JP2729098B2 - コンテナ荷役車両 - Google Patents

コンテナ荷役車両

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JP2729098B2
JP2729098B2 JP3908290A JP3908290A JP2729098B2 JP 2729098 B2 JP2729098 B2 JP 2729098B2 JP 3908290 A JP3908290 A JP 3908290A JP 3908290 A JP3908290 A JP 3908290A JP 2729098 B2 JP2729098 B2 JP 2729098B2
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米田  卓
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、水平な姿勢を維持したままコンテナをキ
ャリアに積み降ろしすることができるコンテナ荷役車両
に関する。
<従来の技術> この種のコンテナ荷役車両としては、本出願人が先に
提案した第10図に示すようなものがある。このコンテナ
荷役車両は、第10図(a)に示すように、コンテナ101
とキャリア145からなり、コンテナ101は、コンテナ本体
102の後部に設けられた昇降自在な支持部材103と、コン
テナ本体102の前部に取り付けられたコンテナ側上部連
結部材111と、コンテナ本体102の前部に上下動可能に設
けられたコンテナ側下部連結部材116と、このコンテナ
側下部連結部材116の作動を上記支持部材103に伝えて支
持部材103をガイド部材105から降下させるチェーン121
および上昇させるチェーン140(第10図(d)に示す)
を備え、一方、キャリア145は、車体(シャーシフレー
ム)146上の水平なサブフレーム147に沿って前後移動可
能に設けられたコラム装置151と、このコラム装置151に
上下移動可能に設けられ、上記コンテナ側上部連結部材
111に脱着可能に連結されるキャリア側上部連結部材161
と、上記コラム装置151に上下移動可能に設けられ、上
記コンテナ側下部連結部材116に脱着可能に連結される
キャリア側下部連結部材191と、上記キャリア側上部連
結部材161と上記キャリア側下部連結部材191とを上下動
させる駆動手段171とを備えている。そして、コンテナ1
01をキャリアに積み込む場合、まず第10図(a)に示す
ように、キャリア側上部連結部材161とコンテナ側上部
連結部材111,キャリア側下部連結部材191とコンテナ側
下部連結部材116をそれぞれ連結して、第10図(b)に
示すように、駆動手段171を駆動することによってキャ
リア側上部連結部材161およびコンテナ側上部連結部材1
11を上昇させてコンテナ101の前部を上昇させる一方、
キャリア側下部連結部材191およびコンテナ側下部連結
部材116を地面に対して静止させるようにする。する
と、コンテナ側下部連結部材116は、コンテナ本体102に
対して相対的に下降し、その動きがチェーン121によっ
て伝えられて支持部材103が下方に突出してコンテナ101
の後部を上昇させる。すなわちコンテナ101の前部およ
び後部を同調させて水平に上昇させる。コンテナ101の
主桁132がキャリア145のサブフレーム147と略同一レベ
ルになると、第10図(c)に示すように、図示しない油
圧モータを駆動してチェーンを介して上記コラム装置15
1を前方へ移動させ、コンテナ101を水平に移動させる
(コンテナ101の後部は支持部材103の下端のローラ107
によって支持されている)。そして水平移動が完了する
と、第10図(d)に示すように、上記駆動手段171を駆
動することによってキャリア側下部連結部材191および
コンテナ側下部連結部材116を上昇させ、チェーン140を
介して支持部材103を上昇させるようにしている。な
お、コンテナ101をキャリア145から降ろす際は、上に述
べたのと全く逆に動作させるようにしている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、上記従来のコンテナ荷役車両は、第10
図(d)に示すように、コンテナ101を積み込んだ状態
で、キャリア側上部連結部材161およびコンテナ側上部
連結部材111,キャリア側下部連結部材191およびコンテ
ナ側下部連結部材116によってコンテナ101の前部をキャ
リア145に係合しているだけであるため、走行中、路面
に凹凸があったとき、コンテナ101の後部がキャリア145
からはね上がり、続いて互いに衝突してこの衝撃によっ
てコンテナ101およびキャリア145が損傷するという問題
がある。また、このため運転手は常に不安な心理状態で
運転しなければならないという問題がある。
そこで、この発明の目的は、水平な姿勢を維持したま
まコンテナをキャリアに積み降ろしすることができる上
に、走行中に路面の凹凸によってキャリアからコンテナ
がはね上がるのを防止してキャリアおよびコンテナの損
傷を防ぐことができ、したがって運転手が安心して運転
することができるコンテナ荷役車両を提供することにあ
る。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するために、この発明は、コンテナと
キャリアからなり、キャリア側にはシャーシフレーム上
を前後移動可能なコラム装置を設けるとともに、このコ
ラム装置にはコンテナ前部に連結する上下移動可能な上
部連結部材と下部連結部材を設ける一方、上記コンテナ
側には、コンテナ本体の後部に設けられ、昇降自在な支
持部材と、上記コンテナ本体の前部に固着され、上記キ
ャリアの上部連結部材と脱着可能に結合される上部連結
部材と、上記コンテナ本体の前部に上下移動可能に設け
られ、上記キャリアの下部連結部材と脱着可能に結合さ
れる下部連結部材と、上記コンテナの下部連結部材の移
動を上記支持部材に伝えて、上記支持部材を昇降させる
伝達手段とを備えたコンテナ荷役車両であって、上記キ
ャリアに係止部材を設ける一方、上記コンテナの下部に
ガイド部を設けると共に、上記ガイド部に水平方向に摺
動自在に案内され、かつ上記伝達部材に連結されて、上
記支持部材を引き上げたときに上記係止部材に係止して
上方向へのはね上がりを防止する連動部材を設けたこと
を特徴としている。
<作用> コンテナがキャリアに積み込まれ、キャリア側および
コンテナ側下部連結部材の上昇により、伝達部材を介し
て、コンテナ後部の支持部材が上昇させられたときに、
上記伝達部材に連結された連動部材が上記コンテナの下
部に設けたガイド部に沿って水平方向に摺動して上記キ
ャリアに設けた係止部材に少なくとも上方向に係止した
状態となる。すなわち、上記コンテナは、上記連動部材
によってキャリアに係止された状態となる。一方、上記
コンテナの前部はキャリア側上部連結部材およびコンテ
ナ側上部連結部材,キャリア側下部連結部材およびコン
テナ側下部連結部材によってキャリアに連結され係合さ
れている。このため、走行中、路面の凹凸があったとし
ても、上記コンテナがキャリアから離間してはね上がら
なくなり、コンテナおよびキャリアが損傷することがな
くなる。したがって、運転手は安心して運転することが
可能となる。
<実施例> 以下、こ発明のコンテナ荷役車両を実施例により説明
する。
第1図は、この発明の一実施例のコンテナ荷役車両を
側方から見たところを示している。このコンテナ荷役車
両は、キャリア45とコンテナ1からなっている。
上記キャリア45は、第2図に示すように、シャーシフ
レーム46上に溝形鋼からなるサブフレーム47,47を互い
に平行かつ溝部を内側に向けて前後方向に取り付けてい
る。上記サブフレーム47,47上にはコラム装置51を矢印
Xに示す前後方向に移動自在に設けている。第5図,第
6図,第7図はそれぞれ上記コラム装置51を側方,後
方,前方から見たところを示している。このコラム装置
51はサブフレーム47,47の上辺を上下両側からスライド
パッド52,52を介して溝形鋼53,53でそれぞれ挟んでサブ
フレーム47,47の上辺に沿ってスライドするようになっ
ている。上記コラム装置51は、溝形鋼53,53上にH形鋼
からなるコラム55を左右に一対備え、上端を天板70で互
いに連結し、下端を第5図に示すように底板80によって
連結している。また、コラム55よりも前側の底板80上に
油圧モータ59を設け、この油圧モータ59の回転軸にスプ
ロケット57を設ける一方、底板80の直下すなわちサブフ
レーム47の上辺のレベルで上記スプロケット57の前後の
位置にそれぞれスプロケット54,56を設けている。そし
て、上記3個のスプロケット54,56および57に1本のチ
ェーン58を掛け渡している。チェーン58は、一端58aを
サブフレーム47,47の前端を連結する板49の中央部49aに
固定し、サブフレーム47,47の間を通して前後方向から
上記スプロケット54によって上方へ屈曲し、スプロケッ
ト57,56によってそれぞれ下方,後方へ屈曲し、さらに
サブフレーム47,47の後端を連結する軸48によって屈曲
してシャーシフレーム46の後端の中央部46aに他端58bを
固定している。サブフレーム47,47の溝幅はチェーン58
を通せるだけの最低限の幅としており、キャリア45の全
高が低くなるようにしている。上記油圧モータ59をいず
れかの回転方向に駆動することによって、コラム装置51
をチェーン58に沿って前方または後方に自在に移動させ
ることができる。
一方、上記コラム55,55の後部には、キャリア側上部
連結部材61,キャリア側下部連結部材91をそれぞれ矢印
Zで示す上下方向に昇降自在に設けている。キャリア側
上部連結部材61は、横ロッド66,88によって上下をそれ
ぞれ連結した断面L字状の一対の板62,62と、上記横ロ
ッド66,88の各中央部を連結する縦ロッド67に取り付け
たクレビス63と、このクレビス63の両側を貫通して連結
し得る連結ピン65と、左右一対のアーム68,68および作
動ピン69,69を備えている。上記クレビス63は、凹部を
後方に向けて取り付けている。また、アーム68の一端を
縦ロッド67に設けた軸68aに回動自在に取り付ける一
方、アーム68の他端、略中央部に連結ピン65,作動ピン6
9の各上部をそれぞれ回動自在かつアーム68の長手方向
に遊びを持たせて取り付けている。連結ピン65は、上記
キャリア側下部連結部材91の後述するロッド92によって
上記作動ピン69が上方へ押圧されていないとき、軸68a
を支点として自重によってアーム68を回転させてクレビ
ス63を連結する一方、上記キャリア側上部連結部材61と
キャリア側上部連結部材91とが上下に当接して、作動ピ
ン69が上記ロッド92によって上方へ押圧されていると
き、この作用によってクレビス63から上方へ脱離して連
結を解除するようになっている。
上記コラム55,55の内部には、一対の油圧シリンダ71,
71をチューブ下端をピン74で底板80に固定して立設し、
この油圧シリンダ71,71のピストンロッド71a,71aの上端
を軸75で連結すると共に、この軸75の両端にそれぞれス
プロケット82,82を取り付けている。また上記軸75の略
中央に一対の支持部材73,73を鉛直方向に取り付け、こ
の支持部材73,73の下端の間にスプロケット86を取り付
けている。上記油圧シリンダ71,71のチューブの下端近
傍81に固定した一対のチェーン84,84を上記スプロケッ
ト82,82を巻回して垂下し、上記キャリア側上部連結部
材61の横ロッド88の両端88a,88aに連結する一方、上記
天板70の中央部70aに固定したチェーン85を上記スプロ
ケット86を巻回して上方へ伸ばし、上方横ロッド88の中
央部88bに連結している。したがって、上記油圧シリン
ダ71のピストンロッド71aを伸張させた場合、スプロケ
ット82,82,軸75,支持部材73,73およびスプロケット86
(以下、「スプロケット82,86等」という)を一体に上
昇させると共に、チェーン84でキャリア側上部連結部材
61を引き上げることができ、一方、チェーン85はスプロ
ケット86を巻回した状態でキャリア側上部連結部材61の
上昇を許容する。また、油圧シリンダ71のピストンロッ
ド71aを収縮させた場合、キャリア側上部連結部材61を
自重によって下降させることができる。なお、このキャ
リア側上部連結部材61は、上記板62の側面に取り付けた
ローラ64によって、左右のコラム55の間でコラム55の内
側に溝に沿って上下に走行できるようにしている。
一方、上記キャリア側下部連結部材91は、コラム55の
側面を覆う一対の側板97,97と、この側板97,97を水平に
連結する上下一対のロッド92,93と、このロッド92,93の
中央に取り付けたクレビス95を備えている。さらに、こ
のクレビス95に一対の回動片203,203と、弾発部材とし
てねじりばね204と、一対のロック片205,205とを取り付
けている。上記クレビス95は、U字状の凹部を後方水平
に向けて先端を突出させて取り付けている。上記ロッド
片105は、クレビス95の上部先端に設けた軸95bの回りに
自在に回転できるようにし、自重で鉛直方向に垂れ下が
ってクレビス95の凹部の少なくとも一部を塞ぎ得るよう
にしている。上記回動片203,203は、略L字状の板から
なり、上記クレビス95の上側の上記連結ロッド92近傍の
箇所に設けた軸95aにLの短辺に相当する部分を取り付
けている。そして、回動片203,203を、左右のLの長辺
を連結する連結板209を設けて軸95aの回りに一体に回動
できるようにする一方、上記ねじりばね104によって第
5図において右回りに常に付勢している。また上記キャ
リア側上部連結部材61とキャリア側下部連結部材91とが
上下に当接して、クレビス63が連結板209を下方を押圧
して連結ロッド92の上面に押止したとき、回動片203は
回動自在のロック片205に全く接触しないようにしてい
る。したがって、ロック片205は軸95bの回りに回動する
状態となり、クレビス95の凹部は開放された状態、すな
わち連結が解除された状態となる。一方、上記キャリア
側上部連結部材61とキャリア側下部連結部材91とが上下
に離間して、クレビス63が連結板209から離れたとき、
回動片203,203は、ねじりばね204によって付勢されて右
回りに回転して連結ロッド92の側面に当接して、係止さ
れるようにしている。このときロッド片205は、第5図
において右回りの回転が許容されるが、上部に上記回動
片203が当接することによって左回りの回転が阻止され
た状態、すなわち連結された状態となる。
このキャリア側下部連結部材91は、コラム55,55の後
面にブラケット94によって固定した油圧シリンダ96のピ
ストンロッド(下向きの)96aの下端を取り付けてい
る。また、側板97,97の内側には摺動部材99,99を設けて
おり、したがってキャリア側下部連結部材91は、油圧シ
リンダ96のピストンロッド96aを伸縮させることによっ
て、コラム55に沿って上下に移動することができる。
上記コラム装置51上の油圧モータ59,油圧シリンダ71,
71および油圧シリンダ96,96は、第8図に示す油圧回路
によって駆動するようにしている。この油圧回路は、油
圧ポンプ148と、タンク240と、フィルタ241と、6ポー
ト3位置を有する油圧シリンダ駆動用の方向制御弁242
と、油圧モータ駆動用の方向制御弁243と、逆止弁245,2
46と、上記油圧モータ59の各ポートにそれぞれ接続した
流量制御弁247,248を備えている。タンク240は従来通り
シャーシフレーム46の側部に設けている。方向制御弁24
2および243はコラム装置51上に設けている。そして、コ
ラム装置51において、上記各油圧シリンダ71,71,96,96
を並列に接続して、これらと上記方向制御弁242のポー
トとを一対の配管251,252で接続する一方、上記油圧モ
ータ59のポートに接続した流量制御弁247,248と上記方
向制御弁243のポートとを一対の配管253,254で接続して
いる。そして、コラム装置51上の方向制御弁242,243と
油圧ポンプ148,タンク240とを一対の配管249,250で接続
し、この配管249,250を1系統にまとめて油圧ポンプ148
側からコラム装置51側へ導いている。上記方向制御弁24
2,243が第8図に示すようにともに中立位置にあると
き、タンク240からフィルタ241を通して油圧ポンプ148
によって配管249に送出された油は、方向制御弁242,243
を通り、この方向制御弁243とタンク240とを接続する配
管250を通ってそのままタンク240へベントされる。一
方、上記方向制御弁243が直進流路を形成する作動位置
にあるとき、上記油は逆止弁246,方向制御弁243,配管25
3,流量制御弁247,油圧モータ59,流量制御弁248,配管25
4,方向制御弁243を順次通ってタンク240に戻り、したが
って上記油圧モータ59をいずれかの回転方向に駆動する
ことができる。方向制御弁243が交叉流路を形成する作
動位置にあるとき、上記配管253が配管254までの油の流
れが逆向きになり、したがって油圧モータ59を反対方向
に駆動することができる。また、上記方向制御弁242が
直進流路を形成する作動位置にあるとき、上記油は、逆
止弁245,方向制御弁242および配管251を通して油圧シリ
ンダ71,71,96,96の各チューブ内のピストンロッド71a,7
1a,95a,96a側に流入して各ピストンロッドを同時に収縮
させる向きに加圧し、一方、方向制御弁242が交叉流路
を形成する作動位置にあるとき、上記油は、チューブ内
のピストンロッド71b,71b,96b,96b側に流入して各ピス
トンロッド71a,71a,96a,96aを同時に伸張させる向きに
加圧する。このように、油圧シリンダ71,71および油圧
シリンダ96,96を1つの方向制御弁242で動作させるよう
にしている。
また、キャリア45の後部には、第2図に示すように、
サブフレーム47,47の両側に凹部35a,35aを後方水平に開
口させた係止部材35,35を取り付けている。この係止部
材35は、コンテナ1の後述する連動部材44を係止するよ
うになっている。
上記コンテナ1は、第3図に示すように、箱型のコン
テナ本体2と、柱状の支持部材3,3と、コンテナ側上部
連結部材11、コンテナ側下部連結部材16と、チェーン21
および40,41を備えている。上記コンテナ本体2は、左
右対称に柱状の後部コラム5,5と、前部コラム13,13と、
サイドコラム30(片側のみ示す)と、後部ビーム4と、
前部ビーム14と、上側サイドフレーム10,10と、下側サ
イドフレーム9,9と、前面パネル12と、底板19と、脚部2
0,20と、その他図示しない天板と周辺パネルとからなっ
ている。上記後部コラム5,5は上記支持部材3,3を、それ
ぞれ後部コラム5,5に昇降自在に内嵌させている。コン
テナ1をキャリア45に積み込んだときに、支持部材3,3
はシャーシフレーム46およびサブフレーム47の後部の両
側に位置するようになっている。この支持部材3,3は、
下端にそれぞれ矩形板状の接地部材7,7を取り付けると
共に、下部を、同一の軸8によって連結して、互いに同
調して昇降させるようにしている。
上記コンテナ側上部連結部材11は、半円環状の部材で
あって、両端部を前面パネル12の上部中央に水平に取り
付けている。
上記コンテナ側下部連結部材16は、摺動部材17と係合
部材18とからなる。上記摺動部材17は、コンテナ本体2
の前部中央に固定した一対の溝型鋼からなるガイド部材
15,15に上下方向に摺動自在に嵌合した一対のL型部材1
7a,17aと、この一対のL型部材17a,17aの間に固定さ
れ、上記ガイド部材15,15の間に挿入された矩形板17b
と、上記L型部材17a,17aの表面に固定した一対の台形
板17c,17cとからなる。上記係合部材18は、U字形状を
しており、上記台形板17c,17cに両端を固定している。
したがって、コンテナ側下部連結部材16はガイド部材1
5,15に沿って上下方向に摺動することができる。上記支
持部材3を引き下げるためのチェーン21は、左右対称に
一対設けており(図中、片側のみ示す)、一端を上記摺
動部材17の側部に取り付けて、上記前部ビーム14前面に
設けた一対のスプロケット23,24によって上方から水平
方向,水平方向から下方に屈曲し、さらに、このコラム
13の下部に設けたスプロケット25によって上下方向から
前後方向に屈曲し、下側サイドフレーム9に挿通し、こ
のサイドフレーム9の後端部に設けたスプロケット26に
よって前後方向から上方にのばして上記支持部材3の上
部3aに連結している。また、上記支持部材3の引き上げ
用のチェーン41,41は左右対称に一対設けて、スプロケ
ット43(片側のみ示す。)を経由して下方に屈曲させ
て、一端を軸8に連結しており、他端を上記連動部材44
の左右両端に連結している。上記連動部材44はコンテナ
本体2の下部の主桁60,60に穿設したガイド部60a,60aに
よって水平方向に摺動し案内している。さらに上記連動
部材44の中央にはチェーン40を連結し、このチェーン40
はコンテナ本体2の底面において前方方向に伸ばし、そ
して、コンテナ本体2の前部下端に設けたスプロケット
42によって前後方向から上下方向に屈曲して上記摺動部
材17の下部に連結している。すなわち、下部連結部材16
に連結している。したがって、上記コンテナ側下部連結
部材16を第3図に示す状態から押し下げることによっ
て、チェーン21を介して支持部材3を下方へ突出させる
と共に、チェーン40を緩ませて連動部材44の後方への摺
動を許し、チェーン40を緩ませて軸8の下降を許容し、
すなわち、支持部材3の下降を許容し第4図に示すよう
な状態となる。逆に、コンテナ側下部連結部材16を下端
の位置から上方に移動させた場合には、チェーン40によ
って連動部材44を前方へ摺動させてキャリア側係止部材
35に係止させると同時にチェーン41,軸8を介して支持
部材3,3を引き上げ、一方、チェーン21は支持部材の上
昇を許容するように緩むことになる。
上記コンテナ荷役車両45にコンテナ1を積み込む場
合、次のようにして行う。
いま、キャリア45およびコンテナ1は第9図(a)に
示す状態にあり、コンテナ側下部連結部材16は上昇位置
にあり、支持部材3は後部コラム5内に没入した状態に
ある。また、油圧シリンダ71,71のピストンロッド71a,7
1aは収縮した状態、油圧シリンダ96のピストンロッド96
aは伸張した状態にあり、キャリア側上部連結部材61お
よびキャリア側下部連結部材91はコラム装置51において
最下点で上下に当接し、したがって、クレビス63,95は
それぞれ連結が解除された状態にあるものとする。ま
た、第8図の油圧回路に示した方向制御弁242,243はと
もに中立位置にある。この状態でキャリア側上部連結部
材61のクレビス63の凹部にコンテナ側上部連結部材11を
嵌合する。クレビス63は連結ピン65が外れた状態にある
ので、容易に嵌合することができる。また、キャリア側
下部連結部材91のクレビス95の凹部にコンテナ側下部連
結部材16の係合部材18を嵌合する。キャリア側下部連結
部材91のロック片205は単に自重で吊り下げられた回動
自在の状態となっているので、上部連結部材61,11と同
様に容易に嵌合することができる。次に、方向制御弁24
2を交叉流路の作動位置に切り換えて油圧シリンダ71,71
のピストンロッド71a,71aを伸張させて、スプロケット8
2,86等と共にキャリア側上部連結部材61をチェーン84で
引き上げて上昇させる。一方、方向制御弁242の上記操
作によって油圧シリンダ96のピストンロッド96aが同時
に伸張すべき油圧を受けているので、キャリア側下部連
結部材91はコラム55の下降位置に静止したままである。
そして、キャリア側上部連結部材61が上昇してキャリア
側下部連結部材91と離間することによって、上記クレビ
ス63は連結ピン65によって自動的に塞がれ、また同時
に、クレビス95はロック片105によって自動的に塞がれ
る。すなわち、キャリア側上部連結部材61とコンテナ側
上部連結部材11,キャリア側下部連結部材91とコンテナ
側下部連結部材16はそれぞれ自動的に連結された状態と
なる。そして、コンテナ1の前部はキャリア側上部連結
部材61によってコンテナ型上部連結部材11を介して持ち
上げられて、それと同時にコンテナ1の後部は支持部材
3によって、次のように持ち上げられる。すなわち、静
止したままのキャリア側下部連結部材91によってコンテ
ナ側下部連結部材16は地面に対して静止しているため、
第9図(b)に示すように、コンテナ側下部連結部材16
はコンテナ本体2が上昇すると、コンテナ本体2に対し
て相対的に下降し、その動きがチェーン21とチェーン40
によって支持部材3に伝えられて支持部材3が下方に突
出し、コンテナ1の後部を上昇させる。すなわち、コン
テナ1の前部はコンテナ側上部連結部材11によって引き
上げられ、後部は支持部材3によって持ち上げられ、か
つ、その動きが同調するため、コンテナ1は水平方向に
上昇する。そして、コンテナ1の本体2下部に設けたガ
イド部材60がキャリア45のサブフレーム47のレベルと略
同一レベルになると、上記方向制御弁242を中立位置に
切り換えて油圧シリンダ71,71の作動を停止して上昇運
動を停止させる。次に、キャリア45のブレーキを解除
し、トランスミッションをニュートラルにした状態で、
上記方向制御弁243を作動させてコラム装置51上の油圧
モータ59を駆動してコラム装置51をシャーシフレーム47
に対して相対的に前方へ移動させる。このとき、コンテ
ナ1の後部は支持部材3の下端接地部材7によって支持
され地面に対して水平方向に移動しないため、第9図
(c)に示すように、キャリア45側がチェーン58によっ
て後方へ引っ張られて移動する。そして、キャリア45の
水平移動が完了した後、コンテナ1をキャリア45に乗せ
た状態で、上記方向制御弁242を直進流路の作動位置に
切り換えて油圧シリンダ96のピストンロッド96aを収縮
させてキャリア側下部連結部材91を上昇させる。このと
き、油圧シリンダ71のピストンロッド71aは収縮しよう
とするが、キャリア側上部連結部材61は、コンテナ側上
部連結部材11と連結しているのでコンテナ側上部連結部
材11の高さに保持される。そのため、スプロケット82,8
6等はチェーン85,チェーン84によって上下に拘束され、
同一の高さに保持される。したがって、油圧シリンダ71
のピストンロッド71aは、方向制御弁242の上記操作によ
って同時に収縮すべき油圧を受けても伸張したままの状
態となっている。そして、第9図(d)に示すように、
このキャリア側下部連結部材91に連結したコンテナ側下
部連結部材16を上昇させて、チェーン21を緩ませ、チェ
ーン40,41,41によって支持部材3を地上から引き上げ
る。左右一対の支持部材3は、軸8によって連結してい
るので、同調して円滑に引き上げることができる。そし
て、このとき軸8と連動部材44を連結するチェーン41,4
1は連動部材44をコンテナ本体2の下部の主桁60,60に穿
設したガイド部60a,60aに沿って前方へ摺動させてキャ
リア側係止部材35に上下方向に係止させる。一方、コン
テナ1の前部は、キャリア側上部連結部材61およびコン
テナ側上部連結部材11,キャリア側下部連結部材91およ
びコンテナ側下部連結部材16によって連結され係合され
ている。したがって、積み込みが完了したとき、コンテ
ナ1の前部およびその後部は、上下の連結部材11,61,1
6,91各々の係合と係止部材35と連動部材44との係止とに
よって、それぞれキャリア45に係合または係止された状
態となる。したがって、走行中に路面の凹凸によってキ
ャリア45からコンテナ1がはね上がるのを防止して、コ
ンテナ1およびキャリア45の損傷を防ぐことができる。
したがって、運転手は安心して運転することができる。
また、シャーシフレーム46上に敷いたサブフレーム4
7,47間に、1本のチェーン58を通してコラム装置51を前
後方向に移動できるようにしているので、サブフレーム
47,47の溝幅は、チェーン58を通せるだけの最低限の幅
とすれば良く、従来に比して狭くすることができ、した
がってキャリア45の全高を低くすることができる。
また、コラム装置51を前後方向に移動させる油圧モー
タ59と、キャリア側上部連結部材61を上下方向に移動さ
せる油圧シリンダ71,71と、キャリア側下部連結部材91
を上下方向に移動させる油圧シリンダ96,96とをともに
コラム装置51上に設けているので、油圧ポンプ148側か
らの配管249,250を1系統にまとめるこ4とができる。
さらに、上記油圧シリンダ71,71と油圧シリンダ96,96
とを並列に接続し、同一の方向制御弁242で制御するよ
うにしているので、キャリア側上部連結部材61,キャリ
ア側下部連結部材96を上下方向に移動させる際に、駆動
すべき油圧シリンダを間違うというような操作ミスを防
止することができる。
また、左右一対の支持部材3,3を連結する軸8を設け
ているので、支持部材3,3を同調させて円滑に昇降でき
る。
また、上記コンテナ1の連動部材44をキャリア側係止
部材35に係止させることによってコンテナ1をキャリア
45に係止することができる。
<発明の効果> 以上より明らかなように、コンテナ側下部連結部材の
コンテナ本体に対する上下移動を伝達部材を介してコン
テナ本体後部の支持部材に伝えて、コンテナを水平な姿
勢を維持して昇降できる上に、上記伝達部材に、ガイド
部に案内される連動部材を連結すると共に、キャリアに
係止部材を設けて、支持部材を引き上げたときに、連動
部材を伝達部材によってガイド部に沿って水平方向に移
動させて係止部材に係止させるようにしているので、走
行中に路面に凹凸が有ってもキャリアからコンテナがは
ね上がるのを防止して、キャリアおよびコンテナの損傷
を防ぐことができ、したがって運転手が安心して運転す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のコンテナ荷役車両を側方
から見たところを示す図、第2図は上記コンテナ荷役車
両を斜め後方から見たところを示す図、第3図は上記コ
ンテナ荷役車両のコンテナを斜め前方から見たところを
示す図、第4図は上記コンテナの後部支持部材を伸張さ
せた状態を示す図、第5図,第6図,第7図はそれぞれ
上記コンテナ荷役車両のコラム装置を側方,後方,前方
から見たところを示す図、第8図は上記コンテナ荷役車
両の油圧回路を示す図、第9図(a)乃至(d)は上記
コンテナ荷役車両に上記コンテナを積み込む動作を説明
する図、第10図(a)乃至(d)は上記従来のコンテナ
荷役車両にコンテナを積み込む動作を説明する図であ
る。 1……コンテナ、2……コンテナ本体、 7……接地部材、8……軸、3……支持部材、 11……コンテナ側上部連結部材、 16……コンテナ側下部連結部材、 35……係止部材、 21,40,41,58,84,85……チェーン、 23,24,25,26,42,43,54,56,57,82,86……スプロケット、 44……連動部材、45……キャリア、 46……シャーシフレーム、47……サブフレーム、 51……コラム装置、59……油圧モータ、 60a……ガイド部、 61……キャリア側上部連結部材、 63,95……クレビス、65……連結ピン、 69……作動ピン、71,96……油圧シリンダ、 71a,96a……ピストンロッド、 91……キャリア側下部連結部材、 203……回動片、204……ねじりばね、 205……ロック片、209……連結板、 242,243……方向制御弁、 249,250,251,252,253……油圧配管。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテナとキャリアからなり、キャリア側
    にはシャーシフレーム上を前後移動可能なコラム装置を
    設けるとともに、このコラム装置にはコンテナ前部に連
    結する上下移動可能な上部連結部材と下部連結部材を設
    ける一方、上記コンテナ側には、コンテナ本体の後部に
    設けられ、昇降自在な支持部材と、上記コンテナ本体の
    前部に固着され、上記キャリアの上部連結部材と脱着可
    能に結合される上部連結部材と、上記コンテナ本体の前
    部に上下移動可能に設けられ、上記キャリアの下部連結
    部材と脱着可能に結合される下部連結部材と、上記コン
    テナの下部連結部材の移動を上記支持部材に伝えて、上
    記支持部材を昇降させる伝達手段とを備えたコンテナ荷
    役車両であって、 上記キャリアに係止部材を設ける一方、上記コンテナの
    下部にガイド部を設けると共に、上記ガイド部に水平方
    向に摺動自在に案内され、かつ上記伝達部材に連結され
    て、上記支持部材を引き上げたときに上記係止部材に係
    止して上方向へのはね上がりを防止する連動部材を設け
    たことを特徴とするコンテナ荷役車両。
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