JP6827398B2 - 電動作業車 - Google Patents

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Description

本発明は、車体に搭載されたバッテリからの給電により走行する電動作業車に関する。
特許文献1による電動作業機は、作業部を駆動する作業部モータと、走行車輪を回転させる走行モータと、作業部モータと走行モータに電力を供給するバッテリとを備えている。車体の後部にはバッテリを連結するための車体側連結部が設けられ、バッテリには車体側連結部に連結するバッテリ側連結部が設けられている。バッテリを車体の後部に搭載する際のバッテリの移動を容易にするために、バッテリには、車輪が取り付けられている。車体に移載されたバッテリは、制御部と接続する必要があるが、この特許文献1にはその接続方法は開示されていないが、一般には、電気ケーブルを介して接続される。その際、電気ケーブル側のコネクタとバッテリ側のコネクタとの連結を容易にする場合、どちらか一方のコネクタまたは両方のコネクタの自由度を高めておけば、連結後にコネクタに揺れなどが生じると、他の部材と干渉する恐れがある。逆に、両方のコネクタの自由度をなくすと、バッテリのバッテリ側連結部を車体側連結部に連結すると同時にコネクタ同士の連結も完了しなくてはならず、高価な精密案内機構が必要となる。
特開2013−115号公報
上記実情に鑑みて、車体側のコネクタとバッテリ側のコネクタの自由度が低いにも関わらず、簡単かつ確実にコネクタの接続とバッテリの車体への固定とが可能な電動作業車が要望されている。
本発明による電動作業車は、車体に搭載されたバッテリからの給電により走行するものであり、前記バッテリを収納するために前記車体に設けられたバッテリ収納部と、前記車体側に設けられた第1コネクタと前記バッテリ側に設けられた第2コネクタとを有する給電カップラと、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが向き合う装着前姿勢から前記第1コネクタと前記第2コネクタとが結合する装着姿勢に移行するように前記バッテリ及び前記第2コネクタを移動させる操作具とを備え
前記操作具は、前記車体に固定されたブラケットと、前記ブラケットに形成された第1横軸心周りで第1揺動位置と第2揺動位置との間を揺動可能な操作レバーと、前記操作レバーに形成された第2横軸心周りに揺動可能に前記操作レバーと連結された連結体とを備え、前記連結体の自由端には前記装着前姿勢において前記バッテリに形成された被係止部に係止可能な係止部が形成され、前記係止部と前記被係止部との係止状態における前記操作レバーの前記第1揺動位置から前記第2揺動位置への揺動により、前記第2横軸心が前記第1コネクタの装着方向に移動して、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが結合する
この構成では、バッテリから車体への給電接続のための給電カップラは、車体側の第1コネクタとバッテリ側の第2コネクタとからなる。この第1コネクタと第2コネクタとが結合することによりバッテリから車体への給電接続が確立する。この給電接続の最初の段階では、第1コネクタと第2コネクタとが向き合う装着前姿勢までバッテリが移動させられる。その際、第1コネクタと第2コネクタとが向き合うだけでよいので、第1コネクタと第2コネクタとの位置合わせにおいてある程度の誤差が許される。つまり、あまり高い精度が要求されない装着前姿勢までの第2コネクタおよびバッテリの移動の後に、次の段階として、操作具を用いた操作により、装着前姿勢からバッテリ及び第2コネクタが装着姿勢まで移動させられて第1コネクタと第2コネクタとが結合する。装着前姿勢と装着姿勢との間の距離は短いので、簡単な操作具でも、高い精度で、第1コネクタと第2コネクタとを装着前姿勢から装着姿勢に移行させることが容易となる。また、第1コネクタのハウジングまたは第2コネクタのハウジングを入れ子式の案内機構として利用できる場合は、操作具に要求される位置精度を低くすることができる。
本発明の好適な実施形態の1つでは、前記操作具は、前記車体に固定されたブラケットと、前記ブラケットに形成された第1横軸心周りで第1揺動位置と第2揺動位置との間を揺動可能な操作レバーと、前記操作レバーに形成された第2横軸心周りに揺動可能に前記操作レバーと連結された連結体とを備え、前記連結体の自由端には前記装着前姿勢において前記バッテリに形成された被係止部に係止可能な係止部が形成されている。前記係止部と前記被係止部との係止状態における前記操作レバーの前記第1揺動位置から前記第2揺動位置への揺動により、前記第2横軸心が前記第1コネクタの装着方向に移動して、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが結合する。装着前姿勢から装着姿勢への移行手順は以下の通りである。最初に、バッテリがバッテリ収納部に入り込んで、第1コネクタと第2コネクタとの位置関係が装着前姿勢となるまで移動する。これにより、連結体を揺動させることで連結体の係止部をバッテリの被係止部に係止させることが可能となる。係止部を被係止部に係止させることで、バッテリとブラケットとが連結体によって連結状態となる。操作レバーに対する連結体の取付関係は、バッテリとブラケットとの連結状態において操作レバーが第1揺動位置から第2揺動位置へ揺動した場合、第2横軸心が装着方向に変位するように設定されている。したがって、操作レバーの第1揺動位置から第2揺動位置への揺動により、第1コネクタと第2コネクタとの間の距離が縮まり、最終的に第1コネクタと第2コネクタとの位置関係が装着姿勢となる。つまり、装着前姿勢において連結体によってバッテリとブラケットとを連結し、その連結状態で操作レバーを揺動させることで、第1コネクタと第2コネクタとが結合する。
さらに、好適な実施形態では、前記第1コネクタは前記車体に対して移動可能であり、前記操作レバーの前記第1揺動位置から前記第2揺動位置への揺動により、前記第1コネクタが前記第2コネクタの方に移動するように、前記第1コネクタは前記操作レバーと連結されている。連結体の連結状態において操作レバーの第1揺動位置から第2揺動位置への揺動により、第1コネクタと第2コネクタとの間の距離が縮まるので、第1コネクタが車体に対して移動可能であれば、操作レバーの揺動により第1コネクタと第2コネクタの両者が互いに接近する。これにより、第1コネクタと第2コネクタとの結合、つまり装着姿勢への移行がよりスムーズとなる。
その際、係止状態における連結体が、操作レバーを第2揺動位置に保持する保持機構として機能すると好都合である。これは、例えば、操作レバーを第2揺動位置から第1揺動位置への揺動に対抗するような揺動力が連結体の弾性力によって生じるように、第1横軸心と第2横軸芯との位置関係を設定することで実現する。
さらに、好適な実施形態では、前記連結体は2つの縦片と当該縦片とつながっている横片とからなるC字状部材であり、前記係止部はC字状部材の横片の両端に形成されており、2つの前記係止部のそれぞれと係止する前記被係止部は、前記第2コネクタを挟むように位置している。この構成では、係止部が連結体の両端に形成されることとから、連結体とバッテリとの係止がより強固となる。また、連結体をC字状に形成することで、連結体の剛性も向上する。さらに、2つの係止部と係止する2つの被係止部の間に第2コネクタが配置されることにより、2つの被係止部を作用点とするバッテリ(結果的には第2コネクタ)の装着前姿勢から装着姿勢への移動において、スムーズに力が伝達され、連結体のねじれが抑制される。
本発明の好適な実施形態の1つでは、前記バッテリの前記装着姿勢を超える移動を阻止するストッパが設けられ、前記ストッパによる移動阻止と、前記操作具による前記バッテリに対する前記装着前姿勢から前記装着姿勢への付勢とにより、前記バッテリが前記バッテリ収納部で固定される。この構成では、操作具によってバッテリとともに第1コネクタが装着方向に沿って装着姿勢となるように移動する際に、装着姿勢を超えるバッテリの移動はストッパによって阻止される。その際、操作具を装着姿勢で保持しておくことで、バッテリはストッパに当接した状態でロックされる。つまり、この構成では、操作具は、ストッパと協働してバッテリのロック機構としても機能する。
本発明の好適な実施形態の1つでは、前記バッテリはキャリアに収納されており、前記キャリアを前記車体の外部から前記バッテリ収納部に案内する案内機構が、前記バッテリ収納部の両側面に取り付けられたガイドレールと、前記ガイドレールに案内されるように前記キャリアの両側面に取り付けられたガイドローラとからなる。この構成では、バッテリは、キャリアによって保護されるので、着脱作業時にバッテリを損傷させる可能性が低くなる。また、案内機構によって、キャリアを第1コネクタと第2コネクタとの装着前姿勢まで移動させるのが容易となる。
電動作業車の一例である電動草刈機の全体側面図である。 電動草刈機の全体平面図である。 バッテリ収納部付近の斜視図である。 バッテリをキャリアに取り付ける状態を示すバッテリ及びキャリアの全体斜視図である。 バッテリをキャリアに取り付けた状態でのバッテリ及びキャリアの全体斜視図である。 バッテリを収納したキャリアを車体のバッテリ収納部に装着する過程を示す側面図である。 バッテリを収納したキャリアを車体のバッテリ収納部に装着する過程を示す側面図である。 バッテリを収納したキャリアを車体のバッテリ収納部に装着する過程を示す側面図である。 第1コネクタと第2コネクタとが向き合う装着前姿勢におけるバッテリと操作具とを示す側面図である。 第1コネクタと第2コネクタとが結合する装着姿勢におけるバッテリと操作具とを示す側面図である。 連結体の係止部が被係止部付近に位置し、操作レバーが第1揺動位置である操作具を示す側面図である。 連結体の係止部が被係止部に係止し、操作レバーが第1揺動位置と第2揺動位置との間である操作具を示す側面図である。 連結体の係止部が被係止部に係止し、操作レバーが第2揺動位置である操作具を示す側面図である。
なお、本明細書では、特に断りがない限り、「前」は車体前後方向(走行方向)に関して前方を意味し、「後」は車体前後方向(走行方向)に関して後方を意味する。また、左右方向または横方向は、車体前後方向に直交する車体横断方向(車体幅方向)を意味する。「上」または「下」は、車体の鉛直方向(垂直方向)での位置関係であり、地上高さにおける関係を示す。
次に、本発明による作業車の実施形態の1つを説明する。ここでは、作業車は、電動動草刈機である。図1及び図2に示すように、この電動草刈機は、車体1の前部に支持された右及び左の前輪11、車体1の後部に支持された右及び左の後輪12、車体1の下部で前輪11及び後輪12の間に支持されたモーアユニット3、車体1の後部で右及び左の後輪12の間に支持されたバッテリ収納部4、車体1の上部に支持された運転座席13及びロプスフレーム14等を備えている。
車体1は前後方向に延びている右及び左の長手ビームと、この長手ビームを連結するクロスビームとからなるフレーム10を含む。運転座席13はフレーム10に支持され、ロプスフレーム14の下部はフレームに連結されている。
前輪11は、キャスタータイプ車輪であり、後輪12は駆動輪である。フレーム10の後部に右及び左の走行モータ15及び減速機構16が配置されている。走行モータ15の動力が減速機構16を介して後輪12に伝達される。右及び左の後輪12は独立的に駆動される。
運転座席13の両側にそれぞれ変速レバー17が配置されている。右の変速レバー17を中立位置に操作するとり右の走行モータ15が停止状態となる。右の変速レバー17を前進側に操作すると、右の走行モータ15が前進側に回転し、右の変速レバー17を後進側に操作すると、右の走行モータ15が後進側に回転する。同様に、左の変速レバー17を中立位置、前進側及び後進側に操作すると、左の走行モータ15が前述と同様に動作する。右及び左の変速レバー17を操作することにより、右及び左の後輪12を互いに独立に前進側及び後進側に駆動することによって、前進及び後進、右及び左旋回を行うことができる。
モーアユニット3は、モーアデッキ30と、モーアデッキ30の内部に縦軸芯周りに回転自在に支持された刈刃31とを備えており、刈刃モータ32により刈刃31が回転駆動される。モーアデッキ30は、リンク機構33により昇降自在にフレーム10から吊り下げられている。
走行モータ15や刈刃モータ32に給電するバッテリ6が車体1の後部で、右及び左の後輪12の間に形成されたバッテリ収納部4に収納されている。この実施形態では、バッテリ6は、台車状のキャリア5に外囲され、キャリア5ともに移動する。したがって、バッテリ収納部4は、実質的にはキャリア収容部として機能している。バッテリ収納部4の上方は、横軸心周りで揺動する後部カバー18によって覆われている。
図3に示すように、バッテリ収納部4は、フレーム10の後部に、右及び左の側壁41が固定されており、右及び左の側壁41の前端が前壁42と連結され、右及び左の側壁41の下端と前壁42の下端とが水平な床板43と連結されている。
右及び左の側壁41には、バッテリ6を内蔵したキャリア5を外からバッテリ収納部に案内する案内機構として、前後方向に沿った右及び左のガイドレール44が固定されている。ガイドレール44はチャンネル状の断面を有する形材であり、ガイドレール44の後端よりやや後方に、右及び左の補助ローラ45が回転自在に取り付けられている。ガイドレール44の前端付近で、チャンネル内部にバネやゴムなどの弾性体によるストッパ47が設けられている。
フレーム10に固定されたバッテリ収納部4の前壁42の上端には水平面42aが形成されており、この水平面42aに、バッテリ6から電力を車体に送る給電線に介装された給電カップラ7の車体側コネクタを構成する第1コネクタユニット7Aが配置されている。第1コネクタユニット7Aは、水平面42aに固定されたブラケット71と、前後方向でスライド可能にブラケット71に支持されている第1コネクタ72とを有する。後で詳説するが、このブラケット71には、給電カップラ7のコネクタ脱着を行う操作具8が取り付けられている。
次に、図4と図5とを用いて、キャリア5について説明する。キャリア5は、パイプや板材によって、前面50と下面51と右及び左の側面52と後面53とによって規定された空間を作り出しており、その空間にバッテリ6が収容される。下面51の前部の右部及び左部に、シュー54が下向きに取り付けられている。側面52の後部には、ブラケットを介して移動用の右及び左の大径輪55が回転自在に設けられている。シュー54と大径輪55とによってキャリア5は自立することができ、シュー54を浮かせることで、キャリア5は、大径輪55によりスムーズに移動できる。側面52の前部に右及び左のガイドローラ56が回転自在に取り付けられている。さらにガイドローラ56の後方から前後方向に沿って延びる右及び左のガイドロッド57が左右の側面52に設けられている。
図4から明らかなように、キャリア5の前面50は、バッテリ6のキャリア5内への搬入出のためのゲートとして用いられる。図5に示すように、キャリア5内に搬入されたバッテリ6を固定するために板状の固定具58が用意されており、固定具58をキャリア5の前面50に取り付けることにより、このゲートが遮断され、バッテリ6がキャリア5内に固定される。
バッテリ6は、立方体形状のケース60に、多数のリチウムイオン型式のバッテリセルを内蔵させた形態である。バッテリ6の前部の上部に給電カップラ7のバッテリ側コネクタを構成する第2コネクタユニット7Bが設けられている。第2コネクタユニット7Bは、ケース60に取り付けられた固定ブラケット73とこの固定ブラケット73によってケース60に固定されている第2コネクタ74を有する。第2コネクタ74を第1コネクタ72に装着することにより、給電カップラ7のカップリングが実現し、バッテリ6から電力が車体に送られる。
バッテリ6を載置したキャリア5を、バッテリ収納部4に積み込む過程が、図6から図9に示されている。図6は、積み込み開始前の状態であり、車体1の後方にキャリア5が位置している。後部カバー18が上方に揺動され、バッテリ収納部4の後方及び上方が開放される。図7に示すように、キャリア5をバッテリ収納部4に近づけ、バッテリ収納部4の補助ローラ45にキャリア5のガイドロッド57を乗せるとともに、シュー54が床板43に乗り上がるように、キャリア5を傾斜させた状態で移動させる。
図8に示すように、キャリア5を水平姿勢に戻しながら前進させ、キャリア5のガイドローラ56を、バッテリ収納部4のガイドレール44内に進入させる。ガイドレール44とガイドローラ56、及び、補助ローラ45とガイドロッド57とによる転がり支持により、キャリア5は水平姿勢でスムーズに移動することができる。
図9に示すように、キャリア5の前進は、ガイドローラ56とストッパ47の接当によって制限される。ガイドローラ56がストッパ47に接当した際の、キャリア5とバッテリ収納部4との位置において、第1コネクタ72と第2コネクタ74とが向き合う装着前姿勢が実現するように、ストッパ47が位置決めされている。図10に示すように、この装着前姿勢から、さらに第1コネクタ72と第2コネクタ74とを近づけることにより、第1コネクタ72と第2コネクタ74とが結合する装着姿勢となる。この装着前姿勢から装着姿勢への移行のために、操作具8が用いられる。
次に、図3、図11、図12、図13を用いて、操作具8の構成とその作用を説明する。
操作具8は、車体1に固定されたブラケット71と、操作レバー81と、連結体82とを備えている。ブラケット71はチャンネル形状であり、その底面はバッテリ収納部4の前壁42の水平面42aに固定されている。ブラケット71の両側壁には、第1横軸心X1を有する第1孔81aが設けられている。操作レバー81は、板材から曲げ加工で製作されたU字状部材であり、その両端の間隔は、ブラケット71の横幅に略一致しており、ブラケット71を挟むようにして、第1横軸心X1周りで揺動可能に、枢支ピンを介してブラケット71に取り付けられている。連結体82は、ロッド材からリップ溝形鋼の断面形状のような曲げ加工により製作されているC字状部材である。これにより、連結体82は、2つの縦片82aと当該縦片82aとつながっている横片82bとを有する。操作レバー81には、第1孔81aよりさらに下端側に第2横軸心X2を有する第2孔81bが設けられている。連結体82の縦片82aの互いに向き合った両端部は、この第2孔81bに揺動可能に挿入され、これにより、連結体82は操作レバー81と連結される。
この実施形態では、ブラケット71は、第1コネクタ72を前後方向に摺動可能に保持している。さらに、操作レバー81の脚部の内面には横方向に延びるガイドピン81pが設けられており、第1コネクタ72のハウジングには、ガイドピン81pが挿入される縦溝孔72hが設けられている。これにより、操作レバー81の後方への揺動にともなって、第1コネクタ72は後方に移動する。
図3は、操作レバー81の第1揺動位置と、連結体82のホーム位置とを示しており、第1揺動位置の操作レバー81及びホーム位置の連結体82は、前方に倒れている。
図11、図12、図13には、第1コネクタ72と第2コネクタ74とが向き合う給電カップラ7の装着前姿勢から第1コネクタ72と第2コネクタ74とが結合する給電カップラ7の装着姿勢への移行が示されている。
図11は装着前姿勢を示している。この装着前姿勢では、第2コネクタ74は第1コネクタ72のハウジング内に入り込んでいるが、結合状態ではない。この装着前姿勢において、連結体82は、ホーム位置から作用位置まで後方に揺動している。バッテリ6のケース60に取り付けられた固定ブラケット73には、第2コネクタ74を挟み付けて保持する門型部材が含まれており、その両脚の上端付近に後から前に延びる切欠きが形成されている。連結体82の作用位置において、この切欠きを通じて連結体82と固定ブラケット73とが連結する。その際、切欠きは、連結体82の係止部82zと係止する被係止部73zとして機能する。係止部82zは、連結体82の自由端に形成され、ここでは、連結体82の横片82bの縦片82aに近い部分に形成されている。
図12は装着前姿勢と装着姿勢との中間姿勢を示している。第2横軸心X2と第1横軸心X1の位置関係は、操作レバー81の装着前姿勢から後方への揺動により、第2横軸心X2が第1横軸心X1より前方に変位するように設定されている。つまり、第2横軸心X2が第2コネクタ74の装着方向に移動する。したがって、この中間姿勢において、係止部82zが被係止部73zにしっかりと係止するとともに、第2コネクタ74はキャリア5とともに前方に移動している。この第2コネクタ74の前方への移動と、上述した第1コネクタ72の後方への移動とにより、第1コネクタ72と第2コネクタ74とは互いに接近する。その際、キャリア5のガイドローラ56がストッパ47を押し付け、ストッパ47を弾性変位させる。
図13は装着姿勢を示している。この装着姿勢への移行を通じて、さらに第1コネクタ72と第2コネクタ74とが接近し、最終的に第1コネクタ72と第2コネクタ74とが結合する。また、この装着姿勢では、キャリア5のガイドローラ56がストッパ47をさらに押し付けることになり、キャリア5は、弾性変位したストッパ47から後向きの付勢力を受ける。この付勢力と、連結体82の係止部82zと被係止部73zとの係止とにより、キャリア5はバッテリ収納部4にしっかりと固定される。
また、装着姿勢における第2横軸心X2と第1横軸心X1の位置関係は、連結体82の緊張状態により第2横軸心X2に生じる引っ張り力が操作レバー81を前方方向に揺動させる揺動力を作り出す。つまり、連結体82は、固定ブラケット73(第2コネクタ74)との係止状態(装着姿勢)において、操作レバー81を第2揺動位置に保持する保持機構として機能する。
装着姿勢から装着前姿勢への移行は、連結体82の固定ブラケット73との間の係止を外して、連結体82を前方に揺動し、その後、操作レバー81を第2揺動位置から第1揺動位置に戻す。これにより、第1コネクタ72が前方に移動し、第1コネクタ72と第2コネクタ74との結合が解除される。さらに、キャリア5は自由状態となるので、キャリア5はバッテリ収納部4から外部に移動可能となる。
なお、明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
〔別実施の形態〕
(1)上述した実施形態では、操作レバー81の第1揺動姿勢から第2揺動姿勢への揺動にともなって、第1コネクタ72も後方に移動したが、第1コネクタ72は車体側に固定されていてもよい。
(2)上述した実施形態では、バッテリ6はキャリア5に外囲されていたが、キャリア5を省略して、キャリア5に与えられていた機能、例えばガイドローラ56や大径輪55などをバッテリ6に備えるようにしてもよい。
(3)上述した実施形態では、操作レバー81及び連結体82は、車体側(第1コネクタ側)に設けられていたが、これに代えてバッテリ側(第2コネクタ側)に設けてもよい。
本発明は、着脱可能なバッテリを搭載した全ての電動作業車に適用可能である。
1 :車体
4 :バッテリ収納部
44 :ガイドレール
45 :補助ローラ
47 :ストッパ
5 :キャリア
56 :ガイドローラ
57 :ガイドロッド
58 :固定具
6 :バッテリ
60 :ケース
7 :給電カップラ
7A :第1コネクタユニット
7B :第2コネクタユニット
71 :ブラケット
72 :第1コネクタ
73 :固定ブラケット
73z :被係止部
74 :第2コネクタ
8 :操作具
81 :操作レバー
82 :連結体
82z :係止部
X1 :第1横軸心
X2 :第2横軸心

Claims (6)

  1. 車体に搭載されたバッテリからの給電により走行する電動作業車であって、
    前記バッテリを収納するために前記車体に設けられたバッテリ収納部と、
    前記車体側に設けられた第1コネクタと前記バッテリ側に設けられた第2コネクタとを有する給電カップラと、
    前記第1コネクタと前記第2コネクタとが向き合う装着前姿勢から前記第1コネクタと前記第2コネクタとが結合する装着姿勢に移行するように前記バッテリ及び前記第2コネクタを移動させる操作具と、を備え
    前記操作具は、前記車体に固定されたブラケットと、前記ブラケットに形成された第1横軸心周りで第1揺動位置と第2揺動位置との間を揺動可能な操作レバーと、前記操作レバーに形成された第2横軸心周りに揺動可能に前記操作レバーと連結された連結体とを備え、前記連結体の自由端には前記装着前姿勢において前記バッテリに形成された被係止部に係止可能な係止部が形成され、
    前記係止部と前記被係止部との係止状態における前記操作レバーの前記第1揺動位置から前記第2揺動位置への揺動により、前記第2横軸心が前記第1コネクタの装着方向に移動して、前記第1コネクタと前記第2コネクタとが結合する電動作業車。
  2. 前記第1コネクタは前記車体に対して移動可能であり、前記操作レバーの前記第1揺動位置から前記第2揺動位置への揺動により、前記第1コネクタが前記第2コネクタの方に移動するように、前記第1コネクタは前記操作レバーと連結されている請求項に記載の電動作業車。
  3. 前記連結体は、前記係止状態において、前記操作レバーを前記第2揺動位置に保持する保持機構として機能する請求項に記載の電動作業車。
  4. 前記連結体は2つの縦片と当該縦片とつながっている横片とからなるC字状部材であり、前記係止部はC字状部材の横片の両端に形成されており、2つの前記係止部のそれぞれと係止する前記被係止部は、前記第2コネクタを挟むように位置している請求項1から3のいずれか一項に記載の電動作業車。
  5. 前記バッテリの前記装着姿勢を超える移動を阻止するストッパが設けられ、前記ストッパによる移動阻止と、前記操作具による前記バッテリに対する前記装着前姿勢から前記装着姿勢への付勢とにより、前記バッテリが前記バッテリ収納部で固定される請求項1からのいずれか一項に記載の電動作業車。
  6. 前記バッテリはキャリアに収納されており、前記キャリアを前記車体の外部から前記バッテリ収納部に案内する案内機構が、前記バッテリ収納部の両側面に取り付けられたガイドレールと、前記ガイドレールに案内されるように前記キャリアの両側面に取り付けられたガイドローラとからなる請求項1からのいずれか一項に記載の電動作業車。
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