JPH074074Y2 - 電車玩具の扉開閉機構 - Google Patents

電車玩具の扉開閉機構

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JPH074074Y2
JPH074074Y2 JP1989015478U JP1547889U JPH074074Y2 JP H074074 Y2 JPH074074 Y2 JP H074074Y2 JP 1989015478 U JP1989015478 U JP 1989015478U JP 1547889 U JP1547889 U JP 1547889U JP H074074 Y2 JPH074074 Y2 JP H074074Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電車形状をした玩具の扉開閉機構に関する。
より詳しくは、本考案は、中央部から左右に開閉するよ
うにした扉を具備した電車形状をした玩具の扉開閉機構
に関する。
〔従来の技術〕
中央部から扉が左右に開閉するようにした従来の玩具と
して、実開昭57-126295号全文明細書や実公昭62-2080号
公報や実開昭63-137691号公報等に開示されたものが知
られている。
実開昭57-126295号全文明細書には、少なくとも一対の
ベースを連結手段により連結し、出入口に並設する両扉
をそれぞれ各ベースに取付け、開放杆を操作して扉を開
閉するようにしたものが開示されている。
また、実公昭62-2080号公報や実開昭63-137691号公報に
開示された玩具においては、車体の屋根の上に2つの釦
が突出しており、この押釦を押すことにより、車体内に
横向きに設けたクランクレバーを回動し、このクランク
レバーの回動によって扉を開閉するようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
実開昭57-126295号全文明細書には3種類の実施例が開
示されており、第1実施例では、一対のベースを回動可
能に設けたレバーにより連動している。また、ベースに
設けた係合突起およびボディに形成した係合孔の係合に
より扉を開閉位置に保持している。しかし、この第1実
施例では電車車体の左右両側の扉が同時に開閉するた
め、実際の扉の開閉状態とは程遠いものである。また係
合突起、係合孔の係合によるため、係合調整が難しく、
その調整が十分に正確でないと扉の開閉位置の保持が行
えないという問題がある。
また第2実施例では電車の左右両側の扉を開閉するベー
スを分割したので、左右の扉を個別に開閉することがで
きるが、ベースをばね付勢して扉を常時閉じるようにし
ているため、開いた状態に保持するためには開放杆を手
で押し続けねばならず子供の興味が失われ易い。
更に第3実施例においては、ラック−ピニオンによりベ
ースを連結しているが、ラックピニオンの伝達効率が低
いため開閉がスムーズに行えず、またガタも生じ易い。
また、上述した実公昭62-2080号公報、実開昭63-137691
号公報に開示された玩具においては、車体に対して横向
きに置かれたクランクレバーを2つの押釦により交互に
回動することにより扉を開閉している。
このため、クランクレバーが車体内部に設けられてお
り、実際の電車と非常に異なった感じとなってしまう。
このクランクレバーが見えないように蔽いをした場合で
も、内部空間が占領され実際の電車と大きく相違してし
まう。
また、上述した実公昭62-2080号公報、実開昭63-137691
号公報に記載された装置においては、上下に昇降する押
釦により水平に設置されてクランクレバーを回動し、そ
のクランクレバーの水平面内の回動により扉を左右に開
閉しているため、機構が複雑となり製造が難しいという
問題がある。
〔考案の目的〕
上述のような問題点に鑑みて、本考案においては、車体
内部が大きく開いた状態であり、実際の電車と似てお
り、しかも構造が簡単な扉開閉機構を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案においては、扉片が中央部から左右に開閉する扉
を具備した電車玩具において、該電車玩具が箱形状をし
た車台と上から車台に被せられた車体とからなり、該車
体の屋根部の直下に位置する車台の上面に支点ピン部材
が固定設置され、左右の扉片をそれぞれ左右の扉開閉部
材に連結してコの字状断面形状とし、前記支点ピン部材
を挟んで該左右扉開閉部材を前記車台の長手方向に移動
可能に装着して前記扉片が車台の側面に沿って開閉可能
とし、扉開閉ノブを前記支点ピン部材のまわりに回動可
能に取付け、該扉開閉ノブには、支点ピン部材を挟んで
一対の扉開閉ピンが突設され、該一対の扉開閉ピンがそ
れぞれ前記扉開閉部材に形成された切欠きと係合してお
り、前記支点ピン部材に対向して付勢部材支持ピンが前
記車台の上面に設けられ、前記扉開閉ノブが前記両扉開
閉ピンを連結する線上において該付勢部材支持ピンの方
向に突出しており、該突出部に付勢ピンが設けられ、一
対の入子部材からなるとともに、付勢スプリングを内蔵
したアームが該付勢ピンと前記付勢部材支持ピンとの間
に装着されており、前記扉開閉ノブの回動により左右の
扉開閉部材を介して扉片を開閉し、前記アームの作用に
より開閉の任意の何れか一方に保持するようにしている
ことを特徴とする電車玩具の扉開閉機構により上述した
目的を達成する。
〔作用〕
本考案においては、車体の上部に設けた扉開閉ノブを回
動することにより、左右の扉片を具備した扉開閉部材を
長手方向に移動させて扉を開閉するようにしている。こ
のため機構が非常に簡単であり、この開閉機構は車体の
屋根のすぐ下の部分に収納することができ、外から見た
場合に、車体内部が広く大きく開いた状態とすることが
できる。
また、本考案においては、支点ピン部材に対向して付勢
部材支持ピンを設け、扉開閉ノブが両扉開閉ピンを連結
する方向に突出しており、突出部に付勢ピンが設けら
れ、一対の入子部材からなるとともに、付勢スプリング
を内蔵したアームが付勢ピンと付勢部材支持ピンの間に
装着されており、扉が開いた状態および閉じた状態を確
実に実現できる。
〔実施例〕
以下、本考案を実施例に基いて詳細に説明する。第1図
は、本考案の電車玩具の斜視図である。箱型をした車体
1の前後に面板2が止着され、車体1の脇には開閉扉片
4、5が設けられる開口1dが形成されている。車体1の
下には車輪3が設けられている。車体1の屋根部1aに
は、扉片4、5を開閉するための回動可能な開閉ノブ10
(第2図)に被せられた扉開閉ノブカバー7が設けられ
ている。
第1図に示した電車玩具の車体1を外した状態を第2図
に示している。第2図に示すように、車体1の内部に
は、好ましくは透明プラスチック部材からなり、箱形状
をした車台6が設けられており、車台6の側面に沿って
左右の扉片4、5が左右に摺動可能となっている。
本実施例においては、電車の長手方向片側に扉が3つ設
けられている。このため、扉片4、5はそれぞれ3個設
けられており、それぞれの扉片4、5の上下は扉開閉部
材8、9に連結されてコの字状断面となっている。
車台6の上面には支点ピン11が突設されている(第8図
参照)。第2図に示すように、扉開閉部材9が支点ピン
11の外側の車台6の上下縁部に装着されており、扉開閉
部材9に止着された扉片4は車台6の側面に沿って摺動
可能である。
扉開閉部材8の内側には長方形形状をした溝8bが長手方
向に形成されている。扉開閉部材9に被さるようにして
扉開閉部材8が車台6の上下縁部に装着されており、長
手方向溝部分8bが支点ピン部材11を越えて車台6の内側
に位置している(第8図参照)。扉開閉部材8に止着さ
れた扉片5は車台6の側面に沿って摺動可能である。
このようにして、扉片4、5は車台6の側面に摺動可能
に装着され、しかも、扉開閉部材8、9は車台に突設さ
れた支点ピン11を挟み込んでいる(第3図参照)。
扉開閉部材8および9の外側には、長半円形状をした切
欠き8a、9aが形成されている(第4図および第5図参
照)。後述のように、切欠き8a、9aには、扉開閉ピン10
b、10cが係合されるので、その周囲の肉厚を厚くするこ
とが好ましい。
扉開閉ノブ10の下面には、第6図に示すように、支点ピ
ン11を挿入するための中心孔10aが穿たれ、扉開閉ノブ1
0が支点ピン11に回動可能に装着される。
扉開閉ノブ10の中心孔10aに対して対称の位置に、2つ
の扉開閉ピン10b、10cが突設されている。扉開閉ピン10
b、10cは、前述した扉開閉部材8、9の切欠き8a、9aに
係合される。
更に、扉開閉ノブ10の上部には、第2図に示すように2
つのピン10fが突設され、このピン10fに扉開閉ノブカバ
ー7の溝7aが嵌着されており、扉開閉ノブカバー7とと
もに扉開閉ノブ10が一体的に回動するようにしている。
上記構造となっているので、支点ピン11の回りに扉開閉
ノブ10を人手により回動することにより、切欠き8a、9a
において扉開閉ノブ10の扉開閉ピン10b、10cに係合して
いる扉開閉部材8、9が長手方向に摺動される。これに
より扉片4、5が第8図(a)、(b)に示すように開
閉される。
更に、扉片4、5が閉じた状態および開いた状態に固定
するための装置が本考案には設けられている。
すなわち、支点ピン部材11と対向して付勢部材支持ピン
15が設けられている。また、扉開閉ノブ10の一端部は第
6図に示すように扉開閉ピン10b、10cを結ぶ線の延長線
方向に突出しており、その突出部10dの扉開閉ピン10b、
10cが設けられた表面と同じ面に付勢ピン10eが突設され
ている。扉開閉ノブ10は、第2図に示すように、突出部
10dが付勢部材支持ピン15の方向を向く状態で支点ピン
部材11に装着される。
付勢部材12、13が長手方向に互いに移動可能な入子構造
をしており、本考案のアームを形成している。付勢部材
12、13の間には、圧縮スプリング14が装着されている。
付勢部材12、13の外側端部にピン10e、15に係合する切
欠きが形成され、付勢ピン10eと付勢部材支持ピン15と
の間に付勢部材12、13が装着されている。
これにより、扉片4、5が第8図(a)のように閉じた
状態においては、付勢部材12、13により扉開閉ノブ10が
反時計方向に付勢され、扉が閉った状態が保持される。
一方、扉開閉ノブ10を時計方向に回動すると、圧縮スプ
リング14が押縮められる。突出部10dの付勢ピン10eが支
点ピン部材11と付勢部材支持部材ピン15を結ぶ線を越え
ると、付勢部材12、13により扉開閉ノブ10は逆に時計方
向に付勢され、第8図(b)の状態に至って安定状態と
なる。これにより、扉は開いた状態に保持される。
本実施例においては、電車の両側にそれぞれ扉開閉装置
を設けており、所望の側の扉開閉ノブを回して扉を開閉
することができるようになっている。
〔考案の効果〕
本考案においては、電車の屋根に設けた扉開閉ノブによ
り扉開閉部材を摺動させ扉を開閉するようにした。本考
案では開閉機構が電車の屋根のすぐ下の部分に装着で
き、電車の内部に大きな空間が形成でき、実際の電車の
感触とすることができる。また、本考案は機構が非常に
簡単なため故障も少なく製造も容易である。更に、扉片
を開状態または閉状態に固定するための付勢部材を設け
たことにより、扉の開閉状態が開・閉の位置において安
定した状態となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の斜視図、第2図は第1図の車
体を取外した状態の一部拡大斜視図、第3図は第2図に
示す扉部分の要部断面図、第4図および第5図は本考案
に用いている扉開閉部材の平面図、第6図は扉開閉ノブ
の裏面図、第7図は扉開閉ノブに装着されるカバーの後
から見た斜視図、第8図(a)、第8図(b)はそれぞ
れ本考案による扉開閉動作を説明するための平面図であ
る。 1……車体、4、5……扉片、6……車台、7……扉開
閉ノブカバー、8、9……扉開閉部材、8a、9a……切欠
き、10……扉開閉ノブ、10b、10c……扉開閉ピン、10d
……突出部、10e……付勢ピン、11……支点ピン部材、1
2、13……付勢部材、14……圧縮スプリング、15……付
勢部材支持ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉片(4、5)が中央部から左右に開閉す
    る扉を具備した電車玩具において、該電車玩具が箱形状
    をした車台(6)と上から車台(6)に被せられた車体
    (1)とからなり、該車体(1)の屋根部の直下に位置
    する車台(6)の上面に支点ピン部材(11)が固定設置
    され、左右の扉片(4、5)をそれぞれ左右の扉開閉部
    材(8、9)に連結してコの字状断面形状とし、前記支
    点ピン部材(11)を挟んで該左右扉開閉部材(8、9)
    を前記車台(6)の長手方向に移動可能に装着して前記
    扉片(4、5)が車台(6)の側面に沿って開閉可能と
    し、扉開閉ノブ(10)を前記支点ピン部材(11)のまわ
    りに回動可能に取付け、該扉開閉ノブ(10)には、支点
    ピン部材(11)を挟んで一対の扉開閉ピン(10b、10c)
    が突設され、該一対の扉開閉ピン(10b、10c)がそれぞ
    れ前記扉開閉部材(8、9)に形成された切欠き(8a、
    9a)と係合しており、前記支点ピン部材(11)に対向し
    て付勢部材支持ピン(15)が前記車台(6)の上面に設
    けられ、前記扉開閉ノブ(10)が前記両扉開閉ピン(10
    b、10c)を連結する線上において該付勢部材支持ピン
    (15)の方向に突出しており、該突出部(10d)に付勢
    ピン(10e)が設けられ、一対の入子部材(12、13)か
    らなるとともに、付勢スプリング(14)を内蔵したアー
    ムが該付勢ピン(10e)と前記付勢部材支持ピン(15)
    との間に装着されており、前記扉開閉ノブ(10)の回動
    により左右の扉開閉部材(8、9)を介して扉片(4、
    5)を開閉し、前記アームの作用により開閉の任意の何
    れか一方に保持するようにしていることを特徴とする電
    車玩具の扉開閉機構。
JP1989015478U 1989-02-13 1989-02-13 電車玩具の扉開閉機構 Expired - Fee Related JPH074074Y2 (ja)

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