JPH02270711A - 振動コンベヤを備えたばら物搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、特に非プロトン質の酸素及び水を含まない
有機アルミニウム電解液からアルミニウムを電解析出す
るために、振動コンベヤを備えたバルクハンドリング可
能な物品（以下ばら物と呼ぶ）用搬送装置に関する。

［従来の技術］ 振動コンベヤの搬送溝は螺旋形に中央筒の周囲に配置さ
れ容器により囲まれ・ている。この容器は中央筒を備え
た振動コンベヤが部分的に漬かっている液を内蔵する。

金属製部品の表面高級化により部品の寿命を引き伸ばし
かつ新しい適用分野を開拓できることが知られている。

例えば軽合金及び鉄系材料の被覆が合目的である。なぜ
ならばこれらの金属は一般に卑金属であり、その表面は
大気の作用のもとに腐食するおそれがあるからである。

相応の前処理により部品は裸の被覆層の無い表面を与え
られる。金属の被膜は後処理により補完することができ
る。

ばらばらの小形部品は電気めっき作業中、それ　　。

ぞれ個々の部品が電気的接触を有するようにまとめられ
ていなければならない。他方では処理しようとするばら
物は、金属析出をできるだけ大きい物品表面上で行うこ
とができ、かつすべての部品上でできる限り一様な電流
密度が保証される程度に広げられるべきである。−様な
層厚を有する完全な金属被膜を得るための別の重要な前
提は、電気めっき作業中の物品の十分な攪拌である。電
気めっきによる表面被覆装置は電解液の中を通過してば
ら物を搬送するための搬送手段を備え、この搬送手段に
より相応の入口及び出口のエアロツクに関連して連続的
な又は間欠的な物品の送入及び送出が可能となる。更に
電解液による運動及び物品の攪拌ばかりでなく電解液を
通しての搬送も、物品の穏やかな取り扱いが保証され、
傷つきやすい部品も電気めっき処理中に機械的に損なわ
れないように行われなければならない。

しかしこのような要求は電解表面被覆特に大量電気めっ
きの際に問題となるばかりではなく、例えば酸又はアル
カリ液中での化学的かつ電解的洗浄並びにアルカリ浴中
での電解的脱脂又は電解研磨のような、液中でのばら物
の電気化学的表面処理の場合にも生じる。ばら物は電解
表面処理の場合に陰極として又は陽極として接続され、
その際陽極としての接続は例えば電解研磨の際に用いら
れ、一方例えばアルミニウムの析出の場合にはばら物は
陰極として接続されるのが有利である。

大量電気めっき特にアルミニウムの電解析出のためには
、処理浴を通るばら物の搬送のために水平及び垂直の振
動成分を有する振動コンベヤが設けられている装置が適
している。この振動コンベヤはばら物を慣性力を利用し
ながら螺旋形の搬送溝中を、この搬送溝に結合された支
柱を巡って上昇方向へ搬送する。振動コンベヤは支柱と
共に気密な容器中に収容され、この容器は振動コンベヤ
が部分的に漬かっている電解液を内蔵する。駆動手段と
して例えば斜めに作用するバイブレータ又は斜めに置か
れた連接棒が用いられる。補助的に落下筒の形の重力コ
ンベヤを用いることができる。この種の振動コンベヤは
比較的小さい駆動力を必要とするにすぎず、ばら物の穏
やかな搬送が可能である。徹底した物品の運動、良好な
電解液交換及び広げられた物品の有効な全表面にわたる
一様な電流供給が達成される（ドイツ連邦共和国特許出
願公開節３５２４５１０　　（特開昭８２−１３５ｉ３
７）号公報参！！＠）。

ばら物の表面処理のための別の公知の装置は、中央に配
置された支柱に取り付けられた螺旋形の搬送路を備える
。この搬送路は複数の段を備え、物品が落下の際に回転
しそれにより一層良好な攪拌が達成されるように、これ
らの段の高さが選ばれている。しかしながら比較的多数
のこの種の段のために、搬送路の傾斜が同じ場合に設備
の相応の大形化を招く（欧州特許出願公開第０２０９０
１５号公報参照）。

［発明が解決しようとする課題］ この発明の課題は、振動コンベヤを備え液中でばら物を
搬送するこの種の装置を簡単化かつ改良すること、特に
搬送溝内での搬送中にばら物の良好な攪拌を達成するこ
とにある。

［課題を解決するための手段］ この課題はこの発明に基づき、搬送溝が少なくとも一つ
の製品攪拌器を備え、この製品攪拌器が半径方向に向け
て搬送溝の下方に配置されかつノズル孔を備え、これら
のノズル孔が搬送溝をも貫通して液の流れ案内のために
用いられることにより解決される。

［発明の効果］ この発明の構成により液特に電解液をばら物へ一様に供
給することができる。この製品攪拌器はそれぞれ支持横
棒の間に配置されているので、攪拌器の数は搬送路の傾
斜によってもまた設備の大きさによっても制限されない
。

［実施例］ 次にこの発明に基づくばら物搬送装置の一実施例を示す
図面により、この発明の詳細な説明する。

例えば非プロトン質の酸素及び水を含まない有機アルミ
ニウム電解液からアルミニウムを電解析出するために用
いられる第１図に示すばら物搬送装置は、底３と容器６
から突出する蓋４とを備えた中央筒２を有し、容器の蓋
７は中央筒２に気密に結合されている。中央筒２の底３
と容器６の底８との間にはガスクツションｌＯが閉じ込
められ、このガスクツションは中央筒２の底３のそばの
中空円筒形短筒５により側面を画成され、またガスクシ
ョン１０は鐘形潜水器のように液１２の下側液位１１上
にあり、この液中に中央筒２が部分的に漬かり、また液
の上側液位１３が図に実線で示されている。液１２はた
とえば非プロトン質の酸素及び水を含まない有機アルミ
ニウム電解液とすることができる。

中央筒２の蓋４の上方従って容器６の外部には中央筒２
のための駆動部１６が設けられ、また中央筒に結合され
た搬送溝２０が設けられ、駆動部１６は軸受台１７に取
り付けられている。駆動部１６は図示されていない偏心
輪に関連して中央筒２、従って螺旋形に中央筒２の周り
に配置された搬送溝２０の振動をもたらす。例えばプラ
スチック特に積層プラスチックから成る振動溝２０は支
持横棒２２．２８に結合され、これらの支持横棒は同時
に陰極として働き、符号の付けられていないブッシング
により電気的に絶縁されて中央筒２を貫通して導かれる
のが有利である。軸線方向に上下に並べて配置された支
持横棒２２．２８はそれぞれ共通母線３４又は３５を経
て陰極端子３８又は３９に結合されている。図面には三
つの陽極４２が示され、容器６の壁に固定されている。

略示された送入縦孔５６はばら物４０の供給のために用
いられ、ばら物は図面では点だけにより示され例えばボ
ルト又は他の小形部品とすることができ、これらの物品
は電気めっきのために設備の内部に置かれる。送出エア
ロツク６２は送出縦孔６３とシュート６４とを備える。

液位１３の下方には液１２のための供給口６６が設けら
れている。

中央筒２の底３と容器６の底８との間にはばねが設けら
れ、これらのばねのうち図面には二つのばねだけが示さ
れ符号７２．７３が付けられている。心出しのために用
いられるほぞ７４は、望ましくは自動調心形スラスト軸
受とすることができる軸受７５の中で、中央筒２の軸線
方向に移動可能に支持されている。軸受７５は軸受ケー
ス７６の中に収容され、この軸受ケースは容器６の底８
に固定されている。底８は孔７８を備え、この孔は電解
液１２の排出のために用いられる。中央筒２は心出し装
置の中に軸線方向に可動に案内される。静止している容
器６のＭ７と可動な中央筒２の間には、封止カバー８２
により気密結合が作られている。

ガスクツション１０は不活性ガスから成る。液１２とし
ての電解液に関連してガスクツションは酸素を含まない
ガス特に窒素から成ることかでき、ガス供給口は図面で
は省略されている。

このガスクツション１０は中央筒２と搬送溝２０とから
成る振動系の上下運動により容易に圧縮かつ膨張するこ
とができ、液柱がばら物４０の搬送に対し不利な圧力を
発生するおそれがないようになっている。

アルミニウムめっきしようとするばら物４０は送入縦孔
５６を経て容器６の下側領域へ送り込まれ、そしてばら
物４０は搬送溝２０の符号の付けられていない下端部上
に落ちる。振動溝として構成され螺旋形に上に向かって
延びるこの搬送溝２０上では、ばら物４０は電解液１２
の液位１３を越えて上に向かって搬送され、そして容器
６から突出するシュート６４の漏斗形に形成された上端
部の中へ落ちる。

駆動部１６により搬送溝２０は中央筒２を介してほぼ螺
旋形運動を伴う振動を励起される。斜めの運動とその際
発生する加速度及び速度とに基づいて、螺旋形に上に向
かって延びる搬送溝２０上に置かれたばら物４０には運
動が強制的に起こされるので、ばら物は高さを絶えず増
しながら搬送方向へ運搬される。

電解液１２の中でばら物４０の複数回の循環を行おうと
する場合には、搬送溝２０は傾動板操作部７０により外
から操作可能な傾動板６９を備えることができる。

搬送溝２０の下方にはこの発明に基づき少なくとも一つ
の製品攪拌器が設けられる。所定の間隔を置いて複数の
製品攪拌器が搬送溝２０の下方に配置されるのが有利で
あり、これらの製品攪拌器のうち二つだけが図面に示さ
れ符号１００が付けられている。

この製品攪拌器１００は第２図に示すように半径方向に
向けて搬送溝２０の下方に配置されている。この製品攪
拌器はその長平方向に延びる孔１０２と垂直なノズル孔
１０４とを備え、これらのノズル孔は搬送溝２０をも貫
通して導かれている。製品攪拌器は二つの支持横棒１０
６と１０７との間に配置され、これらの支持横棒はそれ
ぞれ保持スリーブ１０８．１０９により中央筒２を貫通
して導かれ、支持横棒には母線１１２．１１３が取り付
けられている。電解液は接続孔１０５を経て供給するこ
とができ、望ましくは調節可能なゲージ圧力によりノズ
ル孔１０４がら流出する。

流出する電解液１２により搬送溝２０の中で動かされる
ばら物４０の補助的な攪拌が得られる。搬送溝の多孔状
態が図面に孔１１４により示されている。搬送溝２０の
底は望ましくは交換可能なセグメント１１５〜１１７か
ら成ることができ、これらのセグメントは接触ポルト１
１８．１１９により支持横棒１０６．１０７に固定され
ている。

第３図の断面図には、製品攪拌器１００が搬送溝２０の
下方に同時に陰極として働く支持横棒１０６と１０７と
の間に配置されていることが示されている。ノズル孔１
０４から流出する電解液の運動はばら物４０の運動方向
に対しほぼ直角に向けられ、ばら物４０の良好な攪拌従
って相応の−様な析出をもたらす。特別な構造では孔１
０４は搬送溝２０の面に垂直ではなく、ばら物の運動方
向における方向成分が生じるように傾けられている。

以上の実施例ではばら物の電気めっき装置が示され、ば
ら物はこの目的のために電解液中を搬送される。しかし
ながらこの装置は例えば、前処理例えば洗節又は酸洗い
及び脱脂の目的で装置を通過するばら物の搬送のために
も用いることができる。そのとき装置は電解液の代わり
に液状の処理媒体例えば洗浄剤又は脱脂剤を内蔵する。

更に装置をばら物の後処理例えば脱水のために用いるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に基づくばら物搬送装置の一実施例を
備えた電気めっき設備の垂直断面図、第２図は第１図に
示す製品攪拌器周辺の部分平面図、第３図は第２図に示
す切断線ｍ−■による断面図である。 ２・・・中央筒 ６・・・容器 １２・・・液 ２０・・・搬送溝 ４０・・・ばら物 ｉｏｏ・・・製品攪拌器 １０４・・・ノズル孔

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）中央筒を備えた螺旋形の搬送溝が振動可能な構成ユ
   ニットを形成して、振動コンベヤの少なくとも一部が漬
   かっている液を内蔵する気密な容器の中に配置された振
   動コンベヤを備えたばら物搬送装置において、搬送溝（
   ２０）が少なくとも一つの製品攪拌器（１００）を備え
   、この製品攪拌器が半径方向に向けて搬送溝（２０）の
   下方に配置されかつノズル孔（１０４）を備え、これら
   のノズル孔が搬送溝（２０）をも貫通して液（１２）の
   流れ案内のために用いられることを特徴とする振動コン
   ベヤを備えたばら物搬送装置。