヤの第2実施例を示す断面図である。
コンベヤの第2実施例を示す断面図である。
【図4】 本発明の同期型リニアモータ駆動式スラット
コンベヤの第3実施例を示す断面図である。
コンベヤの第3実施例を示す断面図である。
【図5】 本発明の同期型リニアモータ駆動式スラット
コンベヤの第4実施例を示す断面図である。
コンベヤの第4実施例を示す断面図である。
1 スラットコンベヤ 2,3 ガイド輪 4 スラット 5 搬送面 6,7 電機子 6A 鉄芯 6B スロット 8 中空部 9,9A,9B 永久磁石 10 継鉄
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の走行路に沿って循環走行するよう
に等間隔且つ無端状に連結された多数のスラットの各々
に、スラットの外面に磁極が生じるように着磁された永
久磁石を設けるとともに、前記走行路近傍の地上側に前
記磁極に作用する移動磁界を生成して各スラットに推力
を与える電機子を定置したことを特徴とする同期型リニ
アモータ駆動式スラットコンベヤ。 - 【請求項2】 各々のスラットの外面に生じる磁極の極
性はスラットの走行方向に連続的に交互に反転するよう
に配置するとともに、隣接する異極間の着磁ピッチを前
記移動磁界で前記電機子の鉄芯表面に生じる異極間の極
ピッチに略等しくしたことを特徴とする請求項1記載の
同期型リニアモータ駆動式スラットコンベヤ。
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---|---|---|---|
JP8000065A JPH09183518A (ja) | 1996-01-04 | 1996-01-04 | 同期型リニアモータ駆動式スラットコンベヤ |
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---|---|
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Family
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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-
1996
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- 1996-11-28 KR KR1019960058631A patent/KR100242538B1/ko not_active IP Right Cessation
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060210 |