JPH0794215B2 - コンテナ - Google Patents
コンテナInfo
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- JPH0794215B2 JPH0794215B2 JP3908190A JP3908190A JPH0794215B2 JP H0794215 B2 JPH0794215 B2 JP H0794215B2 JP 3908190 A JP3908190 A JP 3908190A JP 3908190 A JP3908190 A JP 3908190A JP H0794215 B2 JPH0794215 B2 JP H0794215B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- carrier
- connecting member
- lower connecting
- container body
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、水平な姿勢を維持したままキャリアに積み
降ろしすることができるコンテナに関する。
降ろしすることができるコンテナに関する。
<従来の技術> 従来、コンテナとしては第9図に示すようなものがあ
る。このコンテナ101は、コンテナ本体102の後部に設け
られ、昇降自在な支持部材103,103と、上記コンテナ本
体102の前部に固着され、図示しないキャリアと脱着可
能に結合される上部連結部材104と、上記コンテナ本体1
02の前部中央に上下移動可能に設けられ、キャリアと脱
着可能に結合される下部連結部材105と、上記下部連結
部材105の移動を上記支持部材103,103に伝えて、上記支
持部材103,103を昇降させる伝達手段106,107とを備え
て、上記下部連結部材105を一定高さに保持して、上記
上部連結部材104を持ち上げた場合に、コンテナ本体102
を支持部材103,103で持ち上げて略水平に上昇させ得る
ようにしている。そして、上記伝達手段106,107のう
ち、上記支持部材103,103を引き上げる伝達手段106はコ
ンテナ中央部に配置し、横棒109を介して、左右の支持
部材103,103に連結し、上記支持部材を引き下げる伝達
手段107はコンテナ左右両端部に配置している。
る。このコンテナ101は、コンテナ本体102の後部に設け
られ、昇降自在な支持部材103,103と、上記コンテナ本
体102の前部に固着され、図示しないキャリアと脱着可
能に結合される上部連結部材104と、上記コンテナ本体1
02の前部中央に上下移動可能に設けられ、キャリアと脱
着可能に結合される下部連結部材105と、上記下部連結
部材105の移動を上記支持部材103,103に伝えて、上記支
持部材103,103を昇降させる伝達手段106,107とを備え
て、上記下部連結部材105を一定高さに保持して、上記
上部連結部材104を持ち上げた場合に、コンテナ本体102
を支持部材103,103で持ち上げて略水平に上昇させ得る
ようにしている。そして、上記伝達手段106,107のう
ち、上記支持部材103,103を引き上げる伝達手段106はコ
ンテナ中央部に配置し、横棒109を介して、左右の支持
部材103,103に連結し、上記支持部材を引き下げる伝達
手段107はコンテナ左右両端部に配置している。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、1台のキャリアで長さの異なるコンテナ
を脱着する場合、前後寸法の短いコンテナをキャリアに
搭載すると、上記従来のコンテナでは、コンテナ本体10
2の後部に設けられた支持部材103,103を引き上げる伝達
手段106はコンテナ中央部に配置しているため、コンテ
ナ101をキャリア上に前進させて、コンテナ後端がキャ
リア後端を通過しようとする際に、上記横棒109に連ら
なるコンテナ中央部に配置した伝達手段106の垂直方向
の部分106aが上部キャリア後端のサブフレームや車体に
交差して衝突するため、コンテナ101をキャリアに積み
込めないという問題があった。また、無理をして搭載し
たとしてもコンテナは、キャリアの奥の位置まで積み込
めなくて、キャリア後方にとどまるため、コンテナを積
んだキャリアの重心がキャリア後方に片寄って、キャリ
アは走行不安定となるという問題があった。
を脱着する場合、前後寸法の短いコンテナをキャリアに
搭載すると、上記従来のコンテナでは、コンテナ本体10
2の後部に設けられた支持部材103,103を引き上げる伝達
手段106はコンテナ中央部に配置しているため、コンテ
ナ101をキャリア上に前進させて、コンテナ後端がキャ
リア後端を通過しようとする際に、上記横棒109に連ら
なるコンテナ中央部に配置した伝達手段106の垂直方向
の部分106aが上部キャリア後端のサブフレームや車体に
交差して衝突するため、コンテナ101をキャリアに積み
込めないという問題があった。また、無理をして搭載し
たとしてもコンテナは、キャリアの奥の位置まで積み込
めなくて、キャリア後方にとどまるため、コンテナを積
んだキャリアの重心がキャリア後方に片寄って、キャリ
アは走行不安定となるという問題があった。
そこで、この発明の目的は、コンテナ本体を水平に昇降
できる上に、1台のキャリアで長さの異なるコンテナを
脱着する場合、前後寸法の短かいコンテナでもキャリア
に積み込むことができるコンテナを提供することにあ
る。
できる上に、1台のキャリアで長さの異なるコンテナを
脱着する場合、前後寸法の短かいコンテナでもキャリア
に積み込むことができるコンテナを提供することにあ
る。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するため、この発明のコンテナは、コン
テナ本体の後部に設けられ、昇降自在な支持部材と、上
記コンテナ本体の前部に固着され、キャリアと脱着可能
に結合される上部連結部材と、上記コンテナ本体の前部
に上下移動可能に設けられ、キャリアと脱着可能に結合
される下部連結部材と、上記下部連結部材の移動を上記
支持部材に伝えて、上記支持部材を昇降させる伝達手段
とを備えて、上記下部連結部材を一定高さに保持して、
上記上部連結部材を持ち上げた場合に、コンテナ本体を
略水平に上昇させ得るコンテナであって、上記伝達手段
は、上記コンテナ本体の左右両端部のみに配置されてお
り、上記伝達手段,上記支持部材がキャリア後端の左右
両側より外側に位置していることを特徴としている。
テナ本体の後部に設けられ、昇降自在な支持部材と、上
記コンテナ本体の前部に固着され、キャリアと脱着可能
に結合される上部連結部材と、上記コンテナ本体の前部
に上下移動可能に設けられ、キャリアと脱着可能に結合
される下部連結部材と、上記下部連結部材の移動を上記
支持部材に伝えて、上記支持部材を昇降させる伝達手段
とを備えて、上記下部連結部材を一定高さに保持して、
上記上部連結部材を持ち上げた場合に、コンテナ本体を
略水平に上昇させ得るコンテナであって、上記伝達手段
は、上記コンテナ本体の左右両端部のみに配置されてお
り、上記伝達手段,上記支持部材がキャリア後端の左右
両側より外側に位置していることを特徴としている。
<作用> キャリアに対して上記前後方向の寸法の短いコンテナを
キャリアに積み込む際には、コンテナ本体の前部の上部
連結部材をキャリア側の手段によって持ち上げることに
よりコンテナの前部を持ち上げると共に、コンテナ前部
の下部連結部材を地上に対して固定し、この下部連結部
材のコンテナ本体に対する相対移動を伝達手段によって
コンテナ後部の支持部材に伝えてコンテナ後部の支持部
材を下方に突出させてコンテナ後部を持ち上げ、コンテ
ナ本体の前部と後部の互いに同期させて水平に上昇させ
る。そして、コンテナの高さと車体の高さが同一高さに
なると、上部連結部材を前方に引っ張って、あるいはキ
ャリアを後退させて、支持部材によってコンテナ後部を
地上に対して支えつつ、キャリアの車体上へコンテナを
相対的に前進させる。このとき、コンテナ後端をキャリ
ア後端を越えて前進させる場合にコンテナ本体の左右両
端部のみに配置した伝達手段は、常にキャリア後端の左
右両端より外側をコンテナ本体と共に前進するのでコン
テナの伝達手段とキャリア後端が交差することはない。
また、上記支持部材も上記キャリア後端の左右両端より
外側に位置しているので、上記前進時に支持部材がキャ
リア後端に衝突することはない。従って、コンテナをキ
ャリアに積載することができる。
キャリアに積み込む際には、コンテナ本体の前部の上部
連結部材をキャリア側の手段によって持ち上げることに
よりコンテナの前部を持ち上げると共に、コンテナ前部
の下部連結部材を地上に対して固定し、この下部連結部
材のコンテナ本体に対する相対移動を伝達手段によって
コンテナ後部の支持部材に伝えてコンテナ後部の支持部
材を下方に突出させてコンテナ後部を持ち上げ、コンテ
ナ本体の前部と後部の互いに同期させて水平に上昇させ
る。そして、コンテナの高さと車体の高さが同一高さに
なると、上部連結部材を前方に引っ張って、あるいはキ
ャリアを後退させて、支持部材によってコンテナ後部を
地上に対して支えつつ、キャリアの車体上へコンテナを
相対的に前進させる。このとき、コンテナ後端をキャリ
ア後端を越えて前進させる場合にコンテナ本体の左右両
端部のみに配置した伝達手段は、常にキャリア後端の左
右両端より外側をコンテナ本体と共に前進するのでコン
テナの伝達手段とキャリア後端が交差することはない。
また、上記支持部材も上記キャリア後端の左右両端より
外側に位置しているので、上記前進時に支持部材がキャ
リア後端に衝突することはない。従って、コンテナをキ
ャリアに積載することができる。
その後、コンテナの下部連結部材を作動させて、支持部
材を地上から引き上げる。
材を地上から引き上げる。
また、このコンテナを地上に降ろす際は、前述の作動と
逆の作動を行なうことによって、水平な姿勢を維持した
ままキャリアの所定の位置にあるコンテナを地上に降ろ
すことができる。
逆の作動を行なうことによって、水平な姿勢を維持した
ままキャリアの所定の位置にあるコンテナを地上に降ろ
すことができる。
<実施例> 以下、この発明の図示の実施例により詳細に説明する。
第1図に示すように、コンテナ1は、箱型のコンテナ本
体2と、柱状の支持部材3,3と、コンテナ側上部連結部
材11、コンテナ側下部連結部材16と、伝達手段としての
チェーン21および40を備えている。上記コンテナ本体2
は、左右対称に柱状の後部コラム5,5と、前部コラム13,
13と、サイドコラム30(片側のみ示す)と、後部ビーム
4と、前部ビーム14と、上側サイドフレーム10,10と、
下側サイドフレーム9,9と、前面パネル12と、底板19
と、脚部20,20と、その他図示しない天板と周辺パネル
とからなっている。上記支持部材3,3は、それぞれ後部
コラム5,5に昇降自在に内嵌させて、下端に矩形板状の
接地部材7を取り付けている。この支持部材3,3は、下
部を同一の軸8によって連結して、互いに同調して昇降
させるようにしている。
体2と、柱状の支持部材3,3と、コンテナ側上部連結部
材11、コンテナ側下部連結部材16と、伝達手段としての
チェーン21および40を備えている。上記コンテナ本体2
は、左右対称に柱状の後部コラム5,5と、前部コラム13,
13と、サイドコラム30(片側のみ示す)と、後部ビーム
4と、前部ビーム14と、上側サイドフレーム10,10と、
下側サイドフレーム9,9と、前面パネル12と、底板19
と、脚部20,20と、その他図示しない天板と周辺パネル
とからなっている。上記支持部材3,3は、それぞれ後部
コラム5,5に昇降自在に内嵌させて、下端に矩形板状の
接地部材7を取り付けている。この支持部材3,3は、下
部を同一の軸8によって連結して、互いに同調して昇降
させるようにしている。
上記コンテナ側上部連結部材11は、半円環状の部材であ
って、両端部を前面パネル12の上部中央に水平に取り付
けている。
って、両端部を前面パネル12の上部中央に水平に取り付
けている。
上記コンテナ側下部連結部材16は、摺動部材17と係合部
材18とからなる。上記摺動部材17は、コンテナ本体2の
前部中央に固定した一対の溝型鋼からなるガイド部材1
5,15に上下方向に摺動自在に嵌合した一対のL型部材17
a,17aと、この一対のL型部材17a,17aの間に固定され、
上記ガイド部材15,15の間に挿入された矩形板17bと、上
記L型部材17a,17aの表面に固定した一対の台形板17c,1
7cとからなる。上記係合部材18は、U字形状をしてお
り、上記台形板17c,17cに両端を固定している。また、
上記下部連結部材16の台形板17c,17cには、その台形板1
7c,17cから左右に張り出すように連動部材35を固定して
いる。したがって、コンテナ側下部連結部材16はガイド
部材15,15に沿って連動部材35と共に上下方向に摺動す
ることができる。上記支持部材3を引き下げるためのチ
ェーン21は、左右対称に一対設けており(図中、片側の
み示す)、一端を上記摺動部材17の側部に取り付けて、
上記前部ビーム14前面に設けた一対のスプロケット23,2
4によって上方から水平方向,水平方向から下方に屈曲
し、さらに、このコラム13下部に設けたスプロケット25
によって上下方向から前後方向に屈曲し、下側サイドフ
レーム9に挿通し、このサイドフレーム9の後端部に設
けたスプロケット26によって前後方向から上方にのばし
て上記支持部材3の上部3aに連結している。また、上記
支持部材3の引き上げ用のチェーン40は左右対称に一対
設けており、一端を上記連動部材35の先端に連結してお
り、コンテナ本体2の前面において上下方向に伸ばし、
そして、コンテナ本体2の前部下端側部に設けたスプロ
ケット42によって上下方向から前後方向に屈曲して底板
9の左右の側部の下を通して、さらにコンテナ本体2の
後部下面左右の側部に設けたスプロケット43によって上
下方向に屈曲して軸8に連結している。したがって、上
記コンテナ側下部連結部材16を第1図に示す状態から押
し下げることによって、チェーン21を介して支持部材3
を下方へ突出させると共に、チェーン40を緩ませて軸8
の下降を許容し、すなわち、支持部材3の下降を許容し
第2図に示すような状態となる。逆に、コンテナ側下部
連結部材16を下端の位置から上方に移動させた場合に
は、チェーン40によって軸8を介して支持部材3,3を引
き上げ、一方、チェーン21は支持部材の上昇を許容する
ように緩むことになる。
材18とからなる。上記摺動部材17は、コンテナ本体2の
前部中央に固定した一対の溝型鋼からなるガイド部材1
5,15に上下方向に摺動自在に嵌合した一対のL型部材17
a,17aと、この一対のL型部材17a,17aの間に固定され、
上記ガイド部材15,15の間に挿入された矩形板17bと、上
記L型部材17a,17aの表面に固定した一対の台形板17c,1
7cとからなる。上記係合部材18は、U字形状をしてお
り、上記台形板17c,17cに両端を固定している。また、
上記下部連結部材16の台形板17c,17cには、その台形板1
7c,17cから左右に張り出すように連動部材35を固定して
いる。したがって、コンテナ側下部連結部材16はガイド
部材15,15に沿って連動部材35と共に上下方向に摺動す
ることができる。上記支持部材3を引き下げるためのチ
ェーン21は、左右対称に一対設けており(図中、片側の
み示す)、一端を上記摺動部材17の側部に取り付けて、
上記前部ビーム14前面に設けた一対のスプロケット23,2
4によって上方から水平方向,水平方向から下方に屈曲
し、さらに、このコラム13下部に設けたスプロケット25
によって上下方向から前後方向に屈曲し、下側サイドフ
レーム9に挿通し、このサイドフレーム9の後端部に設
けたスプロケット26によって前後方向から上方にのばし
て上記支持部材3の上部3aに連結している。また、上記
支持部材3の引き上げ用のチェーン40は左右対称に一対
設けており、一端を上記連動部材35の先端に連結してお
り、コンテナ本体2の前面において上下方向に伸ばし、
そして、コンテナ本体2の前部下端側部に設けたスプロ
ケット42によって上下方向から前後方向に屈曲して底板
9の左右の側部の下を通して、さらにコンテナ本体2の
後部下面左右の側部に設けたスプロケット43によって上
下方向に屈曲して軸8に連結している。したがって、上
記コンテナ側下部連結部材16を第1図に示す状態から押
し下げることによって、チェーン21を介して支持部材3
を下方へ突出させると共に、チェーン40を緩ませて軸8
の下降を許容し、すなわち、支持部材3の下降を許容し
第2図に示すような状態となる。逆に、コンテナ側下部
連結部材16を下端の位置から上方に移動させた場合に
は、チェーン40によって軸8を介して支持部材3,3を引
き上げ、一方、チェーン21は支持部材の上昇を許容する
ように緩むことになる。
第1図に示すように、上記コンテナ1の伝達手段として
のチェーン21と40は、上記コンテナ本体2の左右両端部
のみに配置されている。したがって、上記コンテナ1を
第3図に示すキャリア45に積み込む際には、上記コンテ
ナ1のチェーン21と40は、第3図において左手下方に示
されているキャリア45後端の左右両端より外側に位置す
ることになる。また、上記コンテナ1の支持部材3,3も
上記チェーン21,40と同様に上記キャリア45後端の左右
両端よりも外側に位置することになる。
のチェーン21と40は、上記コンテナ本体2の左右両端部
のみに配置されている。したがって、上記コンテナ1を
第3図に示すキャリア45に積み込む際には、上記コンテ
ナ1のチェーン21と40は、第3図において左手下方に示
されているキャリア45後端の左右両端より外側に位置す
ることになる。また、上記コンテナ1の支持部材3,3も
上記チェーン21,40と同様に上記キャリア45後端の左右
両端よりも外側に位置することになる。
第3図に示すように、キャリア45は、シャーシフレーム
46上に溝形鋼からなるサブフレーム47,47を互いに平行
かつ溝部を内側に向けて前後方向に取り付けている。上
記サブフレーム47,47上にはコラム装置51を矢印Xに示
す前後方向に移動自在に設けている。第4図,第5図,
第6図はそれぞれ上記コラム装置51を側方,後方,前方
から見たところを示している。このコラム装置51はサブ
フレーム47,47の上辺を上下両側からスライドパッド52,
52を介して溝形鋼53,53でそれぞれ挟んでサブフレーム4
7,47の上辺に沿ってスライドするようになっている。上
記コラム装置51は、溝形鋼53,53上にH形鋼からなるコ
ラム55を左右に一対備え、上端を天板70で互いに連結
し、下端を第4図に示すように底板80によって連結して
いる。また、コラム55よりも前側の底板80上に油圧モー
タ59を設け、この油圧モータ59の回転軸にスプロケット
57を設ける一方、底板80の直下すなわちサブフレーム47
の上辺のレベルで上記スプロケット57の前後の位置にそ
れぞれスプロケット54,56を設けている。そして、上記
3個のスプロケット54,56および57に1本のチェーン58
を掛け渡している。チェーン58は、一端58aをサブフレ
ーム47,47の前端を連結する板49の中央部49aに固定し、
サブフレーム47,47の間を通して前後方向から上記スプ
ロケット54によって上方へ屈曲し、スプロケット57,56
によってそれぞれ下方,後方へ屈曲し、さらにサブフレ
ーム47,47の後端を連結する軸48によって屈曲してシャ
ーシフレーム46の後端の中央部46aに他端58bを固定して
いる。サブフレーム47,47の溝幅はチェーン58を通せる
だけの最低限の幅としており、キャリア45の全高が低く
なるようにしている。上記油圧モータ59をいずれかの回
転方向に駆動することによって、コラム装置51をチェー
ン58に沿って前方または後方に自在に移動させることが
できる。
46上に溝形鋼からなるサブフレーム47,47を互いに平行
かつ溝部を内側に向けて前後方向に取り付けている。上
記サブフレーム47,47上にはコラム装置51を矢印Xに示
す前後方向に移動自在に設けている。第4図,第5図,
第6図はそれぞれ上記コラム装置51を側方,後方,前方
から見たところを示している。このコラム装置51はサブ
フレーム47,47の上辺を上下両側からスライドパッド52,
52を介して溝形鋼53,53でそれぞれ挟んでサブフレーム4
7,47の上辺に沿ってスライドするようになっている。上
記コラム装置51は、溝形鋼53,53上にH形鋼からなるコ
ラム55を左右に一対備え、上端を天板70で互いに連結
し、下端を第4図に示すように底板80によって連結して
いる。また、コラム55よりも前側の底板80上に油圧モー
タ59を設け、この油圧モータ59の回転軸にスプロケット
57を設ける一方、底板80の直下すなわちサブフレーム47
の上辺のレベルで上記スプロケット57の前後の位置にそ
れぞれスプロケット54,56を設けている。そして、上記
3個のスプロケット54,56および57に1本のチェーン58
を掛け渡している。チェーン58は、一端58aをサブフレ
ーム47,47の前端を連結する板49の中央部49aに固定し、
サブフレーム47,47の間を通して前後方向から上記スプ
ロケット54によって上方へ屈曲し、スプロケット57,56
によってそれぞれ下方,後方へ屈曲し、さらにサブフレ
ーム47,47の後端を連結する軸48によって屈曲してシャ
ーシフレーム46の後端の中央部46aに他端58bを固定して
いる。サブフレーム47,47の溝幅はチェーン58を通せる
だけの最低限の幅としており、キャリア45の全高が低く
なるようにしている。上記油圧モータ59をいずれかの回
転方向に駆動することによって、コラム装置51をチェー
ン58に沿って前方または後方に自在に移動させることが
できる。
一方、上記コラム55,55の後部には、キャリア側上部連
結部材61,キャリア側下部連結部材91をそれぞれ矢印Z
で示す上下方向に昇降自在に設けている。キャリア側上
部連結部材61は、横ロッド66,88によって上下をそれぞ
れ連結した断面L字状の一対の板62,62と、上記横ロッ
ド66,88の各中央部を連結する縦ロッド67に取り付けた
クレビス63と、このクレビス63の両側を貫通して連結し
得る連結ピン65と、左右一対のアーム68,68および作動
ピン69,69を備えている。上記クレビス63は、凹部を後
方に向けて取り付けている。また、アーム68の一端を縦
ロッド67に設けた軸68aに回動自在に取り付ける一方、
アーム68の他端、略中央部に連結ピン65,作動ピン69の
各上部をそれぞれ回動自在かつアーム68の長手方向に遊
びを持たせて取り付けている。連結ピン65は、上記キャ
リア側下部連結部材91の後述するロッド92によって上記
作動ピン69が上方へ押圧されていないとき、軸68aを支
点として自重によってアーム68を回転させてクレビス63
を連結する一方、上記キャリア側上部連結部材61とキャ
リア側上部連結部材91とが上下に当接して、作動ピン69
が上記ロッド92によって上方へ押圧されているとき、こ
の作用によってクレビス63から上方へ脱離して連結を解
除するようになっている。
結部材61,キャリア側下部連結部材91をそれぞれ矢印Z
で示す上下方向に昇降自在に設けている。キャリア側上
部連結部材61は、横ロッド66,88によって上下をそれぞ
れ連結した断面L字状の一対の板62,62と、上記横ロッ
ド66,88の各中央部を連結する縦ロッド67に取り付けた
クレビス63と、このクレビス63の両側を貫通して連結し
得る連結ピン65と、左右一対のアーム68,68および作動
ピン69,69を備えている。上記クレビス63は、凹部を後
方に向けて取り付けている。また、アーム68の一端を縦
ロッド67に設けた軸68aに回動自在に取り付ける一方、
アーム68の他端、略中央部に連結ピン65,作動ピン69の
各上部をそれぞれ回動自在かつアーム68の長手方向に遊
びを持たせて取り付けている。連結ピン65は、上記キャ
リア側下部連結部材91の後述するロッド92によって上記
作動ピン69が上方へ押圧されていないとき、軸68aを支
点として自重によってアーム68を回転させてクレビス63
を連結する一方、上記キャリア側上部連結部材61とキャ
リア側上部連結部材91とが上下に当接して、作動ピン69
が上記ロッド92によって上方へ押圧されているとき、こ
の作用によってクレビス63から上方へ脱離して連結を解
除するようになっている。
上記コラム55,55の内側には、一対の油圧シリンダ71,71
をチューブ下端をピン74で底板80に固定して立設し、こ
の油圧シリンダ71,71のピストンロッド71a,71aの上端を
軸75で連結すると共に、この軸75の両端にそれぞれスプ
ロケット82,82を取り付けている。また、上記軸75の略
中央に一対の支持部材73,73を鉛直方向に取り付け、こ
の支持部材73,73の下端の間にスプロケット86を取り付
けている。上記油圧シリンダ71,71のチューブの下端近
傍81に固定した一対のチェーン84,84を上記スプロケッ
ト82,82を巻回して垂下し、上記キャリア側上部連結部
材61の横ロッド88の両端88a,88aに連結す一方、上記天
板70の中央部70aに固定したチェーン85を上記スプロケ
ット86を巻回して上方へ伸ばし、上方横ロッド88の中央
部88bに連結している。したがって、上記油圧シリンダ7
1のピストンロッド71aを伸張させた場合、スプロケット
82,82、軸75、支持部材73,73およびスプロケット86(以
下、「スプロケット82,86等」という)を一体に上昇さ
せると共に、チェーン84でキャリア側上部連結部材61を
引き上げることができ、一方、チェーン85はスプロケッ
ト86を巻回した状態でキャリア側上部連結部材61の上昇
を許容する。また、油圧シリンダ71のピストンロッド71
aを収縮させた場合、キャリア側上部連結部材61を自重
によって下降させることができる。なお、このキャリア
側上部連結部材61は、上記板62の側面に取り付けたロー
ラ64によって、左右のコラム55の間でコラム55の内側の
溝に沿って上下に走行できるようにしている。
をチューブ下端をピン74で底板80に固定して立設し、こ
の油圧シリンダ71,71のピストンロッド71a,71aの上端を
軸75で連結すると共に、この軸75の両端にそれぞれスプ
ロケット82,82を取り付けている。また、上記軸75の略
中央に一対の支持部材73,73を鉛直方向に取り付け、こ
の支持部材73,73の下端の間にスプロケット86を取り付
けている。上記油圧シリンダ71,71のチューブの下端近
傍81に固定した一対のチェーン84,84を上記スプロケッ
ト82,82を巻回して垂下し、上記キャリア側上部連結部
材61の横ロッド88の両端88a,88aに連結す一方、上記天
板70の中央部70aに固定したチェーン85を上記スプロケ
ット86を巻回して上方へ伸ばし、上方横ロッド88の中央
部88bに連結している。したがって、上記油圧シリンダ7
1のピストンロッド71aを伸張させた場合、スプロケット
82,82、軸75、支持部材73,73およびスプロケット86(以
下、「スプロケット82,86等」という)を一体に上昇さ
せると共に、チェーン84でキャリア側上部連結部材61を
引き上げることができ、一方、チェーン85はスプロケッ
ト86を巻回した状態でキャリア側上部連結部材61の上昇
を許容する。また、油圧シリンダ71のピストンロッド71
aを収縮させた場合、キャリア側上部連結部材61を自重
によって下降させることができる。なお、このキャリア
側上部連結部材61は、上記板62の側面に取り付けたロー
ラ64によって、左右のコラム55の間でコラム55の内側の
溝に沿って上下に走行できるようにしている。
一方、上記キャリア側下部連結部材91は、コラム55の側
面を覆う一対の側板97,97と、この側板97,97を水平に連
結する上下一対のロッド92,93と、このロッド92,93の中
央に取り付けたクレビス95を備えている。さらに、この
クレビス95に一対の回動片203,203と、弾発部材として
ねじりばね204と、一対のロック片205,205とを取り付け
ている。上記クレビス95は、U字状の凹部を後方水平に
向けて先端を突出させて取り付けている。上記ロック片
105は、クレビス95の上部先端に設けた軸95bの回りに自
在に回転できるようにし、自重で鉛直方向に垂れ下がっ
てクレビス95の凹部の少なくとも一部を塞ぎ得るように
している。上記回動片203,203は、略L字状の板からな
り、上記クレビス95の上側の上記連結ロッド92近傍の箇
所に設けた軸95aにLの短辺に相当する部分を取り付け
ている。そして、回動片203,203を、左右のLの長辺を
連結する連結板209を設けて軸95aの回りに一体に回動で
きるようにする一方、上記ねじりばね104によって第4
図において右回りに常に付勢している。また上記キャリ
ア側上部連結部材61とキャリア側下部連結部材91とが上
下に当接して、クレビス63が連結板209を下方を押圧し
て連結ロッド92の上面に押止したとき、回動片203回動
自在のロック片205に全く接触しないようにしている。
したがって、ロック片205は軸95bの回りに回動する状態
となり、クレビス95の凹部は開放された状態、すなわち
連結が解除された状態となる。一方、上記キャリア側上
部連結部材61とキャリア側下部連結部材91とが上下に離
間して、クレビス63が連結板209から離れたとき、回動
片203,203は、ねじりばね204によって付勢さて右回りに
回転して連結ロッド92の側面に当接して、係止されるよ
うにしている。このときロッド片205は、第4図におい
て右回りの回転が許容されるが、上部に上記回動片203
が当接することによって左回りの回転が阻止された状
態、すなわち連結された状態となる。
面を覆う一対の側板97,97と、この側板97,97を水平に連
結する上下一対のロッド92,93と、このロッド92,93の中
央に取り付けたクレビス95を備えている。さらに、この
クレビス95に一対の回動片203,203と、弾発部材として
ねじりばね204と、一対のロック片205,205とを取り付け
ている。上記クレビス95は、U字状の凹部を後方水平に
向けて先端を突出させて取り付けている。上記ロック片
105は、クレビス95の上部先端に設けた軸95bの回りに自
在に回転できるようにし、自重で鉛直方向に垂れ下がっ
てクレビス95の凹部の少なくとも一部を塞ぎ得るように
している。上記回動片203,203は、略L字状の板からな
り、上記クレビス95の上側の上記連結ロッド92近傍の箇
所に設けた軸95aにLの短辺に相当する部分を取り付け
ている。そして、回動片203,203を、左右のLの長辺を
連結する連結板209を設けて軸95aの回りに一体に回動で
きるようにする一方、上記ねじりばね104によって第4
図において右回りに常に付勢している。また上記キャリ
ア側上部連結部材61とキャリア側下部連結部材91とが上
下に当接して、クレビス63が連結板209を下方を押圧し
て連結ロッド92の上面に押止したとき、回動片203回動
自在のロック片205に全く接触しないようにしている。
したがって、ロック片205は軸95bの回りに回動する状態
となり、クレビス95の凹部は開放された状態、すなわち
連結が解除された状態となる。一方、上記キャリア側上
部連結部材61とキャリア側下部連結部材91とが上下に離
間して、クレビス63が連結板209から離れたとき、回動
片203,203は、ねじりばね204によって付勢さて右回りに
回転して連結ロッド92の側面に当接して、係止されるよ
うにしている。このときロッド片205は、第4図におい
て右回りの回転が許容されるが、上部に上記回動片203
が当接することによって左回りの回転が阻止された状
態、すなわち連結された状態となる。
このキャリア側下部連結部材91は、コラム55,55の後面
にブラケット94によって固定した油圧シリンダ96のピス
トンロッド(下向きの)96aの下端に取り付けている。
また、側板97,97の内側には摺動部材99,99を設けてお
り、したがって、キャリア側下部連結部材91は、油圧シ
リンダ96のピストンロッド96aを伸縮させることによっ
て、コラム55に沿って上下に移動することができる。
にブラケット94によって固定した油圧シリンダ96のピス
トンロッド(下向きの)96aの下端に取り付けている。
また、側板97,97の内側には摺動部材99,99を設けてお
り、したがって、キャリア側下部連結部材91は、油圧シ
リンダ96のピストンロッド96aを伸縮させることによっ
て、コラム55に沿って上下に移動することができる。
上記キャリア45にコンテナ1を積み込む場合、次のよう
にして行なう。
にして行なう。
いま、キャリア45およびコンテナ1は第8図(a)に示
す状態にあり、コンテナ側下部連結部材16は上昇位置に
あり、支持部材3は後部コラム5内に没入した状態にあ
る。また、油圧シリンダ71,71のピストンロッドは収縮
した状態、油圧シリンダ96のピストンロッド96aは伸張
した状態にあり、キャリア側上部連結部材61およびキャ
リア側下部連結部材91はコラム装置51において最下点で
上下に当接し、クレビス63,95はそれぞれ連結が解除さ
れた状態にあるものとする。この状態でキャリア側上部
連結部材61のクレビス63の凹部にコンテナ側上部連結部
材11を嵌合する。クレビス63は連結ピン65が外れた状態
にあるので、容易に嵌合することができる。また、キャ
リア側下部連結部材91のクレビス95の凹部にコンテナ側
下部連結部材16の係合部材17を嵌合する。キャリア側下
部連結部材91のロック片205は単に自重で吊り下げられ
た回動自在の状態となっているので、上部連結部材61,1
1と同様に容易に嵌合することができる。次に油圧シリ
ンダ71,71のピストンロッド71a,71aを伸張させて、スプ
ロケット82,86等と共にキャリア側上部連結部材61をチ
ェーン84で引き上げて上昇させる。一方、油圧シリンダ
96のピストンロッド96aを伸張させて、キャリア側下部
連結部材91はコラム55の下降位置に静止したままにして
いる。そして、キャリア側上部連結部材61が上昇してキ
ャリア側下部連結部材91と離間することによって、上記
クレビス63は連結ピン65によって自動的に塞がれ、また
同時に、クレビス95はロック片105によって自動的に塞
がれる。すなわち、キャリア側上部連結部材61とコンテ
ナ側上部連結部材11、キャリア側下部連結部材91とコン
テナ側下部連結部材16はそれぞれ自動的に連結された状
態となる。そして、コンテナ1の前部はキャリア側上部
連結部材61によってコンテナ側上部連結部材11を介して
持ち上げられて、それと同時にコンテナ1の後部は支持
部材3によって、次のように持ち上げられる。すなわ
ち、静止したままのキャリア側下部連結部材91によって
コンテナ側下部連結部材16は地面に対して静止している
ため、第8図(b)に示すように、コンテナ側下部連結
部材16はコンテナ本体2が上昇すると、コンテナ本体2
に対して相対的に下降し、その動きがチェーン21とチェ
ーン40によって支持部材3に伝えられて支持部材3が下
方に突出し、コンテナ1の後部を上昇させる。すなわ
ち、コンテナ1の前部はコンテナ側上部連結部材11によ
って引き上げられ、後部は支持部材3によって持ち上げ
れ、かつ、その動きが同調するため、コンテナ1は水平
方向に上昇する。そして、コンテナ1の本体2下部に設
けた主桁32がキャリア45のサブフレーム47のレベルと略
同一レベルになると、油圧シリンダ71,71の作動を停止
して上昇運動を停止させる。次に、キャリア45のブレー
キを解除し、トランスミッションをニュートラルにした
状態で、コラム装置51上の油圧モータ59を駆動してコラ
ム装置51をシャーシフレーム47に対して相対的に前方へ
移動させる。このとき、コンテナ1の後部は支持部材3
の下端接地部材7によって支持された地面に対して水平
方向に移動しないため、第8図(c)に示すように、キ
ャリア45側がチェーン58によって後方へ引っ張られて移
動する。このとき、第1図に示すように、コンテナ本体
2の左右両端部のみに配置したチェーン21,40は、常に
キャリア45の左右両端より外側をコンテナ本体2と共に
前進する。このとき、第8図(d)に示すように、前後
寸法の長いコンテナ1のチェーン21,40はキャリア45の
後端と交差せず、コンテナに搭載することができる。
す状態にあり、コンテナ側下部連結部材16は上昇位置に
あり、支持部材3は後部コラム5内に没入した状態にあ
る。また、油圧シリンダ71,71のピストンロッドは収縮
した状態、油圧シリンダ96のピストンロッド96aは伸張
した状態にあり、キャリア側上部連結部材61およびキャ
リア側下部連結部材91はコラム装置51において最下点で
上下に当接し、クレビス63,95はそれぞれ連結が解除さ
れた状態にあるものとする。この状態でキャリア側上部
連結部材61のクレビス63の凹部にコンテナ側上部連結部
材11を嵌合する。クレビス63は連結ピン65が外れた状態
にあるので、容易に嵌合することができる。また、キャ
リア側下部連結部材91のクレビス95の凹部にコンテナ側
下部連結部材16の係合部材17を嵌合する。キャリア側下
部連結部材91のロック片205は単に自重で吊り下げられ
た回動自在の状態となっているので、上部連結部材61,1
1と同様に容易に嵌合することができる。次に油圧シリ
ンダ71,71のピストンロッド71a,71aを伸張させて、スプ
ロケット82,86等と共にキャリア側上部連結部材61をチ
ェーン84で引き上げて上昇させる。一方、油圧シリンダ
96のピストンロッド96aを伸張させて、キャリア側下部
連結部材91はコラム55の下降位置に静止したままにして
いる。そして、キャリア側上部連結部材61が上昇してキ
ャリア側下部連結部材91と離間することによって、上記
クレビス63は連結ピン65によって自動的に塞がれ、また
同時に、クレビス95はロック片105によって自動的に塞
がれる。すなわち、キャリア側上部連結部材61とコンテ
ナ側上部連結部材11、キャリア側下部連結部材91とコン
テナ側下部連結部材16はそれぞれ自動的に連結された状
態となる。そして、コンテナ1の前部はキャリア側上部
連結部材61によってコンテナ側上部連結部材11を介して
持ち上げられて、それと同時にコンテナ1の後部は支持
部材3によって、次のように持ち上げられる。すなわ
ち、静止したままのキャリア側下部連結部材91によって
コンテナ側下部連結部材16は地面に対して静止している
ため、第8図(b)に示すように、コンテナ側下部連結
部材16はコンテナ本体2が上昇すると、コンテナ本体2
に対して相対的に下降し、その動きがチェーン21とチェ
ーン40によって支持部材3に伝えられて支持部材3が下
方に突出し、コンテナ1の後部を上昇させる。すなわ
ち、コンテナ1の前部はコンテナ側上部連結部材11によ
って引き上げられ、後部は支持部材3によって持ち上げ
れ、かつ、その動きが同調するため、コンテナ1は水平
方向に上昇する。そして、コンテナ1の本体2下部に設
けた主桁32がキャリア45のサブフレーム47のレベルと略
同一レベルになると、油圧シリンダ71,71の作動を停止
して上昇運動を停止させる。次に、キャリア45のブレー
キを解除し、トランスミッションをニュートラルにした
状態で、コラム装置51上の油圧モータ59を駆動してコラ
ム装置51をシャーシフレーム47に対して相対的に前方へ
移動させる。このとき、コンテナ1の後部は支持部材3
の下端接地部材7によって支持された地面に対して水平
方向に移動しないため、第8図(c)に示すように、キ
ャリア45側がチェーン58によって後方へ引っ張られて移
動する。このとき、第1図に示すように、コンテナ本体
2の左右両端部のみに配置したチェーン21,40は、常に
キャリア45の左右両端より外側をコンテナ本体2と共に
前進する。このとき、第8図(d)に示すように、前後
寸法の長いコンテナ1のチェーン21,40はキャリア45の
後端と交差せず、コンテナに搭載することができる。
また、上記したようにコンテナ1をキャリア45に積み込
むときにチェーン21,40および支持部材3がキャリア45
後端の左右両端よりも外側に位置しているので、第7図
に示すように、コンテナ1の前後寸法が短くコンテナ1
の後端をキャリア45の後端を越えて所定の位置まで前進
させる場合においてもコンテナ1をキャリア45の奥まで
前進させて積載することができる。そして、キャリア45
の水平移動が完了した後、コンテナ1をキャリア45に乗
せた状態で、油圧シリンダ96のピストンロッド96aを収
縮させてキャリア側下部連結部材91を上昇させる。そし
て、第8図(d)に示すように、このキャリア側下部連
結部材91に連結したコンテナ側下部連結部材16を上昇さ
せて、チェーン21,40によって支持部材3を地上から引
き上げる。左右一対の支持部材3は、軸8によって連結
しているので、同調して円滑に引き上げることができ
る。なお、コンテナ1をキャリア45から降ろす際は、上
に述べたのと全く逆の手順で行なうようにする。
むときにチェーン21,40および支持部材3がキャリア45
後端の左右両端よりも外側に位置しているので、第7図
に示すように、コンテナ1の前後寸法が短くコンテナ1
の後端をキャリア45の後端を越えて所定の位置まで前進
させる場合においてもコンテナ1をキャリア45の奥まで
前進させて積載することができる。そして、キャリア45
の水平移動が完了した後、コンテナ1をキャリア45に乗
せた状態で、油圧シリンダ96のピストンロッド96aを収
縮させてキャリア側下部連結部材91を上昇させる。そし
て、第8図(d)に示すように、このキャリア側下部連
結部材91に連結したコンテナ側下部連結部材16を上昇さ
せて、チェーン21,40によって支持部材3を地上から引
き上げる。左右一対の支持部材3は、軸8によって連結
しているので、同調して円滑に引き上げることができ
る。なお、コンテナ1をキャリア45から降ろす際は、上
に述べたのと全く逆の手順で行なうようにする。
このように、このコンテナ荷役車両は水平な姿勢を維持
したまま、コンテナ1をキャリア45に積み降ろしするこ
とができる。しかも、キャリア側上部連結部材61とコン
テナ側上部連結部材11、キャリア側下部連結部材91とコ
ンテナ側下部連結部材16を積み降ろしの動作に合わせて
自動的に連結または解除することができる。さらに、上
記積み込みの際に、キャリア45は、トランスミッション
をニュートラルにした状態でコラム装置51の油圧モータ
59を駆動させることによって、チェーン58を介して後方
へ引っ張られるようにしているので、移動の速さを制御
して遅くするのが容易になる。移動の速さを遅くするこ
とによって、キャリア45とコンテナ1とが衝突して破損
したりするのを防止することができる。
したまま、コンテナ1をキャリア45に積み降ろしするこ
とができる。しかも、キャリア側上部連結部材61とコン
テナ側上部連結部材11、キャリア側下部連結部材91とコ
ンテナ側下部連結部材16を積み降ろしの動作に合わせて
自動的に連結または解除することができる。さらに、上
記積み込みの際に、キャリア45は、トランスミッション
をニュートラルにした状態でコラム装置51の油圧モータ
59を駆動させることによって、チェーン58を介して後方
へ引っ張られるようにしているので、移動の速さを制御
して遅くするのが容易になる。移動の速さを遅くするこ
とによって、キャリア45とコンテナ1とが衝突して破損
したりするのを防止することができる。
また、シャーシフレーム46上に敷いたサブフレーム47,4
7間に、1本のチェーン58を通してコラム装置51を前後
方向に移動できるようにしているので、サブフレーム4
7,47の溝幅は、チェーン58を通せるだけの最低限の幅と
すれば良く、したがってキャリア45の全高を低くするこ
とができる。
7間に、1本のチェーン58を通してコラム装置51を前後
方向に移動できるようにしているので、サブフレーム4
7,47の溝幅は、チェーン58を通せるだけの最低限の幅と
すれば良く、したがってキャリア45の全高を低くするこ
とができる。
また、コラム装置51を前後方向に移動させる油圧モータ
59と、キャリア側上部連結部材61を上下方向に移動させ
る油圧シリンダ71,71と、キャリア側下部連結部材91を
上下方向に移動させる油圧シリンダ96,96とを共にコラ
ム装置51上に設けているので、油圧ポンプ側からの配管
を1系統にまとめることができる。
59と、キャリア側上部連結部材61を上下方向に移動させ
る油圧シリンダ71,71と、キャリア側下部連結部材91を
上下方向に移動させる油圧シリンダ96,96とを共にコラ
ム装置51上に設けているので、油圧ポンプ側からの配管
を1系統にまとめることができる。
また、左右一対の支持部材3,3を連結する軸8を設けて
いるので、支持部材3,3を同調させて円滑に昇降でき
る。
いるので、支持部材3,3を同調させて円滑に昇降でき
る。
また、コンテナ1のチェーン21,40は、コンテナ本体2
の左右両端部のみに配置してあり、チェーン21,40と支
持部材3がキャリア45後端の左右両端より外側に位置し
ているので、コンテナ1の後端がキャリア45の後端を越
えて前進でき、コンテナ1の前後寸法が短い場合でもコ
ンテナ1をキャリア45の所定の位置まで前進させて定位
置に積載することができる。したがって、安定した状態
でキャリアを運転することができる。
の左右両端部のみに配置してあり、チェーン21,40と支
持部材3がキャリア45後端の左右両端より外側に位置し
ているので、コンテナ1の後端がキャリア45の後端を越
えて前進でき、コンテナ1の前後寸法が短い場合でもコ
ンテナ1をキャリア45の所定の位置まで前進させて定位
置に積載することができる。したがって、安定した状態
でキャリアを運転することができる。
なお、この実施例は、コンテナ側下部連結部材16にコン
テナ左右方向に延びる連動部材35を設け、連動部材35の
左右両端にチェーン40を連結することにより、チェー40
をコンテナ本体2の左右両端に配置するようにしたが、
チェーン40をコンテナ本体2の左右両端に配置する方法
はこれに限られるものではない。すなわち、チェーン21
と同様にコンテナ1の前部ビーム14前面に一対のスプロ
ケットを設けてチェーン41をコンテナ側下部連結部材16
より上方から水平,水平方向から下方へと屈曲させて、
コンテナ本体2の両端に配置するようにしてもよい。
テナ左右方向に延びる連動部材35を設け、連動部材35の
左右両端にチェーン40を連結することにより、チェー40
をコンテナ本体2の左右両端に配置するようにしたが、
チェーン40をコンテナ本体2の左右両端に配置する方法
はこれに限られるものではない。すなわち、チェーン21
と同様にコンテナ1の前部ビーム14前面に一対のスプロ
ケットを設けてチェーン41をコンテナ側下部連結部材16
より上方から水平,水平方向から下方へと屈曲させて、
コンテナ本体2の両端に配置するようにしてもよい。
<発明の効果> 以上より明らかなように、この発明のコンテナは、水平
な姿勢を維持したままキャリアに積み降ろしを行なうこ
とができ、また、この発明のコンテナは、コンテナの下
部連結部材の移動をコンテナ本体の後部の支持部材に伝
えて、支持部材を昇降させる伝達手段がコンテナ本体の
左右両端部のみに配置されており、上記伝達手段,支持
部材がキャリア後端の左右両端より外側に位置している
ものである。
な姿勢を維持したままキャリアに積み降ろしを行なうこ
とができ、また、この発明のコンテナは、コンテナの下
部連結部材の移動をコンテナ本体の後部の支持部材に伝
えて、支持部材を昇降させる伝達手段がコンテナ本体の
左右両端部のみに配置されており、上記伝達手段,支持
部材がキャリア後端の左右両端より外側に位置している
ものである。
したがって、この発明のコンテナによれば、コンテナ前
後寸法が短く、コンテナ後端をキャリア後端を越えて前
進させないとコンテナをキャリアの所定の位置に積載で
きない場合でも、上記コンテナの伝達手段と支持部材
は、キャリア後端に交差するようなことはない。したが
って、コンテナをキャリアの奥に積載でき、安定した状
態でキャリアを運転することができる。しかも、上記伝
達手段がコンテナ本体の左右両端部のみに配置してある
ことで、伝達手段の保守,点検が容易になる。
後寸法が短く、コンテナ後端をキャリア後端を越えて前
進させないとコンテナをキャリアの所定の位置に積載で
きない場合でも、上記コンテナの伝達手段と支持部材
は、キャリア後端に交差するようなことはない。したが
って、コンテナをキャリアの奥に積載でき、安定した状
態でキャリアを運転することができる。しかも、上記伝
達手段がコンテナ本体の左右両端部のみに配置してある
ことで、伝達手段の保守,点検が容易になる。
第1図はこの発明の一実施例のコンテナを斜め前方から
見たところを示す図、第2図は上記コンテナの後部支持
部材を伸張させた状態を示す図、第3図は一実施例のキ
ャリアを斜め後方から見たところを示す図、第4図,第
5図,第6図はそれぞれ上記コンテナ荷役車両のコラム
装置を側方,後方,前方から見たところを示す図、第7
図,第8図(a)乃至(d)は上記キャリアに上記コン
テナを積み込む動作を説明する図、第9図は従来のコン
テナを斜め前方から見たところを示す図である。 1,101……コンテナ、2,102……コンテナ本体、7……接
地部材、 8……軸、3,103……支持部材、11,104……コンテナ側
上部連結部材、 16,105……コンテナ側下部連結部材、17……係合部材、 21,40,58,84,85,106,107……チェーン、 23,24,25,26,42,43,54,56,57,82,86……スプロケット、 35……連動部材、45……キャリア、46……シャーシフレ
ーム、 47……サブフレーム、51……コラム装置、59……油圧モ
ータ、 61……キャリア側上部連結部材、63,95……クレビス、6
5……連結ピン、 69……作動ピン、71,96……油圧シリンダ、71a,96a……
ピストンロッド、 91……キャリア側下部連結部材、203……回動片、204…
…ねじりばね、 205……ロック片、209……連結板。
見たところを示す図、第2図は上記コンテナの後部支持
部材を伸張させた状態を示す図、第3図は一実施例のキ
ャリアを斜め後方から見たところを示す図、第4図,第
5図,第6図はそれぞれ上記コンテナ荷役車両のコラム
装置を側方,後方,前方から見たところを示す図、第7
図,第8図(a)乃至(d)は上記キャリアに上記コン
テナを積み込む動作を説明する図、第9図は従来のコン
テナを斜め前方から見たところを示す図である。 1,101……コンテナ、2,102……コンテナ本体、7……接
地部材、 8……軸、3,103……支持部材、11,104……コンテナ側
上部連結部材、 16,105……コンテナ側下部連結部材、17……係合部材、 21,40,58,84,85,106,107……チェーン、 23,24,25,26,42,43,54,56,57,82,86……スプロケット、 35……連動部材、45……キャリア、46……シャーシフレ
ーム、 47……サブフレーム、51……コラム装置、59……油圧モ
ータ、 61……キャリア側上部連結部材、63,95……クレビス、6
5……連結ピン、 69……作動ピン、71,96……油圧シリンダ、71a,96a……
ピストンロッド、 91……キャリア側下部連結部材、203……回動片、204…
…ねじりばね、 205……ロック片、209……連結板。
Claims (1)
- 【請求項1】コンテナ本体の後部に設けられ、昇降自在
な支持部材と、上記コンテナ本体の前部に固着され、キ
ャリアと脱着可能に結合される上部連結部材と、上記コ
ンテナ本体の前部に上下移動可能に設けられ、キャリア
と脱着可能に結合される下部連結部材と、上記下部連結
部材の移動を上記支持部材に伝えて、上記支持部材を昇
降させる伝達手段とを備えて、上記下部連結部材を一定
高さに保持して、上記上部連結部材を持ち上げた場合
に、コンテナ本体を略水平に上昇させ得るコンテナであ
って、 上記伝達手段は、上記コンテナ本体の左右両端部のみに
配置されており、上記伝達手段,上記支持部材がキャリ
ア後端の左右両側より外側に位置していることを特徴と
するコンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3908190A JPH0794215B2 (ja) | 1990-02-19 | 1990-02-19 | コンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3908190A JPH0794215B2 (ja) | 1990-02-19 | 1990-02-19 | コンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03243434A JPH03243434A (ja) | 1991-10-30 |
JPH0794215B2 true JPH0794215B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=12543150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3908190A Expired - Lifetime JPH0794215B2 (ja) | 1990-02-19 | 1990-02-19 | コンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0794215B2 (ja) |
-
1990
- 1990-02-19 JP JP3908190A patent/JPH0794215B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03243434A (ja) | 1991-10-30 |
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