JPH079342Y2 - フラツトケーブルとリード線の接続コネクタ - Google Patents

フラツトケーブルとリード線の接続コネクタ

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JPH079342Y2
JPH079342Y2 JP1989041984U JP4198489U JPH079342Y2 JP H079342 Y2 JPH079342 Y2 JP H079342Y2 JP 1989041984 U JP1989041984 U JP 1989041984U JP 4198489 U JP4198489 U JP 4198489U JP H079342 Y2 JPH079342 Y2 JP H079342Y2
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勇一 伊田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばケーブルリールなどに用いられるフラ
ツトケーブルとリード線の接続コネクタに関する。
〔従来の技術〕 ケーブルリールは自動車のステアリング装置などに取り
付けられる配線用の装置であつて、第12図に示すよう
に、主として固定体1と、この固定体1に対して回動自
在に装着される可動体2と、これら固定体1および可動
体2を結合することによつて構成される収納空間内に収
納されるフラツトケーブル3と、このフラツトケーブル
3の両端部にリード線4を接続するための接続コネクタ
5,6とから構成されている。
固定体1は、底板7とその外周縁に立設された外輪壁8
とによつて有底の円筒形に形成されており、底板7の中
心部にステアリング軸などの回転軸を挿通する軸挿入孔
9が穿設されるとともに、外輪壁8の周面にリード線の
取出部10が形成されている。一方、可動体2は、上記固
定体1の開放部に被着可能な浅皿状に形成されており、
天板11の中心部に上記回転軸を挿通する軸挿入孔12が穿
設され、その周囲に上記回転軸を連結するための円筒状
の内輪壁13が垂設されている。また、天板11の内周端部
には、リード線の取出部14が形成されている。これら可
動体1および固定体2は、例えばABS樹脂等の硬質樹脂
にて成形されており、スナツプ結合等によつて相対的に
回転可能な状態に連結される。
フラツトケーブル3は、平行に延びる複数条のリボン状
の導体3a1,3a2,3a3,・・・を絶縁性の樹脂フイルム3
bでラミネートして成るものであつて、緩やかな渦巻状
に巻回されて上記固定体1および可動体2にて構成され
る収納空間内に収納される。このフラツトケーブルの一
端部は接続端子5を介して上記固定体1に固定され、他
端部は接続端子6を介して上記可動体に固定される。ま
た、このフラツトケーブル3の両端部には導線の束を樹
脂チユーブで被覆して成るリード線4a,4b,4c,・・・が
接続され、上記取出部10,14から外部に延出されてい
る。
上記ケーブルリールは、可動体2の回転に伴つてフラツ
トケーブル3が可動体2側に巻き込まれたり固定体1側
に巻き戻されたりするので、可動体2を回転させても固
定体との間の電気的接続を維持することができる。
上記接続コネクタ5,6としては、第13図に示すように、
コネクタ本体15の片面にフラツトケーブル3に含まれる
複数条の導体3a1,3a2,3a3,・・・およびこれに接続
される複数のリード線4a,4b,4c,・・・を全部並列する
ようにしたものが提案されている。即ち、コネクタ本体
15の片面には、フラツトケーブル3の導体3a1,3a2,3a
3,・・・を個別に配線する複数条の導体挿通溝17a,17
b,17c,・・・と、リード線4a,4b,4c,・・・を個別に配
線する複数条のリード線嵌合溝18a,18b,18c,・・・とが
互いに直交するように形成され、各導線およびリード線
の絶縁を確保しつつ必要な配線ができるようになつてい
る。フラツトケーブル3およびリード線4a,4b,4c,・・
・は、結線後、コネクタ本体15にカバー(図示せず)を
被着することによつて固定される。
〔考案が解決しようとする課題〕
然るに、上記した従来の接続コネクタは、コネクタ本体
15の片面にフラツトケーブル3中の全ての導体3a1,3
a2,3a3,・・・とリード線4a,4b,4c,・・・とを並設す
るようにしたので、フラツトケーブルに含まれる導体の
本数が多くなるほどコネクタの平面積が大きくなり、当
該コネクタを用いたケーブルリール、さらには当該ケー
ブルリールを用いたステアリング回りの設計が困難にな
るということがあつた。
なお、導体3a1,3a2,3a3,・・・の線幅やその設定間
隔が狭いフラツトケーブル3を用い、また線径の細いリ
ード線4a,4b,4c,・・・を用いてもコネクタの平面積を
小さくすることができるが、発熱や断線それに接続作業
の困難性の増加といつた新たな問題を生じることにな
り、実用上到底採用することができない。
本考案は、かかる従来技術の課題を解決するためになさ
れたものであつて、小型にして所定容量のフラツトケー
ブルおよびリード線を接続可能な接続コネクタを提供す
ることを目的とするものである 〔課題を解決するための手段〕 本考案は、上記の目的を達成するため、接続コネクタを
コネクタ本体と上カバーと下カバーとから成る3つの部
材にて構成し、フラツトケーブルに含まれる複数の導体
およびこれら各導体に接続される複数のリード線を上記
コネクタ本体の表側および裏側に分割して配線し、これ
らフラツトケーブルおよびリード線を上記上カバーおよ
び下カバーにて覆うようにした。
〔作用〕
フラツトケーブルの導体およびリード線をコネクタ本体
の表裏両面に分割して配線すると、コネクタ本体の片面
に配線すべき導体およびリード線の本数を減少すること
ができる。よつて、上記導体およびリード線接続部のス
ペース、ひいては接続コネクタの外形寸法を小さくする
ことができる。
この場合、導体の線幅やその設定間隔が狭いフラツトケ
ーブルを用いたり、線径の細いリード線を用いるといつ
た手段を採る必要がないので、発熱や断線、それに接続
作業の困難性の増加といつた問題を生じることがない。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例に係る接続コネクタを図に基づ
いて説明する。
第1図は本考案に係る接続コネクタの分解斜視図であつ
て、この図に示すように本考案の接続コネクタは、コネ
クタ本体21と上カバー22と下カバー23とから構成されて
いる。これらの各部材は、例えばABS樹脂など硬質な絶
縁性樹脂にて成形される。
コネクタ本体21は、第2図および第3図に示すように、
略ブロツク状に形成された接続部24と、この接続部24の
一側辺より直角に張り出したフラツトケーブル取付部25
とから成る。
接続部24の表面には、第2図に示すように、3条の端子
嵌合溝26,27,28が当該接続部24の長手方向に沿つて平行
に凹設されている。
これら各端子嵌合溝26,27,28のうち最も上記フラツトケ
ーブル取付部25に近接して凹設された端子嵌合溝26は、
リード線取出端24aから上記フラツトケーブル取付部25
の一側辺25aよりもやや内側と対応する部分まで一直線
状に形成されている。また、上記フラツトケーブル取付
部25から最も離隔した位置に凹設された端子嵌合溝28
は、リード線取出端24aからフラツトケーブル取付部25
の略中央部と対応する部分まで一直線状に形成されてい
る。また、中央の端子嵌合溝27は、上記リード線嵌合溝
26より長く、かつ上記リード線嵌合溝28よりも短かく形
成されている。
これら各端子嵌合溝26,27,28の終端部には、接続部24の
表裏面に貫通する透孔29,30および円弧状の切欠31が開
設されている。
さらに、上記端子嵌合溝26を構成する一対の隔壁32,33
の内面には、上記リード線取出端24aの隣接部分および
透孔29の近傍部分に、リード線の脱落防止用突起34,35
が相内向に突設され、隔壁32の上記透孔29に連通する部
分には、フラツトケーブルに含まれる導体の1つを挿通
するための第1の挿通部36が凹設されている。また、上
記端子嵌合溝27を構成する一対の隔壁33,37の内面に
は、上記脱落防止用突起34,35に対応してリード線の脱
落防止用突起39,40が突設され、隔壁33の上記透孔30に
連通する部分には、フラツトケーブルに含まれる他の1
つの導体を挿通するための第2の挿通部41が凹設されて
いる。また、上記リード線嵌合溝28を構成する一対の隔
壁37,42の内面には、上記脱落防止用突起34,35に対応し
てリード線の脱落防止用突起44,45が相内向に突設さ
れ、隔壁37の上記切欠31に連通する部分には、フラツト
ケーブルに含まれるさらに他の導体を挿通するための第
3の挿通部46が凹設されている。
一方、接続部24の裏面には、第3図に示すように、3条
の端子嵌合溝51,52,53が当該接続部24の長手方向に沿つ
て平行に凹設されている。これら各端子嵌合溝51,52,53
の一端は、上記端子嵌合溝26,27,28と同様にリード線取
出端24aに貫通しており、当該端面24aよりリード線を外
部に延出できるようになつている。
これら各端子嵌合溝51,52,53のうち、最も上記フラツト
ケーブル取付部25に近接して凹設された端子嵌合溝51
は、上記端子嵌合溝26よりもやや長く形成されており、
上記端子嵌合溝26の終端部に開設された透孔29よりも下
方まで延長されている。また、中央の端子嵌合溝52は、
上記端子嵌合溝27よりもやや長く形成されており、上記
端子嵌合溝27の終端部に開設された透孔30よりも下方ま
で延長されている。また、上記フラツトケーブル取付部
25から最も離隔した位置に凹設された端子嵌合溝53は、
上記端子嵌合溝28よりもやや長く形成されており、上記
端子嵌合溝28の終端部に形成された切欠31よりも下方ま
で延長されている。
これら各端子嵌合溝の終端部には、接続部24の表裏面に
貫通する透孔54,55および円弧状の切欠56が開設されて
いる。
さらに、上記端子嵌合溝51を構成する一対の隔壁57,58
の内面には、上記接続部24の表面側に形成された脱落防
止用突起34,35と対応する部分にリード線の脱落防止用
突起59,60が相内向に突設され、隔壁57の上記透孔54に
連通する部分には、フラツトケーブルに含まれる他の導
体を挿通するための第4の挿通部61が凹設されている。
また、上記端子嵌合溝52を構成する一対の隔壁58,62の
内面には、上記脱落防止用突起59,60に対応してリード
線の脱落防止用突起64,65が相内向に突設され、隔壁58
の上記透孔55に連通する部分には、フラツトケーブルに
含まれるさらに他の導体を挿通するための第5の挿通部
66が凹設されている。また、上記端子嵌合溝53を構成す
る一対の隔壁62,67の内面には、上記脱落防止用突起59,
60に対応してリード線の脱落防止用突起69,70が相内向
に突設され、隔壁62の上記切欠56に連通する部分には、
フラツトケーブルに含まれるさらに他の導体を挿通する
ための第6の挿通部71が凹設されている。
加えて、この接続部24の上記リード線取出端24aを除く
3つの側面には、第1図、第4図、第5図に示すよう
に、後に詳述する上カバー22および下カバー23を共に係
合するための係合凹部72が凹設されている。
上記接続部24の一側辺より直角に張り出したフラツトケ
ーブル取付部25には、接続部24の後端側から当該フラツ
トケーブル取付部25の略中央部まで延びる切欠73が形成
されている。また、このフラツトケーブル取付部25の上
面には、第2図および第3図により詳細に示すように、
上記切欠73の終端部73aと対向する位置にフラツトケー
ブル固定突起74が突設されている。
上カバー22は、第1図に示すように、上記コネクタ本体
21の接続部24を包被する主部81と、上記コネクタ本体21
のフラツトケーブル取付部25を包被する張出し部82とか
ら構成されており、主部81の前縁81aを除く内面外周部
には壁体83が立設されている。
主部81には、第1図に示すように、上記コネクタ本体21
に形成されたリード線の脱落防止用突起34,39,44と対応
する部分にこれを嵌合するための透孔84が一列に開設さ
れ、また、上記コネクタ本体21に開設された各透孔29,3
0,54,55および円弧形の切欠31,56と対応する部分に6個
の透孔85a,85b,・・・85fが開設されている。また、主
部81の前端部両側および張出し部82の中央部両側には、
下カバー23を係合するための係合段部86および87が形成
されている。
この上カバー22の内面には、第6図に示すように、上記
主部81の上記端子嵌合溝27,28と対応する位置にリード
線を押えるための2条の押圧突起88,89が突設され、ま
た、上記挿通部36,41,46と対応する位置にフラツトケー
ブルの導体を押えるための3条の押圧突起90,91,92が突
設されている。また、上記張出し部82の上記挿通部36,4
1,46と連通する部分には、フラツトケーブルの導体を押
えるための3条の押圧突起93,94,95が突設されている。
さらに、上記壁体83の内面には、上記コネクタ本体21に
形成された係合凹部72に係合される4つの係合突起96が
内向きに突設されている。
下カバー23は、第1図に示すように、上記コネクタ本体
21の接続部24を包被する主部101と、上記コネクタ本体2
1のフラツトケーブル取付部25を包被する張出し部102と
から構成されており、主部101の前縁101aを除く内面外
周部には壁体103が立設されている。
主部101には、上記コネクタ本体21に形成されたリード
線の脱落防止用突起59,64,69と対応する部分にこれを嵌
合するための4つの透孔104(図では2つだけ表示)が
一列に開設され、また、上記コネクタ本体21に開設され
た透孔54,55および円弧形の切欠56と対応する位置に3
つの透孔105a,105b,105cが開設されている。
この下カバー23の内面には、第1図に示すように、上記
主部101の上記端子嵌合溝51,52,53と対応する位置にリ
ード線を押えるための3条の押圧突起106,107,108が突
設され、また、上記挿通部61,66,71と対応する位置にフ
ラツトケーブルの導体を押えるための3条の押圧突起10
9,110,111が突設されている。また、上記壁体103の内面
には、上記コネクタ本体21に形成された係合凹部72に係
合される4つの係合突起112(図では3つだけ表示)が
内向きに突設されている。さらに、上記壁体103の係合
段部86,87と対応する部分には、係合突起113,114が突設
されている。
以下、上記実施例の接続コネクタを用いてフラツトケー
ブルおよびリード線を接続する方法について説明する。
まず、第1図に示すように、フラツトケーブル3の先端
部近傍に位置決め用の小孔115を開設するとともに、当
該小孔115より先端側の樹脂フイルム3bを剥離して導体3
a1,3a2,・・・3a6を露出する。その後、各導体3a1,3
a2,・・・3a6の先端を切断し、上記小孔115をフラツト
ケーブル取付部25の上面に突設された固定突起74に引掛
けたとき、各導体3a1,3a2,・・・3a6の先端部がそれ
ぞれ端子嵌合溝26,27,28,51,52,53の終端部に開設され
た透孔29,30,54,55および切欠31,56に達するように切り
揃える。
一方、リード線4a,4b,・・・4fは、樹脂チユーブを剥離
して先端部に導線を露出した後、各導線の露出部に端子
116a,116b,・・・116fを連結する。これらの端子116a,1
16b,・・・116fは、各導線と端子との連結部をコネクタ
本体21の脱落防止用突起34と35の間、39と40の間、44と
45の間、59と60の間、64と65の間、69と70の間に嵌合し
たとき、各端子116a,116b,・・・116fの先端部がそれぞ
れ端子嵌合溝26,27,28,51,52,53の終端部に開設された
透孔29,30,54,55および切欠31,56に達するような長さに
形成されている。
次に、第8図に示すように、フラツトケーブル3の小孔
115を固定突起74に引掛け、フラツトケーブル取付部25
に形成された切欠73を避けて配置される半数の導体3
a1,3a2,3a3をフラツトケーブル取付部25の上面からコ
ネクタ本体21の表面側に配線し、それぞれ第1ないし第
3の導体挿通部36,41,46に個別に挿通する。次いで、上
記各リード線のうちの半数のリード線4a,4b,4cを、上記
コネクタ本体21の表面に形成されたリード線嵌合溝26,2
7,28内に嵌合する。これによつて、第7図に示すよう
に、端子116a,116b,116cの先端部に導体3a1,3a2,3a3
の先端部を重合する。
次に、上カバー22に突設された4つの係合突起96をそれ
ぞれコネクタ本体21に凹設された係合凹部72に係合し、
コネクタ本体21の表面側に上カバー22を被着する。これ
によつて、上ケース22の内面に突設された押圧突起88,8
9が上記各端子116a,116b,116cに押圧されるとともに、
同じく上ケース22の内面に突設された押圧突起90,91,92
が導体3a1,3a2,3a3に押圧され、リード線4とフラツ
トケーブル3とがコネクタ本体21に固定される。
その後、上カバー22に開設された透孔85a,85b,85c、そ
れにコネクタ本体21に開設された透孔29,30および円弧
状の切欠31内に電極を挿入し、上記リード線4a,4b,4cの
先端部に接続された端子116a,116b,116cとフラツトケー
ブル3の各導体3a1,3a2,3a3とをスポツト溶接する。
次に、上記各リード線のうち残る半数のリード線4d,4e,
4fを、上記コネクタ本体21の裏面に形成された端子嵌合
溝51,52,53内に嵌合する。次いで、第8図に示すよう
に、フラツトケーブル3の各導体のうちフラツトケーブ
ル取付部25に形成された切欠73側に位置する半数の導体
3a4,3a5,3a6を当該切欠73を通してコネクタ本体21の
裏面側に配線し、それぞれ第4ないし第6の導体挿通部
に61,66,71に個別に挿通する。これによつて、第9図に
示すように、端子116d,116e,116fの先端部に導体3a4,3
a5,3a6の先端部を重合する。
次に、下カバー23に突設された4つの係合突起112をそ
れぞれコネクタ本体21に凹設された係合凹部72に係合す
るとともに、下ケース23に突設された2つの係合突起11
3,114を上カバー22に形成された2つの係合段部86,87に
係合することによつて、コネクタ本体21の裏面側に下カ
バー23を被着する。これによつて、第10図に示すよう
に、コネクタ本体21と上カバー22と下カバー23とが一体
に結合される。また、このときに、下ケース23の内面に
突設された押圧突起106,107,108が上記各端子116d,116
e,116fを押圧するとともに、押圧突起109,110,111が導
体3a4,3a5,3a6を押圧し、リード線4とフラツトケー
ブル3とがコネクタ本体21に固定される。
その後、上カバー22に開設された透孔85d,85e,85fおよ
び下カバー23に開設された透孔105a,105b,105cに電極を
挿入し、上記リード線4d,4e,4fの先端部に接続された端
子116d,116e,116fとフラツトケーブル3の各導体3a4,3
a5,3a6とをスポツト溶接する。
これによつて、所定の結線と接続コネクタの組立とが終
了する。
上記実施例の接続コネクタは、フラツトケーブル3に含
まれる6条の導体3a1,3a2,・・・3a6、およびこれら
各導体3a1,3a2,・・・3a6に接続される6本のリード
線4a,4b,・・・4fをコネクタ本体21の表裏両面に分割し
て配設したので、コネクタ本体21の片面に配線すべき導
体およびリード線の本数を半減することができ、リード
線配線部の幅Wを従来品に比べて約1/2にすることがで
きる。
しかも、この場合、導体の線幅やその設定間隔が狭いフ
ラツトケーブルを用いたり、線径の細いリード線を用い
るといつた手段を採る必要がないので、発熱や断線、そ
れに接続作業の困難性の増加といつた問題を生じること
がない。
また、コネクタ本体21に形成された各端子嵌合溝26,27,
28,51,52,53に脱落防止用突起34,35,39,40,44,45,59,6
0,64,65,69,70を突設したので、引張力が作用してもリ
ード線4a,4b,・・・4fが容易に脱落せず、耐久性および
信頼性に優れる。
また、コネクタ本体21の側面に凹設された係合凹部72に
上カバー22および下カバー23を共に係合するようにした
ので、相係合する2つの部材にそれぞれ独自の係合手段
を形成する場合に比べて係合部の構成を著しく簡略化す
ることができる。
さらに、フラツトケーブル取付部25にフラツトケーブル
固定突起74を突設したので、フラツトケーブル3に開設
された小孔115を引掛けることによつてコネクタ本体21
に対するフラツトケーブルの位置決めを行うことがで
き、配線作業が容易化される。
加えて、上カバー22および下カバー23の内面にフラツト
ケーブル3およびリード線4を押圧するための押圧突起
を形成したので、上カバー22および下カバー23を被着す
ることによつてフラツトケーブル3およびリード線4の
先端部をコネクタ本体21に完全に固定することができ、
スポツト溶接が容易化される。
なお、本考案の要旨は、接続すべき複数本のフラツトケ
ーブル3およびリード線4をコネクタ本体の表裏両面に
分割して配線し、接続コネクタの平面寸法を小型化する
ことにあるのであつて、当該要部以外の構成については
必要に応じて適宜省略したり追加することもできる。
例えば、第11図に示すように、上カバー22または下カバ
ー23のリード線取出端の近傍に熱収縮チユーブの脱落防
止片121を突設し、リード線4a,4b,・・・4fを束ねるよ
うに被着された熱収縮チユーブ122の脱落を防止するこ
とができる。すなわち、フラツトケーブル3の導体3
a1,3a2,・・・3a6と各リード線4a,4b,・・・4fとを接
続したのち、リード線の外周部に被着された熱収縮チユ
ーブ122の先端部を上記脱落防止片121の外面に引掛け、
熱収縮チユーブ122を加熱、収縮して脱落防止片121に密
着する。脱落防止片121の外面には係止爪121aが形成さ
れているので、加熱収縮後、接続コネクタからの熱収縮
チユーブ122の脱落を防止することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によると、発熱や断線それ
に接続作業の困難性の増加といつた不都合を生じること
なく、接続コネクタの小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の一実施例を説明するため
の図であつて、第1図は接続コネクタとフラツトケーブ
ルとリード線の分解斜視図、第2図はコネクタ本体の表
面図、第3図はコネクタ本体の裏面図、第4図はコネク
タ本体を長手方向の側方から見た側面図、第5図はコネ
クタ本体を後端方向から見た側面図、第6図は上カバー
を内面方向から見た平面図である。 第7図ないし第10図はフラツトケーブルとリード線の接
続方法を説明するための図であつて、第7図はコネクタ
本体表面への配線方法を示す平面図、第8図はフラツト
ケーブルの配線方法を示す側面図、第9図はコネクタ本
体裏面への配線方法を示す平面図、第10図はコネクタ本
体と上カバーと下カバーとの結合状態を示す断面図であ
る。 第11図は本考案の他の実施例を示す接続コネクタの要部
平面図である。 第12図および第13図は従来技術を説明するための図であ
つて、第12図はケーブルリールの分解斜視図、第13図は
カバーを除去して接続部の構成を示す接続コネクタの平
面図である。 21……コネクタ本体、22……上カバー、23……下カバ
ー、24……接続部、25……フラツトケーブル取付部、2
6,27,28,51,52,53……端子嵌合溝、72……係合凹部、73
……切欠、74……フラツトケーブル固定突起、93,112…
…係合突起、121……熱収縮チユーブの脱落防止片、122
……熱収縮チユーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フラツトケーブルとリード線の各接続端を
    互いに直角方向に向けて接続する絶縁性の接続コネクタ
    において、上記接続コネクタをコネクタ本体と上カバー
    と下カバーとから構成し、上記コネクタ本体の表面側お
    よび裏面側にフラツトケーブルに含まれる複数の導体お
    よびこれら各導体に接続される複数のリード線を分割し
    て配線し、これらフラツトケーブルおよびリード線を上
    記上カバーおよび下カバーにて覆ったことを特徴とする
    フラツトケーブルとリード線の接続コネクタ。
JP1989041984U 1989-04-12 1989-04-12 フラツトケーブルとリード線の接続コネクタ Expired - Lifetime JPH079342Y2 (ja)

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