JPH05251425A - Au膜エッチング方法 - Google Patents
Au膜エッチング方法Info
- Publication number
- JPH05251425A JPH05251425A JP4050285A JP5028592A JPH05251425A JP H05251425 A JPH05251425 A JP H05251425A JP 4050285 A JP4050285 A JP 4050285A JP 5028592 A JP5028592 A JP 5028592A JP H05251425 A JPH05251425 A JP H05251425A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- etching
- resist
- nicr
- substrate
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体装置や薄膜回路製造のために用いるA
u膜のエッチング方法において、3μmを超えるAu薄
膜に対して高精度なAu膜のエッチング方法を提供する
ことを目的とする。 【構成】 基板5上に下地膜4を介して形成されたAu
膜3をエッチングするAu膜3のエッチング方法におい
て、Au膜3上に下地膜4と同じ材料を形成し、その上
にレジストを設けてAu膜3を所望のパターンにエッチ
ングする。
u膜のエッチング方法において、3μmを超えるAu薄
膜に対して高精度なAu膜のエッチング方法を提供する
ことを目的とする。 【構成】 基板5上に下地膜4を介して形成されたAu
膜3をエッチングするAu膜3のエッチング方法におい
て、Au膜3上に下地膜4と同じ材料を形成し、その上
にレジストを設けてAu膜3を所望のパターンにエッチ
ングする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置や薄膜回路
製造のために用いるAu膜のエッチング方法に関するも
のである。
製造のために用いるAu膜のエッチング方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、Au膜のエッチング方法の発展に
は著しいものがある。以下図面を参照しながら上述した
従来のAu膜のエッチング方法の一例について説明す
る。
は著しいものがある。以下図面を参照しながら上述した
従来のAu膜のエッチング方法の一例について説明す
る。
【0003】図2は従来のAu膜のエッチング方法の工
程図を示したものである。同図において、基板9上に下
地膜8を介して形成された膜厚2μmのAu膜7の表面
に1μmのレジストを塗布した後、マスクを使って露光
・現像を行なうことによりレジスト6が所望のパターン
に形成される。しかる後KI+I2系からなるA uエッ
チャントに浸漬することにより、露出したAu膜の表面
がエッチングされる。そして、下地膜8の表面が露出し
た段階でAu膜のエッチング終了となる。
程図を示したものである。同図において、基板9上に下
地膜8を介して形成された膜厚2μmのAu膜7の表面
に1μmのレジストを塗布した後、マスクを使って露光
・現像を行なうことによりレジスト6が所望のパターン
に形成される。しかる後KI+I2系からなるA uエッ
チャントに浸漬することにより、露出したAu膜の表面
がエッチングされる。そして、下地膜8の表面が露出し
た段階でAu膜のエッチング終了となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の方
法では、KI+I2系Auエッチャントの化学反応 促進
作用が強いため、レジストが浸食されてしまい、Au膜
7の膜厚が3μmを超えると所望のパターン幅をもった
Auパターンが得られないという課題を有していた。ま
た一度溶けたレジスト6がAu膜7とともに固体化し、
基板の上に残渣として析出するという課題も有してい
た。本発明は上記課題に鑑み、3μmを超えるAu薄膜
に対して高精度なAu膜のエッチング方法を提供するも
のである。
法では、KI+I2系Auエッチャントの化学反応 促進
作用が強いため、レジストが浸食されてしまい、Au膜
7の膜厚が3μmを超えると所望のパターン幅をもった
Auパターンが得られないという課題を有していた。ま
た一度溶けたレジスト6がAu膜7とともに固体化し、
基板の上に残渣として析出するという課題も有してい
た。本発明は上記課題に鑑み、3μmを超えるAu薄膜
に対して高精度なAu膜のエッチング方法を提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のAu膜エッチング方法は、Au膜の表面に
下地膜と同じ材質の膜を生膜した後、通常のフォトリソ
グラフィーを行なうことに特徴をもつ。
に、本発明のAu膜エッチング方法は、Au膜の表面に
下地膜と同じ材質の膜を生膜した後、通常のフォトリソ
グラフィーを行なうことに特徴をもつ。
【0006】
【作用】本発明は上記の方法により、Au膜表面に形成
された下地膜のパターンがレジストの役割を果たすた
め、レジストのような有機物とは異なり、金属膜である
下地膜はKI+I2系のようなハロゲン化エッチャント
に対しても浸食されに くく、従って高精度でかつ残渣
のないAuエッチングを行なうことができる。また下地
膜と同じ膜をつけるので、余分なターゲットおよびエッ
チング液が不要となる。
された下地膜のパターンがレジストの役割を果たすた
め、レジストのような有機物とは異なり、金属膜である
下地膜はKI+I2系のようなハロゲン化エッチャント
に対しても浸食されに くく、従って高精度でかつ残渣
のないAuエッチングを行なうことができる。また下地
膜と同じ膜をつけるので、余分なターゲットおよびエッ
チング液が不要となる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例のAuエッチング方法に
ついて、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
の一実施例におけるAu膜エッチング方法を示す工程断
面図である。同図において、基板5の上に下地膜である
NiCr膜を介して形成されたAu膜3上に下地膜と同
じ材料であるNiCr膜2を形成する。そして、その
後、通常のフォトリソグラフィーを行なう。
ついて、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
の一実施例におけるAu膜エッチング方法を示す工程断
面図である。同図において、基板5の上に下地膜である
NiCr膜を介して形成されたAu膜3上に下地膜と同
じ材料であるNiCr膜2を形成する。そして、その
後、通常のフォトリソグラフィーを行なう。
【0008】以上のようなAuエッチング方法につい
て、以下、図1を用いて下地膜がNiCrの場合につい
て具体的に説明する。
て、以下、図1を用いて下地膜がNiCrの場合につい
て具体的に説明する。
【0009】基板5上にはNiCr膜4が1000Å、
その上にAu膜3が3μmが形成され、さらにAu膜3
上にNiCr膜2が500Åが形成されている。NiC
r膜2の上にレジストを1μm塗布し、フォトリソグラ
フィーにより所望のレジストパターン1を得る。このよ
うな断面をもつ基板をNiCrのエッチング液に浸食す
るNiCr膜2がエッチングされる(図1(b))。
その上にAu膜3が3μmが形成され、さらにAu膜3
上にNiCr膜2が500Åが形成されている。NiC
r膜2の上にレジストを1μm塗布し、フォトリソグラ
フィーにより所望のレジストパターン1を得る。このよ
うな断面をもつ基板をNiCrのエッチング液に浸食す
るNiCr膜2がエッチングされる(図1(b))。
【0010】次にNiCr膜2上のレジスト1を除去す
る(同図(c))。これをAuエッチャント(KI+I
2系)に浸漬するとNiCr膜2はKI+I2系エッチン
グ液には浸食されにくいため、高精度なAuパターンが
得られる(同図(d))。また、Au膜3上のNiCr
膜2は下地のNiCr膜4と同じエッチング液を使用で
きるため、Au膜3上部のマスク金属と下地膜を同時に
エッチングすることが可能となる。
る(同図(c))。これをAuエッチャント(KI+I
2系)に浸漬するとNiCr膜2はKI+I2系エッチン
グ液には浸食されにくいため、高精度なAuパターンが
得られる(同図(d))。また、Au膜3上のNiCr
膜2は下地のNiCr膜4と同じエッチング液を使用で
きるため、Au膜3上部のマスク金属と下地膜を同時に
エッチングすることが可能となる。
【0011】なお、本実施例においては下地膜としてN
iCr膜を用いたが、下地膜がTiW(1000Å)に
ついても同様の効果が得られた。
iCr膜を用いたが、下地膜がTiW(1000Å)に
ついても同様の効果が得られた。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、Au膜表
面に下地膜と同じ材料の膜を成膜することにより、不必
要なターゲットおよびエッチング液を用いることなく、
Au膜厚が3μm以上でも高精度なAu膜のエッチング
を行なうことが可能となる。
面に下地膜と同じ材料の膜を成膜することにより、不必
要なターゲットおよびエッチング液を用いることなく、
Au膜厚が3μm以上でも高精度なAu膜のエッチング
を行なうことが可能となる。
【図1】本発明の一実施例におけるAu膜のエッチング
方法を示す工程断面図
方法を示す工程断面図
【図2】従来のAu膜のエッチング方法を示す工程断面
図
図
1 レジスト 2 NiCr膜 3 Au膜 4 NiCr膜 5 基板
Claims (1)
- 【請求項1】 基板上に下地膜を介して形成されたAu
膜をエッチングするAu膜のエッチング方法において、
前記Au膜上に前記下地膜と同じ材料を形成し、その上
にレジストを設けてAu膜を所望のパターンにエッチン
グするAu膜エッチング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4050285A JPH05251425A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | Au膜エッチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4050285A JPH05251425A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | Au膜エッチング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05251425A true JPH05251425A (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=12854651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4050285A Pending JPH05251425A (ja) | 1992-03-09 | 1992-03-09 | Au膜エッチング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05251425A (ja) |
-
1992
- 1992-03-09 JP JP4050285A patent/JPH05251425A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |