JPH0560360U - 鏡を備えたインストルメントパネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗用車室内に使いやすい鏡を備えること。 【構成】 インストルメントパネルの平面部分に起伏可
能な鏡ボード３を備えたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、乗用車のインストルメントパネルに鏡を備えたものに関する。

【０００２】

【従来の技術とその課題】

乗用車の室内には、ルームミラーとかサンバイザー裏側のハンディミラーとか が備えられており、その鏡には例えば化粧直しをする等の多くの用途がある。 しかしながら、これらの鏡はその大きさも小さくしかも離れて鏡を見ることが 多くて、使うのに不便である。

【０００３】 本考案は、使いやすい鏡を備えたインストルメントパネルの提供を目的とする 。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成する本考案は、鏡を裏面に着けたボードをインストルメント パネルの平面部分として起伏可能に備え、このボードが起きた状態で上記ボード の下端及び上端の少なくとも一方にてこのボードを支えるように構成したしたこ とを特徴とする。

【０００５】

【作用】

大きめの鏡を起伏可能にインストルメントパネルの平面部分に備えたことによ り、じゃまにならずしかも使いやすい鏡を得ることができる。

【０００６】

【実施例】

ここで、図１ないし図３を参照して本考案の実施例を説明する。図３は、乗用 車室内前方の運転席及び助手席のインストルメントパネルを示しており、このイ ンストルメントパネルの助手席側ダッシュボード１の上面には、その蓋部２に図 １に示すような折りたたみ可能な鏡ボード３を取付けてある。

【０００７】 すなわち、蓋部２の基端は回動可能にヒンジ６等によりインストルメントパネ ルに取付けてあり、蓋部２の先端には回動可能に鏡ボード３の基端が取付けられ ている。そして、蓋部２と鏡ボード３とは一枚板のように折り畳むことができて ダッシュボード１の蓋となる。 また、蓋部２を基端を中心として起こした場合には、鏡ボード３にて蓋部２が 支えられるように鏡ボード３が起きる。換言すれば起きた鏡ボード３は蓋部２に よって支えられることにもなる。 鏡ボード３は、その裏面に鏡４が着けられており、鏡ボード３が起きた状態で は、助手席に鏡４が向くようになっている。

【０００８】 鏡ボード３は図２に示す構成を有し、その基端にヒンジ部７を有し、蓋部２の 先端に対して回動可能に取付けられる。 また、鏡ボード３は、その基端に突起８を備えてインストルメントパネルに設 けられた穴９と係合できるようにしており、鏡ボード３が運転中にガタつかない ようにすることもできる。

【０００９】 このようにして、鏡を用いない状態換言すれば蓋を開けない状態では、鏡面が 小物用ボックス５内にあり、蓋部２を開けて鏡ボード３を起こしたてかけた状態 では鏡が助手席に向うことになる。

【００１０】 本実施例ではダッシュボードの蓋を蓋部や鏡ボードとした例を示したのである が、インストルメントパネルの平面部分で鏡ボードが起きて見やすい部分であれ ば特に場所の限定は必要ない。 また、本実施例では図１に示すように蓋部２を開け鏡ボード３を立てかける構 造であるが、例えば鏡ボードのみを備え起こすときには、この鏡ボードを手前に 引き一定距離引いてから起こす構造としてもよい。この場合、鏡ボードの端とイ ンストルメントパネルとには係合部分が形成され、起きた鏡ボードを支える構造 としてある。

【００１１】

【考案の効果】

以上説明したように本考案によれば、鏡の大きさや距離的な問題が改善できて 使いやすくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例で図３のＡ−Ａ線断面図。

【図２】鏡ボードの構成図。

【図３】インストルメントパネルの概要図。

【符号の説明】

１ ダッシュボード ２ 蓋部 ３ 鏡ボード ４ 鏡

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 鏡を裏面に着けたボードを平面部分とし
   て起伏可能に備え、 このボードが起きた状態で上記ボードの下端及び上端の
   少なくとも一方にてこのボードを支えるように構成し
   た、鏡を備えたインストルメントパネル。