JPH079054U - 分割組立型モータ - Google Patents

分割組立型モータ

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JPH079054U
JPH079054U JP3882293U JP3882293U JPH079054U JP H079054 U JPH079054 U JP H079054U JP 3882293 U JP3882293 U JP 3882293U JP 3882293 U JP3882293 U JP 3882293U JP H079054 U JPH079054 U JP H079054U
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JP
Japan
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casing
stator
motor
rotor
assembled
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JP3882293U
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正則 西ケ谷
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーシングを分割したモータにおける、特に
ロータやステータを組込む際における組立作業の簡略化
を可能にする。 【構成】 ケーシング1内に半円筒状をした一対のステ
ータ51(41),52(42)を対向配置し、これら
ステータ間にロータ(アーマチャ)71を有する回転軸
7を配置して前記ケーシング1に軸支してなる分割組立
型のモータにおいて、ケーシング1を一対のステータ5
1,52の対向方向に分割した下ケース2と上ケース3
とで構成し、これら上下のケースを組立ててケーシング
を構成すると同時にステータの組立を行い得るように
し、ロータとステータとをサブアッセンブリすることな
くモータの組立てを可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は小型モータに関し、特にケースを分割して組立ての簡略化を図った分 割組立型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、小型モータは筒状に形成したケーシングの内面に沿ってステータとなる 半円筒状のマグネットを円環位置に固定し、このステータで画成される空間内の 中心位置に回転軸と共にロータを位置し、かつ回転軸をケーシングに軸支させて いる。更に、ロータに設けた整流子に接触されるブラシをケーシングに取着した 構成となっている。このため、小型のモータではそのケーシングの内径が小さく 形成されているため、モータの組立時にケーシングの内部にステータを固定する 作業が面倒でかつ困難になる。また、ステータを固定することによって更にケー シング内の内径寸法が低減され、その内部にロータ及び回転軸を挿入し、かつ回 転軸をケーシングに支持させる作業も面倒なものとなる。
【0003】 また、ブラシは回転軸の側方から整流子に接触させるために弾性力が付与され ているため、ブラシを組立てる際にはこの弾性力を解除しながらブラシをケーシ ングに支持させる作業が要求され、この作業をケーシングの外側から行うことは 極めて難しいものとなる。 このため、従来では、例えば実開昭58−156365号公報に開示されてい るように、ケーシングをモータの軸に沿う平面で2分割し、分割された一方のケ ースにステータ、ロータ、ブラシ等を組立て、これに他方のケースを被せること により組立てを可能にしたモータが提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この公報に記載されたものは、その組立てに際しては、分割さ れた一方のケースにステータ、ロータ及びブラシを組込む必要があるため、この 際にステータを先に組込むとロータの組込みが不可能になるため、ロータとステ ータとを仮にサブアッセンブリし、更にこれにブラシを付け加えた状態で一方の ケースに組込むことが要求される。しかしながら、このサブアッセンブリでは、 ステータ、ロータ、ブラシの各部品を手で保持してその位置関係を保持しながら ケースに組込む作業であり、しかもケースに組込んだ後はステータとロータとを 分離させる必要があるため、その組立作業が繁雑になって高度な熟練が必要とさ れることは、前記した従来の小型モータと同じであり、その組立作業の簡略化を 図る点では有効とは言えない。 本考案の目的は、組立作業の簡略化を可能にした分割組立型モータを提供する ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のモータは、ケーシング内に対向配置する一対のステータの対向方向に ケーシングを分割した構成とし、ケーシングの組立とステータの組立とを同時に 行い得るように構成する。
【0006】
【実施例】
次に、本考案について図面を参照して説明する。図1は本考案の一実施例の概 略構成を示す部分分解斜視図、図2はその組立状態の平面断面図、図3は図2の A−A線に沿う拡大断面図、図4はその組込み状態を示す断面図である。この実 施例では自動車のパワーウインド装置、パワーシート装置等、各種電動部の駆動 源として利用される、歯車機構を一体に有するギヤードモータに適用した例を示 している。これらの図において、ケーシング1は樹脂材を上下に2分割した下ケ ース2と上ケース3とで構成され、下ケース2はモータの略全高さにわたる容器 状に形成され、上ケース3は下ケース2の上側開口を塞ぐ板状に形成され、上ケ ース3を下ケース2の開口縁に接着、溶着、又は圧入して両者を一体化すること でケーシング1を構成するようになっている。
【0007】 ここで、下ケース2には、ステータを支持するために上方を向けて凹状の半円 筒面に形成されたステータ受部21と、モータ回転軸を支持するための軸受体を 収容するための3個の軸受凹部22,23,24と、ブラシを組付けたブラシホ ルダを保持するホルダ溝25とが形成されている。また、前記ブラシに電気接続 される給電線を引出ための切欠部26と、前記回転軸に取着したウォームに噛合 して歯車機構を構成するウォームギヤを収納する円形のギヤ室27が一体に設け られる。また、上ケース3には、前記ステータ受部21に対向して両者間に円筒 状の空間を画成するステータ受部31が設けられる。
【0008】 そして、前記下ケース2のステータ受部21には、半円筒状をした金属の下ヨ ーク41と、この上に半円筒状をしたステータとしての下マグネット51が重ね て載置され、それぞれ接着剤によりステータ受部21の上面に接着固定される。 同様に、半円筒状をした上ヨーク42と上マグネット52が上ケース3のステー タ受部31の内面に接着固定される。 また、図5に示すように、前記ホルダ溝25にはブラシホルダ6を嵌入させる 。このブラシホルダ6は上縁部に整流子を挿通させる切欠穴61が形成され、こ の切欠穴61の両側に臨んで配置され、図外のばね手段により求心方向に付勢さ れた一対のブラシ62,62が支持されている。なお、これらブラシ62,62 にはリード63が接続されてブラシホルダ6に設けた端子64に電気接続されて いる。
【0009】 一方、回転軸7と、これに一体的に設けられたロータとしてのアーマチャ(鉄 心及びコイル)71は、予め回転軸7に3個の軸受体72,73,74を挿通さ せており、かつ回転軸7にはアーマチャ71と電気接続される整流子75を固定 し、更に回転軸7の一端部にはウォームギヤ76を一体的に固定している。前記 軸受体72,73,74は含油性、即ち自己潤滑性のある金属又は樹脂材により 矩形の板状に形成されており、これに開設された穴に回転軸7が挿通される。し かる上で、アーマチャ71が前記下マグネット51の上側に位置されるように各 軸受体72,73,74を下ケース2の軸受凹部22,23,24に嵌入させる 。このとき、ブラシホルダ6のブラシ62,62をそれぞれ一時的に半径方向に 退避させることで、回転軸7に設けた整流子75をブラシホルダ6の切欠穴61 に挿通位置させることが可能となる。なお、両端の軸受凹部22,23には回転 軸の端部に衝接してケースが摩耗されることを防止するための金属製のプレート 76,77が軸受体72,74と共に挿入される。
【0010】 なお、ギヤ室27にはウォーム76に噛合されるウォームギヤ8が内装され、 その軸部に嵌挿したシャフト81を下ケース2から突出させている。また、ブラ シホルダ6の端子64にはリード線アッシ9のコネクタ92に接続されるリード 線91を接続し、このリード線91を貫挿させたパッキン93を前記下ケース2 の切欠部26に嵌合させて封止を行っている。 しかる上で、下ケース2の上に上ケース3を被せ、両ケース2,3を周縁部に おいて接着、溶着、又は圧入で固定する。このとき、下ヨーク41と上ヨーク4 2は両側部が衝接され、これと同時に対向配置される下マグネット51と上マグ ネット52とで構成される磁界に基づく磁路を構成し、ステータとして構成され る。また、このステータの中心位置にはロータとしてのアーマチャ71が位置さ れることになる。
【0011】 このように、このモータでは、アマーチャ71と軸受体72,73,74とウ ォーム75を予め挿通させた回転軸7を、下ヨーク41、下マグネット51、ブ ラシホルダ6、リード線アッシ9、並びにウォームギヤ8と共に、順序的に下ケ ース2に組付け、かつ一方では上ヨーク42、上マグネット52を上ケース3に 組付けておき、しかる上で下ケース2に上ケース3を一体化させることでモータ の組付けが実現される。 このとき、各部品は順序的に組付けられ、複数の部品をサブアッセンブリする のは単に回転軸7に軸受体72,73,74とウォーム75を組付けるだけであ り、これは組付けたときには一体化された部品となるため、組込時にその状態を 保持するための作業は不要となる。特に、組立後には分離されるロータとステー タとを一体的に保持しながらケースに組込む作業は全く不要となり、結果として 極めて簡単に組立てを行うことができる。
【0012】 ここで、前記軸受体72,73,74は矩形に形成され、かつ矩形状をした軸 受凹部22,23,24内に挿入されているため、回転軸が回転された際に、こ れにつられて回転されることはない。したがって、この軸受体はその外形が非円 形であれば、回転軸と共に回転されることが防止できるため、図6(a)のよう に両側を切除した小判型の形状をした軸受体72Aとして構成して同様に下端面 が半円形をした軸受凹部22Aに挿入可能とした構成や、同図(b)のように、 六角形のような多角形に形成した軸受体72Bとして構成し、軸受凹部22Bを これに対応した六角形としてもよい。或いは図示は省略するが、楕円形、長円形 でもよい。
【0013】 なお、下マグネット51を接着した下ヨーク41を下ケース2の下ステータ受 部21に固定する構成としては、下ヨーク41を下ステータ受部21に圧入させ る構成としてもよい。同様に上マグネット52を接着した上ヨーク42を上ケー ス3の上ステータ受部31に圧入させてもよい。 ここで、前記実施例では本考案をギャードモータに適用した例であるが、ギヤ を備えないモータにも本考案を同様に適用することができる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、ケーシング内に対向配置する一対のステータの 対向方向にケーシングを分割しているので、ケーシングの組立とステータの組立 とを同方向から同時に行うことができ、特にロータの組込みに際しては、これに ステータをサブアッセンブリした状態でケーシング内に組込む必要がなく、その 組立作業を容易に行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されるギヤードモータの全体構成
を示す部分分解斜視図である。
【図2】図1のモータの組立状態の一部を破断した平面
図である。
【図3】図2のA−A線に沿う箇所の縦断面図である。
【図4】回転軸及びアーマチャを上下ケースに組込む状
態を示す断面図である。
【図5】ブラシホルダを下ケースに組込む状態を示す斜
視図である。
【図6】軸受体の変形例を示す図である。
【符号の説明】
2 下ケース 3 上ケース 6 ブラシホルダ 7 回転軸 22,23,24 軸受凹部 25 ホルダ溝 41,42 ヨーク 51,52 マグネット 62 ブラシ 71 アーマチャ 72,73,74 軸受体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に半円筒状をした一対のス
    テータを対向配置し、これらステータ間にロータを配置
    して前記ケーシングに軸支してなるモータにおいて、前
    記ケーシングをステータの対向方向に分割した構成とし
    たことを特徴とする分割組立型モータ。
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JPH079054U true JPH079054U (ja) 1995-02-07
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