JPH079183U - 雨傘立 - Google Patents

雨傘立

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JPH079183U
JPH079183U JP4057693U JP4057693U JPH079183U JP H079183 U JPH079183 U JP H079183U JP 4057693 U JP4057693 U JP 4057693U JP 4057693 U JP4057693 U JP 4057693U JP H079183 U JPH079183 U JP H079183U
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umbrella
rain
holding cylinder
rain umbrella
base portion
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JP4057693U
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彰三 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝立式のものに於いて、傘を抜き取る際に、
隣の傘と干渉し合って抜き取り難い不具合を解消させた
雨傘立を提供する。 【構成】 横長の台部1には、雨傘の石突き側を挿嵌さ
せる複数の傘保持筒8が、所定間隔を隔てて立設されて
おり、各傘保持筒は、前後に傾動可能に台部に組付ける
と共に、傘保持筒を常時は縦向きの起立状態に保たせる
起立付勢手段Bを付設し、 傘保持筒から雨傘を抜き取
る時に、雨傘を傘保持筒と共に前傾させて、隣接する雨
傘との干渉を避けられる様にした。そして、台部の両端
間に跨がらせて立設した門形フレームには、その上部
に、雨傘立の用法説明その他のメッセージを伝える掲示
パネル5を組付けるとよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数本の雨傘を横並びに一列に立掛けて置くタイプのものに於いて 、その使い勝手を改善した雨傘立に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般家庭や小規模の店舗等では、陶器、合成樹脂、金属等で作られた“ 鉛筆立”式の雨傘立が一般に使われて来た。 又、公共施設等に設置される多人数用のものは、衝立状をしたフレームの上部 横桟に鍵付きの掛金を所定間隔を隔てて複数個取着し、この掛金に傘の柄の下端 部を引っ掛けたうえ、鍵を掛ける様になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記“鉛筆立”式のものも、衝立形のものも、傘を掛ける時は、その使い勝手 にさして不便を感ずることはない。 然しながら、傘を取り外す時には、些かじれったい思いを多くの人が経験して いる。 即ち、鉛筆立式のものは、傘立ての中に沢山の傘が乱雑に突っ込まれているの で、先ず、似た様な傘の中から自分の傘を見付けるのに手間どる。そして、いざ 抜き取ろうすると、隣の傘の曲がった柄が、自分の傘の布地の縁に引っ掛かって 簡単には抜き取れない場合が少なくない。 一方、衝立式のものは、整然と横並びに収まっている傘の中から自分の傘を見 付けるのは簡単である。然し、抜き取る段になると、隣の傘に引っ掛かってまご 付く点では、鉛筆立式のものと異ならない。 そこで本考案の目的は、衝立式のものに於いて、傘を抜き取る際に、隣の傘と 干渉し合って抜き取り難くなる不具合を解消させた雨傘立を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する為の本考案による雨傘立は、複数本の雨傘を横並びに立 掛けて置く様にしたものであって、 床面に据置かれる横長の台部1と、該台部1に所定間隔を隔てて立設されて、 雨傘の石突き側を挿嵌させる複数の傘保持筒8とを備え、 該記傘保持筒8は、前後に傾動可能に前記台部1に組付けると共に、傘保持筒 8を常時は縦向きの起立状態に保たせる起立付勢手段Bを付設し、 前記傘保持筒8から雨傘を抜き取る時に、雨傘を傘保持筒8と共に前傾させて 、隣接する雨傘との干渉を避ける様に構成した。 そして、起立付勢手段Bとして、水平支軸6の周りに前後に傾動可能な傘保持 筒8の下端部と台部1との間に、縮みばね10を張設するとよい。 或は、起立付勢手段Bとして、水平支軸6の周りに前後に傾動可能な前記傘保 持筒8の下部と、この下部に対向して位置する台部1との間に、ゴム様弾性体1 1を挟持状に固着させてもよい。 又、台部1には、その長手方向の両端間に跨がらせて門形フレーム3を立設し 、その上部には、雨傘立の用法説明その他のメッセージを伝える掲示パネル5を 組付けてもよい。
【0005】
【作用】
雨傘立に傘を掛けるには、雨傘の石突き側を傘保持筒8に突っ込めばよい。 雨傘立から雨傘を抜き取る時には、雨傘の柄を手前側に引くと、雨傘の石突き 部分を収めた傘保持筒8は、起立付勢手段Bの付勢力に抗して雨傘と一緒に前傾 するので、自分の雨傘は、隣接する雨傘との相互干渉状態から解放されて、支障 無く容易に抜き取ることが出来る。 傘が抜き取られると、傘保持筒8は起立付勢手段Bによって起立状態に復帰す る。 又、台部1に設けた門形フレーム3は、雨傘立を移動させる際の把手体として 役立つし、門形フレーム3の上部に組付けた掲示パネル5によって、このユニー クな雨傘立の使い方が解り、又、広告その他のメッセージを受け取れる。
【0006】
【実施例】
以下に、図1〜図4を参照しながら本考案の一実施例を説明する。 雨傘立の背面側斜視図としての図1に於いて、1は床面上に据え置かれる台部 で、パイプ材を矩形フレーム状に組立てて作られ、フレームの内側には雫受皿2 を嵌め込んでいる。 台部1には、左右の両側端間にに跨がらせて、パイプ製の門形フレーム3を立 設している。 この門形フレーム3の両脚部3a,3a間には、その高さ方向の中程に、中骨 4を水平に跨設している。 尚、図2に示した様に、門形フレーム3の上部には、雨傘立の用法説明その他 のメッセージを伝える掲示パネル5を組付けてもよい。
【0007】 更に、両脚部3a,3aの夫々の下端近くの間には水平支軸6を、又、下両脚 部3a,3aの下端間には横棒7を、夫々跨設している。 8は傘保持筒で、図4に示した様に、雨傘Aの石突きa側を挿し込ませて逆さ 向きに保持する役割を果す。 この傘保持筒8は、その下端近くを貫通する水平支軸6にによって前後に傾動 可能に支持されている。傘保持筒8は有底で、底面には水抜孔を設けている。 傘保持筒8の上縁部はラッパ状に幾分拡開させて、雨傘の抜き挿しをスムーズ に行える様にしている。
【0008】 そして、傘保持筒8の下端と、その下側に位置する横棒7との間には、縮みば ね10を張設している。 その為、傘保持筒8はその下端部を縮みばね10によって下方に引っ張られ、 水平支軸6との位置関係からして後ろ向きに傾倒されようとすが、中骨4が傘保 持筒8の回動規制部材として働くので、傘保持筒8は、常時は、図3に示した起 立状態に保たれている。 この縮みばね10は、本考案に言う起立付勢手段Bを構成している。
【0009】 次に、上記構成の作用を、図3,4によって説明する。 雨傘Aを雨傘立に掛けるには、石突きa側を起立状態にある傘保持筒8に、単 に挿し込めばよい。
【0010】 雨傘立から雨傘Aを外す時には、その両隣に他人の雨傘が触れ合う様に掛けら れている場合が多いものである。 その為、上方に引き抜こうとすると、既述の様に、雨傘の布地の縁部分bが、 隣の雨傘の曲がった柄cの引っ掛かってしまい、容易には引き抜けない。
【0011】 その様な場合には、図4に示した様に、雨傘の柄cを持って手前側に引くと、 傘保持筒8は、縮みばね10の付勢力に抗して雨傘Aと一緒に、水平支軸6の周 りに前側に傾き(図の破線位置から実線位置に変位する)、雨傘Aは隣の雨傘と の干渉状態から解放される。 そこで、雨傘Aを傘保持筒8から容易に抜き取ることが出来る。
【0012】 傘保持筒8から雨傘Aが抜き取られると、傘保持筒8は、前傾力から解放され て縮みばね10の付勢力により自然に起立状態に復帰する。
【0013】 図5は、起立付勢手段Bとしての縮みばね10の、組付け方の別の実施例を示 している。 即ち、この実施例では、縮みばね10は、台部1の前側の縁部と傘保持筒8の 下端部との間に張設している。 その作用は、上記と同様である。
【0014】 図6は、起立付勢手段Bの別の実施例を示している。 この場合の起立付勢手段Bは、ゴム又はプラスチックスポンジ等から成る小ブ ロック状をしたゴム様弾性体11から成る。ゴム様弾性体11は、前後方向に伸 縮変形され易い様に真ん中部分に刳抜孔11aを設けている。 このゴム様弾性体11は、前後の端面を、傘保持筒8の下部側面と門形フレー ム3の側面との間に挟持された状態で、此等両側面に夫々固着されている。 その作用は、傘保持筒8に挿し込まれた雨傘Aの柄を手前側に引くと、傘保持 筒8は、その下端部に取着したゴム様弾性体11を圧縮させながら雨傘Aと一緒 に前傾する。雨傘Aを抜き取るとゴム様弾性体11は原形に復帰して雨傘立8は 起立姿勢に戻る。
【0015】 図7は、更に別の起立付勢手段Bを示している。 即ち、この起立付勢手段Bは、図示の様に略凹形に屈曲された帯状のばね板1 2から成り、その両脚部分は台部1に夫々固着されている。 そして、傘保持筒8の下面に突設した突片13の先端が、ばね板12の中央凹 部12aの底面に圧接されることによって、傘保持筒Aは、常時は起立姿勢に保 持される。 この起立付勢手段Bでは、傘保持筒8を前傾状態から起立姿勢に復帰させるの に手動操作を要する。もっとも、傘保持筒8が前傾姿勢のままの方が、雨傘Aを 傘保持筒8に挿し込み易い利点がある。
【0016】 尚、上記構成に於いて、細部の構造は適宜に設計変更しても本考案の目的は達 成される。 例えば、門形フレーム3は省き、台部1は、傘保持筒8を直接組み付けられる 形状にしてもよい。そして、台部1は勿論パイプ製に限られない。 又、傘保持筒8を前後に傾動可能に台部1に組付ける組付構造も、水平支軸6 に替えて蝶番を使う等してもよい。
【0017】
【考案の効果】
以上の説明によって明らかな様に、本考案による雨傘立は、 傘立から傘を抜き取る時に、傘の柄を手前側に引くだけで、隣接する傘との相 互干渉状態から解放されるので、従来の様に、隣の傘の柄の曲がった部分が自分 の傘の布地の縁に引っ掛かって手こずるといった不具合を、完全に解消させるこ とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す、背面側斜視図であ
る。
【図2】同上、門形フレームの上部に掲示パネルを取着
した状態を示す部分斜視図である。
【図3】同上、平常状態を示す側面図である。
【図4】同上、雨傘立に掛けられた雨傘を傘保持筒から
抜き取る為に、雨傘の柄を手前に引いた状態を示す側面
図である。
【図5】起立付勢手段の組付け方の、別の実施例を示し
た部分側面図である。
【図6】起立付勢手段の別の実施例を示した、部分側面
図である。
【図7】起立付勢手段の更に別の実施例を示した、部分
側面図である。
【符号の説明】
1 台部 2 雫受皿 3 門形フレーム 3a 両脚部 4 中骨 5 掲示パネル 6 水平支軸 7 横棒 8 傘保持筒 10 縮みばね(起立付勢手段B) 11 ゴム様弾性体(起立付勢手段B) 11a 刳抜孔 12 板ばね(起立付勢手段B) 12a 凹部 13 突片 A 雨傘 a 石突き b 縁部分 c 柄

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の雨傘を横並びに立掛けて置く様
    にしたものであって、 床面に据置かれる横長の台部1と、該台部1に所定間隔
    を隔てて立設されて、雨傘の石突側を挿嵌させる複数の
    傘保持筒8とを備え、 該傘保持筒8は、前後に傾動可能に前記台部1に組付け
    ると共に、傘保持筒8を常時は縦向きの起立状態に保た
    せる起立付勢手段Bを付設し、 前記傘保持筒8から雨傘を抜き取る時に、雨傘を傘保持
    筒8と共に前傾させて、隣接する雨傘との干渉を避ける
    様にしたことを特徴とする雨傘立。
  2. 【請求項2】 前記起立付勢手段Bは、水平支軸6の周
    りに前後に傾動可能な前記傘保持筒8の下端部と前記台
    部1との間に張設した、縮みばね10であることを特徴
    とする請求項1記載の雨傘立。
  3. 【請求項3】 前記起立付勢手段Bは、水平支軸6の周
    りに前後に傾動可能な前記傘保持筒8の下部と、この下
    部に対向して位置する前記台部1との間に挟持状に固着
    された、ゴム様弾性体11であることを特徴とする請求
    項1記載の雨傘立。
  4. 【請求項4】 前記台部1には、その長手方向の両端間
    に跨がらせて門形フレーム3を立設したことを特徴とす
    る請求項1乃至3のいずれかに記載の雨傘立。
  5. 【請求項5】 前記門形フレーム3の上部に、雨傘立の
    用法説明その他のメッセージを伝える掲示パネル5を組
    付けたことを特徴とする請求項4記載の雨傘立。
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KR20190089310A (ko) * 2018-01-22 2019-07-31 삼영공업 주식회사 호리병 형상의 카트리지가 구비된 우산 보관장치
CN113470502A (zh) * 2021-07-15 2021-10-01 宁波星宏智能技术有限公司 一种家用设备演示装置

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