JPH0798907A - 磁気記録再生装置のカセットリッド開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 リッドを開けた状態のリッドの高さを不要し
てデッキの高さを減らせる磁気記録再生装置のカセット
リッド開閉装置を提供する。 【構成】 第１先端部が前記スライダーの軸部に形成さ
れた長孔内でスプリングにより弾力的に支持され、第２
先端部がリッドオープン部材４４に回動可能に支持され
て前記カセットホルダーがスライダー４０に安着される
ときに前記リッドオープン部材を回動させてカセットリ
ッドが開放されるようにしたリッドオープン部材作動用
リンク、テープカセットが下部のシャシー６０に安着さ
れるときにリッドオープン部材作動用リンクの第１先端
部を移動させて前記リッドオープン部材のリッド押圧動
作を解除させることにより開放されたリッドが閉じるよ
うにしたレバー及びテープカセット２０の下部のシャシ
ー安着のときに前記レバーを作動させるレバー作動手段
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置のカ
セットリッド開閉装置に関し、特にテープカセットの安
着のときにリッドが完全に開き、カセットの安着のあと
にはリッドが閉じるようにするカセットリッド開閉装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般的に、ビデオテープレコーダーなど
のような磁気記録再生装置は、以前から多くの先進業体
で多様した形態に開発されて来て、現在には、それぞれ
の家庭にほとんど普及されて現代人においては一つの生
活必須品のように感じる程度に需要が急増している。

【０００３】現在家庭用に普及されている磁気記録再生
装置は、ほとんど大部分ＶＨＳ（Video Home System)方
式を採用した１／２インチのテープカセットを主に使っ
ている。このような磁気記録再生装置は、大きくテープ
カセットが挿入されるカセットホルダーと、このカセッ
トホルダーを機器本体の内部へ引き入れてメインデッキ
上に安着させるための駆動部材と、前記テープカセット
内の磁気テープをメインデッキ上に取り付けられた回転
ドラム側へローディング或いはアンローディングさせる
ための装置と、磁気テープが一定な経路を沿って走行さ
れるようにする装置からなる。

【０００４】従って、テープカセットホルダーの内部へ
挿入させると、この挿入状態を感知してメインデッキ上
に安着させるようになり、この状態で一対のポールベー
スにより磁気テープを高速回転するドラム側へローディ
ングさせて磁気テープに信号を記録するか、或いは記録
された信号を再生させる。近頃では、前述した磁気記録
再生装置を応用して開発された携帯用カムコーダなどの
ような製品は、使用者の便利性を図るために可能な限り
その大きさを小型化させることは勿論、軽量化させるた
めに努力しており、その一環としてもう開発されて普く
使われている８ｍｍのテープカセットを用いた製品が多
く知られている。

【０００５】ところで、製品の小型化及び軽量化に最も
大きな影響を及ぼすものの中の一つがデッキサイズであ
り、このデッキサイズをどの程度縮小させるかにより製
品の小型化及び軽量化を追求することができるためデッ
キサイズの縮小程度によりその技術水準の尺度を見当が
つけられ、実際に多様な形状及び方式の磁気記録再生装
置が研究開発されている。

【０００６】このような一環で、デッキサイズを最大限
に縮小させることができるとともに構成部品を単純化で
きるようにするために、この発明者は大韓民国特許出願
第９３−５０１６号でのようにテープカセットを回転ド
ラムが取り付けられたカセットホルダーに挿入させて磁
気テープが１次ローディングされるようにし、そのあと
に前記カセットホルダーを押さえて閉じることにより磁
気テープが回転ドラムに２次フルローディングされるよ
うにするが、テープカセットのローディング動作の完了
のときにテープカセットの内部空間へ回転ドラムが完全
に収容されるようにしてデッキサイズを超小型化できる
磁気記録再生装置を案出した。これに対し概略的に説明
する。

【０００７】図１，図２及び図３は、従来の技術による
磁気記録再生装置の動作別状態を示す図で、イジェクト
レバー１０の後方へ延長形成された一対のアーム１０ａ
の先端が機器本体（図示せず）の内部に立て形成された
一対のブラケット１１の先端に軸１１ａに連結されてこ
の軸１１ａを中心に上、下の開閉が可能に取り付けられ
る。

【０００８】イジェクトレバー１０は、イジェクト動作
のときにイジェクトレバー１０の正面に形成されたロッ
キングピン１０ｂが解除されながら機器本体に対して所
定の角度に外部へ露出されることにより、テープカセッ
ト２０を機器本体の内部へ挿入あるいは取り出すことが
できるようになる。また、イジェクトレバー１０の内側
面には、下側方向へ向けて一対の弾性部材１２が付けら
れており、この弾性部材１２によりイジェクトレバー１
０の押圧動作が完了された状態でテープカセット２０の
上面を押さえることによりテープカセット２０が流動さ
れることを防止できる。

【０００９】イジェクトレバー１０のアーム１０ａの一
方の側部には、ピン１０ｃが形成されており、このピン
１０ｃはアッパシャーシ３０の側面に立って形成された
ブラケット３０ａの長孔３０ｂに嵌合わされてイジェク
トレバー１０の上、下回動のときにアッパシャーシ３０
が垂直方向へ上昇、下降移動することができる。また、
イジェクトレバー１０の内側には、テープカセット２０
が挿入されるカセットホルダー４０と、このカセットホ
ルダー４０を水平方向へ前後移動させるためのスライダ
ー５０と、このスライダー５０の水平移動のときにテー
プカセット２０内の磁気テープが１次ローディングされ
るように回転ドラム３１が装着されたアッパシャーシ３
０がそれぞれ取り付けられている。

【００１０】カセットホルダー４０は、その一方の側の
先端がスライダー５０の先端と軸４０ａに連結され、大
略中央部に形成された第１リンク４１がスライダー５０
側面のブラケット５０ａに形成された長孔５０ｂ内に嵌
合われてスライド移動する第２リンク４２とピン４３で
連結されている。従って、カセットホルダー４０が軸４
０ａを中心に所定の角度に回動することができるように
なってテープカセット２０の挿入及び取り出しが可能に
なる。

【００１１】そして、カセットホルダー４０のどの一方
の側面には、一方の側の軸４４ａを中心に上、下回動す
るリッドオープン部材４４が装着されており、このリッ
ドオープン部材４４の大略の中央部には、長孔４４ｂが
形成されてカセットホルダー４０の側面に突出形成され
たピン４０ｂが嵌合われて合わせられてガイドになる。

【００１２】また、リッドオープン部材４４の中央部と
スライダー５０が所定の角度に傾斜になる第３リンク４
５により連結され、第２リンク４２と第３リンク４５は
弾性部材４６により連結されている。従って、カセット
ホルダー４０がスライダー５０に安着される過程でリッ
ドオープン部材４４が軸４４ａを中心に回動されてテー
プカセット２０のリッド２２ａをオープンさせることが
できるようになる。

【００１３】一方、スライダー５０には、リールベース
５１が装着され、このリールベース５１の上にはリール
５３が取り付けられてテープカセット２０のハブ（図示
せず）をガイドできるようになり、アッパシャーシ３０
に取り付けられたスライダー移動機具（図示せず）によ
り水平方向へ前後移動が可能になる。そして、アッパシ
ャーシ３０の下側には、テープカセット２０内の磁気テ
ープ（図示せず）を駆動させるためのそれぞれの走行要
素が装着された下部のシャーシ６０が取り付けられてい
る。

【００１４】これらアッパシャーシ３０と下部のシャー
シ６０の側面は、スコットラッセルのリンク機具原理を
応用した一対の第４及び第５リンク６０ａ，６０ｂが互
いに交叉するように先端がピン６０ｃにより連結され、
リンク６０ａ，６０ｂ中央の軸６０ｄに弾性部材６１が
装着されてそれぞれのリンク６０ａ，６０ｂが係止維持
されることにより、アッパシャーシ３０が垂直方向へ弾
力があるように上昇、下降移動できるようになる。

【００１５】このように、構成された従来の磁気記録再
生装置において、機器本体に対して所定の角度に露出さ
れたイジェクトレバー１０の内側に位置したカセットホ
ルダー４０の内部へテープカセット２０を挿入させたあ
とに（図１参照）カセットホルダー４０を押さえて閉じ
ると、このカセットホルダー４０が軸４０ａを中心に回
動してスライダー５０上に安着される。

【００１６】このとき、テープカセット２０のハブがス
ライダー５０上に取り付けられたリール５３にガイドさ
れて安着されるとともにカセットホルダー４０の側面に
形成されたリッドオープン部材４４が軸４４ａを中心に
時計方向へ回動してテープカセット２０のリッド２０ａ
をオープンさせる。このような状態で、カセットホルダ
ー４０をアッパシャーシ３０側へ押し込むと、アッパシ
ャーシ３０に装着されたスライダー移動機具（図示せ
ず）がスライダー５０をアッパシャーシ３０側へ水平移
動させることにより、回転ドラム３１に対する磁気テー
プの１次ローディング動作が遂行されることができる
（図２参照）。

【００１７】このような状態で、図３のようにイジェク
トレバー１０を押されて閉じられると、イジェクトレバ
ー１０が軸１１ａを中心に下降移動しながらピン１０ｃ
に嵌合われたアッパシャーシ３０の長孔３０ｂを押さえ
るようになるので、アッパシャーシ３０は第４及び第５
のリンク６０ａ，６０ｂに取り付けられた弾性部材６１
により弾力があるように垂直下降移動して下部のシャー
シ６０上に安着される。このとき、イジェクトレバー１
０のロッキングピン１０ｂは、６０上に取り付けられた
ロッキング装置１００により係止維持される。

【００１８】しかし、前記のような磁気記録再生装置に
おいては、テープカセット２０が下部のシャーシ６０に
安着されたあとにもリッド２０ａが開けた状態であるよ
うになるのでリッド２０ａの突出された高さ（Ｈ）（図
３参照）によりデッキ全体が高くなり、これによってデ
ッキの超小型、超軽量化を実現できないという問題点が
あった。

【００１９】

【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、テープカセットがスライダーに安着されながらリッ
ドを開けるようにし、下部のシャーシに完全に安着され
たあとには、リッドが再び閉じるようにすることによ
り、従来のリッドが開ける状態でリッドの高さにより不
要したデッキの高さを減らすことができ、デッキを超薄
型、超軽量化できる磁気記録再生装置のカセットリッド
開閉装置を提供することにある。

【００２０】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、テープカセットが挿入可能に一方の側の
軸を中心に所定の角度に回動するカセットホルダーと、
一対のリールが取り付けられて前記テープカセットのハ
ブをガイドできるとともに、前記カセットホルダーを水
平方向へ前後移動させるスライダー及び前記カセットホ
ルダーが前記スライダーに安着される過程でテープカセ
ットのリッドをオープンさせることができるリッドオー
プン部材を備えた磁気記録再生装置において、第１先端
部が前記スライダーの側部に形成された長孔内でスプリ
ングにより弾力的に支持され、第２先端部が前記リッド
オープン部材に回動可能に支持されて前記カセットホル
ダーがスライダーに安着されるときに前記リッドオープ
ン部材を回動させてカセットリッドが開放されるように
したリッドオープン部材作動用リンク、前記テープカセ
ットが下部のシャーシに安着されるときに前記リッドオ
ープン部材作動用リンクの第１先端部を移動させて前記
リッドオープン部材のリッド押圧動作を解除させること
により開放されたカセットのリッドが閉じるようにした
レバー及び前記テープカセットの下部のシャーシ安着の
ときに前記レバーを作動させるレバー作動手段からなる
点である。

【００２１】本発明による磁気記録再生装置のカセット
リッド開閉装置によれば、レバー作動手段はレバーの一
方の側の端部に連結された中心軸がスライダーに形成さ
れた長孔内で滑走可能にしたローラーと、テープカセッ
トが下部のシャーシに安着されるときにローラーをガイ
ドしてローラーが長孔内で滑走移動するように下部のシ
ャーシ上に取り付けられたガイドブロックからなること
が望ましいが、このガイドブロックは、ローラーと接触
される面が所定の角度に傾斜になるテープアンローディ
ング及びローディングのときにカセットリッドを開閉さ
せるようにすることが望ましい。

【００２２】

【実施例】以下、添付した図面を参照して本発明による
磁気記録再生装置のカセットリッド開閉装置に対する望
ましい一実施例を詳細に説明する。図４乃至図７を参照
すれば、本発明によるカセットリッド開閉装置を備えた
磁気記録再生装置の動作別状態がそれぞれ概略的に示さ
れているが、図４乃至図７において、図１乃至図３に示
した参照番号と同一なものは、同一部品を表示するので
それに対する詳細な説明は省略し、相異する部分に対し
てだけ説明する。

【００２３】リッドオープン部材作動用リンク４５の第
１先端部は、スライダー５０のブラケット５０ａに形成
された長孔５０ｃ内でスプリング４６により弾力的に支
持されるが、第１先端部にはピン４５ａが固定されてい
る。そして、作動用リンク４５の第２先端部には、ピン
４５ｂによりリッドオープン部材４４が回動可能に取り
付けられている。

【００２４】図４乃至図６に示した如く、リンク４５の
第１先端部は、スプリング４６により長孔４５ｃの右端
側に維持される。すなわち、カセット２０がカセットホ
ルダー２０に挿入又は非挿入された状態（図４）、カセ
ットホルダー２０がスライダー５０に安着された状態
（図５）及びスライダー５０がアッパシャーシ３０上に
位置された状態（図６）ではリンク４５の第１先端部が
スプリング４６により長孔５０ｃの右側端に接触維持さ
れる。

【００２５】一方、リンク４５の第１先端部のピン４５
ａには、テープカセット２０が下部のシャーシ６０に安
着されるときに（更に詳しくはスライダー５０が下部の
シシー６０に安着されるとき）、リッドオープン部材作
動用リンク４５の第１先端部を移動させてリッドオープ
ン部材４４のリッド押圧動作を解除させるためのレバー
７０が連結されている。

【００２６】このレバー７０の他側端部には、図８に詳
細に示した如き、ローラー８０の中心軸８０ａが連結さ
れている。このローラー８０は、スライダー５０のブラ
ケット５０ａに形成させた長孔５０ｄの内で滑走可能で
ある。ローラー８０が移動されれば、リンク４５のピン
４５ａは、長孔５０ｃの内で移動されることができる。

【００２７】図７に示した如く、スライダー５０が下部
のシャーシ６０に安着される場合にリンク４５のピン４
５ａは、長孔５０ｃの左側端に位置されることにより、
リンク４５がリッドオープン部材４４に対し反時計方向
へ回動させることにより開いていたカセットリッド２０
ａはそれ自体のスプリング力により閉じることになる。

【００２８】一方、下部のシャーシ６０には、ガイドブ
ロック９０が取り付けられてアッパシャーシ３０及びス
ライダー５０が下部のシャーシ６０に安着されるときに
ローラー８０をガイドしてローラー８０が長孔５０ｄの
内で滑走されるようにする。ローラー８０と接触される
ガイドブロック９０の面は、所定の角度に傾斜になる前
述した如く、アッパシャーシ３０及びスライダー５０が
下部のシャーシ６０に安着されるときにローラー８０が
ガイトブロック９０の傾斜面９０ａを沿って降りること
によりローラー８０が長孔５０ｄの左側端へ移動され、
これによりレバー７０も又左側へ移動される。

【００２９】従って、図４乃至図６のように、長孔５０
ｄの右端側でスプリング４６により弾力維持されたリン
ク４５の第１先端部も左側へ移動する。このとき、リン
ク４５がリッドオープン部材４４を強制に引っ張るよう
になるのでリッドオープン部材４４は、軸４４ａを中心
に半時計方向へ回動になってリッド２０ａを押さえてい
た押圧動作が解除され、カセットリッド２０ａは自体の
スプリング力により図７のように自動的に閉じる。

【００３０】前記のように構成された本発明によるカセ
ットリッド開閉装置の動作を詳細に説明する。先ず、図
４のように機器本体に対して所定の角度に露出されたイ
ジェクトレバー１０の内側に位置したカセットホルダー
４０の内部へテープカセット２０を挿入させたあとにカ
セットホルダー４０を押さえて閉じると、カセットホル
ダー４０が軸４０ａを中心に回動してスライダー５０上
に安着される。

【００３１】このとき、テープカセット２０のハブがス
ライダー５０上に取り付けられたリール５３にガイドさ
れながら安着されるとともに、カセットホルダー４０の
側面に形成されたリッドオープン部材４４が軸４４ａを
中心に時計方向へ回動してテープカセット２０のリッド
２０ａをオープンさせる。ここで、リンク４５の第１先
端部にあるピン４５ａには、スプリング４６の一端部が
かかっているからそれにより弾力を受けてリンク４５の
ピン４５ａは長孔５０ｃの右側端に係止維持される（図
５参照）。

【００３２】このような状態で図６のようにカセットホ
ルダー４０をアッパシャーシ３０側へ押し入れるとアッ
パシャーシ３０に装着されたスライダー移動器具（図示
せず）によりスライダー５０がアッパシャーシ３０側へ
水平移動する。従って、テープカセット２０内の磁気テ
ープがアッパシャーシ３０に取り付けられた回転ドラム
３１に１次ローディング状態を維持できるようになる。

【００３３】前記のような状態でイジェクトレバー１０
を押さえて閉じると、イジェクトレバー１０が軸１１ａ
を中心に下降移動しながらピン１０ｃが嵌合われたアッ
パシャーシ３０の長孔３０ｂを押さえるようになるの
で、アッパシャーシ３０は第４及び第５リンク６０ａ，
６０ｂに取り付けられた弾性部材６１により弾力がある
ように垂直下降移動して下部のシャーシ６０上に安着さ
れることができる。

【００３４】このような、アッパシャーシ３０の下部の
シャーシ６０に対する安着のときに図８及び図９に詳細
に示した如く、ローラー８０は、ガイドブロック９０の
傾斜面９０ａを沿ってガイドされる。従って、アッパシ
ャーシ３０が降りることによってローラー８０は、傾斜
面９０ａにより長孔５０ｄの左側へ移動される。ローラ
ー８０が長孔５０ｄの内から左側へ移動されることによ
ってローラー８０の軸８０ａに連結されたレバー又は左
側へ移動されるのでリンク４５の第１先端部にあるピン
４５ａも左側へ移動される。

【００３５】従って、リンク４５の第１先端部が左側へ
移動されることによってリンク４５の第２先端部からピ
ン４５ｂが連結されたリッドオープン部材４４が軸４４
ａを中心に半時計方向へ回動されてリッドオープン部材
４４の先端部すなわち、カセットリッド２０ａを開放さ
せる先端部が下側へ降りる。このとき、カセットリッド
２０ａは、自体のスプリング力により閉じるようになる
ことにより図７のような状態を維持する。

【００３６】このように、図７のような状態でテープカ
セットをアンローディングさせる場合には、使用者がイ
ジェクトレバー１０を解除させると、アッパシャーシ３
０は第４及び第５リンク６０ａ，６０ｂによる弾力に上
側へ移動して図６のようになる。このとき、ローラー８
０は、スプリング４６の弾力によりガイトブロック９０
の傾斜面９０ａを沿ってガイドされるのに、ガイドブロ
ック９０の傾斜面９０ａから解除されれば、ローラー８
０は長孔５０ｄの右側端に位置されてリンク４５がリッ
ドオープン部材４４を軸４４ａを中心に時計方向へ回転
させる。

【００３７】リッドオープン部材４４が軸４４ａを中心
に時計方向へ回転されれば、カセットリッド２０ａは再
びオープンされる。結局、図６のような状態でイジェク
トレバー１０を押さえて閉じると、ローラー８０がガイ
ドブロック９０の傾斜面９０ａを沿って降りることによ
って、開いていたカセットリッド２０ａが閉じて図７の
ようになる。

【００３８】これとは別に、図７のような状態でイジェ
クトレバー１０を解除させると、リンク６０ａ，６０ｂ
による弾力を受けてアッパシャーシ３０が下部のシャー
シ６０から上側へ離隔され、このとき、ローラー８０が
ガイドブロック９０の傾斜面９０ａに接触維持されなが
らスプリング４６により弾力的にガイドされ、図８及び
図９に示した如く、ローラー８０が長孔５０ｄの右端側
へ移動してリンク４５がレバー７０により長孔５０ｃの
右端側へ移動される。そこで、リンク４５は、リッドオ
ープン部材４４を回動させて閉じていたリッド２０ａを
図６のように開ける。

【００３９】そのあとに、使用者がカセットホルダー２
０を引っ張ると、スライダー移動器具が弾力動作されて
スライダー５０をアッパシャーシ３０から取り出させて
図５のような状態が得られる。図５のような状態で使用
者がカセットホルダー２０を上側へ持って上げると、リ
ッドオープン部材４４が軸４４ａを中心に時計方向へ回
動し、それによりカセットリッド２０ａは自体の弾力に
より再び閉じることにより、図４のような状態を維持す
る。

【００４０】

【発明の効果】以上のように、本発明によるカセットリ
ッド開閉装置によれば、テープカセットがスライダーに
安着されながらリッドが開けるようにし、下部のシャー
シに完全に安着されたあとには、リッドが再び閉じるよ
うにすることにより、従来のリットが開けた状態でリッ
ドの高さにより不要なデッキの高さを減らすことがで
き、デッキを超薄型に設計できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来技術による磁気記録再生装置の動作状態を
示した側面図である。

【図２】図１の装置の他の動作状態の側面図である。

【図３】図１の装置の更に他の動作状態の側面図であ
る。

【図４】本発明によるカセットリッドの開閉装置を備え
た磁気記録再生装置の動作別状態を示した側面図であ
る。

【図５】図４の装置の他の動作状態の側面図である。

【図６】図４の装置の更に他の動作状態の側面図であ
る。

【図７】図４の装置の更に他の動作状態の側面図であ
る。

【図８】本発明によるカセットリッドの開閉装置の要部
抜粋斜視図である。

【図９】図３に示されたカセットリッドの開閉装置の動
作前後の状態図である。

【符号の説明】

１０ イジェクトレバー １０ａ アーム １０ｃ，４０ｂ，６０ｃ ピン １１ ブラケット １１ａ，４４ａ，６０ｄ 軸 ２０ テープカセット ２０ａ リッド ３０ｂ，４４ｂ 長孔 ３１ 回転ドラム ４０ カセットホルダー ４４ リッドオープン部材 ５１ リールベース ５３ リール ６０ シャーシ ６０ａ 第４リンク ６０ｂ 第５リンク ６１ 弾性部材 １００ ロッキング装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャエ カブ セオ 大韓民国、キュンキ−ド、スウォン−シテ ィー、パルダル−ク、マエタン−ドン 416

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 テープカセットが挿入可能に一方の側の
   軸を中心に所定の角度に回動するカセットホルダーと、 一対のリールが取り付けられて前記テープカセットのハ
   ブをガイドできるとともに前記カセットホルダーを水平
   方向へ前後移動させるスライダー及び前記カセットホル
   ダーが前記スライダーに安着される過程でテープカセッ
   トのリッドをオープンさせることができるリッドオープ
   ン部材を備えた磁気記録再生装置のカセットリッド開閉
   装置において、 第１先端部が前記スライダーの側部に形成された長孔内
   でスプリングにより弾力的に支持され、第２先端部が前
   記リッドオープン部材で回動可能に支持されて前記カセ
   ットホルダーがスライダーに安着されるときに前記リッ
   ドオープン部材を回動させてカセットリッドが開放され
   るようにしたリッドオープン部材の作動用リンクと、 前記テープカセットが下部のシャーシに安着されるとき
   に前記リッドオープン部材の作動用リンクの第１先端部
   を移動させて前記リッドオープン部材のリッド押圧動作
   を解除させることにより開放されたカセットのリッドが
   閉じるようにしたレバー及び前記テープカセットの下部
   のシャーシ安着のときに前記レバーを作動させるレバー
   作動手段からなることを特徴とする磁気記録再生装置の
   カセットリッド開閉装置。
2. 【請求項２】 前記レバーの作動手段は、 前記レバーの一方の側の端部に連結された中心軸が前記
   スライダーに形成された長孔内で滑走可能としたローラ
   ーと、 前記テープカセットが下部のシャーシに安着されるとき
   に、前記ローラーをガイドして前記ローラーが前記長孔
   内で滑走移動するように下部のシャーシ上に取り付けら
   れたガイドブロックからなることを特徴とする請求項１
   記載の磁気記録再生装置のカセットリッド開閉装置。
3. 【請求項３】 前記ガイドブロックは、 前記ローラーと接触される面が所定の角度に傾斜になっ
   てテープのアンローディング及びローディングのときに
   カセットリッドを開閉させるようにしたことを特徴とす
   る請求項２記載の磁気記録再生装置のカセットリッド開
   閉装置。