JP2002030496A - 電気メッキ方法および電気メッキ装置 - Google Patents

電気メッキ方法および電気メッキ装置

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JP2002030496A
JP2002030496A JP2000208271A JP2000208271A JP2002030496A JP 2002030496 A JP2002030496 A JP 2002030496A JP 2000208271 A JP2000208271 A JP 2000208271A JP 2000208271 A JP2000208271 A JP 2000208271A JP 2002030496 A JP2002030496 A JP 2002030496A
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anode
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partition wall
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Takeshi Demura
剛 出村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一度に大量の被処理物をメッキ処理し、被
処理物を変形させたり、メッキ膜に傷を発生させること
なく、高品質のメッキ処理を行う。 【解決手段】 メッキ槽10に設けられた仕切り壁11
により上側のメッキ室12と下側の液体供給部13とが
メッキ槽10内に形成され、仕切り壁11には液体供給
部13にポンプ19から供給されたメッキ液をメッキ室
12内に噴出させる多数の液体噴出孔21が形成されて
いる。メッキ槽10内には被処理物Wが接触する陰極2
4と、可溶性電極の陽極25とが設けられ、それぞれ電
源ユニット26に接続されている。被処理物Wはメッキ
室12内で液体噴出孔21から噴出するメッキ液により
流動状態となってメッキされる。また、流動状態と流動
を停止した静止状態とを繰り返し、流動状態となったと
きには通電することなく、静止した状態のときに通電し
て被処理物Wはメッキ処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は量産品をワークとし
て同時に多数のワークの表面に金属膜を電解析出させる
ようにした電気メッキの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】電気メッキはワークつまり被処理物を陰
極としてメッキ浴に浸漬し、直流電流によって被処理物
の表面に金属膜を電解析出させるようにした表面処理技
術であり、被処理物の表面に装飾用や耐食用の金属層を
形成したり、耐摩耗性向上のための金属層を形成した
り、電子部品に電極部を形成するためなどに使用されて
いる。
【0003】電子部品などの量産品を被処理物としてそ
の所定の部位にメッキする場合には、従来では、一度の
メッキ処理により大量の被処理物をメッキ処理するため
に、バレルメッキ法が一般的に行われている。
【0004】このバレルメッキ法は、メッキ液中に浸漬
された穴あきバレルまたはメッキ液が注入されたバレル
の中に大量の被処理物を投入し、バレル内に挿入した陰
極つまりカソードを被処理物に触れさせながらバレルを
回転することによって、被処理物に金属膜を電解析出さ
せる方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなバレルメッキ法では、バレルの回転に伴って被処理
物がバレルの内部で絡まり、被処理物が擦れ合いながら
移動するため、細長い被処理物や強度があまりないもの
は変形を生じることがあり、被処理物の表面に傷がつく
などの問題点があった。また、被処理物の重量がメッキ
液の比重に近い場合には、被処理物がメッキ液の表面に
浮き易いために、メッキ処理中に被処理物相互の接触が
確保されず、メッキの不均一が生ずることになる。
【0006】本発明の目的は、一度に大量の被処理物を
メッキ処理することにある。
【0007】本発明の他の目的は、被処理物を変形させ
たり、メッキ膜に傷を発生させることなく、高品質のメ
ッキ処理を行うようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電気メッキ方法
は、被処理物を収容するメッキ室を有するとともに陰極
と陽極とが設けられたメッキ槽内で、前記陽極から溶解
したメッキ金属を前記被処理物に析出する電気メッキ方
法であって、メッキ室底部の仕切り壁に設けられた複数
の液体噴出孔からメッキ液を噴出させて前記メッキ室内
の前記被処理物を噴流により攪拌しながら前記陰極に電
気的に接触させ、前記陽極と前記陰極とに通電して前記
被処理物にメッキ金属を析出させることを特徴とする。
【0009】本発明の電気メッキ方法は、被処理物を収
容するメッキ室を有するとともに陰極と陽極とが設けら
れたメッキ槽内で、前記陽極から溶解したメッキ金属を
前記被処理物に析出する電気メッキ方法であって、メッ
キ室底部の仕切り壁に設けられた複数の液体噴出孔から
メッキ液を噴出させて前記メッキ室内の前記被処理物を
噴流により攪拌する工程と、前記被処理物の攪拌を停止
させて、前記陰極と前記陽極とに通電して前記被処理物
にメッキ金属を析出させる静止メッキ工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0010】本発明の電気メッキ装置は、被処理物が収
容される上側のメッキ室と下側の液体供給部とを区画す
るとともに前記液体供給部から前記メッキ室にメッキ液
を噴出させる複数の液体噴出孔が形成された仕切り壁を
有するメッキ槽と、前記メッキ槽内に相互に離して配置
された陽極と陰極とに電気的に接続される電源ユニット
と、前記液体供給部から前記液体噴出孔を介して前記メ
ッキ室内にメッキ液を噴出させるメッキ液供給ユニット
とを有し、前記被処理物を前記メッキ液の噴流により攪
拌させながら前記陰極に接触させて前記陽極から溶解し
たメッキ金属を前記被処理物に析出させることを特徴と
する。
【0011】本発明の電気メッキ装置は、前記メッキ室
にメッキ液を噴出させる状態と噴出を停止させる状態と
に前記メッキ液供給ユニットの作動を制御する制御手段
を有することを特徴とする。
【0012】本発明の電気メッキ装置は、前記仕切り壁
を陰極とするか前記仕切り壁に陰極を設けたことを特徴
とする。また、本発明の電気メッキ装置は、前記メッキ
室内に前記陰極を配置したことを特徴とする。さらに、
本発明の電気メッキ装置は、前記陽極を前記メッキ室ま
たは前記液体供給部に配置したことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の一実施の形態である電気メ
ッキ装置を示す概略図であり、図2は図1に示したメッ
キ槽を示す断面図であり、図3は図2におけるA−A線
に沿う拡大断面図である。
【0015】この電気メッキ装置は図2および図3に示
すように円筒形状のメッキ槽10を有している。メッキ
槽10内の底部側には仕切り壁11が固定され、メッキ
槽10内には仕切り壁11によりその上側のメッキ室1
2と下側の液体供給部13とに区画されている。仕切り
壁11はメッキ槽10の内周面に固定されたリング状の
支持部材14にねじ部材15を用いて取り付けることに
よりメッキ槽10に固定されている。
【0016】図1に示すように、メッキ槽10の下端に
固定された底壁16にはメッキ液供給流路17の一端が
接続され、このメッキ液供給流路17の他端はメッキ液
タンク18に接続されており、このメッキ液供給流路1
7にはポンプ19が設けられている。このポンプ19の
作動によって、メッキ液タンク18内のメッキ液は仕切
り壁11の下側に形成された液体供給部13に供給され
ることになる。メッキ液タンク18内にはメッキ液Lの
温度を調整するためにヒータ9が設けられている。
【0017】仕切り壁11には複数の液体噴出孔21が
形成されており、メッキ槽10の液体供給部13内に流
入したメッキ液は、それぞれの液体噴出孔21からメッ
キ室12内に流入する。ポンプ19の流速を高くする
と、液体噴出孔21からは噴流となってメッキ室12内
のメッキ液L内に噴出し、メッキ室12内には上方に向
かう複数の柱状の噴流と、流速が弱まって下方に戻る流
れとが形成され、メッキ室12内にはメッキ液Lの攪拌
流が形成される。なお、液体噴出孔21は図3に示され
るように、放射状に配列されているが、格子状ないし碁
盤目状に配列するようにしもて良い。また、板材に液体
噴出孔21を形成することなく、メッシュ状の網材や目
の粗い布などを仕切り壁11として用いるようにしても
良い。
【0018】メッキ槽10の上部から流出するメッキ液
をメッキ液タンク18に戻すために、図1に示すよう
に、メッキ槽10とメッキ液タンク18との間には戻し
流路22が設けられている。それぞれの流路17,22
およびポンプ19によってメッキ液供給ユニット23が
形成されている。なお、メッキ槽10は図2に示す場合
には上端から下端に向けてストレートとなっているが、
図1に示すように、下端部が下方に向けて小径となるよ
うにホッパー形状としても良い。
【0019】仕切り壁11の上面には円板状のカソード
つまり陰極24が固定されており、陰極24の外周部に
はスカート部材20が取り付けられている。このスカー
ト部材20の表面はメッキ槽10の内周面から下向きに
傾斜したテーパ面となっており、仕切り壁11に向けて
落下した被処理物Wを仕切り壁11の内方に向けて移動
させることにより、被処理物Wがメッキ槽10の周辺に
溜まってしまうのを防止する。
【0020】陰極24には仕切り壁11に形成された液
体噴出孔21に対応させて液体噴出孔21が形成されて
いるが、陰極24に形成される液体噴出孔21は、陰極
24の仕切り壁11に対す取付誤差を考慮して、仕切り
壁11に形成された液体噴出孔21よりも大きくなって
いる。
【0021】一方、陰極24から離してメッキ槽10の
内周面には、メッキ室12内に位置させてアノードつま
り陽極25が固定されており、この陽極25は図2に示
すように、外径がメッキ槽10の内径とほぼ同一となっ
た円筒形状となっている。陽極25の厚み寸法は、攪拌
により上昇する被処理物Wが陽極25に触れないように
するため、メッキ槽内流速およひほ被処理物の重量、形
状などに応じて陽極25の仕切り壁11からの高さを調
整している。また、被処理物Wが陽極25に直接接触し
ないように、陽極25を布などの通液性の部材により覆
うようにしても良い。
【0022】陰極24と陽極25は、図1に示すよう
に、電源ユニット26に接続されており、この電源ユニ
ット26からメッキ槽10内のメッキ液には直流が流さ
れるようになっている。
【0023】メッキ槽10、仕切り壁11、底壁16お
よびスカート部材20は、樹脂などの絶縁性材料、たと
えば、ポリ塩化ビニル(PVC) により形成されている。陰
極24はステンレス、チタンなどの金属により形成さ
れ、陰極24の裏面にはメッキ金属が析出しないように
コーティングが施されており、コーティング材としては
ポリエチレン(PE)、フッ素樹脂、絶縁性塗料などを用い
ることができる。また、可溶性電極である陽極25とし
ては、スズと鉛の合金であるハンダが用いられており、
ワークつまり被処理物Wに対してハンダメッキを行うよ
うにしている。ただし、陽極25としては、被処理物W
に対して電解析出させる金属に応じて任意の金属を用い
ることができる。
【0024】ポンプ19は図示しないモータによって駆
動されるようになっており、ポンプ19および電源ユニ
ット26の作動は、制御回路27からの信号によって制
御される。ポンプ19によるメッキ液の流量は流量セン
サにより検出されて制御回路27にフィードバックされ
ることになる。なお、図2および図3に示すように、陰
極24の中央部には棒状の電極部材28が取り付けられ
ている。
【0025】前述したメッキ装置によって被処理物Wの
表面に金属膜を電解析出させてメッキ処理を行うには、
メッキ室12内に被処理物Wを投入した状態で、ポンプ
19の作動によって液体供給部13に供給されたメッキ
液を液体噴出孔21からメッキ室12内に噴出させると
ともにそれぞれの電極に電源ユニット26から電力を供
給する。
【0026】これにより、被処理物Wはメッキ室12内
に形成される噴流により攪拌され、被処理物Wは攪拌の
際に陰極24に接触した被処理物Wに他の被処理物Wが
接触して被処理物Wは陰極24に電気的に接触すること
になり、被処理物Wの表面には金属膜が電解析出されて
表面はメッキ処理される。
【0027】なお、被処理物Wが攪拌流動する際には、
陰極24の中央部に固定された電極棒材28に接触した
被処理物Wにも他の被処理物Wが接触することになり、
それぞれの被処理物Wの表面に金属膜が電解析出される
ことになる。電極棒材28の本数は1本に限られず、2
本以上設けるようにしても良い。
【0028】このように、被処理物Wを複数の噴流によ
り攪拌させることによって、被処理物相互が強く擦れあ
うことを防止でき、細長いものや強度がないものであっ
ても、メッキ膜に傷を発生させることなく高品質のメッ
キ膜を形成することができる。また、メッキ液の中で噴
流によって流動させるために、比重が比較的メッキ液に
近いような被処理物でも確実にメッキ膜を形成すること
ができる。
【0029】前述したメッキ装置によるメッキ処理方式
としては、前述したように、液体噴出孔21からメッキ
室12内にメッキ液を噴出させて噴流によってメッキ室
12内で被処理物を攪拌しながらメッキ処理する方式
(パターン1)に加えて、電極に対するメッキ電源の出
力を停止させた状態で噴流により被処理物を攪拌する工
程と、噴流を発生させることなく、被処理物Wを仕切り
壁11の上に静止させて陰極24に電気的に接触させた
状態で電流を流してメッキ処理する工程とを有するメッ
キ処理方式(パターン2)とするようにしても良い。そ
の場合には、両方の工程を複数回交互に繰り返すことが
好ましい。静止させてメッキを行う際にも、メッキ室1
2内のメッキ液Lの濃度が変化しないように、被処理物
Wを上昇させない程度でメッキ室12内にメッキ液Lを
供給することが好ましい。
【0030】また、前述した場合には、噴流によって被
処理物を流動させる際にはメッキ電流の供給を停止する
ようにしているが、その際にも電流を供給するようにし
てメッキ処理を行うようにしても良い。
【0031】
【実施例】メッキ槽10としては外径が140mmで全長
が450mmのサイズのものを使用した。液体噴出孔21
の内径を1mm程度とすることにより全ての液体噴出孔2
1の開口率を0.96%程度に設定し、陰極としてはSUS316
を用い、陽極としてはハンダ板を使用した。電源ユニッ
ト26からは電圧2V、電流6.8 〜7.1 Aの電力を電極
に供給するようにした。
【0032】メッキ液としては、Snが54.1 g/l、Pbが1
9.2 g/lの濃度のものを使用した。合計の金属量は73.3
g/lであり、Sn:Pb =74:26 である。
【0033】長さ57mmのリードスイッチを被処理物W
として、それを50本メッキ室12内に投入し、前述し
たパターン2の通電方式により、電源ユニットから電力
を供給する際には、被処理物Wが攪拌されないように1
分ありた10.71 リットルのメッキ液を供給し、被処理物
Wを流動させるときには、1分あたり最大28.6リットル
のメッキ液を流して噴流を形成し、電源ユニットからの
電力の供給を供給しないようにした。
【0034】被処理物Wを静止状態で20秒のメッキ処
理と、電力の供給を停止した10秒の攪拌とを交互に繰
り返して、180秒処理したところ、被処理物の表面に
傷が発生したり、被処理物が変形したりすることなく、
ほぼ均一の厚みの金属膜を形成することができた。
【0035】図4(A)〜図4(D)はそれぞれメッキ
槽10の変形例を示す断面図であり、図4(A)は前述
した場合には仕切り壁11の上に陰極24を取り付ける
ようにしたのに対し、仕切り壁11自体を陰極24とし
たメッキ槽10を示す。
【0036】図4(B)および(C)はそれぞれ棒状の
陰極24をメッキ室12の中央部に配置するようにして
おり、それぞれの陰極24の上側部分には樹脂などの絶
縁材料29がコーティングされている。ただし、図4
(B)に示す場合には陰極24の下端部は仕切り壁11
には接触しておらず、図4(C)に示す場合には陰極2
4の下端面が仕切り壁11に接触している。それぞれの
場合においては、棒状の陰極に加えて、仕切り壁11の
上にも陰極を取り付けたり、仕切り壁自体を陰極とする
ようにしても良い。
【0037】図4(A)〜図4(C)にあっては、陽極
25をメッキ室12内に設けるようにしているが、図4
(D)に示すように、陽極25を液体供給部13内に配
置するようにしている。ただし、その場合には、図示す
るように、陰極24を仕切り壁11よりも上方に設ける
ことになる。
【0038】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0039】たとえば、可溶性電極である陽極25とし
ては、ハンダが用いられているが、陽極25を任意の金
属として被処理物Wの表面に種々の金属膜を形成させる
ことができる。また、被処理物としては、前述した場合
に限られず、同時に多数の物をメッキ処理する必要があ
れば、どのようなものでも良い。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、メッキ液を利用してメ
ッキ室内に複数の噴流を形成するようにしたので、被処
理物が相互に絡み合ったり、表面に傷がついたりするこ
となく、被処理物の表面に高品質のメッキ処理を行うこ
とができる。また、噴流により被処理物をメッキ室内で
流動させる工程と、被処理物を仕切り壁に静止させた状
態でメッキ処理する工程とを交互に繰り返すことによ
り、同様に、被処理物が相互に絡み合ったり、表面に傷
がついたりすることなく、被処理物の表面に高品質のメ
ッキ処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるメッキ装置を示す
概略図である。
【図2】図1のメッキ槽を示す断面図である。
【図3】図2におけるA−A線に沿う拡大断面図であ
る。
【図4】(A)〜(D)はそれぞれメッキ槽の変形例を
示す断面図である。
【符号の説明】
10 メッキ槽 11 仕切り壁 12 メッキ室 13 液体供給部 14 支持部材 15 ねじ部材 16 底壁 17 メッキ液供給流路 18 メッキ液タンク 19 ポンプ 20 スカート部 21 液体噴出孔 22 戻し流路 23 メッキ液供給ユニット 24 陰極(カソード) 25 陽極(アノード) 26 電源ユニット 27 制御回路(制御手段) 28 電極棒材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物を収容するメッキ室を有すると
    ともに陰極と陽極とが設けられたメッキ槽内で、前記陽
    極から溶解したメッキ金属を前記被処理物に析出する電
    気メッキ方法であって、 メッキ室底部の仕切り壁に設けられた複数の液体噴出孔
    からメッキ液を噴出させて前記メッキ室内の前記被処理
    物を噴流により攪拌しながら前記陰極に電気的に接触さ
    せ、前記陽極と前記陰極とに通電して前記被処理物にメ
    ッキ金属を析出させることを特徴とする電気メッキ方
    法。
  2. 【請求項2】 被処理物を収容するメッキ室を有すると
    ともに陰極と陽極とが設けられたメッキ槽内で、前記陽
    極から溶解したメッキ金属を前記被処理物に析出する電
    気メッキ方法であって、 メッキ室底部の仕切り壁に設けられた複数の液体噴出孔
    からメッキ液を噴出させて前記メッキ室内の前記被処理
    物を噴流により攪拌する工程と、 前記被処理物の攪拌を停止させて、前記陰極と前記陽極
    とに通電して前記被処理物にメッキ金属を析出させる静
    止メッキ工程とを有することを特徴とする電気メッキ方
    法。
  3. 【請求項3】 被処理物が収容される上側のメッキ室と
    下側の液体供給部とを区画するとともに前記液体供給部
    から前記メッキ室にメッキ液を噴出させる複数の液体噴
    出孔が形成された仕切り壁を有するメッキ槽と、 前記メッキ槽内に相互に離して配置された陽極と陰極と
    に電気的に接続される電源ユニットと、 前記液体供給部から前記液体噴出孔を介して前記メッキ
    室内にメッキ液を噴出させるメッキ液供給ユニットとを
    有し、 前記被処理物を前記メッキ液の噴流により攪拌させなが
    ら前記陰極に接触させて前記陽極から溶解したメッキ金
    属を前記被処理物に析出させることを特徴とする電気メ
    ッキ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電気メッキ装置におい
    て、前記メッキ室にメッキ液を噴出させる状態と噴出を
    停止させる状態とに前記メッキ液供給ユニットの作動を
    制御する制御手段を有することを特徴とする電気メッキ
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の電気メッキ装置
    において、前記仕切り壁を陰極とするか前記仕切り壁に
    陰極を設けたことを特徴とする電気メッキ装置。
  6. 【請求項6】 請求項3または4記載の電気メッキ装置
    において、前記メッキ室内に前記陰極を配置したことを
    特徴とする電気メッキ装置。
  7. 【請求項7】 請求項4から6のいずれか1項に記載の
    電気メッキ装置において、前記陽極を前記メッキ室また
    は前記液体供給部に配置したことを特徴とする電気メッ
    キ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021107100A1 (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 めっき処理された部材の製造方法およびめっき処理装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5145629A (ja) * 1974-10-18 1976-04-19 Kobayashi Kk Hyomenshorisochi

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