JPH0793537A - 電子画像処理の装置および方法 - Google Patents

電子画像処理の装置および方法

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JPH0793537A
JPH0793537A JP6075756A JP7575694A JPH0793537A JP H0793537 A JPH0793537 A JP H0793537A JP 6075756 A JP6075756 A JP 6075756A JP 7575694 A JP7575694 A JP 7575694A JP H0793537 A JPH0793537 A JP H0793537A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より短い時間で像が走査される前にスキャナ
の特性を調節する。 【構成】 電子画像処理システム10ではスキャナ11
に設けられたCCD14が画像を表わすデジタルデータ
を生成する。ルックアップテーブル15がこのデータを
プロセッサ17による処理に適したフォーマットに変換
する。変換されたデータはフレーム記憶装置16に記憶
され、そこから読出されてプロセッサ17により処理さ
れ、出力されてモニタ19上に像が表示される。表示さ
れる像の特性および属性は、ユーザがタブレット装置1
8を操作したことに応答してプロセッサにより調整され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【背景技術】本発明は、画像処理の装置および方法に関
する。特定的には、これに限定されるわけではないが、
本発明は画像媒体上に捉えられた像を表わすディジタル
データを電気的に処理する装置および方法に関する。
【0002】ネガフィルムやリバーサルフィルムといっ
た画像を捉える媒体上に、像を忠実に捉えるということ
は複雑な問題である。フィルムエマルションはこのエマ
ルション上に当たる光の量の対数に対応する。すなわ
ち、エマルションの反応は、エマルションに当てられる
光の強度が変化しかつ光を当てられる時間が変化すると
変わり、また現像されたネガにおいては、エマルション
の濃度は露光量の対数に比例する。エマルションが露光
量にどのように反応するかをエマルション濃度対露光量
の対数としてグラフにすることができ、かつこのように
して作られたプロットはそのフィルムの特性曲線として
知られている。
【0003】あるネガフィルムの典型的な特性曲線1を
図1に示し、かつあるリバーサルフィルムの典型的な特
性曲線2(その濃度は光の強度の対数に反比例する)を
図2に示す。図1を参照して、ネガフィルムの特性曲線
1は最小濃度値Dmin を示すが、この値は0ではない、
というのもフィルムの基材が完全に透明でなくまた現像
工程で使用する現像液によってエマルションに僅かなか
ぶりが生じることが避けられないからである。低い露光
量では、露光量を僅かに変化させてもエマルションの濃
度を変えられない。カーブの傾斜は徐々に大きくなっ
て、点3からはこの曲線は実質的な直線4につながる。
点5を過ぎてからの曲線の他方端部では、傾斜は再び平
らになり、それ以上露光量を増大してもエマルションの
濃度に影響は見られない。というのもこのエマルション
が光に対し完全に反応しておりこれ以上の変化は不可能
からである。フィルムエマルションは方や最小有効露光
量6を下限としかつ一方最大有効露光量7を上限とする
有効露光範囲を有している。最小有効露光量はかぶりレ
ベルを越える測定可能な濃度が得られかつ曲線の傾斜が
十分に急で光のレベルが僅かでも変化したら区別できる
露光量である。最大有効露光量についても同様に定義す
る。
【0004】図2のリバーサルフィルムの特性曲線から
は、未露光のフィルムの濃度が最大Dmax でありかつ濃
度が、大きな露光量では最小値に落ちる点を除いては、
リバーサルエマルションも同じように作用することがわ
かる。
【0005】特性曲線の直線部分の勾配はエマルション
のガンマと呼ばれ、露光量における所与の変化に対して
濃度が変化する率を示す。同じようなシーンでは、より
急な傾斜を有する直線に対応するより高いガンマを有す
るエマルションの方が、捉えた像における濃度の違いが
大きくなる。言い換えれば、この捉えた像はよりガンマ
が低いフィルムで捉えた像に比べてコントラストが高く
なるのである。
【0006】フィルム上に像を捉える際には、様々なシ
ーンの明るさがエマルション中の異なる濃度として記録
される。曲線の直線部分はシーンにおける全体値が最も
忠実に記録されている領域である。この領域内のフィル
ムの露光によりエマルション濃度がそのシーンの明るさ
に対し実質的に比例して変化するはっきりした画像が得
られる。ただし、カメラマンはこの領域内でフィルムを
露出するとは限らず、好きな露出を行なうことができ
る。全体的に露出不足だと、露光量が最小有効露光量の
方に向かうので捉えた像はかすんだような平坦な影とな
って現われ、かつ全般的に露出オーバの場合にはフラッ
トでベールがかかったようなハイライトを伴う画像が生
じる。また、様々な特性曲線を有する様々なエマルショ
ンがあり、多くは、暗い影の部分でもはっきりした階調
の変化を得るのに充分なゆるい傾斜の長い最小露光領域
を有している。カメラマンは特定のフィルムを直感的に
選んで、捉えた像にムードを出すために露出不足にした
り露出オーバにしたりする。もちろんフィルムが偶然に
露出オーバになったり露出が足らなかったりすることも
ある。
【0007】有効露光範囲内で露光量を変化させると、
全般的により暗いかまたは明るい画像が捉えられること
になる。しかしながら、露光量が有効露光範囲を越えな
い限りは、捉えられた像の中のそのシーンに関する情報
が失われることはない。すなわち様々な明るさとトーン
の関係が特性曲線に沿って同じままでありかつ捉えられ
た像がフィルムから他の感光媒体に転写されるときに露
光量に生じた誤差を訂正することができる。こうして、
たとえば露光不足の像をあるフィルムから他のフィルム
に転写する場合、転写された側のフィルムの像をそのフ
ィルムの露光量を増大させることで訂正することができ
る。
【0008】電子スキャナを使用して、捉えた像をディ
ジタルデータに変換することができ、このディジタルデ
ータは複数の画像要素(画素)を規定し、これら画素が
集まって像を表わす。一般にスキャナは像を照らすため
の光源と、電子カメラ内の電荷結合デバイス(CCD)
等の、像を走査して像を表わす画素を生成するためのス
キャニング装置とを備える。光源の強度は調節可能で、
所与のCCDは特定の態様で異なる光のレベルに反応す
る。したがってスキャナは捉えられた像におけるトーン
と、ディジタルデータでそれらを表わしたものとの間の
関係を規定する伝達関数を有している。スキャナの動作
を調節してディジタルデータで表わされた像における強
度を変化させることができる。
【0009】高解像度スキャナを使用して、高解像度画
像を表わすディジタル画素データを生成することができ
る。映画産業で使用されるスキャナが生成するデータは
典型的にはおよそ2000×3000画素として1つの
フィルムフレームを表わしており、これが映画産業にと
って許容できる最小の解像度である。1フィルムフレー
ムの走査は比較的遅い速度で行なわれ、典型的には完了
するまで30秒余りかかる。一度走査されると画素デー
タがその像の希望する出来上がり、すなわち忠実な再生
にするか、露光不足もしくは露光オーバにするか、また
は露光量を修正したものにするかのいずれかになるよう
に、像が走査される前にスキャナの動作を調整する必要
がある。これまでは、オペレータが必要なスキャナの設
定をまず予測して、それから像を走査し、その後走査し
た像を考慮して、スキャナの設定を調整し、それから像
を再走査するという作業が必要で、スキャナにより得ら
れた像のデータが希望する特徴を持った像として表わさ
れるまでこの工程を繰返していたため、この作業には時
間がかかっていた。各走査には典型的には約30秒かか
るので、スキャナを調整してから走査した像における調
整の結果を調べることができるようになるまでにはかな
りの遅れがあり、オペレータはなかなか自分がやってい
ることに良い感触をつかむことはできない。
【0010】
【発明の概要】ある局面において、本発明は画像媒体上
に捉えられた像を表わし、かつこのように捉えることに
よって決まった像の属性および画像媒体の特徴を有する
ディジタルデータを処理するための電子画像処理装置を
提供し、この装置は、捉えられた像を走査して、集まっ
てその像を表わす複数の画像要素を規定するディジタル
画像データを生成するための画像走査手段と、この走査
手段からのデータをディジタル処理に適したフォーマッ
トに変換するための変換手段(像の属性はこの走査およ
び変換の結果として変更される)と、走査手段からの変
換された画像データを記憶するための記憶手段と、記憶
手段のデータから生成した像を表示するための表示手段
と、処理手段を備え、この処理手段は、プリビューモー
ドで、記憶手段からのデータを読出し、ユーザが入力装
置を操作して入力した信号に応答して決定される変更関
数に従い読出されたデータを変更することによって、処
理手段が読出されたデータが表わす像の属性を変更し、
変更した読出されたデータを表示手段へ出力して変更さ
れた像を表示させ、その変更された属性についてユーザ
に調べさせることができるよう動作し、かつコントロー
ルモードにおいては、プリビューモードの間に決定され
る、走査手段による走査および変換手段による変換に対
応する変更を与えるための変更関数に依存して制御デー
タを発生するよう動作することが可能で、それによって
後の走査および変換動作では、像の属性が前記プリビュ
ーモードの表示手段上に前に表示された像のものに近い
値に変更される。
【0011】他の局面においては、本発明は画像媒体上
に捉えられた像を表わしかつ捉えることによって決定さ
れた像の属性と画像媒体の特徴とを有するディジタルデ
ータを処理する方法を提供し、この方法は、捉えた像を
走査し、集まってその像を表わす複数の画像要素を規定
するディジタル画像データを生成するステップと、この
走査によって生成されたデータをディジタル処理に適し
たフォーマットのデータに変換するステップ(像の属性
は前記走査および変換の結果として変更される)と、記
憶装置内に変換された画像データを記憶するステップ
と、記憶されたデータから生成された像を表示するステ
ップと、記憶装置からデータを読出すステップと、入力
装置を操作して変更関数を決定するステップと、この変
更関数に従い読出データを変更してそれが表わす像の属
性を変更させるステップと、変更されたデータが表わす
変更された像を表示して、ユーザがその変更された属性
を調べることができるようにするステップと、変更関数
に依存して制御データを発生するステップと、この制御
データに基づき走査および変換動作に対応する変更を加
えて、後の走査および変換動作においては像の属性が以
前に表示された像のものにより近い値に変更されるよう
にするステップとを含む。
【0012】本発明の上記および他の特徴は先行の特許
請求の範囲に特に示されており、その利点とともに、図
面を参照して行なう以下の発明の実施例の詳細な説明を
考察することにより、より明らかとなるであろう。
【0013】
【実施例】ここで図3を参照して、電子画像処理システ
ム10はスキャナ11を含み、スキャナ11内に光源1
2が設けられてフィルム13上に捉えられた像を照ら
す。フィルム13を通る光は複数の画像要素(画素)
(これらの画素は集まってこの像を表わす)を規定する
ディジタルデータを生成する電荷結合デバイス(CC
D)14により検出され、CCD14は、赤、緑および
青の色成分として各画素を規定するデータを生成し、各
画素の各色成分は12ビットバイナリワードにより規定
される。CCD14からの各画素のデータはルックアッ
プテーブル(LUT)15内に入力されてフレーム記憶
装置16に記憶するのに適したフォーマットに変換され
る。
【0014】説明を簡単にするため、CCD14とルッ
クアップテーブル15を結ぶ線は1本しか示されていな
いが、実際にはシステム10はCCD14から出力され
る赤、緑および青の色成分データの各々に1つずつ合計
3つの別個のルックアップテーブルを備えている点に留
意されたい。システム10は、映画産業での使用を目的
としており、かつスキャナ11は許容可能な解像度で像
を表わすデータを生成することができる必要がある。し
たがって、スキャナ11は2000x3000桁の画素
を規定するデータを生成する能力があり、これら画素が
集まってフィルム13上に捉えられた像を表わす。現在
利用できる技術を使用すれば、スキャナは像全体の画素
データを出力するのに約30秒を要する。
【0015】スキャナ11により与えられる像を表わす
データのすべては、記憶装置16内に記憶されると、ユ
ーザの制御によってプロセッサ17により処理され得
る。この目的のために、このシステムにはユーザが動作
可能なスタイラス・タッチタブレット装置18が設けら
れ、タッチタブレット装置はタッチタブレット18上の
スタイラスをユーザが操作すると、入力信号を発生す
る。プロセッサ17は入力信号に対し、記憶装置16か
らのデータを処理して像の修正されたものを表わすデー
タを生成しかつこうして処理されたデータをモニタ19
へ出力してこの修正された像の表示を行なうことにより
応答する。プロセッサ17により行なわれるこの処理に
ついては以下により詳細に説明することにする。
【0016】フィルム13を照らす光源からの光の量を
変化させることにより、CCD14を露光不足に、露光
オーバにまたは正しく露光(「正しく」という用語は本
明細書中では単に露光不足と露光オーバの間の露光レベ
ルを示すものとして使用されている)することが可能
で、その結果CCDは、露光不足の、正しく露光された
または露光オーバの像を表わすデータを生成する。スキ
ャナはプロセッサからの信号に応答して光源12から発
せられた光の量を調節する。光源12は赤、緑、および
青のフィルタ(図示せず)を備えていて、別々の時間
に、3つの色がフィルム13を照らすことができるよう
になっていて、強度を各色成分に関し調整できる。各像
のの走査には赤走査、緑走査、および青走査が含まれて
いるので、フィルムの走査にかかる時間は増大するが、
走査における色の質はかなり向上する。以降の説明をよ
り簡単にするために、1色の走査についてのみ説明する
ことにするが、この方法が同じように3つの色成分すべ
てについて当てはまる点に留意されたい。
【0017】便宜上およびコスト削減のため、フレーム
記憶装置16内のデータはその輝度(Y)とクロミナン
ス(Cr,Cb)で像を表わす。テレビに関しては多数
の画像処理技術が開発されてきたが、像は一般にそのY
およびCr,Cbの内容で定義されている。YCrCb
データとしてフレーム記憶装置16に像を記憶すること
によって、プロセッサ17は使用前に何らの変更を加え
る必要もなく、多数の標準的かつ容易に利用可能な技術
の中から所望の技術を使用することができる。CCD1
4からのRGBデータはルックアップテーブル15によ
りYCrCbデータに変換される。RGBからYCrC
bへの変換および実際他の多くのフォーマットへの変換
は周知なので本明細書中ではこれ以上詳しく説明しない
ことにする。
【0018】像がネガフィルム上に捉えられると、ルッ
クアップテーブル15がネガの像をポジの像に変換する
値を規定する。この像の反転についても周知なので本明
細書中にはこれ以上詳細に説明しないことにする。フレ
ーム記憶装置16は複数の記憶場所(図示せず)を備
え、少なくとも1つの場所がスキャナ11からの像にお
ける各画素のデータのために設けられている。各記憶場
所は8ビットバイトとしてしか輝度(Y)とクロミナン
ス(CrCb)の各々を記憶することができない。した
がって、ルックアップテーブル15はCCDからの12
ビットのR、G、Bデータをフレーム記憶装置16内へ
記憶できるよう8ビットのY、Cr、Cbデータへ変換
するようになっている。
【0019】以上のとおり、エマルションに当たる光の
量に応じてフィルムのエマルションの光に対する反応の
仕方が変化する。すなわち、反応は、先ほども述べたと
おり、光の強度の変化またはエマルションが光に当てら
れる時間の変化とともに変化し、特性曲線で表わすこと
ができる。同様に、CCD14の反応もCCDの光に対
する露出量とともに変化するので、スキャナの動きをC
CDから出力されたデータにより表わされる像のトーン
の、フィルムのエマルションにより表わされる像のトー
ンに対する伝達関数によって表わすことができる。この
伝達関数はフィルムの特性曲線に等価なものとみなすこ
とができる曲線を規定し、実際のところ使用する装置に
応じてフィルムの特性曲線に類似する形をとり得る。C
CDからのデータにより表わされる像における像のトー
ンをプロセッサのためのデータにより表わされる像のト
ーンに変換する、ルックアップテーブル15で求められ
る変換関数は線形の関数ではない、というのも12ビッ
トデータから8ビットデータに変換する場合画像情報の
ロスが避けられないからである。以下により詳細に説明
するが、ルックアップテーブル15により求められる変
換関数は変換されたデータにおける必要な情報のロスを
最小限にするような形で規定される。
【0020】あるシーンの像におけるトーンに対し、フ
ィルムの特性曲線、スキャナの伝達関数、およびルック
アップテーブルの変換関数が与える効果を図4に示す。
最初のシーンは黒21から白22までの5つの異なる均
等に間隔をおいた明るさ(露出量)を含んでいるものと
仮定する。ネガフィルムの上に捉えられたこのシーンの
像は特性曲線23を有し、最小濃度24(このシーンに
おいては黒21に対応する)から最大濃度25(このシ
ーンでは白22に対応する)までの5つの異なるエマル
ション濃度によって5つの明るさ21から22を表わ
す。フィルムが、このシーンにおける明るさ21から2
2の範囲に対応する有効露光量範囲26を有している点
に留意されたい。特性曲線23は非線形であり、この結
果シーンの明るさ21から22とは違い、エマルション
の濃度24から25は均等に間隔をあけられていない。
【0021】像がスキャナ11により走査されるに従っ
て、5つにエマルション濃度24から25が、図4の曲
線29が表わすスキャナの伝達関数に応じて、このシー
ンにおける黒に相当する値27からこのシーンにおける
白に対応する値28までの範囲の5つの強度値に変換さ
れる。ここでも、スキャナの伝達関数が非線形であるた
めに、強度値27から28の間の間隔がエマルション濃
度24から25の間隔に対応しておらずかつこのシーン
における明るさ21から22の間の間隔にも対応してい
ない点に留意されたい。
【0022】CCD14からの12ビットデータは、2
12、すなわち4096の異なる色強度を表わすことがで
き、記憶装置16内の8ビットデータが表わすことがで
きるのは28 、すなわち256の異なる色強度にすぎな
い。したがって、12ビットデータから8ビットデータ
への変換の際には情報のロスが避けられない。このよう
な情報のロスを最小限にするため、ルックアップテーブ
ル15は、12ビット強度値のうちの選択された範囲の
みを8ビット値に変換するようになっている。図4は2
つの典型的な変換を表わす2つの異なる変換曲線30お
よび31を示し、これら変換はルックアップテーブル1
5により行なわれ得る。曲線30が表わす変換はフルレ
ンジの12ビット値を対応する8ビット強度値に変換す
るものである。変換曲線30が非線形になっているの
は、特性曲線23および伝達曲線29の非線形性を補
い、かつ、強度値32から33で8ビット像を生成する
ためのこれらの範囲では、このシーンにおける明るさ2
1から22が忠実に再生される。
【0023】曲線31が表わす変換の効果は、8ビット
像における強度をフィルムの特性曲線23の上の部分に
対応する値34から値35の強度値範囲までシフトする
ことである。この変換を利用し露光不足の像を修正した
り、正しく露光された像をシフトして露光オーバの像に
することができる。
【0024】グラフ30および31は上記の説明を容易
にするために描かれており、そのため2つの範囲32か
ら33および34から35が8ビット値のフルレンジを
占めていないように見える。各グラフ30、31におい
て、縦軸が8ビットデータで表わすことができる強度の
範囲に相当し、かつ範囲32から33および34から3
5が8ビットデータで実際に表される強度の範囲に相当
する。すなわち、強度32は0に対応する8ビット値で
表され、かつ強度33は255に相当する8ビット値で
表される。強度32と強度33との間の均等に間隔を開
けられた強度は、これに対応して均等に間隔を開けられ
た8ビット値により表される。したがって、強度範囲3
2から33は0から255のフルの8ビットレンジの値
で表される。同様に、強度範囲34から35はフルの8
ビットレンジの対応して間隔を開けられた値により表さ
れる。
【0025】ある像のすべての変換されたデータ(およ
そ2000×3000画素)のすべてがフレーム記憶装
置16にロードされると(この工程は約30秒を要す
る)、プロセッサ17がプリビューモードで動作して、
記憶装置16内のデータがプロセッサ17により読出さ
れて出力され、モニタ19上に像を表示することになっ
ている。システム10のユーザはこうして色のバランス
やコントラストといった像の属性を調べることができ
る。表示された像の属性がユーザにとって許容可能なも
のであれば、ユーザがスタイラス・タッチタブレット装
置18を操作して行なう制御の下、このデータは、バル
ク記憶装置36に転送される。バルク記憶装置36は、
たとえばビデオテープレコーダやマルチディスク記憶装
置でよい。
【0026】しかしながら、表示された像の属性がユー
ザにとって受入れ難いものであれば、スキャナ11の動
作およびルックアップテーブルを変更して行なわれた変
換を変更することができる。ルックアップテーブル15
の値を変更しかつ光のレベルを調節してからフィルム上
の像を再び走査するだけでは、先程延べた、調節を行な
ってからこの調節の効果をモニタ19上で見ることがで
きるようになるまでの間の遅れの問題を回避することに
はならない。したがって、この問題を克服するために、
記憶装置16から読出されている像に変更を行なえるよ
うプロセッサ17を構成して、像をモニタ上に表示す
る。プロセッサ17が行なう変更は、スタイラス・タッ
チタブレット装置18を用いてユーザにより制御され、
かつモニタ19が、使用される表示基準に応じて、秒当
たりおよそ25回リフレッシュされるので、ユーザは表
示された像に、ユーザが行なった変更の結果を即座に見
ることができる。
【0027】プリビューモードの動作の間、プロセッサ
17はモニタ19上に像とともに表示する制御メニュー
を表わすデータを発生することになっている。プロセッ
サ17はまたタッチタブレット上のスタイラスの位置に
対応するモニタ19上の位置に表示されるカーソルを表
わすデータも生成する。表示された制御メニュー(図示
せず)は、ユーザがカーソルで選択してプロセッサ17
により表示用に読出されるデータに対し行なわれる変更
関数を変更することができる、3つのメニューボックス
を含んでいる。図5は記憶装置内の輝度データ(Y
STORE )から表示用輝度データ(YDISPLAY )を生成す
るためにプロセッサにより求められる変更関数のプロッ
トである。最初は、この変更関数は線形であり、原点3
9から、像の影、中間トーンおよびハイライトに対応す
る3つの中間点41から43を通ってYDISPLAY (Ma
x)=YSTORE (Max)の点40へつながる直線のプ
ロット38で表される。3つの中間点41から43の位
置はメニューボックスによりユーザがコントロールする
ことができる。当初、この3つのメニューボックスは3
つの点41、42および43でのYDISPLAY の値を含ん
でいるが、メニューボックスを選択しかつそこに含まれ
ている値を変化させることによって、ユーザは選択され
た点の位置を変更することができる。たとえば、中間ト
ーンの点42に対応するメニューボックスを選択して、
このボックス内に含まれる値を増大させることによっ
て、この中間トーン点は、新たな位置42′へ移動す
る。点42がこの新たな位置42′に置かれたことに応
答して、プロセッサ17は、点39、42′および40
を繋ぐ線44を定義する三次スプライン(または他の多
項式のラインフィッティング省略算)を計算する。こう
して計算された三次スプラインは記憶装置16からモニ
タ19へのデータの読出しの間にプロセッサ17により
行なわれる変更関数として用いられるようとり込まれ
る。
【0028】他の2つのメニューボックスによって、ユ
ーザは像における影とハイライトの値に対し制御を行な
う。たとえば、点41の影の値は点41′のものまで減
らすことができかつ点43のハイライトの値は点43′
のものまで増やすことができ、三次スプラインが計算さ
れ点39、41′、42、43′および40を結ぶ線4
5が規定される。他の例では、点41、42、43の
影、中間トーンおよびハイライト値をすべて、41″、
42″、43″の値までシフトしかつ三次スプラインを
計算して、点39、41″、42″、43″および40
を結ぶ線46を規定する。各々の場合において、一度点
の新たな位置が選択されると、その新たな点を結ぶ三次
スプラインが記憶装置内のデータから表示用データを生
成する際の、プロセッサにより行なわれる変更関数をも
たらす。影、中間トーン、およびハイライトの値を制御
するためにメニューボックスを使用する代わりに、プロ
セッサ17は、図5に示されるものと同様の、像の上に
重ねて表示し、点が選択されかつカーソルで動かされる
グラフを表わすデータを生成するようにすることもでき
る。
【0029】このように、各点41、42、43のY
STORE 強度値は予め設定された値に固定する。ただし強
度値は必ずしもこのように固定する必要はなく、ユーザ
がカーソルを使用して影の値(点41)に等しい輝度を
有する表示像内の1つの画素を選択し、中間トーンの値
(点42)に等しい輝度を有するものとしてもう1つの
画素を選択し、かつハイライト値(点43)に等しい輝
度を有するものとしてもう1つの画素を選択することが
できるように、プロセッサ17を設定してもよい。一度
点の輝度値(YSTORE )がこのように規定されると、ユ
ーザは上に延べたとおり、点のYDISPLAY 値を自由に変
えられることになる。
【0030】ある種の状況下では(フィルムの特性曲線
およびスキャナの伝達関数に依存して)、グラフの原点
から点39を離してオフセットを取ること、および実際
にはあまり可能性はないが点40を位置YDISPLAY (M
ax)=YSTORE (Max)から離すようにできること
が望ましいかもしれない。必要であれば、点39および
40の位置に対するユーザの制御をプロセッサ17によ
り新たに設けることも可能である。
【0031】ユーザが規定する変更は、記憶装置16内
に保持されるYCrCbデータの輝度(Y)成分のみに
対しプロセッサ17により行なわれる。これは、ユーザ
がクロミナンス(CrCb)成分に対しても制御を行な
うようにするためには不必要に複雑なシステムが必要と
なりかつ表示された像の属性にユーザが予想もしない変
化が生じると考えられるからである。輝度は実際には対
数でありかつYDISPLA Y とYSTORE の間の関係はY
DISPLAY =Ygamma STORE という形であり、gamma
が図5における線38、44、45または46の勾配で
ある。クロミナンスもまた対数でありかつユーザがもし
クロミナンス値に対する制御もできるとすれば、その関
係は(Cr,Cb)DISPLAY =(Cr,Cb)gamma
STORE という形であると考えられ、これは積CrCbの
値とともにCrとCbとをgamma乗した値も得られ
る。予想できないトーンの変化を像に与えると考えられ
るのはこの積CrCbの値である。
【0032】三次スプラインの計算は大変すばやく行な
うことができしたがってユーザが影、中間トーン、およ
びハイライトの値を調節すると、プロセッサ17は、見
掛け上は瞬間的に変更関数を決定し、見掛け上は瞬間的
にこの変更関数をモニタに出力するデータに適用するこ
とができる。したがって、ユーザは何らの望ましくない
遅れもなく、自分が行なった値の調節の効果を表示され
た像の中に見ることができる。
【0033】表示された像の属性にユーザが満足すれ
ば、プロセッサ17はコントロールモードで動作し、変
更関数を規定する三次スプラインデータから、ルックア
ップテーブル15のための新たなデータと、光源12の
ための新たな設定を計算する。そこで、フィルム13は
再び走査されて、スキャナ11からの新たな12ビット
のデータがルックアップテーブルにより新たな8ビット
データに変換され、このデータがフレーム記憶装置16
内に記憶される。プロセッサ17が行なう変更関数は図
5の直線38に対応する関数にリセットされて、像に関
する新たな8ビットデータがすべて記憶装置16に記憶
されると、データはデータが表わす像をモニタ17上に
表示するために読出される。理想的には、この新たな8
ビットデータはオペレータが希望する属性を有すること
になり、かつそれ以上何らの変更を加える必要もなくバ
ルク記憶装置36内に記憶され得る。しかしながら、デ
ータにさらに変更を加えることが必要となる可能性もあ
る。というのも、8ビットデータがルックアップテーブ
ルにより作られる際に、像の情報のロスが避けられない
からである。表示された像における所望の属性を得るた
めに8ビットデータに加えることが必要な変更は12ビ
ットデータが表わす像における同じ属性を得るのに必要
な変更とは異なる。この差はたとえばルックアップテー
ブルにより行なわれる変換が像におけるハイライトまた
はシャドウのいずれかの方向にシフトされる場合には重
要かもしれない。
【0034】さらなる変更が必要な場合には、ユーザは
再びプリビューモードで動作するプロセッサ17により
行なわれる変更関数を変更して、表示されている像が所
望の属性を含むようにする。ここでも、ユーザが表示さ
れた像に満足であれば、プロセッサは再びコントロール
モードで動作して、ルックアップテーブルのための新た
なデータとスキャナのための新たな光の設定を計算す
る。そこで像は再び走査されて、この新たなデータのす
べてがフレーム記憶装置16に書込まれると、この新た
な像がモニタ19に表示されて、ユーザはこれを調べる
ことができる。像を表わす許容可能な8ビットデータを
得るまでにはこの工程を2、3回繰返さなければならな
いかもしれない。このようにして、12ビットデータと
8ビットデータ間の変換における情報のロスが最小限に
なる。ルックアップテーブルの変換を調節して希望する
属性を有する像を得る際には、8ビットデータは、最も
関連のある画像情報、すなわち希望の属性に関連する情
報を自動的に含んでいる。
【0035】システム10は映画フィルム用使用を目的
としているので、フィルム13は通常複数の画像フレー
ムを含んでいる。ルックアップテーブルの中身および光
の設定がフィルム13上の最初の1つまたは2つのフレ
ームに関して調節されると、それ以上の調節は必要では
なく、かつしたがって8ビットデータはユーザによるさ
らなる対話を伴わずにルックアップテーブル15からバ
ルク記憶装置36へ直接転送され得る。
【0036】こうして、システム10により、ユーザは
表示された像の中の属性を対話的に調節して、像の走査
および走査によって得られたデータの、さらなる処理に
適したフォーマットへの変換に対し調節を行なうことが
できる。この対話によってシステムの使用が容易となり
かつスキャナおよびルックアップテーブルをセットアッ
プするのにかかる全体的な時間が短くなる。
【0037】最初の捉えられた像を走査することによっ
て生成されるデータが表わす像がモニタ上に表示され、
かつ表示された像の特性および属性が調節される装置お
よび方法について説明したが、この調節を、次に、最初
に捉えた像の走査の仕方を変えて、像をさらに走査する
と先に表示した像における特性または属性に類似するも
のを有する像を表わすデータがもたらされる。
【0038】このように本発明について好ましい実施例
を参照しながら説明を行なったが、この実施例は例示目
的のみのものであり、先行の特許請求の範囲およびその
均等の範囲に示される本発明の精神および範囲を逸脱す
ることなく、当業者に思い付くような修正および変更が
可能である点を理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネガフィルムエマルションの特性曲線のグラフ
である。
【図2】リバーサルフィルムエマルションの特性曲線の
グラフである。
【図3】発明を実施した電子画像処理装置の模式ブロッ
ク図である。
【図4】さまざまな特性曲線、伝達関数および変換関数
が、あるシーンの像におけるトーンに対し有する効果を
示す図である。
【図5】ユーザが規定することができる変更関数のプロ
ットである。
【符号の説明】
10…電子画像処理システム 11…スキャナ 12…光源 13…フィルム 14…CCD 15…ルックアップテーブル 16…フレーム記憶装置 17…プロセッサ 18…スタイラス・タッチタブレット装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 4226−5C H04N 1/40 101 E

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像媒体上に捉えられた像を表わしかつ
    捉えることにより決定された像の属性および画像媒体の
    特性を有するディジタルデータを処理するための電子画
    像処理装置であって、 捉えた像を走査して、集まってその像を表わす複数の画
    像要素を規定するディジタル画像データを生成するため
    の像走査手段と、 前記走査手段からのデータをディジタル処理に適したフ
    ォーマットのデータに変換するための変換手段とを含
    み、前記像の属性が走査および変換の結果として変更さ
    れ、さらに前記走査手段からの前記変換された画像デー
    タを記憶するための記憶手段と、 前記記憶手段内のデータから生成される像を表示するた
    めの表示手段と、 処理手段とを含み、前記処理手段はプリビューモードに
    おいては前記記憶手段から前記データを読出し、前記読
    出されたデータを、ユーザが入力装置を操作することに
    よって入力される信号に応答して決定される変更関数に
    基づき変更し、それによって前記読出データが表わす像
    の属性を変更しかつ前記変更された読出データを前記表
    示手段に出力して表示させ、ユーザがその前記変更され
    た属性を調べることができるように動作することが可能
    で、かつコントロールモードにおいては、前記プリビュ
    ーモードの間に決定され前記走査手段による走査および
    前記変換手段による変換に対し対応する変更を行なうた
    めの前記変更関数に依存して制御データを発生し、それ
    によって後の走査および変換動作においては像の属性が
    前記プリビューモードの際に前記表示手段上に前回表示
    された像のものに近い値に変更されるように動作が可能
    である、装置。
  2. 【請求項2】 前記走査手段が捉えた像を照らすための
    光源と、前記ディジタル画像データを生成するための電
    荷結合デバイスとを含み、前記光源による照射のレベル
    が前記コントロールモードにおいて生成された制御デー
    タに従い前記処理手段によって制御可能である、請求項
    1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記電荷結合デバイスが高解像度でデー
    タを生成するようにされており、かつ前記変換手段が前
    記データをより低い解像度のデータに変換するようにさ
    れている、請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記変換手段が、集まって前記走査手段
    からのデータと前記処理手段のためのデータとの間に関
    係を規定する複数のエントリーを含むルックアップテー
    ブルを含み、前記ルックアップテーブル内の前記エント
    リーが前記コントロールモードで生成された前記制御デ
    ータに従い前記処理手段により調節可能である、請求項
    1または2または3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記走査手段が一色フォーマットのデー
    タを生成するようにされており、かつ前記ルックアップ
    テーブルのエントリーが前記走査手段からのデータを他
    のカラーフォーマットのデータに変換するようにされて
    いる、請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記プリビューモードの間に、前記処理
    手段が複数の予め定められた変更可能な関数値を含むメ
    ニューを表わすデータを生成しかつユーザが入力装置を
    操作したことに応答してカーソルを表わすデータを生成
    するようになっており、前記メニューデータと前記カー
    ソルデータとは前記表示手段に出力されて、前記表示手
    段上に前記メニューとカーソルとが表示され、前記変更
    可能な関数値の各々が表示されたメニューにおけるカー
    ソルのユーザ制御による操作によって可変である、先行
    の請求項のいずれかに記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記プリビューモードの間に前記処理手
    段が、予め定められた変更可能な関数値を含む値を規定
    する多項式を計算することによって前記変更関数を決定
    するようになっている、請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記プリビューモードの間に、前記処理
    装置が三次スプラインとして前記多項式を計算するよう
    になっている、請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記変更可能な関数値がプリセットされ
    た値である、請求項6または7または8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記変更可能な関数値が表示されてい
    る像の中でユーザにより選択された画素の値により決定
    される、請求項6または7または8に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記入力装置がスタイラス・タッチタ
    ブレット装置を含む、先行の請求項のいずれかに記載の
    装置。
  12. 【請求項12】 前記画像媒体が像を表わすエマルショ
    ンを保持するフィルムを含み、前記属性が前記フィルム
    およびエマルションの光伝達特性に関連している、先行
    の請求項のいずれかに記載の装置。
  13. 【請求項13】 画像媒体上に捉えられた像を表わしか
    つ像を捉えることによって決定された属性と前記画像媒
    体の特性を有するディジタルデータを処理する方法であ
    って、 前記捉えられた像を走査して、集まってこの像を表わす
    複数の画像要素を規定するディジタル画像データを生成
    するステップと、 前記走査によって生成された前記データをディジタル処
    理に適したフォーマットのデータに変換するステップを
    含み、前記画像の属性が前記走査および変換の結果とし
    て変更され、さらに前記変換された画像データを記憶装
    置内に記憶するステップと、 前記記憶されたデータから生成される像を表示するステ
    ップと、 前記記憶装置からデータを読出すステップと、 入力装置を操作して変更関数を決定するステップと、 前記変更関数に従い前記読出データを変更して、像を表
    わす属性を変更するステップと、 前記変更されたデータが表わす前記変更された像を表示
    して前記変更された像の属性をユーザが調べることがで
    きるようにするステップと、 前記変更関数に依存して制御データを生成するステップ
    と、 前記制御データに基づき前記走査および変換動作に対応
    の変更を加えて、後の走査および変換動作では前記像の
    属性が前回表示した像のものにより近い値に変更され
    る、方法。
  14. 【請求項14】 前記走査および制御の間に捉えられた
    像を照射するステップと、前記制御データに従い前記像
    の照射のレベルを制御するステップとをさらに含む、請
    求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記変更関数の予め定められた点を変
    更しかつ前記変更された予め定められた点から置換変更
    関数を計算するステップをさらに含む、請求項13また
    は14に記載の方法。
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