JPH0794720B2 - 連続メッキ装置及び連続メッキ方法 - Google Patents
連続メッキ装置及び連続メッキ方法Info
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- JPH0794720B2 JPH0794720B2 JP4265159A JP26515992A JPH0794720B2 JP H0794720 B2 JPH0794720 B2 JP H0794720B2 JP 4265159 A JP4265159 A JP 4265159A JP 26515992 A JP26515992 A JP 26515992A JP H0794720 B2 JPH0794720 B2 JP H0794720B2
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- plated
- cathode
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Description
メッキ部材に連続的にメッキを施す連続メッキ装置に関
するものである。
して、被メッキ部材をかご状のバレル内に収納してお
き、メッキ液を入れたメッキ槽にバレルを浸漬させてメ
ッキを施し、メッキ終了後にバレルをメッキ槽から取り
出すものが提供されている。
は、バレルに収納可能な量の被メッキ部材を一度にメッ
キ槽に投入し、メッキが終了してから被メッキ部材を取
り出すというバッチ処理を行うものであるから、1バッ
チ当たりの被メッキ部材の量が少ないとコスト高につな
がり、多品種少量生産には向かないという問題がある。
また、被メッキ部材をバレルに出し入れするものである
から、メッキ作業を完全に自動化するのが難しいという
問題があり、さらに、メッキ槽からバレルを取り出した
ときに、バレルにメッキ液が付着しているから、メッキ
液の消費量が多くなるという問題がある。
のであり、被メッキ部材にメッキを逐次施すようにして
多品種少量生産を容易にし、かつメッキ作業の完全な自
動化を可能とし、しかもバレルを用いる場合に比較して
メッキ液の消費量を少なくした連続メッキ装置を提供し
ようとするものである。
記目的を達成するために、円筒状に形成されて中心線が
上下方向になるように配置され、かつ無電解メッキ用に
調製されたメッキ液が入れられ、しかもメッキ液に浸漬
された陽極が配設されているメッキ槽と、メッキ槽の内
周面に沿う螺旋状に形成されてメッキ槽に固着され被メ
ッキ部材が載置される搬送路と、搬送路の上面には被メ
ッキ部材に接触可能な櫛状の陰極が櫛歯を搬送路の幅方
向に並べる形で搬送路の全長に亙って多数個列設され、
陽極と陰極との間に通電されて電気メッキが施される被
メッキ部材が搬送路に沿って上昇方向に移動するように
メッキ槽に対して上下方向および周方向の振動を与える
加振器とを具備しており、櫛歯の陰極先端が、搬送路の
表面より微小高さだけ露出するように設けられているの
である。
キ液に浸漬された陽極が配設され、搬送路の上面には、
被メッキ部材に接触可能なピン状の多数の陰極が配列さ
れるとともに、各陰極がそれぞれ嵌入される貫通穴を有
し陰極の先端部を貫通穴内に収める弾性材料の保護層が
積層され、保護層の弾性は被メッキ部材の重みによって
陰極の先端部を保護層から露出させて被メッキ部材に陰
極を接触させる程度に設定され、陽極と陰極との間に通
電され被メッキ部材に電気メッキが施されるのである。
用により、被メッキ部材をメッキ槽に投入してから搬送
路の上端まで移動する間の処理を1過程として、複数過
程を繰り返す連続メッキ方法である。
内周面に螺旋状の搬送路を形成するとともに、メッキ槽
を加振器により周方向および上下方向に振動させること
によって、被メッキ部材を搬送路に沿って上向きに移動
させるのであり、メッキ槽内に形成された搬送路に沿っ
て被メッキ部材を一方向に搬送していくことによって、
被メッキ部材のメッキ作業をバッチ処理ではなく連続処
理で行うことができるのである。すなわち、バッチ処理
に比較すれば、被メッキ部材の個数が少ない場合でもメ
ッキに要するコストの増加がなく、多品種を少量生産す
る場合でもメッキ工程でのコスト増が生じないのであ
る。しかも、被メッキ部材は、搬送路を下から上に搬送
されるのであって、メッキを施した被メッキ部材をメッ
キ槽の上部から取り出すことができるから、メッキ槽に
投入した被メッキ部材をメッキ液を流出させることなく
取り出すことができるのであって、従来のようにバレル
を用いる必要がなく、メッキ槽に投入した被メッキ部材
を順次取り出すことができ、結果的にメッキ部材の投入
および取出の作業を完全に自動化することが可能にな
る。さらに、バレルを用いていないからバレルにメッキ
液が付着して外部にメッキ液が持ち出されることがな
く、バレルを用いる場合に比較してメッキ液の消費量が
大幅に減少するのである。また、メッキ槽からのメッキ
液の流出量が減少することによって、環境汚染を軽減す
ることができることになる。しかも搬送路内には多数の
陰極が設けられていて確実なメッキを行なうことができ
る構成でありながら、陰極自体が被メッキ部材の移動を
妨げることがないので、安定した連続移動による連続メ
ッキが可能となる。
多数の陰極を搬送路の全長に亙って列設しているから、
被メッキ部材と陰極とが接触する機会を多くすることが
でき、被メッキ部材にメッキによって形成される膜の厚
みを比較的大きくすることができることになる。
の構成の一例であって、陰極をピン状に形成するととも
に、伝送路の上面に積層した弾性材料の保護層によって
陰極の先端部を囲んでおき、被メッキ部材の重みで保護
層が押されたときに陰極の先端部が保護層から露出して
被メッキ部材に接触するようにしているので、被メッキ
部材が陰極付近に到達するまでは、陰極は保護層からほ
とんど露出せず、陰極にメッキが施されるのを抑制する
ことができる。
キ槽に投入してから搬送路の上端まで移動する間の処理
を1過程として複数過程を繰り返すので、被メッキ部材
が1つのメッキ槽の中で搬送路を複数回通過するように
したり、被メッキ部材が複数のメッキ槽に順次投入され
るようにすることによって、複数過程でメッキを繰り返
すことができる。したがって、1過程では十分な厚みの
膜を形成できない場合であっても、複数過程でメッキを
施すことによって所要の厚みの膜を容易に形成すること
ができるのである。
され上面が開放された円筒状のメッキ槽1の内周面に螺
旋状の搬送路2が一体に形成される。メッキ槽1の底面
は中央部が周部よりも高くなる凸状に形成され、メッキ
槽1に投入されてメッキ槽1の底部に入った被メッキ部
材Aがメッキ槽1の周部に集まるようにしてある。搬送
路2は、メッキ槽1の内周面に一側縁が固着された平板
状の主片2aと、主片2aの他側縁から上方に突出した
側片2bとを連続一体に備える形状に塩化ビニル等によ
って形成され、主片2aの上に被メッキ部材Aが載るよ
うになっている。搬送路2はメッキ槽1に対して幅方向
の一側縁のみが固定されて片持ちになっている。搬送路
2の主片2aの上面には全長に亙って線状の陰極3が配
設される。図1では陰極3を1条だけ設けているが、複
数条設けるようにしてもよい。一方、メッキ槽1におい
て搬送路2よりも内周側には、八角形状に形成された陽
極保持板4の周縁に上端部が結合された短冊状の8本の
陽極板5が挿入される。メッキ槽1の周壁の上部には、
メッキ槽1に入れたメッキ液の液面よりも上方で排出口
6が開口し、搬送路2の上端部は排出口6を通してメッ
キ槽1の外部に突出する。また、搬送路2の下端はメッ
キ槽1の底面に連続している。
11が結合される。加振器10は、図2に示すように、
防振のためのゴムよりなる据置座13を備えた固定ベー
ス12を備え、固定ベース12の上に2個の電磁ソレノ
イド14が配置されている。可動台11は十字形に形成
され、可動台11の各片が板ばね15を介して固定ベー
ス12に結合されることによって、可動台11は固定ベ
ース12の上方に配設される。また、可動台11のうち
の2片には電磁ソレノイド14に吸引される磁極板16
が垂設される。板ばね15は電磁ソレノイド14が励磁
されていない状態では、図2(b)のように傾斜して配
置されており、電磁ソレノイド14の励磁によって磁極
板16が吸引力を受けると、可動台11が図2(a)に
おける左回りに回転し、このとき可動台11の固定ベー
ス12に対する距離が板ばね15によって規制されてい
ることによって、可動台11は固定ベース12から離れ
るように移動する。すなわち、電磁ソレノイド14が励
磁されると、可動台11は回転しながら上方に移動する
ことになる。電磁ソレノイド14の励磁を被励磁にする
と、板ばね15の復帰力によって可動台11は元の位置
に復帰する。電磁ソレノイド14は、端子台17を介し
てリード線18に接続される。
磁・非励磁によって、加振器10の可動台11は回転方
向に振動するとともに上下方向に振動するのであって、
可動台11にはメッキ槽1が結合されているから、加振
器10によってメッキ槽1を周方向および上下方向に振
動させることができる。したがって、電磁ソレノイド1
4を励磁すれば、搬送路2の上の被メッキ部材Aが斜め
上向きの力を受けて浮き上がり、ここで電磁ソレノイド
14を非励磁にすると被メッキ部材Aは搬送路2の上を
転がりながら上方に進むのである。ここに、搬送路2は
片持ちになっているから、加振器10によるメッキ槽1
の振動によって、搬送路2が煽り運動を行うことにな
り、図3に矢印で示すように、メッキ槽1に入れられた
メッキ液を攪拌することになる。ここに、加振器10の
振動周期をメッキ槽1に共振するように設定すれば、搬
送路2の煽り運動によってメッキ槽1の外周側から内周
側に向けて強い水流が生じることになり、被メッキ部材
Aにメッキ液を十分に接触させることができて、効率よ
くメッキを行うことができる。
部材Aは陰極3から離れやすくなって振動の振幅が大き
いほどメッキが行われる時間が短くなるから、メッキが
行われる時間を長くするために、加振器10によるメッ
キ槽1の振動は間欠的に行うのが望ましい。すなわち、
メッキ槽1の振動の振幅および周期は、メッキの効率に
関係するのであって、メッキの効率は、図4に示すよう
に、直流電源24に接続された陰極3と陽極板5との間
の通電電流によって知ることができるから、振動センサ
21により検出されるメッキ槽1の振動と、電流検出部
22により検出される陰極3と陽極板5との間の通電電
流とに基づいて、制御回路20を通して加振器10によ
る振動の振幅および周期を制御するようにしてある。こ
こに、制御回路20はマイクロコンピュータなどを用い
たデジタル回路であって、振動センサ21の出力はA/
D変換器23によってデジタル信号に変換される。この
ように加振器10の振動の振幅および周期を、メッキ槽
1の振動およびメッキ電流に基づいて制御することによ
って、メッキ槽1に投入される被メッキ部材Aの量やメ
ッキ液の種類などによってメッキ槽1の共振周波数が変
動しても、加振器10の振動周期をメッキ槽1の変化に
対応させることが可能になり、メッキ処理が適切に行わ
れるように制御することができるのである。
極板5との間に被メッキ部材Aを投入すれば、メッキ槽
1の底面は中央部が周部よりも突出していることによっ
て、加振器10での振動に伴って被メッキ部材Aがメッ
キ槽1の周部に集められ搬送路2に導入されることにな
る。その後、メッキ槽10の振動に伴って被メッキ部材
Aは搬送路2を上方に移動しながらメッキ処理が施さ
れ、排出口6を通してメッキ槽1の外部に取り出される
のである。
るが、陰極3を点状に形成し搬送路2の全長に亙って列
設してもよい。また、本実施例では、電気メッキの例を
示したが、陰極3や陽極板5を設けずに、メッキ液を無
電解メッキ用に調製して無電解メッキを行うようにして
もよい。この場合、上述したように、搬送路2の煽り運
動によって被メッキ部材Aとメッキ液とを十分に接触さ
せることができ、被メッキ部材Aが搬送路2の上で転が
りながら移動するから、メッキによる膜を効率よくかつ
均一に形成することができるのである。
6に示すように、陰極3を銅合金やアルミニウム合金に
よって櫛状に形成している。すなわち、陰極3は板金を
打ち抜くことによって櫛歯3aを備える形状に形成さ
れ、櫛歯3aを搬送路2の幅方向に並べる形で、搬送路
2の全長に亙って多数の陰極3が列設されるのである。
陰極3は搬送路2に注入されたエポキシ樹脂等の絶縁層
7によって搬送路2に固着され、絶縁層7の上面に対し
て櫛歯3aが0.05〜0.5mm程度突出するように
配置されている。櫛歯3aの絶縁層7からの突出量は被
メッキ部材Aの移動を妨げず、かつ被メッキ部材Aに櫛
歯3aの先端部が接触できるように設定されている。ま
た、陰極3の両側部にはリード線3bが挿通され、この
リード線3bを介して各陰極3が電気的に接続される。
の接触箇所が多くなるから、搬送路2を移動する被メッ
キ部材Aの陰極3への接触回数が多くなり、結果的に効
率よくメッキを行うことができるのである。また、1本
の櫛歯3aについては露出面積を小さくすることができ
るから、陰極3に対するメッキによる膜の付着を小さく
することができ、メッキ液の消耗を抑制することができ
る。他の構成は実施例1と同様である。
うに、搬送路2の上に載置された基板3cにピン状の接
触子3dを多数本立設した形状の陰極3を用いるととも
に、基板3cの上に保護層8を積層し、保護層8に形成
した貫通穴8aに接触子3dを挿通した例を示す。陰極
3は、チタンやステンレスのように、メッキによる膜の
付着強度が小さくなるような材料により形成される。陰
極3の基板3cは、搬送路2の上にエポキシ樹脂等の接
着層9aを介して固着され、さらに基板3cの上にエポ
キシ樹脂等の接着層9bを介して保護層8が固着され
る。
質プラスチックフォームやゴムなどの弾性材料により形
成され、図7(a)のように、被メッキ部材Aが接触子
3dの近傍に載置されない状態では、接触子3dの先端
部は保護層8に囲まれて外部にほとんど露出しない状態
になっている。ここにおいて、貫通穴8は接触子3dよ
りも直径が小さく形成されており、被メッキ部材Aが接
触子3dの近傍で保護層8に載っていない状態では、接
触子3dの先端面の一部を保護層8が覆うようになって
いる。また、図7(b)のように、接触子3dの近傍で
保護層8に被メッキ部材Aが載ると、被メッキ部材Aの
重みで保護層8が撓み、接触子3dの先端部が保護層8
から露出して被メッキ部材Aに接触するようになってい
る。
3dの近傍に移動してくるまでは、接触子3dの先端部
は保護層8からほとんど露出せず、しかも陰極3にはメ
ッキによる膜の付着強度の小さい材料が選択されている
から、陰極3に対してメッキによる膜の付着が少なくな
るのである。すなわち、陽極板5の消耗やメッキ液の疲
労が少なくなる。ここで、接触子3dの配列形態として
は、図8(a)のように千鳥状の配列、図8(b)のよ
うに搬送路2の全長に亙って一列にした配列、図8
(c)のように搬送路2の全長に亙って二列にした配列
などどのような形態としてもよい。他の構成は実施例1
と同様である。
うに、2個のメッキ槽1を並べて一方のメッキ槽1の搬
送路2の上端部から排出される被メッキ部材Aをコンベ
アBの始端に載せるようにし、コンベアBの終端を他方
のメッキ槽1の上方に位置させた構成を有している。す
なわち、一方のメッキ槽1で被メッキ部材Aにメッキを
施した後に被メッキ部材AをコンベアBによって他方の
メッキ槽1に搬送して投入することによって、被メッキ
部材Aのメッキ槽1でのメッキ処理を2回連続して行う
ようにしたものである。すなわち、メッキ槽1での1回
のメッキ処理を1過程とし、同じメッキ処理を2過程行
うことによって、メッキによる膜の厚みを大きくするこ
とができるものである。過程の回数はメッキによる形成
する膜の厚みに応じて適宜選択すればよい。各メッキ槽
1については実施例1ないし実施例3と同様の構成であ
る。なお、各メッキ槽1には個別に加振器10を設けて
いるが、1個の加振器10を各メッキ槽1で共用しても
よい。
るには、メッキ槽1でのメッキ処理を複数回繰り返せば
よいから、1個のメッキ槽1の内側で排出口6の近傍に
シャタ(図示せず)を設ける構成としてもよい。すなわ
ち、搬送路2を排出口6の近傍まで上昇してきた被メッ
キ部材Aを排出口6からメッキ槽1の外に出さないよう
にシャッタによって通路を遮断し、かつ搬送路2の内周
と陽極板5との間に被メッキ部材Aを再投入できるよう
な形状にシャッタを形成しておけば、被メッキ部材Aに
ついて1つのメッキ槽1の中で複数過程を繰り返すこと
ができ、結果的に複数個のメッキ槽1でメッキ処理を連
続して行う場合と同様のメッキ処理を行うことができ
る。上記過程を所要回数繰り返した後にシャッタを開け
ば、被メッキ部材Aをメッキ槽1の外部に取り出すこと
ができるのである。このような構成は、複数個のメッキ
槽1を設置する場所が確保できないような場合にとくに
有効である。
螺旋状の搬送路を形成するとともに、メッキ槽を加振器
により周方向および上下方向に振動させることによっ
て、被メッキ部材を搬送路に沿って上向きに移動させる
ので、被メッキ部材のメッキ作業をバッチ処理ではなく
連続処理で行うことができるという効果を奏する。すな
わち、バッチ処理に比較すれば、被メッキ部材の個数が
少ない場合でもメッキに要するコストの増加がなく、多
品種を少量生産する場合でもメッキ工程でのコスト増が
生じないという利点がある。しかも、被メッキ部材は、
搬送路を下から上に搬送され、メッキを施した被メッキ
部材をメッキ槽の上部から取り出すことができるから、
メッキ槽に投入した被メッキ部材を順次取り出すことが
でき、結果的にメッキ部材の投入および取出の作業を完
全に自動化することが可能になる。さらに、メッキ槽に
投入した被メッキ部材をメッキ液を流出させることなく
取り出すことができ、しかも、バレルを用いていないか
ら、メッキ液の消費量を大幅に低減することができる。
また、メッキ槽からのメッキ液の流出量が減少すること
によって、環境汚染を軽減することができるという利点
もある。
キとのいずれの場合でも利用できるものであって、電気
メッキを行う場合には、請求項1の発明のように、櫛状
に形成された多数の陰極を搬送路の全長に亙って列設す
れば、被メッキ部材と陰極とが接触する機会を多くする
ことができ、被メッキ部材にメッキによって形成される
膜の厚みを比較的大きくすることができ、搬送路内には
多数の陰極が設けられていて確実なメッキを行なうこと
ができる構成でありながら、陰極自体が被メッキ部材の
移動を妨げることがないので、安定した連続移動による
連続メッキが可能となるという利点がある。
の発明のように、陰極をピン状に形成するとともに、伝
送路の上面に積層した弾性材料の保護層によって陰極の
先端部を囲んでおき、被メッキ部材の重みで保護層が押
されたときに陰極の先端部が保護層から露出して被メッ
キ部材に接触するようにすれば、被メッキ部材が陰極付
近に到達するまでは、陰極は保護層からほとんど露出せ
ず、陰極にメッキが施されるのを抑制することができる
という利点がある。
槽に投入してから搬送路の上端まで移動する間の処理を
1過程として複数過程を繰り返すので、被メッキ部材が
1つのメッキ槽の中で搬送路を複数回通過するようにし
たり、被メッキ部材が複数のメッキ槽に順次投入される
ようにすることによって、複数過程でメッキを繰り返す
ことができるのであって、結果的に、1過程では十分な
厚みの膜を形成できない場合であっても、複数過程でメ
ッキを施すことによって所要の厚みの膜を容易に形成す
ることができるという利点を有する。
断面図である。
図、(b)は側面図である。
ときの要部断面図、(b)は被メッキ部材があるときの
要部断面図である。
は千鳥状配置の要部平面図、(b)は一列配置の要部平
面図、(c)は二列配置の要部平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒状に形成されて中心線が上下方向に
なるように配置され、かつ無電解メッキ用に調製されて
いるメッキ液が入れられ、しかもメッキ液に浸漬された
陽極が配設されているメッキ槽と、メッキ槽の内周面に
沿う螺旋状に形成されてメッキ槽に固着され被メッキ部
材が載置される搬送路と、搬送路の上面には被メッキ部
材に接触可能な櫛状の陰極が櫛歯を搬送路の幅方向に並
べる形で搬送路の全長に亙って多数個列設され、陽極と
陰極との間に通電されて電気メッキが施される被メッキ
部材が搬送路に沿って上昇方向に移動するようにメッキ
槽に対して上下方向および周方向の振動を与える加振器
とを具備しており、櫛歯の陰極先端が、搬送路の表面よ
り微小高さだけ露出するように設けられていることを特
徴とする連続メッキ装置。 - 【請求項2】 メッキ槽内にはメッキ液に浸漬された陽
極が配設され、搬送路の上面には、被メッキ部材に接触
可能なピン状の多数の陰極が配列されるとともに、各陰
極がそれぞれ嵌入される貫通穴を有し陰極の先端部を貫
通穴内に収める弾性材料の保護層が積層され、保護層の
弾性は被メッキ部材の重みによって陰極の先端部を保護
層から露出させて被メッキ部材に陰極を接触させる程度
に設定され、陽極と陰極との間に通電され被メッキ部材
に電気メッキが施されることを特徴とする請求項1記載
の連続メッキ装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の連続メッキ装置を使用す
ることにより、被メッキ部材をメッキ槽に投入してから
搬送路の上端まで移動する間の処理を1過程として、複
数過程を繰り返すことを特徴とする連続メッキ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4265159A JPH0794720B2 (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 連続メッキ装置及び連続メッキ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4265159A JPH0794720B2 (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 連続メッキ装置及び連続メッキ方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06116795A JPH06116795A (ja) | 1994-04-26 |
JPH0794720B2 true JPH0794720B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=17413442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4265159A Expired - Lifetime JPH0794720B2 (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | 連続メッキ装置及び連続メッキ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0794720B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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KR101156551B1 (ko) * | 2009-09-29 | 2012-06-20 | 주식회사 라이프덴토메디칼 | 나선형 양극산화장치 |
JP2011230065A (ja) * | 2010-04-28 | 2011-11-17 | Hitachi Metals Ltd | 固体粒子の処理装置 |
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JPS59145789A (ja) * | 1983-02-08 | 1984-08-21 | Sahei Wazawa | 小物部品連続表面処理装置 |
JPS60114597A (ja) * | 1983-11-28 | 1985-06-21 | Masayuki Otsuki | 振動撹拌式複合メッキ装置 |
-
1992
- 1992-10-02 JP JP4265159A patent/JPH0794720B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH06116795A (ja) | 1994-04-26 |
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