JPH079149U - 後部座席のヘッドレスト構造 - Google Patents

後部座席のヘッドレスト構造

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JPH079149U
JPH079149U JP4540193U JP4540193U JPH079149U JP H079149 U JPH079149 U JP H079149U JP 4540193 U JP4540193 U JP 4540193U JP 4540193 U JP4540193 U JP 4540193U JP H079149 U JPH079149 U JP H079149U
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JP
Japan
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backrest
posture
headrest
full
rear seat
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Pending
Application number
JP4540193U
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English (en)
Inventor
伸策 中島
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1に、後部座席の背もたれ部を常時姿勢か
らフルフラット姿勢とする際、取り外す必要がなく作業
が簡単容易化され、第2に、もって取り外した後の置き
場所に困ることもなく、第3に、背もたれ部がフルフラ
ット姿勢とされた際、枕としても使用可能な、後部座席
のヘッドレスト構造を提案する。 【構成】 このヘッドレスト8の取付構造において、ま
ず後部座席1は、背もたれ部2が、縦の常時姿勢Aと前
方に略直角程度に傾斜された横のフルフラット姿勢Bと
に変位可能であると共に、座席シート部3が、横の常時
姿勢Cと縦の収納姿勢Dとに変位可能となっている。そ
してヘッドレスト8は、後部座席1の背もたれ部2の端
部に略直角程度の可倒式にて取り付けられており、常時
姿勢Aの背もたれ部2上に突出した常時位置Eと、フル
フラット姿勢Bの背もたれ部2上に突出したフルフラッ
ト用位置Fとに、変位可能となっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、後部座席のヘッドレスト構造に関する。すなわち、自動車の後部座 席のヘッドレストの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、この種従来例の側面説明図であり、(1)図は、背もたれ部が常時姿 勢にある状態等を、(2)図は、背もたれ部がフルフラット姿勢にある状態等を 示す。ワゴン車や4WD車等の後部座席1は、その背もたれ部2が、縦の常時姿 勢Aと前方に略直角に傾倒された横のフルフラット姿勢Bとに変位可能であると 共に、その座席シート部3が、横の常時姿勢Cと縦の収納姿勢Dとに変位可能と なっているものが多い。そして、このような後部座席1のヘッドレスト4は、従 来、背もたれ部2の上端部に対し略縦方向から直線的に挿脱可能に取り付けられ ており、背もたれ部2が図3の(1)図に示した縦の常時姿勢Aにあると、その 上端部上に縦に突出し、背もたれ部2が図3の(2)図に示した横のフルフラッ ト姿勢Bとされると、上方に引き抜かれて取り外され、トランクルームのフロア 5上等に置かれていた。なお図中6は前部座席、7はそのヘッドレストである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。まず第 1に、後部座席1の背もたれ部2を、縦の常時姿勢Aから横のフルフラット姿勢 Bとする毎に、そのヘッドレスト4を取り外すことを要していた。つまりヘッド レスト4は、もしもそのままでは、後部座席1のフルフラット姿勢Bとされた背 もたれ部2から前部座席6側に突出し、介在位置して邪魔となり、背もたれ部2 をフルフラット姿勢Bとすること自体の支障ともなる。そこでヘッドレスト4は 従来、後部座席1の背もたれ部2をフルフラット姿勢Bとする際には、必ず取り 外されていたが、このような取り外し作業が面倒であるという指摘があった。第 2に、更にこのように取り外されたヘッドレスト4は、例えばトランクルームの フロア5上等に置かれていたが、一般的に、取り外した後の置き場所に困るとい う指摘があった。
【0004】 本考案は、このような実情に鑑み、上記従来例の問題点を解決すべくなされた ものであって、ヘッドレストを可倒式としたことにより、第1に、取り外しの必 要がなくなり、第2に、取り外した後の置き場所に困ることもなく、第3に、フ ルフラット状態で枕としても使用可能な、後部座席のヘッドレスト構造を提案す ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成する本考案の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、こ の後部座席のヘッドレスト構造は、自動車の後部座席のヘッドレストの取付構造 に関し、該後部座席は、背もたれ部が、縦の常時姿勢と前方に略直角程度に傾倒 された横のフルフラット姿勢とに変位可能であると共に、座席シート部が、横の 常時姿勢と縦の収納姿勢とに変位可能となっている。そして該ヘッドレストは、 該後部座席の背もたれ部の端部に略直角程度の可倒式にて取り付けられており、 常時姿勢の背もたれ部上に突出した常時位置と、フルフラット姿勢の背もたれ部 上に突出したフルフラット用位置とに、変位可能となっている。
【0006】
【作用】
本考案は、このような手段よりなるので、次のように作用する。まず、後部座 席の背もたれ部が縦の常時姿勢にあり座席シート部が横の常時姿勢にある状態に おいて、ヘッドレストは、背もたれ部上に突出した常時位置にある。次に、背も たれ部が横のフルフラット姿勢で座席シート部が縦の収納姿勢にある状態におい て、ヘッドレストは、背もたれ部上に突出したフルフラット用位置とされる。こ のようにヘッドレストを可倒式としたことにより、第1に、後部座席の背もたれ 部をフルフラット姿勢とする際、ヘッドレストは、フルフラット用位置へと変位 させるだけでよく、取り外す必要はない。第2に、もって取り外した後の置き場 所に困ることもない。第3に、更にヘッドレストはフルフラット用位置にて、枕 として使用可能である。
【0007】
【実施例】
以下本考案を、図面に示すその実施例に基づいて、詳細に説明する。図1,図 2は本考案の実施例を示し、図1の側面説明図の(1)図は、後部座席1の背も たれ部2や座席シート部3が常時姿勢A,Cにある状態を、(2)図は、背もた れ部2がフルフラット姿勢Bにあり座席シート部3が収納姿勢Dにある状態を、 (3)図は、(2)図の状態でヘッドレスト8が枕として使用されている場合を 示す。図2は、同実施例の要部の斜視図である。
【0008】 まず、ワゴン車,4WD車等の自動車のキャビン内には、前部座席6と後部座 席1とが配されている。そして前部座席6は、フロア5上に台座(図示せず)を 介し横に配された座席シート部9と、座席シート部9の後部上に立設されると共 に上端部にヘッドレスト7が突設された背もたれ部10と、からなっている。同 様に後部座席1も、フロア5上に台座(図示せず)を介し常時は横に配された座 席シート部3と、常時は座席シート部3の後部上に立設された背もたれ部2と、 からなっている。そして後部座席1の背もたれ部2は、基端部が水平の軸11に てトランクルームのフロア5等に枢着されており、縦の常時姿勢A(図1の(1 )図,図2等を参照)と、前方に略直角に傾倒されてトランクルームのフロア5 等と面一をなす横のフルフラット姿勢B(図1の(2)図,(3)図等を参照) とに、変位可能である。又、後部座席1の座席シート部3は、基端部を水平の軸 11にてフロア5等に枢着されており、横の常時姿勢C(図1の(1)図を参照 )と、縦の収納姿勢D(図1の(2)図,(3)図等を参照)とに変位可能で、 収納姿勢Dでは、前部座席6とフルフラット姿勢Bの背もたれ部2間に介在位置 する。
【0009】 そしてヘッドレスト8は、このような可倒式の後部座席1の背もたれ部2の先 端部に、更に略直角程度の可倒式にて取り付けられており、常時姿勢Aの背もた れ部2上に突出した常時位置E(図1の(1)図,図2等を参照)と、フルフラ ット姿勢Bの背もたれ部2上に突出したフルフラット用位置F(図1の(2)図 ,(3)図等を参照)とに、変位可能となっている.
【0010】 これらについて詳述すると、この後部座席1のヘッドレスト8は、後部座席1 に座った人の頭部を保持する本体部12と、図示例では本体部12に先端が取り 付け固定された2本の縦ホルダー13と、両縦ホルダー13の基端が取り付け固 定された横ホルダー14と、横ホルダー14の端に取り付け固定されたレバー1 5と、からなる。そして縦ホルダー13は、それぞれ、例えば一方が他方に密に 嵌挿入可能な2本のパイプを組み付けてなり、もってその全体長さを調節可能と され、例えば、常時位置Eでは伸長状態とされ、フルフラット用位置Fでは短縮 状態とされる。横ホルダー14は、例えば、後部座席1の背もたれ部2の先端部 内に横に配された1本のパイプよりなり、両縦ホルダー13の基端が固定される と共に、その軸を中心に直角程度回動可能となっている。
【0011】 そして背もたれ部2の先端部には、このようなヘッドレスト8の各部の動作を 可能とする横穴や縦切欠等が、例えば図示のように形成されている。レバー15 は、例えば背もたれ部2の側面に突出して位置すると共に、直角程度回動操作さ れ、かつ、その両回動限にて付設されたストッパ(図示せず)にて、位置決め可 能となっている。そこで、レバー15の操作により横ホルダー14が回動され、 縦ホルダー13を介しヘッドレスト8の本体部12が、常時位置Eとフルフラッ ト用位置F間を変位可能となっている。
【0012】 本考案は、以上説明したように構成されている。そこで以下のようになる。こ の自動車の後部座席1のヘッドレスト8の取付構造にあっては、まず、後部座席 1の背もたれ部2が縦の常時姿勢Aにあり座席シート部3が横の常時姿勢Cにあ る状態において、ヘッドレスト8は、常時姿勢Aの背もたれ部2上に突出した常 時位置Eにある(図1の(1)図,図2等を参照)。次に、この状態から後部座 席1が変位され、背もたれ部2が横のフルフラット姿勢Bで座席シート部3が縦 の収納姿勢Dにある状態においては、ヘッドレスト8は、予め、フルフラット姿 勢Bの背もたれ部2上に突出したフルフラット用位置Fとされる(図1の(2) 図,(3)図等を参照)。このように、この後部座席1のヘッドレスト8構造で は、ヘッドレスト8を可倒式としたことにより、次の第1,第2,第3のように なる。
【0013】 第1に、後部座席1の背もたれ部2を常時姿勢Aからフルフラット姿勢Bとす る際、ヘッドレスト8は、常時位置Eからフルフラット用位置Fへと変位させる だけでよい。このようにヘッドレスト8を変位させることにより、ヘッドレスト 8が背もたれ部2のフルフラット姿勢Bの邪魔,支障となることもなく、前述し た図3のこの種従来例のように、ヘッドレスト8を取り外す必要もない。第2に 、このようにヘッドレスト8の置き場所は、背もたれ部2の先端部付近にて邪魔 になることなく確保されている。そしてヘッドレスト8を取り外さないので、前 述した図3のこの種従来例のように、取り外した後の置き場所に困るようなこと もない。第3に、更にこのヘッドレスト8は、後部座席1の背もたれ部2がフル フラット姿勢Bとされた際、その上に突出したフルフラット用位置Fにて、背も たれ部2上に横たわる人Mの枕としても使用可能である(図1の(3)図を参照 )。
【0014】
【考案の効果】
本考案に係る後部座席のヘッドレスト構造は、以上説明したように、ヘッドレ ストを可倒式としたことにより、次の第1,第2,第3の効果を発揮する。
【0015】 第1に、ヘッドレストを取り外す必要がなくなる。つまり、後部座席の背もた れ部を縦の常時姿勢から横のフルフラット姿勢とする毎に、ヘッドレストを取り 外す必要がなく、作業が簡単容易化される。第2に、そこで取り外した後の置き 場所の問題もなくなる。つまり、ヘッドレストを取り外した後に、置き場所に困 ることもなくなる。第3に、更にヘッドレストは、後部座席の背もたれ部がフル フラット姿勢とされた際、フルフラット用位置にて仮眠用等の枕としても使用可 能である。このように、この種従来例に存した問題点が一掃される等、本考案の 発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る後部座席のヘッドレスト構造の実
施例を示す側面説明図であり、(1)図は、後部座席の
背もたれ部が常時姿勢にある状態等を、(2)図は、背
もたれ部がフルフラット姿勢にある状態等を、(3)図
は、(2)図の状態でヘッドレストが枕として使用され
ている場合を示す。
【図2】同実施例の要部の斜視図である。
【図3】従来例の後部座席のヘッドレスト構造を示す側
面説明図であり、(1)図は、後部座席の背もたれ部が
常時姿勢にある状態等を、(2)図は、背もたれ部がフ
ルフラット姿勢にある状態等を示す。
【符号の説明】
1 後部座席 2 背もたれ部 3 座席シート部 4 ヘッドレスト(従来例のもの) 5 フロア 6 前部座席 7 ヘッドレスト 8 ヘッドレスト(本考案のもの) 9 座席シート部 10 背もたれ部 11 軸 12 本体部 13 縦ホルダー 14 横ホルダー 15 レバー A 常時姿勢 B フルフラット姿勢 C 常時姿勢 D 収納姿勢 E 常時位置 F フルフラット用位置 M 人

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の後部座席のヘッドレストの取付
    構造であって、該後部座席は、背もたれ部が、縦の常時
    姿勢と前方に略直角程度に傾倒された横のフルフラット
    姿勢とに変位可能であると共に、座席シート部が、横の
    常時姿勢と縦の収納姿勢とに変位可能となっており、 該ヘッドレストは、該後部座席の背もたれ部の端部に略
    直角程度の可倒式にて取り付けられており、常時姿勢の
    背もたれ部上に突出した常時位置と、フルフラット姿勢
    の背もたれ部上に突出したフルフラット用位置とに、変
    位可能となっていること、を特徴とする後部座席のヘッ
    ドレスト構造。
JP4540193U 1993-07-27 1993-07-27 後部座席のヘッドレスト構造 Pending JPH079149U (ja)

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JP4540193U JPH079149U (ja) 1993-07-27 1993-07-27 後部座席のヘッドレスト構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05204096A (ja) * 1991-08-13 1993-08-13 Agfa Gevaert Ag 複写機械に感光性材料のウエブを供給するカセット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05204096A (ja) * 1991-08-13 1993-08-13 Agfa Gevaert Ag 複写機械に感光性材料のウエブを供給するカセット
JP2769471B2 (ja) * 1991-08-13 1998-06-25 アグフア−ゲヴエルト・アクチエンゲゼルシヤフト 複写機械に感光性材料のウエブを供給するカセット

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