JPH0798008B2 - 机 - Google Patents

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JPH0798008B2
JPH0798008B2 JP1016698A JP1669889A JPH0798008B2 JP H0798008 B2 JPH0798008 B2 JP H0798008B2 JP 1016698 A JP1016698 A JP 1016698A JP 1669889 A JP1669889 A JP 1669889A JP H0798008 B2 JPH0798008 B2 JP H0798008B2
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陽一 善田
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Kokuyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、いわゆるOA機器類を載置して使用するのに好
適な机に関するものである。
[従来の技術] 机の天板上にOA機器類を載置して使用する場合には、床
から立ち上げたり隣接する机から引き出した電力線や通
信線等をその機器類にまで導く必要があり、その配線の
処理が問題となる。
従来、この種机では、フロントパネルとその内側に配設
したインナーパネルとの間にダクト空間を形成するとと
もに、天板の先端部分とフロントパネルの上縁との間に
配線通過用のスリットを設けておき、床等から導出させ
た配線をそのダクト空間内に導き、そのダクト空間内か
ら配線通過用のスリットを通して天板上に安定するよう
にしている。
そして、従来のものでは、前記スリットに、ゴムその他
の軟質材料により作られた片持弾性体を配設し、この片
持弾性体により該スリットを閉塞して、ダクト空間が外
部に露出するのを防止しているのが一般的である。すな
わち、ダクト空間内の配線は、この片持弾性体を弾性変
形させて外部に引き出すようになっている。
また、この種の机では、隣接する机からの配線をダクト
空間内に導入したり、ダクト空間内の配線を隣接する机
に向けて導出させる必要から、前記スリットとは別に、
各サイドパネルに窓を設けているものが少なくない。そ
して、この窓にはカバーを着脱可能に蓋着し、配線を通
過させる場合には、そのカバーを取り外すようにしてい
る。
[発明が解決しようとする課題] ところが、従来のものは、天板上に設けたスリットと、
サイドパネルに設けた窓とが相互に独立しており、それ
らを連続させるには、フロントパネルを取り外したり、
天板をスライドさせるなどの操作が不可欠であった。そ
のため、複数の机を通過するような長い配線を増設した
り撤去したしするのに比較的手間がかかるという問題が
ある。
本発明は、このような課題を解決することを目的として
いる。
[課題を解決するための手段] 本発明は、以上のような目的を達成するために、次のよ
うな手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る机は、天板を左右のサイドパネ
ルにより支持するとともに、それら両サイドパネルの先
端縁部間をフロントパネルにより連結し、そのフロント
パネルの上縁部分と天板との間に配線通過用のスリット
を形成し、そのスリットに蓋体を開閉可能に設けるとと
もに、前記両サイドパネルに前記スリットの端部を側方
に開放するための切欠窓を設けてなるものであって、切
欠窓の上部側に上面板を側面板とを備えてなる上部カバ
ーを着脱可能に装着するとともに、切欠窓の下部側に下
部カバーを着脱可能に蓋着し、上部カバーの上面板に切
欠孔を設け、この切欠孔に回動扉を下方へ回動開成し得
るように蝶着し、蓋体の端部に形成した切欠孔と、上部
カバーの切欠孔とを連続させておき、前記蓋体き切欠孔
に、前記上部カバーから離れる方向に開成するスライド
扉を設けたことを特徴とする。
また、回動扉の上部カバーへの組み込みや製作を容易な
ものにするには、該回動扉を、前記切欠孔を閉塞する扉
本体と、この扉本体の下面から片持的に延出させた対を
なす弾性舌片と、これら弾性舌片の先端部外面にそれぞ
れ突設した軸部とを具備してなるものにするとともに、
上部カバーの内面に軸孔を有した対向壁を設けておき、
これら両対向壁の軸孔に前記回動扉の軸部を、前記弾性
舌片の一時的な弾性変形を利用して係合させるのがよ
い。
そして、この回動扉が使用中に外れるのを確実に防止し
たい場合には、扉本体に、前記両弾性舌片の内面間に介
在してこれら両弾性舌片の弾性変形を抑制する変形抑止
片をヒンジ部を介して回動可能に設けておき、回動扉の
軸部を前記軸孔に係合させる際に、その変形抑止片を弾
性舌片の弾性変形を抑制しない位置にまで退避させ得る
ように構成しておくのがよい。
また、この回動扉を、閉止位置に保持するための簡単か
つ確実な手段としては、扉本体の下面に相寄る方向へ弾
性変形な弾性爪を突設しておき、前記両対向壁に設けた
係合凹部にこれら両弾性爪を弾性係合させて、回動扉を
閉止位置に保持し得るようにすることか考えられる。
さらに、嵩の低い配線を側方へ導出入させる際の、外観
を良好なものにするには、下部カバーを、上部カバーの
側面板の内側に一部重合させて設けておき、前記上部カ
バー内に下部カバー退避用のスペースを設けて、前記下
部カバーを上方にスライドさせ得るように構成するのが
よい。すなわち、側方に導出入させる配線の嵩が低い場
合には、下部カバーを上方にスライドさせ、その下に形
成される隙間に配線を挿通させればよい。一方、嵩の高
い配線の場合には、下部カバーを取り外せばよい。
下部カバーを、上下方向、及び、左右方向の両方から着
脱し得るようにしたい場合には、サイドパネルの切欠窓
の両内側壁に、角柱状のレールを配設するとともに、下
部カバーの内面に、先端部に爪を有し相寄る方向へ弾性
変形可能な対をなす弾性壁を上下に所定のピッチで複数
対突設しておき、それら弾性壁の一時的な弾性変形を利
用してそれら各爪を前記両レールの縁部に係合させて、
前記各弾性壁を両レールの対向面に摺接させるのがよ
い。
この場合に、下部カバーのスライドをがたつきを招くこ
となく円滑に行わせることができ、しかも、該下部カバ
ーの左右方向かからの装脱を比較的軽快に行わせ得るよ
うにするには、下部カバーにレールの対向面に摺接する
爪を有しない案内壁を弾性壁に隣接させて設けておくの
がよい。
[作用] このような構成のものであれば、スリットは開閉可能な
蓋体により閉塞され、切欠窓は上部カバー及び下部カバ
ーにより覆われている。そして、天板下の空間からの配
線は、蓋体を開成させてスリットから天板上に導いた
り、下部カバーを取り外して側方に導出させることがで
きる。その場合、前記下部カバーを上方にスライドさせ
得るようにしておけば、該下部カバーを取り外さず、配
線を側方に導出させることも可能となる。さらに、蓋体
や上部カバーに切欠孔を設けておけば、その切欠孔を使
用して、配線を導き出すこともできるものとなる。加え
て、上部カバーの上面板の切欠孔に下方へ回動開成可能
に回動扉を蝶着しておけば、切欠孔を開成させている場
合でも部品の紛失の虞がなく、閉成したい場合に素早く
閉塞し得るようになる。しかも、蓋体の端部の切欠孔と
上部カバーの切欠孔とを連続させておき、蓋体の切欠孔
に、上部カバーから離れる方向に開成するスライド扉を
設けておけば、回動扉は容易に開閉操作し得るものとな
る。
そして、前記蓋体を開成させ又は取外すとともに、前記
上部カバー及び下部カバーを取外すだけで、スリット
と、側方に向けて開口するサイドパネルの切欠窓とが連
続したものになる。そのため、密着させて左右に隣接さ
せた複数台の机のスリットが連続したものとなり、上か
ら配線を落としこむだけで、連続配線を収容することも
可能となる。そのため、フロントパネルを外したり、天
板を移動させるようなことなしに、複数の机に亘る連続
配線を容易に増設したり撤去することができるものであ
る。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を、第1図〜第18図を参照して
説明する。
この机は、第1図及び第2図に示すように、天板1を左
右のサイドパネル2により支持するとともに、それら両
サイドパネル2の先端縁部2s間をフロントパネル3によ
り連結し、そのフロントパネル3の上縁3jと前記天板1
の先端縁1sとの間に配線通過用のスリット4を設けてな
る。
天板1は、第1図、第2図、及び、第4図に示すよう
に、構造板11の上面に化粧板12を添設するとともに、下
面に横桟13を複数本平行に固設したもので、その横桟13
をサイドパネル2のブラケット21にボルト14を用いて止
着してある。
サイドパネル2は、第1図、及び、第3図に示すよう
に、アジャスタ22を介して床F上に載置されるベース部
23と、このベース部23の先端側に立設した胴部24と、こ
の胴部24の上端から使用面側に延出させたアーム部25と
を具備してなるもので、全体として天板1を支える脚と
しての役割を担っている。そして、このサイドパネル2
の先端近傍部に、内面側に開口する凹溝26を、該サイド
パネル2の下端部から上端部に亘って形成し、この凹溝
26に合成樹脂製のカバー27を装着している。なお、カバ
ー27の下端部には、凹溝26を外部に連通させる配線通過
口28が設けてある。
フロントパネル3は、板金素材を偏平筺形に折曲成形し
てなるもので、内方に折曲げた左右の側片31を、上下に
配したボルト32を用いて前記サイドパネル2の先端縁部
2sにそれぞれ止着している。そして、第1図及び第4図
に示すように、このフロントパネル3の上端近傍部3k及
び下端3uに、内面側へ横断面L字形に突出する受枠34、
35を設けており、これら受枠34,35のいずれかに、配設
保持用の樋36を着脱可能に装着し得るようにしている。
また、このフロントパネル3の上縁3jに上枠37を形成
し、この上枠37に合成樹脂製の化粧部材38を装着してい
る。そして、この化粧部材38と天板1との間に、前記ス
リット4を形成し、このスリット4に蓋体41を装着して
いる。
蓋体41は、硬質合成樹脂により作られた板状の本体41a
と、軟質合成樹脂により作られたヒンジ部41bを介して
前記本体41aの下面縁部に設けた硬質合成樹脂製の取付
部41cとを具備してなるもので、それら本体41a、ヒンジ
部41b及び取付部41cは、押出成形により一体に成形され
ている。そして、この蓋体41は、その取付部41cを、前
記化粧部材38に形成した上向溝38aに弾性挿入すること
により蝶持されている。なお、前記化粧部材38に対向す
る天板1の先端面には、アンダカット部15aを有した先
端部材15を設けるとともに、前記蓋体41における本体41
aの下面に、弾性爪41d、41eを一体に突設している。そ
して、蓋体41を閉止した場合に、使用端側の弾性爪41d
が天板1のアンダカット部15aに弾性係合するととも
に、先端側の弾性爪41eが化粧枠材38の下面38bに弾性係
合して、この蓋体41を閉止位置に保持し得るようにして
ある。ところで、蓋体41の両端部には、合成樹脂製キャ
ップ41f、41g、41h、41iが装着してある。そして、左側
の蓋体41の左端のキャップ41f及び右側き蓋体41の右端
のキャップ41hには、指を挿入可能な切欠孔43を設け、
この切欠孔43にスライド扉44を開閉可能に設けている。
具体的には、キャップ41f、14hは、第7図に示すよう
に、側面視扇形の端板101と、この端板101の内面に突設
した突起102とを具備してなるもので、その突起102を前
記本体41aの下面に突設した断面L字形の保持突条41j間
に圧入し接着することによって固定されてる。そして、
端板101の中間部分を平断面コ字形に凹ませて前記切欠
孔43を形成し、その切欠孔43の両内側面に案内溝103を
設け、それら両案内溝103に前記スライド扉44の両側縁4
4aをスライド可能に係合させている。スライド扉44は、
外方端に取手部44bを有した平板状のもので、その内方
端には、下面にアンダーカット部を有した係合爪44cを
突設している。この係合爪44cは、キャップ41f、41hの
案内溝103の内方端部下縁に沿って設けた水平壁104の内
方縁に係合して、扉44を閉成位置に係止し得るようにし
たもので、扉44をキャップ41f、41hに装着する際には、
その係合爪44cが上方に弾性変形して前記水平壁104上を
通過し得るようにしてある。第10図の実線はこのスライ
ド扉44を閉成位置に係止させた状態を示し、同図の創像
線はスライド扉44を内方に押し込んで、切欠孔43を開成
させた状態を示している。しかして、切欠孔43を開成さ
せた状態では、その切欠孔43に指を挿入し得るようにな
っており、その指を前記水平壁104に掛けて蓋体41を上
方に付勢し得るようにしてある。
また、左右の蓋体41間には、第2図に示すように、該蓋
体41と同様な横断面形状をなす補助の蓋体42が配設して
ある。この蓋体42はスペーサ的な役割を担うもので、前
記蓋体41とは独立に開閉させ、また、着脱し得るように
なっている。
さらに、この机では、第2図、及び第8図〜第13図に示
すように、前記両サイドパネル2に前記スリット4の端
部を側方に開放するための切欠窓29を設け、この切欠窓
29の上部側に上部カバー6を着脱可能に装着するととも
に、切欠窓29の下部側に下部カバー7を着脱可能に蓋着
している。
上部カバー6は、第14図〜第18図に示すように、上面板
61と側面板62とを備えてなるもので、その上面板61には
前記蓋体41の切欠孔43に連続する切欠孔63を設け、この
切欠孔63に回動扉64を下方に回動開成し得るように蝶着
している。詳述すれば、上面板61の下面おける両縁近傍
部には、弾性爪65、66を一体に突設しており、使用端側
の弾性爪65を天板1の先端部材15に設けたアンダーカッ
ト部15aに弾性係合させるとともに、先端側の弾性爪66
をコーナーカバー8に突設した突条81の下面81aに弾性
係合することにより、切欠窓29の上部に着脱可能に装着
されている。なお、装着状態においては、この上部カバ
ー6の上面板61の使用端側の縁部61dが天板1の上面に
より支持されるとともに、先端側の縁部61eが前記突条8
1により支持されるようになっている。そして、この装
着状態においては、その上面板61の上面が閉止状態の蓋
体41の上面と面一になるとともに、側面板62の外面が、
天板1の外側面と面一になるようにしてある。また、こ
の上部カバー6に対する回動扉64の取付けは次のようで
ある。まず、上部カバー6の上面板61の下面から対向壁
61aを平行に垂下させ、これら両対向壁61aの相互に対応
する部位に軸孔61bを形成するとともに、回動扉64を、
その上面板61の切欠孔63を閉塞する扉本体64aと、この
扉本体64aの下面から片持的に延出させた対をなす弾性
舌片64bと、これら弾性舌片64bの先端部外面にそれぞれ
突条した軸部64cとを具備してなるものにしている。そ
して、前記両対向壁61aの軸孔61bに前記回動扉64の軸部
64cを、前記弾性舌片64bの一時的な相寄る方向へ弾性変
形を利用して係合させている。また、第10図、及び、第
17図に示すように、扉本体64aの下面に相寄る方向へ弾
性変形な弾性爪64dを突設しておき、前記両対向壁61aに
設けた係合凹部61cにこれら両弾性爪64dを弾性係合させ
て、回動扉64を閉止位置に保持し得るようにしている。
しかして、第10図の実線、及び、第17図に示す状態か
ら、この回動扉64を指等で下方に押圧すると、前記弾性
爪64dの係合凹部61cへの係合が解除され、該回動扉64
が、第10図の想像線、及び、第18図に示す開成位置にま
で回動して、切欠部63が開口状態となる。そして、前記
蓋体41のスライド扉44を上部カバー6から離間する方向
にスライド開成させて、蓋体41の切欠孔43をも開口状態
にすれば、その切欠孔43に指を挿入して、その回動扉64
を元の閉止位置にまで引き上げることができるようにな
っている。
下部カバー7は、板状のもので、その上縁部を上部カバ
ー6の側面板62の内側に重合させて、前記切欠窓29ち配
設されている。そして、前記上部カバー6内に下部カバ
ー退避用のスペース67を設けて、前記下部カバー7を上
方にスライドさせ得るように構成している。具体的に説
明すれば、サイドパネル2の切欠窓29の両内側壁に、角
柱状のレール91、92を配設するとともに、下部カバー7
の内面に、先端部に爪71aを有し相寄る方向へ弾性変形
可能な対をなす弾性壁71を上下に所定きピッチで複数対
突設している。そして、それら弾性壁71の一時的な弾性
変形を利用してそれら各爪71aを前記両レール91、92の
縁部に係合させて、前記各弾性壁71を両レール91、92の
対向面91a、92aに上下スライド可能に摺接させている。
なお、前記両レール91、92は上端が開放されているた
め、上部カバー6を装着していない状態においては、下
部カバー7を上方から落とし込むことによって、前記と
同様な位置に該下部カバー7を装着することもできる。
そして、上部カバー6を装着した状態においても、この
下部カバー7の上端と、上部カバー6の対向壁61aとの
間には、下部カバー退避用のスペース67が確保されてお
り、その分だけこの下部カバー7を上方にスライドさせ
ることができるようになっている。また、この下部カバ
ー7には、レール91、92の対向面91a、92aに摺接する爪
を有しない案内壁72を前記弾性壁71に隣接させて一体に
突設してある。
なお、,前記両レール91、92はと、その下端部同士を連
結杆93により一体に連結されてU字形のレール構体9を
構成している。しかして、このレール構体9は、その掛
止部94を切欠窓29の内側面に開口させた上開口部29aに
掛止させるとともに、前記連結杆93の中央に設けた弾性
爪95を切欠窓29の底部に開口させた下開口部29bに弾性
係合させることによって、固定されている。
第1図中Aは、床Fから立ち上げた配線である。この配
線Aは、配線通過口28及び凹溝26を通して樋36上に導か
れ保持されている。そして、この樋36上から上方に引き
出された配線Aは、配線通過用のスリット4を通して天
板1上に案内されている。
このような構成のものであれば、スリット4は開閉可能
な蓋体41により閉塞され、切欠窓29は上部カバー6及び
下部カバー7により覆われている。そして、天板1の下
方空間からの配線Aは、第1図に示すように、蓋体41を
開成させてスリット4から天板1上に導いたり、下部カ
バー7を取り外して側方に導出させることができる。ま
た、比較的嵩の低い配線Bは、第8図に示すように、前
記下部カバー7を上方にスライドさせ、該下部カバー7
の下に形成される隙間を通して側方に導出させることも
可能である。このようにすれば、外観的に優れたものと
なる。さらに、蓋体41や上部カバー6の切欠孔43、63を
開成させれば、その切欠孔43、63を使用して、配線を導
き出すこともできる。なお、第13図に示すように、切欠
窓29の内部に、図示しない電話台や原稿台あるいはライ
ト等の基端軸部を保持するためのオプション取付具10を
取着した場合には、上部カバー6の回動扉64は開成させ
たままにしておく。そうすれば、そのオプション取付具
10の上端が上部カバー6の切欠孔63に臨むことになる。
また、このような取付具10の有無に拘らず、前記蓋体41
を開成させ又は取り外すとともに、前記上部カバー6及
び下部カバー7を取り外すと、スリット4と、側方に向
けて開口するサイドパネル2の切欠窓29とが連続したも
のになる。そのため、密着させて左右に隣接させた複数
台の机のスリット4が連続したものとなり、上から配線
を落としこむだけで、連続配線を収容することも可能と
なる。そのため、フロントパネルを外したり、天板を移
動させるようなことなしに、複数の机に亘る連続配線を
容易に増設したり撤去することができる。
なお、上部カバーに設ける回動扉の構成は、第19図及び
第20図に示すようなものであってもよい。すなわち、こ
の回動扉264は、その扉本体264aに、前記両弾性舌片264
bの内面間に介在してこれら両弾性舌片264bの弾性変形
を抑制する変形抑止片264eをヒンジ部264fを介して回動
可能に設けておき、その軸部264cを前記軸孔61bに係合
させる際にだけ、人為的にその変形抑止片264eを弾性舌
片264bの弾性変形を抑制しない位置(想像線参照)にま
で退避させ得るように構成したものである。このように
すれば、回動扉264に不測の外力が作用しても、該回動
扉264が上部カバー6から外れるのを有効に防止するこ
とができる。
また、上部カバーの構成も、図示実施例に限定されるも
のではなく、例えば、第21図に示す上部カバー306のよ
うに、その対向壁361aの下部カバー307に対応する部位
に凹陥部361eを設けることによって下部カバー退避用の
スペース367を上下方向に延長し、下部カバー307をより
高位置にまでスライドさせることができるようにしても
よい。
[発明の効果] 本発明は、以上のような構成であるから、天板上に設け
たスリットと、サイドパネルに設けた切欠窓とを上部カ
バー及び下部カバーを取外すという簡単な操作により連
続させることができる。そのため、複数の机を通過する
ような長い配線を増設したり撤去したりする作業を容易
に行うことができる。
また、上面板に切欠孔を設けておけば、嵩の低い配線を
導出入させたり、電話台や原稿台などを支持するための
オプション取付具を見栄えよく天板上に臨ませることが
できる。そして、その切欠孔に回動扉を下方へ回動開成
可能に蝶着しておけば、この切欠孔を開成させている場
合でも、この回動扉を紛失する虞れがなくなる。
この場合に、蓋体の端部に形成した切欠孔と、上部カバ
ーの切欠孔とを連続させておき、前記蓋体の切欠孔に、
前記上部カバーから離れる方向に開成するスライド扉を
設けておけば、蓋体を開成させるまでもなく、この回動
扉を容易に開閉操作することが可能になる。
また、回動扉を、前述したような扉本体と、弾性舌片
と、軸部とを具備してなるものにするとともに、上部カ
バーの両対向壁の軸孔に前記回動扉の軸部を、前記弾性
舌片の一時的な弾性変形を利用して係合させるようにし
ておけば、回動扉の上部カバーへの組み込みを容易なも
のにすることができるとともに、部品点数の増加を有効
に防止して、製作の簡略化を図ることができる。
そして、扉本体に、両弾性舌片の内面間に介在する変形
抑止片を回動可能に設けておけば、回動扉が使用中に外
れるのを確実に防止することができ、信頼性を向上させ
ることができる。
そして、扉本体の下面に内寄る方向へ弾性変形な弾性爪
を突設しておき、前記両対向壁に設けた係合凹部にこれ
ら両弾性爪を弾性係合させて、回動扉を閉止位置に保持
し得るようにしておけば、この回動扉を、閉止位置に保
持するための格別な部品が不要となり、構造の簡略化を
図ることができる。
さらに、下部カバーを上方にスライドさせ得るようにし
ておけば、比較的嵩の低い配線を見栄えよく側方に導出
させることが可能となる。
また、下部カバーを前述したような弾性壁によりレール
に係合させるようにすれば、該下部カバーを側方からも
上方からも着脱することができ、装脱操作の自由度を拡
大することができる。
この場合に、対をなす弾性壁と、上下に隣接する他の対
をなす弾性壁との間に、レールの対向面に摺接する爪を
有しない案内壁を設けておけば、下部カバーのスライド
をがたつきを招くことなく円滑に行わせることができ、
しかも、該下部カバーの左右方向からの装脱を比較的軽
快に行わせることが可能となる。すなわち、下部カバー
の装脱を軽快に行わせ得るために、弾性壁を柔軟なもの
にしたり数を少なくすると、装着状態における下部カバ
ーの支持剛性が損なわれ、円滑てスライド動作が難しく
なり、逆に、この支持剛性を高くするために弾性壁の強
度を高くしたり数を増やすと、装脱に大きな力が必要に
なるという不具合を、簡単な構成により確実に解消する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第18図は本発明の一実施例を示し、第1図は正
面図、第2図は平面図、第3図は天板を省略して内部を
示す斜視図、第4図は第1図におけるIV−IV線に沿う一
部省略した断面図、第5図及び第6図は蓋体部分を拡大
して示す側断面図、第7図は蓋体の端部を示す斜視図、
第8図は上部カバー及び下部カバー部分を示す斜視図、
第9図は同部分を示す分解斜視図、第10図は同部分を示
す正断面図、第11図は第10図におけるI−I線断面図、
第12図は第10図におけるII−II線断面図、第13図は切欠
窓部分を示す斜視図、第14図は上部カバーを分解して示
す平面図、第15図は同正面図、第16図は同底面図、第17
図及び第18図は上部カバーを示す側面図である。第19図
は本発明の他の実施例を示す回動扉の正断面図、第20図
は同底面図である。第21図は本発明のさらに他の実施例
を示す上部カバーおよび下部カバーの部分正断面図であ
る。 1…天板、2…サイドパネル 3…フロントパネル、4…スリット 6…上部カバー、7…下部カバー 29…切欠窓、41,42…蓋体 43…切欠孔、44…スライド扉 61…上面板、61a…対向壁 61b…軸孔、61c…係合凹部 62…側面板、63…切欠孔 64…回動扉、64a…扉本体 64b…弾性舌片、64c…軸部 64d…弾性爪 67…下部カバー退避用スペース 71…弾性壁、72…案内壁 91、92…レール、264…回動扉 264a…扉本体、264b…弾性舌片 264c…軸部、264e…変形抑止片 264f…ヒンジ部、306…上部カバー 307…下部カバー 367…下部カバー退避用のスペース

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天板を左右のサイドパネルにより支持する
    とともに、それら両サイドパネルの先端縁部間をフロン
    トパネルにより連結し、そのフロントパネルの上縁部分
    と天板との間に配線通過用のスリットを形成し、そのス
    リットに蓋体を開閉可能に設けるとともに、前記両サイ
    ドパネルに前記スリットの端部を側方に開放するための
    切欠窓を設けてなる机であって、切欠窓の上部側に上面
    板と側面板とを備えてなる上部カバーを着脱可能に装着
    するとともに、切欠窓の下部側に下部カバーを着脱可能
    に蓋着し、上部カバーの上面板に切欠孔を設け、この切
    欠孔に回動扉を下方へ回動開成し得るように蝶着し、蓋
    体の端部に形成した切欠孔と、上部カバーの切欠孔とを
    連続させておき、前記蓋体の切欠孔に、前記上部カバー
    から離れる方向に開成するスライド扉を設けたことを特
    徴とする机。
  2. 【請求項2】天板を左右のサイドパネルにより支持する
    とともに、それら両サイドパネルの先端縁部間をフロン
    トパネルにより連結し、そのフロントパネルの上縁部分
    と天板との間に配線通過用のスリットを形成し、そのス
    リットに蓋体を開閉可能に設けるとともに、前記両サイ
    ドパネルに前記スリットの端部を側方に開放するための
    切欠窓を設けてなる机であって、切欠窓の上部側に上面
    板と側面板とを備えてなる上部カバーを着脱可能に装着
    するとともに、切欠窓の下部側に下部カバーを着脱可能
    に蓋着し、上部カバーの上面板に切欠孔を設け、この切
    欠孔に回動扉を下方へ回動開成し得るように蝶着し、回
    動扉を、前記切欠孔を閉塞する扉本体と、この扉本体の
    下面から片持的に延出させた対をなす弾性舌片と、これ
    ら弾性舌片の先端部外面にそれぞれ突設した軸部とを具
    備してなるものにするとともに、上部カバーの内面に軸
    孔を有した対向壁を設けておき、これら両対向壁の軸孔
    に前記回動扉の軸部を、前記弾性舌片の一時的な弾性変
    形を利用して係合させていることを特徴とする机。
  3. 【請求項3】扉本体に、前記両弾性舌片の内面間に介在
    してこれら両弾性舌片の弾性変形を抑制する変形抑止片
    をヒンジ部を介して回動可能に設けておき、回動扉の軸
    部を前記軸孔に係合させる際に、その変形抑止片を弾性
    舌片の弾性変形を抑制しない位置にまで退避させ得るよ
    うに構成したことを特徴とする請求項2記載の机。
  4. 【請求項4】扉本体の下面に相寄る方向へ弾性変形な弾
    性爪を突設しておき、前記両対向壁に設けた係合凹部に
    これら両弾性爪を弾性係合させて、回動扉を閉止位置に
    保持し得るようにしたことを特徴とする請求項2または
    3記載の机。
  5. 【請求項5】天板を左右のサイドパネルにより支持する
    とともに、それら両サイドパネルの先端縁部間をフロン
    トパネルにより連結し、そのフロントパネルの上縁部分
    と天板との間に配線通過用のスリットを形成し、そのス
    リットに蓋体を開閉可能に設けるとともに、前記両サイ
    ドパネルに前記スリットの端部を側方に開放するための
    切欠窓を設けてなる机であって、切欠窓の上部側に上面
    板と側面板とを備えてなる上部カバーを着脱可能に装着
    するとともに、切欠窓の下部側に下部カバーを着脱可能
    に蓋着し、下部カバーを、上部カバーの側面板の内側に
    一部重合させて設けておき、前記上部カバー内に下部カ
    バー退避用のスペースを設けて、前記下部カバーを上方
    にスライドさせ得るように構成したことを特徴とする
    机。
  6. 【請求項6】サイドパネルの切欠窓の両内側壁に、角柱
    状のレールを配設するとともに、下部カバーの内面に、
    先端部に爪を有し相寄る方向へ弾性変形可能な対をなす
    弾性壁を上下に所定のピッチで複数対突設しておき、そ
    れら弾性壁の一時的な弾性変形を利用してそれら各爪を
    前記両レールの縁部に係合させて、前記各弾性壁を両レ
    ールの対向面に摺接させていることを特徴とする請求項
    5記載の机。
  7. 【請求項7】下部カバーにレールの対向面に摺接する爪
    を有しない案内壁を弾性壁に隣接させて設けたことを特
    徴とする請求項6記載の机。
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