JP4921914B2 - トランスミッション - Google Patents

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Description

本発明は、トランスミッションの技術に関する。
従来、トランスミッションの技術は公知となっている。例えば、特許文献1には、第2ギヤ変速機構を所定の変速位置に操作し、第2摩擦クラッチを伝動状態に操作しながら第1摩擦クラッチを遮断状態に操作し、伝動クラッチを伝動状態から半伝動状態に操作し漸次的に伝動状態に操作する第1制御手段を備え、第1ギヤ変速機構を所定の変速位置に操作し、第1摩擦クラッチを伝動状態に操作しながら第2摩擦クラッチを遮断状態に操作し、伝動クラッチを伝動状態から半伝動状態に操作し漸次的に伝動状態に操作する第2制御手段を備え、第1及び第2制御手段を交互に作動させて、変速指令による変速位置が得られるようにする第3制御手段を備えるトランスミッションが開示されている。
前記トランスミッションによれば、作業車の走行変速構造において、変速操作が行われている間、二重伝動状態が発生し、トルク変動の少ない動力が走行装置に伝達されるように構成することにより、走行負荷により機体の走行速度が急激に低下し、機体の走行速度が大きく低下した状態で伝動クラッチが伝動状態に操作されてショックが生じると言う状態を防止することができて、作業車の走行性能及び変速性能を向上させることができる。
特開2003−314679号公報
しかし、ノークラッチシフトによる主変速多段化に対応するためには、それに応じた油圧クラッチ(パワーシフトクラッチ)が必要となり、このため、トランスミッションが大型化し、コスト高となっていた。また、全クラッチをコントロールするための制御装置が複雑になり、制御弁が大型化していた。
本発明は以上の状況に鑑み、主変速多段化をシンプル、かつ安価な構成で実現するトランスミッションを提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上のとおりであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、駆動源(105)から駆動輪(102)へ動力が変速されて伝えられるトランスミッション(200)であって、前記駆動源(105)に作動連結された入力軸(210)と、前記入力軸(210)と平行に配置された第1伝動軸(230)と第2伝動軸(260)と、前記入力軸(210)上に配置されて、第1伝動軸(230)と第2伝動軸(260)に伝達される動力の断接を切り換える一対のクラッチである第1油圧クラッチ機構(240)と第2油圧クラッチ機構(270)と、前記一対のクラッチである第1油圧クラッチ機構(240)と第2油圧クラッチ機構(270)の出力側に配置された、二組の歯車同期式の主変速装置である第1変速機構(250)と第2変速機構(280)とを備え、前記一対のクラッチである第1油圧クラッチ機構(240)と第2油圧クラッチ機構(270)と、第1伝動軸(230)と第2伝動軸(260)との間、及び第1伝動軸(230)と第2伝動軸(260)と二組の主変速装置である第1変速機構(250)と第2変速機構(280)との間は、歯車伝動機構により連動連結された、二つの伝動経路を形成し、前記一対のクラッチである第1油圧クラッチ機構(240)と第2油圧クラッチ機構(270)が配置された入力軸(210)の後方に、出力側の主変速軸(220)を配置し、前記主変速軸(220)上に主変速切換手段が配置され、前記主変速切換手段が配置された主変速軸(220)と、前記一対のクラッチが配置された入力軸(210)とが同心軸上に設けられているものである。
請求項2においては、請求項1記載のトランスミッションにおいて、前記主変速軸(220)の後部と第1出力伝動軸(910)の前部には、前後進切換機構(400)を配設し、さらに、前記第1出力伝動軸(910)の後部と、副変速用伝動軸(516)との間には、副変速機構(500)を配設し、前記主変速切換手段が配置された主変速軸(220)と、前記副変速用伝動軸(516)とが同心軸上に設けられ、該第1出力伝動軸(910)の後方に第2出力伝動軸(960)が配置され、前記第1伝動軸(230)と、第2伝動軸(260)と、第1出力伝動軸(910)と、第2出力伝動軸(960)は同一軸心上に配設したものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、従来の油圧クラッチ式変速装置のように各変速段に油圧クラッチを設けなくても、主変速切換をノークラッチで切換操作できるため、別に主クラッチを設ける必要がなく、クラッチを安価にかつコンパクトに構成できるとともに、主変速時に二つのクラッチの動作を一部重複させて、動力が途切れることなく後輪(駆動輪)に伝えられるようにする主変速装置を二軸上でコンパクトに構成することができるため、ミッションケースをコンパクトに構成することができ、トランスミッションのコンパクト化を安価に実現できる。
また、二軸上にクラッチや主変速装置等を配置できるため、ミッションケースをコンパクトに構成することができ、トランスミッションのコンパクト化を安価に実現できる。
請求項2においては、例えば、主変速レバーによる外部操作により、前後進の切り換えができ、前後進切換機構を別に設ける必要がなく、ミッションケースをコンパクトに構成することができ、トランスミッションのコンパクト化を安価に実現できる。
以下、本発明に係るトランスミッションの好ましい実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本実施の形態に係るトランスミッションを適用した走行車輌を示す側面図、図2は本実施の形態に係るトランスミッションのスケルトン図、図3は変速動作の際に油圧機構から第1油圧クラッチ機構及び第2油圧クラッチ機構に供給される作動油圧の時間的変化を示す図、図4は(a)主変速に後進を含まない場合の主変速レバーの平面図(b)主変速に後進を含む場合の主変速レバーの平面図、図5はリバーサレバーを示す平面図、図6はリバーサレバー、主変速レバー、クラッチペダル、第1及び第2油圧クラッチ機構、第1及び第2変速機構用シフタの操作系を示す図である。
図1に示す走行車輌(トラクタ)100は、車輌前後にそれぞれ左右一対の前輪101、101及び左右一対の後輪(駆動輪)102、102を懸架する本体103を備えており、該本体103の前部にボンネット106が配設され、該ボンネット106の内部には駆動源(ここではエンジン)105が配置されている。キャビン104内には、運転席107が設けられており、該運転席107の側部には主変速レバー110が突設され、前方にはステアリングハンドル108が配設されている。また、ハンドルコラム115の左側部には走行車輌100の前進及び後進を切り換える操作レバーであるリバーサレバー114が配設され、その下方のフロア上にはクラッチペダル123が配設されている。
走行車輌100は、駆動源105の後方に、トランスミッション200を備えたミッションケース109が配設され、該駆動源105からの動力をトランスミッション200に伝達して変速し、ここでは、後輪(駆動輪)102、102に駆動力を伝達し得るように構成されている。また、走行車輌100は、後部にトップリンク112やロアリンク113を備えた作業機装着装置を介して作業機(図示省略)が装着されており、駆動源105からの動力の一部がミッションケース109後面より突出したPTO軸111より、両端に自在継手が備えられた伸縮自在な伝動軸(図示省略)を介して前記作業機に伝達されて該作業機を駆動するように構成されている。
次に、トランスミッション200について詳述する。図2に示すように、トランスミッション200は、駆動源105から駆動輪102、102へ至る走行系伝動経路に介挿されており、入力軸210と、主変速軸220と、第1伝動軸230と、第1油圧クラッチ機構240と、第1変速機構250と、第2伝動軸260と、第2油圧クラッチ機構270と、第2変速機構280とを備えている。なお、ここでは、第1油圧クラッチ機構240及び第2油圧クラッチ機構270をメインクラッチとしている。該メインクラッチとは、駆動源(エンジン)105の全馬力を吸収できる性能を備えるクラッチのことである。
入力軸210は、駆動源105の出力軸に作動連結された単一の入力軸とされており、該入力軸210の後方に主変速軸220が配置され、該主変速軸220の後方に副変速用伝動軸516が配置され、入力軸210と、主変速軸220と、副変速用伝動軸516は同一軸心の延長上に配設されている。また、入力軸210と平行に第2伝動軸260が配置され、該第2伝動軸260上にパイプ状の第1伝動軸230が遊嵌され、該第2伝動軸260の後方に第1出力伝動軸910が配置され、該第1出力伝動軸910の後方に第2出力伝動軸960が配置され、第1伝動軸230と、第2伝動軸260と、第1出力伝動軸910と、第2出力伝動軸960は同一軸心の延長上に配設されている。こうして、二つの軸心上にクラッチと変速装置を配設して、コンパクト化を実現している。
そして、前記入力軸210上に前後一対の油圧クラッチからなるメインクラッチが配置され、該メインクラッチは前部に第2油圧クラッチ機構270が配置され、その後部に第1油圧クラッチ機構240が配置されている。また、前記第1伝動軸230と主変速軸220の間、及び前記第2伝動軸260と主変速軸220の間には、それぞれ二組の主変速装置が配置され、主変速軸220上に第1速と第3速の奇数変速段と、第2速と第4速の偶数変速段が前後に配置されている。なお、奇数変速段と偶数変速段とは前後逆に配置してもよい。詳しくは、該主変速軸220上の前部に奇数変速段の第1変速機構250が配置され、その後部に偶数変速段の第2変速機構280が配置されている。また、主変速軸220の後部と第1出力伝動軸910の前部には前後進切換機構400が配設されている。さらに、第1出力伝動軸910の後部と、副変速用伝動軸516と、第2出力伝動軸960の間には副変速機構500が配設されている。一方、メインクラッチ(第1油圧クラッチ機構240)と第1伝動軸230前部の間に歯車機構より構成される第1駆動伝達機構116が配設され、前記メインクラッチ(第2油圧クラッチ機構270)と第2伝動軸260前部の間に歯車機構より構成される第2駆動伝達機構117が配設されている。
詳しくは、第1駆動伝達機構116は、入力軸210上に遊嵌される第1伝動ギヤ116aが、第1伝動軸230上に固設された第1出力ギヤ116bと噛合され、第2駆動伝達機構117は、その前方の入力軸210上に遊嵌される第2伝動ギヤ117aが、第2伝動軸260上に固設された第2出力ギヤ117bと噛合されている。そして、前記第1伝動ギヤ116aと入力軸210の間に第1油圧クラッチ機構240が形成され、第2伝動ギヤ117aと入力軸210の間に第2油圧クラッチ機構270が形成され、該第1油圧クラッチ機構240と第2油圧クラッチ機構270は、同心軸上で前後に一体的に形成されている。第1伝動ギヤ116aと第2伝動ギヤ117aは、第1油圧クラッチ機構240と第2油圧クラッチ機構270を挟んで前後両側に配置されている。なお、本実施例ではメインクラッチを多板式の油圧クラッチで構成しているが、パウダー式等のクラッチで構成することも可能である。
また、前記第1変速機構250と第1伝動軸230後部の間に、第1速歯車機構251aと第3速歯車機構251bが配置され、第2変速機構280と第2伝動軸260後部との間に、第2速歯車機構281aと第4速歯車機構281bが配設されている。
こうして、第1油圧クラッチ機構240から第1駆動伝達機構116を介して第1変速機構250までの間に第1伝動経路200aが形成され、第2油圧クラッチ機構270から第2駆動伝達機構117を介して第2変速機構280までの間に第2伝動経路200bが形成されている。このように、入力軸210からその後部に配置された主変速軸220までの伝達経路は前後対向した第1伝動経路200aと、その前後外側に配置される第2伝動経路200bとを備えることで、コンパクトなトランスミッションを構成することが可能となる。
このように、本発明では二つの軸線上にメインクラッチと主変速機構と前後進切換機構400と副変速機構500とを配置することで、簡単な伝動経路構成で、コンパクトなトランスミッションを構成することが可能となる。
また、第1変速機構250と第2変速機構280は、それぞれ複数の変速機構を備え、それぞれ複数段の変速比が得られるように構成されている。第1変速機構250及び第2変速機構280は、何れも駆動ギヤと従動ギヤとを予め噛み合わせた状態で変速するように構成した同期噛合型多段変速機構(シンクロメッシュ式変速機構)とされている。詳しくは、主変速軸220上に前部に奇数変速段(または偶数変速段)の同期噛合型多段変速機構が配置され、その後部に偶数変速段(または奇数変速段)の同期噛合型多段変速機構が配置されている。本実施例では、前部に第3速と第1速の奇数変速段の変速機構(第1変速機構250)が配置され、後部に第2速と第4速の偶数変速段の変速機構(第2変速機構280)が配置されている。
そして、主変速軸220上に前部に第3従動ギヤ263と第1従動ギヤ261が遊嵌され、その間の主変速軸220上に第1変速機構用シフタ252がスプライン嵌合されて、軸方向に摺動可能、かつ、相対回転不能に外嵌されて、変速操作手段の操作により前方または後方に摺動させて第3速または第1速に選択可能とされている。また、主変速軸220上の後部に第2従動ギヤ262と第4従動ギヤ264が遊嵌され、その間の主変速軸290上に第2変速機構用シフタ282がスプライン嵌合されて、軸方向に摺動可能、かつ、相対回転不能に外嵌されて、変速操作手段の操作により前方または後方に摺動させて第2速または第4速に選択可能とされている。第1変速機構用シフタ252及び第2変速機構用シフタ282は、何れも摩擦式の複式同期クラッチとされている。
第1及び第2油圧クラッチ機構240、270は、周知の油圧多板式のクラッチ構造であり、外部操作(主変速レバー110操作)に基づき、制御バルブ(電磁バルブ620、621)を切り換えて圧油を送油して、第1油圧クラッチ機構240または第2油圧クラッチ機構270を「接」として、入力軸210の回転動力を第1伝動軸230、第2伝動軸260に選択的に伝達するように構成されている。本実施例では、第1油圧クラッチ機構240は奇数の変速段の断接を行い、第2油圧クラッチ機構270は偶数の変速段の断接を行うが、第1油圧クラッチ機構240で偶数の変速段、第2油圧クラッチ機構270で奇数の変速段を断接する構成とすることも可能である。こうして、二つの軸心上で、二組の主変速装置の動力断接を可能として、コンパクトなトランスミッションを構成することが可能となる。
また、図2に示すように第1及び第2油圧クラッチ機構240、270を油面上に配置したことにより、ドラッグトルクの発生を少なくすることができる。なお、第1及び第2油圧クラッチ機構240、270は、ここでは、入力軸210に設けられているが、それぞれ第1及び第2伝動軸230、260に設けられていてもよい。
第1駆動伝達機構116は、第1油圧クラッチ機構240の出力側に一体的に設けられて入力軸210上に回転自在に支持された第1伝動ギヤ116aと、該第1伝動ギヤ116aに噛合して第1伝動軸230上に固設された第1出力ギヤ116bとから構成されている。第2駆動伝達機構117は、第2油圧クラッチ機構270の出力側に一体的に設けられて入力軸210上に回転自在に支持された第2伝動ギヤ117aと、該第2伝動ギヤ117aに噛合して第2伝動軸260上に固設された第2出力ギヤ117bとから構成されている。
また、第1伝動ギヤ116aと第1出力ギヤ116b、第2伝動ギヤ117aと第2出力ギヤ117bのギヤ比を調整することにより、第1変速機構250(第1、第3変速)と第2変速機構280(第2、第4変速)との変速比を任意に設定できる。
走行車両100は図6に示すように、制御装置600を備え、該制御装置600は、第1伝動経路200a及び第2伝動経路200bのうち一方の伝動経路(200aまたは200b)における変速機構(250または280)を第1外部操作(主変速レバー110操作)に応じた変速段の係合状態にし、かつ他方の伝動経路(200bまたは200a)における変速機構(280または250)を非係合状態にすると共に、一方の伝動経路(200aまたは200b)における油圧クラッチ機構(240または270)を動力伝達状態にし、かつ他方の伝動経路(200bまたは200a)における油圧クラッチ機構(270または240)を動力遮断状態にし、その後、次の第2外部操作(主変速レバー110操作)がなされると、一方の伝動経路(200aまたは200b)における変速機構(250または280)を前記第1外部操作に応じた変速段の係合状態にしたまま、他方の伝動経路(200bまたは200a)における変速機構(280または250)を前記第2外部操作に応じた変速段の係合状態にすると共に、一方の伝動経路(200aまたは200b)における油圧クラッチ機構(240または270)を徐々に動力伝達状態から動力遮断状態に移行させると同時に他方の伝動経路(200bまたは200a)における油圧クラッチ機構(270または240)を徐々に動力遮断状態から動力伝達状態に移行させるように構成されている。制御装置600は、詳しくは、中央処理装置(CPU)及び記憶部を備え、前記記憶部には、制御プログラムが記憶されており、例えば、ROM及びRAMを含んでいる。
前記制御装置600には電磁バルブ620、621、622、623と、主変速レバー110の変速位置を検知する検知手段610と、リバーサレバー114のレバー位置を検知する検知手段611と、クラッチペダル123の踏込み位置を検知する検知手段612とが接続されている。
前記電磁バルブ620、621はソレノイドを作動させて油圧ポンプからの圧油の送油方向を切り換えて、第1油圧クラッチ機構240または第2油圧クラッチ機構270を断接するようにされている。このとき、電磁バルブ620、621はPWM制御されて、送油量が変更される。但し、電磁バルブ620、621は電磁比例バルブで構成することもでき、この場合、制御装置600からの印加電圧を調整することにより送油量を変更するように構成することもできる。
前記電磁バルブ622、623はソレノイドを作動させて油圧ポンプからの圧油の送油方向を切り換えて、シリンダ等のアクチュエータ630、631を摺動させて、第1変速機構用シフタ252と第2変速機構用シフタ282を摺動させて、主変速装置を第1速から第4速に変速できるようにされている。なお、電磁バルブ622、623、アクチュエータ630、631の代わりに、ソレノイドやモータ等のアクチュエータを適用する構成とすることも可能である。
次に、変速動作の具体例について説明する。駆動源105は始動後、常時回転状態となっており、したがって、入力軸210は常時軸線回りの回転状態となっている。
まず、主変速レバー110をニュートラル位置Nから第1速に変速すると、電磁バルブ622が切り換えられて、アクチュエータ630を作動させて、第1変速機構用シフタ252が摺動されて、第1速歯車機構251aにおける第1従動ギヤ261の歯部と咬合されて、第1従動ギヤ261から主変速軸220に動力が伝達可能となる。これと同時に、電磁バルブ620が切り換えられて、第1油圧クラッチ機構240が「接」とされて、入力軸210から第1伝動経路200aを介して主変速軸220に動力が伝達される。詳しくは、入力軸210から第1油圧クラッチ機構240、第1駆動伝達機構116、第1伝動軸230、第1駆動ギヤ230a、第1従動ギヤ261、第1変速用シフタ252と伝達されて主変速軸220に動力が伝達される。該主変速軸220からは、前後進切換機構400、副変速機構500、デフ装置900を介して後輪(駆動輪)102、102に動力が伝達される。一方、第2伝動経路200bは、第2油圧クラッチ機構270が「断」とされているので、入力軸210から第2伝動軸260への回転動力は伝達されない。また、クラッチペダル123を踏むと、検知手段612の信号が制御装置600に入力され、電磁バルブ620、621をOFFとして、第1及び第2油圧クラッチ機構240、270が「断」とされて、動力は主変速軸220に伝達されないように構成されている。
次いで、主変速レバー110を第1速から第2速に変速すると、電磁バルブ623が切り換えられて、アクチュエータ631を作動させて、第2変速機構用シフタ282が摺動されて、第2従動歯車262の歯部と咬合されて、第2従動歯車262から主変速軸220に動力が伝達可能となる。これと同時に、電磁バルブ620への作動電圧が徐々に減少され、電磁バルブ621への作動電圧が徐々に上昇され、図3に示すように、第1油圧クラッチ機構240へ送油される作動油圧αは徐々に低下され、第2油圧クラッチ機構270へ送油される作動油圧βは徐々に増加される。例えば、第1速の変速状態では(γ1参照)、第1油圧クラッチ機構240は「接」となっており、第2油圧クラッチ機構270は「断」となっている。そして、第1速から第2速へ変速する過渡期においては(γ2参照)、第1油圧クラッチ機構240への作動油圧が減少すると共に、第2油圧クラッチ機構270への作動油圧が増加して、第1油圧クラッチ機構240と第2油圧クラッチ機構270はともに滑りながら「接」となり、いわゆる半クラッチの状態となっており、第1伝動経路200a及び第2伝動経路200bに動力が伝達される。
そして、所定時間が経過して第2速に完全に変速された状態では(γ3参照)、第1油圧クラッチ機構240への作動油の送油が停止されて「断」となり、第2油圧クラッチ機構270への作動油圧が設定油圧となり「接」となる。そうすると、第1伝動経路200aには動力が伝達されず、第2伝動経路200bに動力が伝達される。詳しくは、入力軸210から第2油圧クラッチ機構270、第2駆動伝達機構117、第2伝動軸260、第2駆動ギヤ260a、第2従動ギヤ262、第2変速用シフタ282と伝達されて主変速軸220に動力が伝達される。そして、同時に、電磁バルブ622が切り換えられて、アクチュエータ630を作動させて、第1変速機構用シフタ252が中立側に摺動される。
また、主変速レバー110を第2速から第3速に変速すると、電磁バルブ622が切り換えられて、アクチュエータ630を作動させて、第1変速機構用シフタ252が摺動されて、第3速歯車機構251bにおける第3従動ギヤ263の歯部と咬合されて、第3従動ギヤ263から主変速軸220に動力が伝達されるとともに、第2油圧クラッチ機構270への作動油圧を減少させて、第1油圧クラッチ機構240への作動油圧を増加させるように、電磁バルブ621、620が切り換えられる。こうして、前述のように半クラッチ状態を現出させて、第1伝動経路200a及び第2伝動経路200bに動力が伝達される。
そして、所定時間が経過して第3速に完全に変速された状態では(γ3参照)、第2油圧クラッチ機構270への作動油の送油が停止されて「断」となり、第1油圧クラッチ機構240への作動油圧が設定油圧となり「接」となる。そうすると、第2伝動経路200bには動力が伝達されず、第1伝動経路200aに動力が伝達される。詳しくは、入力軸210から第1油圧クラッチ機構240、第1駆動伝達機構116、第1伝動軸230、第3駆動ギヤ230b、第3従動ギヤ263、第1変速用シフタ252と伝達されて主変速軸220に動力が伝達される。そして、同時に、電磁バルブ623が切り換えられて、アクチュエータ631を作動させて、第2変速機構用シフタ282が中立側に摺動される。
なお、ここでは、第1変速から第4変速のうち、第1変速から第2変速に変速する場合及び第2変速から第3変速に変速する場合を例にとって説明したが、同様の変速動作によって第3変速から第4変速にも切り換えることが可能である。第4変速に変速される際には、第2伝動経路200bにおいて、入力軸210から第2油圧クラッチ機構270、第2駆動伝達機構117、第2伝動軸260、第4駆動ギヤ260b、第4従動ギヤ264、第2変速用シフタ282と伝達されて主変速軸220を通る第4変速の伝動経路が形成される。
本実施の形態に係るトランスミッション200は、前記構成に加えて、主変速軸220(第1出力伝動軸910)の回転方向を切り換える前後進切換機構400を備えている。詳しくは、前後進切換機構400は、前進用ギヤ410と、後進用ギヤ420と、中間アイドルギヤ430と、前後進切換用シフタ440と、リバーサレバー114とを備えている。
前進用ギヤ410は、主変速軸220上に回転自在に支持されており、主変速軸220に略平行に配設された第1出力伝動軸910上に固設された第1ギヤ920と噛合している。後進用ギヤ420は、主変速軸220上に回転自在に支持されており、中間アイドルギヤ430と噛合している。中間アイドルギヤ430は、後進用ギヤ420と噛合すると共に、第1出力伝動軸910上に固設された第2ギヤ940と噛合している。前後進切換用シフタ440は、主変速軸220上にスプライン嵌合されて、軸方向に摺動可能、かつ、相対回転不能に外嵌されて、リバーサレバー114の操作により前進用ギヤ410及び後進用ギヤ420の間で選択的に前方または後方に摺動されるようになっている。
即ち、図5に示すように、前後進切換用シフタ440に機械的に連係されたリバーサレバー114が備えられている。また、第1油圧クラッチ機構240及び第2油圧クラッチ機構270には、クラッチペダル123が備えられて、該クラッチペダル123の踏込位置が検知手段612により検知されて前記制御装置600に入力されている。そして、前記クラッチペダル123を踏み操作すると、前記制御装置600により第1油圧クラッチ機構240または第2油圧クラッチ機構270が動力伝達状態から動力遮断状態に操作され、前記クラッチペダル123を戻し操作すると、前記制御装置600により第1油圧クラッチ機構240または第2油圧クラッチ機構270が動力遮断状態から動力伝達状態に操作される。
そして、前記クラッチペダル123を踏み込んだ状態(動力遮断状態)で、リバーサレバー114を前進位置Fまたは後進位置Rに操作することにより、前後進切換用シフタ440が摺動操作される。リバーサレバー114が前進位置Fに操作され、前後進切換用シフタ440が前進用ギヤ410に摺動される際には、主変速軸220の回転動力を、前進用ギヤ410及び第1ギヤ920を介して、第1出力伝動軸910に伝達し、かつリバーサレバー114が後進位置Rに操作され、前後進切換用シフタ440が後進用ギヤ420に摺動される際には、主変速軸220の回転動力を、後進用ギヤ420、中間アイドルギヤ430及び第2ギヤ940を介して、第1出力伝動軸910に伝達し得るようになっている。
また、リバーサレバー114をニュートラル位置Nに操作して、前後進切換用シフタ440を中立状態にすることができる。この状態において、主変速軸220から前進用ギヤ410及び第1ギヤ920を介して、第1出力伝動軸910に伝達する回転動力及び主変速軸220から後進用ギヤ420、中間アイドルギヤ430及び第2ギヤ940を介して、第1出力伝動軸910に伝達する回転動力を遮断し得るようになっている。
このような構成とすることで、トランスミッション200は、走行車輌100の前後進を切り換えできるようになっている。
本実施の形態に係るトランスミッション200は、前記構成に加えて、第1出力伝動軸910と第2出力伝動軸960(ここでは、デフ装置900の主駆動軸)との間で多段変速を行う副変速機構500をさらに備えている。詳しくは、第2出力伝動軸960は、第1出力伝動軸910に略平行に配設されており、第1出力伝動軸910に同軸上に前後方向軸線回り回転自在に支持されている。副変速機構500は、ここでは、4段変速を行うように構成されており、副変速機構用ギヤ伝達機構510と、第1副変速機構用シフタ520と、第2副変速機構用シフタ540とを備えている。
副変速機構用ギヤ伝導機構510は、第1出力伝動軸910から第2出力伝動軸960へ所定の変速比(ここでは減速比)で動力を伝達するように構成されている。詳しくは、副変速機構用ギヤ伝達機構510は、第1出力伝動軸910及び第2出力伝動軸960に略平行に配設された副変速用伝動軸516と、所定の減速比とされた第1、第2、第3副変速用歯車機構511、512、513及びクリープ変速用歯車機構514とを備えている。第1副変速用歯車機構511は、ここでは、第2出力伝動軸960上に回転自在に支持された第1副変速用ギヤ511aと、該第1副変速用ギヤ511aと噛合する第2副変速用ギヤ511bであって、副変速用伝動軸516に相対回転不能に設けられた第2副変速用ギヤ511bとを備えている。第2副変速用歯車機構512は、ここでは、第2出力伝動軸960上に回転自在に支持された第3副変速用ギヤ512aと、該第3副変速用ギヤ512aと噛合する第4副変速用ギヤ512bであって、副変速用伝動軸516に相対回転不能に設けられた第4副変速用ギヤ512bとを備えている。第3副変速用歯車機構513は、ここでは、第1出力伝動軸910に相対回転不能に設けられた第5副変速用ギヤ513aと、該第5副変速用ギヤ513aと噛合する第6副変速用ギヤ513bであって、副変速用伝動軸516に相対回転不能に設けられた第6副変速用ギヤ513bとを備えている。クリープ変速用歯車機構514は、副変速用伝動軸516上に固設された第2副変速用ギヤ511bからクリープ歯車機構514bを介して第2出力伝動軸960上に回転自在に支持された第7副変速用ギヤ514aに動力が伝達されるように構成されている。
第1副変速機構用シフタ520は、第2出力伝動軸960上にスプライン嵌合されて、軸方向に摺動可能、かつ、相対回転不能に外嵌されて、副変速操作手段の操作により第1出力伝動軸910及び第3副変速用ギヤ512aの間で選択的に前方または後方に摺動されるようになっている。第1副変速機構用シフタ520を第1出力伝動軸910の端部の歯部と咬合させることで、第1出力伝動軸910の回転動力を第2出力伝動軸960に伝達し得るようになっている。また、第1副変速機構用シフタ520を第3副変速用ギヤ512aの歯部と咬合させることで、第1出力伝動軸910の回転動力を第5副変速用ギヤ513a、第6副変速用ギヤ513b、副変速用伝動軸516、第4副変速用ギヤ512b、第3副変速用ギヤ512a、第1副変速機構用シフタ520を介して、第2出力伝動軸960に伝達し得るようになっている。
第2副変速機構用シフタ540は、第2出力伝動軸960上にスプライン嵌合されて、軸方向に摺動可能、かつ、相対回転不能に外嵌されて、副変速操作手段の操作により第1副変速用ギヤ511a及び第7副変速用ギヤ514aの間で選択的に前方または後方に摺動されるようになっている。第2副変速機構用シフタ540を第1副変速用ギヤ511aの歯部と咬合させることで、第1出力伝動軸910の回転動力を、第5副変速用ギヤ513a、第6副変速用ギヤ513b、副変速用伝動軸516、第2副変速用ギヤ511b、第1副変速用ギヤ511a、第2副変速機構用シフタ540を介して、第2出力伝動軸960に伝達し得るようになっている。また、第2副変速機構用シフタ540を第7副変速用ギヤ514aの歯部と咬合させることで、第1出力伝動軸910の回転動力を第5副変速用ギヤ513a、第6副変速用ギヤ513b、副変速用伝動軸516、第2副変速用ギヤ511b、クリープ機構514b、第7副変速用ギヤ514a、第2副変速機構用シフタ540を介して、第2出力伝動軸960に伝達し得るようになっている。
このような構成とすることで、トランスミッション200は、変速機構250、280及び油圧クラッチ機構240、270による変速を副変速できるようになっている。ここでは、前記第1から第6変速について第1から第3副変速段及びクリープ段の4段で副変速できるようになっている。
なお、主変速軸220(第1出力伝動軸910)の回転方向を切り換える前後進切換機構は次のように構成することもできる。詳しくは、前後進切換機構400をなくし、第2変速機構280において、第4速歯車機構281bの第4従動ギヤ264及び第4駆動ギヤ260bを、それぞれ後進用ギヤ420及び第2ギヤ940とする。後進用ギヤ420は、主変速軸220上に回転自在に支持されており、中間アイドルギヤ430と噛合しており、中間アイドルギヤ430は、後進用ギヤ420と噛合すると共に、第2伝動軸260上に固設された第2ギヤ940と噛合している。そして、第2変速機構用シフタ282は、ここでは、第2速歯車機構281aにおける第2従動ギヤ262及び後進用ギヤ420の何れか一方のギヤを選択し得るように構成されている。そして、外部操作(主変速レバー110操作)に基づき、図4(b)に示すように、変速レバー110を後進位置Rに操作することによって、第2変速機構用シフタ282が後進用ギヤ420に摺動される際には、第2伝動軸260の回転動力を、第2ギヤ940、中間アイドルギヤ430及び後進用ギヤ420を介して、主変速軸220に伝達し得るようになっている。なお、この場合、第2伝動軸260上に第5副変速用ギヤ513aが固設されている。
以上のように、本実施例のトランスミッション200は、駆動源105から後輪(駆動輪)102、102へ動力が変速されて伝えられるトランスミッション200であって、前記駆動源105に作動連結された入力軸210と、前記入力軸210と平行に配置された第1及び第2伝動軸230、260と、前記入力軸210上に配置されて、第1及び第2伝動軸230、260に伝達される動力の断接を切り換える一対の第1及び第2油圧クラッチ機構240、270と、前記一対の第1及び第2油圧クラッチ機構240、270の出力側に配置された二組の歯車同期式の第1及び第2変速機構250、280とを備え、前記一対の第1及び第2油圧クラッチ機構240、270と第1及び第2伝動軸230、260との間、及び第1及び第2伝動軸230、260と二組の第1及び第2変速機構250、280との間は、第1及び第2駆動伝達機構116、117、第1、第2、第3、第4速歯車機構251a、251b、281a、281bにより連動連結されて、二つの第1及び第2伝動経路200a、200bが形成されているものである。このような構成とすることで、従来の油圧クラッチ式変速装置のように各変速段に油圧クラッチを設けなくても、主変速切換をノークラッチで切換操作できるため、別に主クラッチを設ける必要がなく、第1及び第2油圧クラッチ機構240、270を安価にかつコンパクトに構成できるとともに、主変速時に二つの第1及び第2油圧クラッチ機構240、270の動作を一部重複させて、動力が途切れることなく後輪(駆動輪)102、102に伝えられるようにする第1及び第2変速機構250、280を二軸上でコンパクトに構成することができるため、ミッションケース109をコンパクトに構成することができ、トランスミッション200のコンパクト化を安価に実現できる。
そして、前記一対の第1及び第2油圧クラッチ機構240、270の出力側に主変速軸220が配置され、前記主変速軸220上に第1及び第2変速機構用シフタ252、282が配置され、前記第1及び第2変速機構用シフタ252、282が配置された主変速軸220と、前記一対の第1及び第2油圧クラッチ機構240、270が配置された入力軸210とが同心軸上に設けられているものであるため、二軸上に第1及び第2油圧クラッチ機構240、270や第1及び第2変速機構250、280等を配置できるため、ミッションケース109をコンパクトに構成することができ、トランスミッション200のコンパクト化を安価に実現できる。
また、前記二組の第1及び第2変速機構250、280には、前後進切換機構400を含むものであるため、例えば、主変速レバー110による外部操作により、前後進の切り換えができ、前後進切換機構400を別に設ける必要がなく、ミッションケース109をコンパクトに構成することができ、トランスミッション200のコンパクト化を安価に実現できる。
本実施の形態に係るトランスミッションを適用した走行車輌を示す側面図。 本実施の形態に係るトランスミッションのスケルトン図。 変速動作の際に油圧機構から第1油圧クラッチ機構及び第2油圧クラッチ機構に供給される作動油圧の時間的変化を示す図。 (a)主変速に後進を含まない場合の主変速レバーの平面図(b)主変速に後進を含む場合の主変速レバーの平面図。 リバーサレバーを示す平面図。 リバーサレバー、主変速レバー、クラッチペダル、第1及び第2油圧クラッチ機構、第1及び第2変速機構用シフタの操作系を示す図。
102 駆動輪
105 駆動源
116 第1駆動伝達機構
117 第2駆動伝達機構
200 トランスミッション
200a 第1伝動経路
200b 第2伝動経路
210 入力軸
220 主変速軸
230 第1伝動軸
240 第1油圧クラッチ機構
250 第1変速機構
251a 第1速歯車機構
251b 第3速歯車機構
252 第1変速機構用シフタ
260 第2伝動軸
270 第2油圧クラッチ機構
280 第2変速機構
281a 第2速歯車機構
281b 第4速歯車機構
282 第2変速機構用シフタ
400 前後進切換機構

Claims (2)

  1. 駆動源(105)から駆動輪(102)へ動力が変速されて伝えられるトランスミッション(200)であって、前記駆動源(105)に作動連結された入力軸(210)と、前記入力軸(210)と平行に配置された第1伝動軸(230)と第2伝動軸(260)と、前記入力軸(210)上に配置されて、第1伝動軸(230)と第2伝動軸(260)に伝達される動力の断接を切り換える一対のクラッチである第1油圧クラッチ機構(240)と第2油圧クラッチ機構(270)と、前記一対のクラッチである第1油圧クラッチ機構(240)と第2油圧クラッチ機構(270)の出力側に配置された、二組の歯車同期式の主変速装置である第1変速機構(250)と第2変速機構(280)とを備え、前記一対のクラッチである第1油圧クラッチ機構(240)と第2油圧クラッチ機構(270)と、第1伝動軸(230)と第2伝動軸(260)との間、及び第1伝動軸(230)と第2伝動軸(260)と二組の主変速装置である第1変速機構(250)と第2変速機構(280)との間は、歯車伝動機構により連動連結された、二つの伝動経路を形成し、前記一対のクラッチである第1油圧クラッチ機構(240)と第2油圧クラッチ機構(270)が配置された入力軸(210)の後方に、出力側の主変速軸(220)を配置し、前記主変速軸(220)上に主変速切換手段が配置され、前記主変速切換手段が配置された主変速軸(220)と、前記一対のクラッチが配置された入力軸(210)とが同心軸上に設けられていることを特徴とするトランスミッション。
  2. 請求項1記載のトランスミッションにおいて、前記主変速軸(220)の後部と第1出力伝動軸(910)の前部には、前後進切換機構(400)を配設し、さらに、前記第1出力伝動軸(910)の後部と、副変速用伝動軸(516)との間には、副変速機構(500)を配設し、前記主変速切換手段が配置された主変速軸(220)と、前記副変速用伝動軸(516)とが同心軸上に設けられ、該第1出力伝動軸(910)の後方に第2出力伝動軸(960)が配置され、前記第1伝動軸(230)と、第2伝動軸(260)と、第1出力伝動軸(910)と、第2出力伝動軸(960)は同一軸心上に配設したことを特徴とするトランスミッション。
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