JPH0791503A - ギヤ変速構造 - Google Patents

ギヤ変速構造

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JPH0791503A
JPH0791503A JP5237104A JP23710493A JPH0791503A JP H0791503 A JPH0791503 A JP H0791503A JP 5237104 A JP5237104 A JP 5237104A JP 23710493 A JP23710493 A JP 23710493A JP H0791503 A JPH0791503 A JP H0791503A
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JP
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gear
transmission
shift
transmission gear
pair
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JP5237104A
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English (en)
Inventor
Satoru Fukui
哲 福井
Shigekazu Hasegawa
繁一 長谷川
Yoshimi Ota
芳美 太田
Yoshibumi Horiuchi
堀内  義文
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ギヤ変速装置において、3組のギヤ歯の咬合
部分により4段の変速段数が得られるように構成する。 【構成】 第1伝動ギヤ53、2組のギヤ歯54a,5
4bを備えた第1伝動ギヤ対54、及び第1シフトギヤ
S4を第1伝動軸51に外嵌し、第2伝動ギヤ55、2
組のギヤ歯56a,56bを備えた第2伝動ギヤ対5
6、及び第2シフトギヤS5を第2伝動軸52に外嵌す
る。そして、第1伝動ギヤ53と第2伝動ギヤ対56の
一方のギヤ歯56aとを咬合させ、第2伝動ギヤ55と
第1伝動ギヤ対54の一方のギヤ歯54aとを咬合さ
せ、且つ、第1伝動ギヤ対54の他方のギヤ歯54bと
第2伝動ギヤ対56の他方のギヤ歯56bとを咬合させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに平行に配置され
た上手側の第1伝動軸と下手側の第2伝動軸との間で、
シフトギヤのスライド操作により複数段に変速操作する
ギヤ変速構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のようなギヤ変速構造の一例が、特
開平4‐113935号公報に開示されている。この構
造では前記公報の第2図に示すように、上手側の第1伝
動軸(前記公報の第2図中の20)に第1,2,3,4
伝動ギヤ(前記公報の第2図中のG1,G2,G3,G
4)を固定し、下手側の第2伝動軸(前記公報の第2図
中の23)に第5,6,7,8伝動ギヤ(前記公報の第
2図中のG6,G7,G8,G9)を相対回転自在に外
嵌して、第1,2,3,4伝動ギヤと第5,6,7,8
伝動ギヤとを咬合させている。そして、第2伝動軸に2
つのシフトギヤ(前記公報の第2図中の24)を外嵌し
ている。
【0003】以上の構造により、前記公報の第2図中の
紙面右のシフトギヤを第5又は第6伝動ギヤ(前記公報
の第2図中のG6,G7)に咬合させ、前記公報の第2
図中の紙面左のシフトギヤを第7又は第8伝動ギヤ(前
記公報の第2図中のG8,G9)に咬合させることによ
り、第1伝動軸の動力が4段に変速操作されて下手側に
第2伝動軸に伝達される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の構造では、第
1,2,3,4伝動ギヤと第5,6,7,8伝動ギヤと
の4組のギヤ歯の咬合部分、及び2個のシフトギヤによ
り4段の変速段数が得られるように構成している。本発
明は前述のようなギヤ変速構造において、変速段数を同
じにしながらギヤ歯の咬合部分を少なくすることを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うなギヤ変速構造において、次のように構成することに
ある。つまり、上手側の第1伝動軸と下手側の第2伝動
軸とを平行に配置して、1組のギヤ歯を備えた第1伝動
ギヤと、2組のギヤ歯を備えた第1伝動ギヤ対とを、第
1伝動軸に相対回転自在に外嵌して、第1伝動ギヤを第
1伝動軸に連結する位置、及び第1伝動ギヤ対を第1伝
動軸に連結する位置にスライド操作自在な第1シフトギ
ヤを、第1伝動軸に外嵌し、1組のギヤ歯を備えた第2
伝動ギヤと、2組のギヤ歯を備えた第2伝動ギヤ対と
を、第2伝動軸に相対回転自在に外嵌して、第2伝動ギ
ヤを第2伝動軸に連結する位置、及び第2伝動ギヤ対を
第2伝動軸に連結する位置にスライド操作自在な第2シ
フトギヤを、第2伝動軸に外嵌すると共に、第1伝動ギ
ヤのギヤ歯と第2伝動ギヤ対の一方のギヤ歯とを咬合さ
せ、第2伝動ギヤのギヤ歯と第1伝動ギヤ対の一方のギ
ヤ歯とを咬合させ、且つ、第1伝動ギヤ対の他方のギヤ
歯と第2伝動ギヤ対の他方のギヤ歯とを咬合させてあ
る。
【0006】
【作用】本発明のように構成すると例えば図6に示すよ
うに、第1シフトギヤS4を第1伝動ギヤ対54に咬合
させ、第2シフトギヤS5を第2伝動ギヤ対56に咬合
させると、第1伝動軸51からの動力が第1及び第2伝
動ギヤ対54,56を介して、ある変速比で第2伝動軸
52に伝達される。第1シフトギヤS4を第1伝動ギヤ
対54に咬合させ、第2シフトギヤS5を第2伝動ギヤ
55に咬合させると、第1伝動軸51の動力が第1伝動
ギヤ対54及び第2伝動ギヤ55を介して、前述の変速
比とは異なる変速比で第2伝動軸52に伝達される。
【0007】そして、第1シフトギヤS4を第1伝動ギ
ヤ53に咬合させ、第2シフトギヤS5を第2伝動ギヤ
対56に咬合させると、第1伝動軸51の動力が第1伝
動ギヤ53及び第2伝動ギヤ対56を介して、前述の2
つの変速比とは異なる変速比で第2伝動軸52に伝達さ
れる。第1シフトギヤS4を第1伝動ギヤ53に咬合さ
せ、第2シフトギヤS5を第2伝動ギヤ55に咬合させ
ると、第1伝動軸51の動力が第1伝動ギヤ53、第2
伝動ギヤ対56、第1伝動ギヤ対54及び第2伝動ギヤ
55を介して、前述の3つの変速比とは異なる変速比で
第2伝動軸52に伝達される。
【0008】以上のように、第1伝動ギヤ53と第2伝
動ギヤ対56の一方のギヤ歯56aとの咬合部分、第2
伝動ギヤ55のギヤ歯と第1伝動ギヤ対54の一方のギ
ヤ歯54aとの咬合部分、及び第1伝動ギヤ対54の他
方のギヤ歯54bと第2伝動ギヤ対56の他方のギヤ歯
56bとの咬合部分の3組の咬合部分、並びに、第1及
び第2シフトギヤS4,S5により、4つの変速段数が
得られるのである。
【0009】
【発明の効果】以上のように4段の変速段数を得る場
合、従来の構造よりも伝動用のギヤ歯の咬合部分を1組
省略することができるようになった。これにより、省略
されたギヤ歯の咬合部分のスペースの分だけ、ギヤ変速
構造の全体のコンパクト化、並びに生産コストの低減が
図れる。
【0010】
〔第1実施例〕
(1)図1は四輪駆動型作業車の一例である農用トラク
タのミッションケース8内を示しており、エンジン1か
らの動力が主クラッチ28、伝動軸2及びクラッチ機構
3を介して、PTO軸4に伝達されてPTO系が構成さ
れている。エンジン1からの動力が、前進クラッチ5又
は後進クラッチ6、第1円筒軸11、主変速装置A、第
1副変速装置B、変速クラッチ19、第2副変速装置C
及び後輪デフ装置7aを介して左右一対の後輪7に伝達
されて走行系が構成されている。後輪デフ装置7aの直
前から分岐した動力を伝動軸9、前輪変速装置D、前輪
クラッチ29、前輪伝動軸12及び前輪デフ装置10a
を介して、左右一対の操向操作自在な前輪10に伝達す
るように構成している。
【0011】前進クラッチ5及び後進クラッチ6は、摩
擦板(図示せず)とピストン(図示せず)とを組み合わ
せた多板摩擦式の油圧操作式で、作動油を供給すること
により伝動側に操作される。そして、前進クラッチ5を
伝動側に操作すると、エンジン1の動力が前進クラッチ
5から第1円筒軸11に直接流れて機体は前進する。後
進クラッチ6を伝動側に操作すると、エンジン1の動力
が後進クラッチ6及び第2円筒軸31を介して、逆転状
態で第1円筒軸11に伝達されて機体は後進する。
【0012】主変速装置Aは2組のシフトギヤS1をス
ライド操作するシンクロメッシュ型式に構成されて、4
段に変速可能に構成されており、第1副変速装置Bもシ
フトギヤS2をスライド操作するシンクロメッシュ型式
に構成されて、高低2段に変速可能に構成されている。
そして、主変速装置Aの両シフトギヤS1をスライド操
作する油圧アクチュエータT1,T2、第1副変速装置
BのシフトギヤS2をスライド操作する油圧アクチュエ
ータT3を備えている。これにより、エンジン1側の第
1円筒軸11からの動力が、主変速装置Aにより4段に
変速操作されて第2円筒軸35に伝達され、第2円筒軸
35からの動力が第1副変速装置Bにより高低2段に変
速操作されて、変速クラッチ19に伝達される。
【0013】各油圧アクチュエータT1,T2,T3に
より変速操作を行う際において、その開始に連動して変
速クラッチ19を伝動遮断側に操作し、各油圧アクチュ
エータT1,T2,T3による変速操作終了に連動し
て、変速クラッチ19の伝動側への操作を行う油圧制御
系(図2参照)を備えており、油圧により変速操作が行
えるように構成している。又、第2副変速装置Cは、変
速レバー(図示せず)によりシフトギヤを直接にスライ
ド操作する手動操作式である。
【0014】図1に示すように、第2及び第3円筒軸3
1,35を貫通して伝動軸34が、第2及び第3円筒軸
31,35に対し相対回転自在に配置されて、この伝動
軸34の紙面右端に変速クラッチ19の伝動下手側のク
ラッチケースが連結されており、伝動軸34の紙面右端
が第2副変速装置Cの入力軸となっている。そして、伝
動軸34の紙面左端と第1円筒軸31との間に、油圧操
作式の伝動クラッチEを備えている。
【0015】(2)次に油圧アクチュエータT1,T
2,T3、変速クラッチ19及び伝動クラッチEの油圧
制御系について説明する。図2に示すように、油圧ポン
プ13からの作動油をロータリ弁15を介して3組の油
圧アクチュエータT1,T2,T3に供給しており、こ
れら3組の油圧アクチュエータT1,T2,T3の作動
時においてパイロット作動油が給排操作されるパイロッ
ト油路16が備えられている。油圧ポンプ13からの作
動油が油路17を介してロータリ弁15に供給されてお
り、作動油が油路18及び前後進切換弁27を介して前
進及び後進クラッチ5,6に供給されている。
【0016】油路18から分岐した油路20からの作動
油が、パイロット操作式の切換弁26を介して変速クラ
ッチ19及び伝動クラッチEに供給されており、パイロ
ット油路16が切換弁26に接続されている。パイロッ
ト油路16のパイロット作動油の給排を制御する制御弁
21,22が設けられており、主変速装置A用の油圧ア
クチュエータT1,T2からのパイロット油路23,2
4、及び第1副変速装置B用の油圧アクチュエータT3
からのパイロット油路25が、制御弁21,22に各々
図2に示すように接続されている。ロータリ弁15を機
械的に中立位置及び1速〜8速位置に操作可能な変速レ
バー14が備えられ、前後進切換弁27を前進位置F、
中立位置N及び後進位置Rの3位置に操作可能な前後進
レバー33が備えられている。
【0017】(3)次に、変速操作時における各部の動
作について説明する。図2は前後進レバー33を前進位
置Fに操作し、変速レバー14を1速位置に操作してい
る状態であり、主変速装置Aの油圧アクチュエータT1
が1速位置に移動して油圧アクチュエータT2が中立位
置に位置し、第1副変速装置Bの油圧アクチュエータT
3が低速側に位置している。これにより、油圧アクチュ
エータT1からのパイロット作動油によって制御弁21
が切換操作されており、油圧アクチュエータT3からの
パイロット作動油が、パイロット油路25及び制御弁2
2,21を介してパイロット油路16に供給されて、切
換弁26が走行位置26aに切換操作されている。
【0018】従って、油路18からの作動油が前後進切
換弁27を介して前進クラッチ5に供給されて、これが
伝動側に操作されている(後進クラッチ6は前後進切換
弁27により伝動遮断側に操作)。そして、油路20か
らの作動油が切換弁26を介して変速クラッチ19に供
給されてこれが伝動側に操作され、伝動クラッチEから
作動油が抜かれてこれが伝動遮断側に操作されて、機体
は前進1速状態で走行している。
【0019】以上の構成により図1に示すような前進1
速状態において、変速レバー14を1速位置から2速位
置に操作し始めたとする。この場合、ロータリ弁15か
らの作動油により油圧アクチュエータT1が1速位置か
ら2速位置側に移動し始めると、図3及び図2に示すよ
うにパイロット油路23が排油状態となり制御弁21が
切換操作され、パイロット油路16が排油状態となる。
これにより、切換弁26が変速位置26bに切換操作さ
れて、変速クラッチ19から作動油が抜かれてこれが伝
動遮断側に操作され、伝動クラッチEに作動油が供給さ
れてこれが伝動側に操作される(図3の時点A1)。
【0020】このように、図1に示す変速クラッチ19
を伝動遮断側に操作すると、この変速クラッチ19から
下手側の第2副変速装置C、前輪10及び後輪7には、
エンジン1の動力は流れなくなる。しかし、これと同時
に伝動クラッチEが伝動側に操作されるので、エンジン
1の動力が前進クラッチ5(又は後進クラッチ6)、第
2円筒軸31、伝動クラッチE及び伝動軸34を介して
第2副変速装置Cに伝達され、前輪10及び後輪7に伝
達されて、走行負荷や牽引負荷が在っても機体は前進
(又は後進)していくのである。
【0021】以上のように、伝動クラッチEを伝動側に
操作してエンジン1の動力を前輪10及び後輪7に伝達
し機体を前進させている間において、図3に示す時点A
1から時点A2の間で油圧アクチュエータT1による2
速位置への変速操作が行われる。そして、この変速操作
が完了すると図2に示すように、油圧アクチュエータT
1からパイロット油路23にパイロット作動油が再び供
給されて、制御弁21が図2に示す位置に切換操作さ
れ、パイロット油路16に再びパイロット作動油が供給
されて、切換弁26が図2に示す走行位置26aに切換
操作される。これにより、図3の時点A2から時点A3
に示すように変速クラッチ19に作動油が供給されて、
変速クラッチ19が伝動側に操作されていくのであり、
伝動クラッチEから作動油が抜かれて、伝動クラッチE
が伝動遮断側に操作されていくのである。
【0022】以上の状態は前進1速状態と前進2速状態
との間、前進5速状態と前進6速状態との間の状態であ
るが、前進3速状態と前進4速状態との間、前進7速状
態と前進8速状態との間では、図2の油圧アクチュエー
タT2が作動して制御弁22が切換操作され前述のよう
な自動的な操作が行われるのであり、前進4速状態と前
進5速状態との間では、油圧アクチュエータT1,T
2,T3が作動して前述のような自動的な操作が行われ
る。そして、前後進レバー33を後進位置Rに操作し
て、作動油を後進クラッチ6に供給した後進状態におい
ても、後進1速状態から後進8速状態の間で前述のよう
な自動的な操作が行われるのである。
【0023】(4)次に、前輪変速装置Dについて説明
する。図1に示すように、伝動軸9と前輪クラッチ29
側の伝動軸30とが同芯状に配置され、伝動軸9に第1
増速ギヤ32が相対回転自在に外嵌されており、伝動軸
30に固定された第2増速ギヤ36に第1増速ギヤ32
からの動力を伝達する伝動軸37が備えられている。伝
動軸30の端部に咬合する標準位置と、第1増速ギヤ3
2に咬合する増速位置とにスライド操作自在なシフトギ
ヤS3が備えられて前輪変速装置Dがシンクロメッシュ
型式のギヤ変速式に構成されており、シフトギヤS3を
スライド操作する油圧アクチュエータT4が備えられて
いる。
【0024】以上の構造により油圧アクチュエータT4
によって、シフトギヤS3をスライド操作して、伝動軸
30の端部に咬合させていると伝動軸9,30が直結状
態となり、前輪10が後輪7と略同じ速度で駆動される
状態で、前輪10に動力が伝達される。そして、油圧ア
クチュエータT4によってシフトギヤS3を逆方向にス
ライド操作して第1増速ギヤ32に咬合させると、第1
増速ギヤ32、伝動軸37及び第2増速ギヤ36を介し
て、前輪10が後輪7よりも高速で駆動される状態で、
前輪10に動力が伝達される。
【0025】次に油圧アクチュエータT4の油圧制御系
の構成について説明する。図4に示すように、シフトロ
ッド38が紙面左右方向にスライド自在に支持されて、
図1の前輪変速装置DのシフトギヤS3に係合するシフ
トフォーク39がシフトロッド38に固定されて、油圧
アクチュエータT4が構成されている。シフトロッド3
8の紙面左端に油室40が形成されており、シフトロッ
ド38の紙面右端に設けられたバネ41により、図1の
シフトギヤS3が伝動軸30の端部に咬合する標準位置
側にシフトロッド38が付勢されている。
【0026】油圧ポンプ13からの作動油が、油路43
及び電磁操作式の第1切換弁42を介して油室40に供
給されており、油路43から分岐した油路44がパイロ
ット操作式の第2切換弁45を介して前輪クラッチ29
に接続されている。油路44から分岐したパイロット油
路46が、第2切換弁45の操作部及びシフトロッド3
8の内部油路38aに並列的に接続されており、この分
岐点よりも油路44側の位置に絞り部47が備えられて
いる。
【0027】図1及び図4に示すように、前輪クラッチ
29は前輪変速装置Dに対して直列に配置されており、
作動油が供給されることで伝動側に操作される油圧多板
式である。又、直進位置Lに対する前輪10の左右の操
向角度を検出する操向角度センサー48が備えられてお
り、この操向角度センサー48の検出値に基づいて、第
1切換弁42を切換操作する制御装置49が備えられて
いる。
【0028】(5)次に、旋回時の前輪変速装置Dの切
換操作について説明する。図4,5,1に示すように、
操向角度センサー48の検出値に基づき前輪10が直進
位置Lを挟んで右又は左の設定角度M以内に操向操作さ
れていると、制御装置49により第1切換弁42が排油
位置42bに操作されて、バネ41の付勢力でシフトロ
ッド38が紙面左方に移動して、シフトギヤS3が伝動
軸30の端部に咬合している(標準位置)。
【0029】このようにシフトロッド38が標準位置側
に移動していると、シフトロッド38の内部油路38a
が遮断されているので、パイロット油路46のパイロッ
ト作動油により第2切換弁45が供給位置45aに切換
操作されて、油圧ポンプ13からの作動油が前輪クラッ
チ29に供給され、前輪クラッチ29が伝動側に操作さ
れている。以上の状態で、前輪10と後輪7が略同じ速
度で駆動されている(時点A4)。
【0030】次に前輪10が右又は左の設定角度Mを越
えて右又は左に操向操作されると、操向角度センサー4
8の検出値に基づき、制御装置49が第1切換弁42を
供給位置42aに切換操作し、油室40に作動油が供給
されてシフトロッド38が紙面右方に移動し始める(時
点A5)。このように、シフトロッド38が紙面右方に
移動し始めた場合、その途中においてシフトギヤS3が
伝動軸30及び第1増速ギヤ32の両方に咬合しない中
立位置に達すると、シフトロッド38の内部油路38a
が連通状態となり、パイロット油路46のパイロット作
動油が内部油路38aを介して排出されて、第2切換弁
45が排油位置45bに切換操作される。これにより、
前輪クラッチ29から作動油が抜かれて、前輪クラッチ
29が伝動遮断操作される。
【0031】以上のように油圧アクチュエータT4によ
り、シフトギヤS3を伝動軸30の端部に咬合する標準
位置から、第1増速ギヤ32に咬合する増速位置にまで
スライド操作する間は前輪クラッチ29が伝動遮断操作
されているので、油圧アクチュエータT4によるシフト
ギヤS3の第1増速ギヤ32への咬合操作が円滑に行え
る。
【0032】そして、油圧アクチュエータT4によるシ
フトギヤS3の第1増速ギヤ32への咬合操作が終了す
ると(時点A6)、シフトロッド38の内部油路38a
が再び遮断されて、パイロット油路46にパイロット作
動油が再び供給され、第2切換弁45が供給位置45a
に切換操作される。これにより、油圧ポンプ13からの
作動油が前輪クラッチ29に供給されて、前輪クラッチ
29が伝動側に操作される。これにより、前輪10を設
定角度以上に操向操作した旋回時に、前輪変速装置Dに
より前輪10が後輪7よりも高速で駆動されて、圃場を
荒らすことなく円滑に小回り旋回が行える。
【0033】以上のようにして旋回が終了して前輪10
を直進位置に戻すと、制御装置49により第1切換弁4
2が排油位置42bに切換操作され、増速位置に在るシ
フトロッド38がバネ41の付勢力で標準位置側に移動
し始めて、この途中で前述のようにシフトロッド38の
内部油路38aが一時連通状態となり、第2切換弁45
が排油位置45bに切換操作されて、前輪クラッチ29
が伝動遮断側に操作される(時点A7)。そして、油圧
アクチュエータT4によるシフトギヤS3の伝動軸30
への咬合操作が終了すると(時点A8)、シフトロッド
38の内部油路38aが再び遮断されて、第2切換弁4
5が供給位置45aに切換操作され、前輪クラッチ29
が伝動側に操作されるのである。
【0034】〔第2実施例〕図1の前輪変速装置Dを次
のように構成してもよい。図6に示すように、前輪変速
装置Dにおける上手側の入力軸51(本発明の第1伝動
軸に相当)と下手側の出力軸52(本発明の第2伝動軸
に相当)とを平行に配置しており、1組のギヤ歯を備え
た第1伝動ギヤ53と、2組のギヤ歯54a,54bを
備えた第1伝動ギヤ対54とを、入力軸51に相対回転
自在に外嵌している。第1伝動ギヤ53を入力軸51に
連結する位置、及び第1伝動ギヤ対54を入力軸51に
連結する位置に、スライド操作自在なシフトギヤS4
(本発明の第1シフトギヤに相当)を入力軸51に外嵌
しており、シフトギヤS4と第1伝動ギヤ53及び第1
伝動ギヤ対54との間を、シンクロメッシュ型式に構成
している。
【0035】これに対し1組のギヤ歯を備えた第2伝動
ギヤ55と、2組のギヤ歯56a,56bを備えた第2
伝動ギヤ対56とを出力軸52に相対回転自在に外嵌し
ている。第2伝動ギヤ55を出力軸52に連結する位
置、及び第2伝動ギヤ対56を出力軸52に連結する位
置に、スライド操作自在なシフトギヤS5(本発明の第
2シフトギヤに相当)を出力軸52に外嵌しており、シ
フトギヤS5と第2伝動ギヤ55及び第2伝動ギヤ対5
6との間を、シンクロメッシュ型式に構成している。
【0036】第1伝動ギヤ53のギヤ歯と第2伝動ギヤ
対56の一方のギヤ歯56aとが咬合し、第2伝動ギヤ
55のギヤ歯と第1伝動ギヤ対54の一方のギヤ歯54
aとが咬合して、第1伝動ギヤ対54の他方のギヤ歯5
4bと第2伝動ギヤ対56の他方のギヤ歯56bとが咬
合している。そして、図1の後輪デフ装置7aの直前か
ら分岐した動力が、伝動ギヤ50を介して入力軸51に
伝達されており、出力軸52の下手側に前輪クラッチ2
9及び、前輪10への前輪伝動軸12が配置されてい
る。
【0037】以上の構造により、シフトギヤS4を第1
伝動ギヤ対54に咬合させ、シフトギヤS5を第2伝動
ギヤ対56に咬合させると、入力軸51の動力が第1及
び第2伝動ギヤ対54,56を介して、前輪10及び後
輪7が略同じ速度で駆動される標準位置で、出力軸52
に伝達される。シフトギヤS4を第1伝動ギヤ対54に
咬合させ、シフトギヤS5を第2伝動ギヤ55に咬合さ
せると、入力軸51の動力が第1伝動ギヤ対54及び第
2伝動ギヤ55を介して、前述の標準位置よりも少し前
輪10が高速で駆動される第1増速位置で、出力軸52
に伝達される。
【0038】シフトギヤS4を第1伝動ギヤ53に咬合
させ、シフトギヤS5を第2伝動ギヤ対56に咬合させ
ると、入力軸51の動力が第1伝動ギヤ53及び第2伝
動ギヤ対56を介して、前述の第1増速位置よりも少し
前輪10が高速で駆動される第2増速位置で、出力軸5
2に伝達される。シフトギヤS4を第1伝動ギヤ53に
咬合させ、シフトギヤS5を第2伝動ギヤ55に咬合さ
せると、入力軸51の動力が第1伝動ギヤ53、第2伝
動ギヤ対56、第1伝動ギヤ対54及び第2伝動ギヤ5
5を介して、前述の第2増速位置よりも少し前輪10が
高速で駆動される第3増速位置で、出力軸52に伝達さ
れる。
【0039】以上のように、第1伝動ギヤ53と第2伝
動ギヤ対56の一方のギヤ歯56aとの咬合部分、第2
伝動ギヤ55のギヤ歯と第1伝動ギヤ対54の一方のギ
ヤ歯54aとの咬合部分、及び第1伝動ギヤ対54の他
方のギヤ歯54bと第2伝動ギヤ対56の他方のギヤ歯
56bとの咬合部分の3組の咬合部分、並びに、2個の
シフトギヤS4,S5により、標準位置及び第1,2,
3増速位置の4つの変速位置が得られるのである。
【0040】次に、図6の前輪変速装置Dの油圧制御系
について説明する。図7に示すように、前輪変速装置D
の2つのシフトギヤS4,S5をスライド操作する一対
の油圧アクチュエータT5,T6が備えられており、シ
フトロッド57,58が紙面左右方向にスライド自在に
支持されて、図6の前輪変速装置DのシフトギヤS4,
S5に係合するシフトフォーク59,60がシフトロッ
ド57,58に固定されて、油圧アクチュエータT5,
T6が構成されている。
【0041】シフトロッド57の紙面右端に油室61が
形成されており、シフトロッド57の紙面左端に設けら
れたバネ62により、図6のシフトギヤS4が第1伝動
ギヤ対54に咬合する側に、シフトロッド57が付勢さ
れている。シフトロッド58の紙面左端に油室63が形
成されており、シフトロッド58の紙面右端に設けられ
たバネ64により、図6のシフトギヤS5が第2伝動ギ
ヤ対56に咬合する側に、シフトロッド58が付勢され
ている。
【0042】油圧ポンプ13からの作動油が、電磁操作
式の第1及び第2切換弁65,66を介して油室61,
63に並列的に供給されており、第1及び第2切換弁6
5,66と油圧ポンプ13との間から分岐した油路67
が、パイロット操作式の第3切換弁68を介して前輪ク
ラッチ29に接続されている。油路67から分岐したパ
イロット油路69が、第3切換弁68の操作部及びシフ
トロッド57,58の内部油路57a,58aに並列的
に接続されており、この分岐点よりも油路67側の位置
に絞り部70が備えられている。
【0043】次に、旋回時の前輪変速装置Dの切換操作
について説明する。図6,7,8に示すように、操向角
度センサー48の検出値に基づき前輪10が、直進位置
Lを挟んで右又は左の第1設定角度M1以内に操向操作
されていると、制御装置49により第1及び第2切換弁
65,66が排油位置65b,66bに操作されてい
る。これにより、バネ62の付勢力でシフトロッド57
が紙面右方に移動してシフトギヤS4が第1伝動ギヤ対
54に咬合し、バネ64の付勢力でシフトロッド58が
紙面左方に移動してシフトギヤS5が第2伝動ギヤ対5
6に咬合している(標準位置)。
【0044】この状態において入力軸51の動力が第1
及び第2伝動ギヤ対54,56を介して、前輪10及び
後輪7が略同じ速度駆動される標準状態で、出力軸52
に伝達されている。そして、シフトロッド57,58の
内部油路57a,58aが遮断されているので、パイロ
ット油路69のパイロット作動油により第3切換弁68
が供給位置68aに切換操作され、油圧ポンプ13から
の作動油が前輪クラッチ29に供給されて、前輪クラッ
チ29が伝動側に操作されている。以上の状態で、前輪
10と後輪7が略同じ速度で駆動されている。
【0045】次に前輪10が右又は左の第1設定角度M
1を越えて右又は左に操向操作されると、操向角度セン
サー48の検出値に基づき、制御装置49が第2切換弁
66を供給位置66aに切換操作し、油室63に作動油
が供給されてシフトロッド58が紙面右方に移動し始め
る(時点A9)。このように、シフトロッド58が紙面
右方に移動し始めた場合、その途中においてシフトギヤ
S5が第2伝動ギヤ対56及び第2伝動ギヤ55の両方
に咬合しない中立位置に達すると、シフトロッド58の
内部油路58aが連通状態となって、パイロット油路6
9のパイロット作動油が内部油路58aを介して排出さ
れて、第3切換弁68が排油位置68bに切換操作され
る。これにより、前輪クラッチ29から作動油が抜かれ
て、前輪クラッチ29が伝動遮断操作される。
【0046】以上のように油圧アクチュエータT6によ
り、シフトギヤS5を第2伝動ギヤ対56に咬合する位
置から、第2伝動ギヤ55に咬合する位置にまでスライ
ド操作する間は前輪クラッチ29が伝動遮断操作される
ので、油圧アクチュエータT6によるシフトギヤS5の
第2伝動ギヤ55への咬合操作が円滑に行える。
【0047】そして、油圧アクチュエータT6によるシ
フトギヤS5の第2伝動ギヤ55への咬合操作が終了す
ると(時点A10)、シフトロッド58の内部油路58
aが再び遮断されて、パイロット油路69にパイロット
作動油が再び供給され、第3切換弁68が供給位置68
aに切換操作される。これにより、油圧ポンプ13から
の作動油が前輪クラッチ29に供給されて、前輪クラッ
チ29が伝動側に操作される。以上のように、シフトギ
ヤS4を第1伝動ギヤ対54に咬合させたままで、シフ
トギヤS5を第2伝動ギヤ55に咬合させると、入力軸
51の動力が第1伝動ギヤ対54及び第2伝動ギヤ55
を介して、前述の標準位置よりも少し前輪10が高速で
駆動される第1増速位置で、出力軸52に伝達される。
【0048】次に前輪10が右又は左の第2設定角度M
2を越えて右又は左に操向操作されると、操向角度セン
サー48の検出値に基づき、制御装置49が第1切換弁
65を供給位置65aに切換操作し、第2切換弁66を
排油位置66bに切換操作する。これにより、油室61
に作動油が供給されてシフトロッド57が紙面左方に移
動し始め、油室63から作動油が抜かれてシフトロッド
58も紙面左方に移動し始める(時点A11)。このよ
うに、シフトロッド57,58が移動し始めると、前述
のようにシフトロッド57,58の内部油路57a,5
8aの作用で、第3切換弁68が排油位置68bに切換
操作されて前輪クラッチ29が伝動遮断操作される。
【0049】そして、油圧アクチュエータT5によるシ
フトギヤS4の第1伝動ギヤ53への咬合操作が終了
し、油圧アクチュエータT6によるシフトギヤS5の第
2伝動ギヤ対56への咬合操作が終了すると(時点A1
2)、シフトロッド57,58の内部油路57a,58
aが再び遮断されて、第3切換弁68が供給位置68a
に切換操作され、前輪クラッチ29が伝動側に操作され
る。以上のように、シフトギヤS4を第1伝動ギヤ53
に咬合させ、シフトギヤS5を第2伝動ギヤ対56に咬
合させると、入力軸51の動力が第1伝動ギヤ53及び
第2伝動ギヤ対56を介して、前述の第1増速位置より
も少し前輪10が高速で駆動される第2増速位置で、出
力軸52に伝達される。
【0050】次に前輪10が右又は左の第3設定角度M
3を越えて右又は左に操向操作されると、操向角度セン
サー48の検出値に基づき、制御装置49が第1切換弁
65を供給位置65aに切換操作したままで、第2切換
弁66を供給位置66aに切換操作する。これにより、
油室63に作動油が供給されてシフトロッド58が紙面
右方に移動し始める(時点A13)。このように、シフ
トロッド58が移動し始めると、前述のようにシフトロ
ッド58の内部油路58aの作用で、第3切換弁68が
排油位置68bに切換操作されて前輪クラッチ29が伝
動遮断操作される。
【0051】そして、油圧アクチュエータT6によるシ
フトギヤS5の第2伝動ギヤ55への咬合操作が終了す
ると(時点A14)、シフトロッド58の内部油路58
aが再び遮断されて、第3切換弁68が供給位置68a
に切換操作され、前輪クラッチ29が伝動側に操作され
る。以上のように、シフトギヤS4を第1伝動ギヤ53
に咬合させたままで、シフトギヤS5を第2伝動ギヤ5
5に咬合させると、入力軸51の動力が第1伝動ギヤ5
3、第2伝動ギヤ対56、第1伝動ギヤ対54及び第2
伝動ギヤ55を介して、前述の第2増速位置よりも少し
前輪10が高速で駆動される第3増速位置で出力軸52
に伝達される。
【0052】〔第3実施例〕図6及び図7の構成では本
発明を農用トラクタの前輪変速装置Dに適用した場合を
示しているが、本発明のギヤ変速構造は前輪変速装置D
以外に、走行用の主変速装置Aや、PTO軸用の変速装
置(図示せず)等の各種のギヤ変速装置に適用できる。
この場合、図6及び図7に示すように2つのシフトギヤ
S4,S5を油圧アクチュエータT5,T6によりスラ
イド操作するのではなく、2つのシフトギヤS4,S5
を変速レバー(図示せず)により直接にスライド操作す
るように構成してもよい。
【0053】又、図6における第1伝動ギヤ53と第2
伝動ギヤ対56の一方のギヤ歯56aとの変速比、第2
伝動ギヤ55のギヤ歯と第1伝動ギヤ対54の一方のギ
ヤ歯54aとの変速比、並びに第1伝動ギヤ対54の他
方のギヤ歯54bと第2伝動ギヤ対56の他方のギヤ歯
56bとの変速比において、この3つの変速比の大小関
係は任意に設定変更することが可能である。そして、図
6に示す構成をもう1組備えれば、6組のギヤ歯の咬合
部分及び4個のシフトギヤにより、8段の変速段数を備
えたギヤ変速構造が得られる。
【0054】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例におけるミッションケース内の走行
伝動系の概略を示す図
【図2】第1実施例における変速操作用の油圧アクチュ
エータ、変速クラッチ、伝動クラッチ、前進及び後進ク
ラッチ等の油圧回路図
【図3】第1実施例において前進1速位置から前進2速
位置への変速操作時における油圧アクチュエータ、変速
クラッチ及び伝動クラッチの状態を示す図
【図4】第1実施例における前輪変速装置用の油圧アク
チュエータ及び前輪クラッチ付近の油圧回路図
【図5】第1実施例において前輪を直進位置から右又は
左に操向操作した場合の第1及び第2切換弁、油圧アク
チュエータ、前輪クラッチの状態を示す図
【図6】第2実施例における前輪変速装置の縦断側面図
【図7】第2実施例における前輪変速装置用の油圧アク
チュエータ及び前輪クラッチ付近の油圧回路図
【図8】第2実施例において前輪を直進位置から右又は
左に操向操作した場合の第1,2,3切換弁、油圧アク
チュエータ、前輪クラッチの状態を示す図
【符号の説明】
51 第1伝動軸 52 第2伝動軸 53 第1伝動ギヤ 54 第1伝動ギヤ対 54a,54b 第1伝動ギヤ対のギヤ歯 55 第2伝動ギヤ 56 第2伝動ギヤ対 56a,56b 第2伝動ギヤ対のギヤ歯 S4 第1シフトギヤ S5 第2シフトギヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀内 義文 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上手側の第1伝動軸(51)と下手側の
    第2伝動軸(52)とを平行に配置して、 1組のギヤ歯を備えた第1伝動ギヤ(53)と、2組の
    ギヤ歯(54a),(54b)を備えた第1伝動ギヤ対
    (54)とを、前記第1伝動軸(51)に相対回転自在
    に外嵌して、前記第1伝動ギヤ(53)を第1伝動軸
    (51)に連結する位置、及び前記第1伝動ギヤ対(5
    4)を第1伝動軸(51)に連結する位置にスライド操
    作自在な第1シフトギヤ(S4)を、前記第1伝動軸
    (51)に外嵌し、 1組のギヤ歯を備えた第2伝動ギヤ(55)と、2組の
    ギヤ歯(56a),(56b)を備えた第2伝動ギヤ対
    (56)とを、前記第2伝動軸(52)に相対回転自在
    に外嵌して、前記第2伝動ギヤ(55)を第2伝動軸
    (52)に連結する位置、及び前記第2伝動ギヤ対(5
    6)を第2伝動軸(52)に連結する位置にスライド操
    作自在な第2シフトギヤ(S5)を、前記第2伝動軸
    (52)に外嵌すると共に、 前記第1伝動ギヤ(53)のギヤ歯と前記第2伝動ギヤ
    対(56)の一方のギヤ歯(56a)とを咬合させ、前
    記第2伝動ギヤ(55)のギヤ歯と前記第1伝動ギヤ対
    (54)の一方のギヤ歯(54a)とを咬合させ、且
    つ、前記第1伝動ギヤ対(54)の他方のギヤ歯(54
    b)と前記第2伝動ギヤ対(56)の他方のギヤ歯(5
    6b)とを咬合させてあるギヤ変速構造。
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