JPH0794926A - 車両用ガラスアンテナ - Google Patents

車両用ガラスアンテナ

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Publication number
JPH0794926A
JPH0794926A JP23840193A JP23840193A JPH0794926A JP H0794926 A JPH0794926 A JP H0794926A JP 23840193 A JP23840193 A JP 23840193A JP 23840193 A JP23840193 A JP 23840193A JP H0794926 A JPH0794926 A JP H0794926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
glass
wires
vehicle
feeding point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23840193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunobu Miyazaki
宮崎恭信
Junichiro Ieiri
家入潤一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Priority to JP23840193A priority Critical patent/JPH0794926A/ja
Publication of JPH0794926A publication Critical patent/JPH0794926A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】GPS衛星からの微弱電波を受信するのに好適
であり、自動車電話、パーソナル無線、実用化が進めら
れているパーソナルハンディフォン用などのアンテナと
しても使用可能な車両用ガラスアンテナを提供すること
を目的とする。 【構成】本発明は、複数の防曇用加熱線条とその両側に
接続されるバスバーとともに車両用後部窓ガラスにアン
テナを設けた車両用ガラスアンテナにおいて、前記加熱
線条あるいはおよびバスバーに少なくとも40mm以上
にわたり近接して平行に延び、その長さが40mm〜2
00mmの直線エレメントを少なくとも有するアンテナ
を具備するとともに、前記アンテナの一部を第1の給電
点として同軸ケーブルの内部導線を、該給電点の近傍の
前記加熱線条あるいはバスバーを第2の給電点として、
直接あるいはコンデンサーを介して同軸ケーブルの外部
導線にそれぞれ接続するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用の後部窓ガラスに
設けたガラスアンテナに関し、特にGPS(Groba
l Positioning System)衛星から
の微弱電波を受信するのに好適であり、自動車電話、パ
ーソナル無線、業務用無線などの極超短波帯の電波を送
受信することも可能な車両用ガラスアンテナに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来、GPS衛星からの微
弱電波を受信するアンテナとして直交ダイポールアンテ
ナ、ヘリカルアンテナなどとともに、マイクロストリッ
プアンテナが知られているが、いずれも突起したアンテ
ナであり、突出した構造となっているので、安全上、外
観上好ましくないばかりでなく、洗車時に支障になり、
さらに折損の恐れがあるなどの欠点があった。
【0003】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、GPS衛星からの微弱電波を受信するに好適
であり、自動車電話、パーソナル無線、実用化が進めら
れているパーソナルハンディフォン用などのアンテナと
しても使用可能なガラスアンテナを提供することを目的
とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、複数の防曇
用加熱線条とその両側に接続されるバスバーとともに車
両用後部窓ガラスにアンテナを設けた車両用ガラスアン
テナにおいて、前記加熱線条あるいはおよびバスバーに
少なくとも40mm以上にわたり近接して平行に延び、
その長さが40mm〜200mmの直線エレメントを少
なくとも有するアンテナを具備するとともに、前記アン
テナの一部を第1の給電点として同軸ケーブルの内部導
線を、該給電点の近傍の前記加熱線条あるいはバスバー
を第2の給電点として、直接あるいはコンデンサーを介
して同軸ケーブルの外部導線にそれぞれ接続するように
したことを特徴とし、前記第1の給電点と第2の給電点
はバスバーと最上部の加熱線条あるいは最下部の加熱線
条が接続される加熱領域の角部に設けるようにすると好
ましい。
【0005】
【作用】加熱線条は幅が1.2m前後、高さが0.4m
前後のループ線の集合で構成されているため、放送波に
対してアンテナとして作用することが知られている。
【0006】本発明者らはGPS衛星から送信される右
旋円偏波の電波を受信するに、この加熱線条を利用する
と好ましいことを見出したもので、複数の加熱線条にバ
スバーを含めたものに40mm以上近接させて平行に延
び、合計長さが40mm〜200mmの直線エレメント
を設けることにより目的が達成され、加熱線条が受信し
た電波をこのエレメントで高周波的に結合させて有効に
給電することができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説
明する。図1は本発明のガラスアンテナを自動車用後部
窓ガラスに設けた実施例を示す正面図、図2は図1の一
部を示すガラスアンテナ41 の要部詳細図、図3はガラ
スアンテナ41 の指向特性図である。
【0008】単板ガラスを車両の後部窓ガラスとして装
着した例であり、図1、図2に示すように、板ガラス1
の車内側には防曇用の加熱線条2、加熱線条の両側に接
続されるバスバー3(+側)、3’(アース側)と、本
発明のガラスアンテナ41 、42 、43 、44 をそれぞ
れの第1の給電点51 、52 、53 、54 、第2の給電
点62 、中継点71 を、防曇用加熱線条上部余白部に設
けた別のFMラジオ放送波などを受信する別のアンテナ
8とともに導電ペーストによりスクリーン印刷、焼成し
て形成する。
【0009】このような窓ガラスを後部に装着した後、
それぞれの第1の給電点51 、52、53 、54 には同
軸ケーブル9の内部導線10に接続し、それぞれの第2
の給電点61 、62 、63 、64 から直接あるいはコン
デンサーを介して同軸ケーブルの外部導線11により受
信機などに接続する。
【0010】なお、アンテナ41 についてはチップ型な
どのコンデンサー12を窓ガラス上に取りつけ、そのリ
ード線を第2の給電点61 と中継点71 に接続するとと
もに、同軸ケーブルの外部導線11を中継点71 に接続
する。
【0011】アンテナ42 はコンデンサーを介すること
なく、バスバー3’から引きだされた第2の給電点に直
接同軸ケーブルの外部導線を接続し、アンテナ43 とア
ンテナ44 については受信側で、コンデンサーを挿入す
る。
【0012】このようにして得られたガラスアンテナ4
1 の各部の寸法をa1 =45mm、c1 =8mmとした
ものによって1.57542GHzの右旋円偏波を受信
したときの指向特性を測定して、市販されて実用に供さ
れている一般的なマイクロストリップアンテナを0dB
としたときの相対比で示すと図3で示す指向特性図が得
られ、充分実用に供しうることを確認した。
【0013】その他、ガラスアンテナ42 の各部の寸法
をそれぞれb2 =90mm(バスバーに平行な部分は4
5mm)、d2 =5mmとしたもの、ガラスアンテナ4
3 の各部の寸法をa3 =190mm、b3 =45mm
(バスバーに平行な部分は32mm)、c3 =8mm、
3 =5mmとしたもの、ガラスアンテナ44 の各部の
寸法をa4 =120mm、b4 =80mm(バスバーに
平行な部分は75mm)、c4 =8mm、d4 =5mm
とするとともに、e=50mm、f=110mmなる補
助エレメント13を付加したものもそれぞれアンテナ4
1 と同等の指向特性が得られることを確認した。
【0014】以上、好適な実施例により説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。本発明のガラスアンテナの直線エレメント
について、加熱線条あるいはおよびバスバーに少なくと
も40mm以上にわたり近接して平行に延び、その長さ
が40mm〜200mmの範囲で適宜選択すればよく、
直線エレメントと加熱線条あるいはおよびバスバーとの
間隔は3〜10mmの範囲で適宜選択すればよい。
【0015】補助エレメントについては、必ずしも無く
ても実用に供しうるが、指向特性の改善、インピーダン
スの調整、受信利得の向上などを目的として各種のエレ
メントを付加することができる。
【0016】また、このアンテナの配置場所は実施例以
外にも、加熱線条の上部余白部、下部余白部の中央部分
に設けてもよいが、実施例に示したように第1の給電点
と第2の給電点がバスバーと最上部の加熱線条あるいは
最下部の加熱線条が接続される加熱領域の角部に設ける
と、作業性も向上するだけでなく、占有面積が小さくて
済むのでその他のアンテナの占有面積を確保することが
でき、好ましい。
【0017】また、実施例では4種類のアンテナを示し
それぞれ単独でも使用可能であることを示したが、これ
らを切替スイッチを介して受信機などに接続し、ダイバ
ーシティ受信をするか、位相調整器を介して受信機など
に接続し、合成して受信するようにすると、単独の場合
より、より受信利得が高くなり好ましい。
【0018】コンデンサーの挿入について、防曇時の直
流電流の混入を防ぐ目的で実施例のガラスアンテナ
3 、44 では受信機側に、ガラスアンテナ41 ではガ
ラス側にコンデンサーを挿入し、ガラスアンテナ42
は省いたが、この目的を達成するために、バスバーの+
側に接続する場合には必ず挿入、アース側に接続する場
合には省略も可能であるが、挿入した方が完全に目的が
達成できるのでより好ましい。
【0019】また、後部窓ガラスとして、合わせガラス
を使用する場合には、銅線などの金属細線を中間膜に埋
め込んだものでもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明のガラスアンテナは、アンテナ自
体を特異な構成にすることにより、GPS衛星からの微
弱電波をその到来方向が変わっても実用レベルで受信す
ることができ、さらに自動車電話、パーソナル無線用の
アンテナとして使用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラスアンテナを自動車用後部窓ガラ
スに設けた実施例1を示す正面図である。
【図2】図1の一部を示すガラスアンテナ41 の要部詳
細図である。
【図3】本発明のガラスアンテナ41 の指向特性図であ
る。
【符号の説明】
1 板ガラス 2 防曇用の加熱線条 3 バスバー(+側) 3’バスバー(アース側) 41 、42 、43 、44 本発明のアンテナ 51 、52 、53 、54 第1の給電点 61 、62 、63 、64 第2の給電点 8 別のアンテナ 9 同軸ケーブル 10 内部導線 11 外部導線 12 コンデンサー 13 補助エレメント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の防曇用加熱線条とその両側に接続さ
    れるバスバーとともに車両用後部窓ガラスにアンテナを
    設けた車両用ガラスアンテナにおいて、前記加熱線条あ
    るいはおよびバスバーに少なくとも40mm以上にわた
    り近接して平行に延び、その長さが40mm〜200m
    mの直線エレメントを少なくとも有するアンテナを具備
    するとともに、前記アンテナの一部を第1の給電点とし
    て同軸ケーブルの内部導線を、該給電点の近傍の前記加
    熱線条あるいはバスバーを第2の給電点として、直接あ
    るいはコンデンサーを介して同軸ケーブルの外部導線に
    それぞれ接続するようにしたことを特徴とする車両用ガ
    ラスアンテナ。
  2. 【請求項2】前記第1の給電点と第2の給電点はバスバ
    ーと最上部の加熱線条あるいは最下部の加熱線条が接続
    される加熱領域の角部に設けるようしたことを特徴とす
    る請求項1記載の車両用ガラスアンテナ。
JP23840193A 1993-09-24 1993-09-24 車両用ガラスアンテナ Pending JPH0794926A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7719475B2 (en) 2003-12-17 2010-05-18 Robert Bosch Gmbh Window-integrated antenna in vehicles

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7719475B2 (en) 2003-12-17 2010-05-18 Robert Bosch Gmbh Window-integrated antenna in vehicles

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