JP2582035Y2 - 分割組立型モータ - Google Patents

分割組立型モータ

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JP2582035Y2
JP2582035Y2 JP3882293U JP3882293U JP2582035Y2 JP 2582035 Y2 JP2582035 Y2 JP 2582035Y2 JP 3882293 U JP3882293 U JP 3882293U JP 3882293 U JP3882293 U JP 3882293U JP 2582035 Y2 JP2582035 Y2 JP 2582035Y2
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JP
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stator
casing
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rotor
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正則 西ケ谷
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は小型モータに関し、特に
ケースを分割して組立ての簡略化を図った分割組立型モ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型モータは筒状に形成したケー
シングの内面に沿ってステータとなる半円筒状のマグネ
ットを円環位置に固定し、このステータで画成される空
間内の中心位置に回転軸と共にロータを位置し、かつ回
転軸をケーシングに軸支させている。更に、ロータに設
けた整流子に接触されるブラシをケーシングに取着した
構成となっている。このため、小型のモータではそのケ
ーシングの内径が小さく形成されているため、モータの
組立時にケーシングの内部にステータを固定する作業が
面倒でかつ困難になる。また、ステータを固定すること
によって更にケーシング内の内径寸法が低減され、その
内部にロータ及び回転軸を挿入し、かつ回転軸をケーシ
ングに支持させる作業も面倒なものとなる。
【0003】また、ブラシは回転軸の側方から整流子に
接触させるために弾性力が付与されているため、ブラシ
を組立てる際にはこの弾性力を解除しながらブラシをケ
ーシングに支持させる作業が要求され、この作業をケー
シングの外側から行うことは極めて難しいものとなる。
このため、従来では、例えば実開昭58−156365
号公報に開示されているように、ケーシングをモータの
軸に沿う平面で2分割し、分割された一方のケースにス
テータ、ロータ、ブラシ等を組立て、これに他方のケー
スを被せることにより組立てを可能にしたモータが提案
されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この公
報に記載されたものは、その組立てに際しては、分割さ
れた一方のケースにステータ、ロータ及びブラシを組込
む必要があるため、この際にステータを先に組込むとロ
ータの組込みが不可能になるため、ロータとステータと
を仮にサブアッセンブリし、更にこれにブラシを付け加
えた状態で一方のケースに組込むことが要求される。し
かしながら、このサブアッセンブリでは、ステータ、ロ
ータ、ブラシの各部品を手で保持してその位置関係を保
持しながらケースに組込む作業であり、しかもケースに
組込んだ後はステータとロータとを分離させる必要があ
るため、その組立作業が繁雑になって高度な熟練が必要
とされることは、前記した従来の小型モータと同じであ
り、その組立作業の簡略化を図る点では有効とは言えな
い。本考案の目的は、組立作業の簡略化を可能にした分
割組立型モータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のモータは、ケー
シング内に対向配置する一対のステータの対向方向にケ
ーシングを分割した構成とし、ケーシングの組立とステ
ータの組立とを同時に行い得るように構成する。
【0006】
【実施例】次に、本考案について図面を参照して説明す
る。図1は本考案の一実施例の概略構成を示す部分分解
斜視図、図2はその組立状態の平面断面図、図3は図2
のA−A線に沿う拡大断面図、図4はその組込み状態を
示す断面図である。この実施例では自動車のパワーウイ
ンド装置、パワーシート装置等、各種電動部の駆動源と
して利用される、歯車機構を一体に有するギヤードモー
タに適用した例を示している。これらの図において、ケ
ーシング1は樹脂材を上下に2分割した下ケース2と上
ケース3とで構成され、下ケース2はモータの略全高さ
にわたる容器状に形成され、上ケース3は下ケース2の
上側開口を塞ぐ板状に形成され、上ケース3を下ケース
2の開口縁に接着、溶着、又は圧入して両者を一体化す
ることでケーシング1を構成するようになっている。
【0007】ここで、下ケース2には、ステータを支持
するために上方を向けて凹状の半円筒面に形成されたス
テータ受部21と、モータ回転軸を支持するための軸受
体を収容するための3個の軸受凹部22,23,24
と、ブラシを組付けたブラシホルダを保持するホルダ溝
25とが形成されている。また、前記ブラシに電気接続
される給電線を引出ための切欠部26と、前記回転軸に
取着したウォームに噛合して歯車機構を構成するウォー
ムギヤを収納する円形のギヤ室27が一体に設けられ
る。また、上ケース3には、前記ステータ受部21に対
向して両者間に円筒状の空間を画成するステータ受部3
1が設けられる。
【0008】そして、前記下ケース2のステータ受部2
1には、半円筒状をした金属の下ヨーク41と、この上
に半円筒状をしたステータとしての下マグネット51が
重ねて載置され、それぞれ接着剤によりステータ受部2
1の上面に接着固定される。同様に、半円筒状をした上
ヨーク42と上マグネット52が上ケース3のステータ
受部31の内面に接着固定される。また、図5に示すよ
うに、前記ホルダ溝25にはブラシホルダ6を嵌入させ
る。このブラシホルダ6は上縁部に整流子を挿通させる
切欠穴61が形成され、この切欠穴61の両側に臨んで
配置され、図外のばね手段により求心方向に付勢された
一対のブラシ62,62が支持されている。なお、これ
らブラシ62,62にはリード63が接続されてブラシ
ホルダ6に設けた端子64に電気接続されている。
【0009】一方、回転軸7と、これに一体的に設けら
れたロータとしてのアーマチャ(鉄心及びコイル)71
は、予め回転軸7に3個の軸受体72,73,74を挿
通させており、かつ回転軸7にはアーマチャ71と電気
接続される整流子75を固定し、更に回転軸7の一端部
にはウォームギヤ76を一体的に固定している。前記軸
受体72,73,74は含油性、即ち自己潤滑性のある
金属又は樹脂材により矩形の板状に形成されており、こ
れに開設された穴に回転軸7が挿通される。しかる上
で、アーマチャ71が前記下マグネット51の上側に位
置されるように各軸受体72,73,74を下ケース2
の軸受凹部22,23,24に嵌入させる。このとき、
ブラシホルダ6のブラシ62,62をそれぞれ一時的に
半径方向に退避させることで、回転軸7に設けた整流子
75をブラシホルダ6の切欠穴61に挿通位置させるこ
とが可能となる。なお、両端の軸受凹部22,23には
回転軸の端部に衝接してケースが摩耗されることを防止
するための金属製のプレート76,77が軸受体72,
74と共に挿入される。
【0010】なお、ギヤ室27にはウォーム76に噛合
されるウォームギヤ8が内装され、その軸部に嵌挿した
シャフト81を下ケース2から突出させている。また、
ブラシホルダ6の端子64にはリード線アッシ9のコネ
クタ92に接続されるリード線91を接続し、このリー
ド線91を貫挿させたパッキン93を前記下ケース2の
切欠部26に嵌合させて封止を行っている。しかる上
で、下ケース2の上に上ケース3を被せ、両ケース2,
3を周縁部において接着、溶着、又は圧入で固定する。
このとき、下ヨーク41と上ヨーク42は両側部が衝接
され、これと同時に対向配置される下マグネット51と
上マグネット52とで構成される磁界に基づく磁路を構
成し、ステータとして構成される。また、このステータ
の中心位置にはロータとしてのアーマチャ71が位置さ
れることになる。
【0011】このように、このモータでは、アマーチャ
71と軸受体72,73,74とウォーム75を予め挿
通させた回転軸7を、下ヨーク41、下マグネット5
1、ブラシホルダ6、リード線アッシ9、並びにウォー
ムギヤ8と共に、順序的に下ケース2に組付け、かつ一
方では上ヨーク42、上マグネット52を上ケース3に
組付けておき、しかる上で下ケース2に上ケース3を一
体化させることでモータの組付けが実現される。このと
き、各部品は順序的に組付けられ、複数の部品をサブア
ッセンブリするのは単に回転軸7に軸受体72,73,
74とウォーム75を組付けるだけであり、これは組付
けたときには一体化された部品となるため、組込時にそ
の状態を保持するための作業は不要となる。特に、組立
後には分離されるロータとステータとを一体的に保持し
ながらケースに組込む作業は全く不要となり、結果とし
て極めて簡単に組立てを行うことができる。
【0012】ここで、前記軸受体72,73,74は矩
形に形成され、かつ矩形状をした軸受凹部22,23,
24内に挿入されているため、回転軸が回転された際
に、これにつられて回転されることはない。したがっ
て、この軸受体はその外形が非円形であれば、回転軸と
共に回転されることが防止できるため、図6(a)のよ
うに両側を切除した小判型の形状をした軸受体72Aと
して構成して同様に下端面が半円形をした軸受凹部22
Aに挿入可能とした構成や、同図(b)のように、六角
形のような多角形に形成した軸受体72Bとして構成
し、軸受凹部22Bをこれに対応した六角形としてもよ
い。或いは図示は省略するが、楕円形、長円形でもよ
い。
【0013】なお、下マグネット51を接着した下ヨー
ク41を下ケース2の下ステータ受部21に固定する構
成としては、下ヨーク41を下ステータ受部21に圧入
させる構成としてもよい。同様に上マグネット52を接
着した上ヨーク42を上ケース3の上ステータ受部31
に圧入させてもよい。ここで、前記実施例では本考案を
ギャードモータに適用した例であるが、ギヤを備えない
モータにも本考案を同様に適用することができる。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、ケーシン
グ内に対向配置する一対のステータの対向方向にケーシ
ングを分割しているので、ケーシングの組立とステータ
の組立とを同方向から同時に行うことができ、特にロー
タの組込みに際しては、これにステータをサブアッセン
ブリした状態でケーシング内に組込む必要がなく、その
組立作業を容易に行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用されるギヤードモータの全体構成
を示す部分分解斜視図である。
【図2】図1のモータの組立状態の一部を破断した平面
図である。
【図3】図2のA−A線に沿う箇所の縦断面図である。
【図4】回転軸及びアーマチャを上下ケースに組込む状
態を示す断面図である。
【図5】ブラシホルダを下ケースに組込む状態を示す斜
視図である。
【図6】軸受体の変形例を示す図である。
【符号の説明】
2 下ケース 3 上ケース 6 ブラシホルダ 7 回転軸 22,23,24 軸受凹部 25 ホルダ溝 41,42 ヨーク 51,52 マグネット 62 ブラシ 71 アーマチャ 72,73,74 軸受体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に半円筒状をした一対のス
    テータを対向配置し、これらステータ間にロータを配置
    して前記ケーシングに軸支してなるモータにおいて、前
    記ケーシングをステータの対向方向に分割した構成とし
    たことを特徴とする分割組立型モータ。
JP3882293U 1993-06-24 1993-06-24 分割組立型モータ Expired - Fee Related JP2582035Y2 (ja)

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