JPH0792922B2 - デイスク再生装置の光ピツクアツプヘツド装置 - Google Patents

デイスク再生装置の光ピツクアツプヘツド装置

Info

Publication number
JPH0792922B2
JPH0792922B2 JP61052053A JP5205386A JPH0792922B2 JP H0792922 B2 JPH0792922 B2 JP H0792922B2 JP 61052053 A JP61052053 A JP 61052053A JP 5205386 A JP5205386 A JP 5205386A JP H0792922 B2 JPH0792922 B2 JP H0792922B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turntable
disc
optical pickup
pickup head
tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61052053A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62209740A (ja
Inventor
弘男 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP61052053A priority Critical patent/JPH0792922B2/ja
Publication of JPS62209740A publication Critical patent/JPS62209740A/ja
Publication of JPH0792922B2 publication Critical patent/JPH0792922B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、ディスク再生装置における光ピックアップ
ヘッド装置に関する。
「従来の技術」 ディスク再生装置を設計するにあたって、ディスク再生
装置の構成を複数種類の径のディスクを単一のターンテ
ーブルおよびディスク駆動用モータで駆動させようとす
る場合には、径の異なるディスクはそれぞれ独自の規格
により製造されているため様々な困難を伴う。
例えば、これをCD(コンパクトディスクデジタルオーデ
ィオシステム規格に基づく光学式オーディオディスク)
とVD(レーザービジヨン規格に基づく光学式ビデオディ
スク)とを再生するディスク再生装置を構成しようとす
る場合を例にとって説明すると、まずCDとVDとは次のよ
うな相違がある。
すなわち、CDとVDとはディスクの寸法、重量が大幅に異
なる。CDは外径120mm、厚さ1.2mm、重量約20gであり、V
Dは外径300mm、厚さ2.5mm、重量約200gである。これら
寸法、重量の相違によって両者には様々な規格上の違い
が生じてくる。まず、ディスクの中央に形成された中心
孔の径である。この中心孔はディスクのターンテーブル
上への位置決めに使われるが、その孔径はCDがφ15mm、
VDがφ35mmである。次に、ディスクの重量が違うのでク
ランプエリアも変わる。CDの最適クランプエリアはφ15
〜33mm、VDはφ35〜83mmの範囲である。さらに、信号の
最内周径がCDはφ50mm、VDはφ110mmと異なっている。
したがって、従来におけるCDとVDの兼用再生装置はそれ
ぞれの駆動機構を個別に設け、これらを切り換えて使用
するものしか存在しなかった。
このような現状の中で、敢えて上記のように規格の異な
るCDとVDとを単一のターンテーブルおよびディスク駆動
用モータで駆動しようとすると、特にターンテーブルの
外径、ディスク駆動用モータの特性が問題となってく
る。このうちディスクに駆動力を伝達するターンテーブ
ルの外径に注目した場合、このターンテーブルの外径
は、CDの信号最内周径よりも小径で、しかも可及的大径
に構成しなければならない。つまり、CDの信号を光ピッ
クアップヘッドにより読み取り得るようにすることと、
VDを好適な位置でクランプすることとを両立させなけれ
ばならない。このようにターンテーブルの外径を設定す
ると、ターンテーブルの外周端がCDの信号最内周位置に
極めて近接するので、光ピックアップヘッドの対物レン
ズを径方向位置においてターンテーブルに可及的に接近
させ得るようにしなければならないという問題が生じて
くる。したがって、この種のディスク再生装置を構成す
るには、光ピックアップヘッドの対物レンズを可及的に
ターンテーブルに接近させ得るようにする工夫が必要と
なってくる。
ところで、従来光学式ディスク再生装置に使用されてい
る光ピックアップヘッドとしては、第10図に示す構成の
ものが一般的である。
第10図に示す光ピックアップヘッドについて説明する
と、図において符号1は信号検出部等が内蔵されたボデ
ィ、2はボディ1の上端面から上方に突出するように設
けられ、その上端内部に対物レンズ3を保持する保持
筒、4は保持筒2を覆うようにボディ1の上面に固定さ
れたカバーである。この光ピックアップヘッドでは、保
持筒2の上端とカバー4の上面とが略同一高さとなって
いる。
「発明が解決しようとする問題点」 この発明が解決しようとする問題点は、複数種類の径の
ディスクを単一のターンテーブルおよびディスク駆動用
モータで駆動するようにしたディスク再生装置に上記の
光ピックアップヘッドを用いた場合に生じる次のような
問題である。
すなわち、第11図は上記の光ピックアップヘッドを上述
した兼用再生装置に用いた場合の構成を示す図であっ
て、図において5はターンテーブル、6はターンテーブ
ル5にクランプされたディスク、7は光ピックアップヘ
ッドである。
この装置において光ピックアップヘッド7は、ディスク
6の径方向(矢印P1,P2方向)に沿って移動することに
なる。しかしてこの装置においては、光ピックアップヘ
ッド7の対物レンズ3をターンテーブル5に近接させよ
うとすると、対物レンズ3の移動方向前側にカバー4が
位置しているため、このカバー4とターンテーブル5と
が干渉してしまう恐れが多分に存するという問題があ
る。本発明は、上記従来技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、光ピックアップヘッドのカバーとタ
ーンテーブルとが干渉せず、光ピックアップヘッドの対
物レンズをディスク、ターンテーブルに可及的に接近さ
せることのできるディスク再生装置の光ピックアップヘ
ッド装置を提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 この発明は、上述したようなディスク再生装置におい
て、光ピックアップヘッドの対物レンズの保持筒を、こ
の保持筒が設けられている本体から光軸方向に突出さ
せ、かつ伸長させ、ターンテーブルのクランプ壁部の外
周面に、保持筒がクランプ壁部に干渉しないような、デ
ィスク当接面から離れるにしたがって径が小さくなるテ
ーパ部を形成することにより上記の問題を解決してい
る。
「実施例」 第1図ないし第9図はこの発明の一実施例を示す図であ
る。ここで説明する実施例は、この発明をCDとVDとを再
生するディスク再生装置に適用した場合の実施例であ
る。
第2図ないし第4図において、符号30はディスク再生装
置の外装ケース、31は外装ケース30内に配設されたシャ
ーシである。シャーシ31には、その中央部から後端部に
亙って後述するヘッド装置を移動させるための開口部32
が形成されている。またシャーシ31の下面中央部には、
このシャーシ31との間にスペーサ33,33,33を介在させた
状態でねじ34,34,34によりディスク駆動用モータ35が取
り付けられている。ディスク駆動用モータ35は、VD、CD
の双方を駆動することのできる特性を有するものであ
る。このディスク駆動用モータ35は、その本体36がシャ
ーシ31の下方に位置しているが、その回転軸37はシャー
シ31の上面から上方へ突出しており、その上端部にはタ
ーンテーブル38が取り付けられている。ターンテーブル
38の詳細については後述する。上記の構成において、ス
ペーサ33は、シャーシ31とモータ35の本体36との間およ
びターンテーブル38と本体36との間に一定のクリアラン
ス39,40を形成するためのものである。クリアランス39,
40は、後述するヘッド装置が定められた領域内でターン
テーブル38側の内側リミット位置に移動したときに、こ
のヘッド装置とターンテーブル38、シャーシ31、モータ
35とが互いに干渉しない寸法に設定されている。
第1図ないし第5図において符号42がヘッド装置であ
り、このヘッド装置42はシャーシ31の上面側に矢印P3,P
4方向に移動自在に設けられている。シャーシ31の上面
には開口部32の前端側と後端側とにそれぞれガイド棒取
付部43,43、44,44が樹脂にてアウトサート成形されてお
り、これらガイド棒取付部43,43、44,44間にはそれぞれ
ガイド棒45,45が取り付けられている。ヘッド装置42
は、ヘッドベース46に光ピックアップヘッド47を搭載し
てなるものであり、ヘッドベース46に形成されたガイド
部48,48、49,49がガイド棒45,45に矢印P3,P4方向に移動
自在に取り付けられている。
光ピックアップヘッド47は、第1図、第2図、第6図に
示すようにボディ50の上端部に上方へ突出するように保
持筒51(鏡筒)が設けられ、保持筒51の先端内部に対物
レンズ52が設けられ、ボディ50の上面に保持筒51の下部
を覆うカバー53(このカバー53とボディ50とは本体54を
構成している)が固定された構造となっており、ボディ
50に信号検出部等が内蔵された構造となっている。ここ
で、保持筒51は、カバー53の上面から一定寸法上方へ突
出し、かつ伸長している。この光ピックアップヘッド47
は、保持筒51、カバー53が取り付けられている上端部側
がシャーシ31の上方に位置しているが、ボディ50の下端
部がシャーシ31の開口部32内に貫入されている。
ヘッドベース46の一側面にはフィード用のラックギヤ70
が形成されており、このラックギヤ70にはシャーシ31に
支持されたフィード用のピニオンギヤ71がかみ合ってい
る。このピニオンギヤ71は、ギヤ72,73を含む駆動力伝
達機構74を介してシャーシ31に取り付けられたフィード
モータ75により回転駆動されるようになっている。この
構成のもとに、フィードモータ75が駆動されたときに
は、ピニオンギヤ71がラックギヤ70を移動させることに
より、ヘッド装置42が矢印P3,P4方向に移動するように
なっている。またシャーシ31の上面には、ヘッド装置42
の移動経路の側方に位置させてヘッドベースリミットス
イッチ76が取り付けられている。このスイッチ76は、ヘ
ッドベース46に樹脂にてアウトサート成形された係合部
77に係合して光ピックアップヘッド47のターンテーブル
38側のリミット位置、すなわちヘッド装置42の待機位置
を検出するものである。
シャーシ31の左右両側部には上方へ突出する側板部78,7
8が形成されており、これら側板部78,78間にはターンテ
ーブル38の前方に位置させてトレーホルダ79が支持され
ている。トレーホルダ79は矩形の板状体であり、その上
面左右両側部には前後方向に延在させてガイド部材80,8
0が固定されている。ガイド部材80には、その内面に断
面V字状に突出する突条81が形成され、外面にガイドピ
ン82,82が形成されている。左右のガイド部材80,80に形
成されたガイドピン82,82・・は、それぞれ側板部78,78
に形成された上下方向に延在する長孔83,83・・内に挿
入されている。この構成のもとにトレーホルダ79は、ガ
イド部材80のガイドピン82が長孔83内に位置することに
より側板部78,78間に支持されており、ガイドピン82が
長孔83に案内される範囲内で上下移動自在である。
上記のトレーホルダ79には、その上面一側部にローディ
ングピニオンギヤ84が支持され、上面他側部にローディ
ングリミットスイッチ85が取り付けられ、前端部に上方
へ突出するストッパ86,86が形成されている。ピニオン
ギヤ84は、トレーホルダ79に取り付けられたローディン
グモータ87によりギヤ88,89を含む駆動力伝達機構90を
介して回転駆動されるようになっている。
上記ガイド部材80,80には、ディスクをイジェクト位置
から再生位置へ、またその逆に再生位置からイジェクト
位置へ移送するトレー94が装着されている。トレー94は
略矩形の板状体であり、その中央部から後端部に亙る部
分にはターンテーブル38を逃がすための開口部95が形成
され、上面には30cmVDを載置するためのディスク載置部
96、20cmVDを載置するためのディスク載置部97、CD(12
cm)を載置するためのディスク載置部98が形成され、下
面左右両側部には下方に突出してその外側部にガイド溝
99,99を形成する突条100,100が形成され、下面一側部に
外側面にローディングラックギヤ101を有する突条102が
形成され、下面他側部に前後に係合部103,104を有する
係合壁部105が形成され、下面後端部にねじによって構
成されたストッパ用突起106,106が形成されている。デ
ィスク載置部96,97,98は、第2図、第3図に示すように
互いに中心を同じくする円形のエリアであり、ディスク
載置部96は外周壁より一定寸法窪んだ凹部となってお
り、同様にディスク載置部97はディスク載置部96より一
定寸法窪み、ディスク載置部98はディスク載置部97より
一定寸法窪んだ凹部となっている。
このトレー94は、ラックギヤ101をピニオンギヤ84に噛
み合わせた状態でガイド溝99,99内に突条81,81を嵌入さ
せることによりガイド部材80,80に装着されている。し
かしてこのトレー94は、ローディングモータ87が駆動さ
れたときにガイド部材80,80の突条81,81に案内されて矢
印P3,P4方向へ移動する。すなわち、モータ87が駆動さ
れるとピニオンギヤ85が回転し、これによってラックギ
ヤ101が移動してトレー94が矢印P3またなP4方向に移動
する。トレー94が矢印P3方向に移動してディスク載置部
に載置されたディスクの中心がターンテーブル38の中心
軸線と合致した場合には、トレー94の係合部103がリミ
ットスイッチ85のアクチュエータに当接してこのときの
トレー94の位置(トレー94の閉塞位置)が検出されるよ
うになっている。またトレー94が矢印P4方向に移動して
ディスク載置部が外装ケース30の外部に露出した場合に
は、係合部104がリミットスイッチ85のアクチュエータ
に当接してこのときのトレー94の位置(トレー94の開放
位置)が検出されるようになっている。
上記のガイド部材80,80には、第2図ないし第4図に示
すようにディスクをターンテーブル38上に保持するクラ
ンパ110が取り付けられている。クランパ110は、保持板
111にディスクスタビライザ112を回転自在に取り付けて
なるものである。保持板111は帯状の板体の両端部を下
方に折曲してなるものであり、折曲した両側板部113,11
3の下端部がガイド部材80,80の外側面に固定されてい
る。ディスクスタビライザ112の詳細およびその取付構
造については後述する。
シャーシ31の側板部78,78の外側にはスライド板115,115
が配設されている。スライド板115には、第3図、第4
図に示すように、その前端部下面にエレベーションラッ
クギヤ116が形成され、前後端部にカム孔117,117が形成
され、下端部にスリット118が形成されている。このス
ライド板115は、カム孔117,117内に上記ガイドピン82,8
2を挿通させ、スリット118内にシャーシ31に形成された
ガイド突起119を挿通させた状態で側板部78の外側に配
設されており、ガイドピン82,82の先端面に脱落防止用
のワッシャ120,120がねじ121,121により取り付けられる
ことにより外方へ脱落しないようになっている。
シャーシ31の前端部下面には左右方向に亙って連結シャ
フト123が回転自在に支持されており、この連結シャフ
ト123の左右両端部にはスライド板115のラックギヤ116,
116に噛み合うエレベーションピニオンギヤ124,124が固
定されている。シャーシ31の前端部下面には取付ブラケ
ット125が固定されており、取付ブラケット125にはエレ
ベーションモータ126が取り付けられている。エレベー
ションモータ126の回転力は、ギヤ127,128を含む駆動力
伝達機構129によってピニオンギヤ124,124に伝達される
ようになっている。
第2図に示すように、一方のスライド板115には前後方
向に延びるスリット130が形成されており、このスリッ
ト130内にはシャーシ31に取り付けられたエレベーショ
ンリミットスイッチ131のアクチュエータが挿入されて
いる。
上記の構成のもとに、モータ126が駆動された際には、
ピニオンギヤ124,124が回転してラックギヤ116,116が移
動されることによりスライド板115,115がガイド突起11
9,119に案内されつつ矢印P3,P4方向に移動する。スライ
ド板115,115が上記の方向に移動すると、ガイドピン82,
82・・がカム孔117,117・・に案内されて上方または下
方に移動することによりガイド部材80,80に固定され、
支持された部材、すなわちトレーホルダ79、トレー94、
クランパ110等の部材が上方または下方に移動する。こ
こで、上記の上方または下方に移動する部材の上限位
置、下限位置は、スイッチ131のアクチュエータがスリ
ット130の端面に当接することによって検出される。
次に、ターンテーブル38、スタビライザ112について第
1図、第3図を参照して説明する。
ターンテーブル38は、ターンテーブル本体133とディス
クセンタリング部材134とを主な構成要素とするもので
ある。
ターンテーブル本体133は円盤状の部材であって、円盤
状の主壁部135の中央部に取付孔136を有する取付壁部13
7を形成し、同主壁部135の外周縁に上方へ延び、更に径
方向外方に延びる環状のクランプ壁部138を形成してな
るものである。クランプ壁部138の上端部外周面は各壁
部の中で最大の外径となっており、この壁部138の外周
面には最大外径部を起点とし、ディスク当接面である上
面から離れるにしたがって径が小さくなるテーパ部139
が形成されている。またクランプ壁部138の内部は凹部1
40となっている。また主壁部135には孔141が形成されて
いる。このターンテーブル本体133は、その取付孔136内
に回転軸37を相対的に挿入して同回転軸37に固定されて
いる。
センタリング部材134は截頭円錐状の部材であって、截
頭円錐状の主壁部142の中央部下面に取付孔143を有する
取付壁部144を形成し、同主壁部142の中央部上面に上方
へ突出する環状の壁部145を形成し、同主壁部下面に下
方へ延び、下端に爪を有する係合部146を形成してなる
ものである。主壁部142の外周面および壁部145の外周面
には共にテーパ面となっており、これらテーパ面はそれ
ぞれVDのセンタリングを行うセンタリング部147、CDの
センタリングを行うセンタリング部148を構成してい
る。
上記のセンタリング部材134は、ターンテーブル本体133
の凹部140内に付勢用ばね149を挿入した状態で、取付孔
143内に回転軸37を相対的に挿入し、係合部146をターン
テーブル本体133の孔141内に挿入して上記凹部140内に
装着されている。この状態でセンタリング部材134は、
凹部140内で上下移動自在であり、ばね149により上方へ
付勢されている。この際同部材134は、係合部146の爪が
ターンテーブル本体133の主壁部135に係合することによ
り、上方へ抜け出るのが防止されている。
ディスクスタビライザ112は円盤状の部材であって、そ
の下面中央に穴152を有する位置決め壁部153を形成し、
上面中央部に穴154を形成し、外周部下面にクランプ壁
部155を形成し、外周部上端に係合壁部156を形成してな
るものである。上記穴154には鋼球157が嵌着されてい
る。このスタビライザ112は、クランプスプリング158お
よび保持部材159と共に保持板111に取り付けられてい
る。スプリング158は、薄厚の弾性に富む鋼板からなる
円形の板である。このスプリング158には、第7図に示
すように、その中央部に凹部160が形成され、凹部160の
外側にスリット161,161・・が形成され、外周部に取付
孔162,162・・が形成されている。上記凹部160内には、
第3図に示すように押圧板163が設けられている。保持
部材159は環状の部材であって、その内周部下端に段部1
64が形成され、外周部に取付孔165,165・・が形成され
ている。
スタビライザ112は、保持板111に形成された孔内に保持
部材159の段部164を挿入したうえで同保持部材159内に
挿入され、その上面側にスプリング158を載置すると共
にこのスプリング158と保持部材159とを取付孔162,162
・・、165,165・・を利用してねじ167・・により保持板
111に固定することによりスプリング158と保持部材159
との間に保持されている。ここで、スタビライザ112
は、その係合壁部156が段部164に係合することにより下
方へ抜け落ちることがなく、保持部材159内で回転自在
である。また押圧板163が鋼球157に当接することにより
下方へ付勢されている。上記のように取り付けられたス
タビライザ112の中心軸線は、ターンテーブル38の中心
軸線と合致している。
ここで、第8図を参照して、再生位置におかれたディス
クと上記のターンテーブル38、スタビライザ112との位
置関係について説明する。
第8図において170はVD、171はCD、172,173は各ディス
クの中心孔、174,174は各ディスクの信号エリアの最内
周端にあるインフォメーションエリアである。図に示す
ようにターンテーブル38のクランプ壁部138とスタビラ
イザ112のクランプ壁部155とは互いに対向するように位
置している。そして、クランプ壁部138、155は、その内
周縁の径がVD170の中心孔172の径より大に設定され、外
周縁の径(ターンテーブル38、スタビライザ112の外
径)がCDのインフォメーションエリア174の最内周端よ
り小で、かつ可及的大(インフォメーションエリア174
の最内周端よりも若干小)に設定されている。
第9図(A)、(B)は、上記のように寸法が設定され
ているターンテーブル38、スタビライザ112によりディ
スクを保持した状態を示す図である。同図(A)はCD17
1を保持した状態を示し、同図(B)はVD170を保持した
状態を示す。
上記の構成において、ヘッドベースリミットスイッチ7
6、ローディングリミットスイッチ85、エレベーション
リミットスイッチ131はこのディスク再生装置を制御す
る制御装置の一部を構成している。制御装置は、上記の
スイッチの検出出力に基づいてディスク駆動用モータ3
5、フィードモータ75、ローディングモータ87、エレベ
ーションモータ126の制御等を行う。ここで、上記の各
スイッチは、一定距離離間して配置された2つの固定接
点間に可動接点を構成するアクチュエータが配置され、
アクチュエータが一方向に移動されたときにこのアクチ
ュエータが一方の固定接点に接触し、アクチュエータが
他方向に移動されたときにこのアクチュエータが他方の
固定接点に接触し、アクチュエータがいずれかの固定接
点に接触したときに検出信号が発っせられるように構成
されている。制御装置は、上記の各スイッチがモータ3
5、75、87、126の動作に基づいて作動された場合におい
て、アクチュエータがいずれかの固定接点に接触したと
きに所定の制御を行うよう上記のモータ35、75、87、12
6を制御するように構成されている。
上述したように、このディスク再生装置は、シャーシ31
とモータ35の本体36との間およびターンテーブル38と本
体36との間に一定のクリアランス39,40を形成し、光ピ
ックアップヘッド47の保持筒51をカバー53から一定寸法
突出、伸長させた構成とし、ターンテーブル38のターン
テーブル本体133の外周面にデーパ部139を形成した構成
である。この構成で、特に上記クリアランス39,40を形
成したことは、光ピックアップヘッド47をターンテーブ
ル38、モータ35に接近させた場合に、光ピックアップヘ
ッド47のボデイ50とモータ35の本体36との干渉を防止す
ることができ、光ピックアップヘッド47のカバー53とタ
ーンテーブル38との干渉を防止することができる。した
がって、光ピックアップヘッド47を無理なくCDの信号最
内周位置(インフォメーションエリア174の内周位置)
まで移動させることができ、ディスク駆動用モータ35、
光ピックアップヘッド47を所期性能・特性を発揮するサ
イズに構成することができる。また光ピックアップヘッ
ド47の保持筒51を突出、伸長させ、ターンテーブル38に
テーパ部139を形成したことは、光ピックアップヘッド4
7の対物レンズ52をディスク、ターンテーブル38に可及
的に接近させることができ、かつ、ターンテーブル38と
光ピックアップヘッド47との機械的、光学的な干渉を防
止できると共に、ディスクに対するターンテーブル38の
クランプエリアを可及的大に構成することができる。
次に、上記の構成からなるディスク再生装置のディスク
再生時の動作について説明する。
第2図は、トレー94が外装ケース30内の閉塞位置にある
状態を示している。この状態において、クランパ110は
下降位置にあり、ヘッド装置42はターンテーブル38近傍
の待機位置(例えば、ヘッド装置のディスク径方向最内
周位置)にある。
この状態からディスクの再生を行うには、まず装置にト
レー94のイジェクト指令を与える。このようにすると、
制御装置がローディングモータ87をオンさせ、このモー
タ87の回転力が駆動力伝達機構90を介してローディング
ピニオンギヤ84に伝達され、このギヤ84がローディング
ラックギヤ101を移動させることによりトレー94が矢印P
4方向に移動する。なお、このときクランパ110は、後述
するように上昇させられる。そして、トレー94が開放位
置、すなわちディスク載置部96〜98が外装ケース30の外
部に露出する位置に移動されると、このトレー94の係合
部104がローディングリミットスイッチ85のアクチュエ
ータに接触し、このアクチュエータが一方の固定接点に
接触する。なお、この時点でトレー94の突起106,106は
ストッパ86,86に当接する。かくして、トレー94は開放
位置に引き出される。
ここで、トレー94のディスク載置部96〜98のいずれかに
VDまたはCDを載置する。この場合、30cmVDはディスク載
置部96に載置し、20cmVDはディスク載置部97に載置し、
CDはディスク載置部98に載置する。
次に、装置にトレー94の閉塞指令を与える。このように
すると、制御装置がモータ87を上記のイジェクト時と逆
方向に回転させ、これによってトレー94が矢印P3方向に
移動する。なお、この場合、装置にトレーの閉塞指令を
与える代わりに、開放位置にあるトレー94を手動にて軽
く矢印P3方向に押してもよい。このようにした場合に
は、トレー94の係合部104がスイッチ85のアクチュエー
タより離れ、アクチュエータの復元力によりこのアクチ
ュエータが固定接点より離れると制御装置が上記と同様
に作動する。そしてトレー94が、各ディスク載置部の中
心がターンテーブル38の軸線に合致する位置に達する
と、このトレー94の係合部103がスイッチ85のアクチュ
エータに当接し、このアクチュエータが他方の固定接点
に接触する。ここで制御装置は、スイッチ85が上記のよ
うに操作されたことにより、モータ87の回転を停止させ
る。ここでトレー94は矢印P3方向への移動を停止する。
そして、スイッチ85のアクチュエータが他方の固定接点
に接触すると、制御装置がエレベーションモータ126を
オンさせる。モータ126の回転力は駆動力伝達機構129を
介してエレベーションピニオンギヤ124,124に伝達さ
れ、これらピニオンギヤ124,124がエレベーションラッ
クギヤ116,116を移動させることによりスライド板115,1
15が矢印P3方向に移動される。スライド板115,115が上
記の方向に移動すると、これらスライド板のカム孔117,
117・・に案内されてガイドピン82,82・・が下降し、こ
れによってガイド部材80,80に固定、支持された部材、
すなわちトレーホルダ79、トレー94、クランパ110等が
下降する。これらの各部材の下降途中においてトレー94
に載置されたディスクはターンテーブル38上に載置され
る。そして、上記の各部材が更に下降すると、クランパ
110のスタビライザ112がディスクをターンテーブル38上
に保持、固定する。この際、ディスクは、ターンテーブ
ル38のセンタリング部材134により芯出しされる。
この際、ディスクは、第9図(A)、(B)に示すよう
にスタビライザ112のクランプ壁部155とターンテーブル
38のクランプ壁部138との間に保持される。ここで、デ
ィスクがCDである場合には、第9図(A)に示すように
CD171がスタビライザ112により下方に押圧されるのに伴
ってその中心孔173内に壁部145が進入し、このときテー
パ面となっているセンタリング部148により芯出しが行
なわれる。この場合センタリング部材134はばね149の付
勢力に抗して凹部140内に下降される。また、ディスク
がVDである場合には、第9図(B)に示すようにVD170
がスタビライザ112により下方に押圧されるに伴ってそ
の中心孔172内にセンタリング部材134全体が進入し、こ
のときテーパ面となっているセンタリング部147により
芯出しが行なわれる。
そして、スタビライザ112とターンテーブル38との間に
位置するディスクは、これら各部材間にクランプスプリ
ング158の付勢力によって強く挾持される。この際スプ
リング158の付勢力はディスクの厚みによって変化し、
厚いディスクほど強い付勢力を受ける。
上記のようにディスクがターンテーブル38に装着されて
トレーホルダ79、トレー94、クランパ110等の各部材が
下限位置に達すると、このとき一方のスライド板115に
形成されたスリット130の一端面がエレベーションリミ
ットスイッチ131のアクチュエータに当接し、これによ
り上記の下限位置が検出されて制御装置がモータ126の
回転を停止させる。かくしてディスクの装填が完了す
る。
ここで、装置にディスクの再生指令を与えると、ディス
ク駆動用モータ35がオンしてターンテーブル38、スタビ
ライザ112と共にディスクが回転する。また同時に、フ
ィードモータ75を駆動して、ヘッド装置42がディスクの
アドレスを読める位置まで矢印P3またはP4方向に移動さ
れ、光ピックアップヘッド47はディスクの現在のアドレ
スを読み取り、この現在のアドレスに基づいて、光ピッ
クアップヘッド47をディスクのインフォメーションエリ
アまで移動する。その後ヘッド装置42は矢印P3方向に移
動し、しかして光ピックアップヘッド47によりディスク
に記録された信号が読み取られ、ディスクの再生がなさ
れる。
そして、ディスクの再生が完了して光ピックアップヘッ
ド47がディスクのリードアウト位置を検出するか、また
は再生の中止指令が与えられると、制御装置がモータ75
を逆回転させ、これによってヘッド装置42が矢印P4方向
に移動する。ヘッド装置42が同方向に移動して待機位置
に達すると、ヘッドベース46に形成された係合部77がヘ
ッドベースリミットスイッチ76のアクチュエータに当接
し、これによって制御装置がモータ75の回転を停止させ
てヘッド装置42の移動が停止する。一方制御装置はモー
タ126をオンさせる。これによってピニオンギヤ124,124
が回転してスライド板115,115が矢印P4方向に移動し、
カム孔117,117・・に案内されてガイドピン82,・・が上
昇し、かくしてトレーホルダ79、トレー94、クランパ11
0が上昇する。トレー94は、その上昇途中において、タ
ーンテーブル38からディスクをすくいとる。ここで制御
装置はモータ87をオンさせ、しかして前述したトレー94
のイジェクト動作と同様にしてトレー94が開放位置に引
き出される。ここでトレー94からディスクを取り出し、
さらにトレー94を閉塞位置に戻してディスクの再生操作
が完了する。
「発明の効果」 この発明によれば、複数種類の径のディスクを単一のタ
ーンテーブルおよびディスク駆動用モータで駆動するよ
うにし、ディスクの信号を光ピックアップヘッドにより
読み取るようにしたディスク再生装置において、光ピッ
クアップヘッドの対物レンズを保持する保持筒を、この
保持筒が設けられている本体から光軸方向に突出させ、
かつ伸長させるように構成し、ターンテーブルのクラン
プ壁部の外周面に、保持筒がクランプ壁部に干渉しない
ような、ディスク当接面から離れるにしたがって径が小
さくなるテーパ部を形成したので、光ピックアップヘッ
ドの対物レンズをディスク、ターンテーブルに可及的に
接近させることができ、かつ、ターンテーブルと光ピッ
クアップヘッドとの機械的、光学的な干渉を防止できる
とともに、ディスクに対するターンテーブルのクランプ
エリアが広くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図はこの発明の一実施例を示す図であ
って、第1図はディスク再生装置の要部の側断面図、第
2図は同平面図、第3図は同正断面図、第4図は同一部
を断面視した側面図、第5図はディスク駆動用モータと
ヘッド装置部分の正断面図、第6図はターンテーブルと
光ピックアップヘッドとの位置関係を示す図、第7図は
クランプスプリングの底面図、第8図はディスクとター
ンテーブル、スタビライザとの位置関係を示す図、第9
図(A)、(B)は装置にディスクを装填した状態を示
す図、第10図は従来一般に使用されている光ピックアッ
プヘッドの斜視図、第11図は第10図に示す光ピックアッ
プヘッドを用いて構成したディスク再生装置の要部の概
略構成図である。 35……ディスク駆動用モータ、38……ターンテーブル、
47……光ピックアップヘッド、51……保持筒、52……対
物レンズ、54……本体、170,171……ディスク(VD,C
D)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類の径のディスクを単一のターンテ
    ーブルおよびディスク駆動用モータで駆動するように構
    成し、ディスクに記録された信号を光ピックアップヘッ
    ドにより読み取るように構成したディスク再生装置にお
    いて、光ピックアップヘッドの対物レンズの保持筒を、
    この保持筒が設けられている本体から光軸方向に突出さ
    せ、かつ伸長させて構成し、ターンテーブルのクランプ
    壁部の外周面に、保持筒がクランプ壁部に干渉しないよ
    うな、ディスク当接面から離れるにしたがって径が小さ
    くなるテーパ部が形成されていることを特徴とするディ
    スク再生装置の光ピックアップヘッド装置。
JP61052053A 1986-03-10 1986-03-10 デイスク再生装置の光ピツクアツプヘツド装置 Expired - Fee Related JPH0792922B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61052053A JPH0792922B2 (ja) 1986-03-10 1986-03-10 デイスク再生装置の光ピツクアツプヘツド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61052053A JPH0792922B2 (ja) 1986-03-10 1986-03-10 デイスク再生装置の光ピツクアツプヘツド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62209740A JPS62209740A (ja) 1987-09-14
JPH0792922B2 true JPH0792922B2 (ja) 1995-10-09

Family

ID=12904068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61052053A Expired - Fee Related JPH0792922B2 (ja) 1986-03-10 1986-03-10 デイスク再生装置の光ピツクアツプヘツド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0792922B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5677056U (ja) * 1979-11-17 1981-06-23
JPS60194760U (ja) * 1984-06-01 1985-12-25 アルプス電気株式会社 デイスクプレ−ヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62209740A (ja) 1987-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5251195A (en) Disc player with simplified lifting and lowering mechanism
US6667945B2 (en) Disk drive device
JP2974868B2 (ja) ディスク駆動装置およびディスク装置
US4855990A (en) Disc player
US6212156B1 (en) Disc changer apparatus with vibration free turntable
US5963527A (en) Optical disk recording and reproducing apparatus
JPH0728605Y2 (ja) デイスク再生装置のデイスククランプ装置
JPH0792922B2 (ja) デイスク再生装置の光ピツクアツプヘツド装置
JP2510509B2 (ja) デイスク再生装置のタ−ンテ−ブル装置
JPS58218069A (ja) 回転記録媒体再生装置
JPS62209763A (ja) デイスク再生装置のデイスクセンタリング装置
US7716692B2 (en) Disc device with particular loading mechanism
JPH0812725B2 (ja) ディスク再生装置
JP4097956B2 (ja) ディスク装置のカートリッジ保持機構
JPS62277659A (ja) デイスク再生装置のロ−デイング装置
US7151648B2 (en) Disk cartridge
JPH0333988Y2 (ja)
JPH0668868B2 (ja) 光デイスク装置のデイスククランプ装置
JPH054095Y2 (ja)
JPH07226006A (ja) ディスク記録再生装置
JPH0676443A (ja) ディスク駆動装置
JPH0676441A (ja) 光ディスク装置
JPH06223469A (ja) ディスク駆動装置
JP2000228047A (ja) 記録媒体移送装置
JPH10208355A (ja) ディスク再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees