JP5040655B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光学系を通して撮像された画像を補正する画像処理装置および画像処理方法に関する。
次のような色収差補正装置が特許文献1によって知られている。この色収差補正装置では、3色が揃ったカラー画像に対して、RGB面撮像素子の配置傾きによって生じたRGB間の焦点ずれを、基準色面に対して他の色面に平滑化ないしは鮮鋭化フィルタを掛けて、色面間の相関が最大となるように可変フィルタのパラメータを探索して補正する。
特開2001−103358号公報
しかしながら、従来の装置によれば、RGB面が同じような画像構造をしていて、鮮鋭度を変えるだけで色面間の相関が取れるとの仮定の下に築かれているが、通常の撮像画像は種々の画像構造をしており、特に有彩色の色構造部はこのような前提が崩れ、逆に補正処理によって画像に破綻を来たす恐れがあった。したがって、軸上色収差によって発生した色滲みを従来の装置による手法で補正しようとした場合には、画像構造が破壊される可能性があるという問題が生じていた。
本発明の第1の態様によると、画像処理装置は、光学系を通して撮像された撮像画像の少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を変化させ、鮮鋭度を変化させた色成分を含む少なくとも2つの色成分間の色応答特性の違いに基づいて、撮像画像の画像構造に起因する色成分と、光学系の色収差に起因する色成分とを判別する判別部を備える。
本発明の第2の態様によると、第1の態様の画像処理装置において、判別部による判別結果に基づいて、光学系の色収差に起因する色成分を補正する補正部をさらに備える。
本発明の第3の態様によると、第1の態様の画像処理装置において、判別部は、少なくとも2つの色成分間の色応答特性が鮮鋭度の変化に対して単調減少関数で表される場合には、鮮鋭度を変化させた少なくとも1つの色成分は、撮像画像の画像構造に起因する色成分であると判別するのが好ましい。
本発明の第4の態様によると、第1の態様の画像処理装置において、判別部は、少なくとも2つの色成分間の色応答特性が鮮鋭度の変化に対して極小点を持つ関数で表される場合には、鮮鋭度を変化させた少なくとも1つの色成分は、光学系の色収差に起因する色成分を含んだ色成分であると判別するのが好ましい。
本発明の第5の態様によると、第1、3、4のいずれかの態様の画像処理装置において、判別部は、少なくとも1つの色成分内でフィルタリングすることによって、撮像画像の少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を変化させる、または、少なくとも1つの色成分以外の色成分内でのフィルタリング結果に基づいて、撮像画像の少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を変化させるのが好ましい。
本発明の第6の態様によると、第1の態様の画像処理装置において、判別部は、光学系の色収差に起因する色成分間における鮮鋭度の差異よりも、鮮鋭度を変化させた色成分を含む少なくとも2つの色成分間の鮮鋭度の差異が大きくなるように、少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を変化させるのが好ましい。
本発明の第7の態様によると、第1の態様の画像処理装置において、少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を変化させる前の撮像画像が有する初期彩度に応じて、色応答特性を補正する色応答特性補正部をさらに備えるのが好ましい。
本発明の第8の態様によると、第1の態様の画像処理装置において、少なくとも2つの色成分間の値の大小関係が、少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を変化させた前後で反転している場合、色応答特性を補正する色応答特性補正部をさらに備えるのが好ましい。
本発明の第9の態様によると、第4の態様の画像処理装置において、判別部は、色応答特性の極小点における値が所定値より大きい値を示す場合は、鮮鋭度を変化させた少なくとも1つの色成分は、撮像画像の画像構造に起因する色成分であると判別するのが好ましい。
本発明の第10の態様によると、第1〜9のいずれかの態様の画像処理装置において、撮像画像は、1つの画素に少なくとも1つの色成分が欠落する画像であるのが好ましい。
本発明の第11の態様によると、画像処理方法は、光学系を通して撮像された撮像画像を取得し、取得した撮像画像の少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を変化させ、鮮鋭度を変化させた色成分を含む少なくとも2つの色成分間の色応答特性の違いに基づいて、撮像画像の画像構造に起因する色成分と、光学系の色収差に起因する色成分とを判別するのが好ましい。
本発明の第12の態様によると、第11の態様の画像処理方法において、判別結果に基づいて、光学系の色収差に起因する色成分を補正するのが好ましい。
本発明によれば、撮像画像の画像構造に起因する色成分、すなわち画像構造が実際に有する色と、光学系の色収差に起因する色成分、すなわち軸上色収差によって発生した色滲みとを判別することができ、この判別結果に基づいて画像の補正を行えば、画像構造の破壊を防ぎつつ、有効に軸上色収差による画像の劣化部だけを補正することができる。
画像処理装置をデジタルカメラに搭載した場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 軸上色収差による色滲みが発生する原理について説明する第1の図である。 軸上色収差による色滲みが発生する原理について説明する第2の図である。 軸上色収差による色滲みが発生する原理について説明する第3の図である。 他の色成分(G成分)を利用して、R、Bの各成分の軸上色収差を補正する原理を示す図である。 彩度とぼかし量との関係の具体例を示す図である。 画像構造の違いを具体的に示した図である。 Bayer画像の具体例を示す図である。 第1の実施の形態で使用する平滑化フィルタの具体例を示す図である。 Cr3*[i,j]を算出する際にかける平滑化フィルタの具体例を示す図である。 第1の実施の形態における画像処理装置110の動作を示すフローチャート図である。 プログラムを、CDなどの記録媒体やインターネットなどの電気通信回線を介してパソコンに提供する様子を示す図である。
―第1の実施の形態―
図1は、第1の実施の形態における画像処理装置をデジタルカメラに搭載した場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ100は、レンズ101と、CCDなどで構成される撮像素子102と、画像処理装置110とを備えている。撮像素子102においては、例えば、単板式カラー撮像素子の最も代表的なR(赤)、G(緑)、B(青)のカラーフィルタがBayer配列されている。
レンズ101は、複数の光学レンズ群から構成されるが、図1では代表して1枚のレンズで表している。レンズ101を通して撮像素子102で撮像される画像データはRGB表色系で示されるものとし、画像データを構成する各々の画素には、RGBの何れか1つの色成分の色情報が存在しているものとする。すなわちBayer画像であるものとする。
画像処理装置110は、CPUやその他周辺回路を含み、後述する画像処理を実行する制御装置111と、撮像素子102によって撮像された画像を格納する画像メモリ112と、画像処理後の画像を表示するモニタ113とを備えている。このデジタルカメラにおいては、レンズ101を通して撮像素子102で撮像されたBayer画像の画像データは、制御装置111によってA/D変換されてデジタル信号に変換され、画像メモリ112に記憶される。
こうして撮像素子102によって撮像され、画像メモリに記憶された画像データにおいては、軸上色収差に伴う色滲みが発生している可能性がある。具体的には、無彩色の黒線被写体を撮像した場合に、軸上色収差がない場合には、図2(a)に示すようなRGBの各成分にぼけ信号は発生しないが、例えば、結像面においてR成分に大きな軸上色収差がある場合には、図2(b)に示すようにR成分にぼけ信号が発生する。すなわち、G成分とB成分の信号は鮮明な色成分信号であるのに対して、R成分の信号はぼけた色成分信号となっている。
そのため、図3(a)に示すようなBayer配列のサンプリング位置に該当する場合には、R成分に発生したぼけ信号が、黒線被写体位置に回り込んで浮き上がった状態となってR画素で撮像されるので、黒線被写体のエッジ近辺で赤滲みが発生する。これに対して、図3(b)に示すようなBayer配列のサンプリング位置に該当する場合は、G、B成分に近いコントラストを持った信号強度のR成分がR画素で観測されるので、図3(a)で述べたような影響は少なくなる。したがって、Bayer配列の場合には、画像構造とBayerサンプリングの組み合わせによって、場所ごとに画像劣化状態が変化するような、画像劣化状態を判定するのが非常に難しい状態が発生する。
RGB3板式で撮像した場合には、Bayer配列ほど困難な状況にはないものの、図2(b)に示すような状況でのエッジ部での平均的な色滲みが観測される。なお、B成分に大きな軸上色収差がある場合は青滲みが発生し、RとB共に大きな軸上色収差がある場合はマゼンタ滲みが発生する。そして、一枚の画像内でも被写体距離によってこれらが混在し、例えば背景領域に青滲みまたはマゼンダ滲みが発生し、前景領域に赤滲みが発生するというような状況が起こりうる。
ここで、無彩色の黒線被写体を撮像した場合に、上述したような軸上色収差による色滲みが発生する原理について説明する。光学系を通して無彩色の黒線被写体を撮像したとき、軸上色収差が無い場合には、図4(a)に示すように撮像面でRGB各成分の焦点が一致している状態である。すなわち図4(b)に示すように、RGB各成分のMTF特性が整合している状態である。これに対して、R成分に軸上色収差がある場合には、図4(c)に示すようにR成分のみ焦点が撮像面からずれており、図4(d)に示すように、撮像面におけるMTF特性の不整合が生じている状態である。
第1の実施の形態においては、制御装置111は、RGBいずれかの色成分に軸上色収差があり、これに伴って色滲みが生じた場合に、各色成分間のMTF特性の不整合を補正して、軸上色収差に伴う色滲みを解消する。すなわち各色成分のMTF特性を一致させる、または近づけることによって整合させて、デジタル的に軸上色収差を解消したような効果を得る。具体的には、次のような原理によって軸上色収差に伴う色滲みを解消する。
例えば、RGBの各成分の信号レベルが、図5(a)〜(c)の各図に示すような画像に対しては、R成分やB成分のようなぼけた色成分信号のMTF特性を、G成分のような鮮明な色成分信号のMTF特性を利用して鮮鋭化してMTFを整合させる。このために、まず、鮮明な色成分信号を基準色成分として、当該基準色成分のMTF特性を、ぼけた色成分信号のMTF特性に近づける、または一致するように平滑化してぼかす。すなわち、図5に示す例では、G成分のMTF特性を、R成分、およびB成分のそれぞれのMTF特性に近づけるように平滑化する。
その結果、図5(d)に示すようなG成分のMTF特性をR成分のMTF特性に近づけるように強くぼかした<G>と、図5(e)に示すようなG成分のMTF特性をB成分のMTF特性に近づけるように弱くぼかした<G>とを得る。そして、図5(f)に示すように、色差成分Cr、Cbを、R成分およびB成分のそれぞれに対応して平滑化したG成分、すなわち<G>および<G>を用いて生成する。
その後、生成した色差成分CrおよびCbと、平滑化を行っていない元のG成分とに基づいてRGB表色系に戻せば、R、B各成分のMTF特性をG成分のMTF特性になぞらえるようにして一致させる、または近づけることが可能となり、整合をとることができる。換言すれば、R成分およびB成分のそれぞれに、元のG成分と、異なる平滑化度合いでそのG成分を平滑化して得た<G>および<G>のそれぞれとの差分とを加えることによって、R、B各成分のMTF特性を、鮮明なG成分のMTF特性に整合させることができる。
すなわち、R成分は次式(1)により、B成分は次式(2)によりそれぞれ補正することによって、MTF特性が高い他の色成分(G成分)を利用して、R、Bの各成分の軸上色収差を補正する。
R´=R+(G−<G>) ・・・(1)
B´=B+(G―<G>) ・・・(2)
このように、MTF特性が低い色成分のみからでは回復し得ない高周波成分のコントラスト情報を、MTF特性が高い他の色成分を利用して復元することによって、高精細な軸上色収差補正を可能としており、RGB間のサンプリング周波数の等しい3板式での効果はさることながら、RGB間のサンプリング周波数の異なるBayer配列ではより顕著な効果を得ることができる。
次に、MTF特性を整合させるために、式(1)および(2)において必要なぼかし量の決定方法について説明する。従来技術(特開2001−103358号公報)では相関をみて決めると記載してあるが、相関の具体的定義がなされておらず、正しく相関が得られるかどうかは不明である。本発明では、ぼかし量に対する色成分間の色差彩度応答(色応答)をぼかし量を決定するに当たっての指標とする。
図5で上述したように、MTF特性を整合させていくと徐々に色成分間の画像構造が近づいて、色滲み分の彩度が低下する。そして、さらにぼかし続けると逆に画像構造が異なってしまうため、逆に色付き始めると考えられる。このようにして最小彩度を与えるぼかし量でMTF整合を図る。以下、図6および図7を用いて、詳細に説明する。
図6において、色応答特性6aは、ぼかし量に対して彩度が変化する色応答特性において、上述したように最小彩度を与えるぼかし量でMTF整合を図ることができる場合の色応答特性を示している。この色応答特性6aに基づいて決定したぼかし量は、図7(a)に示すような無彩色部における画像構造の場合には正しいぼかし量となるが、図7(b)に示すような赤白色境界(白地に赤線があるときの白と赤の境界)のような画像構造がある場合には正しいぼかし量とはならない。この図7(b)に示すような場合には、Cr彩度は、色応答特性6bに示すように、G成分をぼかせばぼかすほど彩度が低下し続けるので、最小彩度を与えるぼかし量で軸上色収差補正を行った場合に、画像構造が大きく破綻する恐れがある。
そこで本実施の形態では、基準色成分をMTF整合に必要な程度のぼかし量よりも大きなぼかし量でぼかした結果、色応答がどのように変化するかによって、軸上色収差による画像劣化部か、本来の画像色構造部かを見分ける。すなわち、巨大ぼかしに対する色応答をテストして、画像に含まれる色発生要因の種別を判別する。
具体的には、色応答特性6aのように、G成分を大きくぼかした結果、色応答特性が極小点を持つような関数で表される場合には、軸上色収差による画像劣化部であると判別する。これに対して、色応答特性6bのように、G成分を大きくぼかした結果、色応答特性が単調減少関数で表される場合には、本来の画像色構造部であると判別する。これによって、画像構造の非破壊性の非常に高い軸上色収差の補正が可能となる。
以下、画像構造を判別しながら、各色成分間のMTF特性の不整合を補正して、軸上色収差に伴う色滲みを解消する処理について、具体的に説明する。
(1−1)Bayerの画像入力
まず、撮像素子102で撮像されたBayer画像を画像メモリ112から読み込んで、画像処理の対象とする。なお、Bayer画像の各画素[i,j]には、図8に示すように、R、G、Bのいずれかの色成分の色情報、すなわち色成分値(CCDの信号値に対応する値)が存在する。また、[i,j]は画素位置を示す座標である。
(1−2)方向判定
従来の補間処理と同様にBayer画像を用いてR/B画素位置における方向の類似性判定を行う。なお、第1の実施の形態では、一般的な公知の手法により方向判定を行うが、他の公知手法により方向判定を行ってもよい。
(1−2−1)類似度の算出
次式(3)および(4)により、R,B位置についてそれぞれ縦方向の類似度Cv[i,j]、横方向の類似度Ch[i,j]を算出する。
Cv[i,j]={(|G[i,j-1]-Z[i,j]|+|G[i,j+1]-Z[i,j]|)/2+|G[i,j-1]-G[i,j+1]|}/2 ・・・(3)
Ch[i,j]={(|G[i-1,j]-Z[i, j]|+|G[i+1,j]-Z[i,j]|)/2+|G[i-1,j]-G[i+1,j]|}/2 ・・・(4)
なお、式(3)および(4)において、ZはRまたはBを表す。
(1−2−2)類似性判定
次に、次の条件式(5)に基づいて、類似度を比較して方向指標に変換する。
If |Cv[i,j]-Ch[i,j]|=<Th1 THEN HV[i,j]=0 → 縦横類似性不明
else if Cv[i,j]<Ch[i, j] THEN HV[i,j]=1 → 縦類似
else HV[i,j]= -1 THEN 横類似 ・・・(5)
なお、閾値Th1は256階調のときは10前後の値をとり、画像のノイズが多いときはさらに高めに設定する。
(1−3)MTF変調Bayer画像作成
RGB色成分間のMTF整合を行うため、各色成分に対して複数通りのぼかし画像を生成する。ただし、この実施形態ではBayer配列で輝度を表すG成分の配置密度が高いので、R,B成分のMTFは元々Bayerサンプリングに伴って劣っていると考えられ、G成分について複数通りのぼかし(平滑化)を行えばよい。すなわち、G成分を基準色成分として、このG成分の鮮鋭度を変化させる。
ここでは、図9(a)に示す弱い平滑化フィルタ(<>3×3)、図9(b)に示す強い平滑化フィルタ(<>5×5)、および式(6)に示す色構造判別のための巨大ぼかしフィルタ(<>65×65)を用いて、G成分について3通りのぼかし画像を生成する。これによって、ぼかしなし(<>1×1)の場合を含む4通りのG面、<G>1×1、<G>3×3、<G>5×5、および<G>65×65を得ることができる。
Figure 0005040655
この<>65×65は、上述したように、色構造判別のための巨大ぼかしフィルタであることから、一般的な軸上色収差の発生に伴う、G成分とR成分の鮮鋭度の差異よりも、G成分を<>65×65を使用してぼかした後のG成分とR成分の鮮鋭度の差異の方が大きくなるように定義されたフィルタである。
なお、式(6)では、図9(b)に示す<>5×5のフィルタを8回繰り返しかけることによって、<G>65×65を算出している。すなわち、<>5×5のフィルタを8回繰り返しかけることによって、<>65×65のフィルタをかけることと等価になることを意味している。なお、本実施の形態では、上述した<>3×3、<>5×5、<>65×65の3通りのフィルタを使用する例について説明するが、これらの間のフィルタを更に細かく定義して使用してもよい。
(1−4)仮想的色差面生成
(1−3)で得た<G>1×1、<G>3×3、<G>5×5、および<G>65×65の4通りのG面をBayer面のR位置に補間した後に、R位置に4通りのCr成分(色差成分)を作成する。次式(7)〜(10)は、R位置に作成した4通りのCr成分をそれぞれCr0、Cr1、Cr2、およびCr3とした場合に、これらのCr0、Cr1、Cr2、Cr3を模式的に表したものである。
Cr0[i,j]=R[i,j]-<G[i,j]>1×1 ・・・(7)
Cr1[i,j]=R[i,j]-<G[i,j]>3×3 ・・・(8)
Cr2[i,j]=R[i,j]-<G[i,j]>5×5 ・・・(9)
Cr3[i,j]=R[i,j]-<G[i,j]>65×65 ・・・(10)
このうち、Cr0面の生成について説明する。具体的には、次式(11)によってR位置にCr0面を生成する。他のCr1,Cr2、およびCr3の各面についても同様に算出できる。なお、ここでは、ベイア配列のR位置にのみCrを生成し、その他の位置について補間処理は行わない。
If HV[i,j]=1 THEN Cr0[i,j]=R[i,j]-(G[i,j-1]+G[i,j+1])/2
else if HV[i,j]=-1 THEN Cr0[i,j]=R[i,j]-(G[i-1,j]+G[i+1,j])/2
else Cr0[i,j]=R[i,j]-(G[i,j-1]+G[i,j+1]+G[i-1,j]+G[i+1,j])/4 ・・・(11)
また、上述したCr面の生成処理と同様に、B位置に4通りのCb成分(Cb0、Cb1、Cb2、およびCb3)も生成する。なお、以下の説明においては、説明の簡略化のため、Cr面に対する処理について説明するが、Cb面に対しても以下に説明するCr面に対する処理と同様の処理を行えばよい。
(1−5)色指標の作成
次に、上述した4通りのぼかし方に対して生成されうる画像の色の変化を相互に比較するための色指標Cdiffを作成する。ここでは、色差の彩度変化そのものを色指標とする。以下、(1−4)で生成したCr面を使用して、R成分とG成分との間のMTF整合に必要なぼかし量を決めるための処理を説明するが、B成分とG成分との間のMTF整合に必要なぼかし量もCb面を使って同様に決定することができる。
次式(12)〜(15)により、R画素位置に4通りの色差成分に対応する色指標をそれぞれ生成する。なお、次式(12)〜(15)においては、Cr0に対応する色指標をCdiff0、Cr1に対応する色指標をCdiff1、Cr2に対応する色指標をCdiff2、およびCr3に対応する色指標をCdiff3と表している。
Cdiff0[i,j]=|Cr0[i,j]| ・・・(12)
Cdiff1[i,j]=|Cr1[i,j]|+α1 ・・・(13)
Cdiff2[i,j]=|Cr2[i,j]|+α2 ・・・(14)
Cdiff3[i,j]=|Cr3*[i,j]|+α3-β3 ・・・(15)
なお、式(13)〜(15)におけるα1、α2、α3、およびβ3は画像構造の非破壊性能を向上するための補正項であり、式(15)における*はCr3面に対するローパスによる補正処理である。式(13)〜(15)では、これらの補正項や補正処理がなくても本発明は成立するが、本実施の形態では、画像構造の非破壊性能を向上するために、補正項を取り入れた場合の例について説明する。これらのα1、α2、α3、およびβ3は、それぞれ次式(16)〜(19)のように算出される。
If sign(Cr1[i,j])*sign(Cr0[i,j])=-1 then α1=|Cr1[i,j]-Cr0[i,j]|
else α1=0 ・・・(16)
If sign(Cr2[i,j])*sign(Cr0[i,j])=-1 then α2=|Cr2[i,j]-Cr0[i,j]|
else α2=0 ・・・(17)
If sign(Cr3[i,j])*sign(Cr0[i,j])=-1 then α3=|Cr3[i,j]-Cr0[i,j]|
else α3=0 ・・・(18)
If 0≦Cdiff0[i,j]<S1 then β3=Th1
Else if S1≦Cdiff0[i,j]<S2 then β3=Th1+(Cdiff[i,j]-S1)*(Th2-Th1)/(S2-S1)
Else if S2≦Cdiff0[i,j] then β3=Th2 ・・・(19)
上述したように、補正項α、βは画像構造非破壊性能を上げるために取り入れた方策であり、Cr3面に対するローパス処理は、巨大ぼかし応答に対してMTF不整合部が確実に補正されるように取り計らった方策である。すなわち、巨大ぼかしをした場合には色滲みは広範囲に広がるので、それらをかき集めて画素単位の揺らぎを防いで安定的に図6の色応答特性6aに示すように彩度上昇するようにしたのがCr3面に対するローパス処理の意味である。
補正項αは、ぼかし処理に対して色差成分の符号が変化(位相が変化)した場合、すなわち2つの色成分間の大小関係がぼかし処理の前後で反転した場合には、MTF不整合部の単純彩度低下ではなく、画像構造部での色相変質を招いている可能性が高いことから、このような場合に彩度指標に対して制裁を科して、Cr0が選ばれやすくなるようにした補正項である。
補正項βは、MTF不整合部では巨大ぼかしに対して彩度が確実に上がり始めるのに対して、色構造部ではその画像構造によっては必ずしも下がり続けることが保証されていないので、初めから画像構造部である可能性が高い場所は、MTF不整合部における彩度上昇に影響を与えない程度に、彩度が図6の色応答特性6bに示すように単調減少するような環境を意図的に作るための補正項である。すなわち、ぼかしなしの初期彩度が高いほど色構造部である可能性が高く、誤判断時の影響も大きいので、初期彩度が大きいほどβ3の値を上げて、画像構造の非破壊性を高めている。
このため、式(19)におけるS1、S2、Th1、Th2は、例えば、256階調に対して、初期彩度がS1=10〜20、S2=30〜50に対して、Th1=0〜5、Th2=10〜20などの値を設定する。なお、式(15)において、Cr3*[i,j]は、図10に示すように、Cr3に、例えばフィルタ10aのようなフィルタをかけて算出される。
(1−6)ぼかし量の決定
上述したように、式(12)〜(15)で算出した4通りのG成分のぼかしに対する色指標を次式(20)および(21)により比較して、R画素位置に設定すべき色差成分Crを選択する。すなわち、次式(20)により、Cdiff0〜Cdiff3のうち、最小(極小)の色指標をCdiff_minとして抽出する。そして、抽出したCdiff_minを条件式(21)により判定して、R画素位置に設定すべき色差成分Crを選択する。
Cdiff_min[i,j]=MIN{Cdiff0[i,j],Cdiff1[i,j],Cdiff2[i,j],Cdiff3[i,j]} ・・・(20)
If Cdiff_min[i,j]≧ThS then Cr[i,j]=Cr0[i,j]
else if Cdiff_min[i,j]=Cdiff0[i,j] then Cr[i,j]=Cr0[i,j]
else if Cdiff_min[i,j]=Cdiff1[i,j] then Cr[i,j]=Cr1[i,j]
else if Cdiff_min[i,j]=Cdiff2[i,j] then Cr[i,j]=Cr2[i,j]
else if Cdiff_min[i,j]=Cdiff3[i,j] then Cr[i,j]=Cr0[i,j] ・・・(21)
式(21)では、最小の色指標Cdiff_minが所定の閾値Ths以上であるときには、最低到達彩度が依然として高いことを意味している。この場合には、Bayer画像に発生している色滲みは軸上色収差による淡い色滲みではなく、非常にカラフルな画像構造の色部分である可能性が高いので補正しないようにする。また、Cdiff_minがCdiff3である場合には、巨大ぼかしをした場合に彩度が最小となっていることから、図6の色応答特性6bに示したように、色応答特性がぼかし量に対して彩度が低下し続ける単調減少関数で表される場合を示している。よって、この場合にも補正を行わないようにする。それ以外の場合には、色応答特性は図6に示した色応答特性6aのように、極小点を持つ関数で表されることから、彩度が極小値を与えるぼかし量で補正した色差面を代入して、色差成分Crを設定する。
次に、設定した色差成分が、最初の色差成分の値と比べて不自然な値になっていないかを判定する誤補正抑制処理を行う。色指標は色差の絶対値を通して調べたので、その符号についてもう一度確認を行うことによって判定を行うようにする。本実施の形態では、後に求める輝度面(G面)は色差面とは独立に生成されるので、それを先に求めて参照する場合の処理を説明する。具体的には、次式(22)により判定する。
If (sign(Cr)*sign(Cr0)=-1) then {
If G[i,j] > ThL then Cr[i,j]=Cr0[i,j]
Else Cr[i,j]=0
} ・・・(22)
式(22)においては、色差成分の位相が反転する場合、かつ輝度が所定の閾値ThLより大きい場合には、R画素位置の色差Crを元のCr0に戻している。これによって、明るくコントラストの高い部分での位相反転に対しては、より厳しく元の状態に戻すようにしている。これに対して、色差成分の位相が反転しているが輝度が低い場合には、色相が変わらないようにゼロ設定する。以上の処理によって、R画素位置における軸上色収差の補正されたCrが生成される。また、上述したように、同様の処理によって、B画素位置における軸上色収差の補正されたCbも生成される。
(1−7)補正済色差面生成
上述したR画素位置における軸上色収差の補正されたCrに基づいて、次式(23)〜(25)により、B位置、およびG位置にCr面を補間する。なお、式(23)〜(25)では、B位置、およびG位置にCr面を補間する例を示すが、同様に処理してR位置、G位置にCb面も補間する。
B位置にCr面を補間
Cr[i,j]=(Cr[i-1,j-1]+Cr[i-1,j+1]+Cr[i+1,j-1]+Cr[i+1,j+1])/4・・・(23)
G位置にCr面を補間 (same lines as R rows)
Cr[i,j]=(Cr[i-1,j]+Cr[i+1,j])/2 ・・・(24)
G位置にCr面を補間(same lines as B rows)
Cr[i,j]=(Cr[i,j-1]+Cr[i,j+1])/2 ・・・(25)
(1−8)輝度面生成
輝度面は、ぼかし処理のない元のBayer信号を用いて生成する。本実施の形態では、次式(26)に示すように一般的に良く知られた方法で輝度面を生成する例を説明するが、他のもっと優れた方法により輝度面を生成してもよい。
Bayer面上のR/B位置
if HV[i,j]=1 THEN Gout[i,j]=(G[i,j-1]+G[i,j+1])/2
+(2×Z[i,j]-Z[i,j-2]-Z[i,j+2])/4
else if HV[i,j]=-1 THEN Gout[i,j]=(G[i-1,j]+G[i+1,j])/2
+(2×Z[i,j]-Z[i-2,j]-Z[i+2,j])/4
else Gout[i,j]=(G[i,j-1]+G[i,j+1]+G[i-1,j]+G[i+1,j])/4
+(4×Z[i,j]-Z[i,j-2]-Z[i,j+2]-Z[i-2,j]-Z[i+2,j])/8 ・・・(26)
なお、式(26)において、ZはR位置ではZ=Rとなり、B位置ではZ=Bとなる。また、Bayer面上のG位置Gout[i,j]は、Bayer信号をそのまま代入することにより求められる。このようにして、軸上色収差の影響をあまり受けない輝度面を元のBayer信号を使うことにより鮮鋭な解像が保たれた状態で復元することができる。
(1−9)表色系変換
上述した処理で、軸上色収差の除去されたCr面、およびCb面と、鮮鋭感を保持したG面の3つの色情報から、次式(27)および(28)によってRGB表色系への変換を行う。
Rout[i,j]=Cr[i,j]+Gout[i,j] ・・・(27)
Bout[i,j]=Cb[i,j]+Gout[i,j] ・・・(28)
以上の処理によって、読み込んだBayer画像において、RGBいずれかの色成分に軸上色収差があり、これに伴って色滲みが生じた場合に、各色成分間のMTF特性の不整合を補正して、軸上色収差に伴う色滲みを解消することができる。そして、この軸上色収差に伴う色滲みを解消したRGB画像は、モニタ113に出力されて表示される。
図11は、第1の実施の形態における画像処理装置110の動作を示すフローチャートである。図11に示す処理は、レンズ101を介して撮像素子102によって撮像された画像が画像メモリ112に記憶されると起動するプログラムとして制御装置111によって実行される。
ステップS10において、(1−1)で上述したように、撮像素子102で撮像されたBayer画像を画像メモリ112から読み込んで、ステップS20へ進む。ステップS20では、(1−2)で上述したように、Bayer画像を用いてR/B画素位置における方向判定を行う。その後、ステップS30へ進む。
ステップS30では、(1−3)で上述したMTF変調Bayer画像作成処理を実行して、ステップS40へ進む。ステップS40では、(1−4)で上述した仮想的色差面生成処理を実行して、ステップS50へ進む。ステップS50では、(1−5)で上述した色指標の作成処理を実行して、ステップS60へ進む。ステップS60では、(1−6)で上述したように、ぼかし量の決定処理を実行して、ステップS70へ進む。
ステップS70では、(1−7)で上述した補正済色差面生成処理を実行してステップS80へ進み、(1−8)で上述した輝度面生成処理を実行する。そして、ステップS90へ進み、(1−9)で上述したように表色系変換処理を行って、軸上色収差の除去されたCr面、およびCb面と、鮮鋭感を保持したG面の3つの色情報からRGB表色系への変換を行う。その後、ステップS100へ進み、軸上色収差に伴う色滲みを解消した画像をモニタ113に出力し、処理を終了する。
以上説明した第1の実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)基準色成分をMTF整合に必要な程度のぼかし量よりも大きなぼかし量でぼかした結果、色応答がどのように変化するかによって、軸上色収差による画像劣化部か、本来の画像色構造部かを判別するようにした。これによって、精度高く軸上色収差による画像劣化部を判別することができる。
(2)軸上色収差による画像劣化部か、本来の画像色構造部かを判別した結果、軸上色収差による画像劣化部のみに対して補正を行うようにした。これによって、画像構造の非破壊性の非常に高い軸上色収差の補正が可能となる。
(3)色指標を作成するに当たって、画像構造の非破壊性能を向上するための補正項α、βを取り入れるようにした。これによって、巨大ぼかし応答に対してMTF不整合部のみが確実に補正されるようにすることができる。
(4)ぼかし量を決定するに当たっては、最小の色指標Cdiff_minが所定の閾値Ths以上であるときには、色差成分Crを補正しないようにした。これによって、Cdiff_minが所定の閾値Ths以上である場合には、最低到達彩度が依然として高いことを意味していることから、Bayer画像に捉えられた色信号は軸上色収差による淡い色滲みではなく、非常にカラフルな色部分である可能性が高いことを加味して、補正が不要であることを精度高く判定することができる。
(5)Cdiff_minがCdiff3である場合に、色差成分Crを補正しないようにした。これによって、Cdiff_minがCdiff3であるときには、巨大ぼかしをした場合に彩度が最小となっていることから、図6において色応答特性6bで上述したように、ぼかし量に対して彩度が低下し続ける場合を示していることを加味して、補正が不要であることを精度高く判定することができる。
―第2の実施の形態―
上述した第1の実施の形態では、単板式カラー撮像素子によって撮像されたBayer画像のように補間を行う前の画像データに対する軸上色収差補正について説明した。これに対して第2の実施の形態では、3板式カラー撮像素子で撮影されたカラー画像、すなわち、各画素にR、G、Bの色成分の情報が全て存在するカラー画像のデータの軸上色収差補正について説明する。
なお、図1〜図7、図9、および図10の各図については、第1の実施の形態と同様のため、説明を省略する。ただし、図1に示すブロック図においては、3板式カラー撮像素子を使用して各画素にR、G、B成分が揃ったカラー画像を取得する場合は、撮像素子102を単板式カラー撮像素子から3板式カラー撮像素子に置き換えるものとする。
第1の実施の形態で上述した単板式撮像画像で行った軸上色収差の補正処理を模式的に書くと、次式(29)〜(31)のようになる。
R´=R+(G−<G>m×m) ・・・(29)
G´=G ・・・(30)
B´=B+(G−<G>n×n) ・・・(31)
すなわち、第1の実施の形態では、R、Bの少なくとも1つの色成分以外の色成分(G成分)内で、例えば<G>m×mまたは<G>n×nのようなフィルタを適用してフィルタリングすることによって、撮像画像の少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を変化させる。このとき、m×m、n×nのぼかしの範囲を巨大ぼかしまで変化させ、R´とG´間、B´とG´間の色応答を調べて、画像劣化部と画像構造部とを区別しながら、軸上色収差補正に必要なぼかし量を決定した。
これと同様のことを3板式撮像画像についても行うことができる。例えば、最も良いMTF特性がG成分であった場合、G成分のMTF特性にR、B成分のMTF特性を鮮鋭化して揃えようとするときは、式(29)〜(31)に示したBayer配列と同様に他の色成分の高周波情報を用いて補正を行うことができる。
あるいは、次式(32)〜(34)に示すように、各色面内の情報だけを用いてエッジ強調による鮮鋭化を行ってもよい。すなわち、R、Bの少なくとも1つの色成分内で、<R>m×mまたは<B>n×nのような平滑化フィルタを適用してフィルタリングすることによって、撮像画像の少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を、いわゆるアンシャープマスキング処理により変化させるようにしてもよい。
R´=R+(R−<R>m×m) ・・・(32)
G´=G ・・・(33)
B´=B+(B−<B>n×n) ・・・(34)
式(32)〜(34)を用いて補正を行う場合には、第1の実施の形態と同様に、ぼかし量<R>m×m、<B>n×nを巨大ぼかしまで含めたR´とG´間、B´とG´間の色応答を、上述した式(12)〜(22)により調べて、画像劣化部と画像構造部とを判別する。
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態における作用効果に加えて、3板式カラー撮像素子で撮影された3板式撮像画像に対しても、画像構造の非破壊性の非常に高い軸上色収差の補正を行うことができる。
―変形例―
なお、上述した実施の形態の画像処理装置は、以下のように変形することもできる。
(1)上述した第1の実施の形態では、式(12)〜(15)に示したように、色指標Cdiffを|Cr|、|Cb|単独でそれぞれ評価する例について説明した。しかしこれに限定されず、B画素位置、R画素位置に対してそれぞれ補間値を生成しておいて、R/B画素で次式(32)を定義し、Crに対するGぼかし量とCbに対するGぼかし量を二次元的に探索してもよい。
Cdiff[i,j]=(|Cr[i,j]|+|Cb[i,j]|+|Cr[i,j]-Cb[[i,j]|)/3 ・・・(32)
(2)また、変形例(1)において、色応答の評価をLCH色空間のCを用いて評価するようにしてもよい。すなわち、式(32)におけるCdiff[i,j]の代わりに、LCH色空間のCを評価するようにしてもよい。
(3)上述した第1および2の実施の形態では、デジタルカメラ100に搭載した制御装置111によって、各種画像処理を行い、レンズ101を介して撮像素子102で撮像した画像の軸上色収差補正を行う例について説明した。しかしこれに限定されず、例えば、上述した内容の画像処理を実行するプログラムをパソコンなどの電子機器にインストールしておき、デジタルカメラで撮像した画像を各種インターフェースを介して当該電子機器に取り込んでから軸上色収差補正を行うようにしてもよい。なお、このようなプログラムは、CDなどの記録媒体やインターネットなどの電気通信回線を介してパソコンなどの電子機器に提供される。
図12はその様子を示す図である。パソコン200は、記録媒体であるCD−ROM204を介してプログラムの提供を受ける。また、パソコン200は通信回線201との接続機能を有する。コンピュータ202は上記プログラムを提供するサーバーコンピュータであり、ハードディスク203などの記録媒体にプログラムを格納する。通信回線201は、インターネットなどの通信回線、あるいは専用通信回線などである。コンピュータ202はハードディスク203を使用してプログラムを読み出し、通信回線201を介してプログラムをパソコン200に送信する。すなわち、プログラムをデータ信号として搬送波にのせて(embody)、通信回線201を介して送信する。このように、プログラムは、記録媒体や搬送波などの種々の形態のコンピュータ読み込み可能なコンピュータプログラム製品として供給できる。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。
次の優先権基礎出願の開示内容は引用文としてここに組み込まれる。
日本国特許出願2005年第284568号(2005年9月29日出願)

Claims (12)

  1. 光学系を通して撮像された撮像画像の少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を変化させ、前記鮮鋭度を変化させた色成分を含む少なくとも2つの色成分間の色応答特性の違いに基づいて、前記撮像画像の画像構造に起因する色成分と、前記光学系の色収差に起因する色成分とを判別する判別部を備えることを特徴とする画像処理装置
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記判別部による判別結果に基づいて、前記光学系の色収差に起因する色成分を補正する補正部をさらに備えることを特徴とする画像処理装置
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置において、
    前記判別部は、前記少なくとも2つの色成分間の色応答特性が前記鮮鋭度の変化に対して単調減少関数で表される場合には、前記鮮鋭度を変化させた少なくとも1つの色成分は、前記撮像画像の画像構造に起因する色成分であると判別することを特徴とする画像処理装置
  4. 請求項1または2に記載の画像処理装置において、
    前記判別部は、前記少なくとも2つの色成分間の色応答特性が前記鮮鋭度の変化に対して極小点を持つ関数で表される場合には、前記鮮鋭度を変化させた少なくとも1つの色成分は、前記光学系の色収差に起因する色成分を含んだ色成分であると判別することを特徴とする画像処理装置
  5. 請求項1、3、4のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記判別部は、前記少なくとも1つの色成分内でフィルタリングすることによって、前記撮像画像の少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を変化させる、または、前記少なくとも1つの色成分以外の色成分内でのフィルタリング結果に基づいて、前記撮像画像の少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を変化させることを特徴とする画像処理装置
  6. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記判別部は、前記光学系の色収差に起因する色成分間における鮮鋭度の差異よりも、前記鮮鋭度を変化させた色成分を含む少なくとも2つの色成分間の鮮鋭度の差異が大きくなるように、前記少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を変化させることを特徴とする画像処理装置
  7. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を変化させる前の前記撮像画像が有する初期彩度に応じて、前記色応答特性を補正する色応答特性補正部をさらに備えることを特徴とする画像処理装置
  8. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記少なくとも2つの色成分間の値の大小関係が、前記少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を変化させた前後で反転している場合、前記色応答特性を補正する色応答特性補正部をさらに備えることを特徴とする画像処理装置
  9. 請求項4に記載の画像処理装置において、
    前記判別部は、前記色応答特性の極小点における値が所定値より大きい値を示す場合は、前記鮮鋭度を変化させた少なくとも1つの色成分は、前記撮像画像の画像構造に起因する色成分であると判別することを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記撮像画像は、1つの画素に少なくとも1つの色成分が欠落する画像であることを特徴とする画像処理装置。
  11. 光学系を通して撮像された撮像画像を取得し、
    前記取得した撮像画像の少なくとも1つの色成分の鮮鋭度を変化させ、前記鮮鋭度を変化させた色成分を含む少なくとも2つの色成分間の色応答特性の違いに基づいて、前記撮像画像の画像構造に起因する色成分と、前記光学系の色収差に起因する色成分とを判別することを特徴とする画像処理方法
  12. 請求項11に記載の画像処理方法において、
    判別結果に基づいて、前記光学系の色収差に起因する色成分を補正することを特徴とする画像処理方法
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