JPH0790810B2 - 自動二輪車の盗難警報装置 - Google Patents

自動二輪車の盗難警報装置

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JPH0790810B2
JPH0790810B2 JP60240827A JP24082785A JPH0790810B2 JP H0790810 B2 JPH0790810 B2 JP H0790810B2 JP 60240827 A JP60240827 A JP 60240827A JP 24082785 A JP24082785 A JP 24082785A JP H0790810 B2 JPH0790810 B2 JP H0790810B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、車体の傾きを検知して警報を発する自動二
輪車の盗難警報装置に関するものである。
[従来の技術] 自動二輪車には盗難を防止するために盗難警報装置を備
えたものがある。この盗難警報装置には、例えば、ワイ
ヤーを固定物に結びつけて車体を固定し、このワイヤー
が切断されると通電し警報を発するものがある。
[発明が解決しようとする課題] このように、車体を固定するワイヤーを用いるもので
は、ワイヤーを結ぶ固定物があるところで使用される。
このため、車体の傾斜角を検知して所定角度以上に傾斜
した場合に警報を発するようにすると、場所の限定がな
く広く使用されるようになる。
この車体の傾斜を検知して警報を発する場合に、種々の
方向の傾斜を検知するようにすると構造が複雑となる。
また、従来の警報手段はバッテリで駆動されるため、一
度駆動されると手動で停止するまでバッテリが消費され
る。
この発明はかかる実情に鑑みなされたもので、簡単な構
造で車体の傾斜角を検知し、しかもバッテリの消費を必
要限度に抑制する自動二輪車の盗難警報装置を提供する
ことを目的としている。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決するために、この発明は、車体の傾きを
検知して警報を発する自動二輪車の盗難警報情報におい
て、前記車体のハンドル以外の適宜の場所に設けられ、
車体進行方向に対しローリング方向の前記車体の傾斜角
を検知する傾斜角センサと、車両を停止しメインスイッ
チを遮断した状態で作動し、キーボードからセット信号
が入力されると、この時点で前記傾斜角センサが検知し
た前記車体の傾斜角を初期角度としてメモリに記憶させ
るとともに、第1のタイマに信号を出力する初期設定手
段と、前記第1のタイマで設定された時間の経過後に作
動し、この時点で前記傾斜角センサが検知した傾斜角度
と初期角度とを比較し、この差が所定以上の場合、警報
出力駆動回路と第2のタイマとに駆動信号を出力する傾
斜角変化判定手段と、前記警報出力駆動回路により前記
第2のタイマで設定された時間だけ駆動される警報手段
とを備え、前記傾斜角変化判定手段は前記第2のタイマ
で設定された期間の経過後、前記初期設定手段に指定信
号を出力して初期化させ、この時点での車体の傾斜角を
前記メモリに記憶させて初期角度の再設定を行なうとと
もに、設定された時間の経過後に検知される傾斜角と再
び比較を行なうようにしたことを特徴としている。
[作用] この発明では、搭乗者が必ずメインスタンド又はサイド
スタンドのいずれかを立てた状態で車両を離れると、メ
インスタンドを立てた直立状態からメインスタンドを倒
して車両を移動する場合、最初の直立状態を完全に維持
して移動することは困難であり、車体進行方向に対しロ
ーリング方向の傾きを生じる。また、サイドスタンドを
立てた状態からサイドスタンドを倒し移動する場合で
も、最初の車体の傾斜角に変化を生じる。
このため、車両停止後メインスチッチを遮断し、キーボ
ードからセット信号を入力すると、この時点での車体の
傾斜角が初期角度として記憶され、これらから所定時間
経過後の車体の傾斜角度は常に初期角度と比較され、こ
の差が所定以上のとき警報手段が駆動される。
従って、メインスタンド又はサイドスタンドのいずれを
立てた状態であっても車両を離れる際にセット信号を入
力しておけば、その後の車両の移動は直ちに検知される
から、盗難を確実に防止することができる。
また、警報手段の駆動時間は車両を盗もうとする者を撃
退するだけの時間があればよく、警報手段は警報出力駆
動回路により第2のタイマで設定された時間だけ駆動さ
れるから、バッテリの無用の出力低下を防止することが
できる。
また、傾斜角変化判定手段は、第1のタイマで設定され
た時間の経過後、初期設定手段に指令信号を出力して初
期化され、初期角度の再設定を行うと共に、設定された
時間の経過後に検知される傾斜角と再び比較を行う。
従って、例えば故障に車両を転倒させて警報手段を鳴ら
し、この警報が終了したのち車両を移動しようとして
も、この転倒した状態での角度が初期角度として記憶さ
れ、次に車両を移動するために起こすと、起こした状態
の傾斜角度が初期角度と比較され警報手段が駆動され
る。このため、いかなる盗難をも有効に防止することが
できる。
[実施例] 以下、この発明の自動二輪車の盗難警報装置の一実施例
を添付図面に基づいて詳細に説明する。
第1図はこの発明の基本的な構成図を示しており、図に
おいて、符号1は傾斜角センサ、2はキーボードで、こ
れらは制御回路3の入力手段を構成している。
傾斜角センサ1は車体のハンドル以外の適宜の場所に設
けられ、この傾斜角センサ1は車体進行方向に対しロー
リング方向の傾斜角を検知する。この傾斜角センサ1か
ら得られる角度信号は傾斜角判定手段4を介して、初期
設定手段5及び傾斜角変化判定手段6に入力される。
初期設定手段5にはキーボード2からセット信号が盗難
警報入力判定手段7を介して入力される。初期設定手段
5はウエイトモード判定手段8により車両を停止してメ
インスイッチを遮断したウエイトモードと判定されたと
きに作動し、メインスタンド又はサイドスタンドを立
て、キーボード2からセット信号が入力されると、その
ときの傾斜角度をメモリ9に初期角度として記憶すると
ともに、第1のタイマ10に信号を出力する。
この第1のタイマ10で設定された時間を経過後に初期設
定手段5を介して傾斜角変化判定手段6を作動させる。
傾斜角変化判定手段6では傾斜角センサ1からの傾斜信
号が傾斜角判定手段4を介して入力されると、この角度
信号とメモリ9に入力されている傾斜角信号とを比較
し、初期値の傾斜角に対して所定角度プラス方向又はマ
イナス方向へ傾斜していると、駆動信号を警報出力駆動
回路11及び第2のタイマ13へ出力する。警報出力駆動回
路11ではこの駆動信号に基づいて警報手段12を第2のタ
イマ13で設定された所定時間駆動させて警報する。
傾斜角変化判定手段6はオフモード判定手段14により、
車両の全ての電源が遮断されているオフモードで作動
し、第2のタイマ13で設定された所定の時間が経過する
と、初期設定手段5に指令信号を出力して制御回路3を
初期化させる。
このように構成したから、自動二輪車を停車させてスタ
ンドを立てると、傾斜角センサ1からの傾斜信号が傾斜
角判定手段4を介して初期設定手段5に入力される。そ
して、ウエイトモードにおいて、キーボード2のセット
キーを押すと、セット信号が盗難警報入力判定手段7を
介して初期設定手段5に入力され、メインスタンド又は
サイドスタンドを立てたときの車体の傾斜角が初期値と
してメモリ9に記憶される。
そして、第1のタイマ10で設定された時間経過後に傾斜
角変化判定手段6が作動を開始する。例えば、車両を盗
むために車体をローリング方向に傾斜させると、傾斜角
センサ1が角度を検出して傾斜角判定手段4を介して傾
斜角変化判定手段6に入力される。この傾斜角は初期値
の傾斜角度と比較され、傾斜角が所定角度以上の場合に
は警報出力駆動回路11を介して警報手段12を駆動し警報
して盗難の防止を行う。
車両を盗もうとする者はこの警報によって逃げ、第2の
タイマ13で設定された時間が経過すると警報手段12の駆
動を停止してバッテリの消費を抑制する。
そして、初期設定手段5を駆動して再び初期状態にセッ
トされるため、再び車体を所定角度以上傾斜すると警報
手段12が駆動される。
前記警報手段12が駆動している状態で、キーボード2か
らのリセットキーが入力されると、盗難警報入力判定手
段7を介して初期設定手段5がリセットされて警報が解
除される。
第2図乃至第10図はこの発明を自動二輪車に適用したさ
らに具体的な実施例を示している。
第2図において、制御回路3は入力インターフェース2
0、A−D変換器21、8ビットマイクロコンピュータ22
及び出力インターフェース23,24から構成されている。
この制御回路3の電源入力手段はメカニカルキースイッ
チ15とメータ装置25に設けたキーボード2とで構成さ
れ、キーボード2には照明式キースイッチであるオンオ
フキー26、モードキー27、入力キー28、セットキー29及
びリセットキー30が配置されている。
メータ装置25はハンドル近傍のカウリング16に装着さ
れ、メータ装置25の上部には液晶表示部31が設けられ、
液晶表示部31は走行速度表示部32、燃料残量表示部32、
表示切替式のトリップメータ・時刻表示部34で構成され
ている。さらに、キーボード2の右側には各種のインジ
ケータランプ35が、左側には電気式積算距離計36が配置
されている。
車載バッテリ37の電圧はレギュレータ38の電源安定化回
路を通して約5Vに変換され、このレギュレータ38で得ら
れた電源Vcclは常時供給される電源で、8ビットマイク
ロコンピュータ22及び時計IC39に供給される。
一方、レギュレータ40を介して得られた電源Vcc2はシス
テムが動作するのに必要な電源で、入力インターフェー
ス20、A−D変換器21、出力インターフェース23,24、
フェールセーフ回路41、メータ装置25の液晶駆動IC42、
電子ブザー43等電源Vccl以外の電源を必要とする部分に
供給される。
前記レギュレータ40はスイッチ44を介してバッテリ37に
接続されており、このスイッチ44の接点44aは8ビット
マイクロコンピュータ22の信号でリレー44bを励磁する
ことにより閉じられる。この8ビットマイクロコンピュ
ータ22の信号はメカニカルキースイッチ15の接点15aが
閉じ、又はキーボード2からの入力キー28を操作して暗
証番号が入力されると出力される。
スピードセンサ45の走行速度信号、燃料センサ46のレベ
ル信号、フラッシャ操作部47の操作信号、ハンドル角度
センサ48の角度信号、車体のローリング角を検知する傾
斜角センサ1の検知信号は入力インターフェース20を介
して、8ビットマイクロコンピュータ22に取り入れられ
る。
傾斜角センサ1は第3図及び第4図に示すように、前輪
と後輪との間において、メインスタンド16aの近傍の車
体に設けられている。
この傾斜角センサ1は第5図及び第6図に示すように、
傾斜角センサ1を構成する扇形板1aは車体のブラケット
17に支持ボルト18を介して支持され、下端部にはスリッ
ト1bが1゜毎に形成されている。
この扇形板1aは車体を傾けると自重によって車体進行方
向Lに対しローリング方向Xに傾斜可能になっている。
扇形板1aのスリット部にはホトインタラプタ19が設けら
れ、このホトインタラプタ19は発光ダイオード19aの発
光部とホトトランジスタ19bの受光部とからなってい
る。この発光部と受光部は対向して、スリットピッチの
3/4ずれた位置に2箇所配置され、第7図に示すように
正逆転検出可能な2相出力信号が出力される。
前記各信号は8ビットマイクロコンピュータ22で演算処
理され、出力インターフェース23を介して外部に出力信
号として取り出され、それぞれ車載の機器、例えば、点
火回路リレー49、メインスイッチリレー50、ロック機構
51、フラッシャリレー52、ホーンリレー53、メータ装置
25の照明灯リレー54、電子ブザー43、電気式積算距離計
36等の電気系統を駆動する。
前記スピードセンサ45の走行速度信号は前輪の回転をメ
ータケーブルにて回転として伝え磁石を回転させ、その
近傍に設けたリードスイッチをオンオフさせて得てい
る。このオンオフのパルスを入力インターフェース20で
波形整形し、8ビットマイクロコンピュータ22では、パ
ルスの立上がりまたは立下がりで、パルス周期を計測し
て車速に変換し、その演算結果を液晶駆動IC42でメータ
装置25の液晶駆動に必要なセグメント出力に変換され、
走行速度表示部32に環状ゾーン表示する。
燃料センサ46のレベル信号は燃料タンクに設けられたフ
ロート式可変抵抗センサによって、レベルを変化をフロ
ートの上下動により抵抗値変化として得ている。この燃
料レベル信号を入力インターフェース20を通して電圧に
変換し、A−D変換器21へ送り、A−D変換器21で8ビ
ットマイクロコンピュータ22が読み込める状態にしてい
る。8ビットマイクロコンピュータ22ではその演算結果
を液晶駆動IC42でメータ装置25の液晶駆動に必要なセグ
メント出力に変換させ、燃料残量表示部33に環状ゾーン
表示する。
時計IC39には水晶振動子により基準周波数が与えられて
おり、この周波数より時間を積算し時刻としている。こ
の時刻データは8ビットマイクロコンピュータ22を介し
て液晶に時刻表示される。
この表示はトリップメータと切替表示となっており、ト
リップメータは走行速度表示で使用されているリードス
イッチ信号を共用し、8ビットマイクロコンピュータ22
で距離データとして演算処理し、液晶駆動IC42を駆動さ
せる。
電気式積算距離計36はトリップメータ同様走行速度信号
から積算距離計を駆動している。フラッシュ操作部47の
操作信号は方向指示スイッチの左右の操作によって出力
され、8ビットマイクロコンピュータ22を介してフラッ
シャリレー52を制御しフラッシュ55を点滅する。このフ
ラッシャリレー52の制御はハンドル角度センサ48のハン
ドル角度信号の入力によって解除され、この解除はフラ
ッシャ55の点滅を右折又は左折を終了したときに行なっ
ている。
傾斜角センサ1は第4図に示すように、車体を車両進行
方向Lに対してローリング方向へ角度θ傾斜してサイド
スタンド16bを立て、このときの角度θを初期角度と
し、この初期角度から車体がローリング方向へ所定角度
以上変化すると信号を出力し、8ビットマイクロコンピ
ュータ22を介してホーンリレー53を作動しホーン56を鳴
らす。
電子ブザー43はキーボード2からの入力が行なわれると
き鳴り、キー入力をユーザーに知らせるようになってい
る。
次に、この実施例の作動を第8図乃至第10図に基づいて
詳細に説明する。
まず、第8図のオフモードにおいて、メータ装置25に設
けられたキーボード2のオンオフキー26を一度押すと
(ステップa)、8ビットマイクロコンピュータ22は暗
証番号を照合するための動作に入り、予め暗証番号が登
録されているか否かをチェックする(ステップb)。こ
れはバッテリ37のはずれ等により暗証番号が8ビットマ
イクロコンピュータ22の暗証番号メモリーからなくなっ
ているか否かを判断し、暗証番号が無い場合にはメカニ
カルキースイッチ15を入力する(ステップc)。
このメカニカルキースイッチ15の入力によって、スイッ
チ44のリレー44bを作動させて接点44aをオンさせ、オン
モードへ移行する。暗証番号が有ると判断された場合に
は、メータ装置照明灯リレー54を駆動して、キーボード
2を照明する照明灯を点灯するとともにタイマをセット
する初期動作を行ない照合モードへ移行する(ステップ
d)。
このタイマには照合モードが動作する時間がセットされ
ており、所定の時間が経過すると自動的に照明灯をオフ
してオフモードに戻り(ステップk)、照明灯の点灯は
夜間のキー操作をしやすくしている。
オンオフキー26が押されてから30秒以内に所定の暗証番
号を入力キー28にて入力し(ステップe,f,g)、セット
キー29を押すと8ビットマイクロコンピュータ22内の予
め記憶されている暗証番号と照合され、一致すれば、直
ちに、オンモードに移行する(ステップh)。不一致の
場合には照合モードで、暗証番号を新たにキー入力して
照合を繰返す。この不一致の場合には、照合モードの初
期状態に復帰するため、誤ったキー入力を解除するキー
操作が必要でない。そして、暗証番号の入力の不一致が
例えば3回以上行なわれると(ステップi)、ホーン56
を例えば±3度傾斜していると3秒間鳴らして警告し照
明灯を消し、オフモードに戻る(ステップj,K)。
次に、オンモード及びウエイトモードを第9図に基づい
て詳細に説明する。
オンモードでは通常のメカニカルキースイッチ15による
オン状態と同様に車両の全ての電源がオンされる。即
ち、キーボード2から暗証番号が入力インターフェース
20を介して8ビットマイクロコンピュータ22に入力され
ると、スイッチ44のリレー44bが働き、接点44aが閉じて
電源Vcc2が供給される。これにより、8ビットマイクロ
コンピュータ22を介して、点火回路リレー49、メインス
イッチリレー50を駆動する(ステップa,b)。
メカニカルキースイッチ15の操作でも操作信号が入力イ
ンターフェース20を介して8ビットマイクロコンピュー
タ22に入力されると、この信号を受付けあたかも暗証番
号が入力されたと同様スイッチ44を働かせる。このオン
モードにおいて、トランク等のロック機構51の解除が行
なわれる(ステップc)。
そして、オンモードで内燃機関の運転を停止する時に
は、オンオフキー26を一度押すと、ウエイトモードに移
行して点火回路リレー49をオフするとともに、メインス
イッチリレー50もオフする(ステップd,e,f)。
このとき、メータ装置25の表示は消えるが、照明灯が点
灯しており、キーボード2は所定時間照明されたままで
ある。
メカニカルキースイッチ15を使用する場合にはオンから
オフの操作で同様の働きとなる。ウエイトモードではス
ピード0Km/hを検出し(ステップe,f,g)、それと同時に
タイマをオンさせ(ステップh)、30秒後にメータ装置
照明灯リレー54をオフさせ、オフモードへ移る(ステッ
プm,o)。オフモードへは自動的に移るが、それ以外の
モードへはキー操作が必要である。
このスタンドを立てて、ウエイトモードでキーボード2
のセットキー27の操作で盗難警報がセットされ、そして
この車体が所定以上傾斜すると盗難警報装置が起動する
(ステップi,j)。この作動を第10図に詳細に示してお
り、まず車体を停車してメインスタンド16a又はサイド
スタンド16bを立て、セットキー27を押すと盗難警報が
セットされる(ステップa)。そして、30秒経過すると
傾斜角センサ1からの角度信号を受け付け可能な状態に
なる。この状態から車体をローリング方向Xへ傾ける
と、このときの傾斜角が±3゜以上になると警報手段で
あるホーン56が鳴る(ステップb,c,d)。このホーン56
はリセットキー30が入力されない場合には1分間鳴り
(ステップe,f)、ステップbへジャップし、再し傾斜
角センサ1の角度信号を受け付ける。これにより、ホー
ン56を鳴らして車両を盗もうとする者に警報を与えると
ともに、バッテリ37の出力の低下を防止している。
また、例えば、故意に車両を転倒させてホーン56を30秒
間鳴らし、この警報が終了したのち車両を移動させよう
とすると、再び警報が行なわれるから車両の盗難防止に
有効である。
このウエイトモードでメカニカルキースイッチ15をオン
することで、オンモードへ、またオンオフキー26を一度
押すと照合モードへ移行することができる。
[発明の効果] この発明は前記のように、車両停止後メインスイッチを
遮断し、キーボードからセット信号を入力すると、この
時点での車体の傾斜角が初期角度として記憶され、これ
から所定時間経過後の車体の傾斜角度は常に初期角度と
比較され、この差が所定以上のとき警報手段が駆動され
るから、メインスタンド又はサイドスタンドのいずれを
立てた状態であっても車両を離れる際にセット信号を入
力しておけば、その後の車両の移動は直ちに検知される
から、警報手段の駆動することで盗難を確実に防止する
ことができる。
また、警報手段の駆動時間は車両を盗もうとする者を撃
退するだけの時間があればよく、警報手段は警報出力駆
動回路により第2のタイマで設定された時間だけ駆動さ
れるから、バッテリの無用の出力低下を防止することが
できる。
また、傾斜角変化判定手段は、第1のタイマで設定され
た時間の経過後、初期設定手段に指令信号を出力して初
期化され、初期角度の再設定を行うと共に、設定された
時間の経過後に検知される傾斜角と再び比較を行うか
ら、例えば故意に車両を転倒させて警報手段を鳴らし、
この警報が終了したのち車両を移動しようとしても、こ
の転倒した状態での角度が初期角度として記憶され、次
に車両を移動するために起こすと、起こした状態の傾斜
角度が初期角度と比較され警報手段が駆動され、いかな
る盗難をも有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の基本構成を示す回路図、第2図乃至
第10図はこの発明を自動二輪車に適用した実施例を示
し、第2図はさらに具体的な構成を示す回路図、第3図
は自動二輪車の側面図、第4図は正面図、第5図は傾斜
角センサの正面図、第6図は第5図のVI−VI断面図、第
7図は傾斜角センサの出力波形図、第8乃至第10図はこ
の実施例の作動を示すフローチャートである。 1……傾斜角センサ 2……キーボード 3……制御回路 12……警報手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の傾きを検知して警報を発する自動二
    輪車の盗難警報情報において、前記車体のハンドル以外
    の適宜の場所に設けられ、車体進行方向に対しローリン
    グ方向の前記車体の傾斜角を検知する傾斜角センサと、
    車両を停止しメインスイッチを遮断した状態で作動し、
    キーボードからセット信号が入力されると、この時点で
    前記傾斜角センサが検知した前記車体の傾斜角を初期角
    度としてメモリに記憶させるとともに、第1のタイマに
    信号を出力する初期設定手段と、前記第1のタイマで設
    定された時間の経過後に作動し、この時点で前記傾斜角
    センサが検知した傾斜角度と初期角度とを比較し、この
    差が所定以上の場合、警報出力駆動回路と第2のタイマ
    とに駆動信号を出力する傾斜角変化判定手段と、前記警
    報出力駆動回路により前記第2のタイマで設定された時
    間だけ駆動される警報手段とを備え、前記傾斜角変化判
    定手段は前記第2のタイマで設定された期間の経過後、
    前記初期設定手段に指定信号を出力して初期化させ、こ
    の時点での車体の傾斜角を前記メモリに記憶させて初期
    角度の再設定を行なうとともに、設定された時間の経過
    後に検知される傾斜角と再び比較を行なうようにしたこ
    とを特徴とする自動二輪車の盗難警報装置。
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