JPH0790739B2 - 車両用アシストグリップ - Google Patents

車両用アシストグリップ

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JPH0790739B2
JPH0790739B2 JP14941989A JP14941989A JPH0790739B2 JP H0790739 B2 JPH0790739 B2 JP H0790739B2 JP 14941989 A JP14941989 A JP 14941989A JP 14941989 A JP14941989 A JP 14941989A JP H0790739 B2 JPH0790739 B2 JP H0790739B2
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JP
Japan
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grip
grip body
vehicle
fixed base
inner cover
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP14941989A
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JPH0316836A (ja
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誠 田村谷
秀幸 宮本
良文 納富
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、車両用アシストグリップに関する。
<従来の技術> 従来のアシストグリップとしては、例えば実開昭63−16
2655号公報に示されるようなものが知られている。
このアシストグリップは、グリップ本体を車体に固定し
た固定ベースに対し回動自在に接続してなるもので、不
使用時にはグリップ本体と固定ベースとの間に介在させ
た弾性体の付勢力により車体側へ格納しておき、使用時
にはグリップ本体を車室側へ所定の回動限界まで回動さ
せて取出し、この回動限界で止めた状態にして使用する
ようにしているものである。
<発明が解決しようとする課題> ところで、アシストグリップは車室内の壁面乃至天井部
位に設けられるもので、車室内の装飾性との関係から、
見える部位、具体的にはグリップ本体に全面にわたって
化粧表皮を施したい場合がある。
しかし、前述のようにこのグリップ本体は、取出し・格
納に応じて固定ベースに対し回動するもので、何らかの
工夫を施さないと、固定ベースに対する回動の際、具体
的には取出し時の回動限界において固定ベースにグリッ
プ本体が当たって比較的傷つき易い化粧表皮を傷つけて
しまうおそれがある。
この発明は、このような事情を背景になされたもので、
グリップ本体の全面に化粧表皮が施されている場合で
も、この化粧表皮が損傷することのないようにしたアシ
ストグリップを提供しようとするものである。
<課題を解決するための手段> 具体的には、グリップ部とアーム部よりなる全面に化粧
表皮を施したU字状のグリップ本体を車体に固定した固
定ベースに対し回動自在に接続し、グリップ本体を車体
側へ格納・車室側へ取出し自在とした車両用アシストグ
リップに於いて、グリップ本体のアーム部の先端部裏側
に取付部を形成し、この取付部に化粧表皮保護用のイン
ナカバーを取り付け、グリップ本体の車室側への取出し
時にこのインナカバーの上記固定ベースに当接する当接
部を設け、この当接部によりグリップ本体の車室側への
取出し時の回動限界を与えるようにしてなるアシストグ
リップを提供する。
<作用> このアシストグリップでは、使用時にグリップ本体を車
室側へ回動させた際に、インナカバーが固定ベースへ押
接することによりグリップ本体の回動限界が与えられる
ようにされているので、グリップ本体が固定ベースに直
接当たることがない。したがって、グリップ本体が固定
ベースに当たることによる化粧表皮の損傷という現象を
避けられるものである。
<実 施 例> 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
このアシストグリップ1は、グリップ本体2を、車体3
に固定される固定ベース4に対しインナカバー5の介在
のもとに軸部材6を介して、第4図中に矢示Xで示すよ
うな回動を可能とするように接続してなるもので、グリ
ップ本体2は、軸部材6に取り付けられてグリップ本体
2と固定ベース4との間に介在する「弾性体」具体的に
は捩じりスプリング7により車体側へ格納する方向に常
時付勢されている。
グリップ本体2は、左右対称であるため第1図中では半
分が省略されているが、グリップ部10とこのグリップ部
10から連続的に曲折させられたアーム部11とよりなる浅
めのU字状のもので、車室S内から見える部位全体が例
えば本革あるいは塩化ビニールシート等の化粧表皮12に
より被覆されている。
アーム部11の先端部の裏側には「取付部」として先端側
が開放した取付凹部13が凹設されているが、この取付凹
部13は、インナカバー5を取り付け、且つ固定ベース4
の後述する隆起部27を収納するためのもので、側壁13
a、13bの内側に一対の軸受穴14、15、一対の係合凹部1
6、16を備え、奥側の縦壁13cに係合穴17を備え、また底
13dに逃がし凹部18を備えている。
一対の軸受穴14、15は、いずれも取付凹部13の側壁13
a、13bの内側に凹設された‘めくら穴’であるが、一方
の軸受穴14には連通部19にて外側と連通する挿入孔20が
付設されている。
インナカバー5は、グリップ本体2の固定ベース4への
取付けの補強であると共に、グリップ本体2が回動に際
して固定ベース4に当たるのを防ぐ役目も負うもので、
さらにはアーム部11の取付凹部13に回し込んだ化粧表皮
12の端末12aを押さえる役目を負うもので、取付凹部13
にぴったり嵌まるような形状とされている。
具体的には、インナカバー5は、先端側と上方が開放し
た箱形形状をしており、この側壁5aには、係合突片22及
び一対の係合突起23、23を設けており、これらが取付凹
部13の係合穴17乃至は係合凹部16、16にそれぞれ係合す
ることにより取付凹部13に取り付けられ、さらに先端に
は、固定ベース4とグリップ本体2が回動した時に当接
する当接部5bが設けられている。
また、インナカバー5は、一対の軸受孔24、24を備える
と共に、取付凹部13に取り付けられた際にその逃がし凹
部18に収まるボス25を備え、さらにこのボス25にかかる
ようにして形成されたスリット26を備えており、軸受孔
24、24に挿通する軸部材6に取り付けられた捩じりスプ
リング7の略L字状に曲折された一端7aがスリット26を
介して取付凹部13の底の逃がし凹部18に係止するように
されている(第2図)。
固定ベース4は、一方の端部に平面略コ字状の隆起部27
が立設された板状のもので、中心部に形成されたビス孔
28を介してビス29により車体3に固定される。尚、図中
のHは水平線である。
そして、隆起部27には、軸部材6を連通させるための軸
受孔30が両端部27a、27bに形成されると共に、軸部材6
に取り付けられた捩じりスプリング7の他端7bを係止さ
せるための係止部31が両端部27a、27bをつなぐように形
成されている。
インナカバー5を取り付けたグリップ本体2は軸部材6
により固定ベース4に接続されるものであるが、その接
続に際しては、先ずインナカバー5の軸受孔24、24、固
定ベース4の軸受孔30、30及びグリップ本体2の軸受穴
15がそれぞれ一直線上に並ぶような状態とし、それから
グリップ本体2の外側から挿入孔20を介して軸部材6を
前記軸受孔24等に、軸部材6に捩じりスプリング7が取
り付けられるようにして挿入させる。
すると、軸部材6は、グリップ本体2の両軸受穴14、15
間の間隔に相応するような長さとされているので、完全
な挿入状態において捩じりスプリング7の付勢力により
第2図及び第3図中の矢示Yの如く連通部19を介しずれ
て軸受穴14に押し込まれ、ロック状態となる。ここで、
軸部材6がこのように軸受穴14に押し込まれるには、グ
リップ本体2とインナカバー5との間に相対的な動きが
必要になるが、それはインナカバー5の係合突起23と取
付凹部13の係合凹部16との関係、あるいはインナカバー
5の軸受孔24と軸部材6との関係に必要な遊びを設ける
ことにより与えられる。
尚、32はキャップで挿入孔20の蓋である。
つまり、このアシストグリップ1の場合には、‘めくら
穴’とされた軸受穴14、15と、その一つに連通部19にて
連通する挿入孔20との組み合わせを用いたことにより、
軸部材6の抜け止めのためのロックが言わばワンタッチ
でできるようになっており、しかもロック用の部材が不
要とされているものである。
また、このアシストグリップ1では、第5図に示すよう
に、使用時にグリップ本体2を車室S側へ回動させた際
に、インナカバー5の当接部5bが固定ベース4の隆起部
27へ押接することによりグリップ本体2の回動限界が与
えられる。したがって、このアシストグリップ1では、
グリップ本体2が固定ベース4に直接当たることがな
い。したがって、グリップ本体2が固定ベース4に当た
ることによる化粧表皮12の損傷という現象を避けられる
ものである。
<発明の効果> この発明に係るアシストグリップは、以上説明してきた
如く、グリップ本体のアーム部の先端部裏側に取付部を
形成し、この取付部にインナカバーを取り付け、このイ
ンナカバーの固定ベースへの押接によりグリップ本体の
車室側への回動の回動限界が与えられるようにしてなる
ものであるから、使用時にグリップ本体を車室側へ回動
させてもグリップ本体が固定ベースに直接当たることが
なく、たとえグリップ本体の表面が比較的傷つき易い化
粧表皮で被覆されていても、この化粧表皮を損傷するよ
うな現象を避けられるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明に係るアシストグリップの部分分解
斜視図、 第2図は、第5図中の矢示II−II線に沿う一部断面を含
む概略平面図、 第3図は、取付部の部分拡大図、 第4図は、車体に取り付けられた状態のアシストグリッ
プの概略断面図、そして 第5図は、グリップ本体を取出した状態の第4図相当の
概略断面図である。 1……アシストグリップ 2……グリップ本体 3……車体 4……固定ベース 5……インナカバー 5a……当接部 10……グリップ部 11……アーム部 13……取付凹部(取付部) S……車室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】グリップ部とアーム部よりなる全面に化粧
    表皮を施したU字状のグリップ本体を車体に固定した固
    定ベースに対し回動自在に接続し、グリップ本体を車体
    側へ格納・車室側へ取出し自在とした車両用アシストグ
    リップに於いて、 上記グリップ本体のアーム部の先端部裏側に取付部を形
    成し、この取付部に化粧表皮保護用のインナカバーを取
    り付け、グリップ本体の車室側への取出し時にこのイン
    ナカバーの上記固定ベースに当接する当接部を設け、こ
    の当接部により回動限界を与えるようにしたことを特徴
    とする車両用アシストグリップ。
JP14941989A 1989-06-14 1989-06-14 車両用アシストグリップ Expired - Lifetime JPH0790739B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14941989A JPH0790739B2 (ja) 1989-06-14 1989-06-14 車両用アシストグリップ

Applications Claiming Priority (1)

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JP14941989A JPH0790739B2 (ja) 1989-06-14 1989-06-14 車両用アシストグリップ

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Publication Number Publication Date
JPH0316836A JPH0316836A (ja) 1991-01-24
JPH0790739B2 true JPH0790739B2 (ja) 1995-10-04

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ID=15474702

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JP14941989A Expired - Lifetime JPH0790739B2 (ja) 1989-06-14 1989-06-14 車両用アシストグリップ

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JP2556417Y2 (ja) * 1991-10-30 1997-12-03 豊田合成株式会社 アシストグリップ
KR100419074B1 (ko) * 2001-08-14 2004-02-18 한일이화주식회사 자동차용 토노커버
DE102019200683A1 (de) * 2018-01-23 2019-07-25 Magna Powertrain Inc. Schaltbare Freilaufkupplung mit elektromagnetischem Aktor und direkt wirkender Rastfingeranordnung, die einen aktiven Rastfinger und eine Rastfingervorspannanordnung aufweist

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JPH0316836A (ja) 1991-01-24

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