JPH079840A - 空調用ステッピングモータのイニシャライズ制御装置 - Google Patents

空調用ステッピングモータのイニシャライズ制御装置

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JPH079840A
JPH079840A JP15070693A JP15070693A JPH079840A JP H079840 A JPH079840 A JP H079840A JP 15070693 A JP15070693 A JP 15070693A JP 15070693 A JP15070693 A JP 15070693A JP H079840 A JPH079840 A JP H079840A
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JP
Japan
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stepping motor
air
control device
initialization
occupant
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JP15070693A
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Inventor
Yoshiyuki Matsumura
芳幸 松村
Takanori Ota
隆典 太田
Yoshizo Ito
義三 伊藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イニシャライズ時のステッピングモータの駆
動音が乗員に聞こえ難いようにする。 【構成】 エアコン制御装置は、イグニッションスイッ
チオフ信号が入力され、且つドアポジションスイッチオ
フ信号が入力されると、即ち、乗員がイグニッションス
イッチをオンからオフへ操作し、且つドアをロックした
場合には、一定時間待期し、その後、ステッピングモー
タ86にイニシャライズ信号を出力し、ステッピングモ
ータ86のイニシャライズ処理を行う。このイニシャラ
イズ処理によってステッピングモータ86が作動し、フ
ィルムダンパ60が移動し、フィルムダンパ60のマー
ク60Aが、位置検出センサに検出された位置(ホーム
位置)で停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアコンのフィルムダン
パを動かすための空調用ステッピングモータのイニシャ
ライズ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアコンの送風を制御するため
に、ステッピングモータを使用してフィルムダンパを動
かす方式の空調装置が特開昭63−180512号公報
等に示されており、これらの空調装置では、ステッピン
グモータによって、フィルムダンパの巻取り位置を制御
するようになっている。これは、ステッピングモータ
が、入力するパルス数で回転角を制御できるため、フィ
ルムダンパの巻取り位置を正確に決められるためであ
る。
【0003】しかしながら、これらの空調装置では、寒
冷地等でフィルムダンパが凍りついた場合に、ステッピ
ングモータに所定数のパルスが入力されてもフィルムダ
ンパが作動しない場合がある。一方、フィルムダンパの
位置決めは、一般的にステッピングモータに入力したパ
ルス数で行なっている。従って、フィルムダンパが作動
しなくてもパルス数が入力された場合には、フィルムダ
ンパが所定位置へ移動したものと誤認してしまう。この
ため、次回から誤認した位置を真の位置と誤認してフィ
ルムダンパの各停止位置が決まるので、フィルムダンパ
に位置ずれが生じることになる。
【0004】これを改善するために、イニシャライズ制
御装置によって、定期的に空調用ステッピングモータを
イニシャライズして、フィルムダンパを真のホームポジ
ション位置に戻している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空調用ステッピングモータのイニシャライズ制御装置で
は、一般的にイグニッションスイッチをオンからオフに
した場合に、空調用ステッピングモータをイニシャライ
ズしているため、イニシャライズ時のステッピングモー
タの駆動音が乗員に聞こえる。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、イニシャライ
ズ時のステッピングモータの駆動音が乗員に聞こえ難い
空調用ステッピングモータのイニシャライズ制御装置を
得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
空調用ステッピングモータのイニシャライズ制御装置
は、乗員が車から降りたことを検出し検出信号を出力す
る乗員降車検出手段と、この乗員降車検出手段からの検
出信号が有った場合に空調用ステッピングモータをイニ
シャライズする制御手段と、を有することを特徴として
いる。
【0008】また、本発明の請求項2記載の空調用ステ
ッピングモータのイニシャライズ制御装置は、請求項1
記載の空調用ステッピングモータのイニシャライズ制御
装置において、前記制御手段は前記乗員降車検出手段か
らの検出信号が所定回数以上有った場合に空調用ステッ
ピングモータをイニシャライズすることを特徴としてい
る。
【0009】また、本発明の請求項3記載の空調用ステ
ッピングモータのイニシャライズ制御装置は、請求項1
記載の空調用ステッピングモータのイニシャライズ制御
装置において、送風制御用のダンパと、予め決められた
ダンパ停止位置と実際のダンパ停止位置とのずれ量を検
出するずれ量検出手段と、を有し、前記制御手段は前記
ずれ量検出手段から検出されるずれ量が所定値以上とな
り且つ前記乗員降車検出手段からの検出信号が有った場
合に空調用ステッピングモータをイニシャライズするこ
とを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の請求項1記載の空調用ステッピングモ
ータのイニシャライズ制御装置では、乗員降車検出手段
が乗員が車から降りたことを検出し、検出信号を出力し
た場合に、制御手段によって、空調用ステッピングモー
タがイニシャライズされる。このため、空調用ステッピ
ングモータがイニシャライズされている時には、乗員は
車外に出ており、イニシャライズ時のステッピングモー
タの駆動音が乗員に聞こえ難い。
【0011】また、本発明の請求項2記載の空調用ステ
ッピングモータのイニシャライズ制御装置では、制御手
段が乗員降車検出手段からの検出信号が所定回数以上有
った場合、即ち、乗員が所定回数以上降車した場合に、
空調用ステッピングモータをイニシャライズする。この
ため、イニシャライズ時のステッピングモータの駆動音
が乗員に聞こえ難く、且つ乗員が車から降りる度にイニ
シャライズする場合に比べ電力消費を少なくできる。
【0012】また、本発明の請求項3記載の空調用ステ
ッピングモータのイニシャライズ制御装置では、送風制
御用のダンパの予め決められたダンパ停止位置と実際の
ダンパ停止位置とのずれ量を検出するずれ量検出手段か
ら検出されるずれ量が所定値以上となり且つ乗員降車検
出手段からの検出信号が有った場合に、空調用ステッピ
ングモータをイニシャライズする。即ち、ダンパのずれ
量が所定値以上になった時のみ、空調用ステッピングモ
ータをイニシャライズする。このため、イニシャライズ
時のステッピングモータの駆動音が乗員に聞こえ難く、
且つフィルムダンパの実際のずれ量が所定値以上になっ
た場合のみイニシャライズを行なうため、不必要なイニ
シャライズを行なうことがなく無駄な電力を消費しな
い。
【0013】
【実施例】本発明の空調用ステッピングモータのイニシ
ャライズ制御装置の第1実施例について図1〜図5に従
って説明する。
【0014】図5に示される如く、車体10のカウル1
2の下方には、マイクロコンピュータを備えたボデー制
御装置14が配設されており、このボデー制御装置14
には、左右のサイドドア16内にそれぞれ配設されたド
ア多重制御装置18が、ハーネス20によって接続され
ている。また、ボデー制御装置14には乗員降車検出手
段の一部としてのイグニッションスイッチ21がハーネ
ス23によって接続されている。
【0015】ドア多重制御装置18には、乗員降車検出
手段の他の一部としてのドアポジションスイッチ22が
ハーネス24によって接続されている。このドアポジシ
ョンスイッチ22は、サイドドア16のロック機構がロ
ック状態でオフしており、サイドドア16のロック機構
がアンロック状態でオンしている。また、ドアポジショ
ンスイッチ18のオン、オフは、ドア多重制御装置18
によって検出されて、ボデー制御装置14に入力されて
いる。
【0016】ボデー制御装置14の近傍には、マイクロ
コンピュータを備えた制御手段としてのエアコン制御装
置26が配設されており、このエアコン制御装置26
は、ボデー制御装置14にハーネス28で接続されてい
る。また、エアコン制御装置26は、インパネ内部に配
設されたエアコンユニット30にハーネス32で接続さ
れている。
【0017】図4に示される如く、エアコンユニット3
0においては、通風ダクト38の送風方向上流部に、内
気導入口34が開設されている。この内気導入口34は
車室内と通じており、車室内空気(内気)を循環可能と
している。また、通風ダクト38の送風方向上流部に
は、外気導入口36が開設されている。この外気導入口
36は車室外と通じており、車室外空気(外気)を取り
入れ可能としている。これらの内気導入口34と外気導
入口36との内の何れか一方は、内外気切換ダンパ37
によって閉塞されるようになっている。
【0018】通風ダクト38内の送風方向下流部には、
冷却器40が配設されており、通風ダクト38の下流側
端部38Aには、ケース42が連結されている。
【0019】図3に示される如く、ケース42内の送風
方向上流部には、加熱器46が設けられており、加熱器
46の側方には、加熱器46をバイパスするバイパス通
路47が形成されている。また、加熱器46とバイパス
通路47との間には、エアミックスダンパ48が配設さ
れている。このエアミックスダンパ48は、加熱器46
への空気の流れを遮る位置(図4の実線の位置)と、バ
イパス通路47への空気の流れを遮る位置(図4の想像
線の位置)との間の任意の位置へ移動可能とされてお
り、加熱器46を通る空気とバイパス通路47を通る空
気との比を調節できるようになっている。
【0020】ケース42内の送風方向下流側端部は、壁
42Aで閉塞されている。ケース42の送風方向下流部
の、上面42B、正面42C、底面42Dには、それぞ
れデフロスタ吹出口48、ベンチレーション吹出口5
0、ヒータ吹出口52が、それぞれ開設されている。
【0021】これらのデフロスタ吹出口48、ベンチレ
ーション吹出口50、ヒータ吹出口52は、幅方向(図
3の矢印W方向)の開口長が同一で、ケース42の周方
向(図3の矢印L方向)に並んで設けられている。
【0022】図4に示される如く、ケース42内の送風
方向下流部には、無端のフィルムダンパ60がケース4
2の内壁に沿って配設されている。
【0023】図2に示される如く、フィルムダンパ60
には、開口62、64、66が開設されており、フィル
ムダンパ60を所定のモード位置に移動し、開口62、
64、66と、図3に示されるケース42のデフロスタ
吹出口48、ベンチレーション吹出口50、ヒータ吹出
口52とを任意に重さね合わせることで、所望の送風を
行うことができるようになっている。
【0024】フィルムダンパ60は、フィルムダンパ搬
送ユニット68に懸け渡たされており、フィルムダンパ
60を所定の位置に移動させることが可能となってい
る。フィルムダンパ搬送ユニット68は一対の枠対7
0、72を備えている。枠対70、72は各々が略正方
形枠状とされており、一方の枠対70の対向する角部7
0A、70Bは、これらの角部70A、70Bと対向す
る他方の枠対72の角部72A、72Bにパイプ74、
76で連結さている。また、枠対70の角部70Cと、
角部70Cと対向する枠対72の角部72Cとには、そ
れぞれ貫通孔が穿設されており、これらの貫通孔には、
両端部にスプロケット78が固定された軸80が回転可
能に支持されている。
【0025】枠対70の角部70Dと、角部70Dと対
向する枠対72の角部72Dとには、それぞれ貫通孔が
穿設されており、これらの貫通孔には、両端部にスプロ
ケット82が固定された軸84が回転可能に指示されて
いる。この軸84は、ステッピングモータ86の回転軸
となっている。ステッピングモータ86は、枠対72に
固定されるブラケット88に固定されており、フィルム
ダンパ60の内側に位置している。なお、枠対70、7
2は、それぞれ図示を省略したブラケットによってケー
ス42に固定されている。
【0026】また、フィルムダンパ60の幅方向(図2
の矢印W方向)の両縁部には、スプロケット78、スプ
ロケット82に噛合する穴90が、フィルムダンパ60
の縁部に沿って一定間隔で穿設されており、ステッピン
グモータ86の軸84の回転によって、フィルムダンパ
60がケース42の内壁に沿って移動するようになって
いる。
【0027】ブラケット88には、フィルムダンパ60
の裏面へ向けて位置検出センサ89が取付けられてい
る。この位置検出センサ89は反射型フォトセンサから
成り、フィルムダンパ60の裏面に印刷されたマーク6
0Aを検出するようになっており、位置検出センサ89
の検出位置にマーク60Aが有る状態が、フィルムダン
パ60のホーム位置となっている。
【0028】次に本実施例の作用を図1のフローチャー
トに基づいて説明する。本実施例の空調用ステッピング
モータのイニシャライズ制御装置では、乗員がイグニッ
ションスイッチ21をオンからオフへ操作すると、イグ
ニッションスイッチオフ信号が、ボデー制御装置14を
経てエアコン制御装置26に入力される。
【0029】エアコン制御装置26はイグニッションス
イッチオフ信号が、入力されたか否か、即ち乗員がイグ
ニッションスイッチ21をオンからオフへ操作したか否
かを判定する(ステップ100)。
【0030】次に、乗員が降車し、サイドドア16のロ
ック機構をロック状態とすると、ドアポジションスイッ
チ22がオフし、ドアポジションスイッチオフ信号が、
ボデー制御装置14を経てエアコン制御装置26に入力
される。
【0031】エアコン制御装置26はドアポジションス
イッチオフ信号が、入力されたか否か、即ち乗員がドア
をロックしたか否かを判定する(ステップ102)。
【0032】エアコン制御装置26は、イグニッション
スイッチオフ信号が入力され、且つドアポジションスイ
ッチオフ信号が入力されると、即ち、乗員がイグニッシ
ョンスイッチ21をオンからオフへ操作し、且つドアを
ロックした場合には、一定時間待期し(ステップ10
4)、その後、ステッピングモータ86にイニシャライ
ズ信号を出力し、ステッピングモータ86のイニシャラ
イズ処理(ステップ106)を行う。このイニシャライ
ズ処理によってステッピングモータ86が作動し、フィ
ルムダンパ60が移動し、フィルムダンパ60のマーク
60Aが、位置検出センサ89に検出された位置(ホー
ム位置)で停止する。
【0033】この様に、本実施例では、ステッピングモ
ータ86がイニシャライズされている時には、乗員は車
外に出ており、イニシャライズ時のステッピングモータ
86の駆動音が乗員に聞こえ難くい。
【0034】なお、本実施例では、乗員降車検出手段と
して、イグニッションスイッチ21とドアポジションス
イッチ22とを使用したが、これらに代えて、赤外線セ
ンサーを使用して車室内に乗員が居るか否かを直接検出
したり、シートスイッチにより乗員の着座有無を検出し
て又はこれらの検出後に一定時間経過した状態でイニシ
ャライズ処理をする信号を出す他の乗員降車検出手段を
使用しても良い。また、本実施例では、フィルムダンパ
60をステッピングモータ86で移動する例について説
明したが、ダンパはフィルムダンパに限定されず、通常
の板状のダンパでも良い。
【0035】また、本実施例では、乗員がイグニッショ
ンスイッチ21をオンからオフへ操作し、且つドアをロ
ックした場合には、一定時間待期し(ステップ10
4)、その後、ステッピングモータ86にイニシャライ
ズ信号を出力し、ステッピングモータ86のイニシャラ
イズ処理を行うようにしたが、これに代えて、乗員がイ
グニッションスイッチ21をオンからオフへ操作し、且
つドアをロックした場合には、直ちに、ステッピングモ
ータ86にイニシャライズ信号を出力し、ステッピング
モータ86のイニシャライズ処理を行うようにしても良
い。
【0036】また、本実施例では、乗員がイグニッショ
ンスイッチ21をオンからオフへ操作し、その後、ドア
をロックしない場合には、一定時間後にエアコン制御装
置26の電源が切れるようになっている。
【0037】次に、本発明の空調用ステッピングモータ
のイニシャライズ制御装置の第2実施例について図6に
示されるフローチャートに従って説明する。
【0038】なお、本実施例の各部材は第1実施例(図
2参照)と同一である。図6に示される如く、本実施例
では、エアコン制御装置26は、エアコン制御装置26
にイグニッションスイッチオフ信号が入力され、且つド
アポジションスイッチオフ信号が入力されると、即ち、
乗員がイグニッションスイッチ21をオンからオフへ操
作し、且つドアをロックした場合に、カウンタNに1を
加算し(ステップ110)、カウンタNが所定数M以上
になったか否かを判定する(ステップ112)。
【0039】この結果、カウンタNが所定数M以上にな
った場合、即ち、乗員が所定回数以上イグニッションス
イッチ21をオンからオフへ操作し、且つドアをロック
した場合にのみ、一定時間待期し(ステップ104)、
その後、ステッピングモータ86にイニシャライズ信号
を出力し、ステッピングモータ86のイニシャライズ処
理(ステップ106)を行う。また、イニシャライズ処
理完了後、カウンタNをリセットする(ステップ11
4)。
【0040】従って、本実施例では、イニシャライズ時
のステッピングモータの駆動音が乗員に聞こえ難く、且
つ乗員が車から降りる度にイニシャライズする場合に比
べ電力消費を少なくできる。
【0041】次に、本発明の空調用ステッピングモータ
のイニシャライズ制御装置の第3実施例について図7〜
図9に従って説明する。
【0042】なお、第1実施例と同一部材については、
同一符号を付してその説明を省略する。
【0043】図7に示される如く、本実施例では、ブラ
ケット88に、フィルムダンパ60の裏面へ向けてずれ
量検出手段の一部としての位置検出センサ92、94、
96がそれぞれフィルムダンパ60の幅方向に沿って、
所定の間隔を開けて取付けられている。また、フィルム
ダンパ60の裏面には、ずれ量検出手段の他の一部とし
てのマーク97、98、99が印刷されている。これら
のマーク97、98、99は、マーク97が位置検出セ
ンサ92に、マーク98が位置検出センサ94に、また
はマーク99が位置検出センサ96に、それぞれ検出さ
れた後、所定のパルス数M後にステッピングモータ86
が停止するとともに、フィルムダンパ60が、予め決め
られた所定のモード位置に停止するようになっている。
【0044】次に、本実施例の作用を図8及び図9のフ
ローチャートに基づいて説明する。本実施例では、エア
コン制御装置26は、通常の使用状態でステッピングモ
ータ86がオンされた場合に、次の割り込み処理を開始
する。
【0045】ステッピングモータ86がオンされ、フィ
ルムダンパ60が所定の位置へ向けて移動を開始する。
この時、フィルムダンパ60がめざす位置となる前(所
定のパルス数M前)に、例えば、各位置検出センサ9
2、94、96の何れかが、対応するマーク97、9
8、99を検出したか否かを判定し(ステップ12
0)、例えば、位置検出センサ94がマーク98を検出
した場合には、ステッピングモータ86へ入力されるパ
ルス数PをMからカウントダウンし始め(ステップ12
2)、ステッピングモータ86がオフしたら(ステップ
124)、パルス数Pのカウントダウンを停止する(ス
テップ126)。
【0046】従って、フィルムダンパ60がめざすモー
ド位置にずれ無く停止した場合には、パルス数P=0と
なっている。一方、フィルムダンパ60が位置検出セン
サ94に対して、即ち、ケース42に対してめざすモー
ド位置より先に移動してしまった場合には、パルス数P
<0となり、フィルムダンパ60が位置検出センサ94
に対して、即ち、ケース42に対してめざすモード位置
に達していない場合には、パルス数P>0とる。このた
め、予め決められたフィルムダンパ停止位置と実際のフ
ィルムダンパ停止位置とのずれ量の許容範囲を、フィル
ムダンパが許容範囲を移動するのに必要なパルスNに換
算して、パルス数|P|<Nか否かを判定する(ステッ
プ128)。パルス数が|P|<Nとなっていない場合
には、即ち、予め決められたフィルムダンパ停止位置と
実際のフィルムダンパ停止位置とのずれ量が許容範囲を
超えている場合には、イニシャライズフラグFをセット
する(ステップ130)。
【0047】また、本実施例では、図9のフローチャー
トに示される如く、乗員がドアをロックしたか否かを判
定した(ステップ102)後、イニシャライズフラグF
がセットされているか否かを判定し(ステップ14
0)、イニシャライズフラグFがセットされている場合
のみ、一定時間待期し(ステップ104)、その後、ス
テッピングモータ86にイニシャライズ信号を出力し、
ステッピングモータ86のイニシャライズ処理(ステッ
プ106)を行う。また、イニシャライズ処理完了後、
イニシャライズフラグFをリセットする(ステップ14
2)。
【0048】従って、本実施例では、イニシャライズ時
のステッピングモータの駆動音が乗員に聞こえ難く、且
つ、フィルムダンパ60の実際のずれ量が所定値以上に
なった場合のみイニシャライズを行なうため、不必要な
イニシャライズを行なうことがなく無駄な電力を消費し
ない。
【0049】なお、本実施例では、ずれ量検出手段とし
ての位置検出センサ92、94、96とマーク97、9
8、99とを使用したが、これらに代えて、通常の板状
のダンパにずれ量検出手段としてのポテンションメータ
を連結し、板状のダンパのずれ量を直接ポテンションメ
ータで検出する構成としても良い。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の空調用ステッピ
ングモータのイニシャライズ制御装置は、乗員が車から
降りたことを検出し検出信号を出力する乗員降車検出手
段と、この乗員降車検出手段からの検出信号が有った場
合に空調用ステッピングモータをイニシャライズする制
御手段と、を有する構成としたので、イニシャライズ時
のステッピングモータの駆動音が乗員に聞こえ難いとい
う優れた効果を有する。
【0051】請求項2記載の本発明の空調用ステッピン
グモータのイニシャライズ制御装置は、請求項1記載の
本発明の空調用ステッピングモータのイニシャライズ制
御装置において、制御手段は乗員降車検出手段からの検
出信号が所定回数以上有った場合に空調用ステッピング
モータをイニシャライズする構成としたので、乗員が車
から降りる度に毎回イニシャライズせず、定期的にイニ
シャライズを行なうことができ、無駄な電力消費が防止
できるという優れた効果を有する。
【0052】請求項3記載の本発明の空調用ステッピン
グモータのイニシャライズ制御装置は、請求項1記載の
本発明の空調用ステッピングモータのイニシャライズ制
御装置において、送風制御用のダンパと、予め決められ
たダンパ停止位置と実際のダンパ停止位置とのずれ量を
検出するずれ量検出手段と、を有し、前記制御手段は前
記ずれ量検出手段から検出されるずれ量が所定値以上と
なり且つ前記乗員降車検出手段からの検出信号が有った
場合に空調用ステッピングモータをイニシャライズする
構成としたので、不必要なイニシャライズを行なうこと
が無駄な電力を消費しないという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の空調用ステッピングモー
タのイニシャライズ制御装置のイニシャライズ制御を示
すフローチャートである。
【図2】本発明の第1実施例の空調用ステッピングモー
タのイニシャライズ制御装置を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例の空調用ステッピングモー
タのイニシャライズ制御装置が収納されたケースを示す
斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例の空調用ステッピングモー
タのイニシャライズ制御装置が適用されたエアコンユニ
ットを示す水平断面図である。
【図5】本発明の第1実施例の空調用ステッピングモー
タのイニシャライズ制御装置が適用された車両を示す斜
視図である。
【図6】本発明の第2実施例の空調用ステッピングモー
タのイニシャライズ制御装置のイニシャライズ制御を示
すフローチャートである。
【図7】本発明の第3実施例の空調用ステッピングモー
タのイニシャライズ制御装置を示す分解斜視図である。
【図8】本発明の第3実施例の空調用ステッピングモー
タのイニシャライズ制御装置のステッピングモータオン
による割り込み制御を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3実施例の空調用ステッピングモー
タのイニシャライズ制御装置のイニシャライズ制御を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
21 イグニッションスイッチ(乗員降車検出手段) 22 ドアポジションスイッチ(乗員降車検出手段) 26 エアコン制御装置(制御手段) 30 エアコンユニット 60 フィルムダンパ 68 フィルムダンパ搬送ユニット 86 ステッピングモータ 89 位置検出センサ 92 位置検出センサ(ずれ量検出手段) 94 位置検出センサ(ずれ量検出手段) 96 位置検出センサ(ずれ量検出手段) 97 マーク(ずれ量検出手段) 98 マーク(ずれ量検出手段) 99 マーク(ずれ量検出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員が車から降りたことを検出し検出信
    号を出力する乗員降車検出手段と、この乗員降車検出手
    段からの検出信号が有った場合に空調用ステッピングモ
    ータをイニシャライズする制御手段と、を有することを
    特徴とする空調用ステッピングモータのイニシャライズ
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記乗員降車検出手段か
    らの検出信号が所定回数以上有った場合に空調用ステッ
    ピングモータをイニシャライズすることを特徴とする請
    求項1記載の空調用ステッピングモータのイニシャライ
    ズ制御装置。
  3. 【請求項3】 送風制御用のダンパと、予め決められた
    ダンパ停止位置と実際のダンパ停止位置とのずれ量を検
    出するずれ量検出手段と、を有し、前記制御手段は前記
    ずれ量検出手段から検出されるずれ量が所定値以上とな
    り且つ前記乗員降車検出手段からの検出信号が有った場
    合に空調用ステッピングモータをイニシャライズするこ
    とを特徴とする請求項1記載の空調用ステッピングモー
    タのイニシャライズ制御装置。
JP15070693A 1993-06-22 1993-06-22 空調用ステッピングモータのイニシャライズ制御装置 Pending JPH079840A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100628810B1 (ko) * 1999-09-30 2006-09-27 한라공조주식회사 자동차 공조장치의 송풍모드 전환용 도어조립체

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100628810B1 (ko) * 1999-09-30 2006-09-27 한라공조주식회사 자동차 공조장치의 송풍모드 전환용 도어조립체

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