JPH079395Y2 - 圧電素子の駆動制御回路 - Google Patents

圧電素子の駆動制御回路

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JPH079395Y2
JPH079395Y2 JP1986149640U JP14964086U JPH079395Y2 JP H079395 Y2 JPH079395 Y2 JP H079395Y2 JP 1986149640 U JP1986149640 U JP 1986149640U JP 14964086 U JP14964086 U JP 14964086U JP H079395 Y2 JPH079395 Y2 JP H079395Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、例えばフーリエ変換赤外分光光度計の固定鏡
等を微駆動するための圧電素子の駆動制御回路に関し、
特に圧電素子への印加電圧を制限する回路を改良したも
のである。
B.従来の技術 この種の圧電素子を駆動するためには高電圧を印加する
が、所定の電圧以上の電圧がかかると圧電素子自体が破
壊したり、機械部品を含めた系が破壊されるおそれがあ
る。このため、印加電圧が所定以上にならないよう制限
回路が従来から設けられている。
第2図〜第4図は従来の制限回路を備えた圧電素子の駆
動制御回路の3例を示す。
制限回路以外、入力電圧に相応した出力電圧を生成する
点はすべて同一である。すなわち、入力電圧が、演算増
幅器A1と、それにより制御されるトランジスタQ1,Q2
および抵抗R1,R2とにより(1+R2/R1)倍され、これ
が圧電素子への印加電圧として出力端子からとり出され
る。
第2図に示す従来回路では、出力端子側に定電圧ダイオ
ードZ1を設け、印加電圧(出力電圧)を一定値でクリッ
プしている。
第3図に示す従来回路では、演算増幅器A1の非反転入力
端子に定電圧ダイオードZ2を設け、入力電圧を一定値で
クリップすることにより印加電圧を制限している。
第4図に示す従来回路では、ポテンショメータT1により
コンパレータC1の反転入力端子に可変基準電圧を与え、
印加電圧と基準電圧とをコンパレータC1で比較し、印加
電圧が高いときにトランジスタQ3のコレクタ電流を増大
させることにより入力電圧を制限し、これにより印加電
圧を制限している。
C.考案が解決しようとする問題点 第2図に示す回路では、制限電圧を可変にできず、また
高電圧の定電圧ダイオードを必要とし、高価な回路にな
り、さらに定電圧ダイオードの応答速度以上に印加電圧
の制限速度を速くできないという問題点がある。
第3図に示す回路では、第2図のものと同じく制限電圧
を可変にできず、また演算増幅器A1の入力インピーダン
スが下がるなどの問題点がある。
第4図に示す回路では、ポテンショメータT1により制限
電圧を可変にすることができるが、コンパレータC1の出
力で、トランジスタQ3のコレクタ電流を制御しているの
で、演算増幅器A1の入力インピーダンスが下がるという
問題点がある。
また、たとえ高速のコンパレータC1を使用しても入力部
分の電圧を制御しているので、出力電圧の制限速度が下
がってしまうという問題点がある。
この考案の目的は、このような問題を解消した圧電素子
の駆動制御回路を提供することにある。
D.問題点を解決するための手段 本考案は、演算増幅器およびこの演算増幅器の出力電圧
により制御されるトランジスタにより入力電圧を増幅
し、これにより圧電素子への印加電圧を得る駆動制御回
路に用いられる。そして、上記問題は、前記印加電圧と
可変基準電圧とを比較し、印加電圧が可変基準電圧より
も高いときに出力信号が反転するコンパレータを備え、
このコンパレータの出力端子を前記トランジスタのエミ
ッタに接続し、前記出力信号の反転時にこのトランジス
タのベース−エミッタ電流の流れを制限することにより
解決される。
E.作用 印加電圧が基準電圧より高くなるとコンパレータの出力
が反転されトランジスタのベース−エミッタ電流が減少
し、印加電圧が低下しようとする。すると印加電圧が基
準電圧未満となりコンパレータが再び反転してトランジ
スタのベース−エミッタ電流が流れ、これにより印加電
圧が上昇する。この動作により印加電圧を制限できる。
また、コンパレータの基準電圧を変えれば制限電圧を変
更できる。
F.実施例 第1図に本考案の一実施例を示す。第2図〜第4図と同
様な箇所には同一符号を付す。
非反転入力端子に入力電圧が供給される演算増幅器A1
出力端子とトランジスタQ1のベースとが接続され、この
トランジスタQ1のエミッタにコンパレータC2の出力端子
が接続されている。コンパレータC2の反転入力端子には
ポテンショメータT1が接続され、非反転入力端子は印加
電圧の分圧抵抗R3,R4の分圧点に接続されている。
他の構成は従来の構成と同様に、トランジスタQ1のコレ
クタにトランジスタQ2のベースが接続され、このトラン
ジスタQ2のコレクタが出力側と接続され、この出力側に
フィードバック抵抗R2,R1が接続され、このフィードバ
ック抵抗R2,R1の分圧点と演算増幅器A1の反転入力端子
とが接続されている。
次に、上記構成の動作について説明する。
コンパレータC2の反転入力端子に接続したポテンショメ
ータT1により、所定の制限電圧を設定する。この設定電
圧VRは、分圧抵抗R3,R4によって印加電圧V0が分圧され
た電圧VdとコンパレータC2により比較されて、コンパレ
ータC2の出力でトランジスタQ1のベース−エミッタ間の
電流が制御される。
そして、トランジスタQ1のコレクタ電流が、トランジス
タQ2のベース−エミッタ間の電流を制御することによ
り、終局的に印加電圧を制御することになる。
ここで、今、ポテンショメータT1の設定電圧VRと分圧抵
抗R3,R4の分圧点に現われる電圧Vdとの関係が、VR>Vd
なる関係になる場合、コンパレータC2の出力がローレベ
ルであり、演算増幅器A1の出力電圧(a点の電圧)によ
りトランジスタQ1のベース−エミッタ間に電流が流れ、
その結果、印加電圧V0がフィードバック抵抗R1,R2から となるようにトランジスタQ2のベース−エミッタ間に電
流を流し、トランジスタQ2のコレクタ電流を制御してい
る。
印加電圧が上昇して抵抗R3,R4の分圧点の電圧Vdが基準
電圧VR以上になろうとすると、コンパレータC2の出力が
ハイレベルになろうとし、トランジスタQ1のベース−エ
ミッタ電流を減少させようとし、トランジスタQ2のコレ
クタ電流を減少させようとする。このため、印加電圧を
減少させようとするが、瞬時にコンパレータC2の出力が
ローレベルとなりトランジスタQ2のコレクタ電流を増大
させようとし、高電圧がトランジスタQ2のコレクタに現
われる。このような動作により印加電圧が所定の制限電
圧に保持される。
以上により、印加電圧は、ポテンショメータT1の設定電
圧によって制限がかけられ、また、制限電圧回路が出力
側に近いため、従来のものに比較してその制限速度も速
くなるなどの利点を有する。
また、第4図に示した従来の回路構成に比較して部品点
数が少なくなる。
なお、上記の実施例における演算増幅器A1およびコンパ
レータC2は、個別の部品で構成してもよい。また、入力
電圧、印加電圧、制限電圧等は、全体の装置に支障がな
い限り任意に選定することができる。
さらに、上記第1図に図示した圧電素子の駆動制御回路
では、正出力の場合を示しているが、もちろん負出力、
両極性出力でも適宜応用が可能である。
G.考案の効果 この考案は、以上のように構成したので、制限電圧を
可変にでき、印加電圧の制限速度が速く、出力回路
部の入力インピーダンスを下げることがなく、回路構
成が簡単で、しかも高安定出力が得られるなどの効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例を示す圧電素子の駆動制
御回路の主要部の回路図、第2図ないし第4図は、従来
の圧電素子の駆動制御回路の主要部の回路図である。 Q1,Q2:トランジスタ、A1:演算増幅器、C2:コンパレ
ータ、R1,R2,R3,R4:分圧抵抗、T1:ポテンショメー
タ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】演算増幅器と、演算増幅器により制御され
    るトランジスタにより入力電圧を増幅し、これにより圧
    電素子への印加電圧を得る圧電素子の駆動制御回路にお
    いて、 前記印加電圧と可変基準電圧とを比較し、印加電圧が可
    変基準電圧よりも高いときに出力信号が反転するコンパ
    レータを備え、このコンパレータの出力端子を前記トラ
    ンジスタのエミッタに接続し、前記出力信号の反転時に
    このトランジスタのベース−エミッタ電流の流れを制限
    するようにしたことを特徴とする圧電素子の駆動制御回
    路。
JP1986149640U 1986-09-29 1986-09-29 圧電素子の駆動制御回路 Expired - Lifetime JPH079395Y2 (ja)

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JPS6355563U JPS6355563U (ja) 1988-04-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100904117B1 (ko) * 2002-02-20 2009-06-24 비엘디 오리엔탈 가부시키가이샤 유희 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5632207U (ja) * 1979-08-17 1981-03-30
JPS6155980A (ja) * 1984-08-27 1986-03-20 Canon Inc 電源装置

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KR100904117B1 (ko) * 2002-02-20 2009-06-24 비엘디 오리엔탈 가부시키가이샤 유희 장치

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