JPH0791901A - 巻 尺 - Google Patents

巻 尺

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Publication number
JPH0791901A
JPH0791901A JP5238364A JP23836493A JPH0791901A JP H0791901 A JPH0791901 A JP H0791901A JP 5238364 A JP5238364 A JP 5238364A JP 23836493 A JP23836493 A JP 23836493A JP H0791901 A JPH0791901 A JP H0791901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape measure
tape
reel
case
section
Prior art date
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Pending
Application number
JP5238364A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyoshi Uchiyama
博義 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Jushi Corp filed Critical Sekisui Jushi Corp
Priority to JP5238364A priority Critical patent/JPH0791901A/ja
Publication of JPH0791901A publication Critical patent/JPH0791901A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自立性繊維補強合成樹脂製巻尺テープが均一に
リールに巻回されると共に自立性の低下が抑制された巻
尺を提供する。 【構成】ケース1内にリール2が回動自在に軸着され、
該リール2に断面が円弧状に湾曲された自立性繊維補強
合成樹脂製巻尺テープ4が巻回されると共に該巻尺テー
プ4がケース1のテープ引出口14から出し入れ自在と
なされた巻尺において、巻尺テープ4を円弧状断面の凸
面41を内側にしてリール2に巻回することにより、巻
尺テープ4が均一に巻回される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自立性繊維補強合成樹
脂製巻尺テープがケース内に収納されるようになされた
巻尺に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自立性繊維補強合成樹脂製巻尺テープ
は、自立性を付与するために断面を円弧状に彎曲して剛
性を持たせている。かかる巻尺テープがケース内に収納
されるようになされた巻尺は、一般には、ケース内に回
動自在に軸着されたリールに前記巻尺テープがその円弧
状断面の凹面を内側にして巻回されると共に該巻尺テー
プがケースのテープ引出口から出し入れ自在となされて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の如
き巻尺にあっては、巻尺テープの自立性を高めるために
円弧状断面の曲率を大きくすると、剛性の高い鋼製の巻
尺テープを使用した巻尺と較べて次のような問題があっ
た。すなわちリールに巻回された巻尺テープは、強い力
で巻き締めないとうまくリールに沿わず、そのために巻
き外周が真円とならずにいびつになって、巻尺テープの
出し入れが滑らかでなく、またケース寸法が大きくなる
等の問題があった。また巻尺テープがリールに巻回され
た状態で長期間放置されたり、巻尺テープの出し入れが
繰り返されると、巻尺テープが均一に巻回されていない
ので、使用された合成樹脂のクリープや応力緩和の影響
を受けやすく、巻尺テープの断面の円弧が拡がったりい
びつになったりして自立性が低下する問題があった。
【0004】そこで本発明は上記の如き問題点を解消
し、巻尺テープが均一にリールに巻回されると共に自立
性の低下が抑制された巻尺を提供せんとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者はリールに巻回
された繊維補強合成樹脂製巻尺テープを如何にして均一
な巻き姿にするか、また自立性の低下を如何に抑制する
かを鋭意研究した結果、従来とは逆にして、円弧状断面
の凸面を内側にして巻尺テープをリールに巻回するよう
にすれば、巻尺テープがうまくリールに沿って均一に巻
回され、また巻尺テープをリールに巻回した状態で長期
間放置したり、巻尺テープの出し入れを繰り返えし行っ
ても、使用された合成樹脂のクリープや応力緩和の影響
を受けにくく、従って巻尺テープの断面の円弧が拡がっ
たりいびつになることが少ないこと等を知得して、本発
明を完成するに至った。
【0006】すなわちこの発明に係る巻尺は、ケース内
にリールが回動自在に軸着され、該リールに断面が円弧
状に湾曲された自立性繊維補強合成樹脂製巻尺テープが
巻回されると共に該巻尺テープがケースのテープ引出口
から出し入れ自在となされた巻尺において、巻尺テープ
が円弧状断面の凸面を内側にしてリールに巻回されたこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明に係る巻尺においては、円弧状断面の凸
面を内側にして巻尺テープをリールに巻回することがど
のような作用をおよぼしているのか明らかではないが、
円弧状断面の凹面を内側にして巻回するよりも、円弧状
断面の凸面を内側にして巻回する方が、反発弾性力が大
きく働くためと推測される。すなわち円弧状断面の巻尺
テープを巻回すると元の直線状に戻ろうとする反発弾性
力が働く訳であるが、この反発弾性力は凹面を内側にし
て巻回するよりも凸面を内側にして巻回する方が大き
く、従って凸面を内側にして巻回された巻尺テープは、
外方向に拡がろうとする強い反発弾性力が働いて真円状
になるものと推測される。かようにして円弧状断面の凸
面を内側にして巻尺テープをリールに巻回すれば、巻尺
テープがうまくリールに沿って均一に巻回され、また均
一に巻回されることからクリープや応力緩和を受ける程
の力が巻尺テープに加わらないものと推測される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき具体的
に説明する。なお本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。
【0009】図1は本発明に係る巻尺の一実施例を示す
一部切欠斜視図、図2は図1の内部構造平面図、図3は
図1に使用される巻尺テープの断面図である。図面にお
いて1はケース、2はリール、3は巻込バネ、4は巻尺
テープである。
【0010】ケース1は合成樹脂、金属等から作製さ
れ、通常上蓋11と下蓋12とからなり、周縁部が嵌合
一体化されて組み立てられている。下蓋12の内壁のほ
ぼ中央に支軸13が突設されると共に該ケース1の周壁
上部にテープ引出口14が穿設されている。
【0011】リール2は合成樹脂、金属等から作製さ
れ、前記ケース1内に突設された支軸13に回動自在に
軸着されている。該リール2には両側面に鍔部21を配
して巻取胴22が形成され、該巻取胴22の内側に巻込
バネ3が装填されている。該巻込バネ3によりリール2
は巻尺テープ4が巻回される方向に回転するように付勢
されている。巻込バネ3は渦巻き状のバネであって、一
般には炭素鋼やステンレス鋼等から作製され、該巻込バ
ネ3の長さは一般には巻尺テープ4の長さと略同程度か
又はやや短寸法とされる。
【0012】巻尺テープ4は繊維補強合成樹脂からな
り、無機又は合成繊維に熱硬化性合成樹脂が含浸されて
テープ状長尺体となされたものである。前記無機繊維と
してはガラス繊維、カーボン繊維等が使用され、又合成
繊維としてはポリアミド、ポリエステル、芳香族ポリア
ミド、ビニロン等の繊維が使用されるが、電気絶縁性が
あって高強度である等の理由からガラス繊維が好適に使
用されている。また熱硬化性合成樹脂としては、ポリエ
ステル、エポキシ、アクリル等の樹脂が使用されるが、
特に熱硬化性ポリエステルが好適に使用される。熱硬化
性ポリエステルが好適に使用される理由は、該樹脂が剛
直性を有すると共に弾性復元力を有し、硬化前において
無機繊維や合成繊維との接着性がよく、本発明の目的で
ある自立性を向上させるために極めて好適である。なお
前記熱硬化性合成樹脂の外周に柔軟性を有するウレタン
系の如き熱可塑性合成樹脂による被覆が適宜なされてい
てもよい。
【0013】前記巻尺テープ4はその断面形状が円弧状
に彎曲されて自立性が付与されている。該巻尺テープ4
の厚みは一般には0.1〜0.5mmとされ、幅は10
〜30mm、長さは1〜10m程度とされ、また断面の
円弧長さは、円弧成型時の断面の曲率半径が描く円周長
さの1/3程度とされる。そして該巻尺テープ4の凸面
41や凹面42には長手方向に沿って適宜目盛り43が
付され、外端には掛止具44が取付けられている。
【0014】巻尺テープ4は、リール2の両側面に配さ
れた鍔部21にガイドされて巻取胴22の外周に巻回さ
れると共にその外端がケース1の周壁上部に穿設された
テープ引出口14からケース1外方に突出されて出し入
れ自在となされている。またテープ引出口14より引き
出された巻尺テープ4は前記リール2の巻取胴22内側
に装填された巻込バネ3により自動的にケース1内に引
き込まれて巻取胴22に巻回されるようになされてい
る。
【0015】本発明においては、前記リール2に巻回さ
れた巻尺テープ4は、その円弧状断面の凸面41を内側
にして巻回されている。すなわち従来とは逆に、円弧状
断面の凸面41を内側にし、凹面42を外側にして巻尺
テープ4をリール2に巻回することにより、前述した如
く巻尺テープ4をうまくリール2に沿わせて均一に巻回
させ、また巻尺テープ4をリール2に巻回した状態で長
期間放置したり、巻尺テープ4の出し入れを繰り返えし
ても、使用された合成樹脂のクリープや応力緩和を受け
にくくして自立性の低下を抑制している。
【0016】また本実施例では、引き出された巻尺テー
プ4が不本意にケース1内に収納されないようにケース
1のテープ引出口14の下部周壁にテープ制動装置5が
設けられている。該テープ制動装置5はケース1外に突
出された操作部51と、該操作部51よりケース1内に
延設された押圧部52とからなり、該操作部51をケー
ス1の周壁に沿って上方、すなわち巻尺テープ4の方向
に摺動させると、巻尺テープ4の凸面41が押圧部52
により押圧されて制動されるようになされている。この
場合、巻尺テープ4の凹面42にのみ目盛り43を付す
ようにすれば、直接目盛り43面が押圧部52で押圧さ
れないので、目盛り43が傷ついたり磨耗することが軽
減される。
【0017】なお本実施例では、前記の如くテープ引出
口14より引き出された巻尺テープ4は前記リール2の
巻取胴22内側に装填された巻込バネ3により自動的に
ケース1内に引き込まれて巻取胴22に巻回されるよう
になされているが、リール2に連結した巻取りハンドル
(図示せず)をケース1より突設させ、該巻取りハンド
ルを回転させることにより、巻尺テープ4がリール2に
巻回されるようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る巻尺
は、従来とは逆に、円弧状断面の凸面を内側にして巻尺
テープがリールに巻回されているため、巻尺テープがう
まくリールに沿って均一に巻回され、従って巻尺テープ
の出し入れが滑らかであり、またケースをコンパクトに
できる。さらに巻尺テープをリールに巻回した状態で長
期間放置したり、巻尺テープの出し入れを繰り返えして
も、巻尺テープが均一に巻回されているので、使用され
た合成樹脂のクリープや応力緩和を受けにくい。従って
巻尺テープの断面の円弧が拡がったりいびつになること
が少なく、自立性の低下が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る巻尺の一実施例を示す一部切欠斜
視図である。
【図2】図1の内部構造平面図である。
【図3】図1に使用される巻尺テープの断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 14 テープ引出口 2 リール 4 巻尺テープ 41 凸面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内にリールが回動自在に軸着さ
    れ、該リールに断面が円弧状に湾曲された自立性繊維補
    強合成樹脂製巻尺テープが巻回されると共に該巻尺テー
    プがケースのテープ引出口から出し入れ自在となされた
    巻尺において、巻尺テープが円弧状断面の凸面を内側に
    してリールに巻回されたことを特徴とする巻尺。
JP5238364A 1993-09-24 1993-09-24 巻 尺 Pending JPH0791901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5238364A JPH0791901A (ja) 1993-09-24 1993-09-24 巻 尺

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5238364A JPH0791901A (ja) 1993-09-24 1993-09-24 巻 尺

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0791901A true JPH0791901A (ja) 1995-04-07

Family

ID=17029095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5238364A Pending JPH0791901A (ja) 1993-09-24 1993-09-24 巻 尺

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Country Link
JP (1) JPH0791901A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001201301A (ja) * 1999-08-04 2001-07-27 Stanely Works ブレード突出長の大きな巻尺組立体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001201301A (ja) * 1999-08-04 2001-07-27 Stanely Works ブレード突出長の大きな巻尺組立体

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