JP2788291B2 - コンテナ荷役車両 - Google Patents

コンテナ荷役車両

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JP2788291B2
JP2788291B2 JP18527389A JP18527389A JP2788291B2 JP 2788291 B2 JP2788291 B2 JP 2788291B2 JP 18527389 A JP18527389 A JP 18527389A JP 18527389 A JP18527389 A JP 18527389A JP 2788291 B2 JP2788291 B2 JP 2788291B2
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恵 山下
米田  卓
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、水平な姿勢を維持したまたキャリアに積
み降ろしすることができるコンテナ荷役車両に関する。
<従来の技術> この種のコンテナ荷役車両としては、本出願人が先に
提案した第7図に示すようなものがある(特願昭63−28
6378号)。このコンテナ荷役車両は、第7図(a)に示
すように、コンテナ101とキャリア145からなり、コンテ
ナ101は、コンテナ本体102の後部に設けられた昇降自在
な支持部材103と、コンテナ本体102の前部に取り付けら
れたコンテナ側連結部材111と、コンテナ本体102の前部
に上下動可能に設けられたコンテナ側可動部材116と、
このコンテナ側可動部材116の作動を上記支持部材103に
伝えて支持部材103をガイド部材105から降下させるチェ
ーン121および上昇させるチェーン140(第7図(d)に
示す)を備え、一方、キャリア145は、車体146上の水平
なサブフレーム147に沿って前後移動可能に設けられた
コラム装置151と、このコラム装置151に上下移動可能に
設けられ、上記コンテナ側連結部材161に着脱可能に連
結されるキャリア側連結部材161と、上記コラム装置151
に上下移動可能に設けられ、上記コンテナ側可動部材11
6に着脱可能に連結されるキャリア側可動部材191と、上
記キャリア側連結部材161と上記キャリア側可動部材191
とを上下動させる共通駆動手段171とを備えている。そ
して、コンテナ101をキャリアに積み込む場合、まず第
7図(a)に示すように、キャリア側連結部材161とコ
ンテナ側連結部材111,キャリア側可動部材191とコンテ
ナ側可動部材116をそれぞれ連結して、第7図(b)に
示すように、共通駆動手段171を駆動することによって
キャリア側連結部材161およびコンテナ側連結部材111を
上昇させてコンテナ101の前部を上昇させる一方、キャ
リア側可動部材191およびコンテナ側可動部材116を地面
に対して静止させるようにする。すると、コンテナ側可
動部材116は、コンテナ本体102に対して相対的に下降
し、その動きがチェーン121によって伝えられて支持部
材103が下方に突出してコンテナ101の後部を上昇させ
る。すなわちコンテナ101の前部および後部を同調させ
て水平に上昇させる。コンテナ101の主桁132がキャリア
145のサブフレーム147と同一レベルになると、第7図
(c)に示すように、図示しない油圧モータを駆動して
チェーンを介して上記コラム装置151を前方へ移動さ
せ、コンテナ101を水平に移動させる(コンテナ101の後
部は支持部材103の下端のローラ107によって支持されて
いる)。そして積み込みが完了すると、第7図(d)に
示すように、上記共通駆動手段171を駆動することによ
ってキャリア側可動部材191およびコンテナ側連結部材1
16を上昇させ、チェーン140を介して支持部材103を上昇
させるようにしている。なお、コンテナ101をキャリア1
45から降ろす際は、上に述べたのと全く逆に動作させる
ようにしている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、上記コンテナ荷役車両は、第7図
(d)に示したように、コンテナ101を積み込んだ状態
で、キャリア側連結部材161およびコンテナ側連結部材1
11,キャリア側可動部材191およびコンテナ側可動部材11
6によってコンテナ101の前部をキャリア145に係合して
いるだけであるため、走行中、路面に凹凸があったと
き、コンテナ101の後部がキャリア145からはね上がり、
続いて互いに衝突してこの衝撃によってコンテナ101お
よびキャリア145が損傷するという問題がある。また、
このため運転手は常に不安な心理状態で運転しなければ
ならないという問題がある。
そこで、この発明の目的は、水平な姿勢を維持したま
まコンテナをキャリアに積み降ろしすることができる上
に、走行中に路面の凹凸によってキャリアからコンテナ
がはね上がるのを防止してキャリアおよびコンテナの損
傷を防ぐことができ、したがって運転手が安心して運転
することができるコンテナ荷役車両を提供することにあ
る。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するために、この発明は、コンテナと
キャリアからなり、上記キャリアは、車体上を前後移動
可能に設けられたコラム装置と、上記コラム装置に上下
移動可能に設けられ、コンテナ前部に連結し、コンテナ
前部を支持する連結部材と、上記コラム装置に設けら
れ、上記連結部材を上下動させる駆動手段とを備え、上
記コンテナは、コンテナ本体の後部に昇降自在に設けら
れ、下端を地面に接地させることによりコンテナ後部を
支持する支持部材と、上記連結部材の作動を上記支持部
材に伝えて上記支持部材を昇降させる伝達手段を備えた
コンテナ荷役車両において、上記コンテナまたはキャリ
アのうちの一方の中央部乃至後部に、ピンを有する係合
部材を設け、上記コンテナまたはキャリアのうちの他方
に、上記コンテナが上記キャリアに積み込まれる際に上
記係合部材のピンを案内するテーパー状のガイド部と、
上記ガイド部に連接して形成され、上記コンテナが上記
キャリアに完全に積み込まれたときに上記係合部材のピ
ンが当接する水平状の当接部とからなるガイド部材を設
けたことを特徴としている。
<作用> コンテナをキャリアに積み込む場合、まず、コラム装
置は車体上の後部に配置され、連結部材がコンテナの前
部に連結される。続いて、駆動手段によって連結部材が
上方へ移動されて、コンテナ前部が上方に移動する。こ
のとき、伝達手段によって上記連結部材の作動が上記支
持部材に伝えられて上記支持部材が下方へ突出し、コン
テナの後部が上昇する。この結果、コンテナ前部および
後部が同調して上昇し、コンテナは水平に上昇する。次
に、キャリアに対してコラム装置およびコンテナを相対
的に前方へ水平移動させることにより、水平な姿勢を維
持したままコンテナがキャリアに積み込まれる。このと
き、上記ガイド部材のガイド部が上記係合部材のピンを
案内することによって、上記コンテナがキャリアに完全
に積み込まれたときに、上記係合部材のピンは上記ガイ
ド部材の当接部に当接した状態となる。すなわち、上記
コンテナおよびキャリアの中央部乃至後部は、上記係合
部材およびガイド部材によって互いに係合された状態と
なる。一方、上記コンテナの前部は連結部材によってキ
ャリアに係合されている。したがって、上記コンテナは
前部および後部がそれぞれキャリアに係合されることに
なる。このため、走行中、路面の凹凸があったとして
も、上記コンテナがキャリアから離間してはね上がるこ
とがなくなり、コンテナおよびキャリアが損傷すること
がなくなる。したがって、運転手は安心して運転するこ
とが可能となる。
なお、キャリアからコンテナを降ろす場合は、上記と
全く逆の手順で、コンテナが水平な姿勢を維持したまま
降ろされる。
<実施例> 以下、この発明のコンテナ荷役車両を実施例により詳
細に説明する。
第1図はこの発明の一実施例のコンテナ荷役車両を側
方から見たところ、第2図は上記コンテナ荷役車両を後
方から見たところを示している。これらの図に示すよう
に、このコンテナ荷役車両は、コンテナ1とキャリア45
からなっている。コンテナ1の本体2は、上側サイドフ
レーム10,下側サイドフレーム9,前部コラム13,サイドコ
ラム30,後部コラム5,後部ビーム4,横桁31,主桁32および
脚部20を備えている。上記後部コラム5内には、柱状の
支持部材3を後部コラム5に案内させて昇降自在に設け
ている。左右の支持部材3,3の下端にはブラケット6,6を
設け、このブラケット6,6にローラ7,7を回動自在に設け
ている。この両ローラ7,7は同一の軸8によって連結さ
れ、両支持部材3,3は同調して昇降できるようになって
いる。さらに、コンテナ本体2の後部下面の主桁32,32
の両側にガイド部材35,35を設けている。このガイド部
材35は、第3図(a),(b),(c)に示すように、
テーパー状のガイド部201とこのガイド部201に連接した
水平状の当接部202とを有する主板200と、コンテナ本体
2側の上記ガイド部201に沿って添設したガイド板203
と、ガイド部201から抱持部203へ向かう方向に垂直に設
けた係止板204とからなっている。一方、上記コンテナ
本体2の前面の上部中央には半円環状の連結部材11を水
平に取り付け、このコンテナ側連結部材11の下方にはコ
ンテナ側可動部材16を昇降自在に設けている。このコン
テナ側可動部材16は、リング状の係合部材17と溝形鋼か
らなる摺動部材18とを一体に組み合わせてなり、ガイド
部材15に沿って摺動することができる。さらに、チェー
ン21を左右対称に一対設けており(第1図中に片側のみ
示す)、一端を上記摺動部材18に取り付けて上方へ立ち
上げ、スプロケットによって水平に屈曲し、さらにスプ
ロケット24,25,26によってそれぞれ下方,前後方向,上
方へ屈曲して上記支持部材3の突出部3aに連結してい
る。また、チェーン40を、一端を上記係合部材17の下部
に連結して下方へ垂下し、コンテナ本体2の前部下端に
設けたスプロケット42,後部下面に設けたスプロケット4
3によってそれぞれ前後方向,上下方向に屈曲して軸8
に連結している。したがって、上記可動部材を第1図に
示す状態から押し下げることによって、チェーン21を介
して支持部材3を下へ突出させると共に、チェーン40を
緩ませて軸8の下降を許容し、すなわち、支持部材3の
下降を許容することができる。逆に、可動部材16を下端
の位置から上方に移動させた場合には、チェーン40によ
って軸8を介して支持部材3,3を引き上げ、一方、チェ
ーン21は支持部材の上昇を許容するように緩むことにな
る。
一方、上記キャリア45はシャーシフレーム46上に一対
のチャンネル状のサブフレーム47を互いに平行かつ溝部
を内側に向けて前後方向に取り付けている。上記サブフ
レーム47上にはコラム装置51を前後方向に移動自在に設
けている。上記コラム装置51はH形鋼からなるコラム55
を左右に一対備え、このコラム55の下端を底板52によっ
て連結している。そして、この底板52は、車体の前部と
後部に設けられたスプロケット(第2図に後部のスプロ
ケット57,57を示す)を巻回する一対のチェーン53,53に
固定している。上記スプロケット57,57は、軸60によっ
て連結して、この軸60にスプロケット54aを設け、チェ
ーン54bを介して油圧モータ59で駆動するようにしてい
る。したがって、この油圧モータ59によって、コラム装
置51は前後方向に移動することができる。
一方、上記コラム55の後部には、キャリア側連結部材
61を上下方向に昇降自在に設けている。このキャリア側
連結部材61は、横ロッド66によって連結した一対の板62
と、縦ロッド67によって上記横ロッド66の中央部に連結
したクレビス63と、このクレビス63の先端を連結するピ
ン65からなっている。なお、65aはピン65をクレビス63
に脱着するための支持具を示している。そして、上記板
62の両側面に取り付けたコラム55の内側の溝内を走行す
る図示しないローラによって、左右のコラム55の間でコ
ラム55に沿って上下に走行できるようにしている。上記
一対のコラム55の内側には、左右一対の油圧リング71
を、第6図(a)に示すようにそのピストンロッド71a
を下向きにして立設し、この油圧シリンダ71のチューブ
71bの上端に上部スプロケット82を取り付ける一方、チ
ューブ71bの下端に下部スプロケット86を取り付けてい
る。さらに、上記の板62の上部87に一端を取り付けた上
部チェーン84を上部スプロケット82を巻回して下方に垂
下し、上記一対のコラム55を水平方向に連結するブリッ
ジ53の固定点81に固定する。また、上記の板62の下部88
に一端を取り付けた下部チェーン85を下部スプロケット
86を巻回してブリッジ53の上記固定点81に固定する。し
たがって、上記油圧シリンダ71のピストンロッド71aを
伸張し、このピストンロッド71aの先端をキャリア45の
車体46に設けられたゴム製台座48に当接して、チューブ
71bを上方へ移動させて、チェーン84で連結部材61を第
6図(b)に示すように引き上げることができる。ま
た、ピストンロッド71aを収縮することによって、上記
チューブ71bと連結部材61とを自重によって下降させる
ことができる。また、第1図に示すように、上記コラム
55に沿ってキャリア側可動部材91を上下方向に昇降自在
に設けている。上記キャリア側可動部材91は、コラム55
の側面を覆う一対の側板97と、この側板97,97を水平に
連結するロッド92,92と、このロッド92,92の中央に後方
に向けて取り付けたクレビス95と、このクレビス95の両
側を連結するピン96からなっている。この可動部材91
は、側板97,97の内側に設けたローラ64,64によってコラ
ム55の外側の溝に沿って円滑に上下に走行できるように
なっている。なお、96aはピン96をクレビスに脱着する
ための支持具を示している。また、この可動部材91は、
第6図(c)に示すように上記油圧シリンダ71のピスト
ンロッド71aの先端にナット72で連結されている。した
がって、可動部材91はピストンロッド71aの動きによっ
て上下動できるようになっている。
一方、このキャリア45の後端部にピン34を有する係合
部材33を設けている。第4図(a),(b),(c)は
それぞれこの係合部材33を上方,側方,下方からみたと
ころを示している。この係合部材33は、上記サブフレー
ム47,47間に架設する断面略矩形状の取付部210と、この
取付部210の端部に長手方向に垂直に取り付けた同筒状
の支持部211と、上記取付部210の端部に上記取付部210
の長手方向および上記支持部211の長手方向にともに垂
直に取り付けた上記サブフレーム47,47の側面に当接す
る当接板212と、上記取付部210と支持部211とを連結す
るリブ213とを備えている。上記ピン34を支持部211の上
端近傍に垂直に嵌装し、またこの支持部211の上端面を
蓋214で覆っている。なお、この係合部材33は、第2図
に示すように左右対称に構成して、一対の上記ピン34の
先端が上記コンテナ1のガイド部材35,35と係合できる
ようにしている。次に第8図は別のガイド部材の変形例
で221はガイド部、222は当接部である。
上記構成のコンテナ荷役車両は、まず、第7図に示し
た従来のコンテナ荷役車両と同様に次のように動作す
る。
いま、キャリア45およびコンテナ1は第7図(a)に
示したのと同一状態にあり、コンテナ側可動部材16は上
昇位置にあり、支持部材3は後部コラム5内に没入した
状態にある。この状態でキャリア側連結部材61のクレビ
ス63およびピン65によってコンテナ側連結部材11を係合
し、かつ、キャリア側可動部材91のクレビス95およびピ
ン96によってコンテナ側可動部材16の係合部材17を係合
する。そして、油圧シリンダ71を第6図(b)に示すよ
うに伸張させると、ピストンロッド71aの先端が台座48
に支持されて、チューブ71bが上昇して、上部スプロケ
ット82が上昇する。上部チェーン84の一端はブリッジ53
に固定されているので、上部スプロケット82の上昇によ
って他端に取り付けられたキャリア側連結部材61は上昇
する。一方、キャリア側可動部材91はコラム51の最下部
に静止したままである。そうすると、第7図(b)に示
したのと同様に、コンテナ1の前部はキャリア側連結部
材61によってコンテナ側連結部材11を介して持ち上げら
れ、それと同時にコンテナ1の後部は支持部材3によっ
て次のように持ち上げられる。すなわち、静止している
キャリア側可動部材91によってコンテナ側可動部材16は
地面に対して静止しているため、コンテナ側可動部材16
はコンテナ本体2が上昇すると、コンテナ本体2に対し
て相対的に下降し、その動きがチェーン21とチェーン40
によって支持部材3に伝えられて、支持部材3は下方に
突出し、コンテナ1の後部を上昇させる。すなわち、コ
ンテナ1の前部は連結部材11によって引き上げられ、後
部は支持部材3によって持ち上げられ、かつその動きが
同調するため、第7図(b)に示したように、コンテナ
1は水平に上昇する。そして、コンテナ1の主桁32がキ
ャリア45のサブフレーム47のレベルより少し上で間隙36
を有するレベルになると、このキャリア側の油圧シリン
ダ71の作動を停止する。このときのコラム装置51は第6
図(b)に示す状態にある。コンテナ1の上昇運動を停
止させて、油圧モータ59を駆動してコラム装置51を前方
に移動させ、第7図(c)に示したのと同様に、コンテ
ナ1を前方に移動させる。このとき、コンテナ1の後部
は支持部材3の下端のローラ7によって地上に支持さ
れ、また、コンテナ1の前部はキャリア側連結部材61お
よびキャリア側可動部材91によってコンテナ側連結部材
11およびコンテナ側可動部材16を介して引っ張られる。
そして、コンテナ1の水平移動が完了する直前に、第5
図(a)に示すように、上記ガイド部材35のガイド部20
1が上記係合部材33のピン34を案内してコンテナ1下面
に車体上面を接合させるように車体を持ち上げ、コンテ
ナ1の水平移動完了後に、第5図(b)に示すように、
上記ピン34が上記ガイド部材35の当接部202に当接する
状態となる。なお、第5図(c)は、第5図(b)に示
した状態を後方から見たところを示している。コンテナ
本体2の主桁32は上記サブフレーム47上に載った状態と
なる。その後、コンテナ1をキャリア45に乗せた状態で
上記油圧シリンダ71を収縮させる。このとき、キャリア
側連結部材61は、コンテナ側連結部材11と係合している
のでコンテナ側連結部材11の高さに保持される。そのた
め、チューブ71bは下部チェーン85,上部チェーン84によ
って上下に拘束され、同一の高さに保持される。したが
って、第6図(c)に示すように、ピストンロッドの71
aの先端は車体46の台座48を離れて上昇し、このピスト
ンロッド71aの先端に連結されたキャリア側可動部材91
が上昇させられる。そして、第7図(d)に示したのと
同様に、このキャリア側可動部材91に係合したコンテナ
側可動部材16が上昇させられ、チェーン21,40によって
支持部材3が地上から引き上げられる。なお、コンテナ
1をキャリアから降ろす際は上に述べたのと全く逆の手
順で動作させれば良い。
このように、このコンテナ荷役車両は水平な姿勢を維
持したまま、コンテナ1をキャリア45に積み下ろしする
ことができる。しかも、コンテナ1を積み込んだ状態
で、キャリア側連結部材61およびコンテナ側連結部材1
1,キャリア側可動部材91およびコンテナ側可動部材16に
よってコンテナ1の前部をキャリア45に係合すると共
に、ガイド部材35および係合部材33によってコンテナ1
の後部をも係合しているので、走行中、路面の凹凸があ
ってもコンテナ1の後部がキャリア45からはね上がった
りするのを防止することができる。したがって、コンテ
ナ1がはね上がった後のコンテナ1とキャリア45との衝
突の衝撃でコンテナ1やキャリア45が損傷するのを防ぐ
ことができ、したがって運転手が安心して運転すること
ができる。
第9図,第10図は別のコンテナの変形例を示すもので
ある。このコンテナ1aは支持部材3の下端に平板状で下
面に波形の保持部7bを有する接地部材7aを設けた点のみ
が第1図のコンテナと異なるものである。同一構成部は
同一番号を付して説明を省略する。
このコンテナ1aは、接地部材7aによって支持部材3の
下端が地面に結合されるから第10図中矢印に示すように
してキャリア45自体を後退させると、コンテナ1aがキャ
リア45に積み込まれる。このとき、コラム装置51はフリ
ーな状態にしてあり、コンテナ1aに押されて、キャリア
45の車体に対して前進する。コンテナ201をキャリア45
に完全に搭載した後、支持部材3を引き上げ接地部材7a
を地上から引き離す。
この実施例では、支持部材3の下端の接地部材202が
地上に固定され、キャリア45を後退させるようにしてい
るから、地面に凹凸がある場合には第1図のローラ7を
用いるものに比べて、支障なく使用することができる。
<発明の効果> 以上より明らかなように、この発明のコンテナ荷役車
両は、水平な姿勢を維持したままコンテナをキャリアに
積み降ろしすることができる。しかも、上記コンテナま
たはキャリアのうちの一方の中央部乃至後部に、ピンを
有する係合部材を設け、上記コンテナまたはキャリアの
うちの他方に、上記コンテナが上記キャリアに積み込ま
れる際に上記係合部材のピンを案内するテーパー状のガ
イド部と、上記ガイド部に連接して形成され、上記コン
テナが上記キャリアに完全に積み込まれたときに上記係
合部材のピンが当接する水平状の当接部とからなるガイ
ド部材を設けているので、走行中に路面の凹凸によって
キャリアからコンテナがはね上がるのを防止してキャリ
アおよびコンテナの損傷を防ぐことができ、したがって
運転手が安心して運転することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図はそれぞれこの発明の一実施例のコンテ
ナ荷役車両を側方,後方から見たところを示す図、第3
図(a),(b),(c)はそれぞれ上記コンテナ荷役
車両のガイド部材を側方,後方,下方から見たところを
示す図、第4図(a),(b),(c)はそれぞれ上記
コンテナ荷役車両の係合部材を上方,側方,後方から見
たところを示す図、第5図(a),(b),(c)はそ
れぞれ上記ガイド部材および係合部材の動作を説明する
図、第6図(a),(b),(c)はそれぞれ上記コン
テナ荷役車両のコラム装置の動作を説明する図、第7図
(a),(b),(c),(d)は従来のコンテナ荷役
車両の動作を説明する図、第8図はガイド部材の変形例
を示す図、第9図はコンテナの変形例を示す図、第10図
は第9図のコンテナの積込み動作を説明する図である。 1……コンテナ、2……コンテナ本体、3……支持部
材、 11……コンテナ側連結部材、16……コンテナ側可動部
材、 21・40……チェーン、32……主桁、33……係合部材、34
……ピン、 35……ガイド部材、45……キャリア、46……シャーシフ
レーム、 47……サブフレーム、51……コラム装置、61……キャリ
ア側連結部材、 71……油圧シリンダ、91……キャリア側可動部材、201
……ガイド部、 202……当接部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテナとキャリアからなり、 上記キャリアは、車体上を前後移動可能に設けられたコ
    ラム装置と、上記コラム装置に上下移動可能に設けら
    れ、コンテナ前部に連結し、コンテナ前部を支持する連
    結部材と、上記コラム装置に設けられ、上記連結部材を
    上下動させる駆動手段とを備え、 上記コンテナは、コンテナ本体の後部に昇降自在に設け
    られ、下端を地面に接地させることによりコンテナ後部
    を支持する支持部材と、上記連結部材の作動を上記支持
    部材に伝えて上記支持部材を昇降させる伝達手段を備え
    たコンテナ荷役車両において、 上記コンテナまたはキャリアのうちの一方の中央部乃至
    後部に、ピンを有する係合部材を設け、 上記コンテナまたはキャリアのうちの他方に、上記コン
    テナが上記キャリアに積み込まれる際に上記係合部材の
    ピンを案内するテーパー状のガイド部と、上記ガイド部
    に連接して形成され、上記コンテナが上記キャリアに完
    全に積み込まれたときに上記係合部材のピンが当接する
    水平状の当接部とからなるガイド部材を設けたことを特
    徴とするコンテナ荷役車両。
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