JPH0736508Y2 - 家具装置 - Google Patents

家具装置

Info

Publication number
JPH0736508Y2
JPH0736508Y2 JP5394190U JP5394190U JPH0736508Y2 JP H0736508 Y2 JPH0736508 Y2 JP H0736508Y2 JP 5394190 U JP5394190 U JP 5394190U JP 5394190 U JP5394190 U JP 5394190U JP H0736508 Y2 JPH0736508 Y2 JP H0736508Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furniture
room
air
floor
free access
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5394190U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0412949U (ja
Inventor
次美 町村
Original Assignee
株式会社イトーキクレビオ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社イトーキクレビオ filed Critical 株式会社イトーキクレビオ
Priority to JP5394190U priority Critical patent/JPH0736508Y2/ja
Publication of JPH0412949U publication Critical patent/JPH0412949U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0736508Y2 publication Critical patent/JPH0736508Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ビルにおける事務室等の室おけるフリーアク
セスフロア上に載置する家具の構造に関するものであ
り、前記フリーアクセスフロアの床下から吹き出し口を
介して調節空気を室に導入するようにした空気調和シス
テムを備えた室に配置するための家具装置の構造に関す
るものである。
〔従来の技術〕
最近のビルにおいては、その各室内の温度及び湿度を年
間を通じて略一定に保持するように空気調節システムを
備えることが一般的に行われている。
また、最近の事務室では、コンピュータやワードプロセ
ッサ等のいわゆるOA機器を設置することが多いので、室
のコンクリート製等の床基盤とその上方の床板との間に
適宜の床下空間を形成するように、二重床装置としての
フリーアクセスフロア構造を採用し、前記床下空間に前
記OA機器用の配線を施すことが多くなっている。
そして、先行技術の実開昭62−99751号公報に開示され
ているように、空気調和システムで調整された空気を、
前記配線のための床下空間に導き、フリーアクセスフロ
アの適宜箇所に設けた吹き出し口から、前記空気を室内
の隅々まで行き届くようにすることを提案している。
〔考案が解決しようとする課題〕
この場合、フリーアクセスフロアに設ける吹き出し口の
位置は、設計の段階で予め定められていることが多く、
無闇にその位置を変更することができない。
他方、室内に持ち込む机やキャビネット等の家具のレイ
アウトは、ユーザーが作業環境や家具の使い勝手等を考
慮して実行するものであり、これら家具の設置位置によ
っては、当該家具の下面で前記吹き出し口を塞ぐ状態が
招来する。
このような状態になると、調整された空気を、折角設け
てある吹き出し口から室内に充分に導入できないことに
なり、事務室内の環境が悪化することになるから、従来
では、家具で前記吹き出し口を塞がないように、家具の
レイアウトを変えざるを得ず、家具の使い勝手が悪くな
るという問題があった。
また、前記家具の下面で吹き出し口を塞がないまでも、
当該吹き出し口が家具の下面縁の近傍に接近して位置す
る状態になると、吹き出し口から吹き出す空気の流れの
方向が、前記家具の外面で妨害されたり制限される等の
不具合を生じるという問題もあった。
本考案は、この従来の問題点を解決し、室の作業環境を
悪化させることなく、しかも家具のレイアウトの自由も
確保することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本考案は、室のフリーアクセ
スフロア上に載置する家具において、該家具の下面に設
けた下面開口状のカバー部を、前記室の床下空間から供
給される調節空気を室に放出すべくフリーアクセスフロ
アに設けた吹き出し口の開口面より大きく形成し、前記
家具には調節空気を室に放出するための通路を、前記カ
バー部に連通して設ける一方、前記吹き出し口の該カバ
ー部には、フリーアクセスフロア上面との隙間を密閉す
るパッキンを設けたものである。
〔実施例〕
次に実施例について説明すると、符号2は、室の床基盤
1上に適宜の上下高さの床下空間3を介して配設するフ
リーアクセスフロアであり、フリーアクセスフロア2に
おける各床板2aの四隅等を高さ調節可能な支持脚体4に
て支持するように構成しているが、他の実施例として平
面視井桁状または平行状の支持梁を支持脚体にて支持
し、支持梁に床板2aを載置するようにしてもよい。
符号5は、後述の空気調和ユニット6にて温度および湿
度が調整された調節空気Kを前記床下空間3からフリー
アクセスフロア2上の室に導くための吹き出しユニット
で、内部に吹き出し用フアンを備えた吹き出しユニット
5は、そのユニットの上面開口等の吹き出し口5aを床板
2aに切欠きまたは穿設した孔から室に臨ませるように、
床板2aに吊下げたり、吹き出しユニット5の下端を床基
盤1に接地するように設置したりする。
符号6は空気調和ユニットで、第2図の実施例では、縦
長の空気調和ユニット6内には、コンプレッサ、冷却・
加熱コイル、送風機、空気濾過器等を収納してあり、該
空気調和ユニット6における下部の空気送り出し部6aを
前記床下空間3内に位置させ、空気吸い込み部6bを室上
方の天井板7とその上方の床基盤1との天井上空間8内
に臨ませるように構成し、天井板7の適宜箇所に設けた
空気吸い込みユニット9(吸い込みフアン付)にて室内
の空気を天井上空間8に引き込むように構成する。
第2図に示す実施例では、床下空間3には、空気調和ユ
ニット6から離れた箇所に分岐タンク10を配設し、この
分岐タンク10と前記空気送り出し部6aとを主ダクト11で
接続し、該分岐タンク10に接続した複数の分岐管12を、
その出口が床下空間3の適宜箇所に分散するように引き
回し配設してある。また、符号13は、前記床下空間を平
面視で複数箇所に仕切る耐火用仕切り壁で、前記耐火用
仕切り壁13で仕切られた各仕切り空間内では、前記各分
岐管12にて導かれた調節空気Kの静圧が略等しくなるよ
うに構成されている。
第3図の実施例では、分岐タンク10を空気調和ユニット
6が設置された階の床基盤1の下面側(下階の天井上空
間8)に吊り帯14にて吊り支持し、空気調和ユニット6
の空気送り出し部6aと分岐タンク10とを接続する主ダク
ト11が前記床基盤1を貫通するように配設し、分岐タン
ク10に接続させた複数の分岐管12を床基盤1の下面側で
吊り帯15にて吊り支持させて配設し、これらの分岐管12
の終端部を、その出口が床基盤1の上面に臨むように貫
通させて設けてある。この構成によれば、一般に床下空
間3よりも上下高さの大きい天井上空間8内に分岐タン
ク10を配設することができ、高さ寸法が大きい分岐タン
ク10を配設することができる。
符号16は家具としての抽斗式キャビネット、17は後幕板
18付の机、19は前面に机天板20等を装着できる自立式の
間仕切パネル、符号21は机天板20下方等に配設できる移
動自在な袖キャビネットを示す。
そして、フリーアクセスフロア2上面に載置されるこれ
らの家具の下面には、前記吹き出しユニット5における
吹き出し口5aの開口面よりも大きい平面視形状のカバー
部23を下面開口状に設ける一方、家具の内部または家具
の外面に隣接させて略縦長の通路24を設け、この通路24
の下端を前記カバー部23に連設し、通路24の上端もしく
は上部側面には室に、前記室の床下空間から供給される
調節空気Kを放出するための放出口25を設け、さらに前
記カバー部23の下端縁には、フリーアクセスフロア2に
おける床板2a上面との隙間を密閉する細帯状等のパッキ
ン26を設け、吹き出し口5aから出た調節空気Kが前記隙
間から逃げないように構成するものである。
その一例としての抽斗式キャビネット16におけるキャビ
ネット本体16aの下框部に、上段側の抽斗27と区画する
ような下向き開口状の平面視略矩形状のカバー部23を形
成し、該カバー部23の下端縁を巡るようにパッキン26を
取りつけている。
キャビネット本体16a内の奥側には、各段の抽斗27と干
渉しないように縦長の通路24を設け、この通路24の下端
を前記カバー部23に連通させる一方、キャビネット本体
16aの裏板に穿設した放出口25を前記通路24に連通させ
ている。なお、符号28は放出口25に設けた向き可変の風
向き板である。
袖キャビネット21のように、下部にキャスタを備えて移
動自在に構成したものにおいては、カバー部23がキャス
タより外側または内側を囲むように形成し、カバー部23
をキャビネット本体に対して上下動可能(上下伸縮可
能)に装着しても良い。
さらに、キャスタ有り、または水平調節用アジャスタ付
きの家具であっても、カバー部23は上下動不能であっ
て、該カバー部23に対して、帯状のパッキン26を下端に
装着した板枠状等の取りつけ体(図示せず)を上下動可
能に設け、その取りつけ体の上下高さ位置調節手段を備
えるようにすれば、家具の備え付け位置決め後にパッキ
ンでの密閉作業が簡単になり、且つ床板表面への傷付事
故も少なくなる。
第3図に示すような机17の中空状の後幕板18内部や、棚
29等における中空状の支柱30内部の全体または一部をカ
バー部23と通路24とに形成しても良く、要するに家具の
下部に設けたカバー部23の開口面積を前記吹き出し口5a
の面積よりも遥かに大きくなるように設定することによ
り、家具の下面で吹き出し口5aを塞ぐように、当該家具
をフリーアクセスフロア2上に任意に配置しても、その
家具における通路24を介して室内に調節空気Kを放出す
ることができる。
また、家具の通路に設けるべき放出口25を複数箇所にし
て、必要な向きや箇所の放出口のみ開口し、不必要な箇
所の放出口を着脱自在なカバー体(蓋体)で塞ぐように
しても良いのである。
〔考案の作用および効果〕
以上のように、フリーアクセスフロア上に載置する家具
の内部または外面に、室に調整空気を放出するための通
路を設ける一方、この家具の下面に、調節空気を室に放
出するための吹き出し口の開口面より大きく形成した下
面開口状のカバー部を設けたので、フリーアクセスフロ
ア上に家具を載置するレイアウトに際して、フリーアク
セスフロアに設けた吹き出し口の上面を塞ぐように家具
を任意の向きや位置で載置しても、カバー部と吹き出し
口とが連通している状態となり、このカバー部に連通し
ている通路を介して調節空気を必要な箇所及び方向に放
出することができる。
また、このカバー部にはフリーアクセスフロアとの隙間
を塞ぐためのパッキンを設けたものであり、前記通路に
設けた放出口以外から不要に調節空気が漏れるというこ
ともない。
従って、本考案によれば、室の調節空気の流れや流量を
阻害することなく、家具のレイアウトを自由に設定でき
るという顕著な効果を奏することができるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は斜視図、第2図
は側断面図、第3図は他の実施例の側断面図である。 1…床基盤、2…フリーアクセスフロア、2a…床板、3
…床下空間、4…支持脚体、5…吹き出しユニット、5a
…吹き出し口、6…空気調和ユニット、6a…空気送り出
し部、6b…空気吸い込み部、7…天井板、8…天井上空
間、9…空気吸い込みユニット、10…分岐タンク、11…
主ダクト、12…分岐管、13…耐火用仕切り壁、16…抽斗
式キャビネット、17…机、18…後幕板、19…間仕切パネ
ル、20…机天板、21…袖キャビネット、23…カバー部、
24…通路、25…放出口、26…パッキン、27…抽斗、28…
風向き板、29…棚、30…支柱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】室のフリーアクセスフロア上に載置する家
    具において、該家具の下面に設けた下面開口状のカバー
    部を、前記室の床下空間から供給される調節空気を室に
    放出すべくフリーアクセスフロアに設けた吹き出し口の
    開口面より大きく形成し、前記家具には調節空気を室に
    放出するための通路を、前記カバー部に連通して設ける
    一方、前記吹き出し口の該カバー部には、フリーアクセ
    スフロア上面との隙間を密閉するパッキンを設けたこと
    を特徴とする家具装置。
JP5394190U 1990-05-23 1990-05-23 家具装置 Expired - Lifetime JPH0736508Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5394190U JPH0736508Y2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23 家具装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5394190U JPH0736508Y2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23 家具装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0412949U JPH0412949U (ja) 1992-02-03
JPH0736508Y2 true JPH0736508Y2 (ja) 1995-08-23

Family

ID=31575563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5394190U Expired - Lifetime JPH0736508Y2 (ja) 1990-05-23 1990-05-23 家具装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0736508Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190139403A (ko) * 2018-06-08 2019-12-18 엘지전자 주식회사 다리미질 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190139403A (ko) * 2018-06-08 2019-12-18 엘지전자 주식회사 다리미질 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0412949U (ja) 1992-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4378727A (en) Data station with wire and air duct
US3516347A (en) Double plenum air distribution system
JPS6071830A (ja) 組替式局所環境制御室
JP2007518193A (ja) 空気分配装置を備えるコンピュータ装置用キャビネット
US3323437A (en) Filter system
US4854375A (en) Overhanging blow-convector for indoor space air-conditioning
JPH0736508Y2 (ja) 家具装置
JP2009513919A (ja) ワークステーションシステム
US5514037A (en) Modular passive smoke ventilation system
JP2840647B2 (ja) 空調装置
JP7039123B2 (ja) クリーンブース
JPH065526Y2 (ja) 空気調和装置
JP7356554B2 (ja) 作業ブース設置構造
JP2504615Y2 (ja) 床用パネル
JPH0722136Y2 (ja) 空調機能を具えた飾り棚
JPS62182541A (ja) クリ−ンル−ム
JPH0436538A (ja) 床下空調装置
US3146044A (en) Enclosure
JPH06281195A (ja) 床吹出空調装置
JPS6314274Y2 (ja)
JPS61159034A (ja) 床置設備ユニツト
JPH0228345Y2 (ja)
JPH04309740A (ja) 換気装置
JP2771666B2 (ja) 空気調和機
JP2002181364A (ja) 換気装置