JPH079630U - テールゲートの開放機構 - Google Patents

テールゲートの開放機構

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JPH079630U
JPH079630U JP4446193U JP4446193U JPH079630U JP H079630 U JPH079630 U JP H079630U JP 4446193 U JP4446193 U JP 4446193U JP 4446193 U JP4446193 U JP 4446193U JP H079630 U JPH079630 U JP H079630U
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JP
Japan
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tailgate
engaging
lot
opening mechanism
arrow
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Pending
Application number
JP4446193U
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English (en)
Inventor
浩 三浦
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テールゲートの幅又は操作ハンドルの取付け
位置が異なっても、係合ロット等の部品をその都度変更
することなく開放機構の組付け時の調整のみで係合ロッ
トの実質長さを変更して容易にこれに対応できるように
する。 【構成】 操作ハンドルの手動操作によって回動するピ
ニオンに一対のラックを噛合させ、該一対のラックに車
輛のサイドあおりに設けられ係合部材に係合する係合ロ
ットを設け、ピニオンと一対のラックとの噛合位置を変
更して組み付けることにより係合ロットの実質長さを変
更できるようにした構成を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車輛のテールゲートの開放機構に係り、特にテールゲートの幅又は 操作ハンドルの取付け位置が異なっても、係合ロット等の部品をその都度変更す る必要性をなくして、テールゲートの開放機構の組付けの際に調整するだけで容 易にこれに対応することができるようにしたテールゲートの開放機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のテールゲートの開放機構1は、図7及び図8において、操作ハンドル2 と一体に成形された押圧爪3が開放機構台4に水平に設けられた支軸5に嵌合し 、操作ハンドル2を矢印A又はB方向に回動させることにより押圧爪3を矢印C 又はD方向に回動させるように構成されている。
【0003】 支軸5と直角方向に開放機構台4に設けられた軸6には、該軸6に対して対称 に設けられた2本の腕9a,9bに係合ロット8が回動自在に配設されたベルク ランク9が矢印E又はF方向に回動自在に嵌合している。
【0004】 ベルクランク9には、押圧爪3と対向する位置に押圧レバー9cが形成される と共に該ベルクランク9を常に矢印F方向に付勢するコイルバネ(図示せず)が 設けられ、通常は該コイルバネのばね力によって係合ロット8を矢印H方向に移 動させて先端部を車輛のサイドあおり(図示せず)に設けられ係合部材の係合穴 (図示せず)に係合させてテールゲート(図示せず)を閉鎖状態に保持している 。
【0005】 テールゲートを開放する際、操作ハンドル2を矢印A方向に操作して押圧爪3 を矢印C方向に回動させ、押圧レバー9cを押圧してベルクランク9を矢印E方 向に回動させる。
【0006】 ベルクランク9の回動に伴なって係合ロット8は、矢印G方向に移動して係合 部材の係合穴から離脱し、テールゲートの開放を許容するように構成されている 。
【0007】 一方車輛のテールゲートは、車種ごとにテールゲートの幅、又は操作ハンドル 2の取付け位置が異なっており、従って操作ハンドル2からサイドあおりまでの 距離も車種ごとに異なることとなるので、その都度各車種専用の長さの異なる係 合ロット8を用意しなければならないので、異なる数種類のテールゲートの開放 機構1の部品の在庫を確保しなければならず、コストが高くつくという欠点があ った。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は,上記した従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その 目的とするところは、操作ハンドルによって回動するピニオンに一対のラックを 噛合させ、該一対のラックに係合ロットを設けることにより、テールゲートの開 放機構の組付けの際にピニオンと一対のラックとの噛合位置を変更して組み付け られるようにして係合ロットの実質長さを容易に変更できるようにすることであ り、またこれによってテールゲートの幅又は操作ハンドルの取付け位置が異なっ ても、係合ロットをその都度変更することなく、ラックの組付け位置を変更する だけで容易にこれに対応できるようにすることである。
【0009】 また他の目的は、上記構成により車種にかかわらずテールゲートの開放機構の 部品を共用化して必要部品の在庫数を低減させコストの低減を図ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
要するに本考案(請求項1)は、回動自在に構成されたテールゲートの両側部 に対向して車輛のサイドあおりに設けられ係合穴が形成された係合部材と、手動 操作によって回動する押圧爪が設けられた操作ハンドルと、前記押圧爪によって 押圧されて回動するピニオンと、前記係合穴に先端部が係合する係合ロットが設 けられかつ前記ピニオンに噛合して互いに接近又は離脱する方向に移動する一対 のラックとを備えたことを特徴とするものである。
【0011】
【実施例】
以下本考案を図面に示す実施例に基いて説明する。図1から図3において、本 考案に係るテールゲートの開放機構10は、係合部材11と、操作ハンドル12 と、ピニオン13と、一対のラック14とを備えている。
【0012】 テールゲートの開放機構10は、テールゲート16の略中央に形成された取付 け穴16aに矢印S方向に取り付けられており、テールゲート16が閉鎖された 状態で車輛の外方からテールゲートの開放機構10を操作してテールゲート16 を開閉できるようになっている。
【0013】 係合部材11は、後述する係合ロット15が係合してテールゲート16の開放 を阻止するためのものであって、車輛の両サイドあおり(図示せず)に固定され 、係合ロット15に対向して係合穴(図示せず)が形成されており、該係合穴に 係合ロット15の先端部15aが進入して係合するように構成されている。
【0014】 操作ハンドル12は、係合ロット15を作動させて係合部材11の係合穴から 離脱させ、テールゲート16を開放するためのものであって、開放機構台18に 水平に設けられた支軸19に回動自在に嵌合し、テールゲート16の表面側に手 動操作するためのレバー12aが、裏面側に押圧爪12bが一体的に形成されて いる。
【0015】 そしてレバー12aを矢印K方向に操作することにより押圧爪12bを矢印M 方向に回動させるように構成されている。
【0016】 ピニオン13は、図2及び図4から図6において、ラック14を介して一対の 係合ロット15を互いに接近又は離間する方向に作動させるためのものであって 、ピニオン部13aに押圧レバー13bが固定されている。
【0017】 ピニオン部13aの中心に形成されたねじ穴13cには、開放機構台18に固 定された頭付ピン20が螺合してピニオン13を矢印O又はP方向に回動自在に 支持し、操作ハンドル12のレバー12aを矢印K方向に操作することにより矢 印M方向に回動する押圧爪12bで押圧レバー13bを矢印O方向に押圧して回 動させ、ピニオン部13aを回動させるように構成されている。
【0018】 ピニオン13の押圧レバー13bには、捩りコイルばね23が装着されており 、該捩りコイルばね23のばね力によって押圧レバー13bを矢印P方向に常に 付勢し、係合ロット15を互いに離間する方向(矢印R方向)に移動させて係合 部材11の係合穴に係合させるように構成されている。
【0019】 ラック14は、係合ロット15を作動させるためのものであって、一対のラッ クから構成されており、夫々のラック14には、中央に穴14aが横長に形成さ れており、該穴14aの上縁部及び下縁部にピニオン部13aと噛合するギヤ1 4b,14cが形成されている。
【0020】 またラック14の上部及び下部には、夫々摺動溝14dが形成されており、開 放機構台18に固定されたガイドレール21に形成された案内溝21aに嵌合し 、該案内溝21aにガイドされて矢印Q又はR方向に摺動できるようになってい る。
【0021】 ラック14の左右端には穴14eが設けられ、該穴14eを介してラック14 に固着された抜け止め部材22に、L字形に曲げられた係合ロット15の一端が 取り付けられている。
【0022】 そして押圧爪12bにより押圧されてピニオン13が矢印O方向に回動すると 、ピニオン部13aが夫々のラック14をガイドレール21で案内しながら互い に接近するように矢印Q方向に移動させ、両係合ロット15を矢印Q方向に引き 込んで係合部材11の係合穴に係合する先端部15aを該係合穴から離脱させて テールゲート16との係合を解除するように構成されている。
【0023】 本考案は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図 1から図3において、レバー12aを矢印K方向に手動で操作すると押圧爪12 bは矢印M方向に回動して押圧レバー13bを捩りコイルばね23のばね力に抗 して矢印O方向に押圧して回動させる。
【0024】 押圧レバー13bの矢印O方向の回動はピニオン部13aに伝達され、該ピニ オン部13aと噛合する一対のラック14は、互いに接近する方向(矢印Q方向 )に移動して係合ロット15を矢印Q方向に引き込み、係合部材11の係合穴に 係合している先端部15aを該係合穴から離脱させてテールゲート16の開放を 許容する。
【0025】 ここでテールゲート16の幅又は操作ハンドル12の取付け位置が異なる車種 へのテールゲートの開放機構10の組付けについて説明すると、例えばテールゲ ート16の幅が広い車種においては、操作ハンドル12から係合部材11までの 距離が遠くなり、長い係合ロット15が必要となる。
【0026】 上記した機種の組付けにおいては、ラック14とピニオン部13aとの噛合位 置をずらすことにより、すなわち一対のラック14を互いに離間する方向(矢印 R方向)に必要長さだけずらしてからピニオン部13aに噛合させて組み付ける ことにより係合ロット15の実質長さを長くし、長い係合ロット15を製作する ことなく組付け時の調整のみで容易に対応することができる。
【0027】 またテールゲート16の幅が狭い車種においては、上記したと逆の方向に、す なわち一対のラック14を互いに接近する方向(矢印Q方向)に必要長さだけず らしてからピニオン部13aに噛合して組付けることにより係合ロット15の実 質長さを縮めて対応することができる。
【0028】 更に操作ハンドル12の取付け位置が車輛の中心から偏って設けられた車種に おいては、左右の係合ロット15の必要長さが異なるが、一方のラック14を矢 印Q方向に移動させ、他の一方のラック14を矢印R方向に移動させてからピニ オン部13aに噛合させて組み付けることにより長さの異なる係合ロット15を 製作することなく組付け時の調整のみで容易に対応することができる。
【0029】
【考案の効果】
本考案は、上記のように操作ハンドルによって回動するピニオンに一対のラッ クを噛合させ、該一対のラックに係合ロットを設けたので、テールゲートの開放 機構の組付けの際にピニオンと一対のラックとの噛合位置を変更して組み付けら れることとなり、係合ロットの実質長さを容易に変更できる効果があり、またこ の結果テールゲートの幅又は操作ハンドルの取付け位置が異なっても、係合ロッ トをその都度変更することなく、ラックの組付け位置を変更するだけで容易にこ れに対応できるという効果が得られる。
【0030】 また上記構成により車種にかかわらずテールゲートの開放機構の部品を共用化 することが可能となるので、必要部品の在庫数を低減させコストの低減を図るこ とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図6は本考案の実施例に係り、図1は
テールゲートの開放機構の全体斜視図である。
【図2】テールゲートの開放機構の裏面側を示す要部拡
大斜視図である。
【図3】テールゲートの開放機構の表面側を示す要部拡
大斜視図である。
【図4】ラックとピニオンが噛合する状態を示す要部拡
大正面図である。
【図5】図4のV−V矢視縦断面図である。
【図6】テールゲートの開放機構の要部分解斜視図であ
る。
【図7】図7及び図8は従来例に係り、図7はテールゲ
ートの開放機構の裏面側を示す要部拡大斜視図である。
【図8】テールゲートの開放機構の表面側を示す要部拡
大斜視図である。
【符号の説明】
10 テールゲートの開放機構 11 係合部材 12 操作ハンドル 12b 押圧爪 13 ピニオン 14 ラック 15 係合ロット 15a 先端部 16 テールゲート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動自在に構成されたテールゲートの両
    側部に対向して車輛のサイドあおりに設けられ係合穴が
    形成された係合部材と、手動操作によって回動する押圧
    爪が設けられた操作ハンドルと、前記押圧爪によって押
    圧されて回動するピニオンと、前記係合穴に先端部が係
    合する係合ロットが設けられかつ前記ピニオンに噛合し
    て互いに接近又は離脱する方向に移動する一対のラック
    とを備えたことを特徴とするテールゲートの開放機構。
JP4446193U 1993-07-21 1993-07-21 テールゲートの開放機構 Pending JPH079630U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4446193U JPH079630U (ja) 1993-07-21 1993-07-21 テールゲートの開放機構

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JP4446193U JPH079630U (ja) 1993-07-21 1993-07-21 テールゲートの開放機構

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Publication Number Publication Date
JPH079630U true JPH079630U (ja) 1995-02-10

Family

ID=12692139

Family Applications (1)

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JP4446193U Pending JPH079630U (ja) 1993-07-21 1993-07-21 テールゲートの開放機構

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JP (1) JPH079630U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS497278U (ja) * 1972-04-27 1974-01-22
KR101327737B1 (ko) * 2012-10-05 2013-11-11 현대자동차주식회사 테일게이트 인너핸들의 구조

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JPS497278U (ja) * 1972-04-27 1974-01-22
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