JPH0791444A - キャリッジの注油機構 - Google Patents

キャリッジの注油機構

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JPH0791444A
JPH0791444A JP23624293A JP23624293A JPH0791444A JP H0791444 A JPH0791444 A JP H0791444A JP 23624293 A JP23624293 A JP 23624293A JP 23624293 A JP23624293 A JP 23624293A JP H0791444 A JPH0791444 A JP H0791444A
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JP
Japan
Prior art keywords
bearing
shaft
oil
carriage
felt
Prior art date
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Pending
Application number
JP23624293A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Hara
俊博 原
Keiji Konno
圭二 紺野
Minoru Nikaido
稔 二階堂
幸太郎 ▲吉▼村
Kotaro Yoshimura
Shigemi Togashi
▲茂▼美 富樫
Hisashi Yuasa
久 湯浅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Data Corp, Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Data Corp
Priority to JP23624293A priority Critical patent/JPH0791444A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油を含浸したフェルトからシャフトへの注油
量を安定化する。 【構成】 シャフト3に移動可能に嵌装される軸受21
の内側に溝22を形成する。溝22は螺旋状になってお
り、軸受21の長さ方向に亘って形成されている。油を
含浸したフェルトからシャフト3上に供給される油は、
軸受21の移動により、溝22の中に入り込み、油はシ
ャフト3の両端部に押し寄せられない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリアルドットインパ
クトプリンタ等に具備される移動可能なキャリッジに注
油を行う注油機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図7はシリアルドットインパクトプリン
タの要部を示す斜視図であり、主にキャリッジを中心に
示す。図において、キャリッジ1は印字ヘッド2を搭載
しており、シャフト3に移動可能に装着されている。キ
ャリッジ1の嵌装部1aとシャフト3との間には軸受4
およびフェルト5が装着されている。フェルト5には油
が含浸されており、シャフト3の表面に油が供給するこ
とにより、シャフト3と軸受4との間を潤滑している。
【0003】シャフト3はプラテン6に対して接近、離
隔する方向に移動可能になっており、シャフト3の両端
部にはカム7、8が取付けられている。カム7は図示し
ないサイドフレームに実装されたカムフォロワ9にスプ
リング10により接触し、カム8は同じくサイドフレー
ムに実装されたカムフォロワ11にスプリング12によ
り接触している。カム7にはギア13が実装され、ギア
13はモータ14の駆動によりアイドルギア15、16
を介して回転可能である。
【0004】次に動作を説明すると、印字を開始する前
に、まず印字ヘッド2と、プラテン6に巻回される印字
用紙との間隙を適正にする動作を以下のように行う。す
なわち、まずモータ14を駆動し、アイドルギア15、
16を介してギア13を回転し、シャフト3を回転させ
る。これによりカム7、8がカムフォロワ9、11に従
動して回転し、シャフト3がプラテン6に接近する方向
または離隔する方向に移動する。これにより印字ヘッド
2と用紙との間隙が適正に設定される。
【0005】次に図示しないモータを駆動して、キャリ
ッジ1をシャフト3に沿って印字行方向に移動させると
ともに、印字ヘッド2を駆動し、印字を開始する。キャ
リッジ1の印字行方向への移動に伴って、フェルト5か
らシャフト3に油が供給され、キャリッジ1は円滑に移
動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のキャリッジの注油機構においては、キャリッジの印字
行方向への移動により、シャフトの表面に付着した油を
軸受がシャフトの両端部まで押し寄せて油が両端部に溜
り、溜まった油が装置内に落ち、油が無駄に消費されて
しまうという問題があった。
【0007】また、装置を使用しないまま長時間放置し
た場合、フェルトの下側に油が溜り、この溜った油が装
置を使用したときに一度に排出され、消費の無駄を招い
ていた。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、油の供給を効率良く行う優れたキャリ
ッジの注油機構を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講じた第1の解決手段は、軸受を介してシャ
フトに移動自在にキャリッジを装着し、油を含浸したフ
ェルトにより軸受とシャフトの間に注油を行うキャリッ
ジの注油機構において、前記フェルトはシャフトに嵌装
し、前記軸受の内側に軸受の全長に亘る溝を設けたもの
である。この溝は、直線状のものでも、また螺旋状のも
のでもよい。
【0010】また別の解決手段として、前記フェルトを
前記軸受の外周に嵌装するようにしてもよい。
【0011】
【作用】上記構成を有する第1の解決手段によれば、軸
受の内側に溝を設けたことにより、軸受が移動した場
合、シャフト上の油は溝に入り込むことになり、シャフ
トの端部に押し寄せられることはなくなる。それ故、シ
ャフトの端部に油は溜らず、装置の汚れを防止できると
ともに、油の無駄な消費がなくなる。
【0012】また別の解決手段によれば、フェルトを軸
受の外周に設けたので、フェルトに含浸された油は軸受
を介してシャフトに徐々に付着し、たとえ装置を長時間
放置しても油は過剰にシャフトに付着しない。
【0013】
【実施例】以下本発明に係る実施例を図面にしたがって
詳細に説明する。なお各図面に共通する要素には同一の
符号を付す。
【0014】図1は本発明に係る第1実施例の要部を示
す正面図、図2は第1実施例の軸受を示す斜視図であ
り、まず第1実施例について説明する。
【0015】両図において、第1実施例の軸受21に
は、シャフト3に接する面21aに螺旋状の溝22が形
成されている。溝22は軸受21の長さ方向に通り抜け
るように形成されている。その他の構造は前記従来例と
同様である。
【0016】軸受21がシャフト3上を移動する際、フ
ェルトからシャフト3上に付着した油は溝22の中に入
り込み、シャフト3の両端部に押し寄せられない。溝2
2に入り込んだ油は、さらに軸受21がシャフト3上を
移動することにより、シャフト3上に付着される。した
がって、印字動作時に油がシャフト3の両端部に押し寄
せられることなく、油の無駄な消費をなくすとともに、
油がシャフト3の両端部から落ちることによる装置の汚
れも防止できる。
【0017】また軸受21とシャフト3の間の油の量が
一定に保たれるので、プリンタ装置が印字前に行う、印
字ヘッドと印字用紙との間隙調整動作も安定して行うこ
とができる。
【0018】図3は本発明に係る第2実施例の要部を示
す説明図、図4は第2実施例の軸受を示す側面図であ
り、次に第2実施例を説明する。
【0019】両図において、第2実施例の軸受24に
は、内面24aに直線状の溝25が形成されている。こ
の溝25も、第1実施例と同様に、軸受24の長さ方向
に貫通している。溝25は、図4に示すように複数形成
されている。この様な第2実施例においても、前記第1
実施例と同様な効果を得ることができる。
【0020】図5は本発明に係る第3実施例の要部を示
す断面図であり、次に第3実施例について説明する。図
5において、シャフト3には軸受27が嵌装され、この
軸受27を介してキャリッジ1が実装されている。キャ
リッジ1には印字ヘッド2が搭載されている。軸受27
は焼結品からなっている。軸受27の外周には、油を含
浸したフェルト5が嵌装されている。その他の構造は前
記従来例と同様である。
【0021】フェルト5に含浸されている油は、焼結品
である軸受27の中に浸透し、一定量づつ徐々にシャフ
ト3に付着する。このように、シャフト3上には油は一
定量供給されるので、シャフト3の特定箇所への油溜り
がなく、油の無駄な消費がなくなるとともに、装置の汚
れも防止できる。
【0022】図6は第4実施例の要部を示す断面図であ
り、次に第4実施例を説明する。同図において、第4実
施例は第3実施例に対して軸受の材質を変えたものであ
る。すなわち、シャフト3には、樹脂製の軸受29が嵌
装され、この軸受29の外周には、油を含浸したフェル
ト5が嵌装されている。軸受29には、フェルト5とシ
ャフト3の間を貫通する小孔30が数箇所設けられてい
る。その他の構造は第3実施例と同様である。
【0023】フェルト5に含浸されている油は、軸受2
9の小孔30を通り、一定量づつシャフト3に供給され
る。したがってこの実施例も前記第3実施例と同様な効
果を得ることができる。なお軸受29の小孔30の大き
さは、シャフト3への油の供給量に応じて設定する。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、シャフトの嵌装される軸受の内側に溝を設けたこと
により、または油が含浸したフェルトを軸受の外周に嵌
装したことにより、油のシャフトへの供給を安定して行
うことができ、油の無駄な消費をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の要部を示す説明図で
ある。
【図2】第1実施例の軸受を示す斜視図である。
【図3】第2実施例の要部を示す説明図である。
【図4】第2実施例の軸受を示す側面図である。
【図5】第3実施例の要部を示す断面図である。
【図6】第4実施例の要部を示す断面図である。
【図7】シリアルドットインパクトプリンタの要部を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 3 シャフト 5 フェルト 21、24、27、29 軸受 22、25 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二階堂 稔 福島県福島市庄野字立田1番地1 株式会 社沖データシステムズ内 (72)発明者 ▲吉▼村 幸太郎 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 富樫 ▲茂▼美 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 湯浅 久 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受を介してシャフトに移動自在にキャ
    リッジを装着し、油を含浸したフェルトにより軸受とシ
    ャフトの間に注油を行うキャリッジの注油機構におい
    て、 前記フェルトはシャフトに嵌装し、 前記軸受の内側に軸受の全長に亘る溝を設けたことを特
    徴とするキャリッジの注油機構。
  2. 【請求項2】 前記溝は螺旋状である請求項1記載のキ
    ャリッジの注油機構。
  3. 【請求項3】 軸受を介してシャフトに移動自在にキャ
    リッジを装着し、油を含浸したフェルトにより軸受とシ
    ャフトの間に注油を行うキャリッジの注油機構におい
    て、 前記フェルトを前記軸受の外周に嵌装したことを特徴と
    するキャリッジの注油機構。
  4. 【請求項4】 前記軸受に外周から内周に貫通する貫通
    孔を設けた請求項3記載のキャリッジの注油機構。
JP23624293A 1993-09-22 1993-09-22 キャリッジの注油機構 Pending JPH0791444A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002172827A (ja) * 2000-12-05 2002-06-18 Funai Electric Co Ltd 記録装置
JP2005239146A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Bos Gmbh & Co Kg 改良されたスライド部材を有し案内手段のないウィンドウシェード

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