JPH079231A - デュアル コンタリング加工による切粉微細化装置 - Google Patents
デュアル コンタリング加工による切粉微細化装置Info
- Publication number
- JPH079231A JPH079231A JP7540793A JP7540793A JPH079231A JP H079231 A JPH079231 A JP H079231A JP 7540793 A JP7540793 A JP 7540793A JP 7540793 A JP7540793 A JP 7540793A JP H079231 A JPH079231 A JP H079231A
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- JP
- Japan
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- blade
- processing
- cutting edge
- cutting
- rod
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 デュアル コンタリングによる切粉の微細化
が短い加工時間で効率良く行えるようにする。 【構成】 棒状の被切削材料19を外形切削面を限定す
る位置においてクランプ支持するための回転主軸15
と、該被切削材料19に対応して相対的に縦及び横送り
される多植え刃12中に凹陥状二段式に介入取付けられ
た仕上刃13を有する多刃回転刃物10とからなり、被
切削材料19を多刃回転刃物10により多角形棒状に加
工した後、仕上刃13により真円棒状に加工して切粉微
細化を行うことを特徴としている。 【効果】 デュアル コンタリングによる切粉の完全な
微細化であり、加工送り量も大きくとることが可能なた
め加工時間の短縮を計ることができる。また溝入れ加工
も同様方式で行える。
が短い加工時間で効率良く行えるようにする。 【構成】 棒状の被切削材料19を外形切削面を限定す
る位置においてクランプ支持するための回転主軸15
と、該被切削材料19に対応して相対的に縦及び横送り
される多植え刃12中に凹陥状二段式に介入取付けられ
た仕上刃13を有する多刃回転刃物10とからなり、被
切削材料19を多刃回転刃物10により多角形棒状に加
工した後、仕上刃13により真円棒状に加工して切粉微
細化を行うことを特徴としている。 【効果】 デュアル コンタリングによる切粉の完全な
微細化であり、加工送り量も大きくとることが可能なた
め加工時間の短縮を計ることができる。また溝入れ加工
も同様方式で行える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は棒状の被切削材料を多刃
回転刃物による断続切削加工により多角形棒状に加工し
た後、多刃回転刃物の仕上刃により真円棒状に加工して
切粉微細化を行うようにしたデュアル コンタリング加
工による切粉微細化装置に関するものである。
回転刃物による断続切削加工により多角形棒状に加工し
た後、多刃回転刃物の仕上刃により真円棒状に加工して
切粉微細化を行うようにしたデュアル コンタリング加
工による切粉微細化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、主として全自動加工機(オートロ
ーダ付)において、旋削加工により発生する連続切粉が
被加工物や加工治具(チャック)などに巻付き纒絡残留
することにより、自動装置の被加工物搬送などの障害を
誘起し、また加工物取付治具などへの被加工物の完全確
実な取付けを妨げることになり、機械または搬送ライン
が停止する事故が多発しているすう勢にある。よって常
に有人監視を必要とし、無人化ラインの創成が不可能で
ある。
ーダ付)において、旋削加工により発生する連続切粉が
被加工物や加工治具(チャック)などに巻付き纒絡残留
することにより、自動装置の被加工物搬送などの障害を
誘起し、また加工物取付治具などへの被加工物の完全確
実な取付けを妨げることになり、機械または搬送ライン
が停止する事故が多発しているすう勢にある。よって常
に有人監視を必要とし、無人化ラインの創成が不可能で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの連続発生す
る切粉を微細化するための手段が加工の精度と生産性の
向上などの観点からも強く求められている。しかし従来
この発想を基に用いられているものとしては、単一刃具
(シングルポイントツール)による加工時において、送
りに定期的に停止を与えるか、前後させる、間欠送りさ
せるなどの方法が採られているが、これが手段は加工時
間の延長を余儀なくされ生産性の向上にもとるものであ
ると共に刃具摩耗の助長をもたらし、かつまた切粉の適
正完全な微細化も充分ではなかった。しかして本発明は
デュアル コンタリングによる連続発生する切粉を完全
微細化することを目的としてなされたものである。
る切粉を微細化するための手段が加工の精度と生産性の
向上などの観点からも強く求められている。しかし従来
この発想を基に用いられているものとしては、単一刃具
(シングルポイントツール)による加工時において、送
りに定期的に停止を与えるか、前後させる、間欠送りさ
せるなどの方法が採られているが、これが手段は加工時
間の延長を余儀なくされ生産性の向上にもとるものであ
ると共に刃具摩耗の助長をもたらし、かつまた切粉の適
正完全な微細化も充分ではなかった。しかして本発明は
デュアル コンタリングによる連続発生する切粉を完全
微細化することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであって、次のように構成され
ている。即ち本発明の要旨とするところは、棒状の被切
削材料を外形切削面を限定する位置においてクランプす
るための回転主軸と、該被切削材料に対応して相対的に
縦及び横送り移動される多植え刃中に仕上刃が凹陥状二
段式に介入設けられた多刃回転刃物とからなり、被切削
材料の外周面を多刃回転刃物による断続切削加工により
多角形棒状に加工した後、多刃回転刃物の仕上刃により
真円棒状に加工して切粉微細化を行うことを特徴とする
デュアル コンタリング加工による切粉微細化装置であ
る。次に本発明を以下実施例について図面を参照しなが
ら詳述する。
するためになされたものであって、次のように構成され
ている。即ち本発明の要旨とするところは、棒状の被切
削材料を外形切削面を限定する位置においてクランプす
るための回転主軸と、該被切削材料に対応して相対的に
縦及び横送り移動される多植え刃中に仕上刃が凹陥状二
段式に介入設けられた多刃回転刃物とからなり、被切削
材料の外周面を多刃回転刃物による断続切削加工により
多角形棒状に加工した後、多刃回転刃物の仕上刃により
真円棒状に加工して切粉微細化を行うことを特徴とする
デュアル コンタリング加工による切粉微細化装置であ
る。次に本発明を以下実施例について図面を参照しなが
ら詳述する。
【0005】
【実施例】図1において、2はモーター4によってベッ
ド1上の案内3に沿って縦方向に進退動する住複台であ
る。また5は刃軸台7が上面に搭載された横送り台で、
該横送り台5はモーター6によって往復台2上を横方向
(刃軸9に対して直角なラジアル方向)に進退動できる
ようになっている。なお刃軸台7に支承されている刃軸
9は駆動モーター8によって回転駆動されるようになっ
ている。また10は円板11の外周に多数の植え刃12
が等間隔放射状に植設された多刃回転刃物であるが、こ
の多刃回転刃物10には図3,図4に示すように、多植
え刃12中の1個所若しくは数個所に仕上刃13が凹陥
状二段式に介入設けられている。そして上記構成の多刃
回転刃物10は前記の刃軸9に固止され一体回転するよ
うになっている。次に14はベッド1上に設けられた主
軸台で、駆動モーター16によって回転駆動される回転
主軸15が架承されている。そして上記回転主軸15の
先端には取付具(チャック)18によって棒状の被切削材
料19が外形切削面を限定する位置においてクランプ固
定されている。また回転主軸15には多刃回転刃物10
の各植え刃12の刃先修正を行うための刃先修正用砥石
車17が設けられている。さらに前記の刃軸台7には、
多刃回転刃物10の仕切刃13をその加工時、定位置に
停止させるための仕上刃定位置割出機構20が搭載され
ている。
ド1上の案内3に沿って縦方向に進退動する住複台であ
る。また5は刃軸台7が上面に搭載された横送り台で、
該横送り台5はモーター6によって往復台2上を横方向
(刃軸9に対して直角なラジアル方向)に進退動できる
ようになっている。なお刃軸台7に支承されている刃軸
9は駆動モーター8によって回転駆動されるようになっ
ている。また10は円板11の外周に多数の植え刃12
が等間隔放射状に植設された多刃回転刃物であるが、こ
の多刃回転刃物10には図3,図4に示すように、多植
え刃12中の1個所若しくは数個所に仕上刃13が凹陥
状二段式に介入設けられている。そして上記構成の多刃
回転刃物10は前記の刃軸9に固止され一体回転するよ
うになっている。次に14はベッド1上に設けられた主
軸台で、駆動モーター16によって回転駆動される回転
主軸15が架承されている。そして上記回転主軸15の
先端には取付具(チャック)18によって棒状の被切削材
料19が外形切削面を限定する位置においてクランプ固
定されている。また回転主軸15には多刃回転刃物10
の各植え刃12の刃先修正を行うための刃先修正用砥石
車17が設けられている。さらに前記の刃軸台7には、
多刃回転刃物10の仕切刃13をその加工時、定位置に
停止させるための仕上刃定位置割出機構20が搭載され
ている。
【0006】
【作用状態】先ず回転主軸15先端にクランプされた丸
棒状の被切削材料19を回転させ、相対的に設置されて
いる多刃回転刃物10を用いて主軸回転方向に対して図
3のように同方向または逆方向に回転させ、被切削材料
19を多刃回転刃物10による断続切削加工により多角
形棒状に加工する。そして発生する切粉を微細化しなが
ら、加工刃物に送りを与えて被切削材料19の外周を加
工する。次に上記のように多角形棒状19aに加工した
後、仕上刃13を図4に示すように加工中心に定位置割
出しを行い、再度、仕上刃(シングルポイント)13に
て加工を行うことにより真円棒状に加工して切粉微細化
を行うものである。
棒状の被切削材料19を回転させ、相対的に設置されて
いる多刃回転刃物10を用いて主軸回転方向に対して図
3のように同方向または逆方向に回転させ、被切削材料
19を多刃回転刃物10による断続切削加工により多角
形棒状に加工する。そして発生する切粉を微細化しなが
ら、加工刃物に送りを与えて被切削材料19の外周を加
工する。次に上記のように多角形棒状19aに加工した
後、仕上刃13を図4に示すように加工中心に定位置割
出しを行い、再度、仕上刃(シングルポイント)13に
て加工を行うことにより真円棒状に加工して切粉微細化
を行うものである。
【0007】
【発明の効果】本発明はデュアル コンタリングによる
切粉の完全な微細化であり、加工送り量も大きくとるこ
とが可能なため、加工時間の短縮をも計ることができ
る。また溝入れ加工も同様な方式で、溝入れ送りを与え
ることで発生する切粉の微細化及び真円加工が可能とな
る。さらに回転主軸に装着された刃先修正砥石車によ
り、新多刃工具を取付けた際に、各刃の円周方向にバラ
ツキのある刃先をそろえ修正することも可能となった。
切粉の完全な微細化であり、加工送り量も大きくとるこ
とが可能なため、加工時間の短縮をも計ることができ
る。また溝入れ加工も同様な方式で、溝入れ送りを与え
ることで発生する切粉の微細化及び真円加工が可能とな
る。さらに回転主軸に装着された刃先修正砥石車によ
り、新多刃工具を取付けた際に、各刃の円周方向にバラ
ツキのある刃先をそろえ修正することも可能となった。
【図1】本発明は切粉微細化装置の概要説明図である。
【図2】本発明装置要部の拡大説明図である。
【図3】本発明の多刃加工時の説明図である。
【図4】本発明の仕上刃加工時の説明図である。
1 ベッド 2 往復台 3 案内 4 モーター 5 横送り台 6 モーター 7 刃軸台 8 駆動モーター 9 刃軸 10 多刃回転刃物 11 円板 12 植え刃 13 仕上刃 14 主軸台 15 回転主軸 16 駆動モーター 17 砥石車 18 取付具 19 被切削材料 19a 多角形棒状 20 仕上刃定位置割出機構
Claims (2)
- 【請求項1】 棒状の被切削材料を外形切削面を限定す
る位置においてクランプするための回転主軸と、該被切
削材料に対応して相対的に縦及び横送り移動される多植
え刃中に仕上刃が凹陥状二段式に介入設けられた多刃回
転刃物とからなり、被切削材料の外周面を多刃回転刃物
による断続切削加工により多角形棒状に加工した後、多
刃回転刃物の仕上刃により真円棒状に加工して切粉微細
化を行うことを特徴とするデュアル コンタリング加工
による切粉微細化装置。 - 【請求項2】 回転主軸に多刃回転刃物の刃先修正用砥
石車を設けたことを特徴とする請求項1記載のデュアル
コンタリング加工による切粉微細化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5075407A JP2537458B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | デュアルコンタリング加工による切粉微細化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5075407A JP2537458B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | デュアルコンタリング加工による切粉微細化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079231A true JPH079231A (ja) | 1995-01-13 |
JP2537458B2 JP2537458B2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=13575299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5075407A Expired - Lifetime JP2537458B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | デュアルコンタリング加工による切粉微細化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537458B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006010749B4 (de) * | 2005-03-22 | 2008-04-17 | Honda Motor Co., Ltd. | Sondenspule |
JP2010069554A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Toshiba Mach Co Ltd | 複合工具、工作機械および加工方法 |
JP2011036941A (ja) * | 2009-08-10 | 2011-02-24 | Toshiba Mach Co Ltd | 複合工具、工作機械および加工方法 |
-
1993
- 1993-03-08 JP JP5075407A patent/JP2537458B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006010749B4 (de) * | 2005-03-22 | 2008-04-17 | Honda Motor Co., Ltd. | Sondenspule |
JP2010069554A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Toshiba Mach Co Ltd | 複合工具、工作機械および加工方法 |
JP2011036941A (ja) * | 2009-08-10 | 2011-02-24 | Toshiba Mach Co Ltd | 複合工具、工作機械および加工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2537458B2 (ja) | 1996-09-25 |
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