JPH079849B2 - 有極電磁石 - Google Patents

有極電磁石

Info

Publication number
JPH079849B2
JPH079849B2 JP62326324A JP32632487A JPH079849B2 JP H079849 B2 JPH079849 B2 JP H079849B2 JP 62326324 A JP62326324 A JP 62326324A JP 32632487 A JP32632487 A JP 32632487A JP H079849 B2 JPH079849 B2 JP H079849B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron core
magnetic pole
movable iron
yoke
pole piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP62326324A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01168009A (ja
Inventor
洋一 横山
博昭 浜口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP62326324A priority Critical patent/JPH079849B2/ja
Publication of JPH01168009A publication Critical patent/JPH01168009A/ja
Publication of JPH079849B2 publication Critical patent/JPH079849B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、4つの主空隙を有する4空隙ブリッジ型磁気
回路構成からなる有極電磁石に関するものである。
[背景技術] 第9図は従来の有極電磁石の斜視図を示し、第10図は断
面図を示している。コイルボビン2の外周にはコイル1
が巻装されており、このコイルボビン2の中空部の挿通
孔4内に可動鉄心3が嵌挿してある。コイルボビン2の
挿通孔4は可動鉄心3と比べて幅広としてあり、可動鉄
心3の中央部が軸5により挿通孔4内で回動自在に軸支
してある。可動鉄心3の両端部は挿通孔4より突出して
いる。コイル1の両側面には略コ字型のヨーク6,7が配
置されており、両ヨーク6,7の端部は可動鉄心3の端部
側に位置して対向している。両ヨーク6,7の端部を夫々
磁極片6a,6b、7a,7bとしている。また、コイル1の上方
であって両ヨーク6,7間に永久磁石8が橋絡してある。
ヨーク6,7の一方の磁極片6a,7aの間に可動鉄心3の一方
の磁極となる端部3aが位置し、また、他方の磁極片6b,7
bの間に可動鉄心3の他方の端部3bが位置している。そ
して、磁極片6a,7aと可動鉄心3の端部3a、及び磁極片6
b,7bと端部3bとの磁極面との間を夫々主空隙〜を形
成しており、この構成は4空隙ブリッジ型の磁気回路構
成である。そして、磁極片6a,7a、6b,7bと端部3a、3bの
磁極面は夫々面対向している。尚、第9図では接点部を
図示してしないが、可動接点板と、可動接点板に固着し
てある可動接点と相対する固定接点を有する固定端子板
とが設けられており、これら接点部が可動鉄心3に装着
されたカードにより駆動されて、接点の開閉を行なうよ
うになっている。つまり、有極電磁石は電磁開閉装置に
用いられるものである。尚、復帰バネも図示していな
い。
第10図は断面図を示しているが、永久磁石8を見易くす
るように図面の上部に記載している。この第10図におい
て、破線は励磁状態を示し、実線は無励磁状態を示して
いる。永久磁石8による磁束は、ヨーク6→磁極片6a→
可動鉄心3→磁極片7b→ヨーク7へと通り、実線の位置
で保持されている。次に、磁極片6a,7bと反対の磁極と
なるようにヨーク1を励磁することで、可動鉄心3を実
線の位置まで吸引駆動する。この励磁開始時において
は、磁極片6aと可動鉄心3の端部3aとの主空隙が広く
磁気抵抗が大きくなる。ところで、この有極電磁石の構
成は、4空隙ブリッジ型の磁気回路構成であり、高効率
な有極磁気回路構成として公知なものであり、電磁開閉
装置によく使われている。つまり、電磁開閉装置におい
て、接点バネ荷重は、接点の位置ずれによるオーバート
ラベル(OT)のバラツキ、接点バネそのもののバラツ
キ、接点消耗によるOTの減少等、接点バネ荷重のバラツ
キ要因が多く、充分な吸引力の余裕あることが望まし
い。しかし、上述のように磁極片4と接極片8との磁極
面とが対向しており、その間の主空隙が広く磁気抵抗
が高く、充分な吸引力が得られないという問題があっ
た。尚、磁極片7bと可動鉄心3の端部3bとの間において
も同様なことが言える。
[発明の目的] 本発明は、上述の点に鑑みて提供したものであって、励
磁時の磁気効率を向上させ、充分な吸引力を得ることを
目的とした有極電磁石を提供するものである。
[発明の開示] (構成) 本発明は、永久磁石で橋絡した2つの略コ字型のヨーク
を配置し、この2つのヨーク内に配置したコイルの中空
部内に回動自在に可動鉄心を軸支し、両ヨークの両端を
磁極片とした両ヨークの磁極片間に可動鉄心の端部を夫
々位置せしめて、2つのヨークの各磁極片と可動鉄心の
各端部との間で4つの主空隙を形成する4空隙ブリッジ
型磁気回路構成であって、コイルの励磁により可動鉄心
を回転させるようにした有極電磁石において、無励磁時
に1つ若しくは2つの主空隙を構成する鉄心の端部とヨ
ークの磁極片との磁極面を夫々非対向に配置し、鉄心の
端部をヨークの磁極片側に、あるいはヨークの磁極片を
鉄心の端部側に延出形成することにより、無励磁時に1
つ若しくは2つの主空隙を構成する鉄心の磁極片と接極
片との磁極面を夫々対向させずに配置し、鉄心の端部を
ヨークの磁極片側に、あるいはヨークの磁極片を鉄心の
端部側に延出形成して、当該主空隙を狭くして両磁極面
間の磁気抵抗を小さくし、もって励磁時に充分な吸引力
を得るようにしたことを特徴とするものである。
(実施例1) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。尚、
全体の構成は従来例とほぼ同様であるので要旨の部分に
ついて説明する。本発明は第1図に示すように、一方の
ヨーク6の磁極片6aを延出形成して可動鉄心3の端部3a
の外側に位置させて、磁極片6aと可動鉄心3の端部3aと
の間をリーケージギャップとしたものである。尚、図中
の破線は無励磁状態を示し、実線は励磁状態を示してい
る。すなわち、無励磁時にヨーク6の磁極片6aの磁極面
と可動鉄心3の端部3aの磁極面とを対向させずに、磁極
片6aを端部3aに近付けたものである。磁極片6aの磁極面
と端部3aの磁極面との間を主空隙とし、この主空隙
の寸法を短くして磁気抵抗を小さくし、励磁時における
吸引力を増加させている。他の構成は従来例と同じであ
る。
この主空隙において、磁極片6aの磁極面と可動鉄心3
の端部3aの磁極面との距離が第10図の場合よりも近く、
磁気抵抗は小さくなっている。従って、励磁時、磁束の
ループ全体の磁気抵抗は、第10図の場合より小さくな
り、励磁効率が良くなる。第2図はこの場合の吸引力特
性を示している。第2図の動作開始吸引力特性におい
て、実線は本発明の実施例の場合を示し、破線は従来例
の場合を示している。従って、動作開始時においてはF
の吸引力の差が生じ、同じ励磁アンペアターンで吸引力
は大きくなるものである。
このように構成することにより、励磁時の吸引力が大き
くなり、接点OTのバラツキ、接点消耗等によりバネ荷重
が変動しても、電磁開閉装置の動作電圧は所定値で動作
することができるものである。また、電磁開閉装置の高
感度化も可能である。
(実施例2) 第3図は第2実施例を示し、ヨーク6の磁極片6aを延出
形成して可動鉄心3の端部3aの外側に位置させ、可動鉄
心3の一方の端部3aを磁極片6a側に折り曲げて、可動鉄
心3の端部3aとヨーク6の磁極片6aとの磁極面との間を
主空隙としてリーケージギャップにしたものである。
尚、第3図において、破線は無励磁状態を、実線は励磁
状態を夫々示している。また、以下に示す図においても
同様である。
(実施例3) 第4図は、一方のヨーク6の両磁極片6a,6bを可動鉄心
3の端部3a,3bの外側に位置させて、2つのリーケージ
ギャップを作ったラッチングタイプとしたものである。
ここでは、磁極片6aと可動鉄心3の端部3aとの磁極面の
間を主空隙とし、磁極片6bと可動鉄心3の他方の端部
3bとの磁極面の間を主空隙としている。
第5図は吸引力特性を示し、実線は本実施例の場合を示
し、破線は従来例のラッチングタイプの場合を示してい
る。第5図のAは本実施例の場合の吸引力幅を示し、B
は従来の吸引力幅を示している。そして、A>Bとなっ
ている。第4図に示すような構成とすることにより、先
の実施例と同様に主空隙をリーケージ型として磁気効率
を向上させて吸引力を向上させることができる。尚、第
5図に示すように、ストロークの最終端付近は、永久磁
石8による吸引力は低下するが、励磁した時の吸引力幅
は増え、励磁効率が改善されるものである。
(実施例4) 第6図は第4実施例を示し、可動鉄心3の両端部3a,3b
を夫々磁極片6a,6b側に折り曲げて曲げ部の端部3a,3bが
可動する構成のリーケージギャップにしたラッチングタ
イプのものである。
(実施例5) 第7図は第5実施例を示し、可動鉄心3の一方の端部3a
をヨーク6の磁極片6aの外側に延出形成してリーケージ
ギャップを形成したものである。
(実施例6) 第8図は第6実施例を示し、可動鉄心3の一方の端部3a
をT字型に形成し、磁極片6a,7aの外側まで延出形成し
て2つのリーケージギャップを有するラッチングタイプ
の有極電磁石としたものである。
[発明の効果] 本発明は上述のように、永久磁石で橋絡した2つの略コ
字型のヨークを配置し、この2つのヨーク内に配置した
コイルの中空部内に回動自在に可動鉄心を軸支し、両ヨ
ークの両端を磁極片とした両ヨークの磁極片間に可動鉄
心の端部を夫々位置せしめて、2つのヨークの各磁極片
と可動鉄心の各端部との間で4つの主空隙を形成する4
空隙ブリッジ型磁気回路構成であって、コイルの励磁に
より可動鉄心を回転させるようにした有極電磁石におい
て、無励磁時に1つ若しくは2つの主空隙を構成する鉄
心の端部とヨークの磁極片との磁極面を夫々非対向に配
置し、鉄心の端部をヨークの磁極片側に、あるいはヨー
クの磁極片を鉄心の端部側に延出形成したものであるか
ら、無励磁時に1つ若しくは2つの主空隙を構成する鉄
心の磁極片と接極片との磁極面を夫々対向させずに配置
し、鉄心の端部をヨークの磁極片側に、あるいはヨーク
の磁極片を鉄心の端部側に延出形成して、当該主空隙を
狭くして両磁極面間の磁気抵抗を小さくし、もって励磁
時に充分な吸引力を得ることができる効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の断面図、第2図は同上の吸引
力特性を示す特性図、第3図は同上の実施例2を示す断
面図、第4図は同上の第3実施例のラッチングタイプの
有極電磁石の断面図、第5図は同上の吸引力特性を示す
図、第6図は同上の実施例4の断面図、第7図は同上の
実施例5の断面図、第8図は同上の実施例6の断面図、
第9図は従来例の斜視図、第10図は同上の断面図であ
る。 1はコイル、3は可動鉄心、3a,3bは端部、6,7はヨー
ク、6a,6bは磁極片、7a,7bは磁極片、8は永久磁石、
〜は主空隙である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】永久磁石で橋絡した2つの略コ字型のヨー
    クを配置し、この2つのヨーク内に配置したコイルの中
    空部内に回動自在に可動鉄心を軸支し、両ヨークの両端
    を磁極片とした両ヨークの磁極片間に可動鉄心の端部を
    夫々位置せしめて、2つのヨークの各磁極片と可動鉄心
    の各端部との間で4つの主空隙を形成する4空隙ブリッ
    ジ型磁気回路構成であって、コイルの励磁により可動鉄
    心を回転させるようにした有極電磁石において、無励磁
    時に1つ若しくは2つの主空隙を構成する鉄心の端部と
    ヨークの磁極片との磁極面を夫々非対向に配置し、鉄心
    の端部をヨークの磁極片側に、あるいはヨークの磁極片
    を鉄心の端部側に延出形成して成ることを特徴とする有
    極電磁石。
JP62326324A 1987-12-23 1987-12-23 有極電磁石 Expired - Fee Related JPH079849B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62326324A JPH079849B2 (ja) 1987-12-23 1987-12-23 有極電磁石

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62326324A JPH079849B2 (ja) 1987-12-23 1987-12-23 有極電磁石

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01168009A JPH01168009A (ja) 1989-07-03
JPH079849B2 true JPH079849B2 (ja) 1995-02-01

Family

ID=18186496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62326324A Expired - Fee Related JPH079849B2 (ja) 1987-12-23 1987-12-23 有極電磁石

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH079849B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102434176A (zh) * 2011-10-11 2012-05-02 宁波市瑞通新材料科技有限公司 一种隧道用的防水防火保温复合板的制备方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102434176A (zh) * 2011-10-11 2012-05-02 宁波市瑞通新材料科技有限公司 一种隧道用的防水防火保温复合板的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01168009A (ja) 1989-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5015978A (en) Electromagnetic relay
US4366459A (en) Miniature magnetic latch relay
US4587501A (en) Polarized electromagnetic relay
US3283275A (en) Electromagnetic device having a resilient shading coil
JPH0325370Y2 (ja)
JP2613904B2 (ja) 有極電磁石
JPH079849B2 (ja) 有極電磁石
JPS6246937B2 (ja)
JPH079848B2 (ja) 有極電磁石
JPH079847B2 (ja) 有極電磁石
JPH05174691A (ja) シーソーバランス型有極継電器
JP2805918B2 (ja) 有極電磁継電器
JPH0225206Y2 (ja)
JPH0260020A (ja) 有極電磁石装置
JP3383999B2 (ja) 電磁継電器
JPH0343683Y2 (ja)
JPH0440251Y2 (ja)
JPH0316264Y2 (ja)
JP2011009002A (ja) 電磁リレー
JPH0422527Y2 (ja)
JP2529889Y2 (ja) リレー
JPH0342652Y2 (ja)
JPH0347297Y2 (ja)
JP3007809U (ja) 電磁石
JPH0731971B2 (ja) 電気機器の基台

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees