JPH0791593A - 不燃被覆導管 - Google Patents
不燃被覆導管Info
- Publication number
- JPH0791593A JPH0791593A JP5259184A JP25918493A JPH0791593A JP H0791593 A JPH0791593 A JP H0791593A JP 5259184 A JP5259184 A JP 5259184A JP 25918493 A JP25918493 A JP 25918493A JP H0791593 A JPH0791593 A JP H0791593A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustible
- conduit
- coated conduit
- piping
- insulating layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L59/00—Thermal insulation in general
- F16L59/04—Arrangements using dry fillers, e.g. using slag wool which is added to the object to be insulated by pouring, spreading, spraying or the like
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Insulation (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Duct Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 給水、給湯、暖房及び空調等の配管材として
用いる不燃被覆導管を、そのまま直接防火区画を貫通し
て配管できるようにしたこと。 【構成】 導管２の表面にガラス繊維５０〜８５ｗｔ
％、セラミック繊維１５〜５０ｗｔ％の混合フェルトを
無機バインダーで硬化させた断熱層３を有し、その表面
にアルミニウム箔の厚さ５μｍ〜１ｍｍの保護層４を設
けたことを特徴とする不燃被覆導管。
用いる不燃被覆導管を、そのまま直接防火区画を貫通し
て配管できるようにしたこと。 【構成】 導管２の表面にガラス繊維５０〜８５ｗｔ
％、セラミック繊維１５〜５０ｗｔ％の混合フェルトを
無機バインダーで硬化させた断熱層３を有し、その表面
にアルミニウム箔の厚さ５μｍ〜１ｍｍの保護層４を設
けたことを特徴とする不燃被覆導管。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は給水、給湯、暖房及び空
調等の配管材として用いる不燃被覆導管に関し、特にビ
ル等の防火区画を有する建築物に好適なものである。
調等の配管材として用いる不燃被覆導管に関し、特にビ
ル等の防火区画を有する建築物に好適なものである。
【０００２】
【従来の技術】防火区画を貫通して配管施工を行う際の
法令上の規定として、当該貫通する部分からそれぞれ両
側に１ｍ以内の距離にある部分を不燃材料とし、該防火
区画とのすき間をモルタルその他の不燃材料で埋めなけ
ればならない、とある。従来、被覆配管材は被覆材に樹
脂を使用しており、上記の防火区画を貫通する配管施工
に際しては、当該貫通部の両側を所定長さ分被覆材をは
がし、ロックウール、グラスウール等の不燃材料を再度
現場で巻き直す、またはそれらで成形された保温筒を使
用して被覆し直して配管していた。もう１つの方法は予
め特殊な構造方法として認定された措置工法の配管キッ
ドを用いて配管していた。
法令上の規定として、当該貫通する部分からそれぞれ両
側に１ｍ以内の距離にある部分を不燃材料とし、該防火
区画とのすき間をモルタルその他の不燃材料で埋めなけ
ればならない、とある。従来、被覆配管材は被覆材に樹
脂を使用しており、上記の防火区画を貫通する配管施工
に際しては、当該貫通部の両側を所定長さ分被覆材をは
がし、ロックウール、グラスウール等の不燃材料を再度
現場で巻き直す、またはそれらで成形された保温筒を使
用して被覆し直して配管していた。もう１つの方法は予
め特殊な構造方法として認定された措置工法の配管キッ
ドを用いて配管していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の不燃材料で再度
巻き直す方法は実に面倒であり、保温筒で被覆し直す方
法は保温筒の内径が当該目的の導管に対して大き過ぎ、
適当な細径のものが無いためそれについては同様に不燃
材料で再度巻き直す方法を取らざるを得なかった。ま
た、認定された措置工法を用いる場合も面倒であるばか
りでなく、工法のキッドが高価である、運搬に際しては
重く不便である等の問題があった。本発明は上記の問題
について検討の結果なされたもので、比較的簡単な構造
で、配管材をそのまま防火区画を貫通して配管すること
が可能な、不燃被覆導管を提供するものである。
巻き直す方法は実に面倒であり、保温筒で被覆し直す方
法は保温筒の内径が当該目的の導管に対して大き過ぎ、
適当な細径のものが無いためそれについては同様に不燃
材料で再度巻き直す方法を取らざるを得なかった。ま
た、認定された措置工法を用いる場合も面倒であるばか
りでなく、工法のキッドが高価である、運搬に際しては
重く不便である等の問題があった。本発明は上記の問題
について検討の結果なされたもので、比較的簡単な構造
で、配管材をそのまま防火区画を貫通して配管すること
が可能な、不燃被覆導管を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は導管の表面にガ
ラス繊維５０〜８５ｗｔ％、セラミック繊維１５〜５０
ｗｔ％の混合フェルトを無機バインダーで硬化させた断
熱層を有し、その表面にアルミニウム箔の厚さ５μｍ〜
１ｍｍの保護層を設けたことを特徴とする不燃被覆導管
を請求項１とし、前記断熱層の肉厚が５〜２５ｍｍであ
ることを特徴とする請求項１記載の不燃被覆導管を請求
項２とするものである。
ラス繊維５０〜８５ｗｔ％、セラミック繊維１５〜５０
ｗｔ％の混合フェルトを無機バインダーで硬化させた断
熱層を有し、その表面にアルミニウム箔の厚さ５μｍ〜
１ｍｍの保護層を設けたことを特徴とする不燃被覆導管
を請求項１とし、前記断熱層の肉厚が５〜２５ｍｍであ
ることを特徴とする請求項１記載の不燃被覆導管を請求
項２とするものである。
【０００５】
【作用】本発明において、導管は金属管で不燃材料であ
り、銅及びその合金、鉄、アルミニウム、チタン、ステ
ンレス鋼等が挙げられる。ところで、配管材を防火区画
を貫通して配管するためには耐火試験に合格することが
必要である。この点から断熱材も不燃材料で構成されな
ければならない。また、従来にない細径の導管への被覆
が可能であることが必要である。この点から本発明者等
はガラス繊維とセラミック繊維の混合フェルトの使用が
好ましいという事実を見出したものである。特にガラス
繊維は５０〜８５ｗｔ％が好ましく、セラミック繊維は
１５〜５０ｗｔ％が好ましい。ガラス繊維が５０ｗｔ％
より少なく且つセラミック繊維が５０ｗｔ％より多くな
ると、導管への被覆の際成形が困難となる。また、ガラ
ス繊維が８５ｗｔ％より多く且つセラミック繊維が１５
ｗｔ％より少なくなると、耐火試験に合格しない。この
ガラス繊維としては、Ｅガラス繊維が適用できる。また
セラミック繊維としては、アルミナシリケート、カーボ
ン、シリカ、アルミナが適用できる。断熱層の肉厚は断
熱性能の点から５〜２５ｍｍが好ましい。さらに保護層
のアルミニウム箔は外力に対する強度の点から５μｍ〜
１ｍｍが好ましい。この保護層は防湿性も付与する効果
がある。また無機バインダーとしては、コロイダルシリ
カ５〜１０ｗｔ％と澱粉が使用される。
り、銅及びその合金、鉄、アルミニウム、チタン、ステ
ンレス鋼等が挙げられる。ところで、配管材を防火区画
を貫通して配管するためには耐火試験に合格することが
必要である。この点から断熱材も不燃材料で構成されな
ければならない。また、従来にない細径の導管への被覆
が可能であることが必要である。この点から本発明者等
はガラス繊維とセラミック繊維の混合フェルトの使用が
好ましいという事実を見出したものである。特にガラス
繊維は５０〜８５ｗｔ％が好ましく、セラミック繊維は
１５〜５０ｗｔ％が好ましい。ガラス繊維が５０ｗｔ％
より少なく且つセラミック繊維が５０ｗｔ％より多くな
ると、導管への被覆の際成形が困難となる。また、ガラ
ス繊維が８５ｗｔ％より多く且つセラミック繊維が１５
ｗｔ％より少なくなると、耐火試験に合格しない。この
ガラス繊維としては、Ｅガラス繊維が適用できる。また
セラミック繊維としては、アルミナシリケート、カーボ
ン、シリカ、アルミナが適用できる。断熱層の肉厚は断
熱性能の点から５〜２５ｍｍが好ましい。さらに保護層
のアルミニウム箔は外力に対する強度の点から５μｍ〜
１ｍｍが好ましい。この保護層は防湿性も付与する効果
がある。また無機バインダーとしては、コロイダルシリ
カ５〜１０ｗｔ％と澱粉が使用される。
【０００６】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。図
１は本発明の一実施例に係る不燃被覆導管の断面図であ
り、銅管２の表面にガラス繊維と、セラミック繊維の混
合フェルトを無機バインダーで硬化させた断熱層３で被
覆し、さらにその外周にアルミニウム箔の保護層４を接
着剤で接着し被覆して不燃被覆導管１としたものであ
る。
１は本発明の一実施例に係る不燃被覆導管の断面図であ
り、銅管２の表面にガラス繊維と、セラミック繊維の混
合フェルトを無機バインダーで硬化させた断熱層３で被
覆し、さらにその外周にアルミニウム箔の保護層４を接
着剤で接着し被覆して不燃被覆導管１としたものであ
る。
【０００７】この不燃被覆導管を外径６．３５ｍｍ肉厚
０．７６ｍｍの銅管を用い、表１に示すようにガラス繊
維、セラミック繊維、断熱層の肉厚、アルミニウム箔厚
等を種々に変えて作製した。これらの導管について、財
団法人日本建築センターにおいて、建築基準法施行令第
１０７条に準じた「ケーブル配線の防火区画貫通部にお
ける防火措置工法の耐火性能試験方法」により耐火試験
を行った。この結果を表１に示した。
０．７６ｍｍの銅管を用い、表１に示すようにガラス繊
維、セラミック繊維、断熱層の肉厚、アルミニウム箔厚
等を種々に変えて作製した。これらの導管について、財
団法人日本建築センターにおいて、建築基準法施行令第
１０７条に準じた「ケーブル配線の防火区画貫通部にお
ける防火措置工法の耐火性能試験方法」により耐火試験
を行った。この結果を表１に示した。
【０００８】
【表１】
【０００９】表１から明らかなように本発明に係る試料
No. １〜No. ３はいずれも耐火試験に合格する。これに
対して試料No. ４はガラス繊維が少なく、セラミック繊
維が多いため成形が困難となり成形できなかった。また
試料No. ５はガラス繊維が多く、セラミック繊維が少な
いため耐火試験に合格しない。
No. １〜No. ３はいずれも耐火試験に合格する。これに
対して試料No. ４はガラス繊維が少なく、セラミック繊
維が多いため成形が困難となり成形できなかった。また
試料No. ５はガラス繊維が多く、セラミック繊維が少な
いため耐火試験に合格しない。
【００１０】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
防火区画を貫通して配管する場合、導管をそのまま壁等
を貫通させて配管することができるので、従来のような
多くの手間を要することなく、極めて簡便に配管工事を
行うことができる。
防火区画を貫通して配管する場合、導管をそのまま壁等
を貫通させて配管することができるので、従来のような
多くの手間を要することなく、極めて簡便に配管工事を
行うことができる。
【図１】本発明の一実施例に係る不燃被覆導管の断面図
１ 不燃被覆導管 ２ 銅管 ３ 断熱層 ４ 保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 直弥 大阪市中央区南船場４丁目11番10号 ニチ アス株式会社内 (72)発明者 山崎 征彦 東京都港区芝大門１丁目１番26号 ニチア ス株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 導管の表面にガラス繊維５０〜８５ｗｔ
％、セラミック繊維１５〜５０ｗｔ％の混合フェルトを
無機バインダーで硬化させた断熱層を有し、その表面に
アルミニウム箔の厚さ５μｍ〜１ｍｍの保護層を設けた
ことを特徴とする不燃被覆導管。 - 【請求項２】 前記断熱層の肉厚が５〜２５ｍｍである
ことを特徴とする請求項１記載の不燃被覆導管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5259184A JPH0791593A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 不燃被覆導管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5259184A JPH0791593A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 不燃被覆導管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0791593A true JPH0791593A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17330540
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5259184A Pending JPH0791593A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 不燃被覆導管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0791593A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2846732A1 (fr) * | 2002-11-04 | 2004-05-07 | Espa | Gaine de ventilation notamment pour systeme de conditionnement d'air |
| JP2004324803A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-18 | Kooki Kk | 管路形成管 |
| JP2009264577A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-11-12 | Cci Corp | 防音排水管 |
| JP2013155828A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Imae Kogyo Kk | 筒状断熱材及びこれを装着した機器 |
| WO2016140156A1 (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-09 | 藤田 鉦則 | 成形体、該成形体を含む建築資材、車両、船舶、航空機及び電化製品、並びに成形体の製造方法 |
| EP2633110A4 (en) * | 2010-10-26 | 2017-04-26 | 3M Innovative Properties Company | Method of firestopping a through-penetration using a fusible inorganic blended-fiber web |
| US10316993B2 (en) | 2017-03-15 | 2019-06-11 | Novelis Inc. | Corrugated heat protection tube and methods of making the same |
| JP2020190340A (ja) * | 2019-05-20 | 2020-11-26 | 三立化工株式会社 | 建築物の通気ダクト用断熱壁材及びその製造方法 |
| CN112880169A (zh) * | 2021-01-07 | 2021-06-01 | 广州市机电安装有限公司 | 一种空气处理机组接水管段的模组式施工方法 |
| CN114033898A (zh) * | 2021-11-09 | 2022-02-11 | 日木智能控制技术股份有限公司 | 一种弯曲自动复位的采样伴热复合管线及其制造方法 |
-
1993
- 1993-09-22 JP JP5259184A patent/JPH0791593A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2846732A1 (fr) * | 2002-11-04 | 2004-05-07 | Espa | Gaine de ventilation notamment pour systeme de conditionnement d'air |
| US7509980B2 (en) | 2002-11-04 | 2009-03-31 | Espa | Ventilation tubing in particular for an airconditioning system |
| JP2004324803A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-18 | Kooki Kk | 管路形成管 |
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| WO2016140156A1 (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-09 | 藤田 鉦則 | 成形体、該成形体を含む建築資材、車両、船舶、航空機及び電化製品、並びに成形体の製造方法 |
| US10316993B2 (en) | 2017-03-15 | 2019-06-11 | Novelis Inc. | Corrugated heat protection tube and methods of making the same |
| US10876662B2 (en) | 2017-03-15 | 2020-12-29 | Novelis Inc. | Corrugated heat protection tube and methods of making the same |
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| CN114033898A (zh) * | 2021-11-09 | 2022-02-11 | 日木智能控制技术股份有限公司 | 一种弯曲自动复位的采样伴热复合管线及其制造方法 |
| CN114033898B (zh) * | 2021-11-09 | 2023-08-08 | 日木智能控制技术股份有限公司 | 一种弯曲自动复位的采样伴热复合管线及其制造方法 |
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