JPH0795281B2 - 制御系切り替え方式 - Google Patents
制御系切り替え方式Info
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- JPH0795281B2 JPH0795281B2 JP1102554A JP10255489A JPH0795281B2 JP H0795281 B2 JPH0795281 B2 JP H0795281B2 JP 1102554 A JP1102554 A JP 1102554A JP 10255489 A JP10255489 A JP 10255489A JP H0795281 B2 JPH0795281 B2 JP H0795281B2
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- JP
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- control
- system switching
- control device
- switching
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、制御系切り替え技術に関し、特に、情報処理
システムにおける多重化された制御系の切り替え技術に
適用して効果のある技術に関する。
システムにおける多重化された制御系の切り替え技術に
適用して効果のある技術に関する。
たとえば、汎用の電子計算機システムなどのような情報
処理システムにおいては、中央処理装置およびこの中央
処理装置に代わって主記憶と外部との情報の授受を制御
するチャネル装置などに接続される外部記憶装置および
その制御装置などを複数系統にし、一つの系統で障害が
発生した場合には他の系統に動作を切り替えるようにし
て、障害発生時などに外部記憶装置全体が稼働停止に陥
ることを回避することが知られている。
処理システムにおいては、中央処理装置およびこの中央
処理装置に代わって主記憶と外部との情報の授受を制御
するチャネル装置などに接続される外部記憶装置および
その制御装置などを複数系統にし、一つの系統で障害が
発生した場合には他の系統に動作を切り替えるようにし
て、障害発生時などに外部記憶装置全体が稼働停止に陥
ることを回避することが知られている。
ところで、このような技術としては、従来、特開昭61−
166644号公報に開示される技術が知られている。
166644号公報に開示される技術が知られている。
その概要は、ファイルメモリ群を介して疎結合された複
数系統の制御システムの間に通信手段を設け、特定のフ
ァイルメモリにおけるエラーを検出した制御システムか
ら他の制御システムに対して当該ファイルメモリの切り
離しおよび接続状態の再構成を通知することにより、複
数系統の制御システムとファイルメモリ群によるシステ
ム構成の動的な変更を可能にしようとするものである。
数系統の制御システムの間に通信手段を設け、特定のフ
ァイルメモリにおけるエラーを検出した制御システムか
ら他の制御システムに対して当該ファイルメモリの切り
離しおよび接続状態の再構成を通知することにより、複
数系統の制御システムとファイルメモリ群によるシステ
ム構成の動的な変更を可能にしようとするものである。
ところが、上記の従来技術の場合には、特定のファイル
メモリにおけるエラーの検出情報が、制御システム自体
のエラーによって発生した場合には、当該ファイルメモ
リにおける入出力動作は正常で他系からの入出力処理が
正常に行われているにも関わらず、エラー発生と見なさ
れたファイルメモリへの入出力処理が強制的に打ち切ら
れてしまい、システムを構成するハードウェア資源の利
用効率が低下するという問題がある。
メモリにおけるエラーの検出情報が、制御システム自体
のエラーによって発生した場合には、当該ファイルメモ
リにおける入出力動作は正常で他系からの入出力処理が
正常に行われているにも関わらず、エラー発生と見なさ
れたファイルメモリへの入出力処理が強制的に打ち切ら
れてしまい、システムを構成するハードウェア資源の利
用効率が低下するという問題がある。
また、特定のファイルメモリにおけるエラーの検出時
に、直ちに前述のような当該ファイルメモリへの入出力
処理の打ち切りおよびシステムからの切り離しが行われ
るため、他の系から当該ファイルメモリに対してデータ
の書き込み中であった場合には、データの破壊や喪失を
生じるなど、種々の問題がある。
に、直ちに前述のような当該ファイルメモリへの入出力
処理の打ち切りおよびシステムからの切り離しが行われ
るため、他の系から当該ファイルメモリに対してデータ
の書き込み中であった場合には、データの破壊や喪失を
生じるなど、種々の問題がある。
そこで、本発明の目的は、全制御系が動作不能に陥る懸
念を生じることなく、多重化された制御系における系切
り替え操作を的確に行うことが可能な制御系切り替え技
術を提供することにある。
念を生じることなく、多重化された制御系における系切
り替え操作を的確に行うことが可能な制御系切り替え技
術を提供することにある。
本発明の他の目的は、多重化された制御系における保守
管理を容易に行うことが可能な制御系切り替え技術を提
供することにある。
管理を容易に行うことが可能な制御系切り替え技術を提
供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろ
う。
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろ
う。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、本発明になる制御系切り替え方式は、上位装
置と下位装置との間に介在し、上位装置からの指令に基
づいて下位装置の制御動作を互いに独立に行う第1およ
び第2の制御装置と、この第1および第2の制御装置に
よって共用され、記憶内容が同一に維持される第1およ
び第2のメモリとからなり、第1および第2の制御装置
の一方が稼働状態にある時には他方を待機状態とすると
ともに、随時、双方の稼働状態および待機状態を切り替
えるように多重化された制御系において、第1および第
2の制御装置とは独立で、第1および第2の制御装置と
上位装置とを接続するインターフェイス線とは独立な制
御線を介して第1および第2の制御装置に接続され、待
機中の第1または第2の制御装置からの第1の指令に基
づいて稼働中の第2または第1の制御装置の待機状態へ
の切り替えを行う系切り替え制御手段を設け、系切り替
え制御手段は、第1の指令により稼働状態の第1または
第2の制御装置に系切り替え予告を行い、所定時間経過
後、前記制御系の切り替えを行うものである。
置と下位装置との間に介在し、上位装置からの指令に基
づいて下位装置の制御動作を互いに独立に行う第1およ
び第2の制御装置と、この第1および第2の制御装置に
よって共用され、記憶内容が同一に維持される第1およ
び第2のメモリとからなり、第1および第2の制御装置
の一方が稼働状態にある時には他方を待機状態とすると
ともに、随時、双方の稼働状態および待機状態を切り替
えるように多重化された制御系において、第1および第
2の制御装置とは独立で、第1および第2の制御装置と
上位装置とを接続するインターフェイス線とは独立な制
御線を介して第1および第2の制御装置に接続され、待
機中の第1または第2の制御装置からの第1の指令に基
づいて稼働中の第2または第1の制御装置の待機状態へ
の切り替えを行う系切り替え制御手段を設け、系切り替
え制御手段は、第1の指令により稼働状態の第1または
第2の制御装置に系切り替え予告を行い、所定時間経過
後、前記制御系の切り替えを行うものである。
上記した本発明の制御系切り替え方式によれば、たとえ
ば上位装置は、稼働中の第1または第2の制御装置から
のエラー発生情報または外部からの指示の受領を契機と
して第2の指令を待機中の第2または第1の制御装置に
発行し、待機中の第1または第2の制御装置は、この第
2の指令を契機として系切り替え制御手段に第1の指令
を発行して系切り替え操作を開始することで、第1また
は第2の制御装置の誤動作などに起因して誤った系切り
替え操作が行われることが確実に防止される。
ば上位装置は、稼働中の第1または第2の制御装置から
のエラー発生情報または外部からの指示の受領を契機と
して第2の指令を待機中の第2または第1の制御装置に
発行し、待機中の第1または第2の制御装置は、この第
2の指令を契機として系切り替え制御手段に第1の指令
を発行して系切り替え操作を開始することで、第1また
は第2の制御装置の誤動作などに起因して誤った系切り
替え操作が行われることが確実に防止される。
また、系切り替え制御手段は、第1および第2の制御装
置とは独立に設けられ、待機中の第1または第2の制御
装置からの第1の指令に基づいて動作するとともに、当
該系切り替え制御手段の第1および第2の制御装置への
接続は、第1および第2の制御装置と上位装置とを接続
するインターフェイス線とは独立な制御線によって行わ
れるので、系切り替え制御手段の誤動作等に起因して第
1および第2の制御装置が同時に動作不能に陥る懸念が
ない。
置とは独立に設けられ、待機中の第1または第2の制御
装置からの第1の指令に基づいて動作するとともに、当
該系切り替え制御手段の第1および第2の制御装置への
接続は、第1および第2の制御装置と上位装置とを接続
するインターフェイス線とは独立な制御線によって行わ
れるので、系切り替え制御手段の誤動作等に起因して第
1および第2の制御装置が同時に動作不能に陥る懸念が
ない。
また、系切り替え制御手段に設けられた切り替え要求受
付回路およびタイマ回路などの動作により、稼働中の前
記第2または第1の制御装置に対して系切り替え予告信
号を発行して、第1および第2のメモリに対する書き換
え動作を完結させた後に、実際の系切り替え操作が実行
されるので第1および第2のメモリに記憶される情報の
破壊などが確実に防止される。
付回路およびタイマ回路などの動作により、稼働中の前
記第2または第1の制御装置に対して系切り替え予告信
号を発行して、第1および第2のメモリに対する書き換
え動作を完結させた後に、実際の系切り替え操作が実行
されるので第1および第2のメモリに記憶される情報の
破壊などが確実に防止される。
これにより、全制御系が動作不能に陥る懸念を生じるこ
となく、多重化された制御系における系切り替え操作を
的確に行うことができる。
となく、多重化された制御系における系切り替え操作を
的確に行うことができる。
また、外部から意図的に上位装置に対して第2の指令を
待機中の第2または第1の制御装置に発行させることに
より、随時、任意の制御系を待機状態にすることが可能
となり、多重化された制御系における保守管理を容易に
行うことができる。
待機中の第2または第1の制御装置に発行させることに
より、随時、任意の制御系を待機状態にすることが可能
となり、多重化された制御系における保守管理を容易に
行うことができる。
以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら詳細に説
明する。
明する。
第1図は、本発明の一実施例である制御系切り替え方式
を実現する回路構成の一例を示すブロック図であり、第
2図は、本実施例の制御系切り替え方式が適用される情
報処理システムの要部の一例を示すブロック図、さらに
第3図は、本実施例の制御系切り替え方式の作用の一例
を示すタイミングチヤートであり、第4図は、情報処理
システムの外部記憶装置として用いられるカートリッジ
型磁気テープライブラリ装置の構成の一例を示す概念図
である。
を実現する回路構成の一例を示すブロック図であり、第
2図は、本実施例の制御系切り替え方式が適用される情
報処理システムの要部の一例を示すブロック図、さらに
第3図は、本実施例の制御系切り替え方式の作用の一例
を示すタイミングチヤートであり、第4図は、情報処理
システムの外部記憶装置として用いられるカートリッジ
型磁気テープライブラリ装置の構成の一例を示す概念図
である。
まず、第4図を参照しながら、カートリッジ型磁気テー
プライブラリ装置の構成の概略を説明する。
プライブラリ装置の構成の概略を説明する。
本実施例のカートリッジ型磁気テープライブラリ装置
(下位装置)は、記憶媒体である複数の図示しないカー
トリッジ型磁気テープが個別に収容される複数のセル13
aを備えたライブラリ棚13と、実際にカートリッジ型磁
気テープを駆動して情報の記録・再生動作を行うテープ
駆動装置14と、両者の間を移動して、目的のカートリッ
ジ型磁気テープをテープ駆動装置14に装填したり、逆に
用済のカートリッジ型磁気テープをライブラリ棚13にお
ける元の収納位置に戻すなどの搬送動作を行う搬送ロボ
ット12とを備えている。
(下位装置)は、記憶媒体である複数の図示しないカー
トリッジ型磁気テープが個別に収容される複数のセル13
aを備えたライブラリ棚13と、実際にカートリッジ型磁
気テープを駆動して情報の記録・再生動作を行うテープ
駆動装置14と、両者の間を移動して、目的のカートリッ
ジ型磁気テープをテープ駆動装置14に装填したり、逆に
用済のカートリッジ型磁気テープをライブラリ棚13にお
ける元の収納位置に戻すなどの搬送動作を行う搬送ロボ
ット12とを備えている。
この搬送ロボット12は、たとえばマイクロプロセッサな
どからなり互いに等価な制御動作を行う複数のライブラ
リ制御装置2およびライブラリ制御装置4によって動作
が制御されている。
どからなり互いに等価な制御動作を行う複数のライブラ
リ制御装置2およびライブラリ制御装置4によって動作
が制御されている。
さらに複数のライブラリ制御装置2および4は、インタ
ーフェイス線7を介して、たとえば、汎用の電子計算機
などの中央処理装置および当該中央処理装置の代わりに
主記憶と外部との情報の授受を制御するチャネル装置な
どからなる上位装置1に接続されており、その指令に基
づいて搬送ロボット12などの動作を適宜制御するように
なっている。
ーフェイス線7を介して、たとえば、汎用の電子計算機
などの中央処理装置および当該中央処理装置の代わりに
主記憶と外部との情報の授受を制御するチャネル装置な
どからなる上位装置1に接続されており、その指令に基
づいて搬送ロボット12などの動作を適宜制御するように
なっている。
ライブラリ制御装置2および4には、アクセス線10およ
びアクセス線11を介して当該ライブラリ制御装置2およ
び4によって共有され、記憶内容が一致するように同時
に更新される互いに独立な複数のライブラリ管理メモリ
5およびライブラリ管理メモリ6が接続されている。
びアクセス線11を介して当該ライブラリ制御装置2およ
び4によって共有され、記憶内容が一致するように同時
に更新される互いに独立な複数のライブラリ管理メモリ
5およびライブラリ管理メモリ6が接続されている。
このライブラリ管理メモリ5および6には、予めシステ
ムの初期設定時などに上位装置1から与えられ、個々の
カートリッジ型磁気テープの識別番号VSNとそのライブ
ラリ棚13における格納位置を示すセルアドレスとの対応
関係や、現在の搬送ロボット12の位置や動作状態などの
管理情報が格納されている。
ムの初期設定時などに上位装置1から与えられ、個々の
カートリッジ型磁気テープの識別番号VSNとそのライブ
ラリ棚13における格納位置を示すセルアドレスとの対応
関係や、現在の搬送ロボット12の位置や動作状態などの
管理情報が格納されている。
そして、ライブラリ制御装置2および4は、上位装置1
からの指令に基づいて、このような管理情報を随時参照
しながら適宜搬送ロボット12の搬送動作を制御し、目的
の図示しないカートリッジ型磁気テープのテープ駆動装
置14への装填動作を行わせたり、逆に、用済のカートリ
ッジ型磁気テープをライブラリ棚の元のセル13aに収納
させるなどの制御動作を行うとともに、時々刻々変化す
るライブラリ棚13の状況や搬送ロボット12の位置などの
管理情報の変化に応じて、ライブラリ管理メモリ5およ
び6の記憶内容を更新するなどの動作を行うものであ
る。
からの指令に基づいて、このような管理情報を随時参照
しながら適宜搬送ロボット12の搬送動作を制御し、目的
の図示しないカートリッジ型磁気テープのテープ駆動装
置14への装填動作を行わせたり、逆に、用済のカートリ
ッジ型磁気テープをライブラリ棚の元のセル13aに収納
させるなどの制御動作を行うとともに、時々刻々変化す
るライブラリ棚13の状況や搬送ロボット12の位置などの
管理情報の変化に応じて、ライブラリ管理メモリ5およ
び6の記憶内容を更新するなどの動作を行うものであ
る。
なお、互いに等価な制御動作を行う複数のライブラリ制
御装置2および4のうち、一方のライブラリ制御装置2
または4は前述のような制御動作を行う稼働状態にさ
れ、他方のライブラリ制御装置4または2は直ちに制御
動作を開始することが可能な待機状態にされており、た
とえば稼働状態のライブラリ制御装置2または4に障害
が発生した場合には待機状態にあるライブラリ制御装置
4または2に制御動作を切り替えることにより、通常の
制御動作を継続させるものである。
御装置2および4のうち、一方のライブラリ制御装置2
または4は前述のような制御動作を行う稼働状態にさ
れ、他方のライブラリ制御装置4または2は直ちに制御
動作を開始することが可能な待機状態にされており、た
とえば稼働状態のライブラリ制御装置2または4に障害
が発生した場合には待機状態にあるライブラリ制御装置
4または2に制御動作を切り替えることにより、通常の
制御動作を継続させるものである。
このため、両者の状態を適切に切り替えることが必要と
なるが、本実施例の場合、ライブラリ制御装置2とライ
ブラリ制御装置4との間には、第2図に示されるように
制御線8および制御線9を介して系切り替え制御手段3
が介設されており、待機中のライブラリ制御装置2また
は4から制御線8または9を介して発行される系切り替
え指令の受領を契機として、この系切り替え制御手段3
から稼働中のライブラリ制御装置4または2に発行され
る系切り替え予告信号および系切り替え実行信号によっ
て切り替え操作が行われるようになっている。
なるが、本実施例の場合、ライブラリ制御装置2とライ
ブラリ制御装置4との間には、第2図に示されるように
制御線8および制御線9を介して系切り替え制御手段3
が介設されており、待機中のライブラリ制御装置2また
は4から制御線8または9を介して発行される系切り替
え指令の受領を契機として、この系切り替え制御手段3
から稼働中のライブラリ制御装置4または2に発行され
る系切り替え予告信号および系切り替え実行信号によっ
て切り替え操作が行われるようになっている。
すなわち、系切り替え制御手段3は、たとえば、第1図
に示されるように、ライブラリ制御装置2および4の各
々からの系切り替え指令であるスイッチストローブ信号
ASWSTB−P,スイッチイネーブル信号ASWEN−Pおよびス
イッチストローブ信号BSWSTB−P,スイッチイネーブル信
号BSWEN−Pが、論理ゲート3hおよび3jを介してそれぞ
れ入力される切り替え要求検出回路3aおよび切り替え要
求検出回路3bを備えている。
に示されるように、ライブラリ制御装置2および4の各
々からの系切り替え指令であるスイッチストローブ信号
ASWSTB−P,スイッチイネーブル信号ASWEN−Pおよびス
イッチストローブ信号BSWSTB−P,スイッチイネーブル信
号BSWEN−Pが、論理ゲート3hおよび3jを介してそれぞ
れ入力される切り替え要求検出回路3aおよび切り替え要
求検出回路3bを備えている。
さらにこの切り替え要求検出回路3aおよび3bの各々から
出力される論理信号は、論理ゲート3kを介して後段の切
り替え要求受付回路3cに入力され、この切り替え要求受
付回路3cは、切り替え要求検出回路3aまたは3bからの前
記論理信号の入力を契機として、ライブラリ制御装置2
への系切り替え予告信号AMATEREQ−Nおよびライブラリ
制御装置4への系切り替え予告信号BMATEREQ−Nを送出
するようになっている。
出力される論理信号は、論理ゲート3kを介して後段の切
り替え要求受付回路3cに入力され、この切り替え要求受
付回路3cは、切り替え要求検出回路3aまたは3bからの前
記論理信号の入力を契機として、ライブラリ制御装置2
への系切り替え予告信号AMATEREQ−Nおよびライブラリ
制御装置4への系切り替え予告信号BMATEREQ−Nを送出
するようになっている。
系切り替え予告信号AMATEREQ−Nおよび系切り替え予告
信号BMATEREQ−Nの論理状態は、系切り替え予告信号AM
ATEREQ−Nの側に介設されているインバータ3fによって
互いに逆になるようになっている。
信号BMATEREQ−Nの論理状態は、系切り替え予告信号AM
ATEREQ−Nの側に介設されているインバータ3fによって
互いに逆になるようになっている。
さらに、切り替え要求受付回路3cの後段には、前記の系
切り替え予告信号AMATEREQ−Nおよび系切り替え予告信
号BMATEREQ−Nとなる論理信号が同時入力される切り替
え制御回路3dが接続されており、さらにこの切り替え制
御回路3dには、タイマ回路3eからの論理信号が入力され
るように構成されている。
切り替え予告信号AMATEREQ−Nおよび系切り替え予告信
号BMATEREQ−Nとなる論理信号が同時入力される切り替
え制御回路3dが接続されており、さらにこの切り替え制
御回路3dには、タイマ回路3eからの論理信号が入力され
るように構成されている。
そして、切り替え制御回路3dは、前段の切り替え要求受
付回路3cから、系切り替え予告信号AMATEREQ−Nおよび
BMATEREQ−Nと同時に出力される前記論理信号の入力時
点から、タイマ回路3eに設定されている所定の設定時間
Tが経過した後、ライブラリ制御装置2および4への系
切り替え実行信号AMATESEL−Nおよび系切り替え実行信
号BMATESEL−Nを出力する動作を行うものである。
付回路3cから、系切り替え予告信号AMATEREQ−Nおよび
BMATEREQ−Nと同時に出力される前記論理信号の入力時
点から、タイマ回路3eに設定されている所定の設定時間
Tが経過した後、ライブラリ制御装置2および4への系
切り替え実行信号AMATESEL−Nおよび系切り替え実行信
号BMATESEL−Nを出力する動作を行うものである。
また、この系切り替え実行信号AMATESEL−Nおよび系切
り替え実行信号BMATESEL−Nは、インバータ3gによって
互いに逆の論理状態になるようにされている。
り替え実行信号BMATESEL−Nは、インバータ3gによって
互いに逆の論理状態になるようにされている。
さらに、この系切り替え実行信号AMATESEL−NおよびBM
ATESEL−Nの各々は、切り替え要求受付回路3cに対する
RESET信号とともに、論理ゲート3lおよび3m、さらには
前記論理ゲート3hおよび3jを介して切り替え要求検出回
路3aおよび3bに対するリセット入力となっている。
ATESEL−Nの各々は、切り替え要求受付回路3cに対する
RESET信号とともに、論理ゲート3lおよび3m、さらには
前記論理ゲート3hおよび3jを介して切り替え要求検出回
路3aおよび3bに対するリセット入力となっている。
以下、本実施例の作用について説明する。
まず、通常の状態では、ライブラリ制御装置2が搬送ロ
ボット12などの制御動作を行う稼働状態にあり、他方の
ライブラリ制御装置4は、随時制御動作を開始すること
が可能な待機状態になっている。
ボット12などの制御動作を行う稼働状態にあり、他方の
ライブラリ制御装置4は、随時制御動作を開始すること
が可能な待機状態になっている。
この時、系切り替え制御手段3から、稼働状態にあるラ
イブラリ制御装置2に出力される系切り替え予告信号AM
ATEREQ−Nおよび系切り替え実行信号AMATESEL−Nは
“L"レベルになっており、待機状態にあるライブラリ制
御装置4に出力される系切り替え予告信号BMATEREQ−N
および系切り替え実行信号BMATESEL−Nは“H"レベルに
なっている。
イブラリ制御装置2に出力される系切り替え予告信号AM
ATEREQ−Nおよび系切り替え実行信号AMATESEL−Nは
“L"レベルになっており、待機状態にあるライブラリ制
御装置4に出力される系切り替え予告信号BMATEREQ−N
および系切り替え実行信号BMATESEL−Nは“H"レベルに
なっている。
この状態で、上位装置1からライブラリ制御装置2に対
して、カートリッジ型磁気テープの装填が指令される
と、これを受けたライブラリ制御装置2は、ライブラリ
管理メモリ5および6を参照し、指示されたカートリッ
ジ型磁気テープの識別番号VSNがライブラリ棚13の複数
のセル13aのいずれに格納されているかを知り、目的の
カートリッジ型磁気テープ当該セル13aから取り出して
テープ駆動装置14に装填するように搬送ロボット12に指
示する。
して、カートリッジ型磁気テープの装填が指令される
と、これを受けたライブラリ制御装置2は、ライブラリ
管理メモリ5および6を参照し、指示されたカートリッ
ジ型磁気テープの識別番号VSNがライブラリ棚13の複数
のセル13aのいずれに格納されているかを知り、目的の
カートリッジ型磁気テープ当該セル13aから取り出して
テープ駆動装置14に装填するように搬送ロボット12に指
示する。
これを受けた搬送ロボット12は、適宜移動動作を行っ
て、指示された識別番号VSNのカートリッジ型磁気テー
プをテープ駆動装置14に装填する。
て、指示された識別番号VSNのカートリッジ型磁気テー
プをテープ駆動装置14に装填する。
その後は、テープ駆動装置14に装填されたカートリッジ
型磁気テープと上位装置1との間で適宜データの授受が
行われる。
型磁気テープと上位装置1との間で適宜データの授受が
行われる。
このような一連のライブラリ制御装置2における制御動
作においてエラーが発生すると、当該ライブラリ制御装
置2は上位装置1に対して、エラーの発生を通知し、こ
れを検出した上位装置1は、待機状態にあるライブラリ
制御装置4に対して系切り替え命令を発行する。
作においてエラーが発生すると、当該ライブラリ制御装
置2は上位装置1に対して、エラーの発生を通知し、こ
れを検出した上位装置1は、待機状態にあるライブラリ
制御装置4に対して系切り替え命令を発行する。
これを受けたライブラリ制御装置4は、系切り替え指令
として、制御線9を介して、第3図に示されるタイミン
グで“H"レベルのスイッチイネーブル信号BSWEN−P
と、パルス状に変化するスイッチストローブ信号BSWSTB
−Pとを組み合わせて系切り替え制御手段3の切り替え
要求検出回路3bに出力する。
として、制御線9を介して、第3図に示されるタイミン
グで“H"レベルのスイッチイネーブル信号BSWEN−P
と、パルス状に変化するスイッチストローブ信号BSWSTB
−Pとを組み合わせて系切り替え制御手段3の切り替え
要求検出回路3bに出力する。
ここで、スイッチイネーブル信号BSWEN−Pとスイッチ
ストローブ信号BSWSTB−Pとを第3図のように組み合わ
せて出力するのは、ノイズなどによって容易に誤った系
切り替え動作が開始されることを防ぐためである。
ストローブ信号BSWSTB−Pとを第3図のように組み合わ
せて出力するのは、ノイズなどによって容易に誤った系
切り替え動作が開始されることを防ぐためである。
こうして、スイッチイネーブル信号BSWEN−Pとスイッ
チストローブ信号BSWSTB−Pとの所定のパターンの組み
合わせによって系切り替え要求を確認した切り替え要求
検出回路3bは、後段の切り替え要求受付回路3cに対して
所定の論理信号を出力する。
チストローブ信号BSWSTB−Pとの所定のパターンの組み
合わせによって系切り替え要求を確認した切り替え要求
検出回路3bは、後段の切り替え要求受付回路3cに対して
所定の論理信号を出力する。
これを契機として当該切り替え要求受付回路3cは切り替
え制御回路3dに対して論理信号を出力すると同時に、ラ
イブラリ制御装置2に対する系切り替え予告信号AMATER
EQ−Nを“H"レベルに、ライブラリ制御装置4に対する
系切り替え予告信号BMATEREQ−Nを“L"レベルにする。
え制御回路3dに対して論理信号を出力すると同時に、ラ
イブラリ制御装置2に対する系切り替え予告信号AMATER
EQ−Nを“H"レベルに、ライブラリ制御装置4に対する
系切り替え予告信号BMATEREQ−Nを“L"レベルにする。
そして、稼働中のライブラリ制御装置2は、系切り替え
予告信号AMATEREQ−Nが“H"レベルに変化したことによ
り、これから系切り替えが行われることを知り、ライブ
ラリ管理メモリ5および6に対する制御情報の書き込み
処理などを、前記タイマ回路3eに設定される所定時間T
の間に完結させ、実際の系切り替え処理の実行に備え
る。
予告信号AMATEREQ−Nが“H"レベルに変化したことによ
り、これから系切り替えが行われることを知り、ライブ
ラリ管理メモリ5および6に対する制御情報の書き込み
処理などを、前記タイマ回路3eに設定される所定時間T
の間に完結させ、実際の系切り替え処理の実行に備え
る。
また、切り替え制御回路3dは、タイマ回路3eからの論理
信号の入力を契機として、前記切り替え要求受付回路3c
からの前記論理信号の入力時点から所定時間Tが経過し
た後、すなわち、稼働中のライブラリ制御装置2による
ライブラリ管理メモリ5および6に対する所定の書き込
み処理が完結した後、稼働中のライブラリ制御装置2へ
の系切り替え実行信号AMATESEL−Nを“H"レベルにし、
待機中のライブラリ制御装置4の系切り替え実行信号BM
ATESEL−Nを“L"レベルにする。
信号の入力を契機として、前記切り替え要求受付回路3c
からの前記論理信号の入力時点から所定時間Tが経過し
た後、すなわち、稼働中のライブラリ制御装置2による
ライブラリ管理メモリ5および6に対する所定の書き込
み処理が完結した後、稼働中のライブラリ制御装置2へ
の系切り替え実行信号AMATESEL−Nを“H"レベルにし、
待機中のライブラリ制御装置4の系切り替え実行信号BM
ATESEL−Nを“L"レベルにする。
これにより、搬送ロボット12などの制御動作が、エラー
の発生したライブラリ制御装置2から待機状態であった
ライブラリ制御装置4に切り替えられ、稼働状態にあっ
たライブラリ制御装置2は待機状態となる。
の発生したライブラリ制御装置2から待機状態であった
ライブラリ制御装置4に切り替えられ、稼働状態にあっ
たライブラリ制御装置2は待機状態となる。
その後、上位装置1は、自身が保持している管理情報と
ライブラリ管理メモリ5および6に格納されている管理
情報とが一致するか否かを把握すべく、一方のライブラ
リ管理メモリ6に格納されている管理情報を読み出して
調べる。
ライブラリ管理メモリ5および6に格納されている管理
情報とが一致するか否かを把握すべく、一方のライブラ
リ管理メモリ6に格納されている管理情報を読み出して
調べる。
そして、両者が一致している場合には、直ちに、切り替
えられたライブラリ制御装置4の制御動作による通常の
入出力処理を継続する。
えられたライブラリ制御装置4の制御動作による通常の
入出力処理を継続する。
また、両者が一致しない場合には、ライブラリ制御装置
4を介して、ライブラリ管理メモリ5および6の内容を
自身が保持する管理情報に一致するように書き換えた
後、通常の入出力処理を継続する。
4を介して、ライブラリ管理メモリ5および6の内容を
自身が保持する管理情報に一致するように書き換えた
後、通常の入出力処理を継続する。
このように、本実施例の制御系切り替え方式によれば、
上位装置1からの指令を契機として、待機状態にある健
全なライブラリ制御装置4または2から系切り替え制御
手段3に対して、スイッチストローブ信号BSWSTB−P
(ASWSTB−P)およびスイッチイネーブル信号BSWEN−
P(ASWEN−P)の論理信号を組み合わせた正確な系切
り替え指令信号を与えることによって、ライブラリ制御
装置2および4の相互の稼働状態および待機状態の切り
替えが行われるので、誤って切り替え処理が実行される
ことが確実に防止される。
上位装置1からの指令を契機として、待機状態にある健
全なライブラリ制御装置4または2から系切り替え制御
手段3に対して、スイッチストローブ信号BSWSTB−P
(ASWSTB−P)およびスイッチイネーブル信号BSWEN−
P(ASWEN−P)の論理信号を組み合わせた正確な系切
り替え指令信号を与えることによって、ライブラリ制御
装置2および4の相互の稼働状態および待機状態の切り
替えが行われるので、誤って切り替え処理が実行される
ことが確実に防止される。
また、系切り替え処理の実行に際しては、稼働状態から
待機状態に移行するライブラリ制御装置2または4に対
して、予め系切り替え予告信号AMATEREQ−N(BMATEREQ
−N)を与え、実行中にあるライブラリ管理メモリ5お
よび6などに対する管理情報の書き込み処理を完結させ
た後に、系切り替え実行信号AMATESEL−N(BMATESEL−
N)を発行することで実際の系切り替え処理が遂行され
るので、ライブラリ管理メモリ5および6に格納されて
いる管理情報の破壊や喪失を未然に防止することができ
る。
待機状態に移行するライブラリ制御装置2または4に対
して、予め系切り替え予告信号AMATEREQ−N(BMATEREQ
−N)を与え、実行中にあるライブラリ管理メモリ5お
よび6などに対する管理情報の書き込み処理を完結させ
た後に、系切り替え実行信号AMATESEL−N(BMATESEL−
N)を発行することで実際の系切り替え処理が遂行され
るので、ライブラリ管理メモリ5および6に格納されて
いる管理情報の破壊や喪失を未然に防止することができ
る。
これにより、稼働状態または待機状態にあるライブラリ
制御装置2および4の相互間における制御動作の切り替
えが的確に行われる。
制御装置2および4の相互間における制御動作の切り替
えが的確に行われる。
なお、上記の説明では、稼働状態にあったライブラリ制
御装置2におけるエラーの発生を契機として系切り替え
処理を開始する場合について説明したがこれに限らず、
操作者が上位装置1に対して外部から意図的に指示を与
え、当該上位装置1から待機中のライブラリ制御装置2
または4に対して系切り替え処理の指令を発行するよう
にしてもよいものである。
御装置2におけるエラーの発生を契機として系切り替え
処理を開始する場合について説明したがこれに限らず、
操作者が上位装置1に対して外部から意図的に指示を与
え、当該上位装置1から待機中のライブラリ制御装置2
または4に対して系切り替え処理の指令を発行するよう
にしてもよいものである。
これにより、たとえば、ライブラリ制御装置2または4
の保守などを行う場合に、随時、目的のライブラリ制御
装置2または4を、保守作業を施すことが可能な待機状
態に移行させることが可能となり、ライブラリ制御装置
2および4の保守作業などを簡略化することができる。
の保守などを行う場合に、随時、目的のライブラリ制御
装置2または4を、保守作業を施すことが可能な待機状
態に移行させることが可能となり、ライブラリ制御装置
2および4の保守作業などを簡略化することができる。
また、上記の説明では、最初にライブラリ制御装置2が
稼働状態にありライブラリ制御装置4が待機状態にある
場合からの系切り替え処理を説明したが両者の状態が逆
であってもよいことは言うまでもない。
稼働状態にありライブラリ制御装置4が待機状態にある
場合からの系切り替え処理を説明したが両者の状態が逆
であってもよいことは言うまでもない。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。
体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。
たとえば、制御系としては、カートリッジ型磁気テープ
ライブラリ装置におけるライブラリ制御装置などに限ら
ず、一般の外部記憶サブシステムなどにおける多重化さ
れた制御系の系切り替え技術などに広く適用できる。
ライブラリ装置におけるライブラリ制御装置などに限ら
ず、一般の外部記憶サブシステムなどにおける多重化さ
れた制御系の系切り替え技術などに広く適用できる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによ
って得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりで
ある。
って得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりで
ある。
すなわち、本発明になる制御系切り替え方式によれば、
上位装置と下位装置との間に介在し、前記上位装置から
の指令に基づいて前記下位装置の制御動作を互いに独立
に行う第1および第2の制御装置と、この第1および第
2の制御装置によって共用され、記憶内容が同一に維持
される第1および第2のメモリとからなり、前記第1お
よび第2の制御装置の一方が稼働状態にある時には他方
を待機状態とするとともに、随時、双方の稼働状態およ
び待機状態を切り替えるように多重化された制御系にお
いて、前記第1および第2の制御装置とは独立で、前記
第1および第2の制御装置と前記上位装置とを接続する
インターフェイス線とは独立な制御線を介して前記第1
および第2の制御装置に接続され、待機中の前記第1ま
たは第2の制御装置からの第1の指令に基づいて稼働中
の前記第2または第1の制御装置の待機状態への切り替
えを行う系切り替え制御手段を設け、前記系切り替え制
御手段は、前記第1の指令により稼働状態の前記第1ま
たは第2の制御装置に系切り替え予告を行い、所定時間
経過後、前記制御系の切り替えを行うので、たとえば上
位装置は、稼働中の第1または第2の制御装置からのエ
ラー発生情報または外部からの指示の受領を契機として
第2の指令を待機中の第2または第1の制御装置に発行
し、待機中の第1または第2の制御装置は、この第2の
指令を契機として系切り替え制御手段に第1の指令を発
行して系切り替え操作を開始することで、第1または第
2の制御装置の誤動作などに起因して誤った系切り替え
操作が行われることが確実に防止される。
上位装置と下位装置との間に介在し、前記上位装置から
の指令に基づいて前記下位装置の制御動作を互いに独立
に行う第1および第2の制御装置と、この第1および第
2の制御装置によって共用され、記憶内容が同一に維持
される第1および第2のメモリとからなり、前記第1お
よび第2の制御装置の一方が稼働状態にある時には他方
を待機状態とするとともに、随時、双方の稼働状態およ
び待機状態を切り替えるように多重化された制御系にお
いて、前記第1および第2の制御装置とは独立で、前記
第1および第2の制御装置と前記上位装置とを接続する
インターフェイス線とは独立な制御線を介して前記第1
および第2の制御装置に接続され、待機中の前記第1ま
たは第2の制御装置からの第1の指令に基づいて稼働中
の前記第2または第1の制御装置の待機状態への切り替
えを行う系切り替え制御手段を設け、前記系切り替え制
御手段は、前記第1の指令により稼働状態の前記第1ま
たは第2の制御装置に系切り替え予告を行い、所定時間
経過後、前記制御系の切り替えを行うので、たとえば上
位装置は、稼働中の第1または第2の制御装置からのエ
ラー発生情報または外部からの指示の受領を契機として
第2の指令を待機中の第2または第1の制御装置に発行
し、待機中の第1または第2の制御装置は、この第2の
指令を契機として系切り替え制御手段に第1の指令を発
行して系切り替え操作を開始することで、第1または第
2の制御装置の誤動作などに起因して誤った系切り替え
操作が行われることが確実に防止される。
また、系切り替え制御手段に設けられた切り替え要求受
付回路およびタイマ回路などの動作により、稼働中の前
記第2または第1の制御装置に対して系切り替え予告信
号を発行して、第1および第2のメモリに対する書き換
え動作を完結させた後に、実際の系切り替え操作が実行
されるので第1および第2のメモリに記憶される情報の
破壊などが確実に防止される。
付回路およびタイマ回路などの動作により、稼働中の前
記第2または第1の制御装置に対して系切り替え予告信
号を発行して、第1および第2のメモリに対する書き換
え動作を完結させた後に、実際の系切り替え操作が実行
されるので第1および第2のメモリに記憶される情報の
破壊などが確実に防止される。
これにより、全制御系が動作不能に陥る懸念を生じるこ
となく、多重化された制御系における系切り替え操作を
的確に行うことができる。
となく、多重化された制御系における系切り替え操作を
的確に行うことができる。
また、外部から意図的に上位装置に対して第2の指令を
待機中の第2または第1の制御装置に発行させることに
より、随時、任意の制御系を待機状態にすることが可能
となり、多重化された制御系における保守管理を容易行
うことができる。
待機中の第2または第1の制御装置に発行させることに
より、随時、任意の制御系を待機状態にすることが可能
となり、多重化された制御系における保守管理を容易行
うことができる。
第1図は、本発明の一実施例である制御系切り替え方式
を実現する回路構成の一例を示すブロック図、 第2図は、本実施例の制御系切り替え方式が適用される
情報処理システムの要部の一例を示すブロック図、 第3図は、本実施例の制御系切り替え方式の作用の一例
を示すタイミングチヤート、 第4図は、情報処理システムの外部記憶装置として用い
られるカートリッジ型磁気テープライブラリ装置の構成
の一例を示す概念図である。 1……上位装置、2……ライブラリ制御装置、3……系
切り替え制御手段、3a,3b……切り替え要求検出回路、3
c……切り替え要求受付回路、3d……切り替え制御回
路、3e……タイマ回路、3f,3g……インバータ、3h,3j,3
k,3l,3m……論理ゲート、4……ライブラリ制御装置、
5,6……ライブラリ管理メモリ、7……インターフェイ
ス線、8……制御線、9……制御線、10,11……アクセ
ス線、12……搬送ロボット、13……ライブラリ棚、13a
……セル、14……テープ駆動装置、ASWEN−P,BSWEN−P
……スイッチイネーブル信号、ASWSTB−P,BSWSTB−P…
…スイッチストローブ信号、AMATEREQ−N,BMATEREQ−N
……系切り替え予告信号、AMATESEL−N,BMATESEL−N…
…系切り替え実行信号、T……タイマ回路による系切り
替え予告信号から系切り替え実行信号までの時間。
を実現する回路構成の一例を示すブロック図、 第2図は、本実施例の制御系切り替え方式が適用される
情報処理システムの要部の一例を示すブロック図、 第3図は、本実施例の制御系切り替え方式の作用の一例
を示すタイミングチヤート、 第4図は、情報処理システムの外部記憶装置として用い
られるカートリッジ型磁気テープライブラリ装置の構成
の一例を示す概念図である。 1……上位装置、2……ライブラリ制御装置、3……系
切り替え制御手段、3a,3b……切り替え要求検出回路、3
c……切り替え要求受付回路、3d……切り替え制御回
路、3e……タイマ回路、3f,3g……インバータ、3h,3j,3
k,3l,3m……論理ゲート、4……ライブラリ制御装置、
5,6……ライブラリ管理メモリ、7……インターフェイ
ス線、8……制御線、9……制御線、10,11……アクセ
ス線、12……搬送ロボット、13……ライブラリ棚、13a
……セル、14……テープ駆動装置、ASWEN−P,BSWEN−P
……スイッチイネーブル信号、ASWSTB−P,BSWSTB−P…
…スイッチストローブ信号、AMATEREQ−N,BMATEREQ−N
……系切り替え予告信号、AMATESEL−N,BMATESEL−N…
…系切り替え実行信号、T……タイマ回路による系切り
替え予告信号から系切り替え実行信号までの時間。
Claims (4)
- 【請求項1】上位装置と下位装置との間に介在し、前記
上位装置からの指令に基づいて前記下位装置の制御動作
を互いに独立に行う第1および第2の制御装置と、この
第1および第2の制御装置によって共用され、記憶内容
が同一に維持される第1および第2のメモリとからな
り、前記第1および第2の制御装置の一方が稼働状態に
ある時には他方を待機状態とするとともに、随時、双方
の稼働状態および待機状態を切り替えるように多重化さ
れた制御系において、前記第1および第2の制御装置と
は独立で、前記第1および第2の制御装置と前記上位装
置とを接続するインターフェイス線とは独立な制御線を
介して前記第1および第2の制御装置に接続され、待機
中の前記第1または第2の制御装置からの第1の指令に
基づいて稼働中の前記第2または第1の制御装置の待機
状態への切り替えを行う系切り替え制御手段を設け、前
記系切り替え制御手段は、前記第1の指令により稼働状
態の前記第1または第2の制御装置に系切り替え予告を
行い、所定時間経過後、前記制御系の切り替えを行うこ
とを特徴とする制御系切り替え方式。 - 【請求項2】待機中の前記第1または第2の制御装置
は、前記上位装置からの第2の指令を契機として前記系
切り替え制御手段に前記第1の指令を発行するようにし
た請求項1記載の制御系切り替え方式。 - 【請求項3】前記上位装置は、稼働中の前記第1または
第2の制御装置からのエラー発生情報または外部からの
指示の受領を契機として前記第2の指令を待機中の前記
第2または第1の制御装置に発行するようにした請求項
1または2記載の制御系切り替え方式。 - 【請求項4】前記系切り替え制御手段は、待機中の前記
第1または第2の制御装置からの前記第1の指令を確認
する切り替え要求検出回路と、稼働中の前記第2または
第1の制御装置に対して系切り替え予告信号を発行する
切り替え要求受付回路と、系切り替え信号を発行する切
り替え制御回路と、前記系切り替え予告信号から前記系
切り替え信号までの時差を設定するタイマ回路とからな
ることを特徴とする請求項1,2または3記載の制御系切
り替え方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1102554A JPH0795281B2 (ja) | 1989-04-21 | 1989-04-21 | 制御系切り替え方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1102554A JPH0795281B2 (ja) | 1989-04-21 | 1989-04-21 | 制御系切り替え方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02280250A JPH02280250A (ja) | 1990-11-16 |
JPH0795281B2 true JPH0795281B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=14330464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1102554A Expired - Fee Related JPH0795281B2 (ja) | 1989-04-21 | 1989-04-21 | 制御系切り替え方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0795281B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7065800B2 (ja) * | 2019-02-28 | 2022-05-12 | 株式会社日立製作所 | 粒子線治療システム、粒子線照射方法及びコンピュータプログラム |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5850372A (ja) * | 1982-09-10 | 1983-03-24 | Hitachi Ltd | 往復動圧縮機の吸入弁装置 |
JPH0769849B2 (ja) * | 1987-07-31 | 1995-07-31 | 富士通株式会社 | ディスク・ストリングのスイッチャ障害リカバリ方式 |
-
1989
- 1989-04-21 JP JP1102554A patent/JPH0795281B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02280250A (ja) | 1990-11-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |