JPH079931B2 - 素子分離領域の形成方法 - Google Patents
素子分離領域の形成方法Info
- Publication number
- JPH079931B2 JPH079931B2 JP61258907A JP25890786A JPH079931B2 JP H079931 B2 JPH079931 B2 JP H079931B2 JP 61258907 A JP61258907 A JP 61258907A JP 25890786 A JP25890786 A JP 25890786A JP H079931 B2 JPH079931 B2 JP H079931B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- oxide film
- forming
- layer
- silicon
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に素子分離
領域として、シリコン基板上に溝を堀り、この溝を多結
晶シリコンで埋めこむことにより形成する素子分離技術
に関する。
領域として、シリコン基板上に溝を堀り、この溝を多結
晶シリコンで埋めこむことにより形成する素子分離技術
に関する。
従来、シリコン基板上に溝を堀り、この溝の底面にチャ
ンネルストッパ用の高濃度不純物層を形成するには、単
に溝形成時のシリコン酸化膜をマスクとしてイオン注入
を行っていた。
ンネルストッパ用の高濃度不純物層を形成するには、単
に溝形成時のシリコン酸化膜をマスクとしてイオン注入
を行っていた。
上述した従来のイオン注入によるチャンネルストッパの
形成では、シリコン基板上の溝側壁へもイオン注入され
るという欠点がある。
形成では、シリコン基板上の溝側壁へもイオン注入され
るという欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕 上記問題点に対し本発明では、シリコン基板上に溝を形
成する場合、ポリマーを形成するガスを用いた反応性イ
オンエッチングにより溝を形成し、つぎに、この溝の底
面にイオン注入によりチャンネルストッパ用の高濃度不
純物層を形成し、それから前記溝を多結晶シリコンで埋
めて素子分離領域を形成している。したがって、本発明
では、溝形成のエッチング中に溝側壁がポリマーで覆わ
れるので、イオン注入の際溝側壁にイオン注入されるこ
とがなく、溝底面にのみ選択的にチャンネルストッパが
形成される。
成する場合、ポリマーを形成するガスを用いた反応性イ
オンエッチングにより溝を形成し、つぎに、この溝の底
面にイオン注入によりチャンネルストッパ用の高濃度不
純物層を形成し、それから前記溝を多結晶シリコンで埋
めて素子分離領域を形成している。したがって、本発明
では、溝形成のエッチング中に溝側壁がポリマーで覆わ
れるので、イオン注入の際溝側壁にイオン注入されるこ
とがなく、溝底面にのみ選択的にチャンネルストッパが
形成される。
つぎに本発明を実施例により説明する。
第1図(a)〜(d)は本発明の一実施例を工程順に説
明するための断面図である。まず、第1図(a)のよう
に、元のP型シリコン基板1の上にN+層2を形成し、さ
らにその上にN-エピタキシャル層3を成長させる。つぎ
に同図(b)のように、N-エピタキシャル層3の上に熱
酸化膜4を形成し、溝を形成する部分の酸化膜を除去し
たパターニングを行う。つぎに同図(c)のように、パ
ターニングされた酸化膜4をマスクにして、ポリマーを
形成するガス、例えば、CBrF3ガスを用い、元のシリコ
ン基板1に達する溝5を反応性イオンエッチングにより
形成する。この際、溝5の側壁にポリマー6が形成され
る。よって、側壁がポリマー6で覆われた溝5にB+イオ
ン7を注入し、溝底面にのみチャンネルストッパのN+層
8を形成する。それから、酸化膜4とポリマー6を除去
し、第1図(d)のように、溝内壁および基板表面を10
00Å程度の薄いシリコン酸化膜9で覆った後、多結晶シ
リコン10をCVD法で埋め込み、エッチバックして、埋込
み上面を平坦にして、素子分離領域を形成する。
明するための断面図である。まず、第1図(a)のよう
に、元のP型シリコン基板1の上にN+層2を形成し、さ
らにその上にN-エピタキシャル層3を成長させる。つぎ
に同図(b)のように、N-エピタキシャル層3の上に熱
酸化膜4を形成し、溝を形成する部分の酸化膜を除去し
たパターニングを行う。つぎに同図(c)のように、パ
ターニングされた酸化膜4をマスクにして、ポリマーを
形成するガス、例えば、CBrF3ガスを用い、元のシリコ
ン基板1に達する溝5を反応性イオンエッチングにより
形成する。この際、溝5の側壁にポリマー6が形成され
る。よって、側壁がポリマー6で覆われた溝5にB+イオ
ン7を注入し、溝底面にのみチャンネルストッパのN+層
8を形成する。それから、酸化膜4とポリマー6を除去
し、第1図(d)のように、溝内壁および基板表面を10
00Å程度の薄いシリコン酸化膜9で覆った後、多結晶シ
リコン10をCVD法で埋め込み、エッチバックして、埋込
み上面を平坦にして、素子分離領域を形成する。
以上説明した様に本発明は、シリコン基板に溝を形成
し、素子分離を行う時に必要なチャンネルストッパ層の
形成に対し、シリコン溝側壁をエッチング中に形成させ
るホリマーにより覆うことにより、シリコン溝側壁にイ
オン注入されることなく選択的にチャッネルストッパ層
を形成できる効果がある。
し、素子分離を行う時に必要なチャンネルストッパ層の
形成に対し、シリコン溝側壁をエッチング中に形成させ
るホリマーにより覆うことにより、シリコン溝側壁にイ
オン注入されることなく選択的にチャッネルストッパ層
を形成できる効果がある。
第1図(a)〜(d)は本発明の一実施例を説明するた
めの工程順の断面図である。 1……元のP型シリコン基板、2……N+層、3……N-エ
ピタキシャル成長層、4……熱酸化膜、5……溝、6…
…ポリマー層、7……B+イオン、8……N+チャンネルス
トッパ、9……熱酸化膜、10……多結晶シリコン。
めの工程順の断面図である。 1……元のP型シリコン基板、2……N+層、3……N-エ
ピタキシャル成長層、4……熱酸化膜、5……溝、6…
…ポリマー層、7……B+イオン、8……N+チャンネルス
トッパ、9……熱酸化膜、10……多結晶シリコン。
Claims (1)
- 【請求項1】P型シリコン基板上にN+層を形成し、その
上にN-層をエピタキシャル成長させたシリコン基板上に
シリコン酸化膜を形成した後パターニングする工程と、
ポリマーを形成するCBrF3を含むガスを用いた反応性イ
オンエッチングにより前記シリコン酸化膜をマスクにし
て前記シリコン基板にP型層まで達する溝を形成する工
程と、前記溝側壁に付着したポリマー及び前記シリコン
酸化膜をマスクとしたイオン注入により前記溝の底面に
チャンネルストッパ用のN+層を形成する工程と、前記ポ
リマーおよびシリコン酸化膜を除去後溝内壁を酸化して
酸化膜を形成する工程と、多結晶シリコンを用いて前記
溝を埋める工程とを含むことを特徴とする素子分離領域
の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61258907A JPH079931B2 (ja) | 1986-10-29 | 1986-10-29 | 素子分離領域の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61258907A JPH079931B2 (ja) | 1986-10-29 | 1986-10-29 | 素子分離領域の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63110746A JPS63110746A (ja) | 1988-05-16 |
JPH079931B2 true JPH079931B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=17326685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61258907A Expired - Lifetime JPH079931B2 (ja) | 1986-10-29 | 1986-10-29 | 素子分離領域の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH079931B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5801083A (en) * | 1997-10-20 | 1998-09-01 | Chartered Semiconductor Manufacturing, Ltd. | Use of polymer spacers for the fabrication of shallow trench isolation regions with rounded top corners |
JP2015002279A (ja) * | 2013-06-17 | 2015-01-05 | トヨタ自動車株式会社 | 半導体装置の製造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6059302B2 (ja) * | 1981-05-26 | 1985-12-24 | インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション | 多量の酸素を用いた反応性イオン食刻法 |
JPS592362A (ja) * | 1982-06-28 | 1984-01-07 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 半導体装置とその製造方法 |
US4450042A (en) * | 1982-07-06 | 1984-05-22 | Texas Instruments Incorporated | Plasma etch chemistry for anisotropic etching of silicon |
JPS60161632A (ja) * | 1984-02-01 | 1985-08-23 | Hitachi Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
-
1986
- 1986-10-29 JP JP61258907A patent/JPH079931B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63110746A (ja) | 1988-05-16 |
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