JP3720192B2 - セキュリティシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等の盗難やいたずらを防止するセキュリティシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、車両を盗難やいたずらから守るセキュリティシステムが知られている。例えば、利用者が車両から離れる際に手元のリモートコントロール(リモコン)ユニットを操作してセキュリティシステムを起動すると、車両に備わった各種センサを用いた異常状態の検出動作が開始される。以後、不審者が車両に近づいてドアをこじ開けようとしたり、車両に衝撃を加えると、セキュリティシステムによって、一定時間サイレンを鳴らしたりライトを点滅させて人目を引くようにして、不審者を退散させるようになっている。また、このような所定の警告動作が行われると、セキュリティシステムに備わったLED(発光ダイオード)が断続的に点滅して、車両に戻ってきた利用者に異常があったことを通知するようになっている。このとき、異常を検出したセンサの種類に応じて異なるパターンでLEDが点滅するようになっており、利用者は、LEDの点滅パターンによってどのセンサが異常を検出したのか、すなわち、どのような種類の異常が発生したのかを知ることができる。
【0003】
一方、最近は車載用のナビゲーション装置が普及している。ナビゲーション装置は、車両の現在位置を検出してその近傍の地図を画面上に表示する機能や、目的地までの最適な経路を探索して誘導する機能を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のセキュリティ装置においては、どのような種類の異常が発生したのかをLEDの点滅パターンによって利用者に通知しているため、利用者は、あらかじめこれらの点滅パターンを覚えておかないと、異常が発生したことは確認することができても、発生した異常の内容を知ることができなかった。
【0005】
また、利用者は、車両に異常が発生した場所を避けて走行したい、あるいは異常が発生した場所を避けて駐車したいと考えることが多い。しかし、従来のナビゲーション装置によって、発生した異常内容を地図上に反映させたり、異常が発生した場所を考慮に入れた経路探索を行おうとすると、利用者が異常発生場所をその都度覚えておいてリモコンユニット等でその場所を登録する必要があり、操作が煩雑であり、セキュリティシステムによって検出した異常状態をナビゲーション動作に反映させることが容易ではなかった。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、異常が発生した場所を容易に確認することができるセキュリティシステムを提供することにある。また、本発明の他の目的は、検出した異常状態をナビゲーション動作に容易に反映させることができるセキュリティシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明のセキュリティシステムは、車外から加えられる要因によって発生する異常状態が検出された場合に、ナビゲーション装置の表示画面に、この異常状態に関する情報ととともに異常発生時の自車位置情報を表示しており、何らかの異常が発生した位置を容易に確認することができる。
【0008】
また、本発明のセキュリティシステムは、車外から加えられる要因によって発生する異常状態に関する情報と、この異常発生に際して行われる警告動作に関する情報と、この異常発生時の自車位置情報とが含まれる警告履歴情報が作成されるため、この警告履歴情報を反映させたナビゲーション動作を行うことが容易となる。警告履歴情報を反映させるナビゲーション動作としては、地図情報表示動作や経路探索動作を含むことが好ましい。発生した異常状態等の詳細情報を異常発生時の自車位置に対応させて地図画像上に表示することにより、異常が発生しやすい場所が容易に確認でき、その場所あるいは地域の走行を回避する等の対策が可能になる。特に、発生した異常状態等の詳細情報を考慮して経路誘導動作を行うことにより、異常が発生しやすい場所や地域を確実に回避することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明を適用した一実施形態のセキュリティシステムは、車両に異常が発生したときに、その異常に関する情報をナビゲーション装置の画面に表示したり、異常の発生場所を経路探索等のナビゲーション動作に反映させることに特徴がある。以下、一実施形態のセキュリティシステムについて図面を参照しながら説明する。
【0010】
(1)セキュリティシステムの構成
図1は、本発明を適用した一実施形態のセキュリティシステムの全体構成を示す図である。同図に示すセキュリティシステムは、車両の外部から加えられる要因によって発生する異常状態を検出して所定の警告を行うセキュリティ装置10と、経路探索等のナビゲーション動作を行うナビゲーション装置20と、自車位置周辺の地図画像や発生した異常状態に関する詳細情報を表示するディスプレイ装置30とを含んで構成されている。
【0011】
セキュリティ装置10は、車両の各所に取り付けられたセンサ(後述する)から情報を収集して車両に異常が発生したか否かを判定し、異常が発生したと判断した場合には、発生した異常に関する情報をナビゲーション装置20に送信するとともに、所定の警報を出力したり、車両を走行することができないようにする。
【0012】
図2は、セキュリティ装置10の詳細な構成を示す図である。同図に示すセキュリティ装置10は、センサ部100、制御部110、サイレン120、ヘッドライト130、スタータ装置140、LED(発光ダイオード)150を含んで構成されている。
【0013】
センサ部100は、ドアの開閉を監視するドアスイッチ101と、フードやトランクの開閉を監視するフード/トランクスイッチ102と、イグニッションのON/OFF状態を監視するイグニッションスイッチ103と、車両内部または周辺に動くものがあるか否かを監視するレーダセンサ104と、車両の振動を監視するインパクトセンサ105を備えている。センサ部100に含まれるこれらの各種のスイッチおよびセンサによって、車両に発生する異常の有無が監視される。
【0014】
制御部110は、利用者によってセキュリティ装置10の異常検出機能が起動されると、センサ部100に含まれる各種スイッチや各種センサから随時出力されるアナログの検出信号をデジタル化し、このデジタル化した検出信号の状態変化に基づいて、車両の状態を判定する。
【0015】
また、制御部110は、車両に何らかの異常が発生した場合には、その異常に関する情報を含んだセキュリティデータを作成してナビゲーション装置20に送信する。また、制御部110は、不審者を退散させるために、所定時間サイレン120を鳴らしたり、ヘッドライト130を点滅させる。また、制御部110は、スタータ装置140の制御回路の動作を停止させ、不審者が車両に乗り込んでもエンジンが始動できないようにする。また、制御部110は、LED150を断続的に点滅させて、車両に戻ってきた利用者に対して車両に異常が発生したことを通知する。
【0016】
ナビゲーション装置20は、経路探索、経路誘導、地図表示制御等のナビゲーション動作を行うとともに、セキュリティ装置10から受信したセキュリティデータに基づいて、警告情報データを作成する。
【0017】
図3は、ナビゲーション装置20の詳細な構成を示す図である。同図に示すナビゲーション装置20は、セキュリティ装置10から受信したセキュリティデータ等を一時的に格納する受信メモリ210と、自車位置の検出を行う自車位置検出部220と、地図表示や経路探索等のナビゲーション動作を行うための地図データが記録されたCD−ROMの読み取りを行うCD−ROM読取装置230と、読み取った地図データを一時的に格納する地図データメモリ240と、地図表示や経路探索等のナビゲーション動作に必要な演算処理を行うとともに受信メモリ210に格納されたセキュリティデータ等に基づいて警告情報データを作成する制御部250と、制御部250によって演算処理を行う際に作業領域として使用されるとともに演算結果を格納するメモリ260と、制御部250によって作成された警告情報データを格納する警告情報メモリ270とを含んで構成されている。
【0018】
受信メモリ210は、セキュリティ装置10から受信したセキュリティデータを、自車位置検出部220から出力される自車位置データとともに格納する。なお、セキュリティ装置10からセキュリティデータが送られてくるのは、通常はエンジンを止めて駐車しているときであって、ナビゲーション装置20の電源がオフ状態にあるときであるが、受信メモリ210は、このようなときでもセキュリティデータを格納可能な状態にあるものとする。
【0019】
自車位置検出部220は、例えば方位センサや距離センサを有する自律航法センサやGPS受信機等を備えており、所定のタイミングで随時自車の正確な位置を検出あるいは算出し、自車位置データを受信メモリ210や制御部250に出力する。なお、自車位置検出部220も、受信データメモリ210と同様にナビゲーション装置20の電源がオフ状態にあるときであっても自車位置を検出することができる状態にある。
【0020】
制御部250は、地図表示や経路探索、経路誘導等のナビゲーション動作を行う。例えば、制御部250は、自車位置検出部220から出力される自車位置データに基づいて、地図データメモリ240から自車周辺の所定範囲の地図データを読み出して地図画像を作成し、この地図画像を自車位置マークとともにディスプレイ装置30に表示する。また、制御部250は、経路探索の際に、出発地から目的地までの所定範囲の地図データを読み出して、ダイクストラ法や横形探索法といった経路探索の手法で最適な経路を探索し、探索結果を誘導経路データとしてメモリ260に格納する。また、経路誘導の際は、制御部250は、メモリ260から誘導経路データを読み出してその経路を地図画像に重ねて表示したり、交差点では音声で進行方向を案内したりして、目的地まで案内する。
【0021】
また、ナビゲーション装置20の電源投入時には、制御部250は、受信メモリ210に格納されているセキュリティデータとこれに対応する自車位置データを読み出して、警告情報データを作成して警告情報メモリ270に格納する。また、制御部250は、この作成した警告情報データを地図表示や経路誘導等のナビゲーション動作に反映させる。例えば、警告情報データの詳細内容を示す画像が作成され、ディスプレイ装置30に表示される。また、ディスプレイ装置30に地図表示が行われる場合には、車両に異常が発生した場所(以下、「警告・注意地点」と称する)が所定のマークによって地図画像に重ねてディスプレイ装置30に表示される。また、経路探索の際には、警告・注意ポイントを迂回するような経路探索がなされる。
【0022】
上述したセンサ部100および制御部110が異常検出手段に、自車位置検出部220が自車位置検出手段に、制御部250が表示制御手段にそれぞれ対応する。また、制御部110、サイレン120、ヘッドライト130、スタータ装置140およびLED150が警告手段に、警告情報メモリ270が警告履歴情報格納手段に、ナビゲーション装置20およびディスプレイ装置30がナビゲーション処理手段にそれぞれ対応する。また、警告情報データが警告履歴情報に対応する。
(2)セキュリティシステムの動作
本実施形態のセキュリティシステムは上述した構成を有しており、次に、その動作を説明する。まず、外部から加わる要因によって車両に異常が発生した場合の動作について説明する。図4は、異常発生時のセキュリティシステムの動作手順を示す流れ図である。
【0023】
利用者によってエンジンを停止され、セキュリティ装置10の異常検出機能が起動されると、制御部110は、センサ部100(スイッチ101〜103やセンサ104、105)の出力信号を検出し(ステップ300)、この検出信号に基づいて、車両に異常が発生したか否かを判定する(ステップ301)。具体的には、制御部110は、ドアスイッチ101、フード/トランクスイッチ102、イグニッションスイッチ103から出力される検出信号に基づいて車両の異常判定を行う場合には、「正常」状態と「警告」状態の2段階で判定する。また、制御部110は、レーダセンサ104、インパクトセンサ105から出力される検出信号に基づいて車両の異常判定を行う場合には、「正常」状態、「警告」状態の他に、「警告」状態にまで至らないが注意する必要があるという意味を表す「注意」状態の3段階で判定する。例えば、制御部110は、レーダセンサ104により、車両内部に動くものを検知した場合には「警告」、車両周辺に動くものを検知した場合には「注意」と判断する。また、制御部110は、インパクトセンサ105により、大きな振動を検知した場合には「警告」、小さな振動を検出した場合には「注意」と判断する。
【0024】
車両に異常が発生した場合(「警告」状態または「注意」状態であると判断された場合であってステップ301において肯定判断された場合)には、制御部110は、サイレン120を駆動して鳴らすとともにヘッドライト130やLED150を点滅させ、また、エンジンがかからないようにするためにスタータ装置140の制御回路の動作を停止させる(ステップ302)。
【0025】
次に、制御部110は、セキュリティデータを作成して、ナビゲーション装置20に送信する(ステップ303)。図5は、セキュリティデータの内容を示す図である。同図に示すように、セキュリティデータは、車両の状態を示す「車両状態コード」と、異常を検出したセンサ部100のスイッチあるいはセンサの種別を示す「センサ種別コード」とによって構成されている。例えば、「車両状態コード」には、判定された車両の状態が「警告」であれば「1」、「注意」であれば「2」といったコードが割り当てられる。また、「センサ種別コード」には、ドアスイッチ101であれば「1」、インパクトセンサ105であれば「5」といったコードが割り当てられる。
【0026】
このようにして作成されたセキュリティデータがナビゲーション装置20に送られると、ナビゲーション装置20内の受信メモリ210は、自車位置検出部220から出力される自車位置データとともにこの送られてきたセキュリティデータを格納する(ステップ304)。
【0027】
図6は、自車位置検出部220から出力される自車位置データの内容を示す図である。同図に示すように、自車位置データは、自車の経度および緯度を示す「経度・緯度」と、自車位置を検出した年月日および時刻を示す「検出時刻」とによって構成されている。なお、上述したように、受信メモリ210や自車位置検出部220は、ナビゲーション装置20の電源がオフ状態にあるときにも動作可能な状態にある。但し、本実施形態のセキュリティ装置10の異常検出機能が起動されたということは、車両が停止状態にあるということであるため、GPS受信機や自律航法センサによってその都度自車位置を検出する必要はなく、自車位置検出部220は、エンジン停止時の自車位置データを保持しておいて、異常発生時にその保持しておいた自車位置データを受信メモリ210に向けて出力すればよい。
【0028】
このように、車両に何らかの異常が発生した場合には、セキュリティ装置10内の制御部110によって、この発生した異常についてのセキュリティデータが作成され、ナビゲーション装置20内の受信メモリ210にその都度格納される。
【0029】
次に、ナビゲーション装置20に電源を投入したときの動作について説明する。図7は、電源投入時のナビゲーション装置20の動作手順を示す流れ図である。
【0030】
利用者によってセキュリティ装置10の異常検出機能が解除され、イグニッションスイッチが回されてナビゲーション装置20に電源が投入されると、制御部250は、受信メモリ210に格納されているセキュリティデータとこれに対応する自車位置データを読み出す(ステップ400)。
【0031】
次に、制御部250は、これらの読み出したデータに基づいて、警告情報データを作成する(ステップ401)。図8は、警告情報データの内容を示す図である。同図に示すように、警告情報データは、図5に示したセキュリティデータに含まれる「車両状態コード」および「センサ種別コード」と、図6に示した自車位置データに含まれる「経度・緯度」および「検出時刻」と、「迂回フラグ」とによって構成されている。迂回フラグは、経路探索の際に、この警告情報データに対応する警告・注意ポイントを迂回するか否かを示すフラグである。例えば、「0」が迂回しない場合に、「1」が迂回する場合にそれぞれ対応しており、警告情報データ作成時には初期値として「1」が設定される。次に、制御部250は、作成した警告情報データを警告情報メモリ270に格納する(ステップ402)。
【0032】
このように、ナビゲーション装置20に電源が投入された際に、受信メモリ210に格納されているセキュリティデータとこれに対応する自車位置データとが読み出されて、警告情報データが作成されるため、ナビゲーション装置20は、セキュリティ装置10によって検出した車両の異常状態に関する詳細な情報を得ることができ、ナビゲーション動作に反映させることが容易になる。
【0033】
次に、作成された警告情報データを反映させたナビゲーション動作について説明する。まず、警告情報データの内容を画面表示する動作について説明する。図9は、警告情報データの内容を表示する場合のナビゲーション装置の動作手順を示す流れ図である。
【0034】
制御部250は、例えば利用者によってリモコンユニット(図示せず)が操作されて、警告情報データの内容表示が指示されたか否かを判定する(ステップ500)。警告情報データの内容表示が指示された場合には、制御部250は、警告情報メモリ270に格納されている警告情報データに基づいて、「警告・注意ポイント一覧」の画像を作成し、ディスプレイ装置30に表示する(ステップ501)。
【0035】
図10は、警告・注意ポイント一覧の表示例を示す図である。同図に示すように、表示される警告・注意ポイント一覧には、「警告ポイント」と「注意ポイント」が分類されて示される。制御部250は、警告情報データの「車両状態コード」を検索して、警告・注意ポイントを「警告ポイント」と「注意ポイント」とに分けて表示する。
【0036】
次に、制御部250は、利用者によって例えばリモコンユニットのカーソル操作が行われて、警告・注意ポイント一覧の中からいずれかが選択されたか否かを判定する(ステップ502)。いずれかの警告・注意ポイントが選択された場合には、制御部250は、対応する警告情報データに基づいて「警告情報」画像あるいは「注意情報画面」を作成し、ディスプレイ装置30に表示する(ステップ503)。
【0037】
図11は、警告情報画面の表示例を示す図であり、図10に示した警告・注意ポイント一覧から「A1」の警告ポイントが選択された場合が示されている。図11に示すように、警告情報画面には、表題領域550、異常を検出したセンサやスイッチを示す検出センサ表示領域551、異常を検出した年月日を示す検出日時表示領域552、異常を検出した場所(経度・緯度)を示す検出位置表示領域553、経路探索時にこの警告ポイントを迂回するか否かの選択情報を示す迂回選択領域554、センサ感度の設定内容を示すセンサ感度設定領域555が含まれている。
【0038】
表題領域550は、警告情報データの「車両状態コード」によってその内容が決定される。例えば、「警告」に対応するコードが設定されている場合には「警告情報」と表示され、「注意」に対応するコードが設定されている場合には「注意情報」と表示される。異常センサ表示領域551は、警告情報データの「センサ種別コード」によって決定される。例えば、インパクトセンサ105に対応するコードが設定されている場合には「インパクトセンサ」と表示される。検出日時表示領域552、検出位置表示領域553は、それぞれ警告情報データの「検出時刻」、「経度・緯度」の値が設定される。
【0039】
迂回選択領域554は、「する」および「しない」の各ボタンが表示されている。いずれのボタンを強調表示するかについては、警告情報データの「迂回フラグ」によって決定される。なお、この「迂回フラグ」は利用者が設定することができ、表示されている「する」ボタン、「しない」ボタンのいずれかを選択すると、その選択に応じて「迂回フラグ」が設定される。
【0040】
センサ感度設定領域555は、センサ部100のスイッチやセンサの誤動作を防止するために、利用者がその感度を可変に設定するためのものであり、「Down(下げる)」、「Std(標準)」、「Up(上げる)」の各ボタンが表示される。例えば、図11に示した警告情報はインパクトセンサ105が誤動作したために(例えば、横を大型トラックが走行した際の振動を検出したような場合)表示されたものであると利用者が判断した場合には、「Down」ボタンを選択すればよい、以後、その警告ポイントでセキュリティ装置10の異常検出機能が起動されると、自動的にインパクトセンサ105の検出感度が低めに設定される。
【0041】
このように、上述した警告(注意)情報を表示することによって、利用者は車両に発生した異常の詳細情報を任意のタイミングで知ることができる。また、過去に車両に異常が発生した場所を確認することができるため、その場所を避けて走行したり、駐車するといったことが可能となる。
【0042】
次に、警告・注意ポイントを地図画像に重ねて表示する場合の動作について説明する。図12は、地図画像に重ねて警告・注意ポイントを表示する場合のナビゲーション装置の動作手順を示す流れ図である。
【0043】
制御部250は、地図データメモリ240から表示対象となっている地図画像に対応する地図データを読み出し(ステップ600)、表示対象領域に警告・注意ポイントが含まれるか否かを判定する(ステップ601)。具体的には、警告情報メモリ270に格納されている警告情報データの「経度・緯度」が検索され、この「経度・緯度」が表示対象領域に含まれるか否かが判定される。
【0044】
表示対象領域に警告・注意ポイントが含まれていない場合には、制御部250は、読み出した地図データから地図画像を作成して、ディスプレイ装置30に表示する(ステップ602)。また、警告・注意ポイントが含まれている場合には、制御部250は、警告・注意ポイントを示す所定のマーク画像を作成し(ステップ603)、読み出した地図データから作成した地図画像にこのマーク画像を重ねてディスプレイ装置30に表示する(ステップ604)。
【0045】
図13は、警告・注意ポイントを重ねて示した地図画像の表示例を示す図である。同図に示す「A1」、「A2」は警告ポイントを示しており、「W1」は注意ポイントを示している。このように、地図画像上に警告・注意ポイントを重ねて表示することにより、利用者は、車両に異常が発生した場所を視覚的に確認することができるため、その場所の走行や駐車を避けることが容易となる。
【0046】
次に、警告・注意ポイントを避けて経路を探索する場合の動作を説明する。図14は、経路探索を行うナビゲーション装置の動作手順を示す流れ図である。利用者によって目的地が設定されると、制御部250は、その目的地が警告・注意ポイントであるか否かを判定する(ステップ700)。具体的には、制御部250は、設定された目的地の経度・緯度と、警告情報メモリ270に格納されたいずれかの警告情報データの「経度・緯度」が一致するか否かを判定する。
【0047】
目的地の経度・緯度と警告情報データの「経度・緯度」が一致した場合には、制御部250は、利用者に対して目的地が警告ポイントあるいは注意ポイントに一致する旨の通知を行う(ステップ701)。例えば、ディスプレイ装置30にその旨のコメントが表示される。
【0048】
次に、制御部250は、地図データメモリ240に格納されている出発地(例えばその時点における自車位置を出発地とする)から目的地までの所定範囲の地図データを読み出し(ステップ702)、読み出した地図データに対応する探索領域に「迂回フラグ」が立った警告・注意ポイントが含まれるか否かを判定する(ステップ703)。具体的には、警告情報メモリ270に格納されている警告情報データの「迂回フラグ」が検索され、フラグが“1”(迂回する)の警告情報データが抽出され、さらに、抽出された経路情報データの「経度・緯度」が検索されて、この「経度・緯度」が探索領域に含まれているか否かが判断される。
【0049】
「迂回フラグ」が立った警告・注意ポイントが探索に含まれていない場合には、制御部250は、読み出した地図データに基づいて、通常の経路探索を行う(ステップ704)。また、「迂回フラグ」が立った警告・注意ポイントが探索領域に含まれている場合には、その警告・注意ポイントから所定範囲内にある道路を探索の対象から除外して経路探索を行う(ステップ705)。
【0050】
上述したように、警告・注意ポイントを避けて経路探索を行うことによって、危険な場所の走行や駐車を避けることが容易となる。また、警告情報データの「迂回フラグ」は利用者によって設定可能であり、個々の警告・注意ポイントを迂回するか否かは利用者の選択によって自由に設定することが可能であるため、各警告・注意ポイントを一律に回避するのではなく、利用者の意志を反映した柔軟性のある迂回コースを設定することができる。
【0051】
本実施形態のセキュリティシステムは、セキュリティ装置10によって車両の異常状態を検出した際に、その異常に関する情報を含むセキュリティデータがセキュリティ装置10からナビゲーション装置20に送られ、ナビゲーション装置20では、このセキュリティデータに自車位置や時刻等のデータを付加して、警告情報データとして格納するため、以後この警告情報データを用いて各種の処理を行うことができる。具体的には、ナビゲーション装置20は、警告情報データの内容をディスプレイ装置30の画面を用いて利用者に提供しており、利用者は、異常発生場所を含む車両の異常状態について詳細な情報を容易に取得することができる。また、車両に異常が発生したときに、順にナビゲーション装置20側にその詳細情報が送られてきて警告情報データが作成されるため、ナビゲーション装置20では、セキュリティ装置10によって検出した車両の異常状態をナビゲーション装置20によるナビゲーション動作に容易に反映させることができる。例えば、ナビゲーション装置20は、地図表示動作において、警告情報データに基づいて車両の異常発生場所を表示したり、経路探索処理において、車両に異常が発生した場所を避けて迂回した経路探索を行うことができる。
【0052】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の変形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、利用者が図10に示した警告・注意ポイント一覧の中からいずれかの警告ポイント等が選択したときに、図11に示した詳細な警告情報等を表示したが、利用者が図13に示した地図画像に表示されている警告ポイント等を選択したときに、詳細な警告情報等を表示するようにしてもよい。
【0053】
また、上述した実施形態では、警告情報データを警告情報メモリ270に格納したが、ナビゲーション装置20にカードスロットを備え、そのカードスロットに挿入されたメモリカードに警告情報データを格納するようにしてもよい。メモリカードに警告情報データを格納することにより、このメモリカードを他の車両のナビゲーション装置20のカードスロットに挿入して使用することもできる。この場合には、警告情報データを複数人で共有することができるため、他者によって収集された警告情報データを自車のセキュリティのために活用することが可能となる。
【0054】
また、上述した実施形態では、車両の異常状態が検出された際にこの検出情報を通常のナビゲーション動作に反映させる場合の具体例として、地図表示動作と経路探索動作を考えたが、それ以外のナビゲーション動作に異常検出の情報を反映させるようにしてもよい。例えば、車両が異常発生場所に近づくいたときに、ブザー音や所定のアナウンス音声によってその旨を運転者等に通知するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、車外から加えられる要因によって発生する異常状態が検出された場合に、異常発生時の自車位置を含む異常状態に関する情報がナビゲーション装置の表示画面に表示されるため、何らかの異常が発生した位置を容易に確認することができる。
【0056】
また、本発明によれば、車外から加えられる要因によって異常状態が発生したときに、この異常状態に関する情報と、このとき行われる警告動作に関する情報と、この異常発生時の自車位置情報とが含まれる警告履歴情報が作成されるため、この警告履歴情報を反映させたナビゲーション動作を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態のセキュリティシステムの全体構成を示す図である。
【図2】セキュリティ装置の詳細な構成を示す図である。
【図3】ナビゲーション装置の詳細な構成を示す図である。
【図4】車両の状態が異常になったときの動作手順を示す流れ図である。
【図5】セキュリティデータの内容を示す図である。
【図6】自車位置データの内容を示す図である。
【図7】電源投入時のナビゲーション装置の動作手順を示す流れ図である。
【図8】警告情報データの内容を示す図である。
【図9】警告情報を表示するナビゲーション装置の動作手順を示す流れ図である。
【図10】警告・注意ポイント一覧の表示画面の一例を示す図である。
【図11】警告情報の表示画面の一例を示す図である。
【図12】警告・注意ポイントを地図画像に重ねて表示する場合のナビゲーション装置の動作手順を示す流れ図である。
【図13】警告・注意ポイントを重ねて表示した地図画面一例を示す図である。
【図14】警告・注意ポイントを避けて経路探索を行うナビゲーション装置の動作手順を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 セキュリティ装置
20 ナビゲーション装置
30 ディスプレイ装置
100 センサ部
101 ドアスイッチ
102 フード/トランクスイッチ
103 イグニッションスイッチ
104 レーダセンサ
105 インパクトセンサ
110、250 制御部
210 受信メモリ
220 自車位置検出部
270 警告情報メモリ

Claims (2)

  1. 車外から加えられる要因によって発生する異常状態を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段によって前記異常状態が検出されたときに、所定の警告動作を行う警告手段と、
    自車位置を検出する自車位置検出手段と、
    前記異常検出手段によって検出された異常状態に関する情報と、前記警告手段によって行われる前記警告動作に関する情報と、前記自車位置検出手段によって検出された異常発生時の自車位置情報とが含まれる警告履歴情報を格納する警告履歴情報格納手段と、
    前記警告履歴情報格納手段に格納された前記警告履歴情報をナビゲーション動作に反映させるナビゲーション処理手段と、
    を備え、前記ナビゲーション動作は、地図表示動作であり、前記異常発生時の自車位置が表示領域に含まれている場合に、前記異常発生時の自車位置に対応させて所定の指標を含む地図画像が表示され、前記異常発生時の自車位置が表示領域に含まれていない場合には、前記指標を含まない地図画像が表示されることを特徴とするセキュリティシステム。
  2. 車外から加えられる要因によって発生する異常状態を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段によって前記異常状態が検出されたときに、所定の警告動作を行う警告手段と、
    自車位置を検出する自車位置検出手段と、
    前記異常検出手段によって検出された異常状態に関する情報と、前記警告手段によって行われる前記警告動作に関する情報と、前記自車位置検出手段によって検出された異常発生時の自車位置情報とが含まれる警告履歴情報を格納する警告履歴情報格納手段と、
    前記警告履歴情報格納手段に格納された前記警告履歴情報をナビゲーション動作に反映させるナビゲーション処理手段と、
    を備え、前記ナビゲーション動作は、経路探索動作であり、前記異常発生時の自車位置を迂回する経路が設定されることを特徴とするセキュリティシステム。
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