JPH0796563A - 真空断熱材 - Google Patents

真空断熱材

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JPH0796563A
JPH0796563A JP5243161A JP24316193A JPH0796563A JP H0796563 A JPH0796563 A JP H0796563A JP 5243161 A JP5243161 A JP 5243161A JP 24316193 A JP24316193 A JP 24316193A JP H0796563 A JPH0796563 A JP H0796563A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
insulating material
glass wool
container
vacuum
Prior art date
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Pending
Application number
JP5243161A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Hoshino
仁 星野
Yoshio Azegami
義男 畔上
Toshimitsu Tsukui
利光 津久井
Kenji Tsukamoto
兼司 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空断熱材6の断熱部材9を形成する無アル
カリ長繊維グラスウール10にニードルパンチング加工
を施す。 【構成】 真空断熱材6は内部を真空にする容器8と、
この容器内に入れられる断熱部材9とで構成される。こ
の断熱部材は無アルカリ長繊維グラスウール10を重ね
合わせた後、このグラスウールにニードルパンチング加
工を施してマット状に固める。この無アルカリ長繊維グ
ラスウール10はニードルパンチング加工によって密度
が100〜230キログラム/立方メートルになるよう
にされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は冷蔵庫等の断熱材とし
て使用される真空断熱材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種真空断熱材は、ガスバリア性
フィルムを袋状に形成した容器内に通気性を有する不織
布等の内袋にパーライト粉末等の粉状体を収容してなる
充填体を収納し、この収納状態で容器内部から排気して
気密に封止し、内部を真空状態に保持して構成されてい
る(例えば、特開昭62−13979号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の如き構成では、粉状体を不織布の内袋に収容して
形成された充填体をガスバリア性の容器内に入れて排気
し、内部が真空状態になるようにしているが、前記容器
が真空引きされる粉状体の形状の影響を受け、この容器
にシワや凹凸が発生し、外装材との接触状態が悪くなっ
たり、前記粉状体によって粉塵が発生したりする問題が
あった。
【0004】この発明は上記問題を解決するもので、真
空引きした後の容器の変形を抑えるとともに、粉塵の発
生を抑えた真空断熱材を提供することを目的としたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は内部を真空に
する容器と、この容器内に入れられる断熱部材とで構成
し、この断熱部材を、無アルカリ長繊維グラスウールを
重ね合わせた後、このグラスウールにニードルパンチン
グ加工を施したものである。
【0006】また、この発明は無アルカリ長繊維グラス
ウールの密度をニードルパンチング加工で100〜23
0キログラム/立方メートルにしたものである。
【0007】この発明はニードルパンチング加工の施さ
れた無アルカリ長繊維グラスウールの真空引き後の密度
を250〜450キログラム/立方メートルにしたもの
である。
【0008】この発明は重ね合わされた無アルカリ長繊
維グラスウールをこのグラスウールに対してバインダー
として2〜10重量%の水ガラス等の無機材料を添加し
てプレス加工したものである。
【0009】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
容器内に入れて真空引きされる断熱部材を無アルカリ長
繊維グラスウールを重ね合わせてニードルパンチング加
工を施して形成し、真空引き前のグラスウールの密度を
高めて真空引きによる体積の収縮を小さくしたものであ
る。
【0010】また、この発明は無アルカリ長繊維グラス
ウールを水ガラス等の無機材料のバインダーでプレス加
工しながら固めて断熱部材を形成し、真空引きした後の
グラスウールの体積の収縮を抑えるようにしたものであ
る。
【0011】
【実施例】以下この発明を図に基づいて説明する。
【0012】図1はこの発明の一実施例を示す真空断熱
材を用いた冷蔵庫の要部断面図である。図2はこの発明
の真空断熱材の要部断面図である。図3はこの発明の繊
維にニードルパンチング加工を施す工程を示す工程図で
ある。
【0013】1は冷蔵庫で、この冷蔵庫は外箱2と、こ
の外箱の内側に配置された断熱材3と、この断熱材の内
側に配置された内箱4と、この内箱の開口を開閉自在に
閉塞する断熱扉5とで構成されている。
【0014】断熱材3は真空断熱材6とこの真空断熱材
を埋め込む発泡ポリウレタン7とで構成されている。
【0015】真空断熱材6はガス・水分等のバリア性フ
ィルムで2分割形成された容器8と、この容器内に収納
された断熱部材9とで構成されている。この断熱部材は
重ね合わされた無アルカリ長繊維グラスウール10をニ
ードルパンチング加工で固めてマット状に形成されてい
る。このニードルパンチング加工の施された無アルカリ
長繊維グラスウール10は密度を100〜230キログ
ラム/立方メートルにしている。
【0016】無アルカリ長繊維グラスウール10は繊維
長さを30〜100mm、繊維径を6〜25μからなる長
繊維体である。
【0017】このように構成された真空断熱材におい
て、真空断熱材6のコアを形成する断熱部材9の製造方
法を説明する。まず、水等の溶解液11を貯蔵した貯蔵
槽12内に無アルカリ長繊維グラスウール10を入れ、
この貯蔵槽からベルトコンベア13で帯状に重ね合わさ
れたグラスウールを移動させ、ニードルパンチング装置
14に設けた多数の針15で帯状の無アルカリ長繊維グ
ラスウール10を叩いてこれらのグラスウールを互いに
絡ませて固めることで、断熱部材9が形成されている。
【0018】真空断熱材6は例えば四角形の場合、一方
の容器8内に断熱部材9を置き、次に他方の容器8を被
せてから三方をヒートシールする。そして、真空槽(図
示せず)内で真空引きを行って容器8内の真空度を0.
1〜0.01トールにし、開口されている残りの一方を
ヒートシールして密封し、真空断熱材6が形成される。
このとき、断熱部材9は真空引きされて密度が250〜
450キログラム/立方メートルになる。このことか
ら、真空断熱材6は断熱部材9のニードルパンチング加
工による密度を高めに設定すれば、真空引きした後の体
積収縮を小さくさせられ、容器8の変形を抑えられる。
【0019】真空断熱材6は外箱2の内壁に接触させて
取り付け、この外箱と内箱4との間に発泡ポリウレタン
7を充填させこの発泡ポリウレタンで埋め込んで断熱材
3を形成している。この断熱材は熱伝導率の小さい真空
断熱材6を利用して熱伝導率を小さくすることにより、
冷蔵庫等を肉厚の薄い断熱材で形成できるようにしてい
る。
【0020】ニードルパンチング加工された無アルカリ
長繊維グラスウール10は有機系のバインダーで固めて
いないので、真空引き時に有機系のバインダーからのガ
スの発生がなく、このガスによって真空断熱材6の熱伝
導率が高くなることもない。
【0021】この発明は無アルカリ長繊維グラスウール
10をニードルパンチング装置14の針15で絡み合わ
せてマット状に固めて断熱部材9を形成することによ
り、容器8内を真空引きした際の断熱部材9の体積収縮
を小さくして容器8の変形を抑えられるようにしたもの
である。
【0022】尚、上記説明においては、無アルカリ長繊
維グラスウール10をニードルパンチング加工で形成す
るように説明したが、無アルカリ長繊維グラスウールを
水ガラス等の無機系バインダーでプレスをしながら固め
ても同様な効果を有し、しかも、真空引きした後の体積
の収縮をより小さくできるようにされている。
【0023】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、内部を
真空にする容器と、この容器内に入れられる断熱部材と
で構成し、この断熱部材を、無アルカリ長繊維グラスウ
ールを重ね合わせた後、このグラスウールにニードルパ
ンチング加工を施したので、長繊維のグラスウールを互
いに絡ませてマット状に固めて断熱部材を形成すること
ができ、この断熱部材の真空引きした後の体積収縮を小
さくさせて容器の変形を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す真空断熱材を用いた
冷蔵庫の要部断面図である。
【図2】この発明の真空断熱材の要部断面図である。
【図3】この発明の繊維にニードルパンチング加工を施
す工程を示す工程図である。
【符号の説明】
6 真空断熱材 8 容器 9 断熱部材 10 無アルカリ長繊維グラスウール 14 ニードルパンチング装置 15 針
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚本 兼司 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を真空にする容器と、この容器内に
    入れられる断熱部材とで構成される真空断熱材におい
    て、前記断熱部材は無アルカリ長繊維グラスウールを重
    ね合わせた後、このグラスウールにニードルパンチング
    加工を施すことを特徴とする真空断熱材。
  2. 【請求項2】 ニードルパンチング加工を施した無アル
    カリ長繊維グラスウールの密度を100〜230キログ
    ラム/立方メートルにしたことを特徴とする請求項1に
    記載された真空断熱材。
  3. 【請求項3】 無アルカリ長繊維グラスウールの真空引
    き後の密度を250〜450キログラム/立方メートル
    にしたことを特徴とする請求項1に記載された真空断熱
    材。
  4. 【請求項4】 内部を真空にする容器と、この容器内に
    入れられる断熱部材とで構成される真空断熱材におい
    て、前記断熱部材は無アルカリ長繊維グラスウールを重
    ね合わせた後、前記無アルカリ長繊維グラスウールをこ
    のグラスウールに対してバインダーとして2〜10重量
    %の水ガラス等の無機材料を添加してプレス加工したこ
    とを特徴とする真空断熱材。
JP5243161A 1993-09-29 1993-09-29 真空断熱材 Pending JPH0796563A (ja)

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