JPH079327Y2 - 限流式回路しゃ断器 - Google Patents

限流式回路しゃ断器

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JPH079327Y2
JPH079327Y2 JP4656990U JP4656990U JPH079327Y2 JP H079327 Y2 JPH079327 Y2 JP H079327Y2 JP 4656990 U JP4656990 U JP 4656990U JP 4656990 U JP4656990 U JP 4656990U JP H079327 Y2 JPH079327 Y2 JP H079327Y2
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JP
Japan
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bellows
contact
contacts
repulsive
circuit breaker
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Application number
JP4656990U
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JPH04106833U (ja
Inventor
文司 根本
Original Assignee
株式会社日幸電機製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は限流式回路しゃ断器に係わる。
従来の技術 近年電源設備容量の増大化に伴い、短絡事故電流も増大
の傾向にある。
考案が解決しようとする問題点 従って大遮断容量を有する回路しゃ断器が要求されるよ
うになり、それに伴って小形軽量なる限流式回路しゃ断
器が盛んに使用されるようになった。更にこのような限
流式回路しゃ断器が高性能を有するようにするためにア
ーク吹消し手段を取りつけることも試みられたが、短絡
容量によっては反発可動接触子が大きな反発力で作動す
るためその反動で相手可動接触子がいまだ開離する以前
に戻り、再接触して接点溶着やアーク続行を続け二次的
事故を起こす原因ともなる。
問題点を解決するための手段 このような点を考慮して、本考案では反発可動接触子の
反発エネルギーの一部によりベローズを圧縮して気流を
作成り、両接触子の開離時に両接点間に発生するアーク
の柱に向かって吹きつけるようにした構成を特徴とする
ものである。即ち本考案は、過電流素子の指令により開
離する接点3を有する可動接触子1に対し、接点4を有
する反発可動接触子2を対向して軸承5を中心に回動せ
しめ、接圧ばね6で接点3,4に接圧を与えるようにして
おき、又前記反発可動接触子2の一端にはベローズ8の
一端を,前記ベローズ8の他端には先端がノズル10にな
っているパイプ9を連結し、前記ベローズ8の圧縮時内
部の空気がノズル10より接点3,4の開離時に生ずるアー
ク柱に対してベローズ8内部の空気を放出し、いち早く
アーク柱を吹き消すようにし、更に前記ベローズ8のパ
イプ9えの連結側に圧縮時に開放し,伸長時に閉じて戻
り時間を遅らす弁11を設けることを特徴とするものであ
る。これにより、回路に過大電流が流れた場合、反発可
動接触子を電磁反発力で相手可動接触子から開離してや
り、この時両接点間に発生するアーク柱に対しては同時
に圧縮するベローズを設けて、ベローズの内部の空気を
押し出して送風管を通じてノズルからアーク柱に向かっ
て吹き付け、この気流によりアーク柱を引伸ばし冷却し
て消弧するので磁性板又は絶縁物の消弧グリッド等を組
合わせて、更にしゃ断能力を高めるのである。更にベロ
ーズに弁を設けて反発作動時は弁を開き戻る時には弁を
閉じて少し遅れて復帰するようにすれば、相手可動接触
子が過電流素子の指令を受け、トリップ機構が作動して
開離する以前に反発可動接触子が高速で戻らないように
したもので、従って再接触による溶着は起こることはな
い。
作用 このように本考案では反発式限流しゃ断器としてベロー
ズを設けて両接点間にアーク柱が発生すると同時にベロ
ーズを圧縮して内部の空気をノズルを用いてアーク柱に
向けて吹き付け、しゃ断性能を高める上、更にベローズ
には弁を設けて反発可動接触子のやや遅れる復帰動作を
取ることにより、接点溶着又はアーク続行等の二次的事
故を防ぐことができたものである。
実施例 本考案しゃ断器の主要部を図面について説明する。
第1図は両接点が閉成の状態を、第2図は開離の状態を
夫々示す開閉接点部の側面図である。
図で1は上側の可動接触子で、図示しないが過電流素子
の指令により、過電流の場合はラチエットを外し開離す
るもので、先端に接点3をロー付けしてある。2は下側
の反発可動接触子で、先端には接点3に対向して接点4
をロー付けしてあり、本体に軸承5されている。6は反
発可動接触子2の下側に設けた接圧ばねで,接点3,4に
接圧を与えるためのものであり、7は反発可動接触子2
の反時計方向回動を制限するストッパーである。又8は
ベローズで,先端がノズル10になっているパイプ9を連
結され、ベローズ8の圧縮時,内部の空気がノズル8よ
り放出される構造となっている。ベローズ8とパイプ9
の中間に弁11を設け、ベローズ8の圧縮時は開放し、ベ
ローズ8の伸長時は閉じて戻り時間を遅らすようになっ
ている。又ベローズ8と反発可動接触子2の接点部3と
は反対の他端部とはロット12で連結されている。
次に動作について述べると、今平行する可動接触子1,2
に事故等で過大電流が流れると、電流方向が反対方向で
あるため、可動接触子2は相手可動接触子1に対し電磁
反発力を受け、時計方向に回動しようとすると同時に、
可動接触子2の他端部2′とロット12で連結しているベ
ローズ8を圧縮し、ためにベローズ8の内部の空気はノ
ズル10より吹き出して接点3,4間に発生せるアーク柱を
いち早く吹き消す。続いて電磁反発力を失った反発可動
接触子2はばね6により、反時計方向に回転復帰しよう
とし、又これと連結され圧縮しているベローズ8も伸長
しようとするが、空気吹込み方向で弁11は閉ざされ、反
発可動接触子2の復帰を阻止しようとする働きが起こ
り、或る時間反発可動接触子2の復帰は遅れることとな
る。その間に上側可動接触子1は開離し、接点3,4は両
方が接触して溶着するようなことは絶対にない。尚ベロ
ーズ8の伸長復帰時間の調整は弁11に小さな穴を開ける
等して調整すればよい。
考案の効果 以上のように本考案では反発可動接触子2と連動して動
作するベローズ8を設けて、両接点3,4間にアーク柱が
生じるのに対し、ベローズ8が圧縮されてノズル10より
空気を吹き付けアーク柱を引伸ばし冷却して消弧するの
でしゃ断性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案限流式回路しゃ断器の主要部実施例で、第1
図は両接点3,4が閉成の状態を、又第2図は開離の状態
を夫々示す開閉接点部の側面図である。 図で1は上側の可動接触子,2は下側の反発可動接触子,
3,4は接点,5は軸承,6は接圧ばね,7はストッパー,8はベ
ローズ,9はパイプ,10はノズル,11は弁,12はロット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】過電流素子の指令により開離する接点3を
    有する可動接触子1に対し、接点4を有する反発可動接
    触子2を対向して軸承5を中心に回動せしめ、接圧ばね
    6で接点3,4に接圧を与えるようにしておき、又前記反
    発接触子2の一端にベローズ8の一端を,前記ベローズ
    8の他端には先端がノズル10になっているパイプ9を連
    結し、前記ベローズ8の圧縮時内部の空気がノズル10よ
    り接点3,4の開離時に生ずるアーク柱に対してベローズ
    8内部の空気を放出し、いち早くアーク柱を吹消すよう
    にし、更に前記ベローズ8のパイプ9えの連結側に圧縮
    時に開放し、伸長時に閉じて戻り時間を遅らす弁11を設
    けることを特徴とする限流式回路しゃ断器。
JP4656990U 1990-05-02 1990-05-02 限流式回路しゃ断器 Expired - Lifetime JPH079327Y2 (ja)

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JP4656990U JPH079327Y2 (ja) 1990-05-02 1990-05-02 限流式回路しゃ断器

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JP4656990U JPH079327Y2 (ja) 1990-05-02 1990-05-02 限流式回路しゃ断器

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Publication Number Publication Date
JPH04106833U JPH04106833U (ja) 1992-09-16
JPH079327Y2 true JPH079327Y2 (ja) 1995-03-06

Family

ID=31926047

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JP4656990U Expired - Lifetime JPH079327Y2 (ja) 1990-05-02 1990-05-02 限流式回路しゃ断器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6099271B2 (ja) * 2014-01-06 2017-03-22 Nkkスイッチズ株式会社 直流電流遮断用小形スイッチ

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JPH04106833U (ja) 1992-09-16

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