JP3758284B2 - 画像撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CCD(charge coupled device )等のカラー撮像素子により電気的に画像情報を取り込むための画像撮像装置において、そのカラー撮像素子に画像を結像させる光学系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CCDのような、画素が等間隔で並んだ撮像素子で画像情報を取り込む場合、その等間隔のサンプリングにより、高周波の被写体に対してその周波数とは別の低周波の「折り返しノイズ」等と呼ばれるノイズ画像が発生するが、それによる不具合を防ぐために、従来より、水晶より成る光学ローパスフィルターを画像撮像装置の光学系内に配置し、被写体の高周波成分が撮像素子に至らないようにするという事が行われている。
【0003】
また、最近は、画像撮像装置の小型化やコストダウンを図るため、CCDの各画素にR(red),G(green),B(blue)等のカラーフィルターを交互に配置した単板式と呼ばれるものが多く用いられており、その際に、観察者が画像を見たときに強く感じやすいGの画素を、R,Bの画素よりも多く配置する事で、像性能を上げるという事が一般的に行われている。図2は、そのCCDのカラー画素の配置例を示す図であり、市松パターンと呼ばれている。
【0004】
ところが、上記CCDにおいては、画素が少ない事で画素間隔が広いRやBに対して、上記「折り返しノイズ」がよく目立ち、ノイズに色がついた「色モワレ」と呼ばれる不具合として現れる。このようなCCDに対しては、上記光学ローパスフィルターは、特にその「色モワレ」を目立たなくするために用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記光学ローパスフィルターを使用すれば、特に「色モワレ」を抑えるために、不要な高周波をカットする事ができるが、それ以外に低周波成分の画像をも低下させ、特に上記単板式のCCDにおいては、Gの画素に対し、不要ではない高周波成分までカットしてしまうという欠点を有している。また、光学ローパスフィルターは非常に高額であるので、画像撮像装置のコストアップにもつながってしまう。
【0006】
本発明は、上記不具合点を解消し、光学ローパスフィルターを用いる事なく、いわゆる「色モワレ」の発生を抑える事ができ、さらに、光学ローパスフィルターを用いた従来の装置よりも高画質が得られ、コストダウンも図った画像撮像装置を提供する事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、被写体からの光を結像させる光学レンズと、その結像した光を色別に光電変換するカラー撮像素子とを有する画像撮像装置において、前記カラー撮像素子は、異なる色のカラーフィルタを画素毎に交互に配置することで構成されたエリアカラー撮像素子であり、以下の条件式範囲を満足する構成とする。
1.5×p×FNo.<|LBg−LBe|<5.0×p×FNo.
1.5×p×FNo.<|LBc−LBe|<5.0×p×FNo.
但し、
p:前記カラー撮像素子の光電変換画素の所定ピッチであり、互いに隣接する異なる色のカラーフィルタに対応する画素同士の間隔
LBe:e線(波長546.07nm)の近軸レンズバック
LBg:g線(波長435.84nm)の近軸レンズバック
LBc:C線(波長656.28nm)の近軸レンズバック
FNo.:前記光学レンズの開放Fナンバー
である。
条件式範囲をより狭めて、
2.0×p×FNo.<|LBg−LBe|<4.0×p×FNo.
2.0×p×FNo.<|LBc−LBe|<4.0×p×FNo.
としてもよい。
前記目的を達成するために、本発明ではまた、被写体からの光を結像させる光学レンズと、該結像した光を色別に光電変換するカラー撮像素子とを有する画像撮像装置において、前記カラー撮像素子は、異なる色のカラーフィルタを画素毎に交互に配置することで構成されたエリアカラー撮像素子であり、光学ローパスフィルタを廃するとともに、以下の条件式範囲を満足する構成とする。
1.5×p×FNo.<|LBg−LBe|<5.0×p×FNo.
1.5×p×FNo.<|LBc−LBe|<5.0×p×FNo.
但し、
p:前記カラー撮像素子の光電変換画素の所定ピッチであり、互いに隣接する異なる色のカラーフィルタに対応する画素同士の間隔
LBe:e線(波長546.07nm)の近軸レンズバック
LBg:g線(波長435.84nm)の近軸レンズバック
LBc:C線(波長656.28nm)の近軸レンズバック
FNo.:前記光学レンズのFナンバー
である。
条件式範囲をより狭めて、
2.0×p×FNo.<|LBg−LBe|<4.0×p×FNo.
2.0×p×FNo.<|LBc−LBe|<4.0×p×FNo.
としてもよい。
【0008】
上記の各画像撮像装置は、前記カラー撮像素子が、R,G,B原色の光電変換画素を持つCCDである構成とすることができる。さらに、前記被写体を照明する照明強度を変える事により、前記カラー撮像素子への露光量を制御する構成としても良い。或いは、前記被写体を照明する照明時間を変える事により、前記カラー撮像素子への露光量を制御する構成とする事もできる。また、前記被写体と前記カラー撮像素子の間の光路中に、前記被写体からの光の透過率を変えるフィルターを設ける事により、前記カラー撮像素子への露光量を制御する構成とする事もできる。
また、上記の各画像撮像装置は、フィルムに記録された画像を撮像する装置とすることができるし、一般のデジタルカメラとすることも可能である。デジタルカメラとする場合、前記光学レンズをズーム光学系とするとよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1に、本発明の第1の実施形態の全体構成を示す。本構成は、現像済みのフィルムを被写体として撮影するタイプであり、いわゆるフィルム画像撮影装置と呼ばれるものである。
【0010】
同図において、11は被写体である現像済みフィルムである。このフィルム11は、いわゆるAPS(advanced photo system )タイプのものであり、カートリッジに現像済みのフィルムが装填されているものである。また、12はフィルム11を給送する給送部であり、これによりフィルム11の送りや巻き戻しを行うとともに、フィルム11に磁気記録されているIXデータの読み書きも行う。13はフィルム11を照明する光源であり、蛍光管やキセノン管(フラッシュ)或いはタングステンランプで構成されている。光源13によって照明されたフィルム11の画像は、レンズ1によってCCD3に結像する。
【0011】
従来の画像撮像装置においては、レンズ1とCCD3の間に光学ローパスフィルターが配置されていたが、本実施形態においては不要である。引き続きCCD3では、結像した画像を光電変換して出力する。CCD3からの出力は、アナログプロセス4でCDS(correlation double sampling,相関二重サンプリング)されてアナログ信号(実効値)に変換され、続いてA/D変換部5でデジタル信号に変換される。そして、この信号を受けて、画像処理部7では各種の画像処理を行う。詳しくは後述する。
【0012】
6は、制御部10からの制御信号を受けてCCD3,アナログプロセス4,A/D変換部5にタイミングパルスを供給する働きをするTG(timing generator)である。また、バッファメモリー8は、撮影した画像のデータを適当な形式で一時記憶しておくところで、メモリーコントローラ9により、制御部10からの制御信号を受けて制御される。この制御部10は、本構成のフィルム画像撮影装置全体の制御を行う。
【0013】
また、14は電源のON/OFFやフィルムのイジェクト等の操作を指示して制御部10に働きかける操作部であり、18は各部へ電力を供給する電源部である。さらに、17はパーソナルコンピュータ(PC)であり、このモニターで画像を鑑賞したり、この記録媒体に画像データを記録する働きをする。そのため、コネクタ16を介して装置本体と接続されている。そして、15はパーソナルコンピュータ17との接続を制御するI/Fコントロールである。基本的には、パーソナルコンピュータ17内にセットされたソフトウェアにより、制御信号がコネクタ16を介して制御部10に送られ、その信号に従って制御部10が装置本体を制御する。
【0014】
図2は、上述したように、CCDのカラー画素の配置例を示す図であり、エリアCCDの画素配列とピッチの一例を示している。これは、平方画素で原色市松のカラーフィルター配置の、プログレッシブスキャン方式(一括転送方式)のCCDである。これは、画素をまとめる事なく画素毎に転送するもので、静止画の撮影に向いたものである。同図に示すように、各画素間のピッチをpとすると、G同士間のピッチは√2p、B同士間,R同士間のピッチはそれぞれ2pになる。この方式のCCDでは、輝度信号はGから作り、色信号はR,G,Bから作る。
【0015】
ここで、従来の光学ローパスフィルターを含む光学系の特性について説明しておく。ここで用いるCCDの画素ピッチは、p=0.005mmを想定している。これは、本実施形態においても同じとする。従来の画像撮像装置の光学系では、「色モワレ」の発生を抑えるため、おおよそナイキスト周波数νnでMTF(modulation transfer function,変調伝達関数)が0となるような光学ローパスフィルターをレンズとCCDの間に配置する。ここで、νn=1/(2p)=100である。
【0016】
故に、光学ローパスフィルターを含めた光学系のMTF特性は、R,G,B共に図3のようになる。同図において、横軸が空間周波数、縦軸がMTFである。同図に示すように、ここでのMTFは、ナイキスト周波数νnでMTFが0となっているため、「色モワレ」が発生する要因となるR,Bの画像に対するMTFとしては適正であるが、R,Bより画素ピッチの小さいGの画像では、MTFが低すぎて最終的な画像のMTFを大きく低下させる。
【0017】
次に、本実施形態の光学系について説明する。図4は、本実施形態の光学系の構成図であり、同図の左手が被写体側、右手がCCD側となっている。同図において、L1〜L4は光学レンズ、F1は不要な赤外光をカットするためのIR(infrared radiation)カットフィルターである。光学レンズは、L1が正レンズ,L2が負レンズ,L3がCCD側に強い凸面を持つ正レンズ,L4が被写体側に強い凸面を持つ正レンズである。以下に、本実施形態の光学系のコンストラクションデータを示す。
【0018】
【0019】
ここで、
共役長;59.87mm
撮影倍率;−0.2336
FNo.;4
e線近軸レンズバック;4.32mm
である。
【0020】
図5は、本実施形態の光学系の収差図であり、同図(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図、(d)は倍率色収差図である。球面収差図(a)に示したe線,g線,C線の球面収差を見ると、e線に対してg線,C線の近軸レンズバック,縦色収差が大きくずれている事が分かる。その他の収差は非常に良好である。
【0021】
図6は、本実施形態の光学系におけるR,G,B別のMTF特性を示す図であり、(a),(b),(c)で表されている。本実施形態の光学系のCCD受光面は、ほぼe線の近軸レンズバック位置に配置している。同図では、CCDのR,G,Bそれぞれの受光感度は、おおよそC線(波長656.28nm),e線(波長546.07nm),g線(波長435.84nm)をピークとしており、e線の近軸レンズバックに対して故意に近軸レンズバックをずらしたため、RとBの像がデフォーカスしている状態となり、同図(a),(c)に示されるように、RとBに対する像性能は、おおよそナイキスト周波数νn(=100)で0付近まで低下するため、光学ローパスフィルターがなくても「色モワレ」は発生しない。
【0022】
そして、本実施形態の光学系においてほぼベストピントとなっているe線をおおよそ受光感度のピークとするGの画素についてのMTFは、同図(b)に示されるように、ナイキスト周波数νnにおいても高い値を示し、コントラストの低下が少ない事が分かる。つまり、本実施形態の光学系によれば、光学ローパスフィルターを用いなくても「色モワレ」を防ぐ事ができ、さらに、Gのコントラストが高い事により、最終的に高画質が得られる。即ち、コストダウンを図りつつ画質の向上も得られる事になる。
【0023】
尚、本実施形態における効果を充分に得るためには、g線とC線についてのおおよそナイキスト周波数νnでのMTFが0となれば良いので、このためにはそれぞれの点像が画素ピッチpに対し、おおよそ2.44×pの直径のボケ像となれば良く、この状態とするために、e線の近軸レンズバックに対するg線とC線の近軸レンズバックのズレ量は、おおよそ2.44×p×FNo.とすれば良い。図7は、この状態を模式的に示した図である。図中のLBは、小文字で示した各線における近軸レンズバック位置を表す。
【0024】
この2.44×pは、円形のボケをフーリエ変換して周波数特性を求め、ナイキスト周波数νn(=1/(2p))でMTFが0になる円形の直径を逆算したものである。半径rの円形のMTF特性は、
MTF(ν)=2・J1(2πrν)/2πrν
で表される。ここで、J1は1次のベッセル関数である。
【0025】
但し、実際には、レンズの球面収差等により、近軸レンズバックの適正なズレ量は変化するし、さらに、縦方向の色収差は故意に発生させても、それによる倍率色収差の発生は望ましくなく、また、光学系に用いるガラスの種類も限られているので、所定の条件丁度に光学系を設計する事は難しい。この事に鑑み、およそ以下に示す条件の範囲に入るようにすると、少なくとも従来より良好な画像が得られる。
1.5×p×FNo.<|LBg−LBe|<5.0×p×FNo. (1)
1.5×p×FNo.<|LBc−LBe|<5.0×p×FNo. (2)
【0026】
上記条件式の下限値以下になると、光学ローパスフィルターを用いないと「色モワレ」が発生し、上限値以上になると、RとBの画像のコントラストが大幅に低下し、画質が低下する。さらに、
2.0×p×FNo.<|LBg−LBe|<4.0×p×FNo. (3)
2.0×p×FNo.<|LBc−LBe|<4.0×p×FNo. (4)
の範囲に入るようにすると、「色モワレ」を防ぎつつ非常に良好な画像が得られる。
【0027】
本実施形態においては、CCDの画素ピッチp=0.005,FNo.=4.0,LBg−LBe=−0.053,LBc−LBe=0.063である。尚、本実施形態に示した正レンズ,負レンズ,正レンズ,正レンズの単焦点レンズにおいて上記条件を満たすためには、3枚の正レンズの内少なくとも2枚の正レンズについてνd<45、負レンズについてνd<30である事が望ましい。
【0028】
次に、CCDから得られる画像データの画像処理に関して説明する。図8は、補間計算により画像情報を算出する際の詳細な流れを示す図である。本実施形態のCCD3を用いた場合、得られる画像データをカラーフィルター別に見ると、図8のステップ#1,ステップ#2,ステップ#3において×印で示すように、画像データの存在しない画素がある事が分かる。それ故、図1に示した画像処理部7において、不足している画像情報を算出する補間計算が行われる。尚、画像処理部7では、補間計算以外に、CCD3からのA/D変換後のデータに対してγ処理等が行われるが、図8では省略した。
【0029】
具体的には、同図において、まず、ステップ#1で示すGの画像に対して、補間計算により不足分の画像情報を算出し、ステップ#4とする。補間計算にはいくつかの方法があるが、ここではメディアン補間を採用した。これは、図9(a)に示すように、算出したい不足の画素をG0とし、G0の周りに既に値が得られている画素をG1,G2,G3,G4としたとき、G1〜G4の内、最も大きいものと最も小さいものを除く2つを選んでGa,Gbとして平均をとり、G0=(Ga+Gb)/2とするものである。その他の方法としては、4つの画素の平均をとり、G0=(G1+G2+G3+G4)/4とする平均補間等がある。
【0030】
次に、ステップ#2で示すRの画像情報からステップ#4で示すGの画像情報を減ずる事により、色差情報Crを算出してステップ#5とする。但し、Rの画像情報には、まだ画像データの存在しない画素があるので、その画素に対しては、色差情報は0とする。ステップ#5で示す色差情報に対しては、ステップ#6でパターンのマスク処理が行われる。これは、例えば図9(b)に示すように、元の画像の画素A1〜A9があったときに、A5に対する新しい画像情報を、A5とその周りの8つの画素及びM1〜M9のマスクパターンにより、A5′=Σ(Mi×Ai)により算出するものである。
【0031】
ステップ#5で示す色差情報に対して、ステップ#6で示すマスクパターンでマスク処理を行った結果をステップ#7に示す。そして、ステップ#7で示す画像情報にステップ#4で示すGの画像情報を加算する事により、ステップ#8で示すRの画像情報が得られる。
【0032】
また、ステップ#3で示すBの画像情報からステップ#4で示すGの画像情報を減ずる事により、色差情報Cbを算出してステップ#9とする。但し、Bの画像情報には、まだ画像データの存在しない画素があるので、その画素に対しては、色差情報は0とする。ステップ#9で示す色差情報に対しては、ステップ#10でパターンのマスク処理が行われる。これは、上記図9(b)で説明した処理と同じ内容である。
【0033】
ステップ#9で示す色差情報に対して、ステップ#10で示すマスクパターンでマスク処理を行った結果をステップ#11に示す。そして、ステップ#11で示す画像情報にステップ#4で示すGの画像情報を加算する事により、ステップ#12で示すBの画像情報が得られる。
【0034】
上記RとBの画像に対する不足分の補間に関しては、CCD3から得られた、ステップ#2,ステップ#3でそれぞれ示す画像情報に対して、直接に補間処理を行う方法もあるが、本発明では、上述したように、一度ステップ#4で示すGの画像情報との差分を取ってから補間処理(マスク処理)を行い、その後、再度ステップ#4で示すGの画像情報を加算している。これは、本実施形態で示した光学系では、RとBの画像のMTFを低く抑えているので、CCDから得られた画像情報に対して直接に補間処理を行うよりも、Gの画像情報との差分に補間を施す方が良好な画質が得られるからである。
【0035】
さらに、通常は、コントラストを更に高めるための強調処理が行われる。図8においては、ステップ#4,ステップ#8,ステップ#12でそれぞれ示すG,R,Bの画像情報に対して、それぞれステップ#13,ステップ#15,ステップ#17で示す同一のマスクパターンによってマスク処理を行い、ステップ#14,ステップ#16,ステップ#18でそれぞれ示す画像情報を得る様子が表されている。尚、この強調処理のマスクパターンは、R,G,Bで別々のものを用いても良い。
【0036】
本実施形態の図1で示すフィルム画像撮影装置では、現像済みのフィルム11を使用するが、このフィルム11は、カメラ等で撮影した時の露光状態によって濃度が違ってくるので、その濃度の異なるフィルム11を本実施形態に用いた場合、CCD3への露光量が変化して、光量不足や光量オーバーが発生する。ところが、本実施形態の光学系において、明るさを調節するためにレンズ1のFNo.を変化させたのでは、上述したR画像とB画像の近軸レンズバックのズレ量が変化してしまい、「色モワレ」の発生を抑える効果が得られなくなってしまう。
【0037】
そこで、本実施形態では、CCD3への露光量を適正に保つため、制御部10により、光源13からのフィルム11への光の照度を制御している。その他の方法としては、CCD3への露光時間やCCD3での積分時間を制御する方法や、フィルム11からCCD3までの間の光路中に透過率を変化させるためのフィルターを挿入する方法等がある。
【0038】
図10は、その透過率を変化させるためのフィルターの一例を模式的に示す図である。同図に示すように、モータ26の回転軸に接続されているローレット20には、透過率の異なるND(neutral density )フィルター21〜25が、その回転軸周りに配置されている。そして、レンズ1とCCD3の間の光路中に位置するNDフィルターの種類を、モータ26の回転に連動してローレット20を回転させる事により、21〜25のいずれかに切り換える。尚、27は回転位置検出センサーである。
【0039】
ところで、本実施形態では、RとBの画像に対して故意に縦色収差を発生させる事で「色モワレ」を防いだが、Gの画像は性能が良いため、「色モワレ」が発生するよりも高い周波数で「折り返しノイズ」が発生する可能性がある。これを防ぐために、光学ローパスフィルターを用いても良い。この、Gの画像に対する「折り返しノイズ」を防ぐための光学ローパスフィルターは、通常の画像撮像装置の「色モワレ」を防ぐための光学ローパスフィルターよりも高周波をカットするので、画質は「色モワレ」を防ぐための光学ローパスフィルターを用いたときよりも良い。
【0040】
図11は、本発明の第2の実施形態の光学系の構成図である。これは、CCDを撮像素子とするデジタルカメラのズーム光学系である。また、同図の左手が被写体側、右手が像面側となっている。同図において、光学レンズは、負レンズ,正レンズ,正レンズからなる正の第1群(grp1)、負レンズ,負と正の接合レンズからなる負の第2群(grp2)、絞り,正レンズからなる正の第3群(grp3),負と正の接合レンズからなる第4群(grp4)により構成される。また、F1はIRカットフィルターである。
【0041】
同図に示すように、ズームで焦点距離が広角から望遠に向かうに従い、負の第2群が像面側へ、正の第4群が被写体側へと矢印方向に動く。以下に、本実施形態の光学系のコンストラクションデータを示す。
【0042】
【0043】
ここで、
焦点距離;4.83mm〜13mm
FNo.;5〜5.5
e線近軸レンズバック;6mm
である。
【0044】
本実施形態は、図示しないオートフォーカス機構を持ち、負の第2群を光軸方向に移動させて、被写体の像の内、Gの画像がCCD上良好となるようにフォーカスする。この第2の実施形態は、上記第1の実施形態のように一定距離にある被写体を撮影するものではなく、或程度距離にばらつきのある被写体を撮影するので、或被写体距離にピントが合っている状態では、その他の距離にある被写体にはピントが合わず、効果が得られにくい筈であるが、実際には、FNo.が4以上とレンズが暗く、また、焦点深度を持つ事や、一つの撮影における被写体距離のばらつきが或程度の撮影範囲内に収まる事等から、問題にはならない。
【0045】
図12は、本実施形態の光学系の広角端における収差図であり、図13は望遠端における収差図である。それぞれの図において、(a)は球面収差図、(b)は非点収差図、(c)は歪曲収差図、(d)は倍率色収差図である。それぞれの球面収差図(a)に示したe線,g線,C線の球面収差を見ると、第1の実施形態の場合と同様に、e線に対してg線,C線の近軸レンズバック,縦色収差が大きくずれている事が分かる。その他の収差は良好である。
【0046】
また、e線に対するg線,C線の近軸レンズバックは、
広角端:LBg−LBe=−0.070,LBc−LBe=+0.053
望遠端:LBg−LBe=−0.100,LBc−LBe=+0.074
である。このとき、g線の近軸レンズバックは、広角端と望遠端とで同じ符号であり、C線の近軸レンズバックも同様である。
【0047】
ズームレンズでこれらの符号が異なっていると、広角端或いは望遠端のそれぞれにおいては上記条件式(1),(2)或いは(3),(4)を満たしていても、広角から望遠に焦点距離を変えたとき、近軸レンズバックの差が小さくなり、上記条件式を満たさない状況が発生する。従って、ズームレンズにおいては、本実施形態のように、広角端と望遠端の近軸レンズバックのズレの方向は同一の方が良い。
【0048】
本実施形態の、正レンズ,負レンズ,正レンズ,正レンズの4成分からなるズームレンズにおいて、条件式(1),(2)或いは(3),(4)を満たすには、第3群の正レンズの分散νdについては、νd<45となることが望ましい。尚、図14及び図15は、本実施形態の光学系のそれぞれ広角端,望遠端におけるR,G,B別のMTF特性を示す図であり、それぞれ(a),(b),(c)で表されている。これらの場合も、上記第1の実施形態の光学系について図6で示したMTF特性と同様の特性を示している。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光学ローパスフィルターを用いる事なく、いわゆる「色モワレ」の発生を抑える事ができ、さらに、光学ローパスフィルターを用いた従来の装置よりも高画質が得られ、コストダウンも図った画像撮像装置を提供する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の全体構成を示すブロック図。
【図2】CCDのカラー画素の配置例を示す図。
【図3】従来の光学ローパスフィルターを含む光学系のMTF特性を示す図。
【図4】本発明の第1の実施形態の光学系の構成図。
【図5】本発明の第1の実施形態の光学系の収差図。
【図6】第1の実施形態の光学系のMTF特性を示す図。
【図7】近軸レンズバックのズレを模式的に示した図。
【図8】画像情報を算出する際の詳細な流れを示す図。
【図9】補間計算及びマスク処理の説明図。
【図10】透過率を変化させるためのフィルターの一例を模式的に示す図。
【図11】本発明の第2の実施形態の光学系の構成図。
【図12】本発明の第2の実施形態の光学系の広角端における収差図。
【図13】本発明の第2の実施形態の光学系の望遠端における収差図。
【図14】第2の実施形態の光学系の広角端におけるMTF特性を示す図。
【図15】第2の実施形態の光学系の望遠端におけるMTF特性を示す図。
【符号の説明】
1 レンズ
3 CCD
4 アナログプロセス
5 A/D変換部
6 TG
7 画像処理部
8 バッファメモリー
9 メモリーコントローラ
10 制御部
11 フィルム
12 給送部
13 光源
14 操作部
15 I/Fコントロール
16 コネクタ
17 パーソナルコンピュータ
18 電源部
20 ローレット
21〜25 NDフィルター
26 モータ
27 回転位置検出センサー
Claims (10)
- 被写体からの光を結像させる光学レンズと、該結像した光を色別に光電変換するカラー撮像素子とを有する画像撮像装置において、前記カラー撮像素子は、異なる色のカラーフィルタを画素毎に交互に配置することで構成されたエリアカラー撮像素子であり、以下の条件式範囲を満足する事を特徴とする画像撮像装置、
1.5×p×FNo.<|LBg−LBe|<5.0×p×FNo.
1.5×p×FNo.<|LBc−LBe|<5.0×p×FNo.
但し、
p:前記カラー撮像素子の光電変換画素の所定ピッチであり、互いに隣接する異なる色のカラーフィルタに対応する画素同士の間隔
LBe:e線(波長546.07nm)の近軸レンズバック
LBg:g線(波長435.84nm)の近軸レンズバック
LBc:C線(波長656.28nm)の近軸レンズバック
FNo.:前記光学レンズの開放Fナンバー
である。 - 被写体からの光を結像させる光学レンズと、該結像した光を色別に光電変換するカラー撮像素子とを有する画像撮像装置において、前記カラー撮像素子は、異なる色のカラーフィルタを画素毎に交互に配置することで構成されたエリアカラー撮像素子であり、以下の条件式範囲を満足する事を特徴とする画像撮像装置、
2.0×p×FNo.<|LBg−LBe|<4.0×p×FNo.
2.0×p×FNo.<|LBc−LBe|<4.0×p×FNo.
但し、
p:前記カラー撮像素子の光電変換画素の所定ピッチであり、互いに隣接する異なる色のカラーフィルタに対応する画素同士の間隔
LBe:e線(波長546.07nm)の近軸レンズバック
LBg:g線(波長435.84nm)の近軸レンズバック
LBc:C線(波長656.28nm)の近軸レンズバック
FNo.:前記光学レンズの開放Fナンバー
である。 - 被写体からの光を結像させる光学レンズと、該結像した光を色別に光電変換するカラー撮像素子とを有する画像撮像装置において、前記カラー撮像素子は、異なる色のカラーフィルタを画素毎に交互に配置することで構成されたエリアカラー撮像素子であり、光学ローパスフィルタを廃するとともに、以下の条件式範囲を満足する事を特徴とする画像撮像装置、
1.5×p×FNo.<|LBg−LBe|<5.0×p×FNo.
1.5×p×FNo.<|LBc−LBe|<5.0×p×FNo.
但し、
p:前記カラー撮像素子の光電変換画素の所定ピッチであり、互いに隣接する異なる色のカラーフィルタに対応する画素同士の間隔
LBe:e線(波長546.07nm)の近軸レンズバック
LBg:g線(波長435.84nm)の近軸レンズバック
LBc:C線(波長656.28nm)の近軸レンズバック
FNo.:前記光学レンズのFナンバー
である。 - 被写体からの光を結像させる光学レンズと、該結像した光を色別に光電変換するカラー撮像素子とを有する画像撮像装置において、前記カラー撮像素子は、異なる色のカラーフィルタを画素毎に交互に配置することで構成されたエリアカラー撮像素子であり、光学ローパスフィルタを廃するとともに、以下の条件式範囲を満足する事を特徴とする画像撮像装置、
2.0×p×FNo.<|LBg−LBe|<4.0×p×FNo.
2.0×p×FNo.<|LBc−LBe|<4.0×p×FNo.
但し、
p:前記カラー撮像素子の光電変換画素の所定ピッチであり、互いに隣接する異なる色のカラーフィルタに対応する画素同士の間隔
LBe:e線(波長546.07nm)の近軸レンズバック
LBg:g線(波長435.84nm)の近軸レンズバック
LBc:C線(波長656.28nm)の近軸レンズバック
FNo.:前記光学レンズのFナンバー
である。 - 前記カラー撮像素子は、R,G,B原色の光電変換画素を持つCCDである事を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の画像撮像装置。
- 前記被写体を照明する照明強度を変える事により、前記カラー撮像素子への露光量を制御する事を特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像撮像装置。
- 前記被写体を照明する照明時間を変える事により、前記カラー撮像素子への露光量を制御する事を特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像撮像装置。
- 前記被写体と前記カラー撮像素子の間の光路中に、前記被写体からの光の透過率を変えるフィルターを設ける事により、前記カラー撮像素子への露光量を制御する事を特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の画像撮像装置。
- デジタルカメラであることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の画像撮像装置。
- 前記光学レンズはズーム光学系であることを特徴とする請求項9に記載の画像撮像装置。
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