JPH08325784A - めっき方法及びめっき装置 - Google Patents

めっき方法及びめっき装置

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JPH08325784A
JPH08325784A JP13138595A JP13138595A JPH08325784A JP H08325784 A JPH08325784 A JP H08325784A JP 13138595 A JP13138595 A JP 13138595A JP 13138595 A JP13138595 A JP 13138595A JP H08325784 A JPH08325784 A JP H08325784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
work
conveyor
gutter
trough
Prior art date
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Pending
Application number
JP13138595A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Nakamura
克弘 中村
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TEIKOKU ION KK
Original Assignee
TEIKOKU ION KK
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Publication date
Application filed by TEIKOKU ION KK filed Critical TEIKOKU ION KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、むらのないめっきを施すことがで
き、しかもこれを高い生産性の下に達成できるようにす
るめっき方法及びめっき装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 電解めっき又は無電解めっきにおいて、樋形
の振動コンベヤによりワークをめっき浴中を移行させて
めっきする構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電解めっき又は化学め
っき即ち無電解めっきにおいてむらのないめっきを施す
のに有用な浸漬法のめっき方法及びめっき装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、浸漬法によるめっきとしては、
(a)いわゆる引っ掛け方式、(b)バレル方式、
(c)網皿方式が知られている。(a)の方式は、ワー
クを引っ掛けジグに保持してめっき浴に浸漬する仕様、
(b)の方式はワークをバレルに入れて浴に浸す仕様、
(c)の方式は網皿の上にワークを載せて浴に漬ける仕
様のめっきである。(a)の方式では、引っ掛けジグに
ワークを保持する必要上、生産性に劣る欠点がある。
(b)の方式ではバレル内でワークが重なり合い、めっ
きにむらを生じる。(c)の方式では、ワークをなるべ
く重ならないようにするため網皿に分散して載せる必要
から、能率の面に問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術による問題を解決することを課題としている。即ち、
本発明は、むらのないめっきを施すことができ、しかも
これを高い生産性の下に達成できるようにすることを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るめっき方法
は、電解めっき又は無電解めっきにおいて、樋形の振動
コンベヤによりワークをめっき浴中を移行させてめっき
することを特徴とする。
【0005】本発明に係るめっき装置は、電解めっき又
は無電解めっきにおいて、めっき槽中にワークを移行さ
せる樋形の振動コンベヤを備えたことを特徴とする。
【0006】電解めっきの場合には、前記振動コンベヤ
の樋は一方の電極とされる。
【0007】振動コンベヤは、振幅及び振動周波数の少
なくともいずれかを可変とすることが好ましい。
【0008】前記振動コンベヤの樋は、全体又は少なく
とも底が網又は孔を多数あけた多孔型とすることが望ま
しい。
【0009】前記振動コンベヤの始端側にパーツフィー
ダを接続し、他端にエレベータコンベヤを接続しても良
い。
【0010】
【実施例】本発明に係るめっき方法及びめっき装置の実
施例につき、以下に図1〜図7を参照しつつ説明する。
【0011】図1〜図5に示す実施例において、めっき
槽1のめっき浴中に振動コンベヤ2、例えば電磁式振動
コンベヤが浸漬されている。この振動コンベヤ2は、樋
3がめっき槽1の外部に配設された振動発生装置4によ
り振動されて、樋3上の図示しないワーク(被めっき
物)を移行させる。
【0012】上記樋3の始端側にはパーツフィーダ5が
接続されており、他端側にはワークをめっき槽1外へ搬
出するためのエレベータコンベヤ6が接続されている。
樋3は、図2に示すように、めっき液の通りを良くして
めっき効率をよくするために、網又は多孔型の部材で形
成することが好ましく、また、電解めっきの場合、樋3
はそれに対する不必要な金属のお析出をできるだけ少な
くするために、ワークとの接触部位即ち底以外にはポリ
四フッ化エチレン等のめっきに不活性な組成物によるコ
ーティングを施したものが望ましい。めっき液の通りを
良くて強度的に好ましい樋としては、ステンレスの網に
よるものを挙げることができる。必要に応じ、樋3の底
に対するワークの接触つまり通電を良くするため、ワー
クの上方から下方へめっき液が流れるようにしてもよ
い。
【0013】前記エレベータコンベヤ6には、例えば、
図1に示すようなバケットエベータを充てることがで
き、このバケットエレベータのバケット6aは、めっき
液を槽外へ出来るだけ持ち出さないよう網で形成するこ
とが好ましい。
【0014】振動発生装置4には、その振動の周波数
(振動数)及び振幅の少なくとも一方をそれ自体公知の
手段により変更し得るタイプのものを充てるのがよい。
これによると、ワークの重量、形状、大きさ等に応じて
振動発生装置4の振動数及び/又は振幅を選択できる。
【0015】電解めっきの場合には、図3、4に要部の
概要を示すように、一方の電極板7を樋3の両側方及び
下方位置にその長手方向に沿って略等間隔で配置し、樋
3を他方の電極とする。
【0016】さらに、樋3は、図5に示すように、上端
を丸みのある先細状としたステンレス板を樋3の長手方
向に沿って底壁3bに垂直に複数枚取り付けてレール3
cを構成し、これらのレール3c上にワークが載って移
行されるようにし、側壁3a及び底壁3bを非導電性の
板材で形成することができる。この場合、レール3cを
構成するステンレス板の上端を残して非道電性組成物で
コーティングすることにより樋3への不必要な金属の析
出を最小限に抑えることもできる。
【0017】図1〜5の実施例では、パーツフィーダ5
から、ワークが樋3に送らると、ワークは、振動コンベ
ヤ2の作動で樋3上を始端側から他端側へ向けて移行す
る。そして、樋3の他端側から排出するワークは、バケ
ットエレベータ6のバケット6aに受けられ、めっき槽
1外へ搬出される。搬出されたワークは、ベルトコンベ
ヤ8に受けられ、次工程へ搬送される。
【0018】上記振動コンベヤ2でのワークの移行は、
電解めっきでは連続的であっても良く、間欠的でも構わ
ない。特にワークが、例えば後に示す程度のような小型
軽量である場合には、移行の停止と作動を繰返してワー
クが樋3底と接触している時間、即ちめっきされる時間
が不足とならないようにすることが好ましい。
【0019】本発明に係るめっき装置の他の実施例を、
図6,7に示す。尚、上記実施例と同様の構成部分につ
いては同符号を付した。図6,7の実施例において、樋
3は、めっき槽1に形成されたオーバーフロー切欠部1
aを経てめっき槽1外へ突出され、さらに受け槽9の上
縁に形成された切欠部9a,9a′を経てベルトコンベ
ヤ8の上方に至るよう延在されている。受け槽9の下部
から、めっき液を吸い上げてめっき槽1に注入するポン
プ10が設けられている。尚、図6において振動発生装
置は省略されている。
【0020】図6,7の実施例において、めっき槽1の
切欠部1a,9aからオーバーフローしためっき液は、
受け槽9内に排出され、この受け槽9から再びめっき槽
1に注入される仕様の循環がなされる。ワークが振動コ
ンベヤ2上を移行される間、槽1内の液面は樋3より高
い位置でオーバーフローするようにポンプ10の出力、
切欠部1a,9aの高さ、開口面積等が設定されてい
る。また、オーバーフローしためっき液を受け槽9の外
部に排出しないように、樋3の受け槽9中に延在する部
分に孔等の通孔3dが多数形成されている。この樋3の
受け槽9中を延在する部分は、ワークに付着しためっき
液の除去に資する。
【0021】上述のように本発明は、めっき浴にワーク
を浸漬するのに振動コンベヤによりワークをめっき浴中
を移行させる仕様をとっている。これによると、ワーク
は振動コンベヤでの振動で樋に対する接触部位、ワーク
相互が接触するときはその接触部位も万遍なく変わる
し、樋上で多くが重なり合うことがなく、むらのないめ
っきを施すことができる。
【0022】また、振動コンベヤの始端にパーツフィー
ダ等によりワークを連続的に供給し、該コンベヤ末端側
からエレベータコンベヤ等によりめっき品を連続的に取
り出すことができる。即ち、従来の引っ掛け方式のよう
にジグにワークを保持させる手間、網皿方式のようにワ
ークを分散して載せる手間が不要で、前示むらのないめ
っきを高い生産性の下に達成できる。
【0023】本発明は、上記の作用を有するので、小型
のばらものについてのめっきであって、量が少ない場合
に特に好適である。
【0024】尚、電子工学の分野におけるフィルターに
使用されるセラミック素子(厚み2.0mm,幅4.0mm×高さ
5.0mm)に銀ペーストを被覆したワークに、厚み0.2
ミクロンのニッケルめっきを施したところ、むらのない
めっき品が得られた。また、この場合、バレル方式のよ
うに、セラミック素子をかき混ぜることは無いため、セ
ラミック素子の欠損やクラックの発生がなかった。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電解めっき又は無電解めっきにおいて、むらのないめっ
きを施すことができ、しかもこれを高い生産性の下に達
成できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るめっき装置の一実施例の概要構成
を示す縦断側面図である。
【図2】樋の一実施例を示す縦断正面図である。
【図3】本発明に係るめっき装置で電解めっきを行う際
の電極板の配置を示す要部縦断正面図である。
【図4】図3の縦断側面図である。
【図5】樋の他の実施例を示す縦断正面図である。
【図6】本発明に係るめっき装置のさらに他の実施例の
外観を示す斜視図である。
【図7】図6の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 めっき槽 2 振動コンベヤ 3 樋 4 振動発生装置 5 パーツフィーダ 6 エレベータコンベヤ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解めっき又は無電解めっきにおいて、
    樋形の振動コンベヤによりワークをめっき浴中を移行さ
    せてめっきすることを特徴とするめっき方法。
  2. 【請求項2】 電解めっき又は無電解めっきにおいて、
    めっき槽中にワークを移行させる樋形の振動コンベヤを
    備えたことを特徴とするめっき装置。
  3. 【請求項3】 振動コンベヤの樋が一方の電極をなして
    いることを特徴とする請求項2に記載の電解めっき装
    置。
  4. 【請求項4】 上記振動コンベヤは、振幅及び振動周波
    数の少なくともいずれかが可変であることを特徴とする
    請求項2又は3に記載のめっき装置。
  5. 【請求項5】 上記振動コンベヤの樋は、全体又は少な
    くとも底が網又は孔が多数あいた多孔型になっているこ
    とを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のめっ
    き装置。
  6. 【請求項6】 上記振動コンベヤの始端側にパーツフィ
    ーダを接続し、他端にエレベータコンベヤを接続したこ
    とを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のめっ
    き装置。
JP13138595A 1995-05-30 1995-05-30 めっき方法及びめっき装置 Pending JPH08325784A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114277427A (zh) * 2022-01-19 2022-04-05 东莞市丰卓自动化科技有限公司 一种电镀设备智能控制系统

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5059235A (ja) * 1973-09-26 1975-05-22
JPH04143300A (ja) * 1989-12-22 1992-05-18 Siemens Ag バルクハンドリング可能な物品の表面処理装置

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