JPH0790631A - パターン形成方法 - Google Patents

パターン形成方法

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JPH0790631A
JPH0790631A JP25113493A JP25113493A JPH0790631A JP H0790631 A JPH0790631 A JP H0790631A JP 25113493 A JP25113493 A JP 25113493A JP 25113493 A JP25113493 A JP 25113493A JP H0790631 A JPH0790631 A JP H0790631A
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ion milling
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順一 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エッチング時の再付着に起因する突起形成を
回避する。 【構成】 被ミリング膜1の表面にカバー2を付着させ
た後、被ミリング膜1を、カバー2をマスクとしてイオ
ンミリングする。カバー2は被ミリング膜1と接する底
面側21が狭く、反対側の表面側22が広くなる逆テー
パの側壁面23、24を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イオンミリングを用い
たパターン形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】イオンミリングを用いたパターン形成方
法は、薄膜磁気ヘッドの磁気変換素子形成プロセスまた
は半導体素子形成プロセス等に用いられる。この種のパ
ターン形成方法は、被ミリング膜の表面にカバーを付着
させ、カバーをマスクとして被ミリング膜をイオンミリ
ングする。カバーは、多くはポジ型またはネガ型のフォ
トレジストを、フォトリソグラフィ技術を用いてパター
ニングすることによって形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において用
いられていたフォトリソグラフィによるカバーは、被ミ
リング膜の表面から立ち上る側壁面が被ミリング膜の表
面に対してほぼ垂直な壁面となる。
【0004】このため、イオンミリング法を用いて被ミ
リング膜をエッチングするときに、エッチングされて飛
散した粒子がカバー、スライダブロックもしくはダミー
ブロックの側壁面に再付着し、側壁面から被ミリング膜
の表面に連続するように成長することがある。このた
め、カバー、スライダブロックもしくはダミーブロック
を取外したとき、再付着層が被ミリング膜の表面に微小
突起として残ってしまうという問題点があった。
【0005】従来はカバー形成のためのレジストの塗布
条件、露光条件または現像条件を変化させることによっ
て、突起形成を回避しようとしていた。しかし、良好な
結果を得るための条件設定が難しい。
【0006】本発明の課題は、カバーによって覆われる
領域を残し、その外側の領域を高精度でエッチングする
パターン形成方法を提供することである。
【0007】本発明のもう一つの課題は、エッチング時
の再付着に起因する突起形成を回避し得るパターン形成
方法を提供することである。
【0008】本発明のもう一つの課題は、突起形成を簡
単、かつ、確実に回避し得るパターン形成方法を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係るパターン形成方法は、被ミリング膜の
表面にカバーを付着させ、前記被ミリング膜を、前記カ
バーをマスクとしてイオンミリングする方法であって、
前記カバーは、前記被ミリング膜と接する底面側が狭
く、反対側の表面側が広くなる逆テーパの側壁面を有す
る。
【0010】
【作用】被ミリング膜の表面にカバーを付着させ、被ミ
リング膜を、カバーをマスクとしてイオンミリングする
から、被ミリング膜の内、カバーによって覆われる領域
を残し、その外側の領域を高精度でエッチングすること
ができる。
【0011】カバーは、被ミリング膜と接する底面側が
狭く、反対側の表面側が広くなる逆テーパの側壁面を有
するから、イオンミリングによってエッチングされた粒
子が、カバーの側壁面に付着しても、逆テーパの形状の
ために、側壁面から被ミリング膜の表面に連続するよう
には成長しない。このため、カバー除去跡に、再付着に
よる突起(バリ)が残ることがない。
【0012】しかも、カバーの断面形状の選択によって
再付着による突起の形成を阻止するものであり、カバー
形成のためのレジストの塗布条件、露光条件、現像条件
を、殆ど変化させる必要がないから、工程の簡素化を図
ることができる。
【0013】オーバエッチングの問題は、イオンミリン
グ後、カバーを除去する前に、絶縁膜を被着し、次にカ
バーをリフトオフ法によって除去する工程を含むことに
より、回避することができる。
【0014】
【実施例】図1〜図3は本発明に係るパターン形成方法
を示す図である。図1に示すように、被ミリング膜1の
表面にカバー2を付着させ、次に、図2に示すように、
被ミリング膜1を、カバー2をマスクとしてイオンミリ
ングする。3は支持層である。磁気抵抗効果(以下MR
と称する)素子を読み出し素子として用いる薄膜磁気ヘ
ッドの場合、被ミリング膜1はMR膜であり、支持層3
は表面が絶縁膜で構成されている。この場合の支持層3
はスライダの大部分を構成する基体上に下部シールド膜
を形成した後、その上に絶縁膜を付着させることによっ
て得られる。
【0015】イオンミリング工程において、被ミリング
膜1の内、カバー2によって覆われる領域を残し、その
外側の領域を高精度でエッチングする。
【0016】カバー2は、被ミリング膜1と接する底面
21と、反対側の表面22との間の両側壁面23、24
が逆テーパ面となっている。このような断面形状を持つ
カバー2の形成方法は周知である。例えば、フォトリソ
グラフィ工程でカバー2を形成する場合、アンモニア反
転処理法、クロロベンゼン処理法または熱反転レジスト
法等が、逆テーパ断面形状を有するカバー形成手段とし
て知られている。
【0017】ここで、カバー2は、被ミリング膜1と接
する底面21と、反対側の表面22との間の両側壁面2
3、24が逆テーパ面となっているから、イオンミリン
グによってエッチングされた飛散した粒子がカバー2の
側壁面23、24に付着し、再付着膜4が形成されて
も、側壁面23、24が逆テーパの形状のために、側壁
面23、24から被ミリング膜1の表面に連続するよう
には成長しない。このため、図3に示すように、カバー
2を除去した場合、カバー2と共に再付着膜4が除去
さ、カバー除去跡に、再付着による突起(バリ)が残る
ことがない。
【0018】しかも、カバー2の断面形状の選択によっ
て再付着による突起の形成を阻止するものであり、カバ
ー形成のためのレジストの塗布条件、露光条件、現像条
件を殆ど変化させる必要がないから、工程の簡素化を図
ることができる。
【0019】上記イオンミリングによるエッチング工程
において、被ミリング膜1が過剰にエッチングされるこ
とがある。係るオーバエッチングの問題は、イオンミリ
ング後、カバーを除去する前、カバ及び被ミリング膜の
表面に絶縁膜を被着し、次にカバーをリフトオフ法によ
って除去する工程を含むことにより、回避することがで
きる。図4〜図6にその一例を示す。図4に示すよう
に、カバー2をマスクとして、被ミリング膜1をイオン
ミリングする。次に、図5に示すように、カバー2を除
去する前、カバ2及び被ミリング膜1の表面に絶縁膜5
1〜53を被着させる。次に、図6に示すように、カバ
ー2及びその上に付着している絶縁膜52をリフトオフ
法によって除去する。被ミリング膜1のエッチング跡に
付着されている絶縁膜51及び53はリフトオフ法によ
っては除去されず、そのまま残る。このため、オーバエ
ッチングによる絶縁不良を回避することができる。しか
も、カバー2は逆テーパの側壁面23、24を有するか
ら、リフトオフ法を確実に適用できる。
【0020】本発明は、薄膜磁気ヘッドの磁気変換素子
形成プロセスまたは半導体素子形成プロセス等におい
て、金属薄膜または無機質薄膜のパターン形成に広く適
用できる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば次の
ような効果を得ることができる。 (a)カバーによって覆われる領域を残し、その外側の
領域を高精度でエッチングするパターン形成方法を提供
することができる。 (b)エッチング時の再付着に起因する突起形成を回避
し得るパターン形成方法を提供することができる。 (c)突起形成を簡単、かつ、確実に回避し得るパター
ン形成方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパターン形成方法に含まれる一工
程を示す図である。
【図2】本発明に係るパターン形成方法のうち、図1に
示した工程の後の工程を示す図である。
【図3】本発明に係るパターン形成方法のうち、図2に
示した工程の後の工程を示す図であるを示す図である。
【図4】本発明に係るパターン形成方法の別の例におけ
る一工程を示す図である。
【図5】本発明に係るパターン形成方法のうち、図4に
示した工程の後の工程を示す図である。
【図6】本発明に係るパターン形成方法のうち、図5に
示した工程の後の工程を示す図である。
【符号の説明】
1 被ミリング膜 2 カバー 3 支持層 4 再付着膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】このため、イオンミリング法を用いて被ミ
リング膜をエッチングするときに、エッチングされて飛
散した粒子がカバーに再付着し、側壁面から被ミリング
膜の表面に連続するように成長することがある。このた
め、カバーを取外したとき、再付着層が被ミリング膜の
表面に微小突起として残ってしまうという問題点があっ
た。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】上記イオンミリングによるエッチング工程
において、被ミリング膜1が過剰にエッチングされるこ
とがある。係るオーバエッチングの問題は、イオンミリ
ング後、カバーを除去する前、カバー及び被ミリング膜
の表面に絶縁膜を被着し、次にカバーをリフトオフ法に
よって除去する工程を含むことにより、回避することが
できる。図4〜図6にその一例を示す。図4に示すよう
に、カバー2をマスクとして、被ミリング膜1をイオン
ミリングする。次に、図5に示すように、カバー2を除
去する前、カバー2及び被ミリング膜1の表面に絶縁膜
51〜53を被着させる。次に、図6に示すように、カ
バー2及びその上に付着している絶縁膜52をリフトオ
フ法によって除去する。被ミリング膜1のエッチング跡
に付着されている絶縁膜51及び53はリフトオフ法に
よっては除去されず、そのまま残る。このため、オーバ
エッチングによる絶縁不良を回避することができる。し
かも、カバー2は逆テーパの側壁面23、24を有する
から、リフトオフ法を確実に適用できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被ミリング膜の表面にカバーを付着させ
    た後、前記被ミリング膜を、前記カバーをマスクとして
    イオンミリングするパターン形成方法であって、 前記カバーは、前記被ミリング膜と接する底面側が狭
    く、反対側の表面側が広くなる逆テーパの側壁面を有す
    るパターン形成方法。
  2. 【請求項2】 イオンミリング後、前記カバーを除去す
    る前に絶縁膜を被着し、次に前記カバーをリフトオフ法
    によって除去する工程を含む請求項1に記載のパターン
    形成方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8256096B2 (en) * 2004-04-20 2012-09-04 Headway Technologies, Inc. Method of using xenon ion beams to improve track width definition

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8256096B2 (en) * 2004-04-20 2012-09-04 Headway Technologies, Inc. Method of using xenon ion beams to improve track width definition

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