JP2937537B2 - パターン形成方法 - Google Patents

パターン形成方法

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JP2937537B2 JP10740791A JP10740791A JP2937537B2 JP 2937537 B2 JP2937537 B2 JP 2937537B2 JP 10740791 A JP10740791 A JP 10740791A JP 10740791 A JP10740791 A JP 10740791A JP 2937537 B2 JP2937537 B2 JP 2937537B2
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光平 十河
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子製造におい
て、多層レジスト構造を用いて半導体基板上の被加工膜
にパターンを形成する方法、とくに多層レジスト構造の
下層膜を酸素ガスのRIEによりパターン形成する方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の製造において回路パターン
の露光または描画法の高い解像度を充分利用するために
レジストとして多層構造が用いられている。RIEパタ
ーン転写法による2層レジスト構造を用いたプロセスは
例えば、ソリッドステートテクノロジイ(Solid
State Technology)/日本版,198
5年10月,p.52〜57に示されており、これを図
2で説明する。
【0003】図2において、面上に被加工膜2 が形成さ
れた半導体基板1を準備し、この被加工膜2 の上に下層
3 を塗布・成膜する。必要な熱処理を施した後、この
下層膜3 上に上層膜4 を塗布・成膜する(図2
(a))。次に露光及び現像処理を経て、この上層膜4
をパターン化して上層膜4aを得る(図2(b))。
【0004】その後前記パターン化された上層膜4aをマ
スクとして、酸素プラズマ処理(以下O2 RIE処理と
記す)により下層膜3 をエッチング加工し、パターン化
された下層膜3aを得る(図2(c))。
【0005】以上の処理により被加工膜2 に必要なレジ
ストパターンが形成されたことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、高性能な半導
体装置を製造するためには、半導体装置の一部分となる
被加工膜2 を精度よく加工することが必須であるが、そ
のためにはマスクとなる下層膜3 を精度よくパターン化
する必要がある。
【0007】このため前記O2 RIE処理においては異
方性を高めた条件、すなわちスパッタ効果を導入したエ
ッチング条件が必要である。したがって、上述の方法で
はO2 RIE処理による下層膜3 のエッチング終了時点
で下層膜厚3やO2 RIE速度のパラツキにより被加工
2 2も部分的に酸素プラズマにさらされ、かつスパッ
タされることになる。
【0008】被加工膜がスパッタされると、図3(a)
のようにレジストパターン側壁には被加工膜構成成分と
酸素の反応生成物5 が付着することになる。被加工膜2
がシリコン,ポリシリコンあるいはシリコン酸化膜等の
場合には、上記側壁に付着する反応生成物5 はシリコン
酸化膜系の物質であり、被加工膜の加工処理後、不要と
なったレジストとともに、比較的容易に除去ができる。
しかしながら、被加工膜2 がタングステン,アルミニウ
ムあるいはそれらを含む合金の場合には、レジストパタ
ーン側壁に付着する反応生成物5 は化学的に強固な物質
であるため、通常のレジスト除去薬品では除去できず、
図3(b)のように半導体基板上に残留してしまうこと
があり、半導体装置製造工程の障害となっていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、多層レジスト
構造の下層膜をO2RIE処理によりパターン形成する
方法における上記障害を除去するため被加工膜上にシリ
コン含有ポリマを塗布・成膜し、その後従来方法と同様
に下層膜及び上層膜を順次形成するようにしたものであ
る。
【0010】
【作用】シリコン含有ポリマ層は酸素と反応するとシリ
コン酸化膜となる。この酸化膜はスパッタにより付着す
る膜と同じ成分となる。前述のようにこれは容易に除去
可能であり、半導体基板上に残留することがない。
【0011】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す工程順に示す断
面図であり、以下詳細に説明する。
【0012】被加工膜32が形成された半導体基板31を準
備し、シリコン含有ポリマ33として例えばPACS(ポ
リ(アリル−クロロメチル シルセスケ/オキサン)P
oly(allyl−chloromethyl si
l(sesgue)oxane))を0.05〜0.1
μmの厚さに回転塗布する。次に下層膜34として有機ポ
リマHPR−204(商品名)を0.3〜2.0μmの
厚さに回転塗布し、しかる後上層膜35としてPACSを
0.1〜0.5μmの厚さに回転塗布し図1(a)の構
造を得る。
【0013】次に電子ビーム露光技術により必要な部分
を選択的に露光し、現像処理を経て、上層膜35をパター
ン化し、パターン化された上層膜35a を得る(図1
(b))。
【0014】この後、前記上層膜35a をマスクとしてO
2 RIE技術により下層膜34をエッチング処理をし、パ
ターン化された下層膜34a を得るがこのときシリコン含
有ポリマ33も酸素プラズマにさらされ、スパッタされる
ため、シリコン酸化膜系の物質が付着膜36としてパター
ン化された下層膜34a 及び上層膜35a の側壁に形成され
る(図1(c))。
【0015】この状態で被加工膜32をエッチング処理し
パターン化された被加工膜32a を得る(図1(d))。
【0016】しかる後、不要となったシリコン含有ポリ
33a 下層膜34a および上層膜35a を除去するため濃硝
酸あるいは濃硫酸と過酸化水素水の混合液に浸漬する
が、いずれも有機物であるため容易に除去される。また
付着物36はシリコン含有ポリマが酸素によりスパッタさ
れた構造的に弱い物質であるため前記不要となった有機
膜除去工程で同時に除去され、図1(e)を得ることが
できる。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、被加工膜の直上にシリコン含有ポリマを形成した
ので、下層膜のO2 RIE処理時に、スパッタによる被
加工膜の除去困難な物質の付着を防止でき、かつシリコ
ン含有ポリマが有機物であるため、通常の有機物処理工
程で除去できるという効果をもつ。
【0018】さらに上述したシリコン含有ポリマ,下層
膜及び上層膜は通常の回転塗布装置により連続処理の実
現が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパターン形成の工程を示す断面図
である。
【図2】従来方法によるパターン形成の工程を示す断面
図である。
【図3】図1における下層膜O2 RIE時に被加工膜が
スパッタされてパターン側壁に付着する物質の状態を示
す断面図である。
【符号の説明】
31 半導体基板 32 被加工膜 33 シリコン含有ポリマ 34 下層膜 35 上層膜 36 スパッタリングによる付着物

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に金属あるいは金属合金か
    らなる被加工膜を形成する工程と、 前記被加工膜直上にシリコン含有ポリマー層を形成する
    工程と、 前記シリコン含有ポリマー層上に下層膜を形成する工程
    と、 前記下層膜上に上層レジスト膜を形成する工程と、 前記上層レジスト膜を所定形状にパターニングする工程
    と、 前記上層レジスト膜をマスクとして前記下層膜をリアク
    ティブイオンエッチングする工程と、 前記上層レジスト膜および下層膜をマスクとして前記被
    加工物をエッチングする工程とを有することを特徴とす
    るパターン形成方法。
  2. 【請求項2】 前記下層膜をリアクティブイオンエッチ
    ングする工程は酸素を用いたリアクティブイオンエッチ
    ングであることを特徴とする請求項1に記載のパターン
    形成方法。
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