JP3082956U - 懸垂幕支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 懸垂幕などの広告物を簡単に掲示することが
でき、懸垂幕支持装置の保管及び運搬が簡単にでき、懸
垂幕の掲示及び撤去が簡便に出来る懸垂幕支持装置を提
供する 【解決手段】 支持片に連結する支持台、前記支持台に
弾性連結する弾性バーにより折りたたみ可能に設置でき
る受口部、前記支持台に連結し懸垂幕の一側を固定でき
るように設置する懸垂幕固定手段、及び前記支持片に連
結し懸垂幕の他側を支持するよう設置する懸垂幕支持手
段とから構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は懸垂幕支持装置において、未使用時に自動的に折りたたみが出来るよ うに設置される多数の支持台を支持片に設置する際、前記支持台と支持片に懸垂 幕の支持及び固定手段を各々設置して、少なくとも一つ以上の懸垂幕を固定する 懸垂幕支持装置に関するものである。

【０００２】 一般に知られている屋外広告は、建物の外壁に突出して取り付けられる看板や 歩道に設置される広告板、懸垂幕などがあり、前記看板または広告板及び懸垂幕 等により、掲示された広告物を歩行者が容易に注視できるようにし、視覚に訴え て広告効果をあげるようにしたものである。 このような従来の懸垂幕支持装置は、図１に示すように、建物の壁面に取り付 けてあるが、このような従来の懸垂幕支持装置は、懸垂幕１０を支持する支持バ ー２０が固定バー３０の上下側に各々連結され、前記固定バー３０の下端部が支 持板４０の上側に固定される構成から成っている。

【０００３】 前記のような懸垂幕支持装置は、歩行者の目の高さと適当な位置になるように 上下の支持バー２０に各々固定した懸垂幕１０を固定バー３０により支持し、歩 行者の歩行通路上に固定するように平板形状の支持板４０が固定されることによ り一定の広告効果を奏するようになっている。 しかしながら、このような懸垂幕支持装置は、懸垂幕１０の固定及び撤去が難 しいばかりでなく、固定及び撤去に時間がかかり、懸垂幕支持物５０が常に一定 形状をとるために、その分の保管空間及び設置空間を必要とする事は勿論、運搬 が不便である等の問題があった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は前記のような諸問題を解決するために創案されたものであり、その目 的は、懸垂幕などの広告物を簡単に掲示することができ、また、広告物の撤去時 に支持装置が折りたたみ可能であるようにして懸垂幕及び支持装置の保管及び運 搬が簡単であり、懸垂幕を固定掛けに挿入する動作により懸垂幕の掲示及び撤去 が簡便に出来るようにした懸垂幕支持装置を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成する為の技術的構成として本考案は、支持片に各々連結して地 面に三角形状を維持するよう設置した支持台と、前記支持台に弾性連結され弾性 バーによって折りたたみ可能なように設置した受け部と、前記支持台に設置し懸 垂幕の下部を固定するように設置する懸垂幕固定手段、及び前記支持片に連結設 置し懸垂幕の上部を支持するように設置する懸垂幕支持手段とを含む構成とから なる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を、添付した図面に基づいて詳しく説明する。 図２は本考案による懸垂幕支持装置の設置状態を示した概略図、図３，図４， 図５，図６は本考案による懸垂幕支持装置を示し、広げた状態、及び折りたたん だ状態を図示した概略図、図７，図８，図９は本考案の他の実施例による懸垂幕 支持装置を示す概略図である。

【０００７】 図示のように本考案は、受け部１００と懸垂幕固定手段２００及び懸垂幕支持 手段３００とから構成されている。 前記受け部１００は、支持片１１０の底部に、地面に接触する端部がそれぞれ 三角形状を維持するような３本の支持台１２０ａ，１２０ｂ，１２０ｃが各々連 結され、２本の支持台１２０ａ，１２０ｂに連結する匚形状の弾性バー１３０の 端部が固定されて、前記弾性バー１３０の折り曲げ部が他の支持台１２０ｃに固 定した引っ掛け片１４０の移送溝１５０内側に挿入されるように設置する。

【０００８】 前記支持台１２０ａ，１２０ｂに各々設置した懸垂幕固定手段２００は、前記 支持台１２０ａ，１２０ｂの下部一側に、一端を固定したスプリング２１０と、 前記スプリング２１０を通して固定されて外部に突出するよう連結される固定掛 け２２０とから成る。また、前記支持台１２０ｃに固定する引っ掛け片１４０の 一側に、懸垂幕の幅と一致する一定長さを持つように固定片２３０（図７参照） を連結し、その両側に固定掛け２２０ａを一体に設置する構成としてもよい。

【０００９】 前記懸垂幕固定手段２００によって下部が固定される懸垂幕３８０の上部を支 持するように設置される懸垂幕支持手段３００は、前記支持片１１０の上側に固 定溝３１０を形成し、端部に固定掛け２２０ｂを備える支持バー３２０が挿入さ れる。また、前記支持片１１０の両側に密着溝３３０（図６参照）をそれぞれ対 称位置に形成し、端部に引っ掛け部３４０を有する支持バー３２０がスプリング ２１０ａを通して当該密着溝３３０の内側に弾性連結するようにしてもよい。ま た、前記支持台１２０ａ，１２０ｂ，１２０ｃの端部に、重量片３６０（図８等 参照）をスクリュー等により分離可能なように連結するようにしてもよい。さら に前記支持バー３２０は、長さ方向に複数に分割可能とし、弾性部材を使用して 相互に連結するようにしてもよく、この場合には、図６に示すように、その両端 に相互に対応しながら相互に挿入連結可能な固定溝４００と弾性突起４１０が設 置され、相互に対応して移動できるように固定溝４２０ａとストッパー４２０ｂ が設置される構成とする。

【００１０】 このような構成から成る本考案の作用を説明する。 先ず、図２以下に示すように支持片１１０に連結した３個の支持台１２０ａ， １２０ｂ，１２０ｃを広げる際には、支持台１２０ａ，１２０ｂ，１２０ｃの先 端部が、それぞれの接地点を結ぶ形状が三角形状となるように設置される。これ により、支持片１１０を中心として懸垂幕３８０を支持する際に、外部衝撃など によって懸垂幕３８０が転倒することを防止するようになっている。

【００１１】 この際、前記３個の支持台１２０ａ，１２０ｂ，１２０ｃに各々固定される弾 性バー１３０は匚形状で形成され、その両端が２個の支持台１２０ａ，１２０ｂ に連結したとき折り曲げられ、他側は支持台１２０ｃに固定され、引っ掛け片１ ４０の移送溝１５０内側に挿入し、前記支持台の広げられる角度により移送溝１ ５０の内側で移動可能なように設置される。

【００１２】 前記各支持台１２０ａ，１２０ｂ，１２０ｃを拡張すると、この拡張に伴って 弾性バー１３０の折り曲げ部が膨らんで弾性力が貯えられ、前記各支持台１２０ ａ，１２０ｂ，１２０ｃに外力の作用が中断されると各々の支持台１２０ａ，１ ２０ｂ，１２０ｃは、弾性バー１３０の弾性力により元の状態に復元するように して、支持台１２０ａ，１２０ｂ，１２０ｃが相互折りたたまれるようにする。 この際、図２に示すように、前記各支持台１２０ａ，１２０ｂ，１２０ｃを一 定角度で広げた場合、支持片１１０の上側には固定溝３１０が一体に形成されて 一定長さを有する支持バー３２０が挿入されるように成っており、前記支持バー ３２０の端部に形成された固定掛け２２０ｂと支持台１２０ａ，１２０ｂに各々 形成された固定掛け２２０により片側部分だけに懸垂幕３８０を掛けて広告効果 を奏するようにする。

【００１３】 これと共に、前記懸垂幕３８０によって支持バー３２０と支持台１２０ａ，１ ２０ｂには外側へ膨らもうとする外力が作用するとともに弾性バー１３０による 収縮力と均等した力が作用し、現状態を維持するようになっている。 また、図７及び図９に示すように、前記懸垂幕３８０は、支持台１２０ｃに設 置する固定片２３０の固定掛け２２０ａと支持台１２０ａ，１２０ｂに各々形成 される固定掛け２２０及び支持バー３２０上段の固定掛け２２０ｂにより両側に 各々掛けられるようにする。

【００１４】 また、前記支持バー３２０は、図６に示すように支持片１１０の上側に回転可 能に設置して各々の支持バー３２０を外側から膨張させ下向きに回転が可能にな るようにすることもでき、これによれば、未使用時には前記支持バー３２０を下 側に回転させその嵩を最小化することにより保管及び移動が容易となる。 さらに、前記支持片１１０に回転可能に設置される支持バー３２０は、一端が 折り曲げられその端部に形成する引っ掛け部３４０にスプリング２１０ａを各々 連結して支持片１１０の密着溝３３０に弾性連結すると、前記支持バー３２０を 外側から引っ張った状態で下降又は上昇するように回転し、前記支持バー３２０ の上昇及び下降回転が完了すればスプリング２１０ａの弾性によって容易く復元 でき支持バー３２０が密着溝３３０の内側で支持固定されるようになっている。

【００１５】 また、前記支持台１２０には重量片３６０を一体に形成し、懸垂幕３８０に、 風による外力が作用する際に金属錘等の重量物である重量片３６０によって支持 するようにしてもよく、これにより懸垂幕が転倒することが防止される。 さらに、前記支持バー３２０は、図６に示すように複数に分離可能に設置され るようにしてもよく、この場合には、それぞれの両端に相互に対応して形成され る固定溝４４０と弾性突起４１０が設けられ、一定位置で弾性突起４１０が固定 溝４００の外側に突出する時相互に固定されるようになり、この時、前記固定溝 ４２０ａ内を移動するストッパー４２０ｂが固定されて離脱が防止されるように なる。

【００１６】

【考案の効果】

以上説明のように本考案にかかる懸垂幕支持装置によれば、懸垂幕等の広告物 を簡単に掲示できるばかりでなく、広告物の撤去時に支持台を折りたたみ可能に 構成したことから、保管及び運搬が容易となり、広告物の掲示及び撤去が簡便に 出来る等の優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の懸垂幕支持装置を図示した概略図であ
る。

【図２】本考案による懸垂幕支持装置の設置状態を図示
した概略図である。

【図３】本考案による懸垂幕支持装置を広げた状態を示
した概略図である。

【図４】本考案による懸垂幕支持装置を広げた状態を示
した概略図である。

【図５】本考案による懸垂幕支持装置を折りたたんだ状
態を図示した概略図である。

【図６】本考案による懸垂幕支持装置の接続部位の構成
例を示す概略図である。

【図７】本考案の他の実施例による懸垂幕支持装置を図
示した概略図である。

【図８】本考案の他の他実施例による懸垂幕支持装置を
図示した概略図である。

【図９】本考案の他の他実施例による懸垂幕支持装置を
図示した概略図である。

【符号の説明】

１００…受け部 １１０…支持片 １３０…弾性バー ２３０…固定片 ３２０…支持バー ３４０…引っ掛け部 ３６０…重量片 ３８０…懸垂幕 ４００…固定溝 ４１０…弾性突起

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 支持片（１１０）及び前記支持片（１１
   ０）の下部に連結した複数の支持台（１２０ａ，１２０
   ｂ，１２０ｃ）と、前記支持台に弾性連結した弾性バー
   （１３０）により折りたたみが可能なように設置された
   受け部（１００）と、 前記支持台（１２０ａ，１２０ｂ）の下部に各々設置さ
   れ懸垂幕（３８０）の下部を固定するように設置された
   懸垂幕固定手段（２００）及び、 前記支持片（１１０）の上部に連結され懸垂幕（３８
   ０）の上部を支持するように設置された懸垂幕支持手段
   （３００）とを含んで構成することを特徴とする懸垂幕
   支持装置。
2. 【請求項２】 前記懸垂幕固定手段（２００）は、支持
   台（１２０ａ，１２０ｂ）の内側からスプリング（２１
   ０）を使用して連結され、支持台の外部に突出するよう
   に連結する固定掛け（２２０）から成ることを特徴とす
   る請求項１記載の懸垂幕支持装置。
3. 【請求項３】 前記懸垂幕固定手段（２００）は、複数
   の懸垂幕（３８０）を支持するよう支持台（１２０ａ，
   １２０ｂ）に各々連結した固定掛け（２２０）と、支持
   台（１２０ｃ）に固定した固定片（２３０）の固定掛け
   （２２０ａ）とから成ることを特徴とする請求項１又は
   請求項２記載の懸垂幕支持装置。
4. 【請求項４】 前記懸垂幕支持手段（３００）は、前記
   支持片（１１０）の上側に固定溝（３１０）を形成し、
   その内側に挿入するようにした固定掛け（２２０ｂ）を
   持った支持バー（３２０）から成ることを特徴とする請
   求項１記載の懸垂幕支持装置。
5. 【請求項５】 前記懸垂幕支持手段（３００）は、前記
   支持片（１１０）の両側に密着溝（３３０）が対称形成
   されており、その内側に支持バー（３２０）の端部に形
   成する引っ掛け部（３４０）がスプリング（２１０ａ）
   を通して弾性連結するように設置されることを特徴とす
   る請求項１記載の懸垂幕支持装置。
6. 【請求項６】 前記受け部（１００）の支持台（１２
   ０）は、端部に重量片（３６０）が連結されることを特
   徴とする請求項１記載の懸垂幕支持装置。
7. 【請求項７】 前記懸垂幕支持手段（３００）の支持バ
   ー（３２０）は、分離設置できて多段折りたたみが出来
   るように多数の支持バー（３２０）に相互対応する固定
   溝（４００）と弾性突起（４１０）を設置し相互対応し
   ながら移動できるように固定溝（４２０ａ）とストッパ
   ー（２０ｂ）を設置することを特徴とする請求項４記載
   の懸垂幕支持装置。