JPH0794914B2 - 床下空調装置 - Google Patents
床下空調装置Info
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- JPH0794914B2 JPH0794914B2 JP2143893A JP14389390A JPH0794914B2 JP H0794914 B2 JPH0794914 B2 JP H0794914B2 JP 2143893 A JP2143893 A JP 2143893A JP 14389390 A JP14389390 A JP 14389390A JP H0794914 B2 JPH0794914 B2 JP H0794914B2
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Description
調装置に関するものである。
用空気を、天井裏などに引き回したダクトを通じて移送
し、各室の天井や天井近くの壁から室内空間に吹出させ
るようにしているのが通例である。
非常に多くの配線を取り扱うようになってきており、何
等の措置も講じない場合は、それらの配線が入り乱れ
て、遅速、収拾がつかなくなる事態を招く。このような
実情に鑑みて、それらの配線を邪魔にならずに収納・敷
設しておくべく、室内全体を床上げ構造にして床下空間
を配線用のスペースとした床が開発されている。
れる空間用空気を床下空間に導いて主吹出口から吹出さ
せるとともに、床の適宜の箇所に吹出小口を設け、前記
主吹出口から吹き出す空気をそれらの吹出小口を通じて
床上に導くことができるような床下空調装置が考えられ
ている。
出口を最も効果的に思われる部屋の中央付近の床下空間
に設けると、その主吹出口に空調用空気を移送するため
に部屋の壁際から床下空間に沿って部屋の中央までダク
トを敷設しなければならなくなり、配線スペースを遮っ
てしまう不都合を生じる。したがって、この不都合を避
けるには、壁際の床下空間に主吹出口を設ける以外には
ない。しかるに、この位置から空調用空気を吹き出させ
ると、主吹出口から遠ざかるにつれて床下空間を流れる
空調用空気の流量が減り、吹出小口を通じて床上に効果
的に空調用空気が吹き出されなくなる。この結果、室内
に平面方向の温度むらができ易いという課題が生じる。
それぞれ接続しておき、空調用空気をそれら枝ダクトを
介して各吹出小口に直接供給できるようにすれば、前述
したような吹出しの過不足を解消することは可能であ
る。ところが、このようにすると、吹出小口の位置を変
更したい場合に、ダクトの交換や改造が不可欠となり、
大がかりな工事が必要になるという問題が発生する。
としている。
段を講じたものである。
床を漸次床上高さが変化するような段状に設け、床上高
さが最も高い床の床上空間に空調用空気の主吹出口を配
設すとともに、各段の床に当該床下空間を室内空間と連
通させる吹出小口を形成したことを特徴としている。
は、床を、互換性を有した標準寸法の床要素を複数枚敷
きつめてなるものにし、特定の床要素に吹出小口を設け
るようにするとよい。
の高さの相違に基いて、室内を複数のゾーンに区成して
使用する場合が挙げられる。
となく、主吹出口から吹き出す空気をそれらの吹出小口
を通じて室内空間に導くことができる。しかも、主吹出
口から遠ざかるほど床を低くして床下空間が狭められる
ようにしているので、流量によらず、各吹出小口におけ
る吹出圧を略均一化することができる。
をなしその床上高さd1、d2、d3が互いに異なる床11、
12、13を階段状に設け、最も高い床11の床上空間Sに空
調用空気の主吹出口2を配設するとともに、各段の床
11、12、13に当該床下空間Sを室内空間Aと連通させる
吹出小口3を形成している。
アルミダイキャスト製のパネル11aの上面に表面材11bを
貼着した標準寸法の床要素11を基本構成単位とし、この
床要素11を脚12に支持させながら、平面方向に多数敷き
詰めて構成するようにしている。脚12は、建築構造床a
にコンクリート打設時に埋設される図示しないインサー
トナットに締着固定されるようにしたもので、アジャス
タ機能を有しており、各段の床11〜13の床上高さd1、
d2、d3に対応して、床要素11に対する適正な支持高さを
設定できるようになっている。また、各床要素11は、敷
きつめた後においても適宜吸着把手等を用いて取り出せ
るようにしてあり、他の場所の床要素11との互換が可能
となっている。
た空調用空気移送用のダクトbが天井c近くの壁dに開
口しており、このダクトbに床11を貫通させた補助ダク
ト21を接続し、該補助ダクト21の下端21aを前記主吹出
口2に接続している。この主吹出口2は、1段目の床11
の壁際の床下空間Sに沿って紙面に垂直な方向に配設さ
れたパイプ状のもので、その長手方向に多数の吹出孔が
部屋の中央方向に向かって開口している。
第3図及び第4図に示すように、特定の床要素11に設け
た貫通孔11cに装着した中空円筒体状の枠部材31と、こ
の枠部材31の上端に装着された放射状のスリット32aを
有する蓋部材32と、この蓋部材32に回転可能に装着され
た調節ネジ33と、この調節ネジ33に螺合保持されたガイ
ド棒34に沿って昇降しながら前記枠部材31の下端開口部
31aに対して着脱動作を行う板部材35とから構成されて
おり、開口部31a及びスリット32aを通じて床下空間Sを
室内空間Aと連通させ得るようになっている。そして、
調節ネジ33を操作することにより、板部材35の昇降位置
を変え、有効開口面積を調整できるようになっている。
床12、13間の段部1bにそれぞれ補助吹出小口4を形成し
ている。この補助吹出小口4は、第5図に示すように、
段部1a、1bを蓋封する状態で配設され長手方向に沿って
多数のスリット41aを配列開口させた固定板部材41と、
この固定板部材41の背面に長手方向に対して摺動可能に
重合配置されその長手方向に沿って前記スリット41aと
同一ピッチで略同数のスリット42aを配列開口させた可
動板部材42とからなり、両スリット41a、42aを通じて床
下空間Sを室内空間Aに連通させ得るようになってい
る。また、可動板部材42には調節ツマミ42bが突設して
あり、この調節ツマミ42bを固定板部材41に設けた長孔4
1bを貫通して前面に延出させてある。そして、この調節
ツマミ42bを左右に操作することにより、スリット41aに
対するスリット42aの位相を変え、有効開口面積を調整
できるようになっている。
オフィス業務を区成するようにしており、例えば、床11
における業務を管理部門等の内勤として、床13における
業務を営業等の外勤とし、床12をその間の通路やコニュ
ニケーションエリアとして利用するようにしている。
空気を各吹出小口3を通じて室内空間Aに導くことがで
きる。しかも、主吹出口3から遠い位置に配設される床
12、13ほど、それらの床上高さd2、d3を床11の床上高さ
d1に対し漸次低くして床下空間Sが狭められるようにし
ているので、流量によらず、各吹出小口3における吹出
圧を略均一化し、平面方向の温度むらが生じないように
することができる。また、共通の段の床11(12、13)上
で異なる位置にある吹出小口3同士は吹出圧が異なる
が、この実施例では補助吹出小口4を設けて床11、13の
平面方向にも空調用空気を吹き出させるようにしている
ので、温度むらをより効果的に解消することが可能にな
る。その上に、吹出小口3、及び、補助吹出小口4が有
効開口面積を調整可能とされているため、室内空間Aに
配設される家具等に応じた調整も微妙に行うことができ
る。さらに、吹出小口3上に家具が配置されて、その吹
出小口3が完全に塞がれてしまうようなケースも当然予
想されるが、その場合は、当該吹出小口3を有した床要
素11を他の床要素11と取り替えることによって簡単にそ
の不具合を解消することが可能になる。これらの結果、
この装置を採用すると、配線スペースを遮ることなく、
床下空間Sを利用して室内空間Aの冷暖房を効果的に行
い得るものとなる。その上、このような階段状の床構造
であると、各床11〜13毎に業務上の明確な区別がつけら
れる上に、例えば外部から入った電話を内勤の者が受
け、営業の者を捜して取り継がなければならないような
場合等にも、一見して室内空間Aを見渡せるようにな
り、好都合となる。
面形状等は図示例に限定されるものではなく、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
ら吹き出す空調用空気の均一化を図ることができるの
で、主吹出口を配線スペースを遮らない壁際等に配設し
ても、室内全体に対する空調を効果的に行うことが可能
になる。また、本発明の床下空調装置によれば、吹出小
口の位置を変更可能なものにして温調機能を充実させる
ことも容易となる。さらに、本発明に係る床構造の特徴
を利用すれば、オフィス業務等の円滑化を促進すること
も可能になる。
図、第2図は床要素の斜視図、第3図は吹出小口の平面
図、第4図は第3図の縦断面図、第5図は補助吹出小口
の斜視図である。 11、12、13……床、2……主吹出口 3……吹出小口、11……床要素 A……室内空間、S……床下空間 d1、d2、d3……床上高さ
Claims (3)
- 【請求項1】床上げ構造の床を漸次床上高さが変化する
ような段状に設け、床上高さが最も高い床の床下空間に
空調用空気の主吹出口を配設するとともに、各段の床に
当該床下空間を室内空間と連通させる吹出小口を形成し
たことを特徴とする床下空調装置。 - 【請求項2】床を、互換性を有した標準寸法の床要素を
複数枚敷きつめてなるものにし、特定の床要素に吹出小
口を設けていることを特徴とする請求項1記載の床下空
調装置。 - 【請求項3】床の高さの相違に基いて、室内を複数のゾ
ーンに区成していることを特徴とする請求項1記載の床
下空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2143893A JPH0794914B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 床下空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2143893A JPH0794914B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 床下空調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0436537A JPH0436537A (ja) | 1992-02-06 |
JPH0794914B2 true JPH0794914B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=15349497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2143893A Expired - Fee Related JPH0794914B2 (ja) | 1990-05-31 | 1990-05-31 | 床下空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0794914B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4514860B2 (ja) * | 1999-11-22 | 2010-07-28 | 高砂熱学工業株式会社 | 床吹出し型空調設備 |
-
1990
- 1990-05-31 JP JP2143893A patent/JPH0794914B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0436537A (ja) | 1992-02-06 |
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