JPH0792173A - 原子間力顕微鏡用カンチレバーとその製造方法 - Google Patents

原子間力顕微鏡用カンチレバーとその製造方法

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JPH0792173A
JPH0792173A JP5261480A JP26148093A JPH0792173A JP H0792173 A JPH0792173 A JP H0792173A JP 5261480 A JP5261480 A JP 5261480A JP 26148093 A JP26148093 A JP 26148093A JP H0792173 A JPH0792173 A JP H0792173A
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cantilever
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oxide film
atomic force
force microscope
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JP5261480A
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Junji Ito
順司 伊藤
Yasushi Taima
康 當間
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Ebara Research Co Ltd
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Ebara Research Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • Y10S977/00Nanotechnology
    • Y10S977/84Manufacture, treatment, or detection of nanostructure
    • Y10S977/849Manufacture, treatment, or detection of nanostructure with scanning probe
    • Y10S977/86Scanning probe structure
    • Y10S977/873Tip holder

Abstract

(57)【要約】 【目的】 先端が鋭利でアスペクト比の高い急峻な形状
の探針と、常に一定のバネ定数を有しながらその一端に
探針を支える片持つ梁を具備する原子間力顕微鏡用カン
チレバー及びそ製造方法を提供すること。 【構成】 充分な機械的強度を有するシリコン単結晶母
材11と、母材に一端が接合されたシリコン酸化膜から
なる片持ち梁12と、該片持ち梁12上の母材11に接
合された一端とは反対側の一端に形成された鋭い先端を
有するコーン形探針とを具備し、且つ全表面が導電性薄
膜で覆われている。また、片持ち梁を両側から囲むよう
に母材から加工され且つ充分な強度を有する片持ち梁を
機械的破損から防ぐための保護板を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子間力顕微鏡用カンチ
レバーとその製造方法に関し、原子レベルの表面形状測
定法として急速に普及しつつある、走査型原子間力顕微
鏡(AFM)に不可欠な探針を組み込んだカンチレバー
とその製造方法に関するもので、単にAFMのみならず
最近注目されてきている走査型マックスウェルストレス
顕微鏡(SMM)に対して特に有効なカンチレバーとそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】これまでに市販或いは発表されているこの
種の原子間力顕微鏡用カンチレバーを整理すると図6の
(a),(b),(c)に示す3種類である。図6の
(a)は現在市販されているカンチレバーで、シリコン
単結晶母材51から主としてKOH水溶液によるウエッ
トチエッチング法により片持ち梁52及び探針53を形
成することを特徴としている。探針53の先端角は用い
るシリコン単結晶母材51の面方位によって決まり、通
常(100)面方位の母材を用いるため、約70度であ
る。
【0003】図6の(b)は、T.R.Albrechtらが199
0年に発表したカンチレバーで、母材51は(100)
面方位のシリコン単結晶膜を用い、片持ち梁52と探針
53が熱酸化膜又は窒化膜で形成されている(T.R.Albr
echt,et al.,J.Vac.Sci.Technol,A8(1990)3386-339
6)。この場合、熱酸化膜の探針53の先端を先鋭化す
ることが極めて困難であることから、探針先端はあまり
鋭くならない。
【0004】図6の(c)は、M.M.Farooquiらが199
2年に発表したもので、N型シリコンの母材51の表面
に高濃度にボロンをドープした層を形成し、その層から
片持ち梁52と探針53の両方を形成したものである
(M.M.Farooqui,et al.,Nanotecnology 3(1992)91-9
7)。この場合、ボロン拡散層の厚さが探針53の高さ
と片持ち梁52の厚みの合計となるが、該探針53をド
ライエッチングで加工した残りの層がそのまま片持ち梁
52の厚みとなる。従って、該高さや厚みは特に探針5
3を加工するドライエッチング条件に強く依存する。
【0005】図6の(d)は、L.C.Kongらが1993年
に発表したもので、シリコン単結晶の母材51に片持ち
梁52をシリコン酸化膜又は窒化膜で形成し、該片持ち
梁52の上にポリシリコン層を形成し、それをドライエ
ッチングと熱酸化法によって加工して探針53を形成し
ている(L.C.Kong.et al.,J.Vac.Sci.Technol,B11(199
3)634-641)。この場合、ポリシリコンが0.1μm程
度の微小粒界を有しているため、それ以下の寸法に探針
の先端を尖らせることが困難で、実際発表された探針の
先端はその程度の大きさを持っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】AFM用カンチレバー
が具備すべき条件には下記(1)乃至(3)が必要であ
る。 (1)探針53が原子レベルの形状評価にふさわしい鋭
利な先端を有しつつ大きなアスペクト比(底部の直径に
対する探針の高さの比)で加工されていること、(2)
片持ち梁52のバネ定数がいつも一定であること、
(3)片持ち梁52が取扱中の機械的破損に強いこと。
【0007】上記条件の内(2)については、片持ち梁
の膜質は勿論のこと、梁の寸法、特に厚さが高い再現性
と安定性を持って形成される必要がある。図6に示す従
来例では、いずれの場合も上記三つの条件を同時には満
たしていない。即ち、図6の(a),(b),(d)の
カンチレバーの場合は、探針53の先端を尖らせること
が原理的に困難であり、同図の(c)のカンチレバーの
場合は、探針53の高さと梁52の厚さが形成プロセス
の条件の僅かな変化で大きく変動する欠点を原理的に持
っているとともに、内部応力の大きい高濃度ボロン拡散
層(1020個/cm3)を片持ち梁材料としているた
め、梁それ自身で最初から撓んでおり、バネ定数もその
撓み量によって非線形に変化してしまい、AFM測定に
重大な支障をきたす。
【0008】また、いずれの従来例でも、探針53の高
さはせいぜい3〜5μm程度であり、アスペクト比は1
以下である。また、全ての従来例では片持ち梁52が母
材51から完全に露出しており、保護機構を有していな
い。
【0009】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、先端が鋭利でアスペクト比の高い急峻な形状の探針
と、常に一定のバネ定数を有しながらその一端に探針を
支える片持ち梁を具備する原子間力顕微鏡用カンチレバ
ー、更に該片持ち梁を機械的損傷から保護する保護板を
有する原子間力顕微鏡用カンチレバー及びこれらの原子
間力顕微鏡用カンチレバーの製造方法を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願請求項1の発明の原子間力顕微鏡用カンチレバー
は、充分な機械的強度を有するシリコン単結晶母材と、
該母材に一端が接合されたシリコン酸化膜からなる片持
ち梁と、該片持ち梁上の前記母材に接合された一端とは
反対側の一端に形成された鋭い先端を有するコーン形探
針とを具備し、且つ全表面が導電性薄膜で覆われている
ことを特徴とする。
【0011】また、本願請求項2の発明の原子間力顕微
鏡用カンチレバーは、充分な機械的強度を有するシリコ
ン単結晶母材と、該母材に一端が接合されたシリコン酸
化膜からなる片持ち梁と、該片持ち梁上の母材に接合さ
れた一端とは反対側の一端に形成された鋭い先端を有す
るコーン形探針と、シリコン単結晶母材から張り出した
片持ち梁の母材側に該片持ち梁から充分な間隔をおき、
該片持ち梁を両側から囲むように母材から加工され且つ
充分な強度を有する片持ち梁を機械的破損から防ぐため
の保護板とを具備し、且つ全表面が導電性薄膜で覆われ
ていることを特徴とする。
【0012】また、本願請求項1に記載された原子間力
顕微鏡用カンチレバーの製造方法は、下記の(a)乃至
(k)の工程からなることを特徴とする。 (a)充分な機械的強度を有する(100)面方位のシ
リコン単結晶母材と、その上に熱酸化法により形成され
たシリコン酸化膜と、該熱酸化皮膜の上に貼り合わせ法
により形成された(100)面方位のシリコン単結晶膜
とから構成される基板を熱酸化することによって、前記
熱酸化膜上のシリコン単結晶膜面に0.5〜1μmの熱
酸化膜を形成する工程、(b)前記貼り合わせシリコン
単結晶膜表面の熱酸化膜を直径10〜15μmの円形に
加工する工程、(c)前記円形に加工された熱酸化膜を
マスクとして反応性ドライエッチング(RIE)とKO
H水溶液によるウエットエッチングを組み合わせた方法
により、前記貼り合わせシリコン単結晶膜を概略コーン
形探針形状に加工するとともに、該貼り合わせシリコン
単結晶膜の下地である熱酸化膜を露出させる工程、
(d)前記露出した熱酸化膜を片持ち梁形状に加工する
工程、(e)前記(a)乃至(d)の工程で形成された
構造体の全表面に薄い熱酸化膜を形成する工程、(f)
前記概略加工されたコーン形探針を保護するために、厚
さ5μm以上のレジストを塗布し、且つ前記(d)の工
程で加工した片持ち梁形状に位置合わせして該レジスト
を加工する工程、(g)上記レジストとして(e)の工
程で形成された薄い熱酸化膜を片持ち梁形状に加工して
その下地となるシリコン母材を露出させ、且つ前記レジ
ストを剥離する工程、(h)前記(g)の工程で露出し
た片持ち梁周囲のシリコン母材をKOH水溶液によるウ
エットエッチング法によりエッチングして、前記熱酸化
膜から成る片持ち梁を該シリコン母材から浮かせる工
程、(i)探針表面に前記(e)の工程で形成された薄
い熱酸化膜をエッチングして探針を先鋭化する工程、
(j)前記(h)の工程で片持ち梁が母材から浮いてい
る部位を母材裏面からカッターで切り込み、前記片持ち
梁裏側の母材を切り離す工程、(k)前記(a)乃至
(j)の工程で形成された構造体の全表面を薄い導電性
薄膜で覆う工程。
【0013】また、本願請求項2に記載の原子間力顕微
鏡用カンチレバーの製造方法は、上記(a)乃至(k)
の工程の内、(h)の工程で前記熱酸化膜から成る片持
ち梁から浮いた前記シリコン母材の所望の部位にレーザ
光を該片持ち梁裏面に照射するための開口部をドライエ
ッチングとウエットエッチングを組み合わせた加工法に
より形成することを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1に記載の原子間力顕微鏡用カンチレバ
ーは、上記構造及び上記(a)乃至(k)の工程を採用
することにより、カンチレバーの母材となるシリコン単
結晶体の基板の表面に予め設計された膜厚を有する熱酸
化膜(SiO2)を形成し、さらにその上に一定の設計
値の膜厚でシリコン単結晶体の基板を形成した3層構造
の基板を用意し、熱酸化膜を片持ち梁として加工し、そ
の上の一定厚さで形成されたシリコン単結晶体の基板か
ら探針を加工することにより、先端が鋭利で高さが一定
のシリコン単結晶からなる探針と、バネ定数が一定な片
持ち梁を具備する原子間力顕微鏡用カンチレバーとな
る。
【0015】また、請求項2に記載の原子間力顕微鏡用
カンチレバーは、更に、片持ち梁を取り囲むように充分
な機械的強度を有する保護板を設けるので、片持つ梁1
2を機械的損傷から保護できる原子間力顕微鏡用カンチ
レバーとなる。
【0016】また、探針の材質がシリコン単結晶体であ
るため、ポリシリコンのように微小粒界などが存在せず
ドライエッチングと熱酸化を組み合わせた方法などによ
り、探針の先端の曲率半径を10nm以下まで先鋭化で
きる。
【0017】シリコン単結晶膜の面方位を(100)に
することで、KOH水溶液による膜厚方向への高速エッ
チングが可能となり、上記探針の高さを10μm程度ま
で高くでき、高いアスペクト比の探針が実現できる。
【0018】また、片持ち梁は一定の膜厚を有する熱酸
化膜から形成されシリコン母材から切り離されるが、そ
の際、該母材をエッチングする手段、例えばKOH水溶
液によるウエットエッチングは該熱酸化膜を全くエッチ
ングしない。そのため、プロセス途中で該熱酸化膜の厚
さが変化することなく、片持ち梁は設計値通りの厚さで
再現性良く形成されることになり、バネ定数の再現性が
極めて高くなる。
【0019】また、シリコン単結晶体の母材の面方位を
(100)にすることにより、KOH水溶液による膜厚
方向への高速選択エッチングが可能となるため、該母材
から前記保護板を加工することが容易となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 〔実施例1〕図1は請求項1に記載する発明の原子間力
顕微鏡用カンチレバーの基本構造を示す外観斜視図で、
図2は原子間力顕微鏡用カンチレバーの縦断面図であ
る。図1に示すように、本カンチレバーは、厚さが50
0μm程度のシリコン単結晶からなる母材11に厚さ1
〜2μmの熱酸化膜(SiO2)からなる片持ち梁12
が一端で強固に接合されている。この片持ち梁12は梁
部12bと基体部12aからなり、該基体部12aが母
材11に強固に接合されている。該片持ち梁12の前記
母材11の側とは反対側の端部にシリコン単結晶から加
工された鋭利な先端を有する高アスペクト比のコーン形
の探針13が設けられている。
【0021】上記探針13の高さは8〜10μm、アス
ペクト比は2以上である。また、上記片持ち梁12の幅
は15〜30μm、張り出し長さは120〜150μm
である。この時の片持ち梁12の共鳴振動数は50kH
z以上である。
【0022】上記基本構造の原子間力顕微鏡用カンチレ
バーの全表面には、導電性を持たせるため金(Au)薄
膜14で覆っている。この場合の金薄膜14の厚さは1
0nm以下で充分である。このように構造体の全面を金
薄膜14で覆っても前記共鳴振動数には殆ど変化はな
い。
【0023】〔実施例2〕図3は請求項2に記載する発
明の原子間力顕微鏡用カンチレバーの構造を示す外観斜
視図である。本カンチレバーは、図1に示すカンチレバ
ーにおいて外部からの機械的応力に弱い片持ち梁12を
機械的破損から保護するための保護板15,15が設け
られている。該保護板15,15は母材11から張り出
した片持ち梁12の母材11側に該片持ち梁12から充
分な間隔をおき、該片持ち梁12を両側から囲むように
母材11から加工され、充分な強度を有する。また、保
護板15と保護板15の間から片持ち梁12の裏面に該
片持ち梁12の変位を検知するためのレーザ光を照射で
きるようになっている。
【0024】図4及び図5は図1及び図2、図3に示す
構造の原子間力顕微鏡用カンチレバーの製造プロセスを
説明するための図である。本カンチレバーの製造には厚
さ2μmの熱酸化膜(SiO2)101を上下から単結
晶のシリコン(Si)基板102,103で挟んでなる
貼り合わせウエハを使用する。先ずKOH水溶液で前記
貼り合わせウエハの上部の(100)面方位の単結晶の
シリコン基板101の面を20μmにエッチングし、該
シリコン基板101の厚さを10μm程度とする。
【0025】次に、図4の(a)に示すように探針13
を形成するため、RIEのマスクとして厚さ0.7μm
の熱酸化膜(SiO2)104をシリコン基板101の
表面に形成する。
【0026】次に、図4の(b)に示すように探針13
を形成するため、熱酸化膜104の上面に直径10μm
(又は15μm)の円形パターンのレジスト105を形
成し、このレジスト105をマスクとしてBHF(緩衝
ふっ酸)により、上面に露出している部分の熱酸化膜1
04をエッチング除去する。
【0027】次に、上記(b)で形成された円形の熱酸
化膜104をマスクとしてRIEで図4の(c)に示す
ように、シリコン基板102を探針形状部13−1に加
工する。更に、KOH水溶液(KOH:H2O=30
g:100ml)で探針の形を整える。この時探針以外
の部分はRIEとKOHによって厚さ2μmの熱酸化膜
(SiO2)101の表面が露出している。
【0028】次に、図4の(d)に示すように、露出し
た熱酸化膜101の上面にレジストを塗布し、基体部1
2aと梁部12bからなる片持ち梁12の形状のレジス
ト層106を熱酸化膜101の上面に形成する。更に、
BHP処理でレジスト層106で覆われていない部分の
熱酸化膜101をエッチングして除去し、熱酸化膜10
1を片持ち梁12の形状に形成する。
【0029】次に、図4の(e)に示すように、上記
(d)で形成されたレジスト層106を剥離し、後に行
なうKOH処理からの保護と探針形状部13−1の先端
先鋭化のために全体を熱酸化し厚さ約0.2μmの熱酸
化膜107で全面を覆う。
【0030】次に、図5の(a)に示すように、BHF
処理から片持ち梁12の形状の熱酸化膜101を保護す
るために、先ずOFPR−8600層108を片持ち梁
12の形状の熱酸化膜101の上面に形成し、更に探針
形状部13−1をBHFから保護するために厚塗り用レ
ジスト(AZ−4620;厚さ6μm)を2度塗りして
レジスト層109を片持ち梁12の形状の前記OFPR
−8600層108の上に形成する。
【0031】次に、図5の(b)に示すように、BHF
処理で片持ち梁12の形状の周囲の前記0.2μmの熱
酸化膜107をエッチングして除去し、カンチレバーの
土台である母材11となる部分の単結晶のシリコン基板
103を露出させた後、片持ち梁12の形状の熱酸化膜
101を保護したOFPR−8600層108とレジス
ト層109を剥離する。
【0032】次に、図5の(c)に示すように、露出し
た片持ち梁12の形状の熱酸化膜101の周囲のシリコ
ン基板103をKOH水溶液(KOH:H2O=30
g:100ml)で異方性エッチング処理を行ない、片
持ち梁12の梁部12bの部分を浮かせる。この時、探
針形状部13−1は前記0.2μm厚の熱酸化膜107
で保護されているのでエッチングされることはない。
【0033】次に、図5の(d)に示すように、探針形
状部13−1を保護している熱酸化膜をBHFでかるく
エッチングして探針形状部13−1の先端を先鋭化し、
探針13を形成する。
【0034】最後に裏側からシリコン基板103を切削
し、母材11を形成し、図1及び図2に示す原子間力顕
微鏡用カンチレバーが完成する。また、図3に示す原子
間力顕微鏡用カンチレバーとする場合はシリコン基板1
03を切削する過程において、保護板15,15を形成
すればよい。
【0035】上記の構造とすることにより、カンチレバ
ーの母材11となるシリコン単結晶体の基板103の表
面に予め設計された膜厚を有する熱酸化膜(SiO2
101を形成し、さらにその上に一定の設計値の膜厚で
シリコン単結晶体の基板102を形成した3層構造の基
板を用意し、熱酸化膜101を片持ち梁12として加工
し、その上の一定厚さで形成されたシリコン単結晶体の
基板102から探針13を加工することにより、先端が
鋭利で高さが一定のシリコン単結晶からなる探針13
と、バネ定数が一定な片持ち梁12を具備する原子間力
顕微鏡用カンチレバーとなる。更に、片持ち梁12を取
り囲むように充分な機械的強度を有する保護板15,1
5を設けるので、片持つ梁12を機械的損傷から保護で
きる原子間力顕微鏡用カンチレバーとなる。
【0036】また、探針13の材質がシリコン単結晶で
あるため、ポリシリコンのように微小粒界などが存在せ
ずドライエッチングと熱酸化を組み合わせた方法などに
より、探針13の先端の曲率半径を10nm以下まで先
鋭化できる。
【0037】シリコン単結晶膜の面方位を(100)に
することで、KOH水溶液による膜厚方向への高速エッ
チングが可能となり、上記探針13の高さを10μm程
度まで高くでき、高いアスペクト比の探針13が実現で
きる。これは従来例にみられる、熱酸化膜そのもの或い
はポリシリコンから探針13が形成されている場合には
実現できない利点である。
【0038】また、片持ち梁12は一定の膜厚を有する
熱酸化膜から形成されシリコン母材11から切り離され
るが、その際、該母材11をエッチングする手段、例え
ばKOH水溶液によるウエットエッチングは該熱酸化膜
を全くエッチングしない。そのため、プロセス途中で該
熱酸化膜の厚さが変化することなく、従って片持ち梁1
2は設計値通りの厚さで再現性良く形成されることにな
り、バネ定数の再現性が極めて高くなる。
【0039】また、シリコン単結晶の母材11の面方位
を(100)にすることにより、前述のKOH水溶液に
よる膜厚方向への高速選択エッチングが可能となるた
め、該母材11から前記保護板15を加工することが容
易となる。最後にカンチレバー全体の導電性を確保する
場合には、片持ち梁12の梁部12bのバネ定数を変え
ない程度に柔らかく、且つ化学的に安定で変質しない金
等を10nm程度以下の厚さで全面に塗布する。この塗
布は市販のスパッタリング装置を利用することにより、
充分に実現できる。
【0040】なお、前記3層構造の基板は所謂貼り合わ
せ基板として既に実用化されており、容易に準備するこ
とができる。また、それ以外にも、レーザアニール法や
イオン注入法などの公知既存の方法で製造できる。
【0041】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば下
記のような効果が得られる。 (1)請求項1に記載の構成とすることにより、先端が
鋭利でアスペクト比の高い急峻な形状の探針と、常に一
定のバネ定数を有しながらその一端に上記探針を支える
片持ち梁とを具備する原子力間顕微鏡用カンチレバーが
得られる。
【0042】(2)請求項2に記載の構成とすることに
より、支持母材から加工された片持ち梁を機械的損傷か
ら保護する保護板を設けるから、上記原子力間顕微鏡用
カンチレバーを機械的損傷に強い構造とすることができ
る。
【0043】(3)請求項9又は請求項10の製造方法
を採用することにより、上記のような優れた原子力間顕
微鏡用カンチレバーを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原子間力顕微鏡用カンチレバーの構造
を示す外観斜視図である。
【図2】本発明の原子間力顕微鏡用カンチレバーの構造
を示す縦断面図である。
【図3】本発明の原子間力顕微鏡用カンチレバーの構造
を示す外観斜視図である。
【図4】図4の(a)乃至(e)は本発明の原子間力顕
微鏡用カンチレバーの製造工程を説明するための図であ
る。
【図5】図5の(a)乃至(e)は本発明の原子間力顕
微鏡用カンチレバーの製造工程を説明するための図であ
る。
【図6】図6の(a)乃至(d)はそれぞれ従来の原子
間力顕微鏡用カンチレバーの構造を示す図である。
【符号の説明】
11 母材 12 片持ち梁 13 探針 14 金薄膜 15 保護板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 當間 康 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充分な機械的強度を有するシリコン単結
    晶母材と、該母材に一端が接合されたシリコン酸化膜か
    らなる片持ち梁と、該片持ち梁上の前記母材に接合され
    た一端とは反対側の一端に形成された鋭い先端を有する
    コーン形探針とを具備し、且つ全表面が導電性薄膜で覆
    われていることを特徴とする原子間力顕微鏡用カンチレ
    バー。
  2. 【請求項2】 充分な機械的強度を有するシリコン単結
    晶母材と、該母材に一端が接合されたシリコン酸化膜か
    らなる片持ち梁と、該片持ち梁上の前記母材に接合され
    た一端とは反対側の一端に形成された鋭い先端を有する
    コーン形探針と、前記シリコン単結晶母材から張り出し
    た前記片持ち梁の前記母材側に該片持ち梁から充分な間
    隔をおき、該片持ち梁を両側から囲むように前記母材か
    ら加工され、充分な強度を有する前記片持ち梁を機械的
    破損から防ぐための保護板とを具備し、且つ全表面が導
    電性薄膜で覆われていることを特徴とする原子間力顕微
    鏡用カンチレバー。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の原子間力顕微鏡用カン
    チレバーにおいて、 前記保護板が前記片持ち梁が原子間力によって撓む量を
    測定するためのレーザ光を該片持ち梁表面に照射するた
    めの開口部を有することを特徴とする原子間力顕微鏡用
    カンチレバー。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一つに記載さ
    れた原子間力顕微鏡用カンチレバーにおいて、 前記シリコン酸化膜の片持ち梁上に形成されたコーン形
    探針が、該シリコン酸化膜面上に貼り合わせ法により形
    成されたシリコン単結晶体から加工されたものであるこ
    とを特徴とする原子間力顕微鏡用カンチレバー。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一つに記載さ
    れた原子間力顕微鏡用カンチレバーにおいて、 前記シリコン酸化膜面上に貼り合わせ法により形成され
    たシリコン単結晶体の面方位が(100)であることを
    特徴とする原子間力顕微鏡用カンチレバー。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一つに記載さ
    れた原子間力顕微鏡用カンチレバーにおいて、 前記シリコン酸化膜面上に貼り合わせ法により形成され
    たシリコン単結晶体の厚さが8〜10μmであって、前
    記コーン形探針の高さが該シリコン単結晶体の厚さと等
    しいことを特徴とする原子間力顕微鏡用カンチレバー。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一つに記載さ
    れた原子間力顕微鏡用カンチレバーにおいて、 前記シリコン酸化膜の片持ち梁の寸法が、厚さが1〜3
    μm、幅15〜30μm、母材からの張り出し長さ12
    0〜150μmで、且つ前記コーン形探針が母材接合部
    材から100μm以上離れて形成されていることを特徴
    とする原子間力顕微鏡用カンチレバー。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか一つに記載さ
    れた原子間力顕微鏡用カンチレバーにおいて、 前記カンチレバーの全面を覆っている導電性材料がスパ
    ッタリング法で堆積された厚さ10nm以下の金である
    ことを特徴とする原子間力顕微鏡用カンチレバー。
  9. 【請求項9】 請求項1又は4乃至8のいずれか一つに
    記載された原子間力顕微鏡用カンチレバーの製造方法で
    あって、下記の(a)乃至(k)の工程からなることを
    特徴とする原子間力顕微鏡用カンチレバーの製造方法。 (a)充分な機械的強度を有する(100)面方位のシ
    リコン単結晶母材と、その上に熱酸化法により形成され
    た熱酸化皮膜(シリコン酸化膜)と、該熱酸化皮膜の上
    に貼り合わせ法により形成された(100)面方位のシ
    リコン単結晶膜とから構成される基板を熱酸化すること
    によって、前記熱酸化膜上のシリコン単結晶膜面に0.
    5〜1μmの熱酸化膜を形成する工程、 (b)前記貼り合わせシリコン単結晶膜表面の熱酸化膜
    を直径10〜15μmの円形に加工する工程、 (c)前記円形に加工された熱酸化膜をマスクとして反
    応性ドライエッチング(RIE)とKOH水溶液による
    ウエットエッチングを組み合わせた方法により、前記貼
    り合わせシリコン単結晶膜を概略コーン形探針形状に加
    工するとともに、該貼り合わせシリコン単結晶膜の下地
    である熱酸化膜を露出させる工程、 (d)前記露出した熱酸化膜を片持ち梁形状に加工する
    工程、 (e)前記(a)乃至(d)の工程で形成された構造体
    の全表面に薄い熱酸化膜を形成する工程、 (f)前記概略加工されたコーン形探針を保護するため
    に、厚さ5μm以上のレジストを塗布し、且つ前記
    (d)の工程で加工した片持ち梁形状に位置合わせして
    該レジストを加工する工程、 (g)上記レジストとして(e)の工程で形成された薄
    い熱酸化膜を片持ち梁形状に加工してその下地となるシ
    リコン母材を露出させ、且つ前記レジストを剥離する工
    程、 (h)前記(g)の工程で露出した片持ち梁周囲のシリ
    コン母材をKOH水溶液によるウエットエッチング法に
    よりエッチングして、前記熱酸化膜から成る片持ち梁を
    該シリコン母材から浮かせる工程、 (i)探針表面に前記(e)の工程で形成された薄い熱
    酸化膜をエッチングして探針を先鋭化する工程、 (j)前記(h)の工程で片持ち梁が母材から浮いてい
    る部位を母材裏面からカッターで切り込み、前記片持ち
    梁裏側の母材を切り離す工程、 (k)前記(a)乃至(j)の工程で形成された構造体
    の全表面を薄い導電性薄膜で覆う工程。
  10. 【請求項10】前記請求項2乃至8に記載のいずれか一
    つに記載の原子間力顕微鏡用カンチレバーの製造方法で
    あって、前記請求項9の原子間力顕微鏡用カンチレバー
    の製造方法の(a)乃至(k)の工程の内、(h)の工
    程で前記熱酸化膜から成る片持ち梁から浮いた前記シリ
    コン母材の所望の部位にレーザ光を該片持ち梁裏面に照
    射するための開口部をドライエッチングとウエットエッ
    チングを組み合わせた加工法により形成することを特徴
    とする原子間力顕微鏡用カンチレバーの製造方法。
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